アルベドがベジータに倒されます。腹貫通あり。胸貫通あり。要はリョナです。

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アルベド(オーバーロード)リョナ短編

ナザリック地下大墳墓は壊滅寸前に陥っていた。

侵攻してきた者達の中心人物は、孫悟空あるいはカカロットと呼ばれる人間で、圧倒的な力で守護者達を倒していく。

もう一人の中心人物は、ベジータと呼ばれる小男で、情け容赦が一切無く、孫悟空が止めを刺さなかった守護者達にも確実に止めを刺していく。

もうナザリックにはアインズとアルベドしかいなかった。

 

第十階層の玉座で、アインズとアルベド、悟空とベジータが対峙する。

悟空「ガイコツみてぇなおめぇがアインズって親玉なんだろ?ビルス様のところでオメェ達が罪のない人たちを殺しているのを見てやっつけに来たんだ。悪ぃけど容赦しねぇぞ。」

アインズ「・・・容赦しないのは、こちらも同じだ。なにぶんここまでの侵攻を受けたのは初めてでね・・・。怒髪天を突くとはこういう気分なのかな?正直今ならどんな残酷な攻撃でもできそうだよ・・・。」

ベジータ「カカロット、あのガイコツ野郎は貴様に任せる。俺はあの女をやる。」

「珍しいな、ベジータ。オメェが一番強そうな奴を譲るなんてよ。」

「貴様に女は殺せん。それだけだ。」

どうやら侵攻者達は一対一で闘うつもりらしい。アルベドが進言する。

アルベド「アインズ様、私があの糞虫共の相手をしますので御身はお下がりください。御身にもしもの事があれば守護者の名折れ。それに・・・」

「我々守護者を殺したゴミクズ共をこの手で血祭りに上げなければ私の気が狂いそうです!」

殺意をむき出しにするアルベド。

「やっべーな、あの姉ちゃん、チチより怖ぇぞ」

「フン、その方が倒すのに遠慮が要らん。」

「・・・そうだな、じゃあ。」

悟空は瞬間移動でアインズのすぐそばまで近づき、

「広い所で闘ろうぜ。どうせなら思いっきり闘いてぇ。」

アインズに触れどこかへ消えていった。

この行為はアルベドの心を更に逆なでし

「カス共ぉ!アインズ様を何処へ連れて行ったぁぁぁぁぁぁ!!」

「広い所と言っていただろう」

「嬲り殺すつもりだったがヤメだ!速攻で貴様を殺しアインズ様に加勢する!」

ベジータは超サイヤ人ブルーに変身し

「できるならな」

と挑発した。

アルベドも本気モードとなり、重騎士の姿に。ワールドアイテム「真なる無」を出現させ速攻を仕掛けたが、

「ビックバンアターック!」

ベジータが片手で放った光線で、WIも重騎士の兜も鎧も一瞬で消失し吹き飛ばされるアルベド。

「・・・あ・・・・あ・・・?」

元の純白の服に戻ってしまったアルベド。体中に痛みを感じる。自分のHPを見てみると半分以下になっていた。

「・・・そんな・・・、ここまで力の差が?・・・ありえない・・・ありえない・・・」

吹き飛んだアルベドの前にいつの間にかベジータが立っていた。

「不抜けてる時間は無いぞ、女。」

アルベドの腹に強烈なパンチが入る。ベジータの拳はアルベドの腹にめり込み拳が見えなくなるレベルであり、身体がくの字に折れ曲がる。

「がはぁっ!あぐっ・・か・・・」

ベジータは連続してアルベドの腹に拳をたたき込む。

ドゴッ!ドブッ!ドボッ!とアルベドの肉体が軋む音が遠くからでも聞こえる。

「あがっ、ごぉ、げはぁ!」

アルベドは苦悶の声を上げ続ける。HPはどんどん減っていき、ついに

ズボォ!

ベジータの拳がアルベドの腹を突き破り肉体を貫通していた。

「がはぁぁぁぁぁぁ!!」

うめき声をあげ吐血するアルベド。その血はベジータの顔にかかるがベジータは無表情である。

そしてアルベドを貫いた腕を振り、放り投げる。

大広間に倒れるアルベド。純白の服はみるみる内に自分の血で赤く染まっていく。しかし、それにも構わず立ち上がるアルベド。

「・・・私は守護者・・・、アインズ様の盾・・・、死んでいった者達のためにも、この程度で死ぬわけには・・・」

ベジータの指先から放った光線がアルベドの左胸を貫く。

「おぐうぅぅぅぅ!!!」

「俺も人のことは言えんが、その仲間に対する思いを貴様達が殺した者達に対して抱くことはできなかったのか?」

「だまれぇぇぇぇぇ!!!貴様ら下等生物と我々を同一に語るな!」

「・・・救いがないな。せいぜい地獄で反省しろ。」

ベジータがアルベドに止めを刺そうとしたとき、

「おーい、ベジータ!親玉やっつけたぞー!」

悟空が瞬間移動で帰ってきた。手にはアインズの骸骨。

「・・・・・・え?・・・・・・・」

アルベドは悟空が手に持っている物がなんなのか理解できなかった。理解したくなかった。

それを否が応でも理解してしまったとき、

「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

アルベドの心は壊れた。肉体を貫かれた痛みなど遙かに及ばない苦痛が全身を襲った。

そして無意識のうちに悟空の方へ飛びかかっていた。

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

だがアルベドが悟空に触れることはなかった。

「ファイナルフラーシュ!」

ベジータが両手で放った巨大な光線がアルベドの全身を包み込む。

それは端から見ると一瞬だったがアルベド自身には長い時のように感じた。

自分の服が消滅していく。次に自分の肉体も。

(・・・アインズ様・・・申し訳・・・・ございません・・・)

その思いを最後に、アルベドはこの世界から完全に消滅した。

 

「・・・ふん、つまらん闘いだった。」

「そうかー?アインズって奴、色々な技出してきてかなり手強かったぞー。いい奴だったらライバルになれたんだけどなぁ、惜しいなぁ。」

 

勝者が敗者の気持ちをわかることなどできない。悟空達がアインズやアルベドがどんな思いで生きていたのか、それを知る機会は永遠に失われ悟空達は地球へ帰っていった。


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