「僕なりの愛だよ」
「あほか」
閨には、ふたりの熱が満ちていた。
男が、あおむけに寝る女にまたがり、豊かな乳房にすっかり硬くなった肉棒を挟み込み、こすりつけていく。
「はあ……ふう……ふうっ…………はあ」
女の口から、あえぐ声が漏れ出る。己は今、この男に使われている。ただの快楽を求めるための道具なのかもしれない。そう考えて、けれどどうしても、余計に気持ちは昂る一方で。
押し付けられた男の欲望が、より熱を帯びていく。
「は……あん…………あっ……ふっ……ふぅん!」
男は、ペニスを胸に擦り付けるだけでは飽き足らず。
女の乳頭に口づけるように舌を這わせ始め
「ちょっと待ってえ!」
女は思わず叫んだ。
「どうなってるんだお前は!」
「どうって……その………やっぱり、こういうの、嫌か?」
「そうじゃない!むしろ──興奮していた、正直、すごく、いい──だが、そこじゃないんだ!」
女は硬度が失われつつある、己の胸に挟み込んでいるそれを指差しながら。
「お前、今、何をしていた」
「そりゃ、ナニだ」
「そういうことを聞いてるんじゃない」
男は頬を赤らめる。
「そ、それは、おっぱいに、そのお、おれの、その、ち、ちちちちち」
「童貞みたいなリアクションをするな。あと、なぜ、お前自身のちんこを呼ぶことの方に躊躇っているんだ」
は、はしたない、と男は顔を伏せた。もっとはしたないことになっているだろ、と女は舌打ちする。
「そうだな。私を寝かせて、パイズリしていたな。そこは、いいんだ」
「イイんだ」
「そろそろ噛みちぎるぞ。で、パイズリさせながら、お前は舐めようとしたな?」
「そ、そんな、舐めてなんて…………フェザーキスだよ」
キスの種類なんて、どうでもよかった。
「単純な話、体勢どないなっとる!!!!」
分かりやすく言おう。
ちんこを胸に挟み込んで、ずりずりしていた上に、口を近づけていたということ。
「新体操選手でも無理な体勢になってたぞ」
「え、でも」
男が、挟み込み行動を再開。そして、そのまま、首をめっちゃくちゃ伸ばして女の乳頭に──
「人間やめたんか!?ろくろ首なのか!?」
「知ってる?俺は、あなたといると、常に鼻の下を伸ばしてるんだけど、じゃあ、首だって伸ばせると思わない?」
ドヤ顔妖怪鼻首伸ばし男。
女はムカついてきた。あまりにも、アホ理論すぎたので。
ゆえに。
「じゅるるるるるっ!じゅぼぼぼぼぼ……じゅぶぶぶぶぶっ!くぼっ!ぐぼっ!くぼぼぼぼぼっ!!!」
「フェラオチなんてサイテー!あっ♡」
ジャンルが迷子すぎる