女の子の鼠径部フェチのレズ風俗嬢が理想のあそこを持つ恋人と出会うまで 作:喋家月餅太
全身をくまなく揉みほぐされてあたしは体温が上がったような感覚を覚えていた。
気持ちよくなるたびにじわりじわりと膣が温かくなる感覚があった。
しっかりと濡れている。
クリトリスの勃起は自分では分からないが、膣が濡れるのは愛液が多くなれば自分でも分かる。
自覚のある反応があるという事は挿入に十分な状態だという事だ。
お客さんは手を止めてあたしの顔をじっと見る。
いつもこのお客さんが挿入をする時にする顔だ。
あたしは小さく頷いて受け入れる準備を知らせる。
お客さんはあたしの股間に手を伸ばす。
あたしは中に何かが入る感覚を感じる準備をする。
だけど次の瞬間、いつもと違う感覚なあたしの大事なところにあるのに気付いた。
「あっ……」
あたしは小さく声を漏らす。
挿入よりも強い刺激だが、それでもあたしの知ってるそれより弱い。
優しくクリトリスに触れられた感覚だ。
指先をトンと触れた感じ。
摩擦を感じないので一度膣に触れて指先に愛液を付けたのだろう。
神経が密集しているクリトリスに優しく、滑りが良く触れてるので鋭くも柔らかい感覚が宿る。
こんな風にここを優しく触られるのはあまり経験がない。
せいぜい、オナニーを初めてした時に強い感覚に驚いて恐る恐る触っていた時に似てると言った感じだろう。
「興奮してくれてるのが伝わるわ。Mさんのここ、とってもエッチね」
緩やかに広がる快感に浸りながらあたしはお客さんの言葉を聞いた。
クリトリスの勃起具合が分かるようになってから、この部分が勃つ様子に以前よりもスケベさを感じるようになったがお客さんもそうなのだろう。
純粋に性欲の為にしているのだし、経験回数もかなわないレベルだからあたしの指先よりも精度は高いはずだ。
お客さんはあたしのクリトリスの硬さに濡れてるんだろう。
「今日はゆっくりしていくからね。少しずつ時間をかけて」
「はい。このペース、ですか?」
「もう少しゆったりがいいかしら。Mさん、思ったより感じてるから」
そう言うとお客さんはクリトリスから指を離し、左右からクリトリスを指で挟んだ。
「少し緩めるわ」
お客さんはクリトリス周辺の脂肪を含めて指で揉み始めた。
ゆっくりで強くないのもありさっきよりも快感の波は弱まる。
だけどあそこの奥から込み上げるように緩やかな快感が湧き上がる。
気持ち良さは股間だけじゃない。
そこからお腹に、胸に、指先に広がっていく。
弱い性感を小波のように感じながらあたしの身体の奥は敏感さを増していく。
オナニーを始める前の「慣らし」で乳首などをいじるとき程度の快感だが、それと違うのはこれが続けばオーガズムに達することができそうなことだ。
上手かった。
このお客さんはタチしかしない人で上手だと思ってたけどクリトリスの付け根を周囲の脂肪から揉むのをこんなに上手にできる人に会ったのは初めてだ。
緩やかにかつ深く感じさせるのでイクのには時間がかかるだろう。
風俗で使うにはセラピスト、客、どちらの立場でも使いづらいがこうして泊まりなら負担をかけすぎずに感じさせることができる。
「あっ……」
あたしは静かに声を漏らした。
「ふふっ」
お客さんはその様子を見て笑った。
どのくらい揉まれていただろう。あたしは今、イったのだ。
いつもの様に身体が跳ねる様な激しいオーガズムじゃなかった。
強さこそ同じだがゆったりと身体に広がる強く力強い性感だ。
「はぁぁぁ……」
あたしは心地よさにお腹からめいいっぱい息を吐く。
こんな快感があったなんて知らなかった。
時間がかかるのでいつも出来るものじゃないがもっと欲しいと思わせてくれる。
「イってくれたのね。いいわ、その顔。こういう時じゃなきゃ出来ないからこれは特別なの」
あたしは身体が暖かくなるのを感じながら股間の脱力感を味わっていた。
「さぁ」
お客さんが手を差し出す。
あたしはいつものオーガズムより余裕を持ててるのですんなりとその手を取れる。
手を借りて起き上がるとお客さんは笑顔であたしを見ていた。
「少し休みましょう。お酒は好きかしら?」