これは架空の物語であり、登場人物、名称は、実在のものと関係はありません。
私の作品では、登場人物名が奈々未、綾子、祐衣、千里などですが、相互に関係はありません。
この作品は以前に書いた小説に加筆修正しました。
全裸エレベーター
桜井奈々未はキャバクラ「パラドックス」のナンバーワンだった。目鼻立ちのくっきりした美人で、30歳になってますます色っぽくなってきた。
パラドックスの店内はゴールドに輝く天井に、壁と床はブラック、ソファはショッキングピンクだった。一見、豪華なように見えるけれど成金趣味で品がない。店の内装に合わせるかのように、ナンバーワンの奈々未も、顔はきれいだが、話すときの口の動きや、髪をかき上げる仕草などが、どことなく品性を欠いていた。
奈々未は一か月ほど前に入店したホステスの優子を跪かせた。
優子は二十歳になったばかりの女子大生だった。髪を栗色に染め、顔はアイドル並みに可愛いのですぐに目立ち始めた。もちろん、奈々未は面白いはずがない。
ソファに深々と座り、スリットが入ったドレスの裾を捲ってムチムチの太ももをちらつかせる。
「舐めなさい、優子」
これが奈々未流の新人研修だ。ナンバーワンが新入りにおこなう歓迎行事である。だから、パラドックスのキャバ嬢はたちまちエロく下品になる。
優子が奈々未の膝に顔を近づけたとたん、右脚を折り曲げて顔を挟んだ。脚で引き寄せ優子の顔をガッチリと挟んだ。
「フゲ、ウウウウ」
奈々未は優子の金髪を握って動けないようにしてから股間をせり出した。太ももと股間で優子を絞めあげる。
「ンング、ング」
優子が奈々未のパンティの前に顔を埋め、股間を舐めている。奈々未は優子の頭を抱え込んで、グンとのけ反った。
「あはあ、優子の顔面でイッちゃった」
奈々未はキャバクラの稼ぎはすべてホスト遊びにつぎ込んでいた。ぞっこんなのはホストの星波だ。見惚れるほどの甘いマスクのいい男。二人が並ぶとまさに美男美女、誰もが羨むカップルだった。
ところが、奈々未の前に三船千里というライバルが現れた。聞くところによると、彼女は「アストラン」のキャバ嬢で、二十四歳、美人でモデル級のスタイルを誇っているとのことだった。
星波に群がるキャバ嬢は他にも数人いた。ライバルに勝たなければ、つまり、星波に捨てられたら、溜まったツケを払わされることになる。奈々未はツケ払いが500万円近く溜まっているのだ。これまではライバルがいても勝ち抜ける自信はあったのだが、今回は何故か悪い予感がしていた。
もし、彼が千里を選んだなら、奈々未は500万円の支払いを迫られる。三船千里に負けるわけにはいかない。千里と決着を付けなければ気が済まなくなった。生き残るのは一人だけ。もちろん、勝つのは奈々未だ。
奈々未はアストランに乗り込んだ。
パラドックスのマネージャー堀川は、やめた方がいいと止めたが、奈々未は千里をぶっ飛ばすと言って聞かない。堀川は念のため二人のキャバ嬢を付き添いにした。
アストランの店内で、桜井奈々未と三船千里が睨み合う。奈々未は黒のスリット入りドレス、千里は超ミニのチャイナドレスだ。
美人でモデル並みというから、どれほどの美貌かと思ったが、千里は噂ほどではなかった。顔では奈々未の方が断然勝っている。
「あら、こちら、どちら様でしたっけ」
三船千里はお客様の奈々未に対し、それなりの言葉づかいで接した。しかし、奈々未にしてみれば、どちら様などと、気取った言い方をしてきたのが気に入らない。
「パラドックスの奈々未よ。私を知らないなんて、あんた、とんでもない田舎から流れて来たのね」
「まあ、あなたこそ、キャバクラを辞めて、ご実家へお帰りになったらいかがかしら」
「ふん、あんたに言われたくないわよ」
奈々未はここでも次第に品性のなさを現わした。
「ここに来たのは星波のことよ、そう言えばわかるでしょ」
ここが肝心だ。星波に手を出すなと一言釘を刺さねば気が済まない。
ところが、
「何かと思ったら、彼のことでしたか」
と、千里に肩透かしを喰ってしまった。
「何よ、その言い方。気取ってんじゃないわよ」
「まあ、焦らないで落ち着いてお話しましょう。時間はたっぷりありますから」
二人は店のカウンター席に座った。
千里がボーイを呼んだ。運ばれてきたのはウィスキーのビンとグラスが二つ。ボーイがグラスになみなみとウィスキーを注いだ。
ウィスキーの満たされたグラスを持ち上げると、千里は「乾杯」と言ってウィスキーを一気に飲み干した。奈々未も負けじとウィスキーを一気にあおったが、
「うっ」
度数の高いウィスキーに思わず顔をしかめた。
「おかわり、いかが、奈々未さん」
二杯目のウィスキーが注がれる。千里はそれをウーロン茶でも飲むかのように軽く流し込んだ。奈々未も二杯目に口を付けたが、半分ほど飲んだところでグラスを置いた。
「ゲブッ」
噎せてしまった。
千里の様子を伺うと、彼女は顔色一つ変えないですましている。ここで負けたら星波を取られてしまう、奈々未は残ったウィスキーを数回に分けて飲み干した。
「うっひ・・・ふう」
バタンとグラスをテーブルに置いた。一方の千里は落ち着き払ってそれを見ている。
「それで、奈々未さんが来たのは、何の話だったかしら」
「ええと、ヒック、星波のことよ、うぷっ」
「なーんだ。そのことは、もう、決着済みじゃない」
丁寧だった千里の言葉づかいがやや砕けて、ぞんざいになってきた。立て続けに飲んだウィスキーが効いてきたのだ。ここがチャンスと奈々未が前に乗り出した。
「お前なんかに取られてたまるか」
奈々未は千里のドレスに手を掛けた。だが、逆にその腕を掴まれた。千里が素早く奈々未の腕を背中に回し、グイッと捩じ上げる。
「うぐっ」
「威勢よく乗り込んで来たと思ったら、このザマね」
三船千里が奈々未の頭をカウンターに押し付けた。上から押さえ付けられた奈々未は身動きが取れなくなった。
「奈々未さん、弱いのね、降参ですか?」
「痛い、放して」
下を向いていると、さっき飲んだウィスキーが逆流してきそうになってきた。
千里が腕の力を緩めたので奈々未は起き上った。やられっぱなしではいられない。ここで一発お返ししてやる。
「千里、この野郎」
パン。
平手打ちをくらわせた。しかし、千里は動じる様子もなく奈々未を睨み返した。
「やったわね、でも、痛くも痒くもないないわ」
「ちきしょう」
奈々未が二発目を狙って右手を振り回したが、その手を千里が左手で止めた。
今度は千里が張り手をお見舞いした。
ビシャン
「ウゲッ」
強烈な一発だった。
目の前が白くなった。意識が途切れそうになる。奈々未はグラリとよろめいた。慌ててカウンターに手を付こうとしたが、踏ん張り切れずにストンと膝を付いた。ビンタの衝撃で下半身の力が抜け、腰砕けになってしまったのだ。おまけにウィスキーの酔いも回ってきている。
四つん這いになった奈々未を千里が引きずり起こした。超ミニのチャイナドレスから伸びる太ももが目の前に迫った。
「さあ、舐めてもらおうかしら」
奈々未は千里の太ももに顔を挟み込まれた。ドレスの中は小さなヒモパンだ。奈々未の鼻に千里のパンティが押し付けられる。
なんという屈辱だろう、奈々未はライバル千里の股間を舐めさせられたのだ。奈々未は太もも締めから逃れようともがいたが、ビンタが効いて身体が思うように動けない。
ウィスキーの酔いも全身に回ってきた。
「ムフウ・・・ウウ、ウグ」
「誰か、写真撮っておいてね。店内に飾っておきましょう」
千里が言うと店内で一斉に笑い声が上がった。
ようやく千里の太ももの力が緩んだ。奈々未は千里のチャイナドレスの裾を掴んだが、その手は力なくズルリと下がる。
「千里、お前なんかに・・・負けて・・・ふええええ」
奈々未はヘナヘナと床に崩れ落ちた。太ももで締められ、千里の足元に這いつくばってみっともない姿を晒してしまった。
「こうしてやるわ」
千里が奈々未のドレスを引き裂いた。胸元が大きく破れて、おっぱいがブルンと揺れて飛び出した。
「ああ、イヤァ」
黒ずんだ乳輪と大きな乳首が丸見えだ。奈々未はおっぱいを隠そうとして両手で胸を覆った。その隙に千里はドレスのスリットの間から手を突っ込んだ。パンティに手を掛け、お尻から脱がそうとする。
「あふっ、やめれぇ」
呂律が回らなくなった。
「だらしないお尻ね」
パシーン
千里にお尻を引っ叩かれた。パンティからはみ出したブルンブルンしたお尻の肉に二発、三発とビンタが飛ぶ。
「あっ、ひゃう」
抵抗する間もなく奈々未のパンティが脱がされた。
「取ったぁ、奈々未のパンティ」
千里は奪い取った奈々未のパンティを、これ見よがしにヒラヒラさせた。
「アハハ、これはいい戦利品だわ。店の玄関に飾ってお客さんに見せてやりましょう」
「返して、パンツ・・・返して、くらはい」
「それともネットに出品してみようかしら。『パラドックス、ナンバーワン、奈々未のパンティ』」
取り巻きのキャバ嬢が、「そんなの買う人、よっぽどのヘンタイよ」「入札は1円」などと囃し立てた。
「ふええ、返して、ふえい」
「謝りなさい、奈々未。そうすれば許してやってもいい」
千里が睨み付ける。
「ごめんなさい、千里様、ごめんなさいったらぁ・・・許し、ヒイッ、ウグエッ」
桜井奈々未は三船千里に頭を下げて許しを請うのだった。
おっぱいは丸出し、その上、パンティまで脱がされて、奈々未は千里に一方的にヤリまくられた。
「あんた、酔っぱらっちゃったのね。顔、真っ赤だよ。ここで吐かれたら店の絨毯が汚れるわ、外へ出なさい」
「はひひひ」
外へ出ろと言われても、奈々未はすっかり酔っ払っている。腰が抜けて無様に這いつくばったままだ。普段はこれくらいでは酔わないのに、ビンタを喰らい、太もも締めに遭ったせいで酔いが回ってきたのだった。
付き添いで来たパラドックスのキャバ嬢が奈々未を店の入り口に引きずっていった。アストランのキャバ嬢がドアを大きく開けた。
「二度と来るんじゃない」
千里が奈々未の尻を蹴った。
「うっげ」
奈々未は外の廊下へ蹴り出された。ドデンとひっくり返る奈々未。廊下に蹲って、一人では立ち上がることすらできない。
ウィスキーの一気飲みで全身に酔いが回り、ビンタと太もも締めで失神寸前になった。ドレスはビリビリに破かれ、肩ひもまでもが千切れてしまっている。おまけにパンティも脱がされた。びっしり生えた濃いアンダーヘアーが見えている。ドレスの裾を引っ張って股間を覆ったが、ポロリと飛び出したおっぱいは隠しようがない。
「ハアハア・・・ああん、おっぱいがぁ」
「みっともないオンナ」
勝ち誇った千里が弱った獲物を狙う獣のように奈々未を見据えた。奈々未は身体がブルブル震えている。顔は真っ赤になり、目は充血している。力が入らず、脚も腰も立たなくなった。
「踏んであげる」
三船千里が桜井奈々未の頭に靴を乗せた。顔を踏み付けるという屈辱的な仕打ちを与えたのだ。
「焼酎、ボトルで持ってきて」千里がボーイに命じた。
千里は焼酎の大きなボトルを受け取ると、「あんた飲み足りないみたいね」と言い、逆さまにして奈々未の頭の上にぶちまけた。
ドボ、ドボ、ド、ドボボボー
憐れ、美人の奈々未は全身焼酎まみれ、ずぶ濡れになった。
「今日のところはこの程度で許してあげる。でも、これで終わったと思ったら大間違いよ。奈々未、あんたのことは徹底的に潰してやるから」
「あはあ、ああ、ふえぇぇぇ。あはぁぁぁ、うげぇ」
パラドックスのナンバーワンキャバ嬢、桜井奈々未は、付き添いのキャバ嬢に抱えられて逃げ出した。
「オウゲッ、ウブッ」
タクシーの中では何とか堪えたが、パラドックスの入っているビルに着いたところで、吐き気がこみ上げてきた。エレベーターに乗ったとたん、奈々未の口の端から苦い液体が垂れた。
「アワ、アワワ、ぐぶっ、おぇ」
奈々未は口を半開きにして、アワワと呻きながら黄色い涎を吹いた。
パラドックスのフロアーに着いて、エレベーターから下ろされた。完全に酔っぱらって、足はもつれ、目がクラクラして、廊下も天井もグルグル回っている。
崩れるように廊下にへたり込んだ。おっぱいは飛び出し、破れたドレスからムッチリとした太ももがブルブルと揺れる。パンティを履いていない脚の付け根までも露出し、濃い目のアンダーヘアーは焼酎に濡れてベットリ張り付いていた。
「うっぷ」
もう何もかもが限界だった。
吐く・・・
口元を押さえることができず、横を向いて壁に頭をぶつけるようにして思いっきり嘔吐した。
「うげぶっ、げぇぇぇぇ」
黄色い液体が足元にダラリと垂れる。
「はぅぅぅ・・・ああん、ああっ」
桜井奈々未は自分の吐しゃ物にベタンとしゃがみ込み、壁に沿ってズルズルと崩れ落ちた。
「ううん」
意識が遠ざかる・・・
美人の奈々未は生温かいドロドロした自分の吐いた汚物に突っ伏した。
奈々未が千里に辱めを受けてから十日ほど過ぎた。
パラドックスのマネージャー堀川から連絡があり、桜井奈々未は久しぶりに店に顔を出した。ライバル店の三船千里に叩き潰されたショックで、ずっと欠勤していたのだ。その間、パラドックスでは奈々未に代わって新人の優子がナンバーワンの座に就いていた。
ぞっこんだったホストを奪われ、他の店のキャバ嬢とのケンカで負けた奈々未には居場所がなくなった。
マネージャーの堀川に連れ出されて、駅前のビルへ行った。そこは十階建ての雑居ビルで、上の階はマンションになっていた。三階でエレベーターを降りた。
「この店なんだけどね」
キャバクラらしいが、店のドアにはピンクのチラシがいっぱい貼られていて、店の名前すら見えないほどだ。廊下にはオシボリの入ったカゴやビールケースが置きっぱなしになっていた。どうみてもパラドックスよりは格下の店であることは確実である。
「ここで?・・・私が」
「そうです。アストランに押しかけて、みっともないヤラレ方したうえに、こんな恥ずかしい写真を送り付けられたんですよ。これ以上、店にはいられないってことです」
堀川がスマホを見せた。そこにはアストランの廊下でほぼ全裸をさらけ出した奈々未が写っていた。
「アストランの千里さんからメールで届きました」
「ちきしょう、こんなの送るなんて、千里のヤツ」
「これがネットに出回って拡散したら大変でしたよ。交渉して、それだけはやめてもらいましたけどね」
「チッ」
奈々未は軽く舌打ちをした。
「あーあ、パラドックスはクビで、ここで働くってわけか。見るからに安っぽいし、いやらしいことをしそうな店じゃない」
「奈々未さんのためを思って探したんですよ。借金、あるんでしょう、ホストに」
ホストクラブではツケで遊んでいたので、支払いが500万円近くに膨らんでいた。キャバ嬢で稼げば払うことができるのだが、クビになった今では返す当てがない。
「ここなら、そのくらいはすぐにでも貯まりますよ。もっとも、パラドックスとは違って客種は落ちます」
堀川が奈々未のスカートの上からお尻を撫でまわした。今日は仕事ではないからブラウスにロングスカートだ。
「お尻を触られるのは当たり前、パンツの中にもね」
「いやよ、そんなの」
パンツの中へ手を突っ込まれるような店だが、ここで働かなくてはツケが払えない。ここでダメなら・・・肉体を売るしか道はないのだ。
マネージャーの堀川が上を指差した。
「屋上へ行きませんか」
エレベーターで屋上へ上がった。屋上のエレベーターのドアは二重になっていて鉄の柵が付いていた。一般の利用者はここまで来ることはないから、工事関係者用の特別な構造のようである。
まだ夕暮れには早い時間だが、あちこちにネオンが輝いている。屋上は周囲をフェンスで囲われていた。工事中とみえて、隅の方には角材やロープ、緑色のネットが置かれていた。作業員はすでに引き払ったのか姿が見えない。
「屋上で何の用」
「今に分りますよ」
マネージャーの堀川が意味ありげな笑いを浮かべた。
「奈々未さん、借金を返せないと、どこかへ逃げるか、さもなければ、飛び降りるしかないんですよ」
「ここから飛び降りて死ねってこと、それで連れてきたわけ」
これでは自殺しろと言われているようなものだ。
「紹介した店に勤めれば飛び降りなくても済みます」
「死にたくないわ・・・さっきの店も気が進まないけど、仕方ないか」
「金のためです」
「いつか、あのオンナ、千里のヤツに仕返してやるんだ。このまま黙って引き下がるわけにはいかないわ」
「元ヤンキーだっていうことですよ、彼女」
それは知らなかった。元ヤンキーだから強かったわけだ。奈々未はケンカを売る相手を間違えたのだ。
堀川がスマホを取り出したが、画面をチラッと見て時間を確認してポケットにしまった。
「奈々未さん」
堀川が奈々未の背中に腕を回した。
「屋上なら、誰にも見られません」
「ここでセックス? こんな屋上へ上がったのは、それが目的だったのね・・・」
「そりゃあ、店を世話してあげるんですから、少しはいい思いをさせてもらわないと」
屋上でセックスするのは初めてだった。人目には付かないだろうけれど、もし、エレベーターで工事関係者がやってきたら、恥ずかしいところを見られてしまう。こんな所で男に抱かれる、そういう女になり下がったのだ。
ブラウスのボタンが外され、ブラジャーが剥き出しになる。堀川が肩ひもをずらして奈々未のおっぱいを揉んだ。
「ああ、あふう」
堀川がロングスカートをたくし上げようとして手間取っている。奈々未は自らスカートを捲った。
「脱ぐわ」
小声で言いながらパンティを脱ぎ、ストンと足首まで落とした。
「立ったままヤルの?」
立位でのセックスになった。
500万円のツケを払うためには、落ちる所まで落ちるしかないと半分は諦めた。ここは屋上だ。高い場所でセックスして、そして絶頂へ昇りつめる。落ちるよりはマシだ。案外悪くはないかもしれない。それに、他のビルから見られる可能性もあるし、意外とスリル満点だ。
奈々未は堀川の身体をコンクリートの壁に凭れさせた。右脚を持ち上げて壁に付け、彼のモノを握った。腰を浮かせて前へせり出し、身体を密着させながら肉襞へと導く。
「ねえ、イク時は抜いて、外へ出してよ」
そう念を押してペニスを肉襞にくわえこんだ。
「ううん、あん、ああ」
堀川のペニスがググッと動き始めた。
「はあ、はあああ」
グルンと身体が半回転した。奈々未はエレベーターが見える立ち位置になった。
奈々未が壁を背にして寄りかかる、この姿勢の方が正解だったようだ。堀川は身体を沈めて下から突き上げ、奈々未は壁に背中を擦りながら脚を絡め、腰を振った。堀川の動きもドンドン早くなる。
来るな・・・もうすぐイキそう。
「ああ、ああ、あっ、あっ・・・お願い、抜いて」
射精するなら性器からペニスを抜いて外へ出して欲しい。
「堀川さん、外へ・・・!」
その時だった。
エレベーターホールの鉄柵を通して、下から箱が上がってくるのが見えた。誰かが来たのだ。
「誰か来るわ」
奈々未は離れようとしたがフィニッシュ寸前の堀川にガッチリ抱きつかれた。
エレベーターが止まり、二重になった外側の鉄柵のドアが横にスライドした。そして、ドアが開いた。
「・・・千里」
エレベーターから出てきたのは三船千里だった。
「うっ、ヤバい・・・あうっ」
そのタイミングで堀川が奈々未の中に射精した。
「はあうっ・・・ウッヒ、ああああ」
奈々未は堀川を突き飛ばした。しかし間に合わなかった。膣の中から堀川の精液がドロリッと垂れた。
それどころではない、こんな無防備な、パンティを脱いでセックスしている真っ最中に宿敵の千里が現れたのだ。
千里が歩み寄ってくる。
「ヤダッ、来ないでったら」
マネージャーの堀川に助けを求めた。しかし、堀川は奈々未が慌てふためくのを笑って見ているだけだ。
「残念でした、その人はワタシの味方」
千里がニヤリと笑った。堀川までもが奈々未を見限ってアストランの三船千里の側についたのだった。
「すいませんね、奈々未さん」
「まさか、そんな」
堀川は話があるといって屋上へ連れ出し、そして強引にセックスを持ち掛け奈々未を逃げられないようにした。それも、すべて二人が仕組んだことだった。奈々未は完全に嵌められたのだ。
とんでもないことになってしまった。
逃げなければ・・・また千里にやられる・・・
「みっともないわね、パンティぐらいちゃんと履きなさいよ」
そう言われて気が付いた。脱いだパンティが右足の足首まで落ちている。
パンティを履かなきゃ・・・
奈々未は工事用の目の粗いネットが敷かれた上で立ち止まり、太ももに絡んだままのパンティをきちんと履こうとした。左足をパンティに通そうとして膝を上げたその時、狙いすましたかのように千里がネットの端を引っ張った。
ズズッ、ズルッ
「うわっ」
ネットに乗っていた奈々未は足を取られて見事にひっくり返った。
「逃がすもんか」
千里が飛び掛かってきた。奈々未は腰砕けになってひっくり返った。千里は奈々未の胸の上に跨り、ドンとお尻を落とした。
バシーン、バシン、
頬を叩かれた。
両腕を膝で押さえられているのでかわすことができない。千里が目の前で右手を振り上げた。また平手打ちだ・・・
ボコッ
奈々未のお腹にパンチが当たった。ビンタと思わせておいてボディーブローだった。お腹を殴られたのではひとたまりもない。奈々未は息が詰まり、口をパクパクさせた。
「ウゴッ、ムッ、ハフ、ハフ」
「あらら、ちょっと触っただけなのに」
千里が奈々未の両脚を押し広げようとする。奈々未は脚に力を込めて拒んだが、グンと大開きにされてしまった。
「どうでしたか、屋上セックス。もしかして、中に出された?」
パンティを履きそこなったので下半身は剥き出しだ。アンダーヘアーどころかパックリ開いた性器も見られた。奈々未の肉襞からは堀川の精液が漏れ出している。
「ヘアーがへばりついて・・・ビラビラは黒ずんでるし、醜いわ、奈々未」
黒ずんでいるとか、汚いとか性器の色や形をけなされた。
「これじゃあ、捨てられるわけだわ。星波がね、あんたに舐めさせられるのを嫌がってたんだよ。知らなかった?」
星波は喜んで舐めてくれたと思っていたのに・・・千里とベッド中で、奈々未のセックスがどうのこうのとせせら笑っていたのだ。
「ねえ、ココ、何て言うの、言ってごらん」
性器の呼び方を言ってみろと言われた。口に出して言うのは恥ずかしいが、この状況から逃げるためには、その言葉を口にするしかなさそうだ。
「オ・・・」
「聞こえない、もっとハッキリ言って」
「××××」
「誰の?」
「奈々未の××××です」
ライバルの三船千里の前で恥ずかしい言葉を何度も言わされた。情けなくて涙がこみ上げてきた。
「ホントに言ったわ。よくそんな言葉を言えるわね。下品な奈々未」
千里がバッグの中からタオルにくるんだモノを取り出した。
「もしかして奈々未が相手じゃ、堀川さん勃起しないかと思ってさ、これ持ってきたあげたんだ」
そう言って千里が取り出したのはピンクのバイブレーターだった。バイブを握って奈々未の股間に宛がった。
「アレの真っ最中にお邪魔しちゃったでしょ。中途半端だから、私がバイブでイカせてあげるわ」
「いや、いやだっ」
堀川も加勢して奈々未の脚を広げ、千里がバイブレーターを肉襞にこじ入れた。
「あふっ、いやぁぁぁ」
バイブが肉襞を押し開いて膣にめり込んだ。千里はズブッと差し込み、いったん抜いて、また突っ込んだ。
「うん、んん、ユルユルじゃん・・・もっと、奥まで入るよね」
「うっ、はうっ、うきぃぃぃっ」
何度か出し入れを繰り返し、千里が反動をつけてバイブを膣の奥深くに押し込んだ。奈々未の性器にバイブが根元まですっぽり収まった。
千里は突っ込んだバイブを膣の中でグルグルとこねくり回した。肉襞が捩じれ、バイブの先が膣壁を突き刺す。
「つはあぁぁぁ・・・うずう、ぎゃおっ、ずぎゃぁぁぁぁ」
奈々未は恐怖のあまり、目を見開いて泣き叫んだ。
千里が奈々未を睨み付けた。
「さあ、イキなさい、奈々未、イクのよ」
「はあ、はあ、はあぁぁ、うっひ、きひい、いいいい」
膣の中で暴れ狂うバイブが、ついに奈々未の子宮に突き当たった。
ビチャッと愛液が迸った。
千里は奈々未のクリトリスを弄った。皮を剥き、肉の芽を露わにする。大きめのクリトリスを爪で潰した。
「ひぃあっ・・・ぐわぁぁぁ・・・ああっ、あーあ、あ、あっ」
奈々未はビクンと痙攣した。奈々未はバイブで責められ、クリトリスを刺激され果て切った。絶頂に達したというよりは恐怖で果てたのだった。
「ふん、イク時も下品だったわ」
バイブが挿入されたままで、奈々未は四つん這いになった。千里が奈々未の左脚を折り曲げ身体を密着させた。
「今度はバックから犯してやる」
奈々未は恋敵の千里に裸のお尻を差し出してしまった。千里がバイブをねじ込み、身体を重ねて膣の奥深くへ押し込んだ。
「あっは、はあ、ああん、あっ」
大きな尻がブルブル揺れる。緩み切ったしまりのない尻の肉がぶるんぶるんと波を打って撓んだ。
「んん、くう、うぁ、ひぁうっ・・・いくぅぅぅ」
奈々未はバックで犯された。
三船千里は桜井奈々未がイッた後もバイブを放さず、膣の中をかき回し続けた。奈々未はフウフウと息を漏らすだけだ。次第に奈々未の反応が鈍くなってきたので、ようやくバイブレーターを抜き取った。
パラドックスのマネージャー堀川が手を貸して奈々未を仰向けに転がした。奈々未はだらしなく股を広げている。千里に責め抜かれた股間はグチャグチャに濡れていた。
「ズルいよ、奈々未。自分だけいい気持ちなって、私もエッチしたくなっちゃった」
奈々未を凌辱しただけでは物足りない、千里は自分も快感が欲しくなった。千里は奈々未の顔の脇に両脚を置き、ゆっくりと奈々未の顔面にしゃがみ込んだ。
「潰すわ、奈々未」
パンティは黄色いヒモパンだ。ヒモを緩めると、熟れた女の熱気が溢れ出た。千里はアンダーヘアーで奈々未の鼻先を擦り、きれいなピンクの肉襞を鼻と口に押し付けた。
女性同士の顔面騎乗。
三船千里は桜井奈々未の顔にお尻を落として腰を下ろした。千里のアンダーヘアーと肉襞が奈々未の視界を遮った。奈々未の形のいい鼻が千里のヌルヌルの肉襞にズボっと埋まった。
女の性器を舐めさせられる奈々未。敗者とはいえ、あまりにも屈辱的な仕打ちだった。
「ああ、いい、いいっ」
グン、グン、千里は奈々未の顔面で腰をグラインドさせた。
ケンカでも、レズでも、千里の圧勝。美人の奈々未は完膚なきまでに叩きのめされたのだった。
バイブ責めに顔面騎乗。奈々未はすでに半ば気絶したようなものだ。千里は最後の仕上げに掛かった。脚を絡めて奈々未の下半身の自由を奪い、首に腕を回した。
千里は本気だ。何も言わず、無言で腕に力を込め上体を反らした。曲げた腕が奈々未の首にがっちり食い込んだ。
「ごぼっ、ぐぇ・・・ぐぐぶ」
首が絞まる・・・
千里は締めては緩め、また締め上げる。じわりじわりと、いたぶりながら奈々未の首を締め上げ続けた。奈々未は懸命に堪えていたが、次第に目は焦点を失い、唇が紫色に変色してきた。
グイ、グイッ。首が絞まった
「ぐびぇ・・・げっ」
奈々未の身体がズルッと緩んだ。
千里が奈々未を締め落としたのだった。
千里が腕を解くと奈々未は大の字になってぐったりと横たわった。
完全失神、桜井奈々未。
千里は気絶した奈々未のブラウスをはだけ、一気にブラジャーもはぎ取った。黒みを帯びた乳輪に大きめの乳首、おっぱいがだらしなくブルンと横に垂れた。
桜井奈々未は三船千里の手で全裸にされた。
すでに失神しているので、裸になって惨めな姿を晒していることすら自分では気が付かない。
「堀川さん、写真撮っておいて」
千里のスマホを受け取り堀川が全裸の奈々未を写した。千里は奈々未の髪を掴んで顔を引き上げ、顔が写り込むように写真を撮らせた。
「奈々未のスマホどこ」
千里に言われて堀川が探すと、セックスした壁の前で奈々未のスマホを見つけた。千里は奈々未のスマホでも同じように全裸の写真を撮らせた。
「顔、バッチリだね。これなら、奈々未だってわかるでしょう」
スマホの写真を見て千里はご機嫌そうに言う。
「これ、メールで送っちゃってよ」
「誰に宛てて送るんですか」
「全員、一斉メール」
千里は全裸で横たわる奈々未の写真を、スマホに登録している全員に充てて送信しろと言ったのだ。宛先には家族も、友人も、仕事先の関係者もいるだろう。そこへ裸の写真を添付して送ればどんなことになるか、想像するに難くない。ネットに投稿されれば、奈々未は一生消えることのない黒歴史を背負うことになる。
誰がこんな女と、気絶して全裸をさらけ出したような女と結婚してくれるだろうか。
堀川はさすがに気の毒だと思いつつも、奈々未の全裸写真をメールに添付して一斉に送信した。
その瞬間、奈々未は完全に「終わった」。
それから、奈々未をエレベーターの前まで引きずって行った。いくら恋敵、ライバルとはいえ、一人の女の人生をめちゃくちゃにしているのだ。二人とも口を聞かず黙々と作業した。
空のエレベーターが屋上へ上がってきた。千里がドアを押さえ、その間に堀川が奈々未をエレベーターの中に横たえた。
ブラジャーもパンティもすべて剥ぎ取られ、一糸まとわぬ全裸で横たわる奈々未。
気絶してぐったりと伸びた奈々未。
白目を剥き、口からは涎が垂れている。
広げた股間には黒々としたアンダーヘアーが露わになっていた。
「さあ、このまま下へ行きなさい・・・」
千里が一階の行先ボタンを押した。
扉が閉まり、桜井奈々未が乗ったエレベーターが、全裸エレベーターがゆっくりと降下していった・・・