パーティを追放された者同士がコンビを組んだら世界最強になった。「……パーティ名はどうする?」「何でもいいよ」「じゃあ『うんこ』で登録しておくな」「待て!何でもいいって言ったけど、それはないよ」 作:鳥稲のね
オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:R-18 R-15 転生 男主人公 女剣士 ファンタジー 冒険
「別に……何でもいいよ」
「じゃあ『うんこ』で登録しておくな」
「待って!何でもいいと言ったけど、さすがにそれはないよ!」
「じゃあ……『うんこ』以外ならいいんだな」
「……『うんこ』以外ならいいよ。まったく、うら若き乙女に『うんこ』なんて言わせないで」
「じゃあ『ちんこ』で」
「コラァ!あんまりふざけてると怒るよ!」
「自分はアイデアを出さないくせに、人の意見だけは否定するヤツっているよな……」
「ふざけた名前をつけるなって言ってるだけなんだけど?」
「別にふざけているつもりはないんだが。俺らパーティを追放された者同士。つまり……ウンコみたいなモノじゃないか」
「……違うと思う。ドヤ顔見せてきてるけど、全然うまいこと言ってないからね」
「仕方ないな、真面目な名前だったらいいんだな」
「真面目な名前だったらいいわよ」
「それじゃあ……まん」
「『まん〇』なんて言ったらぶん殴るからね」
転生したら支援系魔法しか使えない魔術師だった。
バッファー……つまり、味方の能力を強化する魔法がメインの職業。
戦闘系の味方に対しては身体能力強化。
魔法系の味方に対しては魔力強化を行える。
倍率は1.1倍。
いや、しょぼすぎだろ。
どうせならド派手な攻撃魔法をくらわせたり、剣技でバッサバッサと敵を倒すような職業が良かった。
でも……現実は地味すぎる支援職。
倍率1.1倍って誤差レベルだ。
活躍できる要素が全くない。
しかも……
俺は能力は全然成長しなかった。
俺の身体能力も、魔法の性能も。
同郷の幼馴染みとパーティを組んで冒険者を始めたんだけど、仲間はどんどん強くなっていく。
最初の頃はメンバーも俺のことを気遣っていた。
「お前のおかげて勝てたよ」
「やっぱりダルの支援があってこそだよな」
「ダルは影のMVPだよ」
みたいなことを言っていたんだけど……
これって逆に俺のことバカにしてない?
ついに先日、俺はパーティから追放された。
あっさりと。
それでショボンとしながら酒場で飲んでたんだよ。
酒場には酎ハイなんてものはおいてないのでサングリアを飲んでた。
ワインにハーブやら果物やらジュースやら加えたやつで、アルコール度数も高くない。
俺はビールは苦いから飲めない。
あてはデッカイ唐揚げ。
鳥なのか魚なのか魔物なのか……何の肉なのかは謎。
香辛料が効いているので旨い。
最初はいろいろ異世界の感覚についていけないことが多かったけど。
もう……慣れたよ。
……そう思っていたんだけど。
何だか急に日本が恋しくなってきたな……。
カップラーメンにインスタントラーメン、二郎系ラーメン……。
ふと、あの料理が頭をよぎる。
……俺ってラーメンが好きだったんだ。
改めて思い出す。
ずっと俺の中ではどこかに日本に帰りたいという気持ちがあったんだな……。
あ……。
俺としては珍しくダウナー入ってしまった。
ポロポロと涙が溢れ出す。
情けない。
女が泣いているなら絵にもなるだろう。
男が泣いていたって、ただ馬鹿にされるだけだ。
男尊女卑だ?
異世界だからいいんだよ、別に。
そんなことを思っていた時だった……。
「……お兄さん、大丈夫ですか?」
隣の席から、俺に声をかけてきたヤツがいた。
そこにいたのは、大きなジョッキ抱えている栗毛のポニーテールの女の子。
レザーアーマーに、腰にはショートソード。
職業は多分、剣士だろう。
そして彼女は……
俺以上に顔がグチャグチャだった。
目は真っ赤。
滝のように涙が流れていた。
鼻水も流れていた。
口の端から涎までも流れていた。
「そっちこそ大丈夫!?」
ヒドイ花粉症の人を誇張したような風体なんだけど?
この世界には花粉症はないんだけど……。
しかし、よくそこまで顔から水分が流れ出るね?
スゲエな!感心するよ!
「私のことは別にいいんで……話、聞きましょうか?」
「逆に俺が聞くよ! お姉さん、何があったの?」
俺は彼女にハンカチを渡した。
「いいですって、私の鼻水とか拭いたら汚いですよ」
「気にしなくていいから、拭いてよ」
「涙も鼻水もジョッキに入ったら少し量が増えてお得に飲めるからいいんですよ」
「汚ねえな!」
泣き顔のままの女剣士に、俺は思わずツッコミを入れてしまった。
何だこいつ、ヤバすぎだろ……。
一旦落ち着いて、お互いに追加で飲み物を注文する。
話を聞いてみると、なんと彼女もパーティから追放されたらしい。
「私、同郷の幼馴染みとパーティを組んでたんだけど、あんまり戦闘で役に立たなくて……」
「そうなんだ」
「一応、私は『スラッシュ』っていう剣技を持っているんだけど、通常の斬り付けよりも1.1倍の攻撃力にしかならないんだ……」
……どこかで聞いたような話だな。
「メンバーのみんなはどんどん成長していくんだけど私だけが成長が遅くて、剣技の攻撃力も上がるあわけでもなくて……」
「へえ」
ホント似たような境遇の人間がいたものだ。
「だから……リーダーの男の子を寝取ったらクビになった。」
あぶねえ!
一瞬……『俺もそうなんだ』って言いそうになった。
俺はリーダーの男と寝てないからな!
俺と全然違うタイプの人間だった。
「成長が遅いとか関係ねぇじゃん!」
「関係あるよ!一番強いメンバーと深い仲になったら、戦闘の時に私を守ってくれると思うでしょ!?」
なんつー理由だよ!
呆れつつも、俺はため息をついた。
「まったく……自分の体を大事にしろよ」
思わずガラにもないことを言ってしまった。
「別に……私、風邪ひいてないけど?」
「お大事にって言ってるんじゃなくて……」
ホントにズレたヤツだな。
風邪ひいてるみたいに鼻水垂らしてるくせに……。
―――フンッ!……ズビッ……ポチャン……
―――ゴクゴグゴク!
手鼻をかんでジョッキの中に鼻水を落とし、残りのビールを飲み干しやがった!
手慣れ過ぎてる!
……コイツ初めてじゃねぇな!
「私はメリテ。君は?」
「……俺はダルウィン。ダルでいいよ。」
これが俺とメリテとの最初の出会いだった。
意気投合。
……と言っていいのかは分からない。
それから俺たちは一緒にクエストを受けるようになった。
臨時パーティを組んで挑んだクエストを全て達成。
高難易度の依頼も簡単に片付けてしまった。
最初に受けたのは、普通のゴブリン討伐クエストだった。
ま、とりあえず肩慣らしにやってみるか、と軽い気持ちで引き受けた。
その途中。
運悪くオーガの群れに出くわした。
オーガは推奨討伐ランクB級以上。
俺たちはDランク冒険者。
普通なら相手に見つかる前に逃げるのが正解だ。
だが運悪く……すでに俺たちは囲まれていた。
腹をくくって戦うしかない。
気休め程度の強化魔法をメリテにかける。
その後は一方的な展開だった。
二十体以上いたオーガの首をはねた。
いとも簡単に。
次々とオーガを討伐していった。
まぐれかと思った。
お互いに火事場のクソ力を発揮しただけかと思った。
そうではなかった。
次の依頼でも、またその次の依頼でも。
何度やっても、俺の強化魔法はメリテのパワーを劇的に上昇させ、推奨討伐Aランクの魔物でさえ、難なく倒せてしまった。
メリテと一緒に戦闘を経験して分かったことがあった。
俺の支援魔法には相性があったのだ。
俺が前にいたパーティのメンバーに強化魔法をかけても1.1倍程度の強化にしかならなかった。
だが、メリテに強化魔法をかけると、彼女の身体能力が10倍にも跳ね上がるのだ。
結果、俺たちは短期間でそれなりに名の知れたコンビになった。
冒険者ギルドの方も、正式にパーティ申請をすることを勧めてきた。
夜。
宿屋の部屋の中で俺たちは話をしていた。
「試しで組んでたわけだけど、これからは正式によろしくな。……そうだ、俺たちのパーティ名ってどうする?」
「別に何でもいいよ」
「じゃあ『うんこ』で登録しておくな」
「待って!何でもいいって言ったけど、それはないよ!」
「じゃあ……『うんこ』以外ならいいんだな」
「……『うんこ』以外ならいいよ。まったく、うら若き乙女に『うんこ』なんて言わせないで」
「じゃあ『ちんこ』で」
「コラァ!あんまりふざけてると怒るよ!」
「自分はアイデアを出さないくせに、人の意見だけは否定するヤツっているよな……」
「ふざけた名前をつけるなって言ってるだけなんだけど?」
「別にふざけているつもりはないんだが。俺らパーティを追放された者同士。ウンコみたいなモノじゃないか」
「……違うと思う。ドヤ顔見せてきてるけど、全然うまいこと言ってないからね」
「仕方ないな、真面目な名前だったらいいんだな」
「真面目な名前だったらいいわよ」
「それじゃあ……まん」
「『まん〇』なんて言ったらぶん殴るからね」
「……結構過激なプレイが好みなんだな」
殴れるものなら殴ってみな。
ま、この態勢で俺の顔に手は届かないだろうけど。
俺は彼女の尻をしっかり掴んで、深く腰を突き出した。
「あんっ……あ……ひっ♡」
俺とメリテは後背位の体勢で繋がっていた。
膣内の一番深いところまで突き入れる。
メリテは口をパクパクしながら、体を痙攣させた。
「はうっ……だめ……そこヤバイ♡」
「ここが気持ちいいんだな。もっと突いてやるよ」
―――パンッ!パンッ!
俺の腰をメリテの尻に打ち付け、大きな音を響かせる。
「ひうっ!……あんっ♡……あっ!……あひん♡」
メリテの尻は柔らかくていい具合だ。
腰を振るたびにぶるんぶるんと揺れている。
膣内もいい感じの締り具合だ。
―――パンッ!パンッ!パンッ!
「あんっ♡ そ、そんな強く突かないでぇっ♡」
メリテの体がガクガク痙攣する。
どうやら絶頂に達したようだ。
「……ふぅ……はふぅ……はぁ……」
肩で息をするメリテ。
でも、俺はまだ満足していないので、ガンガン腰を打ち付ける。
「ま……待って……今イッたばかりで♡」
「待たない」
「あんっ……あっ……ああんっ♡」
待てと言う割に、腰が動いている。
メリテは可愛い声を上げながら、俺の腰の動きに合わせて体を動かしている。
「あひっ♡……あんっ♡……あんっ♡」
メリテの膣内は狭くてキツキツだ。
俺のモノをしっかりと締め付けてくる。
そんなキツキツの膣内を、俺は容赦なく突き上げる。
「……あひっ♡……あひぃんっ♡……あはっ♡……ひゃんっ♡」
メリテは何度も絶頂に達しているようだ。
目から涙が零れ
鼻からは鼻水が滴り
口の端からは涎が流れてくる。
出会った時も酒場でこんな顔をしていたな。
基本、顔の蛇口の栓が緩い女なのかもしれない。
「あひっ♡もうダメぇっ……またイキそうっ♡」
――パンッ!パンッ!パンッ!
「あっ……あんっ……あんっ♡ああんっ♡」
何度目かの絶頂に達したメリテ。
膣内が収縮し、俺のモノを激しく締め付けてきた。
俺もそろそろ限界だ。
最後の力を振り絞ってピストンを続ける。
そして……
「ああああっ!!!……♡♡♡♡♡」
――どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅるるるるっ!!
メリテの膣内に大量の精液を放出した。
「あ……熱い……」
メリテはぐったりとしている。
俺は彼女の体から自分のモノを引き抜いた。
すると、ごぽっと音を立てて白濁液が溢れ出てきた。
『黄昏の咆哮(ダスクロア)』
俺たちの名前はすぐに王国中に轟いた。
俺たち……と言っても目立つのはメリテばかり。
『黄昏の咆哮(ダスクロア)のメリテ』
―――華麗な剣技で、オーガキングさえ一撃で屠る美しき女剣士。
どこの街へ行っても、そんな噂が飛び交っている。
酒場では酔った冒険者たちが彼女の戦いぶりを語り合い、貴族の子女たちが彼女の武勇伝を聞きたがる。
黄昏の咆哮(ダスクロア)は俺たちのパーティ名?今のはコンビ名なんだけど
世間ではメリテの二つ名みたいに思われている。
俺は従者かマネージャーかと思われていることも多い。
荷物持ちだと思われている場合さえある。
メリテがお気に入りの男娼じゃないかと言われたこともあった。
でもいいんだ。
俺がいなければ、メリテは活躍できないし、彼女も十分それを理解している。
だけど俺は、このまま二人だけで戦っていくのは難しいと思っている。
俺の強化魔法はメリテと異常な相性を持つとはいえ、彼女一人で戦える敵ばかりではないはず。
また、敵が先行して俺を狙ってきたら対処できない場面もあり得る。
そう考えれば、新たな仲間を見つける必要があることは自明の理だった。
俺は密かに、メリテ以外の仲間を探し始めた。
「ダルの浮気者!」
メリテに知られると絶対に機嫌が悪くなる……と思っていたんだけど。
バレたらやはりこんなことになった。
彼女は頬をプクっと膨らませ、腕を組んで不機嫌そうに俺を睨んでくる。
「いや、浮気とかそういう話じゃないだろ……」
「ダルが私じゃない他の女の方が相性がいい……なんて言い出したら絶対に嫌でしょ!」
「お前、俺の強化魔法の相性の話をしてるんだよな? 仲間に加えるとしても、男の場合もあるんだぞ」
「それはそうだけど!ダルは両刀使いだったの!?」
「俺はノンケだっつーの!やっぱり体の相性の話してるじゃねーか、お前」
パーティをクビになった経験を持つ者同士。
メリテの気持ちが分からなくもない。
仮にメリテ以上に、俺の強化魔法と相性がいい仲間……仮に能力が20倍くらいになるヤツが見つかったとしても……俺はメリテを捨てるつもりはない。
仲間探しの途中、俺たちは非常に厄介な事件に巻き込まれることになったんだけど……。
……そうだな。
俺たちの続きの話は、またいつか語ることにしよう。
なんで黄昏の咆哮(ダスクロア)ってパーティ名にしたかって?
それはパーティ名を決める時、ちょうど夕方頃だったんだけど……
宿屋の一室でメリテの喘ぎ声を響かせていたから、だよ。