※この作品はR-18です。

王子様女子、柊優希:異世界で雌に墜つ。   作:ハンノーナシ

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セナの先輩……?

 

「……あのガキのせいで絶体絶命だけど、どーすんの……」

 

三人は全裸の状態で、森の木陰にうずくまっていた。

あの時先陣を切った優希がこの状況を最も恥ずかしがっている。

麗華は漢気と言うのか……胸を手で隠すだけで立ち上がり、辺りを見渡している。

 

「アタシの買った服ぅ……」

 

「それに関しては本当に申し訳ないと思っているよ……」

 

優希は本当にへぼくれているのか、ずっと俯いて半泣きであった。

優希の本来の性格は根暗で自分に自信がなさげな性格である。

 

「しょーがない、アタシの先輩を呼ぶしかっ……」

 

「先輩?君もどこかの学校に所属しているのかい?」

 

「ううん、冒険者ギルドっ!え〜っと、転送端末……」

 

セナは唯一残ったバッグの中を漁り、小さな機械を取り出す。

ポチポチと何回かボタンを押すと……画面が空中に映し出される。

その画面に写っている……少女?と話しているようだ。

 

「どうしたの〜……?また何かやらかした〜?……尻拭いならするけど〜……大事な後輩だしね〜……」

 

「ケイドせんぱ〜い、助けて〜……」

 

ケイド、と呼ばれた少女に事情を説明すると……ケイドはため息を吐きながら現在地点を聞いていた。

 

「最近、魔物の活性化の影響か治安はすっごい悪いけど〜……あまりにも不運だね〜……仕方ないし、そっち行くよ〜……ちゃんと服も用意してね」

 

「ケイドせんぱいは救世主だよ〜……ありがとうございます〜……」

 

ずびずびと鼻を鳴らしながら先輩に助けを求めて……数分後。

人気の無い森に足音がし始めた。

 

「セナ〜……!何処にいるの〜……!」

 

「こっちっ!先輩っ!で、出来れば今の状態は見ずに、三人分の服だけ投げて欲しいかも〜!」

 

「……はいは〜い」

 

声のする方向から、ぽいぽいっと服が投げ始められる。

セナはその服を受け取り麗華と優希に手渡した。

三人は服を着替え……服を投げ渡してくれた救世主に会いに行く。

 

「君達がセナのお友達〜……?セナが迷惑かけてない〜?」

 

ケイドは三人の方に向き直り、武器に手をもたれかけ口を開く。

 

 

【挿絵表示】

 

 

(凄い格好だな……)

 

(派手な服装してるなぁ……)

 

「逆に僕達が迷惑をかけてばかりだよ……本当に感謝しているよ、ありがとうございます……」

 

「ケイドセンパイ、だっけ。私は麗華。こっちは優希」

 

「聞き馴染みはないけど、良い名前だね〜……僕はケイド。苗字は……何処かに捨てて来たよ」

 

ケイドは哀愁漂う目線で何処かを見つめる。

はっとした様で、顔を振ると……もう一度口を開く。

 

「セナ、この子達とは何処で知り合ったの〜……?もしかして、最近噂になってる……」

 

「多分、異界来訪者って奴だと思うんだけど〜……」

 

セナとケイドにしかわからない話を続けているせいで、ぽかーんとした顔を浮かべる二人。

ケイドはその二人に気付いた様で話を取り止め、手で招く。

 

「ここら辺は盗賊がいたりして危険だし、さっさと行こうよ〜……最近も盗賊に捕らえられてた男の子を助けたばっかりだし〜……」

 

ケイドは振り向くと、脚を動かす。

三人は少し話しながらケイドに着いて行く。

 

「……ずっと気になってたんだけどさ」

 

「どしたの〜?」

 

「ケイドサンって、何歳……?あと、性別どっち……?」

 

ケイドの耳がぴくっと動くと、ケイドは少し振り向く。

顎に指を置き、少し考えるような動作をすると……。

 

「僕も忘れちゃった〜……性別は男だけどね〜」

 

にひひ、と笑いながらそう言うケイド。

随分と疑問の残る言い方であった。

 

「もうしばらくしたら王都だし、案内はセナに任せるよ〜……僕の方は助けた男の子の案内とかしなきゃダメだし〜……」

 

「りょーかいですっ、ケイド先輩っ!」

 

そう言うとケイドは足早に王都の方に走り出した。

セナはケイドの背中に手を振ると、二人の方に振り向く。

 

「二人はこれから先、戻るまでずっとこの世界で過ごさなきゃダメだろうし……いっそ、アタシと一緒に冒険者になるっ?!」

 

「……ゲームとかでお馴染みの奴ね」

 

「僕らはこの世界のことはなにもわからないし……ここに先輩がいるんだ、なってみていいんじゃないかい?」

 

二人は顔を見合せ、頷く。

セナは至極嬉しそうにニコニコと歩き始めた。

 

「アタシが先輩かぁ……えっへへ……」

 

るんるん、とスキップしながら歩くセナ。

無意識に三人の足も早くなり……しばらくして。

 

───────……

 

王都、冒険者ギルド。

 

「ここが冒険者ギルドだよ〜っ!酒場と併設されてる、立派な所でしょ〜!」

 

「賑やかだね……年齢も関係なく皆が交流している、良い場所だ」

 

「耳長い人もいるし……異世界って感じする……」

 

二人はセナの案内で受付に辿り着くと、簡易的な冒険者としての手続きを受ける。

なんか色々怖い事が書かれている契約書にサインしたり、後は武器や防具の提供だとかを受けた。

 

「皮の鎧と鉄の剣か……簡易的だけど、暴力行為から身を守るには十分そうだね」

 

「けっこー重いんだけど……ダガーにして良かったかも」

 

「えっへへ〜、仲間が増えちゃった!それじゃあ、依頼受けよっか!色んな依頼があるんだけど〜……」

 

セナが指を指した先には、掲示板らしき物があった。

掲示板には大量の依頼紙が押しピンで止められている。

 

「採取依頼が最初は安全かな……武器の扱いに慣れてきたら、討伐依頼とか?」

 

「薬草採取か……これくらいが丁度良いかもね。よし、これを提出すれば良いんだよね?」

 

優希は掲示板の依頼紙を取ると、受付嬢に提出する。

依頼紙にハンコが押され……依頼が受領された様である。

 

「よし……行先は……」

 

デネブの森と書かれているが……セナは汗をかいていた。

 

「さっきの森だね……」

 

優希と麗華はあからさまにズコッと言ったポーズを取る。

ゴブリンだとかスライムだとか子供だとかに襲われた、正直行きたくはない森である。

だが、依頼を受けた物は仕方がない……三人はギルドから出ると王都の入口まで歩いていく。

 

「王都って、凄いね……沢山の人がいて、活気に溢れている……」

 

「昔はもっと人が居たらしいんだけどね〜……未だに第一王都に幽閉されてる人が多いらしくて……モンスターに襲われてないか、心配……」

 

第一王都の噂は度々王都に来てから聞くが、一体……氷雪卿と炎絶卿は何がしたいのだろうか。

その真意は本人にしか分からないだろうが……この旅路の果てに、いつか行く時が来るのだろうか。

 

王都の入口から出ると、三人は先程来た道を戻っていく。

出戻り、とはまさにこの事である。

二人・三人に着せるなら何が良い?!!!!!

  • 逆バニー・バニースーツ
  • スポブラ系
  • ハイレグスーツ
  • マイクロビキニ
  • あえての全裸!!!!!!
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