「……あのガキのせいで絶体絶命だけど、どーすんの……」
三人は全裸の状態で、森の木陰にうずくまっていた。
あの時先陣を切った優希がこの状況を最も恥ずかしがっている。
麗華は漢気と言うのか……胸を手で隠すだけで立ち上がり、辺りを見渡している。
「アタシの買った服ぅ……」
「それに関しては本当に申し訳ないと思っているよ……」
優希は本当にへぼくれているのか、ずっと俯いて半泣きであった。
優希の本来の性格は根暗で自分に自信がなさげな性格である。
「しょーがない、アタシの先輩を呼ぶしかっ……」
「先輩?君もどこかの学校に所属しているのかい?」
「ううん、冒険者ギルドっ!え〜っと、転送端末……」
セナは唯一残ったバッグの中を漁り、小さな機械を取り出す。
ポチポチと何回かボタンを押すと……画面が空中に映し出される。
その画面に写っている……少女?と話しているようだ。
「どうしたの〜……?また何かやらかした〜?……尻拭いならするけど〜……大事な後輩だしね〜……」
「ケイドせんぱ〜い、助けて〜……」
ケイド、と呼ばれた少女に事情を説明すると……ケイドはため息を吐きながら現在地点を聞いていた。
「最近、魔物の活性化の影響か治安はすっごい悪いけど〜……あまりにも不運だね〜……仕方ないし、そっち行くよ〜……ちゃんと服も用意してね」
「ケイドせんぱいは救世主だよ〜……ありがとうございます〜……」
ずびずびと鼻を鳴らしながら先輩に助けを求めて……数分後。
人気の無い森に足音がし始めた。
「セナ〜……!何処にいるの〜……!」
「こっちっ!先輩っ!で、出来れば今の状態は見ずに、三人分の服だけ投げて欲しいかも〜!」
「……はいは〜い」
声のする方向から、ぽいぽいっと服が投げ始められる。
セナはその服を受け取り麗華と優希に手渡した。
三人は服を着替え……服を投げ渡してくれた救世主に会いに行く。
「君達がセナのお友達〜……?セナが迷惑かけてない〜?」
ケイドは三人の方に向き直り、武器に手をもたれかけ口を開く。
(凄い格好だな……)
(派手な服装してるなぁ……)
「逆に僕達が迷惑をかけてばかりだよ……本当に感謝しているよ、ありがとうございます……」
「ケイドセンパイ、だっけ。私は麗華。こっちは優希」
「聞き馴染みはないけど、良い名前だね〜……僕はケイド。苗字は……何処かに捨てて来たよ」
ケイドは哀愁漂う目線で何処かを見つめる。
はっとした様で、顔を振ると……もう一度口を開く。
「セナ、この子達とは何処で知り合ったの〜……?もしかして、最近噂になってる……」
「多分、異界来訪者って奴だと思うんだけど〜……」
セナとケイドにしかわからない話を続けているせいで、ぽかーんとした顔を浮かべる二人。
ケイドはその二人に気付いた様で話を取り止め、手で招く。
「ここら辺は盗賊がいたりして危険だし、さっさと行こうよ〜……最近も盗賊に捕らえられてた男の子を助けたばっかりだし〜……」
ケイドは振り向くと、脚を動かす。
三人は少し話しながらケイドに着いて行く。
「……ずっと気になってたんだけどさ」
「どしたの〜?」
「ケイドサンって、何歳……?あと、性別どっち……?」
ケイドの耳がぴくっと動くと、ケイドは少し振り向く。
顎に指を置き、少し考えるような動作をすると……。
「僕も忘れちゃった〜……性別は男だけどね〜」
にひひ、と笑いながらそう言うケイド。
随分と疑問の残る言い方であった。
「もうしばらくしたら王都だし、案内はセナに任せるよ〜……僕の方は助けた男の子の案内とかしなきゃダメだし〜……」
「りょーかいですっ、ケイド先輩っ!」
そう言うとケイドは足早に王都の方に走り出した。
セナはケイドの背中に手を振ると、二人の方に振り向く。
「二人はこれから先、戻るまでずっとこの世界で過ごさなきゃダメだろうし……いっそ、アタシと一緒に冒険者になるっ?!」
「……ゲームとかでお馴染みの奴ね」
「僕らはこの世界のことはなにもわからないし……ここに先輩がいるんだ、なってみていいんじゃないかい?」
二人は顔を見合せ、頷く。
セナは至極嬉しそうにニコニコと歩き始めた。
「アタシが先輩かぁ……えっへへ……」
るんるん、とスキップしながら歩くセナ。
無意識に三人の足も早くなり……しばらくして。
───────……
王都、冒険者ギルド。
「ここが冒険者ギルドだよ〜っ!酒場と併設されてる、立派な所でしょ〜!」
「賑やかだね……年齢も関係なく皆が交流している、良い場所だ」
「耳長い人もいるし……異世界って感じする……」
二人はセナの案内で受付に辿り着くと、簡易的な冒険者としての手続きを受ける。
なんか色々怖い事が書かれている契約書にサインしたり、後は武器や防具の提供だとかを受けた。
「皮の鎧と鉄の剣か……簡易的だけど、暴力行為から身を守るには十分そうだね」
「けっこー重いんだけど……ダガーにして良かったかも」
「えっへへ〜、仲間が増えちゃった!それじゃあ、依頼受けよっか!色んな依頼があるんだけど〜……」
セナが指を指した先には、掲示板らしき物があった。
掲示板には大量の依頼紙が押しピンで止められている。
「採取依頼が最初は安全かな……武器の扱いに慣れてきたら、討伐依頼とか?」
「薬草採取か……これくらいが丁度良いかもね。よし、これを提出すれば良いんだよね?」
優希は掲示板の依頼紙を取ると、受付嬢に提出する。
依頼紙にハンコが押され……依頼が受領された様である。
「よし……行先は……」
デネブの森と書かれているが……セナは汗をかいていた。
「さっきの森だね……」
優希と麗華はあからさまにズコッと言ったポーズを取る。
ゴブリンだとかスライムだとか子供だとかに襲われた、正直行きたくはない森である。
だが、依頼を受けた物は仕方がない……三人はギルドから出ると王都の入口まで歩いていく。
「王都って、凄いね……沢山の人がいて、活気に溢れている……」
「昔はもっと人が居たらしいんだけどね〜……未だに第一王都に幽閉されてる人が多いらしくて……モンスターに襲われてないか、心配……」
第一王都の噂は度々王都に来てから聞くが、一体……氷雪卿と炎絶卿は何がしたいのだろうか。
その真意は本人にしか分からないだろうが……この旅路の果てに、いつか行く時が来るのだろうか。
王都の入口から出ると、三人は先程来た道を戻っていく。
出戻り、とはまさにこの事である。
二人・三人に着せるなら何が良い?!!!!!
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逆バニー・バニースーツ
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スポブラ系
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ハイレグスーツ
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マイクロビキニ
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あえての全裸!!!!!!