※この作品はR-18です。

女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで   作:喋家月餅太

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やはりここは異常な世界

今日は風俗の仕事も開発の仕事も休みだ。

 

もっとも、どちらも個人事業主としてやってるので仕事を調節して何もしないと決めただけだが。

 

大学院進学のための勉強も今日はしない。

 

何もない日がしばらくなくて頭が疲れ切っていた。

 

もともと性格的に常に何かしていたいタイプだ。

 

エンジニアになってからもずっと計算機科学やさまざまな開発手法の勉強をしてた。

 

だけど、突然スイッチが切れたように何もしたくなくなる時がある。

 

最近はそうなる事を事前に予測して先回りで休息を取れるようになってきた。

 

流石に大学院進学の準備、風俗の仕事、システム開発の仕事の三足の草鞋を履いていたら疲れる。

 

ストレスへの対処は風俗を始めてから見つけた性癖のおかげでオナニーが充実してるので対処が楽になった。

 

生理前のイライラばかりはそれで対処できてないがそれでも幾分マシになった。

 

だけどエネルギー切れはどうしようもない。

 

そうなる前に身体と頭を回復させる必要がある。

 

誰にも会わずに過ごしたり、徒歩圏内にある母校に行って学食でご飯を食べたり図書館で特に読む必要のない本を読んで学生時代に戻った気分を味わったり、一人の休日があたしにとっての回復法だ。

 

部屋のベッドの上でリラックスしてる時にふと頭によぎったのは極めて近い将来のことだった。

 

Sとの月一回の面談で最近は話し合うことが変わってきた。

 

これまではどのペースでそれぞれの仕事を受けてお金を貯めるかだが、そろそろどのタイミングで辞めるかの話が出るようになった。

 

ゴールが見えてきたのだ。

 

進学の準備も進んで風俗嬢になって十ヶ月経った今、会社員時代の蓄えと合わせて一年半で余裕を持って進学できる計画が現実味を帯びてきた。

 

それに当たってSからアドバイスされたのは最低二ヶ月は風俗嬢でいる期間と大学院生になるまでを空けることだ。

 

あたしは今、知らず知らずに特殊な世界の考え方に染まってしまっている。

 

それをデトックスする必要があるという。

 

確かに自分のところに来る女の人達にお金をもらって身体を求められるなんてまともな状況じゃない。

 

その考え方で普通の世界に戻ったらどんな風に他人を見てしまうだろうと思うと怖かった。

 

金銭感覚もそう。今は相当偉くならないと得られないような金額が短期間にあたしの元に入ってくる。

 

男性相手の風俗よりも安いとはいえそれでも大きな金額だ。

 

それにこの十ヶ月で色んなものを見てきた。

 

会社員や大学院生なら会わないような、いや会ってるであろう人たちもいるが、色々な人たちの垣間見ることのないような事情の数々

 

同性愛者向けの風俗嬢は同性を愛さざるを得ない人たちの性の駆け込み寺だ。

 

マイノリティであることで直面する悩みへの助け舟の役割もしなければならない時がある。

 

とてもそれらは「重い」事だ。

 

それを真正面から受け止める世界から所謂、普通の世界に戻るリハビリはないと何かしらの間違いを犯しそうだ。

 

自覚してる範囲でも道ゆく女の人たちを性的な面と金銭的な面で下品な眼差しで見てしまっている。

 

恋愛する事は諦めているが友人や同僚にそんな目を向けるわけにはいかない。

 

せめて眼差しを性的なものに抑えて、それもある程度弱める必要がある。

 

そんなあたしにとっての今の癒しは何もない生活だけの時間とオナニーだ。

 

オナニーは逆効果にならないか不安でしない時期もあったが、誰とも関わらずただ静かに自分の身体と性癖と向き合う時間は感覚を整えてくれる。

 

指先でクリトリスをこねるだけのシンプルなオナニーだけにして、初めて性欲を抱いた頃のようにゆったりと気持ちよさを求める。

 

そこで頭の中に思い浮かべるのはセックスじゃない。

 

今のあたしにセックスはノイズが多すぎる。

 

女の子の身体の一番女の子なところ。年齢に関わらず男性と異なる形をしている部分、股間を思い浮かべる。

 

この仕事で沢山の、色々な年齢の女性の股間を見てきたが本当に形や感触は千差万別だ。

 

割れ目の長さ、脂肪の盛り上がり具合、毛の生え方、柔らかさ、割れ目も長さだけではなく開きやすさや深さもある。

 

股間のデルタ、あたしはこの県で幼少期の女児へのトイレトレーニングで用いられる幼児語の「ちょんちょん」と呼んでいるが、そのちょんちょんに好みというのも分かってきた。

 

仕事で好みのちょんちょんを持つお客さんに当たった時は嬉しいし興奮する。

 

あたしのオナニーはこの数ヶ月、好みのちょんちょんの記憶を反芻する形で行なっている。

 

それだけじゃない、ジーンズやスキニーパンツを履いている女の子とすれ違うとそこから服の布の上からじゃわからない形の部分までその子のちょんちょんを想像する。

 

あたしはすっかりちょんちょんが好きになった。

 

風俗を始める前は割れ目の中身を触る事に興奮を覚えたが、今はそれよりも割れ目の外側の方が好きだ。

 

あたしはパンツの中に手を突っ込み、自分のちょんちょんを揉む。

 

自分のちょんちょんに興奮するわけじゃない。

 

誰かしらのちょんちょんの記憶を自分のものの感触から思い出してるのだ。

 

大陰唇の脂肪を摘んだり割れ目を撫でたりしながら、道ですれ違った可愛い女の子のちょんちょんを想像してその中の大事なものを潤ませていく。

 

女の子の足の付け根はいろんな個性がある。

 

パッと見だと割れ目の長さ。長い人もいれば割れてないんじゃないかと思うほど短い人もいる。

 

脂肪のつき方も全体がふっくらしてる人もいれば、割れ目の周辺だけほんのり脂肪の盛り上がりがある唇を縦にしたような形の人もいる。中央付近がぷっくり膨らんでる人なんかは結構可愛い形をしている。

 

この仕事を始めていろんな女性の鼠蹊部を見たり触ったりしてきてあたしは「好みのちょんちょん」というものを見つけられてきた。

 

そんなちょんちょんを持つお客さんが来た日は仕事が楽しい。

 

そうした頭に作ったちょんちょんの形のデータベースから道ゆく可愛い女の子のちょんちょんを想像するととても興奮する。

 

スキニーパンツやタイトジーンズを履いている女の子なんかはちょんちょんの脂肪のつき方が分かりやすいのでとても想像しやすい。

 

割れ目の長さは外性器の位置に関係するので腰回りの形、特に骨盤の傾斜から割れ目の長さもなんとなく想像つく。

 

女の身体であたしはちょんちょんが一番好きだ。

 

だけど、最近はセックスを沢山するせいかレズビアンのこの性欲はどこから来るのかが気になっている。

 

あたしみたいな性癖の人は少数派だろうが何かしらビアンの人たちは女の身体に興奮している。

 

その感情は子孫を残したいという欲求と同じものなのか、それともそれから解き放たれた何か別のものなのかに興味が湧いてきた。

 

尋ねたらいろんな答えがあるだろう。

 

でも、それは言葉でデコレーションされた思想であり本能とは違うのではないかというのがあたしの推察だ。

 

レズビアンとして恋愛やセックスの初心者は指を膣に挿入する行為をする側、される側どちらにしろしたがる。

 

けれど、レズビアンの界隈に慣れるに従ってその行為を嫌がる人が出てくる。

 

膣への挿入は男女の模倣であり自分たちがそれをする事は異性愛者男性の影響下に自らを置く事だと。

 

その考えは尊重するがあたしは界隈によく顔を出していた頃も今も理解できない。

 

あたしからしたら同性愛は異性愛の真似になる事は当たり前だと思える。

 

女の股間は男性器を受け入れて子を成すためにその形を進化の過程で作り上げたものだ。

 

あたしの大好きなちょんちょんは精子を受け入れ、それを子供として育て、出産するためにあたしが興奮する形をしている。

 

乳房も骨盤もそう。

 

あたしたちのセックスは子供を作る仕組みを自身の性欲の為に転用してるんじゃないかと思う。

 

同性愛者だけじゃなく子供を作らない異性愛者もそう。

 

性欲もあたしが女に興奮するのはどこかで「この人の子供を産みたい」という本能の発現じゃないのかと考えることがある。

 

女と女で子を成すことなど不可能だが、本能はその欲求を不可能な相手に向けてるんじゃないかと思う。

 

女に興奮する女はその仕組みを自分の性欲の為に転用しているんじゃないだろうか。

 

それは同性愛者だけじゃない。子供を作らない異性愛者もだ。

 

だから、あたしは自分の性欲はその女性の子供を産みたいと身体が求めてるのだと感じている。

 

そんな風に思考では考えていないが身体に性感をもたらすもの以上の何かを求めているはそれじゃないかと読んでいる。

 

ポリアモニーや特定のパートナーを持たない主義の人は分からないがほとんどの人がたった一人の誰かと添い遂げる事を望み、法的な裏付けを求めて運動している人たちがいるのはそのせいじゃないのか。

 

少なくともあたしは生物としての性の欲求はそういうものだとして考えている。

 

こうして誰かのちょんちょんを想像しながらクリトリスで快感を得ている事に覚える満足感は子を成す事への欲求をとりあえずの快楽で慰めているのだと。

 

最近はそんな事を考える。

 

そして、確かめようがないがその仮説が当たっていたなら、あたしは女を愛する女達にとても女らしさを感じる。

 

その女らしさにエッチな魅力を感じるのだ。

 

ちょんちょんはそんな女達の女である生まれた時からの何よりの証拠。

 

乳房は生まれた時にはないがちょんちょんは生まれつきのものだ。

 

あたしのちょんちょんフェチも女と子を成したいという叶わない欲求なのだろう。

 

「はぁ……」

 

あたしは荒い息を深く吐く。

 

道ゆく女の子達の女である事に興奮して果てた瞬間だ。

 

オーガズムに達したあたしの頭は思考のピントが合わない状態でこの部屋の中を漂う。

 

あたしは誰かのちょんちょんを求めているのだと思う。

 

今は風俗の仕事で人のちょんちょんを見ることを触ることも出来るがこの仕事を辞めたらこの欲求をどうしよう。

 

オナニーをし終わった後、愛液まみれの指の感触を不快に思いながら毎回、Sの言ってたリハビリ期間の必要性を性の面から痛感している。

 

それもそろそろ考える頃だ。

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