女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで 作:喋家月餅太
「待ってたわ。今日は来てくれてありがとう」
ノックをするとお客さんの方がドアを開けて出迎えてくれた。
いつもとは違ってあたしは驚いてしまった。
普段はノックをするとあちらが声をかけてくれてそれを合図に部屋に入る。
それからあたしの方から挨拶をする。
「今日はお呼びいただいてありがとうございます」
あたしは気を取り直していつも最初にする挨拶をする。
常連さんやリピーターの時はこう。
一見さんの時は名前を名乗る。
「さぁ、入って。泊まりの依頼を受けてもらえて嬉しいわ」
あたしは少し拍子抜けした。
いつもこのお客さんはクールで妖艶な雰囲気であたしに接する。
そこは今日もだが、どこかはしゃいでいるように見える。
それにしても豪華な部屋だ。
構成はスイートルームとかではないのだがベッドの他にそれなりに値段のしそうなテーブルが置かれている。
一泊いくらなのだろうか。
ここに来る途中に旅行予約サイトで見ようかと思ったが気後れしそうなのでやめておいた。
あたしはダブルベッドの置かれたあたりに行き、サイドテーブルの前に立った。
「道具はここに置いていいですか?」
「ええ、もちろんよ」
いつもの涼しげな感じじゃなく弾んだ感じの話し方だ。
何かいいことがあったのだろうか。
自分へのご褒美、とかそういうのであたしを呼んだとかだろうとは思う。
冷静で賢い人だけど独身女はそういうのが好きだ。
あたしもそうだから分かる。
あたしは持ってきたポーチの中を確認する。
フィンガードムやサージカルグローブといったセーファーセックス用具。ローション。
お風呂関連の用具。
このお客さんの時は大人のおもちゃは使わない。
全てお客さんの手であらゆる行為が行われる。
だから泊まりとはいえ持ってくる道具は少ない。
明確な終わりのない女同士のセックスなので替えの分を用意したのでセーファーセックス用の道具は多めに持ってきている。
「準備はできたかしら?」
「そうですね。後はお風呂を準備しますね」
「待ってるわ」
あたしはお客さんに笑顔を見せてバスソープのボトルを持って浴室に向かう。
広めの浴槽で女二人ならかなり余裕のある空間のようだ。
あたしは一つ一つの部屋の設備の豪華さに感動を覚えながらセックスまでの準備を淡々と進めた。
泊まりはこれまで何度かあったがこのお客さんは初めてだ。
うちのお店は泊まりは高いし、常連さんしか利用できない。
あたしに支払われるお金も通常の二時間コースやその延長よりもはるかに多い。
特に今日はかなりの収入になった。
おそらくお客さんにとって特別な日なのだろう。
それであたしで良いのだろうか。
レズビアンの世界に高級娼婦のような人がいるかは分からないが高級な風俗嬢の中には女相手もしてくれる人だっているはずだ。
うちのお店にだってあたしより上手な女の子はいくらでもいる。
いつもお客さんはあたしの事を「上手なネコ」だと言ってくれるが、いつもよりも多くのお金を払ってもらっている手前、あたしの受け方で満足させられるかは自信がない。
あたしはお風呂を泡立てながら柄にもなく怖気付いていた。
この後、お客さんに肌を晒すが今日と先月利用してもらった時と同じで良いのだろうか。
泡立つお湯を見ながらあたしはこの浴室から出る事に怖さを感じていた。
「お待たせしました。お風呂ができました」
あたしはなるべくいつも通りを装ってお客さんのところへ行った。
「それじゃあ、あなたの身体を見せてもらうわね」
場所は変わってといつも通り。
お客さんはあたしがお風呂を準備している間に裸になっていた。
大きな胸、引き締まった腰、メリハリの聞いた身体つきが本人の仕草や喋り方などの雰囲気と相待ってとても色っぽい。
ヨガをやってると前に聞いたことがあるけども、ジムにも通ってるんだろう。
大衆的なものじゃなくパーソナルトレーナーが付くような。
同性愛者はこういう時に面倒くさいと思う。
魅力的な女の裸を見ると見惚れてエッチな気持ちにさせられるが、同時に羨ましくて気後れもする。
このお客さんは綺麗すぎてまさに興奮と気後れをたっぷりと味わわせてくれる。
本当に特別な日の依頼であることが容易に推測できるこのホテルでのお相手があたしのようなだらしない理系女で良いのだろうか。
そんな心配をよそにお客さんはいつと通りの涼しい表情であたしを脱がせていく。
あたしも胸の大きさなら負けてないが少しお腹が出ているので不恰好だと思う。
「相変わらず可愛らしいわね。抱くのが楽しみになるわ」
毎回言われるがこれは本心なんだろうか。
この人はあたしを「上手なネコ」で「とても貴重なタイプ」だと言ってくれる。
風俗嬢をやって何人もの女の人に抱かれてネコの上手い下手は分かってきているが自分が経験豊富なタチであるこのお客さんを満足させられるほど上手とは思えない。
気質が完全にリバ、それもネコの立場の方が好きなリバだから完全なタチの気持ちは多分分からないだろうなと思う。
ただ、このお客さんだけじゃなく他のタチのお客さんやトランス男性のお客さんにも言われる。
トランス男性でもホストのお客さんにも言われたことがあるので間違ってはないのだろう。
ただ、自信を持てない太めの身体を少しずつ剥かれて性的なものとは違う情けなさの方の恥ずかしさを感じる。
下着まで完全に脱がされて上から下まであたしは裸体を見られる。
そのお客さんの目は真剣だった。
どうやってあたしを抱くか考えてるのだろう。
「今日は長丁場だからよろしくお願いね」
お客さんは鼠蹊部に触れ大陰唇の脂肪を持ち上げてそう言った。
そこがセックスのメインになる場所だ。
「よろしくお願いします」
あたしは自分の裸で一番好きな部分を触れられて少し嬉しくなって顔を熱くしながら言った。
永久脱毛をしてツルツルになったちょんちょん。
お客さんも気に入ってくれてる場所でもある。
気後れが少し晴れてこれから始まる仕事が楽しみに思えた。