えと、さねぎゆ小説♡(+・`ω・) (゚ー゚)♡いつの間にやら三作目に突入しとる(笑)今回は、時々ぎゆさねもあるよ(笑)リバや逆カプ苦手な御方は注意やで⚠タイトル通り『>-€∋不死川はカブトムシが好きなのか?(さねぎゆ時々ぎゆさね)>-€∋』なお話。現実世界は夏も終わり秋になってきておるけど、夏のお話しとるよ(笑)さねぎゆが>-€∋カブトムシ山でカブト狩りをして>-€∋カブトムシの>-€∋カブト川とカブ岡>-€∋を飼うよ♡オス同士で交尾しようとするよ>-€∋♂♂>-€∋カブトムシのオス同士の交尾は命懸け♡(⁠+`⁠・⁠ω⁠・⁠)⁠「>-€∋♡>-€∋ƪ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠♡さねぎゆは兜合わせ♡♂(((//+  ̄□)_/\_(○ ̄// )))♂♡何気に前作『不死川をお花見に誘っておはぎをあげようとしたら失敗した。(さねぎゆ)』から地続きの世界線のお話ですが特段、前作読んでなくとも読めると思うので短編として投稿させて頂きました❣❣気になる御方は前作も宜しくどーぞ♡そして此の作品は、R−18のBL作品となっております♡苦手な御方は御注意を⚠

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>-€∋不死川はカブトムシが好きなのか?(さねぎゆ時々ぎゆさね)>-€∋

 『…寂しい…行かないでくれ…実弥…』

 …と春宵(しゅんしょう)に…想いを涙に伝えたら……。

 

 『わかった春が終わるまで義勇の傍にいてやンょ』

 

 ーーと。不死川は優しく俺を抱き締めて甘く囁いた。

 涙に濡れた声で俺の髪を指の欠けた手で撫でながら。

 

 『ーぅんー』

 俺は零れる涙をその儘に小さく甘く頷いた。

 

 ーーあの麗らかな春から……季節は巡り……。

 ーー桜は散り行き……葉桜となった……。

 ーー五月晴(さつきば)れの空とは裏腹に……。

 ーー俺の心は…五月雨(さみだれ)ていた…。

 ……実弥が帰ってしまうのでは、と……。

 

 二人で花見をした時の縁台に並んで座り。

 ……緑風(りょくふう)に爽々(サワサワ)と揺れる桜若葉を眺める。

 青葉を渡る爽やかな緑風(りょくふう)は不死川の様で……、

 

 「…風は、何処へゆくのだろう…」溢(こぼ)した言葉から聡く俺の心痛(しんつう)に気付いた不死川は「安心しなァ…テメェが、凪いだら風は止まる…もぅ暫く…此処に居るょ…」と小さく言った。

 

 「ーぅんー」

 小さく頷いた拍子に眦から一粒涙が零れ出た。

 ーーちゅっ、……と。実弥が俺の涙に甘く口づけた。

 

 「…塩(しょ)っぺェなァ…海の味がしやがる……」小さく笑って言う実弥の甘い声が…薫る風にそよいでゆく……。

 

 ーーちゅっ、……と。

 ……俺は優しい風に甘く口付けを返した。

 ーー風薫る五月の候にーー

 

 

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 ーーシトシト……と。雨が降る……。

 ーー青梅雨(あおつゆ)に木々の青葉を緑雨(りょくう)が濡らし。

 ーーポツポツ……と。青時雨(あおしぐれ)ている……。

 

 「…良く…降りやがるなァ……」縁側に並んで座り。降り止まぬ雨に不死川がポツリと呟く。心做(こころな)しか梅雨に入ってからと言うもの不死川は元気が無い。

 

 ……この降りやまぬ雨のせいだろうか?

 ……俺は、雨が好きだが、不死川は、もしかしたら。

 

 「…不死川は、雨が嫌いなのか…?」

 口をついて出た疑問に降る雨を大きな目で追っていた不死川の視線が俺に向く。そして少し驚いた様な表情(かお)に微かな笑みを浮かべて独り言の様に「雨は嫌いじゃあねェょ…寧ろ…冨岡テメェみてぇで綺麗で好きだ…けど、どうも躰中の古傷が痛ンでしょぅがねェ…」と小さく言う。

 

 「…不死川…」そっと不死川の顔を走る傷痕に触れる。

 

 「冨岡…テメェは、その右腕の傷…痛まねェのか?」

 不死川が俺の失くした右腕の付け根に指の欠けた右手を優しく当て……訊いてくる。ので、俺は不死川の傷に響かないように淑(しと)やかな雨に倣(なら)い静かに答える。

 

 「不死川が抱いてくれた日から不思議と痛みが止んだ」

 

 「ーそうかィーそりゃぁ…良かった…」

 不死川は含羞(はにか)む笑顔で応え…少し思案顔で…俺を見詰め何時(いつ)も気っ風(きっぷ)が良く歯に衣着せぬ物言いをする不死川にしては珍しく何か言いにくそうな様子で静かな雨音に掻き消されてしまいそうな程に小さくか細い声で「そのォ…俺も…テメェに…冨岡に抱かれたら…痛みが止ンだりすンのかねェ?」と訊いてくる。頬と耳を赤く恥じらいに染めて「……ハッ(゚ー゚)!!」と俺は息を呑む。

 

 ……しっ、不死川に誘われているっ(゚ー゚)!?

 ……おっ、落ち着けっ!義勇!落ち着けっ!

 

 ーー(˶+–ω`–˶)不死川がチラリと照れつつ俺を見る!!

 ーーヤバいっ不死川が可愛すぎるっ(⸝⸝ ⚬ _ ⚬⸝⸝)!!

 

 ……ゴクリっ!と生唾を飲み込み!

 ……俺は、不死川に訊く……。

 

 「…抱いても…良いのか…さねみ…?」

 すると不死川は、いよいよ顔を赤く染め上げ大きな目を羞恥の涙に揺らし。

 

 「…ぅん…ぎゆ…に、抱いて欲しぃ…」と俺の胸に真っ赤な顔を埋めて額の傷が痛むのか可愛く額を擦り付けて甘える様に小さな声で言った。

 

 ーースリスリ(˶+–ω`–˶)(⸝⸝ ⚬ _ ⚬⸝⸝)!!

 ーーヤバいっ何この子可愛いがすぎるっ!!

 

 ……俺は、優しく不器用な左腕で実弥を抱き締め……。

 ……銀雨(ぎんう)の様な前髪から垣間見える額の傷に口付ける。

 …顔の右側ばかりを走る傷痕に何時(いつ)だったか鱗滝師匠(せんせい)が仰っていた事を思い出す。錆兎が右頬に怪我を負った時だったか…錆兎は多くを語らなかったが…おそらくは誰かを守り庇った末に負った傷なのだろう…顔の右側に怪我を負うのは己を犠牲にし過ぎるからだ…と、もっと己を大切にしろと鱗滝師匠(せんせい)は、錆兎を叱っていた。

 

 ……だとすると。きっと実弥も錆兎と同じなのだろう。

 …額を走る傷痕…目の上に交差する傷痕…目の下から鼻にかけて顔を走る傷痕……全てが右側……。

 猫に木天蓼(またたび)…鬼に稀血だったか…両腕や胸や腹部を走る傷痕は鬼と戦う為…自傷して出来た傷なのだろう……。

 …戦い方にも生き方にも…己を犠牲にし過ぎるところが垣間見えている……痛々しい程に……。

 

 実弥の顔の傷に口唇(くちびる)を優しく這わせ順に口付けて少し酷な事だとは思ったが言わずには居られずに小さく願う。

 「…実弥…己を大切にして欲しい」

 「…………」

 叱られた子供の様に大きな目を伏せ何も応じない実弥に「…出来ないなら…俺が、実弥を大切にする」

 

 ……そう伝えたら「…うるせぇンだょ…」と実弥が伏せた大きな目からポロポロと雨の様に涙を流して「…テメェに…言われたかねェンだょ…片腕無(ね)ェくせに…偉そうに説教垂れやがッて、テメェこそ己の事を大切にしろよっ!…義勇…」と子供の様に泣きじゃくって言う。

 「それは難しい…ので実弥が俺を大切にしてくれ…」

 実弥があんまり泣くから俺までつられて泣けてくる。

 流れる涙をその儘に「…それなら…出来るだろう?」と実弥に訊けば実弥は涙に濡れた大きな目で俺を見詰め小さな声で、一言「…わかった…」と短く応えてくれた。

 

 「俺は、実弥を大切にする」もう一度、実弥に告げ。

 「約束だ」と俺は実弥の口唇(くちびる)に約束の接吻を贈った。

 

 そして実弥の両腕や開(はだ)けた胸元に腹部を走る傷痕…躰中の傷痕に労る様に接吻を施してゆけば実弥は俺の口唇(くちびる)が傷痕に触れる度に傷痕が痛むのか微かに躰を震わせる…。

 

 不意に実弥が自ら着物の帯を解き俺の着物の帯も傷だらけの手で解き始めた「ー実弥ー」大胆な行為に少し驚いて実弥を呼べば実弥は可愛く傷だらけの顔を赤らめてボソリと小さく「解(ほぐ)してある…から、早く…テメェが、欲しぃ」と甘える様な声で「…義勇…」俺の名を呼び愛を求める様な接吻をする。…解(ほぐ)してある…と言う言葉に俺は、実弥は最初から俺に抱かれるつもりだったのかと何だか胸が、いっぱいになった。実弥の愛を求める様な接吻に沢山の接吻で愛を伝える。

 

 ーー傷跡への接吻は、相手を癒したいと言う証。

 ーー額への接吻は、相手を大切だと言う証。

 ーー目の上への接吻は、相手への尊敬の証。

 ーー目の下への接吻は、相手への深い愛情の証。

 ーー鼻への接吻は、相手を守りたいと言う証。

 ーー腕への接吻は、相手への恋慕の情の証。

 ーー胸元への接吻は、もっと近づきたいと言う証。

 ーー腹部への接吻は、ずっと共に居たいと言う証。

 ーーそして口唇(くちびる)への接吻は、愛していると言う証。

 

 …実弥は知っているだろうか沢山の接吻のその意味を…

 …知っているだろうか?俺がどれ程…

 …深く実弥の事を愛しているか…

 …知らないのなら何度でも…

 …その傷痕に接吻を贈ろう…

 …愛していると…

 …実弥に伝わるまで、何度でも…

 

 愛を求め合う接吻を交わし合い俺は実弥を優しく縁側へと押し倒す…実弥が気遣う様に…俺の失った右腕側を支える様に抱き締める。こんな時にまで人の事ばかり気にしている。そんな優し過ぎる実弥を俺は堪らなく愛しく想う。

 

 「……は…ッ」「…ッ…ン」

 何度となく実弥の思いのほか柔らかな薄い口唇(くちびる)を喰みーー舌を這みーー絡み合うーー。

 実弥の指の欠けた器用な右手を労る様に己の不器用な左手で指を絡めて優しく握る……。

 

 接吻を交わし合う儘に実弥の後孔へ先走り濡れる己自身を宛行(あてが)いーーゆっくりと実弥の胎(ナカ)へと腰を沈めるーー。

 「ーーッ…ァアッ…!…ぎゆっ…」

 「……さねみっーー!」

 実弥は俺がヤり易(やす)い様に自ら脚を開きーー、

 ーー股を開き、ーー躰を開くーー。

 ……俺は実弥の胎(ナカ)にーー奥にーー腰を進める。

 ……何度となく、幾度となく、

 ーー実弥の胎(ナカ)の柔らかい処へと。

 

 「…ッア…ンッ!」「…ンッ…!」

 実弥は俺が実弥の胎(ナカ)の柔らかい処へと触れる度に俺と俺の己自身をーーぎゅっ!と、強く抱き締める……。

 

 「ーッハァ…さねみ…っ、そんなに強く抱き締められると…動けないっ…ふふっー」俺を強く抱き締める実弥がとてつもなく可愛くて、愛しくて、深い接吻の間に…緩む口唇(くちびる)が離れぬ儘に言えば…実弥は俺の腰に両足を絡めて、より一層に俺を強く強く抱き締める。

 

 「ーハハッ、ぎゆ…ぎゅっと抱き締めてヤるから…此の儘、俺の胎(ナカ)で…しっとり…シッポリ…果てちまぃなァー」

 離れぬ儘の口唇(くちびる)に実弥は喘いだ末の甘く掠れた嗄声(させい)で婀娜っぽく囁く。合わせた鼻先に実弥の甘い吐息が香り。

 「ーーンッ!…さねみっ…」

 俺は実弥の名を呼び実弥の胎(ナカ)で、はしたなくも止め処ない劣情を長雨(ながめ)の如く時を長めに注ぎ果てるはーー白き雨。

 ……軈て、俺の淫らな雨をその身の奥に受けた実弥が傷痕(きず)だらけの靭やかな躰を艶っぽく善がらせてーー、、、

 「ーーァッッッ!!……ぎゆっ!!」

 甘く色づく吐息で俺を呼び……果てたーーーー、、、、

 

 「…ハァッ…ハァッ」「ーハァッ、ハァッー」

 淫らに乱れる互いの呼吸と降り続く雨音の中で、実弥が小さく可愛く驚きながら呟いた……。

 

 「ハァッ、ハァッ、凄(すげ)ェなァ…とんと痛みが止ンだ…」

 …止まない雨を艶めかしく濡れる大きな目に映して…

 

 「…ハァッ…ハァッ…そうか…其れは、良かった」

 乱れる息の中で安堵し実弥に微笑み応えると…実弥は俺の口唇(くちびる)に互いの唾液や汗や涙や雨やらで、…シッポリ濡れた口唇(くちびる)で、…しっとり口付けをして…艶(えん)なりと囁く。

 

 「ぎゆ…痛みは止ンだが…雨が止まねェな(もぅ少し傍に居たぃ)…これじゃ…帰れねェ(帰りたくなぃ)」

 

 「ぅん…暫く此処で、雨宿りしていくと良い(一緒に居よう)…さねみ」

 

 「ーぅんー」俺の返しに実弥は可愛く小さく頷いた。

 

 ーー梅雨も滴る青水無月(あおみなづき)の候に……、

 ーー爽爽(さわさわ)と涼やかに吹く松風を待ちながら……。

 

 

 

       彡 彡 彡 彡 彡 彡 

 

 

 

 ーー梅雨明けに轟轟(ゴウゴウ)と晴れが近けェと雷が鳴る。

 一つの布団で文字通り一つに躰を繋げ俺は冨岡を組み敷いた。山を劈(つんざ)くみてェな雷鳴に冨岡は俺と繋げた奮える躰を更に震わせていやがる。重ねた躰からードンドン!カッカッ!ーと、達人が叩く太鼓みてェな冨岡の鼓動が伝わッてくる。

 

 「大丈夫かァ?冨岡ァ…鼓動が達人が叩く太鼓みてェになッてンぞ…」ドンドン!ンとこは、まぁ解るが、カッカッ!ンとこは不整脈ッて奴じゃあねェのかァ?心配になッてくるぜェ。

 

 「野分(のわき)だろうか?…不死川…外(ソト)も内(ナカ)も韋駄天台風だ」

 アワアワと俺に抱きついて答える冨岡…クソ可愛ぃ…。

 

 「…野分(のわき)っつーかァ、こりゃァ白南風(しろはえ)だろォなァ…」

 

 「白蝿(シロハエ)?…白い蝿の事か…だとしたら凄い大群なのではないか?…白い蝿は、心を開く様に促す時に現れると鱗滝師匠(せんせい)が仰っていたが…どれだけ心を開かせ様としているのだろうか?…怖ぃ…」

 

 俺の言葉を勘違(かんちげ)ェして受け取ッた冨岡が勝手に良く解らン解釈で怖えェ事を言いやがり俺に縋り付いては怯えていやがる…クソ可愛ぃ…。

 

 「ちげェー夏台風だッつッてンだよォ…白い蝿の大群だァ?テメェ怖えェ事、言ッてンじゃねェ…そして、お前の師匠(せんせい)は何者(ナニモン)だァ!?…心を開く様に促す時に現れるゥ?白い蝿がァ?何だその霊験灼(あら)たか過ぎる話はよォ…」

 

 「…俺の師匠(せんせい)は、天狗…」「ーー天狗ゥ!?」

 「…の面を被っている…」「…びっくりさせンなゃ…」

 「…すまない…」「…鞍馬天狗かよォ…」

 「…何の天狗かは解らない…」

 「…何処(どこ)ぞの牛若丸かと思ッたじゃねェか…」

 「ーふふっー」「ーハハッー」

 

 「ところで不死川…夏台風とは何だ?」冨岡が大きな目をパチクリとさせて俺に訊いてくる。…クソ可愛ぃ…。

 

 「ぁあ〜〜…そのまンま夏の台風の事だァ…夏が始まる合図ッて奴だなァ…梅雨が明けて…明日ッからは、夏だ」

 …己でも歯切れの悪(わり)ぃ物言いに呆れて来るぜ…梅雨の雨にかこつけて冨岡のもとに逗(とど)まった……。

 …ぁあ…どぅしたもンかねェ…梅雨が明けちまぅ…。

 …夏…が始まっちまう。

 ……次は、どぅ理由(りゆう)を付ければ共に居られる?

 …共に居られる理由(ワケ)ばかり…探してやがる……。

 …理由(ワケ)なンざ無くとも…恋仲なンだ……。

 …一言…共に居てェ…と、言えば良い話しだ…。

 …解(わか)ッちゃいるが…その一言が、言えずにいる……。

 …己が、こンなに意気地無しだとは思わなかったぜッ!

 …クソがッ!心の中で意気地の無(ね)ぇ己に悪態を吐き…。

 …どぅしたもンかと考え倦(あぐ)ねていると…。

 

 「…そうか…梅雨が明けるのか……」

 俺の下で冨岡が小さく呟き。

 「…夏になったら…不死川は帰ってしまうのか?」

 ……と核心に触れてきやがる。

 ……泣きそぅな声をしやがッて、

 ……泣きそぅな表情(かお)をしやがッて、

 ……海みてェな大きな目に涙なンか浮かべやがッて、

 ……そンな様子の冨岡を見詰めてたら、

 ……言葉が勝手に口を衝いて出た。

 「冨岡ー夏の間ー俺ンとこに来ねぇか?」と、

 俺の誘い文句に冨岡は、驚いた様子で「……ハッ」と息を呑ンで「…行っても良いのか?不死川…」と俺に静かに訊き返してきやがるから俺は、もぅ一押しとばかりに、

 「ぁあー自慢じゃねぇが風通しが良いからなァ…結構…涼しぃぜッー来いよ!義勇!」と己ながらも苦し紛れに誘う。すると冨岡は涙を浮かべた海みてェな大きな目を嬉しそうに細め「ー行くー実弥のとこに!」と応えてくれた。「ーあぃょー」俺は何だか胸がいッぱぃになッちまッて強く強く躰を繋げた儘の冨岡を抱き締めた。冨岡は躰の胎(ナカ)で俺を強く強く抱き締め返して「ー外(ソト)より内(ナカ)の…さねみっ…の韋駄天台風の方が烈しぃなー」なンて甘い声で囁きやがッて、クソ可愛ぃ。「ーぎゆっーテメェの胎(ナカ)も水流飛沫・乱ッてなァ…なかなかに烈しぃぜッ…」俺も甘い声で囁き返してヤッた。

 

 ー梅雨雷に晴近しー梅雨明けの候に……。

 ー暴れ梅雨に夏本番の到来を感じながら……。

 

 

 

       ♡ >-€∋ >-€∋ ♡

 

 

 

 ーーミーンミンミンミンミン♫

 ーーミーンミンミンミンミン♫

 

 ……蝉時雨が、降っている……梅雨も明け。

 季節は、すっかり盛夏となった…とても暑い…。

 …この暑い…熱い中、俺と不死川は山の中に居る。

 所謂カブトムシ山カブトムシが沢山捕れる山だと。

 満面の笑顔で不死川が言っていた✧(+・`ᴗ⁠-⁠)⁠

 俺は不死川の満面の笑みを初めて見たΣ(゚ー゚)

 その少年の様な可愛い笑顔に心ト♡キ♡メ♡キ♡

 心奪われた♡不死川は笑うと破壊的に可愛い♡

 

 ーー不死川の屋敷に来てから解った事の一つだ。

 不死川の屋敷は、本当に風通しが良く縁側に吊るされた風鈴がーチリン♪ーチリン♪と良く吹く風に鳴っていた。

 

 不死川の屋敷へ来てから一週間程経つ。夏風が吹いてくれるお陰で縁側で俺の膝を枕に不死川が可愛く横になってくれていたりする。何だか白猫を膝に乗せているかの様な感覚に不死川の白猫の毛の様に夏の陽射しに綺羅綺羅と皓(ひか)るクセの強い髪を、そっと撫でてみたりする。不死川の髪は思いのほか柔らかく本当に白猫を撫でているかの様だ。そんな思いのほか穏やかな夏真昼の縁側での一時が日課になりつつあった。そんな何時(いつ)もの昼下がりだった。

 

 その日、不意に不死川はムクリと起き上がり。

 「冨岡ァーカブト狩りに行こうぜぇー」

 と大きな目を綺羅綺羅と輝かせ俺を見詰め言ったのだ。

 「カブト狩り?」

 俺が訊き返すと不死川は満面の笑顔で、

 「近所にカブトムシ山があンだよォ✧(+・`ᴗ⁠-⁠)⁠」

 と楽しそうに言う。この時、俺は不死川の満面の笑みを初めて見たのだったΣ(゚ー゚)破壊的に可愛い♡

 「カブトムシ山!?」

 破壊的に可愛い♡満面の笑みの不死川に訊き返せば不死川は「カブトムシが沢山捕れる山の事だァ✧(+・`ᴗ⁠-⁠)⁠」と少年の様なあどけない可愛い笑顔で答えた。満面の笑みの不死川に俺は訊ねる。

「不死川はカブトムシが好きなのか?」と。すると不死川は「まぁなァ>-€∋カブトムシ>-€∋カッコイィだろォ?俺は少年(ガキ)ン頃カブト虫を通してよォ…生命の尊さッてもンを知ッたンだァ…」と何処までも青く澄んだ夏空を見上げて語る。その姿は夏に虫を求める少年の様だった。

 ーーその時、俺は唐突に悟ったのだった。

「…そうか…夏に少年が虫を求めるのはー生命の尊さを知る為ーだったのか」と。そしてもう一つ、その不死川の少年の様な可愛い笑顔に俺の心はト♡キ♡メ♡キ♡すっかり心奪われた♡不死川は笑うと破壊的に可愛い♡と言う事を悟った。

 

 

 ーーそして、今、…この暑い…熱い中、俺と不死川は山の中に居る。所謂…カブトムシ山…カブトムシが沢山捕れる山なのだと。破壊的に可愛い少年の様な満面の笑みで不死川が言ってた近所の山の中で俺はコナラの木をゲシッ!ゲシッ!と乱暴に蹴り「カブト狩りじゃぁァア!!」と叫ぶ不死川を見詰めていた。

 ……うん。……控えめに言って。

 ……蛮行だ。……目が血走っている。

 『冨岡ァーカブト狩りに行こうぜぇー』 

 と大きな目を綺羅綺羅と輝かせ俺を見詰め言っていた。

 あの穏やかな夏真昼の縁側での一時が、

 今では、もう、遠い、遠い昔の事の様に思えた。

 ……ほんの小一時間前の事だと言うのに……。

 「ォラァ!!出て来いィィ!!カブトムシィイ!!」

 ……久々に聞いたドスの利いた懐かしい怒鳴り声……。

 『不死川はカブトムシが好きなのか?』と訊ね……。

 『まぁなァ>-€∋カブトムシ>-€∋カッコイィだろォ?俺は少年(ガキ)ン頃カブト虫を通してよォ…生命の尊さッてもンを知ッたンだァ…』と何処までも青く澄んだ夏空を見上げて夏に虫を求める少年の様に語っていた。あの穏やかな一時は何処へやら…生命の尊さ…は、何処へ行った?

 ……彼は本当にカブトムシが好きなのだろうか…?

 ……果たして此れはカブト狩りと言えるのだろうか?

 ……カブト狩りと言うか。

 ……最早、鬼狩りをしていた頃の烈しく気性の荒い平たく言うと恐い風柱様の御姿が其処には在った……。

 ……夏に虫を求める少年と言うには余りにも荒々しい。

 ……平たく言うと。……恐い。

 

 「…不死川…俺は、余り夏に虫を求める少年では無かったから…良くわからないのだが、カブトムシと言うのは、そんな乱暴に取るものなのだろうか…?」と俺は色々と心配になり。具体的に言うと二割は不死川の蛮行そして、八割は蹴り飛ばされているコナラの木とカブトムシ達の尊い生命だ。最早、若干カブト狩りの鬼と化している不死川に恐る恐る訊ねてみる。

 

 すると「カブトムシは夜行性だ。昼間はコナラとか樹液が出る木の幹とか枝の隙間とかに隠れてる」と不死川は知性も理性も全く無さそうだったのにすごくきちんとカブトムシの説明を喋り出した。そして「こうやって木の幹を出てこいやァ!ッて蹴るとよォ!」と説明の間にゲシッ!とコナラの木を蹴ると「隠れてるカブトムシが驚いて落ちてくる」と説明し終えた瞬間にーーボトッ!ボトッ!と驚いたカブトムシが降ってきて俺は驚いたΣ(゚ー゚)

 

 「…良かった…ちゃんとしたカブトムシの取り方だったんだな…俺は、てっきり不死川がカブト狩りの鬼と化したのかと心配になった。…唯の荒くれ者で無くて良かった…ちゃんとした荒くれ者だったんだな…」

 

 「…テメェは、俺を何だと思ッてやがる…冨岡ァ、意味わかンねぇことばッか言ッてねェで、落ちてきた奴の中から一匹好きなカブトムシを選べェ!家で飼うからよォ!」

 

 不死川は、そう言って足元に居た一匹のカブトムシをしゃがみ込んで、そっと優しく捕まえる(⁠+`⁠・⁠ω⁠・⁠)⁠「>-€∋

 「優しくカブトムシの体の横、前胸部とお腹の間を指で摘んで捕まえる力づくで引っ張らないよう注意してくれ」

 先刻、力づくで木の幹を蹴り飛ばしてた者と同一人物とは思えない程カブトムシを優しく捕まえた不死川が言う。

 

 ……何と言うのだろう。

 彼のこの二面性と言うのだろうか。

 荒々しさから垣間見える裏腹な繊細さが、

 …何と言うか…この実際の言動や内面の間に存在する意外な差と大きなズレに心が惹かれると言うのだろうか?

 …こう…胸が、キュンとする♡

 ー心に草木の様に愛が芽生えてゆくようなー

 ー…萌ゆる…ーとでも言うのだろうか。

 ーーあゝ。愛しい。萌ゆる風に心が躍る。

 

 不死川は優しく捕まえたカブトムシを愛しそうに見詰めて「何かこのカブトムシ形が整ってて綺麗だなァ…冨岡みてェだから…お前の名前は、カブ岡だ…お前、冨岡みてェにボケッとしてて他のカブトムシにブチ殺されそぅだからなァ…家に来なァ」と優しく話しかけている。

 何だか大変心外な事を言われた様な気がしたが、俺で無くカブトムシに言ったわけであって、俺は冨岡で、カブトムシはカブ岡で、と多少の混乱をきたす俺の足を一匹の傷だらけのカブトムシがツノで突いて来る……結構、痛い。

 俺は優しくその傷だらけのヤンチャなカブトムシを不死川に言われた通り体の横、前胸部とお腹の間を指で摘んで捕まえる。傷だらけの割にとても元気だ。

 不死川が俺の捕まえた傷だらけのヤンチャなカブトムシを見て「傷だらけだなァ…其奴(ソイツ)で良いのかァ?カブトムシは成虫になると体の細胞が増えないから看病しても傷は治らない…見た感じ元気だが、長くないかも知れないぜ」と説明する。

 「そうか…では、このカブトムシを連れて帰ろう…」

 俺が言うと不死川は「…そぅかィ…で、名前は?」

 と訊ねる。ので、俺は傷だらけでヤンチャなカブトムシを見詰めて暫し考え「傷だらけで、ヤンチャで元気まるで不死川の様だから名前は、そうだ…カブト川…にしよう不死川の名前に肖(あやか)れば長生きしそうだしな」と答えれば、不死川は「肖(あやか)るのは勝手だがよォ…肝心の不死(しなず)ンとこがカブトになってンだがなァ…ちゃんと肖(あやか)れてンのかねぇ?」と腑に落ちて無い様子で言う。ので俺は自信満々に「肖(あやか)れてるよ。不死川は長生きしそうだから」と答えた。

 「勝手な事ばッか言いやがッて」

 不死川は儚げに微笑(わら)った。

 

 

    (⁠+`⁠・⁠ω⁠・⁠)⁠「>-€∋ >-€∋ƪ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠

 

 

 「ォラァ、西瓜(スイカ)だぞォ〜〜、カブ岡ァ、カブト川ァ」

 竹虫籠に小さく切った西瓜(スイカ)を餌代わりに入れてやりゃ。カブトムシのカブ岡とカブト川は仲良く西瓜(スイカ)に群がる。

 ……ヤベェ可愛ぃ。……ずっと見てられる。

 

 「ーたんとお食べー」

 冨岡がカブ岡とカブト川を零れそうな大きな海色の目で見詰めて優しぃ声音で言ぃやがる。……クソ可愛ぃ。

 

 カブトムシのカブ岡とカブト川も可愛ぃが、其れを見詰める冨岡が…これまた…クソ可愛ぃ。

 ……何だァ?……ここはァ?

 ……アレかァ?……可愛ぃ天国かァ?

 ……カブトミオカ天国なのかァ!?

 

 「ー不死川ー」不意に冨岡に名を呼ばれ我に返る。

 「ん?どしたァ!?カブトミオカ」

 ……我に返ッて無かッた。

 「……カブトミオカ?」

 冨岡が、きょとんとしたクソ可愛ぃ表情(かお)で俺に訊き返してきやがる……。

 「悪(わり)ぃ…冨岡とカブトムシが…ごっちゃになった」

 そぅ言やぁ冨岡は「不死川はそんなにカブトムシが好きなのか?」と目を細めて微笑(わら)ぅ。

 ……微笑(わら)ぅと綺麗だな。と半ば冨岡に見惚れ。

 「…カブトムシも好きだがァ…」

 ……何を言ってンのか、

 「…俺は、冨岡が一番…好きだがなァ……」

 何て、心の声がつい口を衝(つ)いて出やがッて、

 卓袱台の上には竹虫籠…竹虫籠の中には、可愛ぃカブトムシのカブ岡とカブト川…赤い西瓜(スイカ)に隣をみれば、頬を赤くしたクソ可愛ぃ冨岡。

 「すッ、西瓜(スイカ)も…好きだがなァ…食おうぜェ!」

 小ッ恥ずかしくなッてきて俺は卓袱台の上の平皿に切り並べられた赤ぃ西瓜(スイカ)の一切れを手に取り噛じる。

 「あっ、甘くて美味ぃぞ!お前も食ぇ…冨岡ァ…」

 頬を赤くした儘で俯ぃて動かなぃ冨岡に一切れ西瓜(スイカ)を差し出せば、冨岡は俺の手ずからーーシャクっ!と一口。小さな口で赤ぃ西瓜(スイカ)を噛じった。赤ぃ頬に…西瓜(スイカ)の赤ぃ汁で濡れた…赤ぃ口唇…西瓜(スイカ)を噛じる時に小さな口から一瞬だけチラリと覗ぃた赤ぃ舌……。

 

 ……ぃや、自分で持てょ。と胸の内でツッコミつつも。

 ……なんつーか、西瓜(スイカ)を美味そうに食ってる姿が、カブトムシみてェで、ぅん、カブトミオカだなァ、

 ……クッッッソ可愛ぃ。

 カブトミオカの赤ぃ西瓜(スイカ)汁に濡れた小さな口唇の端から赤ぃ西瓜(スイカ)汁が溢れて白ぃ頬を伝う……。

 

 「ぉっとッ!」

 拭ってやろぅとしたらば、気がつきゃぁ両手が西瓜(スイカ)で塞がッてやがッて、そして、ついーーちゅっ!とカブトミオカの赤ぃ西瓜(スイカ)汁が伝う白ぃ頬に口付けて拭っちまッた。

 ーーやっちまった!感満載だ。

 ……何やッてンだァホントに俺はょォ。

 カブトミオカが海色の大きな目をまん丸にして驚く。

Σちゅっ!(˶+–ω`–˶(⸝⸝ ⚬ _ ⚬⸝⸝)!?ッてムリもねェ。

 「わっ、悪(わり)ぃ…そのォ、西瓜(スイカ)の汁が垂れてたからょォ…拭ってやろぅと思ッたら両手が西瓜(スイカ)で塞がっててぇ…つぃ、口が滑ったつーか、なんつーか、…ゴメンナサイ…」

 ダラダラ冷汗を流し俺が謝れば冨岡はーーちゅっ!と。

 赤ぃ西瓜(スイカ)の汁に濡れる口唇で、あろぅ事か俺の口唇に口付けるΣちゅっ!ッて(⁠(*ノД`*⁄⁠⁄(u_u*//))タハッ!?

不意を突かれ強張った両手から西瓜(スイカ)が落ちそうになったところを冨岡が少し器用になった左手で平皿を持ち素早く受け止め卓袱台へ戻す。赤ぃ西瓜(スイカ)の汁に塗(まみ)れた俺の両手に口付け小さな口唇を這わせ小さな赤ぃ舌でーちぅ、ちぅ、と。赤ぃ西瓜(スイカ)の汁を吸う……ヤベェ、キュウ、キュウ、と此れは、カブトムシみてェで、なかなかに……キやがる。クるもンがある。具体的には、心の股間と言うかァ…まぁ、股間の心と言うかァ…心が股間と言うかァ…股間が心と言うかァ…俺のカブトがアレと言うかァ。混乱してきた頭ン中にーーギュゥ♡ギュゥ♡とカブトムシの求愛の歌が聞こえてきて俺は( ; +・`д・´)ハッ!と我に返り卓袱台の上に置いた竹虫籠を見る嫌な予感がするぜッ!!

 「ヤベェ!!」「どうした?不死川?」

 叫び声を上げる俺に驚く冨岡に、

 「カブトムシがヤベェンだょ!!」と声を荒らげて竹虫籠の中のカブトムシのカブ岡とカブト川を確認してみりゃぁ…案の定…嫌な予感が的中しやがって!!ーーギュゥ♡ギュゥ♡と求愛の歌を奏でながらカブト川がカブ岡の上に乗っかってーー交尾しようとしヤがッていやがる!!

 「カブトムシはオス同士でも交尾するのか?ムフフ♡不死川と俺の様だな」呑気に言う冨岡に俺は短く応える。

 「…された側は、死ぬ…」

 「……え?」絶句する冨岡に手短に説明する。

 「…する側の交尾器が…される側の排泄口に刺さったら排泄口が破壊されて糞を出す事が困難になって死ぬ」

 説明を聞いた冨岡は「…そうか…カブトムシのオス同士の交尾は…命懸けなんだな…」と呟いた。

 「オィ!カブト川やめなァ!カブ岡が死ンじまう!」

 ーーシュー!シュー!とカブト川が不服そうに威嚇してきやがるがしょぅがねぇだろぅょぉ!なんとかかんとかカブト川をカブ岡から引き離す交尾器が元気に出ていやがる…恐る恐るカブ岡の排泄口を確認してみれば、良かッた…無事だ…ホッと一安心だ( ´Д`)=3安堵の為息を吐き「…良かった…無事だァ…相性良さそうだったから一緒に飼っても大丈夫かと思ったが、やっぱ駄目だなァ…喧嘩はしねェが交尾しヤがる…仲良すぎだァ、仕切りで分けて飼うしかねェなァ〜〜」竹虫籠の真ン中に仕切りを設置して右側にカブト川を入れ、左側にカブ岡を入れる。

 

 仕切りを隔ててカブト川がーーキュウ!キュウ!と求愛の歌を奏でてはーーキュ!キュ!カブ岡が応えてやがる。

 ……仕切り越しにお互いのツノが合わさッている。

 ……剣道の兜合わせの様に見えなくもねェ……が、

 ……冨岡と恋仲になったからか、なんつーか、

 ……衆道(しゅどう)の性技の方の…兜合わせ…が、

 ……頭をチラつく…抜き合い…

 ……挿入(サシ)合い…愛し合い…なンてなァ。

 

 「何だか…求めあっている様に見えるが…」

 不意に耳元で冨岡が囁きーードキーーン( //Д//)!!

 心臓が口からまろび出そうになッた……。

 胸を抑える俺を冨岡が心配そうに海色の瞳で見る。

 

 「…大丈夫か?…不死川?」

 サスサスと俺の背中を優しく擦り冨岡が訊いてくる。

 

 「だっ、大丈夫だっ…ちょっと動悸が…しただけだァ」

 ドキドキとおさまらねぇ動悸にドキドキしつつ応える。

 

 「そうか」冨岡は短く言い「カブ岡は、カブト川に抱かれたいのではないだろうか?」と真面目な表情(かお)で言う。

 

 「駄目だ…カブ岡が死ンじまぅ…」そう言う俺を冨岡は、じっと見て、「…不死川は、怒るかも知れないが…」と前置き「俺が、カブ岡だったら…カブト川に抱かれて、死んでしまいたい…」とか馬鹿な事を言いやがるから!!「駄目だァ!!」ついムキになって冨岡の胸ぐらを掴み怒ッちまった。「ふふっ…不死川は、優しいな…」冨岡は儚げに微笑み。少し器用になった左手を胸ぐらをつかンだ俺の両手にーーそっと重ねて静かに言いやがる。

 「俺は…不死川に抱かれている時ー此の儘ー死んでしまっても良いーと…思う程に幸せを感じている」

 「…死ぬ死ぬ…言ってンじゃねぇ…今度、死ぬって言ってみろォ…俺は、冨岡…お前を抱くのをやめる…」

 俺が言うと冨岡は「不死川に抱いてもらえないと…それこそ…俺は死ぬ」とか馬鹿な事を言いやがるから!!

 「そンなに死にてェのか?ブチ殺すぞォ!」

 胸ぐらをつかンだ手に力を込めて言えば、

 「不死川に殺されるのなら本望だ」

 ……冨岡は本気でそンな事を言いやがる。

 「そンなつまんねー殺し文句はいらねぇンだよォ!」

 冨岡の胸ぐらから乱暴に手を放せば、 

 冨岡は切なげに微笑い。

 「…実弥は、結構良く泣くんだな…」と俺の頬を流れる涙を少し器用になった左手で優しく拭う。

 俺は冨岡の綺麗な左手に指の欠けた右手を重ねて、

 「俺が、カブト川だったら…メスになる…そしたらカブ岡の子供産めるだろォ」そう言ってやれば冨岡は少し驚いた表情(かお)をし「なら俺も…メスになろう…」と囁き笑う。

「…両方メスになって、どうすんだよォ…」

 俺が呆れて言えば冨岡は、

 「カブトムシはメス同士では交尾しないのか?」

 とか訊いてきやがる。

 「メス同士でも交尾はする。卵も産む。無精卵だから何も生まれずに腐るだけだが」と説明して、ふと思う。

 「そうかァ…メス同士なら…卵は腐るが、互いに死に腐る事は無(ね)ぇンだなァ」呟く俺に「ー来年はー」冨岡が言う「メスのカブトムシを飼おう」と「…来年…」当たり前の様に紡がれる言葉が、ただただ……嬉しかった。

 「…オスとメスの番(つがい)は、飼わねェのかよォ…」

 「…そうだな番(つがい)は、再来年にしよう…」

 「…わかった…再来年なァ」

 気がつけば凛とした青い夏空に日が暮れなずむ……。

 赤ぃ西瓜(スイカ)の汁に濡れた冨岡の甘い吐息に誘われ。

 匂い立つはー幸せ過ぎる、今ー。

 鼻先を擽るこの瞬間(とき)めきをーー俺は、

 きっと…来年も、…再来年も、

 想像もつかない…未来(さき)迄も…。

 ずっと……一生涯…忘れらンねェンだろうなァ…。

 

 「義勇…嬉しくって、胸が痛(いて)ぇ…」

 

 「実弥…嬉し過ぎて、胸が苦しぃ…」

 

 ……俺がそう言やァ。義勇は、そう返した。

 

 ーー胸が痛くって、ーー苦しい程に強い幸せを思い。

 ーー忘れられぬこの瞬間(とき)を……。

 ーー互いの心に、口唇(くちびる)に、

 ーー全部しるして口付けた……。

 ーー其れは甘い西瓜(スイカ)の味に酔いしれる様な接吻だった。

 

 

   ♡♂,,(((//+  ̄□)_/\_(○ ̄// ))),,♂♡

 

 

 ーー綺羅綺羅(キラキラ)と実弥の髪が月光を受け月白(げっぱく)色に皓(ひか)る。

 「ハァッ…どうしたァ義勇?早く…イッちまぃなァ」

 ……艶っぽく息を吐き実弥が甘い声で俺の耳元で囁く。

 「そうは言われても…ハァッ、実弥とイきたいっ…」

 ……凍える程に冷たい実弥の器用な指の欠けた右手が、

 ……実弥と俺の兜合わせにあわせた陰茎を扱いてゆく。

 ……どんどんと悩ましい快感に躰が熱くなってゆく。

 ……ゆるゆると。愛撫の速度を落とし。

 ……実弥が俺の弱い処ばかりを攻める。

 ……あゝ。揺らいでいる……。

 ……視界に実弥の皓(しろ)い髪が揺れている。

 ……あゝ。甘い匂いがする……。

 ……夏の夕暮れに赤い西瓜(スイカ)で濡らした実弥の手と口唇(くちびる)に誘われて、ほんの一寸程背の高い実弥の耳元に額を寄せては、甘い吐息に口付ける。

 

 ーーちゅっ、ーーちゅっ、と。

 ……幾度も幾度も接吻を贈れば、「ふっ…ンっ…」と。

 ……実弥の吐息が甘く…甘く…蕩けてゆく。

 ……実弥は、躰も心も……もしかしたら。

 ……内側が、弱いのかも知れない。

 ……カブトムシの兜の如く硬い殻を強がる外見(そとみ)に被り。

 ……其の実、柔く脆い心の内を……

 ……内側の敏感で、繊細で、弱いところを。

 「ーあッ、…ぎゆっ…ー」

 ……俺だけに、晒してくれる。

 ……其れのなんと愛しい事か……。

 口付けた儘に合わせた兜を少し器用になった左手で凍える程に冷たい実弥の器用な指の欠けた右手ごと、扱いてヤれば、実弥の兜の鈴口から、綺羅綺羅(キラキラ)と実弥の髪と同じ色をした月白(げっぱく)色に皓(ひか)る婬水が、ぬるぬる、と。最早、婬茎と化したお互いの陰茎を伝い愛慾を深く濡らしてゆくーー。

 

 「ッ、どうした…さねみっ?早く、イッてしまえ…」

 態(わざ)と婀娜っぽく乱した息を実弥に口付けた儘に囁く。

 「ンッ、そぅは言ってもょォ…ぎゆっ…とイきてぇ」

 あゝ。少し癖のある甘い声でそう言って喘ぎ啼くーー。

 実弥の奮える長い睫毛に綺羅綺羅(キラキラ)と流るる涙ーー。

 息を詰めて愛慾を堪える表情(かお)が可愛くて愛しぃ。

 開けっ放した縁側には星涼し夏の宵の流星が流れ閃く。

 夏の夜風にーーチリン♪と鳴るは、風鈴の音。

 

 ーーギュゥ♡ギュゥ♡ーーキュウ♡キュウ♡と、カブトムシのカブト川とカブ岡の奏でる求愛の歌が響いている。

 

 ーーちゅっ、ちゅっ、と互いに深く口を付けあい…舌を絡めて吸いあえば…しっとり…とした…水が滴るような…唇音(しんおん)が聞こえる……。

 

 ーーちゅく、ちゅく、と互いに合わせた兜を抜き合う様に愛撫し合えば…互いの婬茎から溢れた婬水の淫らに濡れた…情慾の音が聞こえる……。

 

 「ーーンンッ!ぎゆっ、もぅっ……!」 

 「ーーぅんっ、一緒にイこぅっ…さねみっ…!」

 

 ーー迸る絶頂に互いに息を詰めれば、忽ち溢れる艶めかしく皓(ひか)り濡れる愛慾にーー互いに激しく呼吸(いき)を切らして、抱き締め合えば、互いの胸の内にーー烈しく鳴るる鼓動の心音を覚えた。

 

 ー互いに額を寄せ合って、気恥ずかしくも見詰め合いー

 ー深い愛に酔いしれて、心も躰も安らぐ様な接吻をー

 ー…互いに贈りあった…ー

 求め愛し口唇(くちびる)は赤く西瓜(スイカ)の様に熟れて、とてつもなく、甘く、切ない幸福(しあわせ)の味がした。その唇音と心音を互いに、一生涯忘れる事は無いだろう。

 

 

   ー…短夜に、兜合わせて、カブトムシ…ー

   ー…此の身にしるす、忘れじ想い…ー

 

 

 >-€∋不死川はカブトムシが好きなのか?(さねぎゆ時々ぎゆさね)>-€∋

   ♡(⁠+`⁠・⁠ω⁠・⁠)⁠「>-€∋明け易し(♡夜が明けますよ♡)>-€∋ƪ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠♡

 




 お陰様で此方の♡さねぎゆ時々ぎゆさね小説♡
2025年10月28日
R−18ルーキー日間ランキング❣❣
なんと6位にランクインさせて頂きました❣❣
流石さねぎゆちゃん♡(+・`ω・)(゚ー゚)♡
めっちゃ嬉しぃ♡有難う御座います♡m(_ _)m♡
このランキングを♡さねぎゆちゃん♡(+・`ω・)(゚ー゚)♡
にお捧げ致します✧>-€∋◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠>-€∋✧



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