退役した女将軍が故郷の村を守るためゴブリンに挑むも、あっさり負けて凌辱される話 作:埴輪庭
オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:R-18 残酷な描写 ゴブリン AI挿絵 ハイファンタジー 快楽堕ち
◆
ゼラという女がいた。
三十年戦争の英雄のひとり。
王より三度の勲章を賜り、敵国からは「死をもたらす白髪鬼」と畏れられた女。
だがその名声も、都から遠く離れたこの寒村ではほとんど知られていなかった。
むしろ村の者たちにとって彼女は少し気難しく、妙に背筋の伸びた老女でしかなかった。
だがゼラはここで生まれたのだ。
北辺の吹雪に晒される小さな集落。
父は木こり──家は貧しく、七つの頃には兄と共に森へ薪を拾いに行かされた。
彼女が十八のとき、戦が始まった。
戦乱の波は貧しい者を最初にさらっていく。
ゼラは徴兵の名簿に自ら名を記した。
生き延びるにはもうそれしかない──少なくとも、当時のゼラはそう思っていた。
◆
戦場は地獄だった。
泥にまみれ、血を浴び、味方が叫びながら死んでいく。
だが、ゼラは生き延びた。
生き延びるだけでなく、斬り、殺し、叩き潰して、戦功を積み上げた。
十九で伍長、二十で副隊長、二十三には百人を率いていた。
常に最前線──男たちと肩を並べ、時に上官を殴る荒々しい女だった。
「女に将軍が務まるものか」
──そう言った男たちの何人かは、戦場で死に、何人かはゼラに敗れて姿を消した。
そして三十歳を過ぎた頃、ついに彼女は将軍位を射止めた。
だがゼラは決して贅沢はしなかった。
豪奢な邸を持たず、飾り気のない鎧を好み、部下と同じ粥を食った。
戦しか知らないからだ。
女としての悦びも、母になる幸せも知らない。
雄々しいと言えばそうかもしれないが、彼女を哀れな女と蔑む者もそれなりには居た。
ゼラ自身はどうとも思わなかった──少なくとも、三十、いや、四十を過ぎるあたりまでは。
だが五十を過ぎ、六十に差し掛かった時、ゼラは気づいてしまった。
勝ち続けて得たものは誇りと孤独だけだったのだと。
長きにわたる戦が終わり、剣を置いたその日。
戦で得たモノすべてを捨て、彼女は故郷へ帰った。
それからの十年は静かなものだった。
朝は畑を耕し、昼は木を割り、夜は粥を啜って眠る。
かつての部下も、戦友もいまはもういない。
もう誰もゼラを将軍とは呼ばなかった。
だが彼女の心は穏やかだった。
小さな村の子どもたちに剣の握り方を教えたり、野草の見分け方を教える──そんな日々に幸せを見出していたからだ。
「おばあさま、昔の戦の話、また聞かせてよ」
そんな声に微笑む自分に、ふと戸惑うこともあった。
そうか、もう自分は「おばあさま」なのだと。
戦士ではないのだ。
将軍ではないのだ。
だが、そんな日々が続いた事で、ゼラは一つ大事な教訓を忘れてはいなかったか。
そう、つまり平和というのは不意に壊れる事を。
◆
その日は春の柔らかい日差しが村を包んでいた。
ゼラは森の中で斧を振るい、薪を割っていた。
切り倒した木々をそのまま運ぶほどの膂力はもう残されていない。
(さすがに辛いな)
そんな事を思いながら、斧を掲げ、薪を割る。
齢六十を過ぎた女がそんな真似ができる時点で驚嘆に値するがしかし、ゼラ本人としては酷く老いた気分であった。
「あと少しやって、今日は切り上げるか──」
そんな事を呟いた矢先の事だった。
風が変わった。
鼻に突いたのは獣の臭い。
獣と──血の匂いだ。
「あれは……?」
遠くの空に黒い煙が立ち昇るのが見えた。
村の方角。
ゼラは眉を顰め、腰があげる悲鳴を無視して地を蹴った。
◆
村の中心に近づくにつれ、聞こえてきたのは──絶叫だった。
女の悲鳴、男の怒声、子どもの泣き声。そしてその合間を埋めるように響く、奇怪なうなり声。
「ギィッ……ギチュゥゥ……ヒッ、グルルル……!」
それは言葉ではなかった。
獣の咆哮でもない。
木々の隙間から見えたのは緑色の異形。
人の背丈ほどの醜悪な肉塊が、這いずり、駆け、吠えていた。
──ゴブリンか!
ゼラの脳裏に過去の戦場がよみがえる。
牙を持ち、女を孕ませることに特化した忌まわしい獣たち。
言葉を持たず、理解も理性も通じぬ卑劣な獣共。
その群れが村を蹂躙していたのだ。
女たちが引き倒され、衣を裂かれ。
そして男たちが斬られ、嬲られている。
誰も抗えない。
ゴブリンは矮躯だが、決して非力ではない。
成人した男ならば一匹程度はどうにかなるかもしれない。
しかし群れてこられれば抗う術はない。
「ぉおおおおおおおッ!」
ゼラは叫び、剣を振るった。
目の前のゴブリンの頭蓋が砕け、返す刃で二体目の喉を切り裂く。
老いたとはいえ、若かりし頃は戦に生き、戦に死ぬと決めたゼラである。
その剣筋は、鋭い。
一匹、二匹、三匹と撫で斬って、そして──
そこまでだった。
次の瞬間、四方から殺到してきた影。
力尽きかけた膝が折れ、肩口に錆びた短槍が突き刺さる。ゴブリンは得物も扱うのだ。
背後を取られ、圧し掛かられ。
重みに押しつぶされて剣が離れた。
「ぐっ……くっ……この、化け物どもが……!」
抗うがもはや事ここに至っては状況を挽回できず、ゼラはそのままゴブリンたちに捕えられてしまった。
◆
ゼラは手首を縛られ、腕は後ろに捻じられていた。
縄が肉に食い込み、歩くたびに擦れて熱を持つ。
彼女と同じ様に捕らえられた村の女たちもいた。
年端もいかぬ娘、若い未亡人、壮年の女。
皆、着物を裂かれ、裸にされ、足元を震わせながら列を成して歩かされている。
無論ゼラも裸だ。
鍛え上げられた肉体は見事なものではある。
腹は割れ、乳房は形の良さを保っている。
老女といえどもゼラの裸体に劣情を覚える者もいるだろう。
しかしそんな女としての魅力など、この状況では何の助けにもならない。
先頭を進むのはゴブリンたちだ。
吠え、嗅ぎ、舐め回すように獲物を品定めする目。
彼らは言葉を持たない。
だが、その瞳の奥には確かに意思があった──欲望という、理性を超えた確固たる意志が。
歩くたびに膝が軋み、ゼラは歯を食いしばる。
老いた身体にさきほどの戦闘と暴行の爪痕が深く残っている。
にもかかわらず、縄で無理に引きずられ、進まざるを得ない。
(守れなかった……)
強く、強く歯を食いしばる。
(この身がどうなろうとも、必ずこいつらに思い知らせてやる)
ゼラはそう思っていた──まだ、このときは。
◆
やがて、一行は森の奥へと辿り着いた。
苔むした斜面の奥に口を開けた暗い穴がゴブリンたちのねぐらだ。
空気は湿っていて、腐臭が混ざっている。
ゴブリンたちは女たちをひとりずつ巣の中へと押し込んでいった。
岩肌には苔がこびりつき、天井からはどこからか滴る水。
(広いな……)
ゼラは注意深く周囲を見回す。
松明などはないが、そこかしこに付着する苔がうすぼんやりと光を放っていた。
案外に奥行もある様だ。
高さも、ゴブリンの大きさを考えれば高すぎるほどだった。
(これは、まさか)
ゼラは厭な予感に顔を顰める。
この広さはつまり、“獲物”の為の広さではないか。
すなわち、ゴブリンたちは極めて計画的に女を狩っているのではないかという厭な予感。
だとするならば当然脱出を防ぐための手段は考えられているはずで、逃亡が難しくなる。
◆
ゼラたちは巣穴の更に奥の方へと連れていかれる。
すると、ちょっとした広間のような場所に出た。
地面には藁のようなものが敷かれ、獣の皮と骨が散らばっている。
女たちは小突かれ、引きずられ、次々と壁際に寝かされていった。
ゼラも同様だ。
足首は大きく開かされ、膝を立てさせられ、腕を背後で固定された体勢で。
あまりにも露骨な「晒しもの」の姿。
「ッ……く……ッ!」
ゼラは歯を食いしばり、屈辱に耐える。
しかしそんな彼女に、ゴブリンは遠慮などをしなかった。
ぷるりとした陰唇を太くごつごつとした指が押し開いていくではないか。
裂け目の奥を押し広げ、匂いを嗅ぎ、敏感な部分を乱暴に指の腹で擦り上げるゴブリンたち。
(私が……こんな、奴らに……!)
胸が締め付けられるほどの怒りはしかし、今のゼラにとって唯一の心の支えでもあった。
乳房を揉みしだかれ、首筋に舌を這わされても歯を食いしばって堪えるゼラ。
これは戦いだ、とゼラは思う。
肉体を穢されても心だけは決して折れない──ゼラはそう決心した。
だが、ゼラは知らなかった。
この獣たちが心までも破壊する術をとうの昔に心得ているということを。
◆
火のような痛みが腰の奥で弾けた。
「ぐ……っ……が、ぁ……ッ!」
ゼラの口からついに呻き声が漏れた。
ゴブリンの一体が背後から乱暴に膝立ちになった彼女の腰を掴み、捻るようにして押し入れたのだ。
老いた膣に潤いなどはない。
しかしゴブリンは自身の唾液を潤滑液代りにし、乱暴にゼラを犯した。
「……っ……!ぎ、ひっ……あぎぃ!」
異物感、圧迫感、そして断続的に走る焼けるような痛み。
脚を震わせながらゼラは呻く。
(痛い……痛い……だが、それだけだ)
痛みは恐怖ではない。
何十という傷を受け、剣を食らい、矢を抜きながら戦ってきた。
骨が折れたまま歩いた夜があった。
だからこれしきの苦痛で心まで折られるものか。
そう思うゼラだったが──
しかし、現実は残酷だった。
ゴブリンの動きは加速し、腰が打ちつけるたびに内壁が擦られる。
そのたびに耐え難い激痛が奔る。
焼けた棒を突っ込まれているような、そんな感覚だった。
掴まれている腰には爪が食い込み、皮膚が裂ける。
乳房が荒々しく揉みしだかれ、引き裂くような痛みが走る。
嫌悪感の余り顔を横に向けた瞬間、ゴブリンの長い舌がゼラの口内を舐めまわした。
ゴブリンの唾液が頬を濡らし、鼻孔に腐臭が入り込む。
(殺せ……殺してくれ……)
ゼラの心の底で、おもわずそんな言葉が湧き上がりかけた。
だが、同時にもうひとつの声が脳裏で叫ぶのだ。
戦場を駆け巡った女将軍ゼラの誇りが、屈するなと叫ぶのだ。
(こんなものに、屈してなるものか……ッ!!)
灼熱の怒りが彼女を支えていた。
「お前たちは……人ではない……ッ……ただの、下劣な獣だ……!」
言葉は通じない。それでも吐き捨てずにはいられなかった。
しかし、ゴブリンたちはその唸り声の熱に当てられ、ますます興奮していく。
ゼラが抗えば抗うほど彼らの動きは荒々しく、凶暴に変化していく。
打ちつける腰、乳を揉み潰す手、ねっとりとした舌。
あらゆる感覚が、痛みを通じてゼラを侵蝕する。
そして──
「ぐ……う、ぅ……っ……」
声にならない喘ぎが漏れた。
老いた身体の皮膚が赤く腫れ、裂け、唾液と粘液にまみれてゆく中、ゼラの心はほんのわずかに
◆
「……やめろ……触るな……ッ」
ゼラは喉の奥から絞り出すように声を出した。
だがゴブリンの責めは止まない。
むしろ勢いを増していた。
一本の腕が脚の下に差し入れられ、腰を高く持ち上げられる。
老いた肉体をあえて晒すように開脚させられた姿勢。
そこに、冷たい粘液を纏った異様な指が、ゆっくりと挿し入れられる。
くちゅり──
「ッ……ぅ、あ……!」
言い訳のしようもない、
(……違う……ちがう……!)
ゼラは必死に否定した。
これは痛みだ。
ただの拷問。
快楽など感じてなどいない。
老いさらばえた自分の身体が、こんな下劣な獣に反応するはずがない──
そう言い聞かせるゼラ。
しかし身体は嘘をつかなかった。
挿し込まれていた指が抜かれ、次に舌が伸びてきた。
ざらついた舌が執拗に秘裂の表面を這い始める。
「や……やめろ……ッ!」
声に混じったのは、怒りと──そして明確な困惑。
感じている。
否応なく、神経が反応しているのだ。
痺れるような刺激がゼラの下腹部に広がる。
今度は乳首が摘まれる。
先ほどまでの様に乱暴ではなく、今度は舌と指でじわじわと──
敏感になった乳首が硬さを増していくのが、自分でもわかった。
「……く……っ……!」
今はもう、怒りよりも困惑が勝った。
(これは……わたしの身体じゃない……!これは、誰か別の女の……そうだ、こんなふうに感じるわけが……)
だが頭の中でどれだけ否定しても、快感は背骨を伝って忍び寄ってくる。
そこへ突きこまれるゴブリンの醜悪な肉棒。
「あっ……!?」
ゼラは思わず小さな声で嬌声をあげてしまう。
腰が疼く。震える。
無意識に──ほんのわずかにだが、突き上げに合わせて尻が揺れた。
「違う……! こんなもの……感じてなんかいない……!」
怒鳴りながら、頬に涙が浮かぶ。
それでも唾液に濡れた陰部は確かに、さっきよりもわずかに熱を帯びていた。
唾液だけではありえぬ滑り──体内から滲み出した潤いがそこに混ざっていたのだ。
(これは……反応じゃない……ただの錯覚……)
何度も何度も自分に言い聞かせる。
しかし、それが欺瞞であることを他ならぬゼラ自身が良く知っていた。
◆
「あ、ぁ……っ……あッ……!」
ゼラの喉から漏れたその声は、彼女自身が最も聞きたくなかった音だった。
艶を帯びた声。
女の悦びに裏打ちされた、甘く震える喘ぎ──
そんなものを“白髪鬼”とまで呼ばれた英雄が、自らの口から出してしまったのだ。
ゼラは目を見開き、顔を歪めた。
だが声は止まらない。
吐息に混じってまたひとつ、快感のしずくが舌の裏から零れ落ちた。
「はぁ、んッ……!……ぁ……ちが……や、やめ……ろ……ッ!」
「あああッ……!」
「だ、だめぇッ……!!!」
意思に反して、腰が跳ねた。
もはやゼラは、突き上げに合わせて腰を振っていた。
その動きに合わせて、ゴブリンのペニスがより深く、より激しく潜り込んでくる。
(ちがう……ちがう……! 私が……!)
心の中で抵抗するも、その声がどんどんか弱く、小さくなっていくのがゼラ自身にもよく分かる。
「んっ……んあぁ……ッ! うあっ……!」
男たちに見せることなく隠してきた“女の部分”が、今や野蛮な獣たちに舐め尽くされ、弄ばれ、引き裂かれていた。
陰部のむず痒さが熱を持って膨れ上がり、何度も擦られることで膨張していく。
──そして、訪れた。
「あっ……! だ、め、あ……あっ、んああああああッ!!」
ゼラの上半身が反り返り、全身がびくびくと痙攣した。
秘肉がびくつき、内側で舌を締めつけ、痺れるような甘さでゼラは全身を弛緩させる。
「っ……ぁ、はぁ……はぁ……」
呼吸が荒い。
酸素が足りない。
自分が──感じていたという事実に、目の前が真っ暗になる。
(私が……達した……? この私が……?)
ゼラは呆然としながらゴブリンたちを見る。
いまだにそそり立つ、何本もの肉棒を見る。
「あ……あぁ……」
ゼラは気付いたのだ。
この地獄がまだまだ続くことを。
◆
「ひっ……あ、あッ! あああああああッ!!」
今やゼラは誰に憚ることなく嬌声をあげていた。
ゴブリンたちは入れ替わり立ち代わり、ゼラを犯し続けている。
この卑劣な獣は体躯こそ人間に比べて矮小だが、人間より遥かにたくましいペニスを有する。
幼子の腕ほどあるペニスを持つ個体も珍しくはない。
更に彼らの唾液は一種の媚薬的な作用を有している。
それにふれた雌の肉体がどうなるか──それは、ゼラを見れば明らかだろう。
「く……ぅ、ふ……っ、あ……あっ……!お゙……あ、ああああッ!!!ひいいいいィッ!!」
ゼラは獣の様に吠えた。
もう理性では抗えないほどの大きな快感がゼラの神経をズタズタにしている。
ゼラは自分が、“堕ちていく”音を心の奥で聞いていた。
(私は……もう……)
その思考が浮かぶ前にもう一度奥をペニスで貫かれるゼラ。
「──あッ……ああああッ! いや……だめ……あ……ぁぁあッ!」
もはや悲鳴ではなく、まごう事無き嬌声をあげたゼラは──ぽっきりと、自身の心の何かが折れる音を聞いた。
◆
(もう……どうでもいい……)
ゼラは天井を見上げていた。
岩肌のしみ、ぽたりぽたりと落ちる水滴、鼻をつく獣の匂い──
それらの全てに何の感慨も覚えない。
身体はすでに何度目かの絶頂の余韻に包まれていた。
膣の奥はまだびくびくと痙攣を続け、子宮の入口まで何か熱いものが注がれた感触がこびりついている。
それなのに、ゴブリンたちは止まらない。
一体が背後から腰を振り、一体が胸をむしゃぶり、もう一体が顔にその粘ついた肉を押しつけていた。
獣に囲まれ、すべての穴を責め立てられるような感覚。
なのに──
「ん……ふ、ん……んんっ……」
ゼラはもう抵抗していなかった。
歯を噛みしめることも、顔を背けることもやめていた。
むしろ腰の奥でぶるぶると震えるたびに、喘ぎを漏らし、乳首を吸われるたびに、微かに背を反らす。
膣からは愛液がとめどなく滴り、脚の間を汚している。
「は、ぁ……ん……っ……」
息遣いが熱い。視界が揺れる。
ゴブリンがゼラの膣奥を突くたびに、子宮が押し上げられるような感覚が走る。
「ん……あッ……ああっ……いいッ……もっと」
快感にももはや抗うことはない。
もう自分が誰で、何を守ってきて、何を誇りにしていたか──
ゼラにはどうでもよくなっていた。
今この瞬間、この肉の熱、この甘さ、この痺れる快感の奔流──
それを享受することしか考えられなかった。
「くる……また……くる……!」
叫ぶように喘ぎが漏れる。
何度も何度も突かれるたびに、乳房を吸われ、顔に精液を浴びながら、ゼラは──女になっていった。
将軍でも、英雄でもない。
ただの一人の老いた女。
いや、快楽に溺れるだけの牝だ。
「お゙ぁぁァ……あ、ああ……」
ゼラは喘ぎとも苦悶ともつかない声を漏らす。
果たして何度達したのかも分からない。
十回か、いや二十か三十か。
繰り返される絶頂が、ゼラを雌にした。
◆
「……んっ……ふ、ぁ……」
ゼラの目の焦点は合っていない。
口元はわずかに開き、涎が垂れている。
ゼラは今──何も考えていなかった。
乳房は何度も吸われ、揉まれ、爪を立てられ、真っ赤に腫れていた。
膣は繰り返し獣の熱を迎え入れ、もはや淫らな音を立てることにも恥じらいすら感じていない。
脚の付け根から膝にかけて、精液と愛液が混じった粘液が幾筋も伝っていた。
ゼラはただ、その快感の波に身を任せていた。
「……っ、あ……ん……い、い……もっと……」
微かに動いた唇から漏れたのは、紛れもない懇願だった。
もっと。
もっと深く、もっと激しく。
奥を叩いて、揺らして、壊して。
そう懇願しているのだ。
そして目の前のゴブリンに自ら腰を押しつける。
突かれるたびに、脚を絡ませ、奥の奥まで深く挿れてと、膣がねだる。
その動きはまさに、牝のそれだった。
「んぁっ……そこ……そこッ! いい、気持ち……っ、ああぁああっ……!」
舌がもつれ言葉にならない。
だが悦びはこれまでの比ではなかった。
膣が締まる。
子宮が震える。
背筋に走った電流が指先の末端まで痺れさせ、ゼラの意識を白く塗りつぶしていく。
(ああ、もうだめだ)
(どうしてもっと早く、こうしてしまわなかったのか)
そんなことさえ思ってしまうのは、ゼラの心がもう──
「いく、いく……っ……ぁ、また……っ、またイク……!!」
高く突き上げられた瞬間、ゼラの背が反り返った。
そして──
「────ッあああああああああああああアアッ!!」
声にならない絶頂。
目の奥が裏返り、喉が詰まり、心臓がどくんと大きく跳ねた。
それは今までで最も激しく、そして深い絶頂だった。
骨の芯から蕩けて子宮が快楽の波で痙攣する。
愛液が内側から噴き上がり、ずるずると抜けた獣の肉がどろりとした精を零した。
全身から力が抜けた。
もう、何も残っていなかった。
地面に横たわるゼラはかつての戦友たちの名も、王の顔も、自分の剣の重みさえも忘れていた。
そこにあるのは──
ただ一匹の悦びを知った牝。
「……ぁ、あ……もっと……」
倒れ呟くゼラの望みはもうゴブリンたちへの復讐でも、この地獄からの逃亡でもない。
更なる快感であった。
そしてその快感は──
「あ゙ッ♡」
肛門を貫くゴブリンのペニスによって即座に叶えられた。
(了)