邪悪な怪異を対抗する退魔師の佐藤家
その一族の一番若く幼い佐藤由梨香はある日、退魔師の仕事としてとある心霊スポットに赴いた

しかしその心霊スポットは普段仕事で祓う怪異のところとは全く違い、その空間へと閉じ込められてしまう

絶体絶命に陥った彼女は先祖代々仕えてくれる式神と生きるために……

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百合小説二段目…なんとなく書いてみたから楽しんで言ってね!


第1話

「んっ…♥んっ…♥んくっ…♥んくっ…ちゅる♥」

 

降りしきる雨

光がほぼ無い暗闇

異様な雰囲気

 

まるであの世のようなおぞましい空間の中で一つ、湿った音が鳴り響く

音の正体はまだまだ青く幼い少女が妖艶な女性の乳を赤ん坊のように頬張りながら吸っている音である

 

その行為はただの愛撫ではなく、本当の赤ん坊と同じく生きるために少女は女性の乳を吸い、その母乳を飲んでいたのだ

 

 

□

 

 

 

暗い暗い森の奥、その先にあるカビた道、昼でも薄暗く湿度が高い道は異様な気配があり、まるで心霊スポットのようにおどろおどろしい雰囲気を醸し出していた

 

「ここが報告にあった場所ですね」

 

巫女服に身を包んだ少女が隣の女性に問う

少女の名前は佐藤由梨香、まだまだ齢10と数歳の幼い少女であるが、退魔師としての才能があり、現役の中でも最年少とされている少女である

 

ちなみに退魔師とはこの世の悪霊等、悪意のある妖怪や怪異と呼ばれるいわゆる穢れと言われる物を退治したり、封印したりするものである

わかりやすく言うならば陰陽師と同じく『悪霊退散』する人達だと言えばわかるだろう

 

「報告の通り、妖気が満ちてきていますね…これは祓わないと…行きますよ、カティ」

 

カティ、少女にそう呼ばれた女性はにっこりと微笑みながら少女の頭を撫でる

 

由梨香の隣に立つ女性、名前はカティと言う

見た目はドレスにツバの広い黒い麦わらのような帽子、妖艶で高身長、出るところはむっちりと出ており、甘栗色の長い髪後ろ髪はサラサラと絹の織物が如く工芸品の領域であり、顔の半分が髪で隠れているとは言え覗く瞳と微笑む母性溢れる顔は絵画や宝石ですら霞んでしまうような絶世さを生んでいた

 

しかしこの女性…カティは人ではない…

 

いわゆる式神の類であり、それこそ由梨香が産まれるより遥か前、ご先祖様の時代から代々佐藤家と契約してくれている式神である

 

「も、もう!子ども扱いしないでください!」

 

しばらく頭を撫でられた由梨香は頬を赤くし、プンスコと憤慨しながら抗議の声を上げた

 

しかしプンスコしている割には満更でもない様子で撫でられるのを受け入れている事から本人は嫌がらずにむしろ子ども特有の思春期故に少し恥ずかしくて抗議しているのであろう

むしろ育ての親とも言えるカティには絶対の信頼と信用を持っており、由梨香はかなり甘えている方である

 

「しかし最近心霊スポットとして紹介されたと言うのにここまで成長が早いとは…気を引き締めなくてならないですね」

 

頭をなでなでされながら突然、キリッとした顔で件の心霊スポットを睨む由梨香

この心霊スポットは最近、土砂崩れにより出没した洞窟であり、いつの時代に作られた物かはわからないが、近づいた人がこの世のものではないものを見たり、行方不明になっている場所である

 

「人々の平穏を守るためにも行きましょう」

 

そう言って撫でてくるカティの手を掴み、そのまま洞窟に歩く由梨香

この後の出来事に繋がるとはこの時、二人はまだ知る由もなかった

 

 

□

 

 

「はぁ…はぁ…」

由梨香は小屋に避難していた

 

綺麗であった巫女服は泥と雨によって濡れ、擦り傷の血によって見る影もないくらいに汚れており、由梨香は息を切らせながら呼吸する

 

洞窟に入って数日、由梨香達は大量の怪異に追われていた

 

調査のつもりで洞窟に入り、抜けた先は真っ暗闇の夜と雨が降りしきる世界であった

 

日が落ちるのが早い季節ではあったが、洞窟に入って数分もせずに出たところそのような状況になっていたのである

 

由梨香はこの洞窟に対する危険評価を引き上げて調査を開始した……

 

だがそこで待ち受けていたのは多数の怪異

由梨香も退魔師の中では強者の方であり、またカティも長い間、代々と仕えている式神であるため、とてつもなく強い

 

だが、数が問題であった

倒しても倒しても湧いてくる怪異の数に押され、消耗してしまい、結果はジリ貧…この空間の支配者すら発見に至らない

 

これは二人だけでは無理だと由梨香は考え、切り上げようとした……が、入口は封印されていた

 

高位の怪異等は結界を張り、入口を塞ぐことがある

しかしここの怪異は狡猾なのだろう、封印だけでは無く、洞窟自体崩して入口を物理的に封鎖していたのだ

 

ただの封印ならばなんとか破れる、ただの封鎖ならば頑張ればカティもいるので掘り出すこともできる

 

しかしその2つが同時に行われ、なおかつ多数の怪異がその付近に統率された動きで固まっている

 

今や消耗こちらは消耗しているため、ゴリ押しで行ったところで勝率は無いに等しく、潜伏してやり過ごすしかなかった

 

だがさらに問題が発生した

 

この空間の妖気が濃くなったのだ…

読者のためにも妖気を簡単に解説するが、この世界では先ず妖力というものがあり、怪異含めて一般的に全ての生物に宿っている力がある

その妖力が強くなるといわゆる霊感等が発達し幽霊等が見えるようになるのだが、この妖力の元は実は空気中にも微量だが含まれており、この妖力を多く持つもの等がいると、それが空気中に溶けて妖気となる

 

わかりやすく言うと二酸化炭素と同じ、人が多いところでは呼吸をすると二酸化炭素が増えるように妖力が多い物がいると妖気が濃くなると思って良い

 

しかしこの妖気が濃くなるとどうなるか、二酸化炭素をまた例にあげるが、この妖気が濃くなると二酸化炭素中毒と同じで人等生き物に悪影響を及ぼす

 

式神であるカティは大丈夫であるが、人である由梨香はそうはいかない

退魔師はこの妖力の容量が多く、かつ扱える人がなるのだが、それでも素体は人であるからして妖力、妖気が多すぎれば毒になってしまう

 

では退魔師の術を使って妖気を消費すれば良いと思うだろうがそうはいかない

術を使うということは即ち先ほどの軍勢に居場所を知られると言うことだ

 

戦い続けることになり、次は体力が持たなくなる

 

消耗したばかりの先で回復するために、今やれることは潜伏してやり過ごし、助けが来るのを待つか、ここの支配者を倒すしかない

 

故に戦闘は最低限に控えて、何とか避難できそうな小屋に潜伏したが、さらに問題が発生した

 

水と食料である

退魔師はこう言う事に備えて非常用の食料は持ち込んでいる

だがしかし、戦闘の邪魔にならないよう最低限の食料のみだ

 

本来ならば手間取ればすぐに応援が駆けつけるためにそこまで必要にはならないが今回のケースは特別である

多分だが、外の方も洞窟自体が崩されて、さらには封印の影響で応援が手間取っている可能性が高いと由梨香は考える

実際にそれはあたりであり、救助するのに外では応援の退魔師が手を焼いていた

 

外は雨がずっと降る暗闇なため、雨を飲めば良いと思うがこの雨自体、怪異が降らせているため、妖気が濃い水となっており、喉の渇きは癒せど逆に妖気によって体力を奪われてしまう

 

しかも暗闇と言うことは日がないため、寒いと言うことだ、巫女服が濡れた由梨香は寒さによっても体力を奪われていた

 

(このままではマズい…応援が駆けつけるか、それとも一か八かで支配者を倒すか…考えが纏まらない…どうすれば…)

 

体内の栄養と水分が不足し、さらに妖気が濃くなった事により朦朧とする頭と視界で由梨香は考えようとする

 

(とりあえず体を温めないと…ここは廃村のようですから薪を何とか手に入れられれば…)

 

「カティ…火を焚く薪と食料をお願い…できますか?」

 

この小屋の物を壊して薪にすれば多少は暖が取れるかもしれない…だが応援が来るまでには心許がない

故に廃村で物資をかき集めて潜伏しなければならない

 

しかし今は自身が動くのは危険である

故にカティに頼らざる得ない

 

そしてカティに頼り物資を集める間、由梨香は無防備になるため、少しでも発見される危険を下げるために火はまだつけることができない

 

栄養、水分、そして体温が少ない中、今できる最大限の事を行うのであった…

 

 

□

 

 

「う…ん…」

 

温かい、由梨香は意識を取り戻した時にそう感じた

 

(そうだ、私…カティに物資の調達を頼んでそのまま…寝ちゃったんだ…)

 

ぼんやりとした記憶を照らし合わせながら由梨香は考える

実際には低体温で意識を失っていたのだが、本人は眠ってしまったと思っていたようだ

 

(今、何が起こっているんだろう)

 

そう思いながら目を開くとそこには小さな焚き火が一つ、火をつけて熱をこちらに与えていた

そしてもう一つ、由梨香が温かいと感じた理由がもう一つあった

 

(カティ…)

 

物資を探し終わったカティが由梨香を発見して急いで火を起こし、そして由梨香を後ろから抱きしめて温もりを与えていたのだ

 

「カティ?」

 

「…!」

 

由梨香が目を覚ましたことにカティは驚き、そして安堵した様子で由梨香を抱きしめる力を強め、頬ずりをした

 

カティは式神故に喋ることは無いが、その表情からはまるで子を慈しむ親のように安堵しており、心配していた様子がありありと由梨香に伝わる

 

「カティ…ありがと…」

 

由梨香は確かに感じていた、カティの母性を…

産みの親は別だが、カティは育ての親である

由梨香の一族の巫女を代々守り、育ててきた

 

故に由梨香にとってカティは先祖代々の母であり、カティにとって由梨香の一族は我が子のようなものなのだ

 

目覚めた由梨香を優しく撫でるカティ

須臾の間かもしれないが与えられるその温もりに由梨香はとても安堵していた、だからてまあろうか次の瞬間……

 

ぐぅ~…

 

小屋の中で外の雨音よりもはっきり聞こえる音が鳴り響いた

 

「………」

 

黙り込む二人、件の音は由梨香…の腹である

安心したために体が栄養を欲して腹がなった

 

「ん…ん!カティ!ご飯はありましたか?」

 

赤面する由梨香は恥ずかしさを払うように尋ねる

しかし帰ってきた答えは否、カティは首を横に振った

 

「そうですか…食料は無かったんですね…いや、カティが悪いわけではありませんよ?」

 

少し落ち込む由梨香だが、それ以上に申し訳なさそうにするカティを見て由梨香は慌てて弁明した

 

「参りましたね…これはあまりやりたくは無かったですが、とうとう雨水を飲むしかないか…」

 

由梨香は少し覚悟を決めて雨水を飲もうと立ち上がる

 

「あれ?なっ…!?私!?なんで裸、服は!?」

 

由梨香は立ち上がって気がついた…自身が産まれたばかりの姿…つまり、裸であることを…

 

「カティ!?カティ!?私の服は!?」

 

由梨香がちょっと焦りながら振り向くとカティもまた裸であった

 

「なんでカティも!?ってそうか…私がずぶ濡れで冷たかったからか…」

 

低体温…由梨香はカティがずぶ濡れの服では危ないと判断して脱がしてくれたのだろうとあたりをつける

現に二人の服は近くに干してあり、乾かしている最中であった

 

(このまま裸で雨水を飲みに行くのは危険ですね…服を着てからじゃないと万が一襲われたら裸で逃げることになるし、それは命に関わる)

 

しかも二人は体を冷やした手前、まだ乾いてない服を着て雨水を飲みに行くのは気が引けた

 

「これは服が乾くまで我慢するしかないか…ん?どうしたんですか?カティ?」

 

ふと、由梨香が思考しているとカティが抱きついてきた

 

(しかし本当に凄い体をしてますよね、カティは…同じ女性として羨ましいですよ…ほんと…)

 

むにむにと柔らかく蕩けそうに感じる肌の質感を感じながら、カティに抱きつかれるまま、由梨香はその柔らかさを堪能する

 

「カティ…どうしたんですか?カティ?カティ!?ちょ…んくっ…んむッッ!?」

 

抱きつかれてぼやっとしていた由梨香、抱きつかれ撫でられるがままにしていた時、突如としてカティは自身の乳房を由梨香の口の中に突っ込んだ

 

「んむ!?か…かひぃ!?んくっ…!?まっ…んくっんくっッッ…」

 

そして口の中に極上の味が広がっていた

それは人が産まれた時に初めて味わう極上の味、甘く濃厚でありながら生命の源となるその雫

 

カティは由梨香に母乳を吸わせていた

 

(まさか、私がお腹を空かせているからですか!?)

 

んくっ…んくっ…と押し付けられ、無理やり口内へ侵入してくる母乳を飲みながら思考する

実際に貴重な栄養となっているのは確かであり、突然の事で最初は抵抗した物の乾いた喉と空いた腹にはそれはそれは神の雫のように体全体が求めて喜んでいた

 

「んくっ…んくっ…カティ…ちょっと立って吸うのも疲れるので座っても良いですか?」

 

抵抗をやめて話す由梨香、口の端からは少し溢れたカティの母乳を舐め取りながら提案した

 

 

□

 

 

「んっ…♥んっ…♥んくっ…♥んくっ…ちゅる♥」

 

湿り気を帯びながらねっとりとした吸う音

由梨香はカティのその大きく形の良い乳房に舌を這わせて母乳を一雫一雫味わうように堪能する

 

「んくっ…♥けふ…♥」

 

座りながら由梨香はカティに抱きつき、乳に吸い付くが今や抵抗は何一つなかった、なぜならば産まれた時に味わった母乳…特にカティは乳母としても母乳を与えているためか、体がその味を覚えており、すんなりと由梨香の体に浸透しては吸収されていく

 

そして座れているカティはと言うと…

 

「……〜♥」

 

とても嬉しそうにしながら由梨香を抱きしめて撫で続ける

その瞳はとても母性が溢れており、もっと吸ってほしいとばかりに抱きしめては吸わせ続ける

 

由梨香はと言うとその視線を見て落ち着くし美味しいし恥ずかしいしで感情がしっちゃかめっちゃかになっていた

 

(こちらの気持ちも知らずに嬉しそうにして…そうだ!)

 

由梨香はちょっとしたイタズラを行った

というのも簡単な話、優しく傷つけないように吸っていたカティの乳房に舌を這わせて吸うよりはねぶるように乳首を少し責め立てる

 

「…〜ッ?〜ッッ!?」

 

そんな吸い方が当然、変わった事により感じているのかカティは少し息を荒げて体を時折ピクピクと震えさせる

 

(気持ちよさそうですね…カティ…)

 

いつもいつも世話を焼いてくれた育ての母、先祖代々支えてきてくれた式神、命を育み、何度も助けられきた相手が今まさに由梨香のイタズラによる愛撫で感じている

 

由梨香はよがるカティを見て、胸に桃色な気持ちを大きく抱いた

 

「ちゅ♥ちゅちゅる♥じゅる〜…♥」

 

「ッッ…!ッッッッ…ッッッッ♥」

 

そして一際吸った瞬間、カティは体を跳ねるようにビクリと痙攣させてとろりとした瞳をさせる

 

それはまさに羽化したようにカティはイッたのだ

 

「ごちそうさまです、カティ♥」

 

残る雫すらペロリと舐め取った由梨香は…それはそれは10と数歳の雰囲気ではないほどに妖艶となっていた

まさに好いた家族を達させてた事に満足しながらも育ての母を食ったメスの顔である

 

「とてもおい…し…あれ…な…に…こ……れ…」

 

ふらりとする視界、クラクラとする思考と思うように力の入らない四肢故にカティへとしなだれかかってしまう由梨香

 

ぼうっとした思考と体の感覚で由梨香は自分の状況を悟った

 

(妖力に酔ってしまいましたか…)

 

忘れていた…カティはこれでも式神、それこそ妖力は持っているし、何より怪異のクラスで言えば上位に君臨するレベル

 

そんな乳を吸えばどうなるか、普段ならば大丈夫かもしれないが今は妖気が濃い空間

雨水でも同じ事が起きると確信していたが、由梨香はカティの母乳によって妖力が許容量を超えてやられてしまった

 

(雨水より美味しいもので栄養も補給できたならば良しとしましょう)

 

体が少しずつ熱くなり、クラクラと酩酊する頭でふとそんな事を由梨香は思う

 

しかしくたりとした由梨香をカティはゆっくりと寝かすと、突然、手で由梨香の両太ももを掴み股を開かせた

 

「カ…ティ…なにをして……ぇ…おっ♥」

 

秘部に走る快楽の感覚

次に来るのは断続的な極上の快楽

 

「カ……ティ……やめ…んぁ…♥」

 

カティは由梨香の秘部に舌を這わせていた

それこそ子どもが棒付きキャンディーを舐める事とは訳が違う、大人がソフトクリームをねっとりとなぶりながら舐め取るように…

じっくりじっくりと舌を…まるで極上のワインをテイスティングするように転がし、味わい、そして一雫も残さないように蜜を味わう舌使い

 

「イッ…あっ…や…ん゛ッッ♥♥♥」

 

腰を大きく跳ねさせる由梨香、脳に直接的に響くような快楽

荘厳に鳴り響く時刻を知らせる鐘のように神聖さを帯びた感覚が激しく重たく脳にじわりと快楽を響かせた

 

「はぁ…はぁ…カティ♥…なんでとつぜ……ん゛ん゛ん゛ぁ♥」

 

さらにカティの追撃、次はまるで杭を打ち込むように…家を建てるときのボーリング作業のようにぐにゅりと舌を秘部に突き立ててカティは由梨香のナカに侵入する

 

「や…やぁ♥…おかしくなる♥カティ♥カティ…ぃぃぃ…♥」

 

2度目の絶頂、羽化登仙の境へと至り、到達した由梨香は歯を食いしばるも快楽に流されて意識をかすれさせる

 

人生で味わったことのない快楽を2度もブチ込まれ、脳が混乱するより先に頂へと登らされた由梨香の体は快楽をダイレクトに受け止めてしまい、痙攣させながら全てを受け入れてしまった

 

そしてそんな事になれば当然、由梨香の意識は快楽の大洪水へと流されて溺れていく

 

(カ…ティ…♥)

 

由梨香は霞む視界と思考のわずかコンマ数秒の間にこの快楽を与えた式神の目を見た

 

そこには…

 

怪しくも妖艶で、それでいて見惚れるような捕食者の顔をしたカティが瞳には母性を浮かべたまま、魔性の雰囲気を纏い、笑っていた

 

 

 

□

 

 

 

「もうカティ!今は危ない状況なんですから突然やらないでください!」

 

プンスコと顔を赤くしながら怒るは齢10と数歳の幼い少女、由梨香

先ほど散々と己の使役する式神に良いようにされてしまい、激しくイカされてしまった事がとても恥ずかしく、自分の事は棚上げしながら怒っていた

 

随分と大人びた少女ではあるが、こういうことの後には取り乱して少し当たってしまうのは年相応と言ったところだろう

 

(だけどなんだろう、凄く体が軽い…妖力が丁度良くみなぎってる)

 

由梨香は体がまるで今の空間に馴染んだような適応された軽さを感じていた

 

(しかもこの感覚、今ならばここの支配者の居場所がわかる)

 

張り詰める活力とは裏腹に直感的な物が働き、脳ではなく体の感覚でここを支配している物の居場所がわかった

 

「カティ、いけますか?」

 

服を着ながら溢れ出る自信を持ち、由梨香は自身の最も信頼する相棒にそう問いかける

 

「!」

 

コクリと頷くカティ、今の状況ならば他の怪異を避け、そして大元のみを狙い撃ちにできるだろう

 

「行きましょうカティ!ここをぶっ壊してやるんです!」

 

 

 

□

 

 

 

数日後、無事に由梨香とカティはあの心霊スポットにいた支配者の怪異を撃破し、そして脱出した

 

大元を倒してしまえば空間が崩壊し、外に放り出されるため、出入口の物理的な封鎖も結界も無視して外に出れたのだ

 

「あらあら大変だったわねぇ…由梨香ちゃん」

 

「えぇ本当に…ほんとーに大変でしたよ母様」

 

おっとりとした女性がこれまたおっとりとした感じで由梨香を労う

彼女は由梨香の産みの母、優花里

退魔師の中でも極めて上位の存在であり、最強とも噂される女性である

 

「でもその、まぁ…カティが居たので助かりました…」

 

あの夜の事を思い出し、耳まで赤くした由梨香はぷいっと赤面した顔を見せないようにそっぽを向きながら口を尖らせて喋る

 

「あら〜カティもありがとうね~」

 

「!」

 

よしよしとカティを撫でる優花里、その様子にカティも頬を緩ませながら嬉しそうにしている

 

「でも聞いた話だけどもそんな相手によく勝てたわねぇ…今度から先に突っ込まずに調査班の人達が調べてから入るのよ?」

 

「えぇ、わかりました母様」

 

少し嗜めるように諭す母にバツが悪そうに頬をかきながら言葉を受け入れる娘、そこには経験から来る言葉の重みがずしりと乗るように娘の胸へと積み上がる

 

「でも相手を探知して速攻撃破する判断は見事よ!流石私の娘!」

 

なでなでなでり…カティを撫でる手とは反対の手で娘の頭を撫でくりまわす母

それに由梨香は満更でもないように、むしろ嬉しさが隠せずに口角を吊り上げて喜んでいる

 

「でも数日潜伏していたのに突然、そんなに感知をできるようになったってことは……あぁ!カティにシてもらったのね!」

 

由梨香に電流走る

いや、由梨香に落雷落ちる

 

「ど…どういうことでしょうか…か、か、母様…???」

 

「わかるわよ、突然妖力が適応して感覚鋭くなるなんて、家の一族では大体カティがあれをヤッたってみんな知ってるし、一度は通る道だから」

 

図星を突かれて固まる娘、ひくつきながらもなぜカティとシた事を知っているかと思ったらそうかそうか…一族は必ず通る道なのかと思った

 

「カティが周りの妖力と妖気を吸い取って、私達の体に馴染むように調整して乳として与えてくれるの、そしてその母乳を私達が飲むことで妖力と妖気が体に馴染んで、さらに私達は妖力の容量が上がって強くなる、まさにカティは我が一族の育ての母なのよ!」

 

衝撃的なカミングアウト…家の一族がとんでもなく才能が溢れて強くなるのはカティのおかげであったのかと今更ながらに知り、その事実に普段はクールを気取る知的冷静娘である由梨香も仰天した

 

「つ…つまり…その…母様もその…カティとシていたのです…か…???」

 

震える声で尋ねる娘、自身は命の危険がある中で生存本能爆上がりの中でシた衝撃から色濃くカティとの行為は記憶に残っている

 

「えぇ、と言うか今でも私もお祖母様もしてるわよ?」

 

「は?」

 

衝撃的なカミングアウトその2

絶対零度のような「は?」が一言、部屋に響く

その冷たさは撫でられて嬉しがっていたカティの顔を青くするのには十分であり、危険を察知して咄嗟に部屋を飛び出る

 

「こ…こんのぉ!浮気者ぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

顔を赤くしながらカティに続いて部屋を飛び出す由梨香、どちらかと言うと由梨香の方が浮気認定されるのだろうが、今やそんな事などわからなくなるほど憤慨した由梨香はバタバタと足音を鳴らし、怪異より凶悪な鬼の形相をして『式神絶赦』と怒りながら追いかけていった

 

「騒がしいねぇ、今何時だと思ってんだい?」

 

騒ぎを聞きつけてのそりと隣の部屋から見た目は30くらいのメガネをかけた黒い長髪の女性がむすりとした目つきで廊下を見やる

 

「もう13時ですよ、お祖母様」

 

お祖母様と呼ばれた女性は時計を見ながら不機嫌そうな顔のまま伸びをする

 

「寝過ぎちまったみたいだねぇ、それで…あたしを叩き起こした鶏はなんだって言うんだい?」

 

「カティのあれですよ、いつものアレ」

 

「あぁ…そっか、いつものアレねぇ…由梨香もついにカティとヤッたのか」

 

ハァ…とため息をつくお祖母様、しかしお祖母様と言うよりかはお姉様と言う方がしっくりくるくらい若く見える

 

「と言うことはだ優花里、今日はアレして見るか…」

 

むふ〜と口角を変えるお祖母様、その言葉に優花里はあらあらと声を弾ませながら少し嬉しそうに立ち上がる

 

「ならおっきい布団の準備しておいときますね、あぁ今夜は楽しみです」

 

優花里はいそいそと足を進ませながら、大きな部屋へと準備のために歩を進めた

 

「一族恒例、祖母、母、娘による親子丼…久しぶりだからうずくねぇ…」

 

浮気ものぉぉぉ!と声を上げながら庭で追いかけられる式神とそれを追いかける孫を見ながら、祖母はニヒルな笑みのまま呟いた…

 

 

 

 

□

 

 

 

登場人物

 

佐藤 由梨香(さとう ゆりか)

 

退魔師として有名な名言である佐藤家の巫女であり、聡明で冷静な性格である

 

見た目は短い黒髪に齢10と数歳のため幼さがまだまだ幼さが残るが、その頭脳と強さは大の大人にも引けを取らないほどであり、また才能を持ちながら努力を重ねているため、佐藤家の中でも特に評判は高い

 

しかし才能故に無意識にも傲慢になってしまっていたところがあり、今回のケースはそこを突かれて自分ならば大丈夫と調査班を待たずに先行してしまった事が原因である

だが、ただでは転ばぬ彼女はこの失敗からも多くを学び、そして身につけた

 

またカティとの関係もあり、前より数段上の実力を身に着けたことから神クラスの怪異相手にも引けを取らないと噂されている

 

あだ名は3k、賢く行動がとてもクールであるように見えたため、クール・クーラー・クーラントから3kと言われている

(クール・クーラー・クーラントであれば本当は3Cであるが、語呂が良いためそう呼ばれているようだ)

 

 

佐藤 優花里(さとう ゆかり)

 

由梨香の母にして当代の最強に近い退魔師

見た目は20代くらい、黒髪を先で束ねたゆったりした髪型にこれまたカティと同じくらいのナイスバディな母親

普段は物腰がとても柔らかく、周りからも愛想の良い御婦人と見られているが、その実力は折り紙付きであり、知能を持たぬ低級の怪異であっても本能的に負けを認めて浄化されてしまうレベル

 

そしてその強さ故に周りからは引っ張りだこであり、今回のケースでは遠くにいたため、すぐに応援に駆けつけられなかった経緯がある

だが佐藤家に置いてカティがいる事に絶体の安心を持っているため、心配こそすれどそこまで不安にはなっていなかった

だってカティがいるし…

 

とても若く見えるが実年齢は30代後半である

 

あだ名は退魔師最強の母

 

 

お祖母様

 

見た目は黒いストレートヘアーであり、三白眼であるため少々目つきが悪い

実力に関してはやはりこの一族故に高く、それでいて術も豊富に扱える

だがどちらかと言うと拠点防衛の方が得意であるため、直接的な戦闘は娘の優花里よりは劣ると本人は言っている

 

だがしかし、豊富な手札にずば抜けた判断力、積み重ねた経験から退魔師を並べて戦わせたとしても誰一人敵わない

 

私生活に関しては少し自堕落になりかけているし、カティとは未だに体の関係を持ってるし、風俗には普通に行くしでぶっちゃけちょっとだらしがない

 

だが、家族思いであることは変わらず娘や孫の事は大切に思っている

 

実年齢はすでに60くらいだが、見た目が20後半のため、娘である優花里や孫の由梨香とある歩いていると姉と間違われる

 

誰が言ったかあだ名は見た目詐欺ババア

戦い方と見た目からつけられた

 

 

 

カティ

 

 

佐藤家に代々仕える式神

実力に関しては上位であるが、実は力が縛られているため本来の実力より数段劣っている

 

実は遥か昔に暴虐を尽くした鬼神であったが、ある日、佐藤家の人間と対決し、そして負けたために式神にされて佐藤家に仕えさせられている

 

というのは表向きの話

 

実際のところ、鬼神ではあるが堕落的な神であり、女の子を攫ったり夜這いしたりと散々やらかしたた挙句に、その時にあった佐藤家の先祖が見た目も何もかもドストライクで誘われてほいほいついて行ってハニートラップに引っかかり、ワンナイトした挙句に封印されて『シたいなら契約しろ!契約しないならば数百年ひとりぼっちで過ごせ!』と言われ…

 

ドストライクな主人に仕えてチョメチョメできるんなら最高じゃね?と思って式神となった鬼神である

 

そして実は契約に一つ呪いを混ぜ込んでおり、それが佐藤家の巫女からは必ず女性が産まれる呪いを一族にかけている

 

理由は簡単な話、ドストライクな娘がどんどん産まれるし仕えられるの最高!きゃー!となってるからであり、かなり俗なエンジョイ神様である

 

そして自身の乳を佐藤家の巫女に与えることで巫女の力も強化されるし、多すぎたら抜いてあげる事で性欲も満たしているある意味計算高い女好きでもある

 

実は喋れるらしい…が…口を開くと口説き文句しか言わないためか、口を閉ざすように先祖様に言われたらしい

 

そのため、母性あふれる姿と見た目と行動とは裏腹に中身はドピンクである

 

頼むからそのまま、黙って妖艶なお姉さんで居てくれと先祖様は思っている




久しぶりにまた書いたが筆が乗ると結構スイスイとかけますよね
皆様もこれを機に書いてみる事をオヌヌメします
楽しいからね!


無断転載禁止

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