悪堕ち魔法少女をわからせたら非日常が始まった 作:サキュ野郎
今回は前半だけモブの視点です。
男は、自分が世界の中心になったのだと思った。
「卓男様ぁ♡私のおマンコに入れてくださぁい♡卓男様専用に開発されたオナホマンコを使ってくださぁい♡」
「ちょっとぉ♡次は私だって♡やっぱり歳が近い方が相性いいってば♡彼氏よりおっきぃオチンチンで私のおマンコ抉って♡」
「お姉ちゃんたちより若い方が気持ちいいに決まってるよぉ♡ほらほらぁ♡いつもチラチラ見てたでしょ♡褐色マンコ使ってよぉ♡」
キングサイズのベッドの上で、三人の美女が一人の男を取り合っていた。
四人の関係を表すと、幼い頃はよく一緒に遊んだ幼馴染である。しかし成長するにつれて、その関係は希薄になっていった。
三姉妹は美しく成長して、それぞれの道を進んだ。長女は大学へ進学して教師への道を選び、次女はマネージャーを務める部活のエースと付き合い始め、三女は陸上部のホープとして取材を受けるほどになった。
それに反比例するように、男は転落していった。平均的だった肉体は醜く肥え太り、まだ見ぬ未来へキラキラと輝いていた瞳は暗く澱んだ。苦労して進学したはずの高校へは通わぬようになり、ついには両親からも見放されてしまった。
これから転落し続けるだけの人生。それを変えたのは、とある落とし物を拾ってからだった。
『催眠アプリぃ?』
拾ったスマホ画面に表示されたアプリを、卓男は訝しげに見た。
最初は信じていなかった。しかし、これが本物だと実感したのは、立ち寄ったコンビニで誤ってこの画面を店員に見せてからだった。
『……』
『あ、あの〜?』
その店員は、卓男が毎日通うコンビニで働く大学生だった。
電子決済アプリを表示しようとして画面を見せようとしたのだが、誤って催眠アプリを見せたことにより、女性は男の命令を待つ待機状態になったのだ。
ゴクリ。卓男は生唾を飲み込む。もしもこれが本物だったなら、と考えて命令を口にする。
『ふ、服を捲ってくれますか?』
『かしこまりました。卓男様』
もちろん、自己紹介をしたことはなかった。しかし名前を呼ばれて、服を捲って赤いブラジャーに覆われた胸を露出してきたのだ。
現実離れしたその光景に卓男は唖然とし、すぐに監視カメラの存在を思い出して慌てて命令を取り消して、自分のスマホのアプリを起動して支払いを完了させた。
そしてすぐにコンビニから出ようとしたのだが……男はすぐに店員の下へ戻る。
『きょ、今日は裏に人いる?』
『はい。店長がいます。お呼びしますか?』
『じゃ、じゃぁ交代してもらっていい? あ、店員さんは裏で服脱いで待機しててよ』
『かしこまりました。すぐにお呼びします』
自らが出した命令に従って行動に移すその姿に、卓男は自分の下半身が硬くなるのを感じた。
数秒して裏の待機室から出てきたのは、くたびれた雰囲気を纏う中年の男だった。店長が男だったことを残念に思いながら、男は自身の欲望を叶えるために再度アプリを見せる。
『お、俺の命令に従えますか?』
『もちろんでございます卓男様! 本日はどのようなご用件でしょうか?』
『ふ、フヒ……。な、ならしばらくここで働いてもらえます? あの店員さんと遊びたいんです』
『お任せください! 卓男様のためなら、あの子も喜ぶでしょう!』
『マジかよ……。ふひひ』
それ以上の問答をするのも惜しいと言わんばかりに裏のスタッフルームに入ると、卓男の命令通りに、彼女は赤い下着姿でパイプ椅子に座り待機していた。
『お待ちしておりました、卓男様。ご命令通り、脱衣状態で待機させていただきました』
『ふ、ふおおおおお! お、女! 女の体!』
初めて見た下着姿の女体に、卓男は鼻息を荒くして目に焼き付けるように凝視する。
少しだけだらしなさを感じる肉付きのいい肉体だが、そこが余計に男の下半身に力を与える。
『お、俺のチンポをしゃぶれ』
『かしこまりました。それでは、失礼します』
卓男の足元に跪き、カチャカチャと金属音を立ててベルトを外す。そしてズボンと一緒に下ろされたパンツから解き放たれた彼の肉棒は、興奮を抑えきれないようにギンギンに直立し、亀頭から先走りを吐き出す。
女性はそんな肉棒を、一切の疑問の抱かずパクリと咥えた。
『うぉぉぉぉぉ! こ、これが女の口の中! も、もっと深く入れたい!』
『んぶ!?』
『お、オナホなんかと違う! あったかい! おら! もっと舌使え!』
『ぐぶ!? ぐぶ!? ジュルルルル!』
女性のことを考えないピストン運動。頭を掴まれて喉奥まで肉棒で突かれ、苦しそうな表情を浮かべながら、抵抗せずに命令通りに舌を動かして奉仕を継続する。
自慰行為と違う感覚と、初めて女性を物のように扱う優越感に、卓男はすぐに限界を迎えて喉奥に射精してしまう。
『うぐぅぅぅぅぅ! の、飲め! 全部飲め!』
飲めという命令がなくとも、喉奥まで突き入れられた肉棒から吐き出される精子は、直接胃へ吐き出される。
射精後の脱力感と、初めて女性を好き勝手に使ったという満足感に浸っていると、ガチャリと扉が開き誰かが中に入ってきた。
『え? な、何してるの!?』
それは、卓男の幼馴染の次女だった。
そういえばここでバイトしていたなと思い出しながら、欲望のままにアプリの画面を印籠のように見せつける。
『俺の奴隷になれ』
その命令を出すことに、微塵の躊躇もなかった。
画面を向けられた次女の瞳から光が失われていき、やがて普段の快活な雰囲気は鳴りを顰め、人形のように男の命令を待つだけの存在となる。
『や、やった。おい! 服を脱いでこっちに来い!』
『はい。卓男様』
布どうしが擦れる音と共に、学校指定の制服を脱いでいく。
やがて清潔感を抱かせる白い下着姿となった彼女を見て、卓男はその大きな双丘を遠慮なく揉みしだく。
『そ、そういえば彼氏できたんだってな……。もう彼氏に抱かれたのか?』
『はい。今年の夏休みに、彼の家で処女を散らしました』
『で、でも。今は俺に抱かれるんだよな。おら何やってんだ! 早くマンコ濡らせ! あとお前は俺のチンポしゃぶって勃起させろ!』
『『かしこまりました。卓男様』』
命令された通りに二人は動き始める。
幼馴染の一人が初めてを終えたことに苛立った男は、足元でガニ股になって肉棒を口にふくむ女性の頭を掴んで乱暴に出し入れを繰り返して硬さを取り戻させ、目の前で自らの女陰をいじり愛液を分泌させる幼馴染へ迫る。
『おら入れてやる! 入れてやるからな!』
『はい。私の使用済みマンコでどうぞ気持ちよくなってください。卓男様へ捧げられなかった堪え性のないマンコにお仕置きをしてください』
『クソがぁぁぁぁ!』
避妊具なんか着けず、生で挿入した。
初めて体験する本物の女性の膣に、男はすぐに射精する。だが一度では満足せず、硬さを保ったままの肉棒でピストン運動を再開するのだった。
『クソ! クソ! お前らばかりキラキラしやがって! どうせ内心でバカにしてたんだろ!』
これまでのコンプレックスを吐き出し、目尻から涙を流しながら、美しく育った女体を味わう。
一人の男しか知らない体に自分という男を教え込み、アプリで性格、感度、関係性を変えながら、時間を忘れて貪り続けた。
『はぁ……はぁ……』
外はすっかり暗くなり、彼女たちのバイト時間は全て男との性行為で消費された。
スタッフルームは生臭い空気で満たされており、二人とも全身をピクピクと震わせ、幸せそうな表情を浮かべて気を失っていた。
大学生の女性はやや乱暴に使われたのか、胸の至る所に噛み跡があり、お尻には無数の赤い手形があった。
幼馴染の次女は少しだけ優しく使われたらしく、噛み跡や手形はなかった。だが、女陰から溢れている精子の量は大学生の女性より多く、地面に脱ぎ捨てられた彼女の下着を白濁にデコレーションしていた。
ここまでやったのだ。もう何をしても同じだろうと、男はハジけてしまった。
『おい、何やってんだ。次はお前の姉と妹も同じにしてやる。一緒に家に行くぞ』
『は、はいぃ♡』
髪を掴まれた少女は、嬉しそうに笑顔でその行動を肯定するのだった。
汚れた二人を適当に拭って家へ向かうと、男は躊躇なく最初に顔を見せた姉へアプリを見せた。そしてリビングでくつろぐ妹を、帰ってきた彼女たちの両親を、ついには自身の両親すらも操り人形へ変えてしまう。
これから転落していくばかりだと思っていた自分に訪れた人生の転機。男はもはや誰も自分には逆らえないと、調子に乗っていた。
「あぎぃぃぃぃ!?」
そう。調子に乗ってしまったのだ。よりによって、初めてを好きな相手に捧げることができて、テンションが人生最大に上がっている恋の目の前で。
いつも通りにアプリで支配しようとした手が黄金と宝石で造られた手で握りつぶされ、全身が無数の尖った爪で引っ掻かれる。逃げようにも足は虚空に現れた巨大な口に一口で食いちぎられ、自身の力の象徴だったスマホは彼女に奪われてしまった。
「ふーん。このアプリ、ちょっとだけ魔力を感じるなぁ。属性は色欲……だけど、ちょっとだけ強欲も感じられるね」
これの開発者は天才かもしれないけど、バカ寄りの天才だね。そう評価を下し、グシャリと黄金の手で握り潰された。
「あのねぇ。お前がどれだけ調子に乗っても何も言わないよ? でも、それを私に使おうとしたのは許せないよ」
「ゆ、ゆるひごぉ!?」
「許すわけないよねぇ! よくも! 私に! 穢らわしい魔力を向けたな! 後輩君に嫌われたら! どうしてくれる!」
許しを乞う声すら不快だと、恋は黄金の手を生み出して突き出た腹を何度も殴打させる。
何度も。何度も。何度も。彼女の気が済むまで殴打が繰り返され、内臓が傷つき血を吐いたのを見て満足そうに笑みを浮かべた。
「ぶ……ひ……」
「あ、そうだ」
いいことを思いついたと言わんばかりに、夜空に浮かぶ三日月のような笑みを浮かべる。
「これからお前には、これまでお前がやってきたことと同じことを味わってもらおう」
「おな……じ?」
「気持ちいいのが好きなんだろう? 数十キロの肉塊になるくらいなら、精々私の役に立て。ブタ」
巨大な口が現れ、卓男はなすすべなくそれに飲み込まれる。
男が消えたことに満足した恋は、あなたに会う前にあの男の匂いを消しておこうと特製の香水を振りかけて学校へ向かうだのった。
「ぶふぅ……ぶふぅ……」
ところかわり、巨大な口に飲み込まれた男は、ブヨブヨとした地面の上で苦しんでいた。
黄金の手に殴られ、足は口に噛みちぎられ、身体中に引っ掻き傷がある。むしろ死んでいない方が奇跡だ。
帰りたい——。そう願う男だったが、当然それは叶うことはない。
「贄だ」
暗闇に声が響く。
「贄だ」「贄だ」「贄だ」「贄だ」「贄だ」
若い声。老いた声。男の声。女の声。美しい声。醜い声。甲高い声。しゃがれた声。
様々な声が暗闇に反響し、一人の男へ無数の視線が向けられる。
「ようこそ。獄へ」
その声は、男のすぐ耳元で聞こえた。
どこからか現れた無数の手が、男の体を地面に押さえつける。虚空にゲラゲラと笑い声が反響し、押さえつけられたはずの地面から生暖かい吐息のようなものが吹きかけられる。
そして燭台に火が灯され、この空間の全貌が明らかになった。
そこは、無数の肉がつぎはぎされて作られた、異形の部屋だった。老若男女の人間と、異形の存在が繋がれて作られた、肉の部屋だ。
その部屋の奥には無数の骨が組み合わされて作られた二つの玉座があり、片方には恋の写真が、もう片方にはあなたの写真が飾られていた。
「捧げろ」「捧げよ」「捧げて」「捧げなさい」「捧げろ」「捧げろ」「捧げろ」
口から出る悲鳴すら飲み込まれ、男は徐々にこの部屋に吸収されていく。
やがて、男の意識は無くなるだろう。この部屋でただ魔力を生成し、この部屋の主人である恋へ捧げるだけの肉塊に成り果てる。
無数の手に引かれ、部屋の一部になる男が最期に思い浮かべたのは——まだ笑い合えていた頃の、幼い自分と幼馴染たちの姿だった。
というわけで、本当は怖い色ボケ裏ボスでした。