※調教要素薄い
※挿入無し
「”最新リラクゼーションマシン体験アルバイト“?」
看板を見つめながら櫻川は常の無表情を崩さず呟く。
大学生の暇な休みを潰すため、あてもなく散歩をしている最中だった。
「結構いい金額ね。」
金欠で疲れ気味な櫻川にとって、そのアルバイトは心を惹かれるものがあった。
大学のため上京したのはいいものの、新しい土地では櫻川が無表情なのに驚く人が多く、相手に不快な思いをさせてしまうことが多々あった。
別に何もつまらない訳ではなく、単純に表情筋が動かないだけなのだが…。
自ら気を配るようにしているうちに多少はマシになったものの、気を張り詰める日々が最近続いている。
金銭面に関しても、親からは仕送りをもらっているが、とてもではないが足りない。
もちろん、アルバイトは行っているが自由に使えるお金は少ない。
マシンに1回乗るだけで5万円。入ってしまうと3時間ほど出られないらしいが、それにしても高い。
櫻川は眉を寄せて(はたから見ると無表情のまま)しばらく考え込んだ後、
「…応募だけしてみましょう。」
と呟いた。
数日後ーーー
当選メールに貼り付けられていた住所を頼りに櫻川はバイトに向かう。
どんどんどん人の少なくなる通りに不安を持ちながらも、目当てのビルに着くことが出来た。
時間に遅れず済んだことに安堵しながら、愛想の良さそうな受付に歩いていく。
「こんにちは!バイトの方ですか?」
「ええ、そうです。」
「では、1階の奥の部屋までお進みください!」
ハキハキとした受付嬢に気押されながら、櫻川は奥に歩いていく。
(最初はかなり怪しく感じたけど、ビルもキレイだし、受付員もちゃんとしてそうだし…杞憂だったかな?)
考え込んでいるうちに部屋にたどり着いていた。彼女は迷わずドアを開ける。
中の部屋を見て彼女は唖然とする。なぜなら部屋の中にはリラクゼーションマシンどころか、椅子すら無かったからだ。
かろうじてあるのは全身を写せる大きな鏡と、その下に置いてある白いカゴのみ。
奥の方にドアがあるが、鍵がかかっていて開けられない。
受付に聞きにいこうか彼女が迷っていると、上のスピーカーから機械の合成音声が流れ出す。
『ようこそサクラガワさま。本日は我が社の体験アルバイトに参加してくださり、ありがとうございます。』
「えっと…?」
『本時のアルバイトに関する指示は、全てこの機械音声でさせていただきます。』
「とりあえず、あなたの指示を聞けばいいってこと?」
『その通りでございます。』
そこまでいって櫻川はようやく納得した。ここから先わからないことがあれば、とりあえず音声に聞けばいいだろう。
『それでは早速、衣服をお脱ぎください。』
「は?…なんで?」
『マッサージの効果を高めるためです。』
「いや、でも、」
『マッサージの効果を高めるためです。』
「…」
『マッサージの効果を高めるためです。』
はあ、と櫻川はため息をつく。この感じだと、言うことを聞かなければバイトを初められない。
どうせ機械しか見ていないのだから、恥じらうだけで無駄である。彼女はそう考え、服を脱ぎ出す。
脱いだ服をカゴに入れようとしたとき、鏡の中の自分と目が合う。
腰まで続く艶やかな黒髪。引き締まった体つき。大きすぎることも、小さすぎることもない胸。目鼻のくっきりとした顔立。
それら全てを無表情で一瞥した後、下のカゴに手を入れる。
「ん?」
そのとき、カゴの中に固い何かが入っていることに気づいた。
取り上げてみると、VRゴーグルのような形をしている。
『ピーガガッ そちらを装着してください。』
音声が作動し始める。先程のような問答はごめんだと、すぐに顔につける櫻川。
目を開けると、真っ黒な画面が写し出されている。
『そちらの映像を眺め続けてください。』
指示を聞き暗い画面を眺め続ける。
すると突然、画面の中にサイケデリックな映像が写し出されてくる。
虹色の玉が流れだし、画面の四方八方がランダムに光出す。
脳は処理しきれない量の情報を前にショート寸前。
櫻川はゴーグルを急いで外そうとした。しかし、
『映像を眺めてください。』
音声が流れると、とたんに腕が脱力する。
自分の変化に混乱しながらも彼女は抗おうとするが、
『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』『映像を眺めてください。』
音声が耳に入るたび抵抗は弱くなっていく。
映像もどんどん激しくなっていくが、ここで異変が起こる。
先ほどまでは不快でたまらなかった映像が心地よくなってきたのだ。
いつのまにか手足の力は完全に抜け、その場で倒れ込んでいる。
一方で彼女の目は忙しなく動き続け、懸命に情報を脳に送っている。
うえ、した、みぎ、またうえ
思考の大半を映像に持っていかれ、まともに物事を考えられなくなった頃、機械音声が今までと異なる音を発した。
『立ち上がりなさい』
スクッ
「…」
音声に言われるがままな櫻川。
顔の無表情はいつものことだが、その動きに意志はなく、人形のようだった。
『奥の部屋のドアを開けなさい。』
ガチャ
『中央のベットに仰向けになりなさい。』
ストン
『拘束されても抵抗せず、大人しくしていなさい。』
何もできないまま金属製のベットの上で大の字状に拘束される。
櫻川を知る人物なら信じられないような光景が広がっていた。
『対象のサーチ開始…完了。“実験”には問題ありません。』
櫻川が受けたのはただのバイトではない。
対象を処女のまま洗脳調教し、性奴隷にする機械のモニターである。
ランダムな相手でも通用するのか、製品の最終チェックに選ばれたのだった。
『システム・オール・グリーン。対象の調教を開始します。』
『初めに映像を調整し、対象の脳に快楽物質を生成します。』
「ほぎょっ」
脳内にドバドバと快楽を流された櫻川の口から素っ頓狂な声が出る。
股間からはトロリとした愛液が流れ、乳首は触って欲しそうに立ち上がる。
ギシッギシッ
「ふーっふーっ」
懸命に足ピンを試みるも、拘束具が動くばかりで上手くいかない。
結果、甘イキしかできず無表情のまま浅ましい声をあげていた。
『分泌された快楽物質が規定量に達しました。』
『次の工程は乳首開発です。』
音声が鳴り終わると、ベットの下から人の手の形をしたマニュピレータが出てきて、櫻川の乳首をつまみ始める。
甘イキの余韻が消えないうちにくる快楽に、彼女はただ粘ついた声を出すことしか出来なかった。
しかし、時間が経ってくると慣れてきたのか息は落ち着いていき、束の間の休息を味わう。
けれども機械はそれを見逃さず、今度は乳首を弾き始める。
「…おっ!」
限界まで高められていた彼女は、最後の強い刺激に抗えないまま、今日初めての絶頂に浸る。
プシップシッと潮を吹きながら、足を必死に痙攣させようとするが、上手くいかず快楽を逃がせない。
『乳首の感度、良好。』
『子宮開発に移行。』
新しく出てきたマニュピレーターがなだらかな腹の上から子宮を押す。
しかし、いくらイッた後で熱を持っているとはいえ、いきなり子宮で絶頂するのはむずかしい。
現に今も全く感じていない訳ではなく、息が漏れているが乳首ほどの快楽を生み出せていない。
機械にもその様子はしっかりと把握できている。
『子宮開発と同時進行で、クリトリスに刺激を加えます。』
クリトリスに当てがわれたのは、乳首や子宮と違いコンセントのような器具。
2本の角のようなものの間から、バチバチという怪しげな音が響く。
拘束された櫻川に逃げ場はなく、正面から受け入れるしかない。
受けたら普通のオナニーには戻れないほど強い刺激。
機械に慈悲はなく、櫻川は自分がどのような目にあっているか全くわからないまま、電流を受けた。
「ふぎぃっ…………あああーーっっ!」
喉が枯れそうなほどの強い絶叫。
少しでも快楽を逃そうという哀れな努力だが、焼け石に水。
彼女の絶頂は止まらず、ブシャブシャと潮を吹いている。
『クリトリスでの強力な快楽を確認。』
『子宮への圧力を増加。』
『乳首開発を再開。』
快楽によって悶え苦しむ彼女をよそに、機械は淡々とさらなる快楽を与え続ける。
「ひぃっ…ひぃ…イク、イッてる…」
普段の無表情を崩して、舌を伸ばしアヘ顔と呼ばれているような顔を晒す櫻川。
ゴーグルの裏では止まらぬ映像を前に眼球がゴロゴロと転がり続けている。
無意識のうちに絶頂宣言を行うものの、機械は容赦しない。
ゴーグルの映像で脳みそをぐちゃぐちゃにされながら、大きくなった乳首を潰され擦られ引っ張られながら、性器を広げられクリトリスにピンポイントで刺激を与えられながら、性感帯になりつつある子宮をぐりぐりと押されながら尿道から狂ったように潮を吹きながら…。
処女だけを守られ、それ以外の全てを嬲られた。
「あー…あうぅ…」
ゴーグルの中で白目を向き、舌をまろび出しながら櫻川は無力に喘ぎ続けた。
「っ!…?」
気がつくと櫻川は来たときと同じ服を着ながらビルの外に出ていた。
(私…今まで何してたんだろう?)
彼女には服を脱いだ後のことが全く思い出せない。
まるで霧がかかったように脳が思い出すのを拒んでいる。
それでも普通なら逆に気になるが…
(覚えてないってことは…大したことじゃないってことだ。)
すでに機械に洗脳されきった彼女には疑問を持つことさえ許されない。
スッキリとした彼女は、鞄に入っていた一万円札の枚数を数えながら歩き出す。
すると、
「んっ?」
性器から液体が出てくる感覚がする。
生理がきたのかと首を傾げながら彼女は帰路についた。