女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで 作:喋家月餅太
「——さん、準備が出来ました」
浴室を出てホテルの部屋のベッドに腰掛けて待っているお客さんの所に近づくとあたしは礼儀正しく言う。
あたしが唯一、客として利用した風俗ではフレンドリーに接してた。
こういうのは特にTさんからレクチャーを受けていない。
それなりに社会的地位の高い人だし、あたしより十位だろうか、年上なので敬語で丁寧に接して後は要望に答えながら接し方を変えることにした。
これから三時間、あたしはこの人に抱かれる。
本来は二時間だけど一時間の延長を付けて予約してくれた。
それがどういう意図かは分からないがその分あたしに入ってくるお金も増えるので丁寧にサービスをしようと思う。
「早いのね。ここのお風呂は高性能で助かるわ」
お客さんは脚を組み替えて合う。
あたしは思わずその脚に目が釘付けになる。
お客さんが既に裸になっていたからだ。
「待ってる間に脱いじゃった。約束通り、Mちゃんの服、脱がさせてね」
そう言うとお客さんは立ち上がって腕を広げた。
その瞬間、あたしの心臓は高鳴った。
こんなに綺麗な女性の身体、グラビア以外で見た事がない。
ありふれた言い方をすれば眼福だ。
細身だけど、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる。
シルエットが綺麗な曲線を描いている。
胸も大きいのに形が綺麗だ。
興奮よりもその美に圧倒された。
こんな綺麗な人に抱かれるのにお金を貰ってしまっていいんだろうか。
いや、それはお客さんがサービスをあたしに望んでくれたんだから契約は成立して問題ないしおかしくない。
ただ、こんなに綺麗ならこれまでたくさんの女の子を抱いてきたんだろう。
セクシャリティにはタチだと書いてあった。
多分、あたしなんかよりも可愛かったり綺麗だったりする女の子の身体をたくさん楽しんできたんだと思う。
太り気味で胸は大きいけど少々潰れた形の不恰好なあたしで満足させられるだろうか。
お客さんはあたしのブラウスに手をかける。
嬉しそうにボタンを外していっているけどその下にあるものを見たら損をしたと思わないだろうか。
そんなことを考えている間にお客さんはとてもスムーズな手つきでブラウスを脱がし終わりブラジャーを外した。
二つの意味で気後れしてしまう。
美しいお客さんに平凡なあたし。
そして、見たこともないほど手慣れた服の脱がせ方。これは今日はお客さんが流す約束とはいえ、あたしが出来なきゃいけないものだ。
他のお客さんの時にあたしは多分こんなに鮮やかに相手の服を脱がせることはできない。
あたしが下半身も露出し完全に裸になるまで本当にあっという間だった。
「可愛いわね。私、あなたみたいな体型の子、好きよ。ここも柔らかい。中を触るのが楽しみだわ」
そう言ってあたしの鼠蹊部を持ち上げるように撫でる。
自分で触る分には特にないが他人に触られるとここはくすぐったい。
そんな感触も久しぶりだった。
目を合わせづらくてお客さんの自分の触られた部分を見ると綺麗に毛が処理されてツルツルで割れ目が丸見えだった。
あたしが利用したセラピスト、S、お客さんと風俗に関わる界隈では毛を処理するのが普通なのだろうか。
ここは戻ったらTさんに確認した方が良いかもしれない。
「怖い?」
「いえ、でも、こうやって触られるのは久しぶりで」
「処女みたいな反応するけど経験はあるのよね?」
「はい、何人か」
「恋人でもない人にこうされるのは慣れるの大変よね」
「そうですね」
色々見抜かれてるんだろうなと思った。
それもそうか。この人は常連だと聞いてきてるし、恋愛でも風俗でもたくさんの女を知ってるんだろう。
こちらが初仕事だと知ってるわけだし、下手に取り繕わずにされるがままでいいかもしれない。
「まずは綺麗にしないとね。お風呂までエスコートしてくれるかしら?」
「はい……」
あたしはぎこちなくお客さんの手を引き浴室まで案内する。
「あなたのお店の選ぶバスソープのセンス、好きよ。とてもいい香り」
いくつか種類があるが、お客さんの好みだとカモミールの香りの入浴剤を持たされた。
確かにいい香りだ。
確か気持ちを落ち着かせる作用がカモミールにはあったはず。
あたしの緊張を和らげるにも役立ちそうだ。
どこか張り詰めた美しさを持っていたお客さんの表情も緩んでいる。
あたしもそれを見て少し冷静さを取り戻せたような気がした。
「あの、あたしが洗わせてもらってもいいんでしょうか?」
「ええもちろん。それは私がタチだからかしら?」
「はい。確認しておこうかと思って」
お客さんがタチだと聞いて必要な確認だと思ったところだ。
タチには触られることを嫌がる人も多い。
触られるのは許容できる人から服を脱ぐことすら嫌がる人まで千差万別だ。
服を脱いでるから丸っきり触れさせないではないとは思うが、それだから余計にどの程度かは知っておかないと事故る。
恋人なら探り探りでもいいかもしれないし、口にしてしまったらムードがない事だってある。
だけど、風俗でサービスとして性を提供するのだから時間制限もあるしはっきり要望を聞いて実現すべきだし、して欲しくない事ならなおさらだ。
「触っていいわ。あそこも胸も。だけど、割れ目の中には触らないでほしいのと刺激はしないでくれるかしら? 触られるのはいいけど、他人に気持ちよくされるのは嫌なの」
「わかりました」
結構明快だった。ただ、性感帯やそうなっている所の敏感さがどうなのかによる。
「あまり気を使わなくていいわ。乳首とか具とか以外は結構鈍感な方なの。そこだけ気をつけてくれるのと、あそこは揉んだりしなければ大丈夫」
「それなら出来そうです。洗っていきますね。嫌だったら言ってください」
「わかった。でもね、一ついいかしら?」
「はい。何かまずかったですか?」
「ちょっと言い方が硬いかな。もう少し砕けた感じで話して欲しいわ。親しい先輩とかそういう風に思ってもらえればいいから」
「わかりました。やってみます」
「初めては緊張するわよね。この空間ではセックスをする間柄になるんだし、あまり硬いと楽しくないわ」
「それじゃあ、洗わせてくださいね。腕から」
あたしはバスタブの中に膝立ちになっているお客さんを腕から洗っていく。
Tさんに持たされたスポンジで丁寧に、かつ手早く洗っていく。
全体を洗っていって最低限汚れを流して清潔にする程度でいいと教わった。
あまり時間をかけるとのぼせてしまうし、セックスをするための時間が減ってしまう。
だから丁寧にかつ手際良く洗っていく。
上から順番に洗って腕から肩、胸、腰ときて股間にたどり着いた。
お客さんのあそこは毛を処理してあってツルツルだった。
先日お世話になったセラピストの女の子やSと違うのは剃り跡がないことだった。
二人の股間を触ると生えかけた毛でざらついた感触だったがお客さんのあそこはツルツルでもっちりしていた。
あたしは割れ目の上の部分までをスポンジに入れる力を抜いて優しく洗うと、そこから下をスポンジの泡を手につけて素手で洗っていく。
自分がお風呂に入る時にこうしてるからだが、粘膜に触れないという決まりをこれで守られているのだろうか。
お客さんの割れ目は綺麗に一直線の線になっていて大陰唇の隙間である割れ目から小陰唇がはみ出していないのでこうして洗っても皮膚にしか触れない。
人によってはというか大半の女性は割れ目から小陰唇がはみ出しているからここを触るのは大丈夫なのか気になる。
毛のない大人の女性のあそこを見るのはまだ三人目で他の女の子がどうなのかは分からないけどお客さんの割れ目はとても綺麗な形をしていた。
股間の中央をまっすぐにお尻の方まで貫く割れ目。その周辺は少しだけ脂肪が厚くなっている。
割れ目から両方の股関節に向かって緩やかに下がる脂肪の丘陵。
女のお股はこんなに美しい形をしてるものなのかと初めて思った。
今までは手でクリトリスや膣を探るばかりであまりじっくり見たことがない。
それはあたしがネコで触られることが多いのもあるし、タチをやったり交代で両方をやる時も相手を気持ち良くさせたい一心で触ることばかり考えていた。
初めて女の子の身体に興奮を覚えた大学時代の温泉旅行以来の衝撃を覚える。
女のあそこはとても美しい。
クリトリスや小陰唇がといったそこに付いているものだけじゃない。
それを包み込む、縦に割れた平らな股間には他のもので例えようのない美しさがある。
もっと触りたい。
けど、今はこれからするセックスの準備で洗っているのだそろそろ泡を流してお風呂を出ないといけない。
「あそこを随分熱心に見てるけど、パイパンは好き?」
「いえ、その、今までの彼女にいないもんですから珍しくて」
「それだけ?」
「割れ目が綺麗です」
「そう、良かった。褒めてはもらえて嬉しいわ」
お客さんはニコニコして顔を赤くしてるであろうあたしを見ている。
多分、そこらのビアンなら出来ないくらい女慣れしている身からしたら女性経験を色々していてもあたしなんかひよっこみたいなもんだろう。
それを楽しんでるようだ。
「そろそろ、泡を流しますね」
「ええ。あなたは丁寧ね。好きな仕事ぶりだわ」
あたしはシャワーを手に取り適温であることを確認するとお客さんの身体を流していく。
自分の身体を洗ってもいたからお客さんとあたしの二人を流す。
お湯を浴びるのはリラックスできるがそんな身体の感じる平安に対してあたしの心は緊張に支配されていた。
バスタブから出ることを促すとあたしはお客さんの身体を丹念に拭いていく。
「パイパン、そんなに気に入った? 今、拭くついでにあそこを撫でたわね?」
「すいません!」
「いいのよ。ベッドに行ったら触らせてあげるわ。感じさせなきゃ好きなだけ触っていいから」
「私の身体でエッチな気持ちになってくれるなら触って欲しいの。そうすれば感じさせやすいから」
身体を拭き終わるとお客さんはここにきた時のようにあたしの腰に手を添えて翌日から出るように促した。
外とは違い今はお互い全裸で肌の感触を感じる。
まだ濡れていないとは思うけど落ち着かない気分であたしはお客さんに促されてベッドに向かった。