読んでいただいた皆様、誠にありがとうございます!
初作ではある本作ですが、これからも休日の合間にチマチマと書き進めていきますので
これからもよろしくお願いいたします。
深淵の魔物は黒いドロドロの粘液のような生物である。
不定形で動きは鈍く男は喰らい女は犯す、深淵から這い出た不死身と言われる存在。その正体は群体であり、通常4〜5体の粘液の核が集まり人に襲いかかる。弱点は火と言われていたが、焦げた自らの表面を吸収して更に巨大化する事が確認されたためすぐに撤回された。そのため対抗できるのは破魔の力を持つもののみとされているが、その力を持つものですら何人も飲まれていってしまったため絶対ではなかった。聖女はその特異な力を持って深淵の魔物に対抗していたが、深淵の魔物の物量によって押しつぶされる聖女は少なくなかったのだ。
ただでさえ足りない戦力が深淵の粘液に絡み取られ孕まされ堕ちていくのを見た騎士達は絶望のあまり自らも深淵に呑まれ深淵の苗床の一部となることも少なくなかった。それは絶望を蔓延させる深淵の魔物の特性だという声も上がったが定かではない。
そうして世界で深淵の魔物による被害が深刻化していた頃、各国で聖女を温存する策がとられた。
聖女という数の少ない貴重な戦力を守る為、国は世界中に撒き餌を撒いたのだ。聖女見習いの少女達を世界中に送り込みその身に聖遺物や聖水を纏わせ深淵の魔物を聖女から遠ざけ、深淵の魔物が一箇所に固まらないように分散させようとしていた。
様々な装飾で得たその聖なる力の波形は聖女に近づけ、限りなく魅力的な餌に見えるように偽装した彼女達は聖女達の勝利の為にと自ら志願した者達だった。
その餌に深淵の魔物はいとも簡単に引き寄せられたが、囮となった彼女達は自分の身を守る術を持たず次々に呑まれていった。
経験も浅く破魔の力も弱い彼女達は当代の聖女達から聖なる力を込めた首飾りを授けられていたが、それも時間稼ぎにしかならなかった。何百体もの深淵の魔物から集中的に侵食を受ける彼女達は数秒で手遅れの域にまで侵蝕が進み、聖女達が到着した時には黒いシミと化した彼女達の跡のみが残っていた。
その贄としての役割が『お柱様』と呼ばれ、聖女見習いの少女達から恐怖の対象になるのは致し方ないともいえた。
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ルラト大陸でも南側に位置する街、ユリアトの街はその西に広がるフラトの森の資源を活用してここまで発展してきた街であった。
近頃は石造りの建物も増えてきたとはいえ、古くからある木造の建造物が多く残るのがこの街の特徴でもあった。
街の中でも最も大きな建築物であるギルドの朝は早い
日が昇る頃には、帰還する探索者や賞金稼ぎ共で溢れかえるのだ
それを避けるには日が登る前にはギルドから出る必要があった。
だが___
「......おそい、です」
今日は待ち人が来ず、なんだかんだとガチャガチャと言い合いながらもギルドに向かってくる女どもが歩いてくる。
するとその中から一人の女傑が彼女に声をかけてきた。
「何だいルルネ!デートでもすっぽかされたかい?」
「......うるさいのが来ちゃいました」
ルルネはそう言うと視線を胸ポケットから取り出した手帳に向けた。
あの人のせいです...絶対何か埋め合わせしてもらいます...!と、この後の予定に丸を付けると、その女傑にしょうがなーく顔を向ける。
そこにいた女傑は実に女らしい体付きの女であり、どちらかといえば未成熟な体型のルルネはなんとなく苦手な相手であった。
皮のベストの胸側を無理に紐で縛るように纏めており、サラシでも潰しきれない乳房がそのしなやかな腹筋がガバリと開いている胸元から簡単に覗けるようになっている。ホットパンツから伸びる健康的な太ももには幾つかのベルトが巻かれておりポーションと無骨なナイフをすぐに抜けるようになっていた。
その身長はルルネよりも頭一つ、いや二つ分高く。そのスタイルを自身と比べるとなんだか悲しい気分になるルルネであった。
「私はこれから仕事です.....エルデラ。受付はいつも通りネリーちゃんにお願いしてください」
「ツレないねぇ、たまにはこっちを手伝ってくれてもいいじゃないか」
そう言うと彼女は背後を顎で指した
そこには何頭もの食料となる動物の死骸が載っており、既に解体場に進路を向けている。あの量は今のこの大陸では簡単には取れない。深淵の魔物は退魔師の護符の効果範囲では出現することはないがそれ以外で闇の中から無制限に出てくる。冒険者ですら退魔師の護符以外にはロクに対抗策を持たないのだ。
どうやら彼女にしては相当上手くやったようで、それに関して私は素直に驚いた。
「.....すごい量、よく深淵に見つかりませんでしたね」
おそらくこれからギルド総動員での検品作業に入るだろうが、それなりの時間がかかるに違いない。
「まあな、深淵狩りの狩場の付近を通ったからね」
「....なるほど、そういえば最近は街道付近での仕事が多かったです」
深淵狩りさん
あの人は正体不明だ。
わかっているのは深淵の魔物を殺して灰に帰してしまえるその力のみ
「アンタがアイツの専属みたいになって、深淵の観測任務にいったって聞いたときはどこの命知らずについて行ったのやらって思ったけど.....」
「私も、あの人を知るまではそう思っていましたよ」
途方もない数の深淵の魔物をたった一人で全てを灰にしていく姿は、まるで物語の英雄の様
彼女の目の前で黒い飛沫と灰色の粉塵を纏いながら、さらなる獲物を探す様に突き進んでいく姿を見ているのは爽快感すらあった。
あまりに簡単に深淵の魔物を倒していくので、自分のこれまでの常識が覆される様な気分だったのを覚えている。
「私は今でも信じられないけどねぇ、あの深淵どもがただの灰になるまで殺されるなんてね」
「同行....しますか....?」
「.........いや、やめておくよ」
「ですよね.....」
エルデラは申し訳なさそうに断った。
私もそこまで本気で言ったわけではない。だが、あの人の勇姿を知るものが私一人しかいないのも少し残念に思うのだった。
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賢者タイムってすごいと思うんです
昨日はあの後、奴隷ちゃんが疲れて眠ってしまったのでお風呂の説明すらしてない。
予想外にエロ経験値が高かった奴隷ちゃんに何故か絞られた俺は、その後に賢者タイムに入り取り敢えず自分の後始末をする事にした。
奴隷ちゃんの汚れ(泥と精液が混ざってやばいの)を丁寧に落とし彼女をベッドの中に潜り込ませるまでしても彼女は起きる事なく眠り続けていた
いやぁ、今日からの性生活が楽しみになってしまいそうだがなんともし難い問題がある。
おっぱいがないのである。
もう一度言おう、おっぱいがないのである.....彼女には。
元々俺は奴隷を買ってエロい事しようとしていたのだが......
___まぁ、エロい目には早速遭っているのでそこは.....まあ、な。
ってそれとこれとは別なんだよ。
あの子を衝動買いしたのは俺だよ、そうなんだけども.....こう、あの子って成長期なんだよ!?
だから、今はねぇんだ。だけど....俺は、今欲しいんだ!俺が求めたおっぱいを!
そもそもの予定ではもっと適齢の自分にあった女の子奴隷を好き放題する予定だったんだ。
予定が変わってあの子を買った後も、どうせえっちな事なんてなんも知らないであろう少女に少しずつ教えていこうとも考えていたんだよ。
それがどうさ!あの子エロの経験値だけなら俺以上だ!
誰だ!あんな少女にあんな性知識を教え込みやがってありがとうございますっ!
でも流石にあの子に挿入とか、サイズ的にもそういうのはまだ早いと思う俺なので手っ取り早く次の性奴隷を手に入れよう
いやー、あのぐらいの子に無知シチュエーションで物事を教えるのにもちょっとした憧れはあったからちょっと残念でもあるが、あの子はもう俺の家のエロの魔王として君臨してくれていて構わない。俺はそう思うよ。
「............総討伐数.....254体。....封印体2体、お疲れ様でした。」
目の前のなんか目が死んでそうな受付嬢さんはルルネさん、身長的にはあの奴隷ちゃんと似たような子だけどしっかり成人済みのびっくりボディの持ち主だ。歳は知らない、女性に歳を聞くとか殺されても文句言えないもんね。
彼女はいつもの通りの顔で俺を労ってくれる。なんか俺の仕事風景って見ているだけで疲れるらしい。
黒いスライム、深淵さんを殴っては爆散し、蹴っては爆散させる。
長年殺しまくってきたので最近では特に効率的な殺し方、深淵さん丸っと一匹爆散拳(拳ではない)を使う事ですぐに深淵さん達は灰になってしまう。他にも色々と殺し方はあるのだがこれが一番早いと思います。
「こちらが報酬です、お受け取りください...。」
ルルネさんからたっぷりと中に金貨が詰まってそうな袋を受け取る。
彼女には今朝申し訳ないことをしてしまったのだが、彼女はあまり気にしていないかもしれない。
奴隷ちゃんが起きてきた時のため、着替えだったり食事だったりを置いてきたのだが彼女はどうしているだろうか。
まあ、その用意をしていたせいでちょっと遅れてしまったのだ。
彼女に「本当にすまないと思っている」って言ったら「なんかムカつく言い方ですね?」ってピキられたのでちゃんと謝りました(丸)
それよりも、この後は次の住人を見にいかなければならない。
金の心配はしてはいない、というか深淵さんをぶっ殺すだけで思ったよりも纏った金になるのだ。
その報奨金はどんどん上がっているのでその調子で俺の金蔓になっていて欲しい。
深淵さん殺しの仕事はいろんな場所で受けているのだが値下がりする気配がないのはちょっと気になるが、絶滅させるのは多分簡単なのでもうちょっと稼がせて貰おうかな。
袋の中の金貨を数え終えると、俺はすぐに踵を返してギルドを出る。
元々深淵狩りは夜の時間帯はエンドレス爆散モードの始まりなので、監視員のルルネさんの安全の為にも日のある内に仕事が終わる。
終わりが微妙な時間帯になるので報酬の受け取りが終わった時でもギルド内にはまばらにしか人がいない事が多い。
話によると、帰宅ラッシュ的な混雑がこの後毎日の様にあるらしいので早めに帰るのに越したことはない。
「.....あ、あの....この後よ______
なんか後ろでなんか言ってる気がするが、どうせ俺宛ではないので気にせずに出ていく。
向かう先は勿論、あの奴隷商だ。