今回のエピソードは、あの「おさげの女」に心奪われた九能帯刀と、そんな彼をからかうことに全力を注ぐ(?)らんまの、ちょっと(いや、かなり)セクシーでハチャメチャなシーンです。原作のワンシーンをモチーフにしています。
物語はR18ではありませんが、挿絵に要素があるため、R18指定です。
1話完結と、短いですが、楽しんでもらえれば嬉しいです
「九能せ〜んぱ〜い♪」
浴場の戸を開けて、らんまが顔を覗かせた。肩にタオルをかけ、黒いタンクトップに黄色いショートパンツ。 その姿はラフで気取らないが、男心を揺さぶる破壊力を持っていた。
「は、やっ、くぅ〜ん」
にこにこと、あどけない笑顔で手を振るらんま。
だが九能帯刀は、洗い場の隅で膝を抱えていた。目は潤み、鼻をすすっている。
「着衣のままで入浴するなど……っ、そんな非常識なマネ、ボクにはできーーん!」
拳を握り、ふるふると震える九能。
だがらんまは、九能に向かって悪態をつく。
「なにグズグズしてやんだ、バカ野郎」
らんまは悪びれもせず、九能に向かって声を投げかけると、くいっと片手でタンクトップの裾をつまんだ。
「……ったく、しょうがねえな」
軽く肩をすくめてそう言いながら、迷いなくタンクトップを脱ぎはじめる。 らんまは、タンクトップの裾をつまんだ指を、そのまま一気に持ち上げた。
黒い布地が、豊かな胸の曲線をなぞるようにめくれ上がり、肩から滑り落ちる。ほんの一瞬、布がバストのふくらみを乗り越える際に、ぷるんと弾けるような抵抗があった。
引き締まった背中、つるりとした肩が現れ、スポッと脱げた黒いタンクトップが、手の中でふわりと舞う。
そのまま、らんまはくるりと半回転──
「ほいっ♪」
投げた。
黒いタンクトップは、緩やかな放物線を描き、湯気の中を漂いながら──
ふぁさ……
九能の頭に直撃した。
「……っ!?これはおさげの女の……っ!」
頭上から覆いかぶさるタンクトップ。かすかな香り。 九能の顔は真っ赤に染まり、鼻をすすっていた手が固まる。
「さて──下も、脱ごっと♪」
そう言うや否や、らんまは腰に両手を添え、黄色いショートパンツのゴムをぐいっと引き下ろした。
太腿のラインをなぞるように、ゆっくりと布が滑り落ちる。脚を交差させるようにして片足ずつ抜くと、軽やかに拾い上げた。
くるりと手首を返して、それを軽く放る。
湯気の中を描く柔らかな放物線。
ふぁさ……
続いて舞い降りたのは、ほんのり温かみを帯びた黄色いショートパンツ。
それは、先ほどのタンクトップの上に、ぴたりと──
九能の頭上に、二枚重ねで着地した。
「……っ!? こ、これは……!?」
おさげの女の匂い、温もり、重み。
九能の顔は、限界を超えて真っ赤に染まり、手も足も動かなくなっていた。
「う……うう……っ」
頭にタンクトップとショートパンツを乗せたまま、九能は震えていた。
顔は真っ赤、呼吸は荒い。
「ほらほら、なにモジモジしてんだよ。これで乳もオマンコも丸出しだぜ? オマエの前で、ぜーんぶ見せてやんだから、早く来いっての!」
その言葉は、九能の耳に直接ねじ込まれるように届いた。
理性という名のガラスが、ギリギリときしむ音を立てる。
額に汗。息は荒く、脈は乱れ、心臓がうるさく胸を打つ。
(ま、まるだし……っ!? ぼくの……ぼくのために……っ!?)
想像ではなく、現実。
妄想でも夢でもない。
“おさげの女”が、堂々と、裸で、笑っている。
汗ばんだ掌が震える。視界がぐにゃりと歪む。
そして、決壊した。
「ぼぼんっ!!」
──まるで内側から蒸気が噴き上がるように、九能の頭から湯気が噴出した。
目が裏返り、口を開き、理性という最後の支えが粉々に砕け散る音が、脳内に響いた。
「い……今いくぞ……っ!」
がばっ、と立ち上がったその瞬間、帯が半分ほどほどけていた。
拳を握りしめ、ぐらつく足取りでらんまの方へ向かって突進。
「おさげの女ああああああっっ!!」
風呂場に響く絶叫。
らんまは、そんな九能をチラリと見る。
「はいはい、そこまでー」
呆れたように言いながら、らんまの体がふわりと半身ひねる。
次の瞬間──
「ドスッ!!」
九能の背中に、鋭く突き刺さるような回し蹴り!
「ぐぶぁっ!!?」
宙を舞い、九能の身体はまっすぐ風呂へと突き落とされる。
「どばーーーーーーん!!」
激しい水しぶきをあげ、九能は勢いよく湯船に沈んだ。
……と、その水面から、ひらりと浮かび上がったのは──
札。
湯の中でほどけた帯の間から、ぽとりと飛び出していた一枚の紙。
「……ネガッ!!」
らんまはすかさず跳び上がり、くるっと回って空中でキャッチ。
「ネガ、ゲーーーーットォォォ!!」
お目当てのものを高く掲げてポーズを決めるらんま。全裸で、堂々と。
「わっはははっ、ざまぁみろ、九能! これでもう、こわいものなしだぜ!!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今回の物語は──原作漫画において、らんまが九能の前でタンクトップだけを脱いだあの名(迷)シーンから生まれた、ちょっとした「もしも」のIFです。
「……もしも、あのとき、タンクトップだけじゃなくて、ぜんぶ脱いじゃってたら?」
そんな妄想(暴走?)から始まったこのエピソードは、らんまの大胆さ全開&九能せんぱいの理性が限界突破する、ギャグとお色気の融合になりました。
たった一枚の「ネガ」をめぐって、ここまで大騒ぎできるのが、らんまワールドの面白さだと改めて実感しています。
執筆やAIイラスト制作の励みになりますので、
よろしければ「高評価」や「お気に入り」をポチッとしていただけると嬉しいです!
今後の創作のエネルギーになります。ぜひ、よろしくお願いします!