※この作品はR-18です。

女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで   作:喋家月餅太

42 / 59
やっぱりそこが女の子

あたしに押し倒されてお客さんは驚いた顔をしながら固まっていた。

 

スケベじゃない処女によく見られる反応だ。

 

風俗に来る女なんてスケベだろうと思われる事は多い。

 

けど、今日のお客さんが多分そのタイプだろうが性的な事柄に縁のないまま大人になった人も少なくない。

 

女を好きなる自分に向き合う手段が欲しくて、女に女としての快楽を経験させて欲しくて来る人、単純にオナニーやセックスの仕方を知りたくて来る人なども少なくない。

 

時にあたし達、セラピストと呼ばれる性的サービス提供者は相談相手になる。

 

多分、今日のお客さんは最初に話してくれた事から推測するとどこかの女性への叶わない恋を終わらせたばかりなのだろう。

 

そして、恋という感情も性的興奮も知らずに大人になってからその恋を知った。

 

オナニーは知ってるし、してるという。

 

何か動画か何かは見てるのだろうか。

 

「女同士ってどうやってするか知ってる?」

 

「動画やサイトで知識だけなら」

 

「どんなのかな?」

 

「全身の皮膚の性感帯を刺激したり、クリトリスや膣を刺激したり、で合ってますか?」

 

「だいたいそんな感じ。その動画は一人でする時に見たりするの?」

 

「そうですね。見ます。僕、どんな事に興奮するのかまだ自分でも分かってなくて色んなのを見て探り探りですけど」

 

「なるほどね。じゃあ、出来るだけ、オーソドックスな事をするね。全身をゆっくり刺激してそれから膣に挿入で考えてるんだけど、挿入は抵抗ない?」

 

「はい。経験ないけど、して欲しいです」

 

「いきなりだと気持ち良くないから全身を少しずつ刺激していくね」

 

「動画で見たんですけどマッサージしたり舌で撫でたりするやつですか?」

 

「そう。舌はうちの店では衛生上禁止だから全部手での刺激になるけどね」

 

「あれ、気持ちいいんですね」

 

「女の子はね、肌がとても敏感だから優しく全身を愛撫して気持ちよさにならしていくの」

 

あたしはそう言うとお客さんの首筋を指先で刺激し始める。

 

このお客さんは結構、因果関係を積み重ねてものを考えるタイプだろう。

 

女はその瞬間に湧いた感情に任せて無軌道に物事を認識する癖のある人が多い。

 

男の子みたいに理屈を先行させる考え方をしてる。

 

言葉の選び方からすると理系ではなさそうだけど、冷静なタイプなのか。

 

どんな仕事をしてる人なんだろう。

 

こんな風に感情的にならずに物事を捉えられる人のバックグラウンドには興味が湧く。

 

ただ、今すべきはこの人を気持ち良くさせる事。

 

あたしは湧いてきた好奇心を振り払って指先でお客さんの肌にある性感帯を探っていく。

 

「あっ……」

 

あたしが首筋やお腹を指先でさすると所々でお客さんは喘ぐ。

 

その声はとても可愛い。

 

鈴が鳴るようなと可愛い女の子の声を例えるが、その形容に当てはまる。

 

喘ぎ方はとても女の子らしい。

 

一人称も「僕」だし、口調も仕草も少年そのものだけどこういう本能から来る反応は女の子だ。

 

まだ皮膚表面の刺激だがより敏感な性感帯にたどり着いたら少年と少女、どちらに振れるのかが気になった。

 

これまでの経験上、普段は女のフリをしてるトランス男性でもそういう時の感じ方は男性に近くなる。

 

このお客さんが自分のジェンダーに違和感を覚えているタイプなのかただボーイッシュなのかはこれから分かるだろう。

 

身体を触りながらあたしはまだこの人がトランス男性かそれに近い感覚を持つ人である可能性を捨ててない。

 

サービス提供でそこは見抜いて行為を調整する必要があるからだ。

 

あたしは最初にたどり着いた敏感な性感帯である乳首を指先で刺激し始める。

 

「くぅ……ぁんっ」

 

先ほどより強く女の子を感じさせる声で鳴く。

 

感覚に耐える顔とそれに付随する仕草は繊細でフェミニンに感じる。

 

しばらく乳首を刺激をした後、お腹をさすりながら鼠蹊部に到着する。

 

お客さんは顔を上気させながら期待した様子であたしをみている。

 

オナニーで股間で起こる「気持ちいい」を知ってるためだろう。

 

そして、探り探り自己流でやっている自分のそれよりも気持ちいい事をしてくれることを楽しみにしている。

 

経験の浅いお客さんはよくこの顔を股間を触る前にする。

 

ただ、今、確信となる部分に触れるのは時期尚早。

 

しっかりと濡らして性感に神経を慣らすことが必要だ。

 

「入れる前にもう少しだけ、触るね。これは一人の時にした事あるかな?」

 

「どんなのですか?」

 

「ここだよ」

 

あたしはお客さんの中央に割れ目の走る鼠蹊部の脂肪を両手で揉み始める。

 

まずは上から下まで撫でるように触り、形を確かめる。

 

この部分はよくペッタンコとか何もないとか言われるがそんな事はない。

 

脂肪の丘陵が存在していて、その形は人によって千差万別だ。

 

脂肪の厚さからそのつき方の分布まで様々。

 

それによって割れ目の長さや深さ、太さも違う。

 

お客さんは薄い陰毛の間から見える様子からすると割れ目は細い。

 

つまり左右の股間の脂肪がしっかり密着した陰裂の持ち主だ。

 

あたしは大まかに形を掴むと一度割れ目を開いて外性器を見る。

 

お客さんは割れ目の中が露わになると右手を口元で押さえて顔を真っ赤にする。

 

「恥ずかしい?」

 

「そんなとこ、人に見られた事ないから……」

 

「セックスするんだから見せてね」

 

「はい……」

 

この人は女の子だろう。

 

疑ってはいたが感じさせてからの仕草が女の子すぎる。

 

コントロールできない無意識の反応がそうなのだから、最初の男の子のような振る舞いは後から身につけたものの筈だ。

 

そこにセクシャリティに関する事情があるのかもしれないが、女の女たる所を触れるセックスという行為には支障はなさそうだ。

 

そう考えるとあたしはしっかりとお客さんの女性器を見る。

 

割れ目の始まりと終わり、その中の外性器の位置は個人差が大きい。

 

内性器や骨盤、筋肉や脂肪のつき方など複雑な要件でその形が決まるからだ。

 

比較的このお客さんは上付きなようだ。

 

割れ目の始まりも上の方だし、そこからクリトリスとの距離も遠くない。

 

ちょんちょんを揉むのに性器がこの形なのは助かる。

 

あまりついてる位置が後ろだと揉みづらいからだ。

 

ちょんちょんを揉むと気持ちがいいのはその部分の皮膚の性感帯もあるが一番の要因は左右の大陰唇の脂肪組織の下にあるクリトリスの根っこがある事。

 

クリトリスは割れ目の中に出てる突起だけではなく身体の中に枝分かれして左右の大陰唇の下に伸びているのだ。

 

その部分の方が割れ目を開いて見える部分の何倍も大きい。

 

確実に気持ちよく揉むポイントを見極めるのにクリトリスの位置の確認は必須。

 

あたしは割れ目の中の突起から内部構造を想定するとお客さんの大陰唇を揉み始めた。

 

「まず、あそこはここのマッサージから始めるからね十分濡れたら中もいじっていくから」

 

「はい」

 

お客さんは興味深そうにあたしのしている事を見ている。

 

多分、ここを揉むと気持ちいい事を知らないんだろう。

 

そういう女性は珍しくないから想定内だ。

 

あたしもこの仕事をするまで知らなかったし、その仕組みを知ったのもそれからしばらく経ってからだ。

 

あたしはこの仕事の中でここを揉むことが一番好きだ。

 

ちょんちょんが女の子の身体で一番好きな場所という事、そして揉む際に感触と柔らかい場所であるが故の形の変化が起こることがとても可愛いしエッチに思える。

 

あたしはゆっくり弱い力で揉み始める。

 

そして、さっき撫でたよりも詳しく恥丘から割れ目周辺までの形を確認していく。

 

あたしは形が詳しく手の感触から把握できる事に従い自分の股間がジワリと熱くなるのを感じた。

 

このお客さんのちょんちょんの形はとても可愛い。

 

これはあくまで前戯の一環、短い時間であたし自体もこのちょんちょんの形を楽しもうという気持ちがいつも以上に湧きてきた。

 

もしかしたら今までで一番魅力的なちょんちょんかもしれない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。