※この作品はR-18です。

女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで   作:喋家月餅太

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初体験をいざなう

お客さんは緊張した面持ちであたしの胸を見つめていた。

 

「そんなに女の裸が珍しい? あなたも女でしょ?」

 

「そうですけど、あまり見たことがないから」

 

「温泉とか銭湯とか行かないの?」

 

「子供の頃は行ったけど、今は入っちゃ駄目な気がして。私が入るって犯罪にならないかなって」

 

「ならないよ」

 

湯船でお客さんの身体を洗いながらあたしはその緊張した様子をほぐそうとあえてその表情を話題にした。

 

一般的にあまり女は視覚から直接的な性的な刺激を受けないと言われる。

 

でも、個人差はあるもので女湯で興奮するレズビアンは居ないわけじゃない。

 

彼女もそのタイプなんだろう。

 

男になろうとしていたと言っていたがある程度、男に近い部分はあるのかもしれない。

 

「修学旅行の時のお風呂とかどうしてたの? 年齢からするとそんなに前じゃないでしょ?」

 

「その時も見ないようにさっさと出ました」

 

「大変だったんだね。でも、今日はあたしの裸を遠慮なく見ていいからね」

 

あたしはそう言いながらシャワーでお客さんの身体の泡を流していく。

 

それと並行して自分の身体の泡も流す。

 

お客さんはあたしの身体の泡が流れるたびにその様子を目で追っている。

 

あたしも最初のお客さんの後の三人のお客さんの泡を流しながら大事な所に目を奪われていた。

 

このお客さんの事を言えた立場じゃないのかもしれない。

 

「これで完璧。準備ができたね」

 

バスタオルでお互いの身体を拭き終わるとあたしはお客さんの腕を掴んで軽く抱き寄せた。

 

お客さんは目を見開いてあたしを見ている。

 

「は、はい。これからするんですよね……」

 

「その為に来たんでしょ。大丈夫?」

 

「少し怖いです」

 

「初めては誰でもそうだよ。出来るかな?」

 

「よろしくお願いします」

 

お客さんは慌て気味にお辞儀した。

 

これからセックスをするというのには不似合いな行動に笑いそうになるのをあたしは堪えた。

 

「それじゃあ、ベッドに行ってはじめようか」

 

「はい……」

 

お客さんは一度あたしの身体を上から下まで見てから自分の大事な所にそっと手を添えた。

 

その部分が疼くのか、それとも単に意識したのか。

 

触れた部分をこれから使うのを意識したのは間違いないだろう。

 

その様子を見てあたしも緊張してきた。

 

有意義なセックスの手ほどきになればと願いながらあたしたちは浴室を出た。

 

 

 

あたしたちは向かい合った姿勢でベッドの上に座った。

 

お互いに女の子ずわりをしている。

 

股関節の構造上、女にしかできないこの座り方を男になろうとしたお客さんがごく自然にしたのはやはり自身が女であることへの疑問がないという事なのだろう。

 

心が男なら避けたいポーズのはずだ。

 

女としての性を楽しませるのに性自認の面では配慮はいらなさそうだった。

 

そして、お互い両手に手術用手袋を付けている。

 

手術用手袋を付ける意味は説明した。お客さんにも付けてもらった理由を離すと彼女は顔を真っ赤にしていた。

 

あたしはそこから優しくお客さんを押し倒した。

 

仰向けになったお客さんの目は怖がっていた。

 

「この姿勢から何をするのか分かるかな?」

 

「穴に指を入れるんですか?」

 

「それもするけど、いきなりしたら痛いよ。しっかり心と身体を準備していかないとね」

 

「準備って?」

 

「していってあげるから一つ一つ学んでくれるかな? 今日のこれはレッスンだからね」

 

「セックスの、ですか?」

 

「それもあるけど、女が好きな女であることのレッスン。分からないことがあったら教えてあげるから聞いてね」

 

膣に指を挿入するというのは知っているようだ。

 

おそらくこれまで言ったことから想像するにペニスを指で代用してセックスするくらいしか知らないのだろう。

 

男女のセックスについてもあまり知らないのかもしれない。

 

あたしたちが男の人とセックスをするにしてもいきなりペニスを挿入したりしない。前戯というものがある。

 

女同士だって前戯と本番の区別はないか、あっても緩やかなグラデーションになっている。

 

その辺もしっかり教えていかないといけないと思う。

 

恋愛の経験もしたことのなこのお客さんに女が愛し合う術をレクチャーする。その方向で今日のプレイを進めた方がいいだろう。

 

あたしは首筋を指先でなぞりながら胸に手を向かわせ乳房を揉み始める。

 

「こんな感覚、初めてです」

 

「女の子と愛し合うときはね、全身の敏感なところを優しく刺激する所から始めるの」

 

「オナニーと違う気持ちよさなんですね。とっても優しい」

 

「そうよ」

 

「胸も本当に揉むと気持ちいいんですね」

 

「ひとりエッチの時はしないの?」

 

「おしっこの出る所しか触ったことないです」

 

「あなたがタチかネコか分からないけど、彼女が出来た時、どうやってするか知っていってね」

 

「はい」

 

あたしはお客さんの上半身の性感帯を探りながら指先で刺激していく。

 

指を挿れる事しか知らない状態なら乱暴なセックスになってしまいがちだろう。

 

「身体にあちこちが触ると気持ちいい場所があるんですね」

 

「女の子はね、こうして身体全体を優しく刺激していく事で心が気持ちよくなっていくの」

 

「俺、こんな感覚、初めてです」

 

「ひとりエッチで自分に対してもしてあげる事が出来ることだよ。あなたに恋人が出来た時、あなたの恋人はあなたと同じ身体をしているから女にとって何が気持ちいいかを知ることが大事だからね」

 

「優しい気持ちよさ、俺、癖になりそうです」

 

「それはよかった」

 

皮膚の表面を刺激していくのを下に進めていくとあたしの手は股間に到着した。

 

この場所をじっと見るとあたしは思わず息を呑んだ。

 

お客さんもあたしがしたのと同じ様に息を呑む。

 

あたしとお客さんは違う感情でそうしたんだろう。

 

お客さんはこれからこれまでの柔らかい刺激とは違う強い刺激の始まりだと分かったから。

 

あたしは女の子の身体で一番、自分を興奮させる場所にこれから手を触れるから。

 

手を股間の位置まで下げると、あたしは優しくその部分を撫で始めた。

 

お客さんの陰毛は結構濃かった。

 

女の子の股間の毛の生える範囲が結構個人差がある。

 

割れ目の周辺のみに留まる人がいればもっと広い範囲まで生えてる人がいる。

 

お客さんは股関節ギリギリの所まで生えててVゾーン全体が毛で覆われていた。

 

毛の密度も濃い方だった。

 

ここまで濃い女の子とセックスをするのは初めてだが、陰毛の中から大事な部分を探し出すのは楽しそうだ。

 

あたしは陰毛をかき分けて割れ目を探し始めた。

 

お客さんの顔にちらっと目をやると期待と不安が入り混じったような顔をしていた。

 

ボーイッシュなタイプだがけっこうムチムチな体型だ。

 

それ故かお客さんのあそこは脂肪の密度が高くもっちりした感触がする。

 

陰毛の中から見つけ出した割れ目はその周辺が少しだけ脂肪が盛り上がっている。

 

初めて見るタイプのあそこだ。

 

これまでのお客さんの鼠径部を触ったり見てみたりして女の子のこの部分は人によって形や感触が大きく違う事を学んだ。

 

恋愛をしたり行きずりの女の子とエッチをしたりしてた頃にはそれほど興味が湧かず気づかなかったが女の子の股間はとても個性的だ。

 

割れ目の長さや太さ、開きやすさ。脂肪のつき具合。一人ひとり違った。

 

これまでの四人のお客さんは誰一人として同じ形をしていない。

 

今日のお客さんも今までの誰にも似ていない。

 

割れ目周辺がぷっくりとして、割れ目がまるで山脈の谷のように思える。

 

感触もモチモチで揉んでみるととても心地良い。

 

最初のお客さんとの仕事の後で股間をマッサージされた事について調べてみたらクリトリスは割れ目の中に露出している突起だけでなく大陰唇の下に枝分かれして身体の中に存在する部分の方が大きく存在しているとの事だった。

 

大陰唇をマッサージするのは大陰唇の皮膚の性感帯への刺激もあるがその下にあるクリトリスの内部の部分を刺激することにもなるのだ。

 

クリトリスの外に出ている部分を刺激するにも、膣に指を挿入するにもしっかり濡らさないと痛い。

 

お客さんにはまずはしっかり濡れて貰う必要がある。

 

今日はレズビアンの世界に身を置いていない女の子でもセックスとしてイメージしやすい指への挿入をメインにするつもりだ。

 

だから、しっかり愛液を出させてあげるために周辺性感帯への刺激をじっくりとするつもりだ。

 

「これからあそこを触っていくけど、触られたら嫌な部分ってある?」

 

「無いというか、よくわからないです。オナニーではクリトリスを触るだけにしてます。それ以外は分からないのでどうしたら気持ちがいいか教えてほしいです」

 

「了解。されてみて嫌だったら言ってね」

 

「わかりました」

 

「まずはしっかり愛液を出してあげないとね」

 

「愛液、って何ですか?」

 

「知らない?」

 

「はい」

 

「興奮したら濡れるでしょ。あの液体の事だよ」

 

「あれ、愛液っていうんですか。どんな字ですか?」

 

「愛情の愛に液体の液」

 

「素敵な名前ですね。恋人が居たら愛情を感じたら出てくるから、ですよね」

 

「多分そうだね。まぁ、これは俗称で正式には発見した科学者の名前が付いてるんだけどね」

 

「そうなんですね」

 

愛情の液体か。興奮した時にあそこを満たす液体を愛液っていう呼び名だと知ったのはいつだったか覚えていないけど、そんな事を考えたことはなかったな。

 

今日の行為には愛情なんて無いけど、多分、このお客さんは恋人という存在に憧れてるんだろう。

 

確かに愛する人を想って分泌する液体なんて素敵かもしれない。実態は欲求に対して出てくるものだとしても。

 

「それじゃあ、いくよ」

 

あたしは優しく割れ目を挟んで股間の左右をそれぞれの手で揉み始めた。

 

医療系サイトで見かけた内部のクリトリスの透視図を思い出しながらお客さんの気持ちいい位置を探っていく。

 

このお客さんのあそこは先程触った時に思った通り柔らかいが密度のあるもっちりした厚い脂肪がついている。

 

これまでのお客さんで一番、脂肪に富んだあそこだと思う。

 

触っていて感触が気持ちいい。

 

割れ目は開きやすいようで太めの線になっている割れ目は揉む動作に合わせてパカパカと開いている。

 

小陰唇も大きめなようで開き始めで割れ目からの露出が確認できる。

 

成人するくらいになると脚を閉じていても割れ目から小陰唇がはみ出た状態の女の子は少なくない。

 

今までのお客さんでもそういうあそこの持ち主は居た。

 

このお客さんは一応、納まっているがあとちょっとではみ出るくらいには小陰唇が大きいようだ。

 

時折かすかに見える小陰唇とクリトリスを毛の間に見ながらあたしはボーイッシュなお客さんのあそこを揉みほぐしていく。

 

「はぁ……。あぁ……。ここ、揉むとこんなに気持ちいいんですね」

 

「そうだね。女の子のあそこはクリトリスや膣だけじゃないんだよ。こうして揉むとゆったり広がるように気持ちいいでしょ?」

 

「はい……。なんか、おしっこが出るあたりがじわっと熱いです」

 

「どれどれ」

 

あたしは右手を大陰唇から離して小陰唇の真ん中あたりを中指で触れた。

 

しっかり濡れている。

 

愛液のぬるぬるで小陰唇の細かいヒダの形が触診できないくらいに。

 

挿入は出来そうなくらいだが、性器にもう少ししっかり性感を覚えさせてそこから挿入に繋げたほうがいいだろう。

 

処女なので膣は狭いだろうし神経も十分に慣れていない。

 

「濡れてるよ。エッチな気分になった?」

 

「なってます。それはMさんの裸を見たときから」

 

「それはよかった。もっとエッチな気持ちになってもらうからね。まずは慣れた感覚からね」

 

あたしは小陰唇の内側を中指で軽くなぞって愛液をつけるとお客さんのクリトリスを刺激し始めた。

 

「穴じゃないんですか……!?」

 

「しっかり濡れないと痛いから。まずはここを刺激してもっと濡れないとね」

 

「はい……。エッチでもクリトリス触るんですね」

 

「身体の中で気持ちいい場所だったらどこでも触るよ。嫌じゃない? 大丈夫?」

 

「さ、触って欲しいです……」

 

お客さんは顔を真っ赤にして右手で口元を押さえて言った。

 

相当、恥ずかしい気持ちになったのだろう。

 

「顔真っ赤だよ」

 

「だって、オナニーと同じ事をされるんですから」

 

「――ちゃんが自分でするより上手ならいいな」

 

あたしはそう言うと中指でクリトリスを持ち上げるように触り、そこから指の第一関節を曲げる動作を繰り返して刺激していく。

 

「はぁ……」

 

お客さんは深く息を吐き身体を動かしてしまうのをこらえるように踏ん張る様子を見せた。

 

あたしも初めて女の子とセックスした時に同じ様にやった。

 

いや、セックスに慣れるまでは続けていたかも知れない。

 

他人に気持ちよくさせられる事に慣れていなければやりがちな態度だ。

 

特に性器の刺激は強いのでこうして堪えないと無意識に暴れてしまうかもしれないというのがあるのだろう。

 

「俺より上手です。俺……じゃない、私、こんなにスムーズに触れません」

 

「色々経験あるから。自分のも他人のも沢山触ってきてるからね」

 

「気持ちいい。同じ所を触ってるのにオナニーと全然違います」

 

「今『私』って言い直したね。『俺』の方が言いやすいなら無理しなくていいのに」

 

「本当は『私』に直したいんです。私だって女として見られたい」

 

「それなら今日はなるべく『私』って言おうか。あたしとしても気持ちよくさせるのにその方がしっくりくる」

 

「そうなんですか?」

 

「だって、今、あたしが触ってる所、とっても女の子なんだもん」

 

「女、ですもんね。そこ」

 

お客さんは目がとろんとして言う。

 

相当感じているみたいだ。

 

本来なら「俺」でも構わないし、特にタチに多いけど好んで男言葉を使うビアンはいる。

 

それ以外でもオタクだったらボクっ娘だっている。

 

けど、あたしとしては女の子を見せて欲しいと思う。

 

女の子を見せてくれた人の身体の女に触れるのは興奮する。

 

今は業として行っているセックスだからあたしの心情は関係ないけど、誤ったビアン像に基づいて偽りの自分で性をさらけ出すなら幸せな事じゃない。

 

「――ちゃんは本心としては女として女を愛したいって事でいいのかな?」

 

「はい。わ、私は女です」

 

「女の子を想うとここが濡れる女の子なんだね」

 

あたしは下に少しだけ指をスラドさせ小陰唇付近に溜まっている愛液を空気と混ぜるように動かしクチュクチュといやらしい音を立ててみせた。

 

「は、恥ずかしい……」

 

「お股がこんな風にクチュクチュ鳴るなんて最高に女の子だよ、――ちゃんは」

 

「私、女として女の人が好きです。男の振りなんて別にしたくないです」

 

「それじゃあ、今は、しっかり身体の『女』を体感してね」

 

そう言うとあたしはゆっくりだが中指をそのままグッと中に押し込んだ。

 

愛液で満たされたその部分にはすんなりと指が入っていく。

 

ただしそこは処女。液体で滑るが中の粘膜の壁にかすかに指先が当たりながら入っていく。

 

摩擦が減って入れやすくなっているが中はとても狭い。

 

「こ、これって……!?」

 

「あたしの指が――ちゃんの中に入ったんだよ」

 

「なんか感覚があまりよく分からないです。入ってるんですね」

 

「女の子の指じゃ細くて入れただけじゃ何かが入った感じは分からないかもね」

 

「こんな感じなんだ……」

 

お客さんは戸惑っているようだった。

 

気持ちは分かる。

 

指にしろ、あたし達女にない男性の部分にしろ入った途端に気持ちいいと思っていた事はあたしにもある。

 

だけど、中に何かが入った状態は気持ちよくない。

 

「痛くない?」

 

「大丈夫です。処女膜、破れてないんですか?」

 

「そうならないように気をつけてるから。こうしたら感じるんだけどどう?」

 

「やんわりそんな感じがする気もあるけどやっぱり分からないです。でも、女なんだって実感は湧いて好きです」

 

「じゃあ、続けて大丈夫かな?」

 

「はい」

 

中指を出し入れしてお客さんの膣を刺激していく。

 

中が狭いから痛くないか心配してたけど大丈夫そうでよかった。

 

処女膜といっても本当に膜の形をしているわけじゃない。膣の中のあちこちに点在したヒダ状の構造が世間で処女膜と呼ばれているものだ。

 

一応、手の動きをゆっくりにして処女膜を傷つけてしまわないようにはしている。だけどそれにも限界がある。

 

このお客さんに彼女が出来た時にとっておいてあげたいと思ってしているけど、処女膜を破ってしまうのは仕方ない面はある。

 

痛がってないし引っかかる感じもないので彼女の処女膜は面積が小さいのかもしれない。

 

指を出し入れするスピードを上げる。

 

「あぁ…」

 

お客さんは感じたような声を上げる。

 

気持ちよくなれたのだろうか。

 

「どう?」

 

「まだわからないです。でも、興奮します。女の人に自分が女だって自覚させられているのが」

 

女を自覚させれれるという発想はあたしにはなかった。

 

男になろうとしてなれなかった女の子が自分の中の女に気づいていく過程を手伝っているという事なんだろう。

 

確かに膣は女にしかないものだ。

 

そして本来は子供を作る為のもの。性感帯としての役割しかないクリトリスとは違う。

 

女であることを自覚する感覚はきっと初めて膣に誰かを受け入れた経験をしたら強く感じるのかもしれない。

 

本当なら時間をかけて膣で感じさせてあげたい。

 

でも、これは二時間いくらのサービスだ。

 

このまま膣で感じるまで付き合うよりオーガズムでしっかり終わりを作るべきだろう。

 

膣で誰かを受け入れた経験だけさせてもいいのかもしれない。

 

だけど、お客さんは今日、セックスを経験したくて来た。

 

それならきちんとオーガズムで幕を引くところまで経験させた方が良い。

 

気持ちよさがゆるく続くセックスはあたしたち女にはある。

 

だけどそれは恋人と時間制限のないセックスですべきことだ。

 

あたしはお客さんの膣から指を引き抜く。

 

「あの……?」

 

お客さんは不安そうにあたしを見る。

 

「しっかり気持ちよくなってね。ここからはあなたの知ってる気持ちよさでね」

 

そう言ってあたしは先程までお客さんの膣に入っていた中指でクリトリスに触れる。

 

そしてさっきよりも素早い動きで刺激し始めた。

 

「ああっ!」

 

お客さんは身を縮こませた。

 

自分で感じてない分、強く刺激するのは簡単だ。

 

他人に感じさせられる事の気持ちよさを体験してもらおう。

 

「あぁ……あぁ……」

 

お客さんは顎をガクガクさせて感じている。

 

目が虚ろになりあたしを見つめていた所から天井を眺めた様子になる。

 

「ああぁ……」

 

何かに驚くように一瞬、目に力を込めた後でお客さんは急に脱力した。

 

ぐったりした様子になると同時にあたしはあそこから手を離す。

 

「あの……、その……」

 

お客さんは荒い息で言葉が出てこないの中で必死に何かを言おうとしてるようだった。

 

「うぅ……」

 

泣きそうな顔であたしから顔をそらして顔を真っ赤にする。

 

「初めて、イッたところを誰かに見られました」

 

必死な口調だった。

 

これまで気持ちよくなることもその先にある果てる事も一人だけの事だったからそうとう恥ずかしいんだろう。

 

彼女にとってこれはとても大きな経験になるはずだ。

 

あたしは野暮な事を言うべきではないと思い、その様子を見て小さく頷いた。

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