「他のお客様には絶対しないこと……してあげる♡」

メイド喫茶で働いているアカネちゃんが他の男に取られないか凄く不安で店に様子を見に行ったら、
店の空き部屋に連れていかれてご奉仕メイドプレイをしてくれて、
世界で一番の独占感と安心をゲットしちゃう話

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いちゃラブ
純愛
メイド
甘々
ご奉仕
フェラ
口内射精
ゴックン
独占欲
ハッピーエンド





 

 SNSで、アカネの昨日の投稿を見る。メイド服姿の彼女が、満面の笑みでピースサインをしていた。

 

『今日もたくさんのご主人様にお会いできました♡ らびりんすでお待ちしてますね~!』

 

 ──たくさんの、ご主人様。

 

 その言葉が、胸の奥をちくりと刺す。

 

 写真の端に、男の腕が映り込んでいた。

 客だろう。一緒に写真を撮ったのだろう。

 それだけのことだ。仕事なのだから、当然のことだ。

 

 ──分かってる。分かってるんだけど。

 

 指が勝手に画面をスクロールする。

 過去の投稿を遡る。また別の男。また別の笑顔。

 アカネは誰にでも、あの笑顔を向けている。

 

 僕だけのものだと思いたかった、あの笑顔を。

 

 (……うわ、僕キモいな)

 

 自覚はある。これは嫉妬だ。

 彼氏のくせに、彼女の仕事に嫉妬してる。

 最高にダサい。分かってる。

 

 電車が揺れる。

 あと三駅。あと三駅で、アカネが働いている街に着く。

 

 今日は休みだと言っていた。

 だから、様子を見に行くつもりなんてなかった。

 

 ──はずだった。

 

 朝、アカネからLINEが来た。

 

『ごめんねユウ、今日シフト入っちゃった。夜まで会えないかも><』

 

 それだけのことだ。

 バイトのシフトが入った。それだけのことだ。

 

 なのに僕は──気がつけばこの電車に乗っていた。

 

 (……まあ、別に。近くまで来たついでに顔見るだけだし)

 

 誰に言い訳してるんだか。

 

 ◆◆◆

 

 雑居ビルの三階。

 『Maid Cafe Labyrinth』と書かれた看板が、ピンク色のネオンで輝いている。

 

 僕は、その前で立ち尽くしていた。

 

 ガラス張りのドア越しに、店内が見える。

 薄暗い照明。キャンドル風のライト。

 黒とピンクを基調にした、ゴシック調の内装。

 

 そして──メイド服の女の子たち。

 

 心臓が、嫌な音を立てて跳ねた。

 

 アカネがいた。

 

 藤色のボブカットが、薄暗い照明の中でも目を引く。

 小柄な身体を包む黒いメイド服。白いフリルのエプロン。

 149センチの身長には不釣り合いな胸の膨らみが、服の上からでも主張している。

 

 彼女は今、テーブル席で接客をしていた。

 相手は──男だ。当たり前だが、男だ。

 スーツ姿の、僕より少し年上に見えるサラリーマン。

 

 アカネが、その男に向かって微笑んでいる。

 小首を傾げて、上目遣いで。

 あの赤い瞳を、蠱惑的に細めて。

 

「ご主人様、もう一杯いかがですか♡」

 

 ガラス越しに、声は聞こえない。

 でも、唇の動きで分かった。

 あの甘ったるい声で、あの男に「ご主人様」と呼びかけている。

 

 ──僕以外の男に。

 

 うん、分かってた。分かってたよ。

 これが彼女の仕事なのだと。誰にでも同じように接客するのだと。

 

 頭では、完璧に理解している。

 でも心臓は、理解してくれないらしい。

 

 (……帰ろ。うん、帰ろう)

 

 こんなところを見られたら、アカネに何と思われるか。

 「重い」と思われる。絶対に思われる。

 

 僕は一歩、後ろに下がった。

 

 その瞬間──アカネが、こちらを見た。

 

 ◆◆◆

 

 目が、合った。

 

 ガラス越しに。

 店内の薄暗い照明の中で。

 アカネの赤い瞳が、僕を捉えた。

 

 一瞬、彼女の表情が固まった。

 驚き。困惑。そして──

 

 (……やばい、見つかった)

 

 僕は反射的に視線を逸らそうとした。

 いや待て、もう遅い。完全に目が合った。

 どうする。手を振る? 笑顔で誤魔化す?

 

 ──そんなことを考えている間に。

 

 アカネが、動いた。

 

 接客中の男に何か言って、頭を下げる。

 そして、カウンターの方へ小走りに駆けていく。

 その拍子に、大きな胸が揺れた。彼女が慌てて胸元を押さえる。

 

 数秒後。

 店のドアが開いた。

 

「──ご主人様」

 

 アカネが、そこに立っていた。

 メイド服姿のまま。息を少し乱しながら。

 赤い瞳が、真っ直ぐに僕を見つめている。

 

「こちらへ、どうぞ」

 

 その声は──怒っている、わけではなさそうだ。

 甘いけれど、どこか楽しそうな響き。

 

 アカネの細い指が、僕の手首を掴んだ。

 ひんやりとした感触。でも、力強い。

 

「え……アカネ?」

「いいから。来て」

 

 有無を言わせない力で、僕は店内に引き込まれた。

 

 ◆◆◆

 

 店内は、甘いカフェの匂いがした。

 メイドさんたちの香水と、コーヒーの香りが混ざり合っている。

 

 アカネは僕の手を引いたまま、ホールを横切っていく。

 他のメイドたちが、怪訝そうな視線を向けてくる。

 客たちも、何事かとこちらを見ている。

 

「あ、あかねちゃん? どうしたの?」

「ちょっと! そのお客様、どちらへ──」

 

 同僚らしきメイドの声を、アカネは無視した。

 そのまま、店の奥へ。ホールを抜けて、バックヤードへ。

 

「アカネ、僕──」

「しっ」

 

 人差し指を、唇に当てられた。

 その仕草が、やけに色っぽく見えて──場違いにも、心臓が跳ねた。

 

 スタッフオンリーと書かれた扉を抜ける。

 薄暗い廊下。更衣室。休憩室。

 その奥に、もう一つ扉があった。

 

「ここ」

 

 アカネが、その扉を開けた。

 

 四畳半ほどの狭い空間。

 古いソファが一つ。壁には姿見。

 窓はなく、照明は裸電球一つだけ。

 物置のような──いや、かつてはVIPルームだったのかもしれない。

 

「……なんだ、ここ」

「開かずの間、って呼ばれてるの。誰も来ない」

 

 アカネが、扉に鍵をかけた。

 かちり、という音が、やけに大きく響いた。

 

 二人きりの、密室。

 

「アカネ、僕、その──」

 

 謝ろうとした。

 勝手に来てごめん、と。心配しすぎた、と。

 

 でも、言葉は続かなかった。

 

 アカネが──目をきらきらさせて、こっちを見ていたから。

 

 嬉しそうに。楽しそうに。

 まるで、サプライズプレゼントをもらった子供みたいな顔で。

 

「マジで来たの!?」

 

 アカネの声が、素っ頓狂に跳ねた。

 メイド口調は、どこかに吹き飛んでいる。

 

「いや、あの……ごめん。勝手に──」

「ごめんじゃないし!」

 

 彼女がぴょんと跳ねた。

 その拍子に、大きな胸がぶるんと揺れる。

 

「来てくれたんだ、ユウ。私の職場に。私を見に」

 

 赤い瞳が、きらきらと輝いている。

 さっきまでの小悪魔メイドの雰囲気は消えて、そこにいるのは──ただの、嬉しそうな女の子だった。

 

「ずっと気になってたんだよね」

 

 アカネが、つかつかと近づいてくる。

 シャンプーの香りがふわりと漂った。甘くて、少しだけ汗の匂いが混じっている。

 

「ユウ、最近ちょっと元気なかったじゃん。LINEの返事も遅かったし」

 

 ぐさり、と胸に刺さる。バレていた。

 

「やっぱ私がここで働いてるの、気にしてた?」

「……いや、別に──」

「嘘。ユウって分かりやすいし」

 

 アカネが、にやっと笑った。

 小悪魔というより、いたずらっ子みたいな笑み。

 ──これが、素のアカネだ。

 

「他の男に『ご主人様♡』とか言ってるの、嫌だった?」

 

 図星すぎて、言葉が出ない。

 

「うわ、マジだ。顔に出てる」

「……うるさい」

「あははっ、ユウって意外とヤキモチ焼きだよね」

 

 からかうように笑いながら、アカネが僕の胸に頭を預けてきた。

 柔らかいものが、押し付けられる。

 メイド服越しでも分かる、豊かな膨らみ。心臓がどくんと跳ねた。

 

「でも──嬉しい」

 

 急に、声のトーンが変わった。

 甘くて、少しだけ湿っている。

 

「ユウが私のこと、そんなに気にしてくれてるんだって思ったら」

 

 顔を上げたアカネの瞳が、潤んでいた。

 でも、それは悲しみじゃない。

 喜びだ。感動だ。そして──熱だ。

 

「ねえ、ユウ」

 

 細い指が、僕の頬に触れる。

 

「私、仕事中は誰にでも『ご主人様♡』って言うよ。それが仕事だから」

「……分かってる」

「でもね」

 

 アカネが、背伸びをした。

 唇が、僕の耳に近づく。

 

「本当の『ご主人様』は──ユウだけだから」

 

 その言葉が、脳に直接流し込まれる。

 心臓が、ばくばくと暴れ始めた。

 

「だから──」

 

 アカネが、一歩下がった。

 そして、メイド服のスカートを摘まんで、優雅にお辞儀をする。

 

 瞬間、空気が変わった。

 

「ご主人様。本日は、らびりんすへようこそ♡」

 

 声のトーンが、完全に切り替わっていた。

 甘くて、艶っぽくて、蠱惑的。

 さっきまでの「素のアカネ」は消えて、そこにいるのは──完璧な小悪魔メイド。

 

「私、あかねと申します。本日はご主人様の担当をさせていただきますね」

 

 赤い瞳が、僕を見上げる。

 蕩けるような上目遣い。計算され尽くした角度。

 

「他のお客様には……絶対にしない、特別なサービス」

 

 アカネの舌が、ちろりと自分の唇を舐めた。

 

「──ご用意してますから♡」

 

◆◆◆

 

「さあ、ご主人様。こちらへどうぞ」

 

 アカネが、ソファをぽんぽんと叩いた。

 僕は言われるがまま、古いソファに腰を下ろす。

 スプリングがぎしりと軋んだ。

 

「緊張してます?」

「……してない」

「嘘。顔に出てますよ♡」

 

 くすくすと笑いながら、アカネが僕の隣に座った。

 メイド服のスカートがふわりと揺れる。太ももが、ちらりと見えた。

 

「では、まずは──」

 

 アカネの細い腕が、僕の首に回された。

 

「こちらから、始めますね」

 

 ふわり、と。

 甘い香りに包まれた。

 

 アカネが、僕の頭を自分の胸元に引き寄せていた。

 

 ──柔らかい。

 

 メイド服越しでも分かる、豊かな膨らみ。

 頬に押し付けられる、弾力のある感触。

 シャンプーの香りと、かすかに汗の匂いが混じった、彼女の体臭。

 

「ご主人様……来てくれて、嬉しいです」

 

 耳元で、囁かれる。

 甘くて、少しだけ湿った声。

 

「心配してくれて……ありがとうございます♡」

 

 心臓が、どくんと跳ねた。

 アカネの心音が、すぐ近くで聞こえる。

 とくん、とくん、と。少しだけ早い鼓動。

 

「私、仕事中は誰にでも笑顔を向けます。それがお仕事ですから」

 

 細い指が、僕の髪を撫でる。

 優しく、ゆっくりと。まるで子供をあやすように。

 

「でも──本当の笑顔は、ご主人様にだけ」

 

 囁きが、鼓膜から脳に直接流し込まれる。

 

「他のお客様には、こんなこと……しませんよ?」

 

 アカネの腕に、力が込もった。

 僕の顔を、もっと深く胸元に埋めさせる。

 

 視界が、メイド服の白いフリルと、肌色に染まった。

 息を吸うたびに、彼女の匂いが肺を満たす。

 

「だから……安心して?♡」

 

 ──ああ。

 

 張り詰めていた何かが、ゆっくりと解けていく。

 僕がずっと抱えていた不安が、彼女の胸の中で溶かされていく。

 

 アカネは、僕のことを分かってくれていた。

 僕が嫉妬していたことも。不安だったことも。

 全部分かった上で、こうして抱きしめてくれている。

 

「……アカネ」

「はい、ご主人様」

「……ありがとう」

「ふふ。素直でよろしい♡」

 

 少しだけ身体を離して、アカネが僕を見下ろした。

 赤い瞳が、蕩けるように細められている。

 

「さて──ご主人様」

 

 アカネの舌が、ちろりと唇を舐めた。

 

「安心していただけましたか?」

「……ああ」

「よかったです。では──」

 

 その瞳に、小悪魔の光が宿った。

 

「次は、もっと気持ちいいこと……しますね♡」

 

 アカネの細い指が、僕の胸元に触れた。

 

 シャツの上から。

 羽のように軽く。

 

「ご主人様、ここ……すごく熱いですね」

 

 指先が、ゆっくりと下へ移動していく。

 胸から、腹へ。腹筋の上を、なぞるように。

 

「心臓、ばくばくしてます。私のせいですか?♡」

 

 からかうような声。でも、指の動きは止まらない。

 腹筋を越えて、さらに下へ。ベルトの手前で、ぴたりと止まった。

 

「あら……」

 

 アカネの視線が、僕の下半身に向けられた。

 ──隠しようがなかった。

 ズボンの中で、すでに限界まで膨らんでいる。

 

「もうこんなになってるんですか?♡」

 

 指先が、ズボン越しに触れた。

 軽く。ほんの少しだけ。

 それだけで、背筋に電流が走った。

 

「っ……」

「んふふ……正直ですねぇ、ご主人様のおちんちん♡」

 

 メイド口調で、淫語。

 その組み合わせが、背徳感を煽る。

 

「触ってほしいですか?」

 

 指が、ズボンの上から形をなぞった。

 布越しの刺激。もどかしい。全然足りない。

 

「ほら、言葉で言ってください。欲しいなら……ね?」

「……触って」

「『触ってください』、でしょう?」

「……触って、ください」

「誰に?」

「……アカネに」

「違いますよ♡」

 

 指が、すっと離れた。

 思わず腰が浮きかける。

 

「今の私は、メイドです。だから──」

 

 赤い瞳が、僕を見上げた。

 上目遣い。蕩けるような笑み。

 

「『お願いします、あかねちゃん』──って、言ってください♡」

 

 ──この小悪魔め。

 

「……お願い、します。あかねちゃん」

「はい、よくできました♡」

 

 満足げに頷いて、アカネがベルトに手をかけた。

 かちゃり、という金属音。

 ジッパーが下ろされる。

 

「では──失礼しますね」

 

 細い指が、下着の中に侵入してきた。

 ひんやりとした感触。でも、すぐに熱を帯びていく。

 

「わぁ……」

 

 アカネが、小さく息を呑んだ。

 

「すごい……硬いです♡」

 

 指が、僕のものを包み込んだ。

 直接触れられる感覚。柔らかい掌。細い指。

 それだけで、頭の奥がくらくらする。

 

「熱い……こんなに熱くなってるんですね」

 

 ゆっくりと、上下に動き始めた。

 焦らすように。確かめるように。

 

「ここ……先っぽ、もう濡れてますよ?」

 

 親指が、先端を撫でた。

 溢れ出した先走りを、塗り広げるように。

 

「んっ……ご主人様の、いっぱい出てます♡」

 

 くちゅ、と小さな水音がした。

 

「気持ちいいですか?」

「……っ、ああ……」

「もっと気持ちよく、してあげますね」

 

 アカネの手が、止まった。

 僕から離れて、床に膝をつく。

 

 僕の足の間に、メイド服姿のアカネが跪いている。

 その姿を、見下ろす形になった。

 

「では──」

 

 赤い瞳が、僕を見上げた。

 藤色の髪が、裸電球の光を受けて艶めいている。

 

「お口で、ご奉仕させていただきますね♡」

 

 アカネの顔が、僕のものに近づいていく。

 

 吐息が、先端にかかった。

 熱い。湿っている。

 それだけで、びくりと跳ねてしまう。

 

「ふふ……敏感ですね♡」

 

 くすくすと笑いながら、アカネが舌を伸ばした。

 

 ──ちゅ。

 

 先端に、軽くキスをするように。

 唇が触れて、すぐに離れた。

 

「いただきます……ご主人様の♡」

 

 そう言って──舌が、先端を舐め上げた。

 

「っ──」

 

 熱い。柔らかい。濡れている。

 舌の感触が、亀頭の表面を這う。

 

 ちゅ、ちゅく、と小さな音を立てながら。

 先端を、丁寧に舐め回していく。

 

「んっ……ご主人様の味……♡」

 

 舌が、裏筋に移動した。

 根元から先端に向かって、ゆっくりと舐め上げる。

 

「ここ、敏感ですよね……」

 

 知っている。アカネは、僕の身体を知っている。

 どこを触れば気持ちいいか。どこを攻めれば声が出るか。

 全部、分かっている。

 

「れろ……ちゅっ……んっ……」

 

 舌が、裏筋を集中的に攻め始めた。

 ちろちろと舐めて、唇で吸い上げて、また舐める。

 

「あっ……アカネ……」

「はい、ご主人様♡」

 

 返事をしながらも、舌は止まらない。

 裏筋から、カリ首へ。カリ首の段差を、舌先で何度もなぞる。

 

「ここも好きでしょう? ご主人様……♡」

 

 ──たまらない。

 

 舌だけで、こんなに気持ちいい。

 まだ咥えられてすらいないのに、もう腰が浮きそうだ。

 

「んっ……ちゅっ……じゅるっ……」

 

 水音が、狭い部屋に響く。

 アカネの唾液で、僕のものがてらてらと光っている。

 

「綺麗にしましたよ♡ では──」

 

 アカネの唇が、先端に当てられた。

 

「もっと奥まで……入れさせてくださいね♡」

 

 じゅぷ、と。

 

 僕のものが、アカネの口の中に呑み込まれていった。

 

「んむっ……」

 

 熱い。濡れている。締め付けられる。

 舌が、口の中で亀頭に絡みついてくる。

 

「っ……!」

 

 声が漏れた。

 アカネの口の中が、想像以上に気持ちいい。

 

 唇の締め付け。舌の動き。口内の熱さ。

 全部が同時に押し寄せてくる。

 

「んっ……ちゅぷっ……」

 

 アカネが、ゆっくりと頭を動かし始めた。

 咥えたまま、上下に。

 先端が喉の入り口に触れるところまで深く呑み込んで、

 カリ首が唇に引っかかるところまで引き抜いて、

 また深く呑み込む。

 

「じゅぷっ……んむっ……ちゅぱっ……」

 

 湿った水音が、途切れなく響く。

 僕のものを咥えながら、アカネが上目遣いでこちらを見ている。

 

 赤い瞳が、潤んでいた。

 涙の膜が、光を受けてきらきらと輝いている。

 

「んっ……ご主人様……おいしいです……♡」

 

 口を離さずに、くぐもった声で囁く。

 その振動が、亀頭に伝わって──

 

「くっ……」

「んふふ……感じてますね♡」

 

 アカネの動きが、少しずつ速くなっていく。

 

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ。

 

 規則正しいリズム。深く、浅く、深く、浅く。

 その度に、快感が脳を貫く。

 

「あっ……アカネ……すごい……」

「もっと……気持ちよく、しますからね……♡」

 

 アカネの手が、僕の竿に添えられた。

 口と手が、連携して動き始める。

 

 口が上に動くとき、手は下へ。

 口が下に動くとき、手は上へ。

 一瞬も休まず、快感を送り込んでくる。

 

「じゅるっ……んむっ……ちゅぷっ……じゅぷっ……」

 

 水音が、さらに激しくなる。

 アカネの唾液が、僕のものを滴り落ちるほど濡らしている。

 

「ご主人様の……すごく硬い……♡」

 

 舌が、裏筋を這う。

 唇が、カリ首を締め付ける。

 喉の奥が、先端を咥え込む。

 

「もっと奥まで……入れさせて……♡」

 

 アカネが、さらに深く呑み込んだ。

 喉の入り口に、亀頭が押し付けられる。

 きゅう、と締め付けられる感覚。

 

「おっ……ぉぐっ……」

 

 アカネが、小さく咳き込んだ。

 でも、止まらない。むしろ、もっと深く。

 

「んぐっ……ごほっ……んっ……♡」

 

 涙が、アカネの頬を伝った。

 苦しいはずだ。でも、止めない。

 僕のために、必死で奉仕してくれている。

 

「アカネ……無理しなくていいよ……」

「無理じゃ……ないです……♡」

 

 口を離して、はぁはぁと息を整えながら。

 それでも、赤い瞳は僕を見つめたまま。

 

「だって……ご主人様のおちんちん、おいしいんです……♡」

 

 舌を伸ばして、先端の先走りを舐め取った。

 

「もっと……ください……♡」

 

 そう言って、再び深く咥え込む。

 

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ──

 

 頭の奥が、真っ白になっていく。

 下腹部の奥に、熱が溜まっていく。

 

 アカネの口が、僕を咥え続けている。

 唇の締め付け。舌の愛撫。喉の奥の熱さ。

 全部が、僕を追い詰めていく。

 

「んっ……ちゅぷっ……じゅるっ……♡」

 

 アカネの舌が、裏筋を舐め上げた。

 その瞬間、睾丸がきゅっと引き上がる感覚。

 

 ──やばい。もう──

 

「アカネ……僕、もう……」

「んっ……♡」

 

 アカネが、口を離さない。

 むしろ、動きが激しくなる。

 

「出して……? ご主人様……♡」

 

 口の中で、囁かれた。

 振動が、亀頭に直接伝わる。

 

「お口に……ください……♡」

 

 赤い瞳が、潤みながら僕を見上げた。

 涙で濡れた瞳。涎で汚れた唇。

 でも、その奥には──熱い期待が、揺れていた。

 

「私だけに……ください……ね?♡」

 

 ──その言葉が、引き金だった。

 

 舌が、裏筋を舐め上げる。

 唇が、カリ首を締め付ける。

 赤い瞳が、僕を見つめる。

 「私だけに」という言葉が、脳に響く。

 

 全部が、同時に押し寄せてきて──

 

「っ──!」

 

 何かが、弾けた。

 下腹部で、熱い塊が爆発する。

 

 尿道を、熱いものが駆け上がっていく。

 止められない。止まらない。

 全身に電流が走って、視界が白く染まる。

 

「──っ!!」

 

 声にならない声が、喉から漏れた。

 

 びゅくっ──

 

 最初の射精が、アカネの口の中に放たれた。

 

「んっ……♡」

 

 アカネが、小さく声を漏らした。

 でも、口を離さない。

 僕のものを咥えたまま、受け止めている。

 

 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ──

 

 0.8秒間隔で、脈動が続く。

 放出されるたびに、快感の波が全身を貫く。

 

 出てる。出てる。アカネの口に、全部──

 

「んっ……んむっ……♡」

 

 アカネが、脈動に合わせて吸い付いてくる。

 射精のたびに、唇が締まって、舌が絡みついて。

 精液を、一滴も零さず受け止めようとしている。

 

 びゅく……びゅく……

 

 脈動が、少しずつ弱まっていく。

 でも、アカネはまだ口を離さない。

 最後の一滴まで、吸い出すように──

 

「んっ……ちゅぅ……♡」

 

 優しく、ゆっくりと、吸われ続ける。

 

 全身の力が、抜けていく。

 出し切った。全部、アカネに──

 

 そう思った瞬間──

 

 アカネが、口を離した。

 

 ぷはっ、と小さな音。

 唾液と精液の糸が、僕のものとアカネの唇の間で引いた。

 

 そして──アカネが、僕の耳元に顔を寄せた。

 

「ご主人様……聞いて……?」

 

 耳朶に、熱い吐息がかかった。

 

 そして──

 

「んっ……ごくっ……♡」

 

 嚥下音が、直接鼓膜に届いた。

 

「っ──!」

 

 背筋が、震えた。

 今、アカネが、僕の精液を飲み込んだ。

 その音を、わざわざ耳元で聞かせてくれた。

 

「ごくん……ごくん……♡」

 

 何度も、嚥下音が続く。

 たっぷり出したはずの精液を、全部飲み込んでいる。

 

「……ん。全部、飲みました♡」

 

 蕩けるような声で、囁かれた。

 

 そして、アカネが顔を離して──口を開けて見せた。

 

 何も残っていない。

 ピンク色の舌。綺麗な口内。

 僕の精液は、全部彼女の中に消えていた。

 

「ご主人様の……美味しかったです♡」

 

 満足げに、微笑んだ。

 

◆◆◆

 

 しばらく、何も言えなかった。

 

 古いソファに沈み込んだまま、天井を見上げている。

 呼吸が、まだ整わない。

 全身の力が抜けて、指一本動かすのも億劫だ。

 

 ──すごかった。

 

 頭の中が、まだぼんやりしている。

 さっきまでの快感の残響が、身体の奥でくすぶっている。

 

「ご主人様、大丈夫ですか?」

 

 アカネの声が、遠くから聞こえた。

 いや、すぐ隣にいるはずなのに。

 

「……あー……」

「ふふ。壊れちゃいました?♡」

 

 くすくすと笑いながら、アカネが僕の隣に座った。

 メイド服姿のまま。でも、どこかくたびれている。

 髪が少し乱れて、唇が濡れたまま光っている。

 

「いっぱい出ましたね……♡」

 

 アカネが、自分の喉元を撫でた。

 

「お腹、ぽかぽかします」

「……それ、言わないで」

「えー、事実ですよ♡」

 

 いたずらっぽく笑って、アカネが僕の肩に頭を預けてきた。

 柔らかい髪が、頬に触れる。甘い香りが漂う。

 

 二人で、しばらく無言のまま。

 狭い部屋に、二人の呼吸だけが響いていた。

 

「……ねえ」

 

 アカネが、小さな声で言った。

 

「……ん?」

「私、ちゃんと……できてた?」

 

 その声は──さっきまでの小悪魔メイドとは、全然違った。

 不安げで、少しだけ震えている。

 

「……何が?」

「だから……ご奉仕。ちゃんと気持ちよかった?」

 

 顔を上げたアカネの瞳が、揺れていた。

 小悪魔の仮面が、すっかり剥がれている。

 そこにいるのは──素の、新条アカネだった。

 

「正直さ、私……こういうの、得意じゃないし」

 

 もごもごと、口の中で言う。

 

「メイドの仕事は演技でごまかせるけど、こういうのは……ユウに気持ちよくなってほしいから、ちゃんとやりたいなって……」

 

 耳が、ほんのり赤くなっている。

 

「でも、経験少ないから、合ってるか分かんないし……」

「──アカネ」

 

 僕は、彼女の肩を抱き寄せた。

 

「最高だった」

「……ほんとに?」

「ほんとに」

 

 アカネの身体が、少し強張って──そして、ふっと力が抜けた。

 

「……よかった」

 

 小さな声で、呟いた。

 

「ユウが喜んでくれるなら、頑張った甲斐あった」

「……君、意外と可愛いこと言うよね」

「は? 意外とって何? 私いつも可愛いんですけど?」

 

 むくれたように言いながら、でも口元は笑っている。

 

 ──ああ、これだ。

 

 僕が好きなのは、この顔だ。

 小悪魔メイドの「あかねちゃん」じゃない。

 素の、ちょっと負けず嫌いで、でも不器用で、一生懸命な──新条アカネ。

 

「なに見てんの」

「別に」

「嘘。なんか考えてた」

「……可愛いなって」

「──っ」

 

 アカネの顔が、一気に赤くなった。

 

「ば、馬鹿じゃないの……いきなりそういうこと言うなし……」

「事実だから」

「だから余計にタチ悪い……」

 

 ぶつぶつ言いながら、でも身体は離れない。

 むしろ、僕の胸に顔を埋めてくる。

 

「……ユウのばか」

「はいはい」

「……ユウの、好き」

 

 小さな声で、囁かれた。

 

 その言葉が──さっきの「ご主人様」よりも、ずっと心に響いた。

 

「ねえ、ユウ」

 

 顔を上げたアカネが、僕を真っ直ぐに見つめた。

 

「さっきのこと……絶対、他の人には言わないでよ?」

「言わないよ、当たり前じゃん」

「じゃなくて」

 

 アカネが、僕のシャツの裾を掴んだ。

 

「私がこんなことするの、ユウだけだからね」

 

 赤い瞳が、真剣な光を帯びている。

 

「メイドの仕事は、誰にでも同じようにする。笑顔も、『ご主人様♡』も、チェキも。それが仕事だから」

 

 ぎゅっと、裾を握る力が強くなった。

 

「でも──」

 

 アカネが、僕の目を真っ直ぐに見つめた。

 

「こんな顔、ユウにしか見せない」

「……」

「こんなこと、ユウにしかしない」

「……」

「私の『本当』は──全部、ユウだけのものだから」

 

 その言葉に──胸の奥が、熱くなった。

 

 ずっと不安だった。

 アカネが他の男に笑顔を向けるのが、たまらなく嫌だった。

 「僕だけを見ていてほしい」と、ずっと思っていた。

 

 でも──

 

「うん、分かった」

「……分かったって何」

「君が僕だけのものだってこと」

 

 アカネの目が、大きく見開かれた。

 

「笑顔は、みんなのもの。でも、アカネの『本当』は、僕だけのもの」

「……」

「それで、いいよね」

 

 アカネが──泣きそうな顔で、笑った。

 

「……うん」

 

 そして、僕の胸に顔を埋めた。

 

「うん……それでいい」

 

 小さな身体が、僕にしがみついてくる。

 メイド服越しに伝わる体温。心音。震え。

 

 僕は、その身体を抱きしめた。

 

 ──もう、不安じゃない。

 

 この子は、僕のものだ。

 僕だけが知っている顔がある。僕だけにしかしないことがある。

 それが──独占だ。

 

 他の客が見ているのは、「あかねちゃん」という作り物だ。

 本物の新条アカネを知っているのは──僕だけだ。

 

「……ねえ、ユウ」

 

 アカネが、顔を上げた。

 赤い瞳が、潤んでいる。

 でも、そこには──小悪魔の光が、戻ってきていた。

 

「一つ、お願いがあるんだけど」

「……何?」

 

 アカネが、にやりと笑った。

 

「彼氏なら──フェラしたお口にもキスできるでしょ?」

 

◆◆◆

 

「ね~ユウ、彼氏ならフェラしたお口にもキスできるでしょ? ほらぁ~、はやくぅ~♡」

 

 アカネが、唇を突き出してみせた。

 さっきまで僕のものを咥えていた、その唇を。

 

「……え」

「え、じゃないし。ほら、早く」

 

 ぷくっと頬を膨らませて、アカネがこちらを見上げる。

 赤い瞳が、いたずらっぽく輝いている。

 

「まさかユウ、できないの?」

「いや、そういうわけじゃ──」

「じゃあ早く。私、待ってるんですけど」

 

 くすくすと笑いながら、アカネが僕の胸に手を置いた。

 上目遣い。潤んだ瞳。ちょっとだけ開いた唇。

 

「──ほら♡」

 

 完全に、試されている。

 分かってる。これはアカネの挑発だ。

 「本気なら証明してみせろ」という、小悪魔の罠だ。

 

 でも──

 

 (関係ない)

 

 さっき、アカネは言った。

 「私の『本当』は、全部ユウだけのもの」と。

 

 だったら──僕も、全部受け入れる。

 

「……分かったよ」

「お?」

 

 僕は、アカネの顎に手を添えた。

 

「ちょ、え、マジで──」

 

 そのまま、顔を近づける。

 アカネの瞳が、大きく見開かれた。

 

「待っ──んむっ」

 

 唇が、触れた。

 柔らかい。

 

 それが、最初の感想だった。

 アカネの唇はいつも以上に柔らかくて、温かくて、少しだけ濡れていた。

 

 ──確かに、かすかに味がする。

 

 さっきの行為の残り香。僕自身の、味。

 でも、不思議と嫌じゃなかった。

 

 (むしろ──)

 

 これは、アカネが僕の全部を受け入れてくれた証拠だ。

 だったら、僕も全部受け入れる。それでいい。

 

「んっ……」

 

 アカネが、小さく声を漏らした。

 驚いているのかな、喜んでいるんだろうか。

 多分、両方かな。

 

 僕は、そっと舌を伸ばした。

 アカネの唇を舐めて、歯列を越えて、中へ。

 

「んむっ……♡」

 

 アカネの舌が、僕の舌を迎え入れた。

 絡み合う。触れ合う。溶け合う。

 

 さっきまで僕のものを舐め回していた舌が、今は僕の舌と踊っている。

 その事実が、なんだか不思議で──すごく、幸せだった。

 

「……ん、ふ……♡」

 

 アカネの手が、僕の首に回された。

 小さな身体が、背伸びをする。

 メイド服越しに、柔らかいものが押し付けられた。

 

 もっと近づきたい、と言っている。

 離れたくない、と言っている。

 

 僕も、同じ気持ちだった。

 

 どれくらい、そうしていただろう。

 十秒か、三十秒か、一分か。

 時間の感覚が、曖昧になっていた。

 

 やがて──ゆっくりと、唇が離れた。

 

 ちゅ、と小さな音。

 唾液の糸が、僕たちの間で引いて、切れた。

 

「……っは」

 

 アカネが、荒い息を吐いた。

 顔が真っ赤になっている。耳まで。

 

「な、なに今の……」

「キスだけど」

「いや分かるけど! 急すぎない!?」

「アカネが早くって言ったから」

「言ったけどさぁ……」

 

 もごもごと口の中で言いながら、アカネが顔を伏せた。

 でも、僕のシャツを掴んだ手は、離れない。

 

「……ユウのばか」

「はいはい」

「……でも、嬉しい」

 

 顔を上げたアカネが、照れくさそうに笑った。

 小悪魔の仮面はどこにもない。

 そこにいるのは、ただの──恋する女の子だった。

 

「ユウ、好き」

「……僕も」

「えへへ」

 

 アカネが、僕の胸に顔を埋めた。

 小さな身体が、すっぽりと収まる。

 温かい。柔らかい。幸せだ。

 

 しばらく、そうしていた。

 狭い部屋に、二人の呼吸だけが響いていた。

 

「……ねえ、ユウ」

「ん?」

「また、来てね」

 

 顔を上げたアカネが、僕の目を真っ直ぐに見つめた。

 

「私、待ってるから」

「……うん」

「絶対だよ?」

「分かってる」

「……約束」

 

 小指が、差し出された。

 子供みたいな仕草。でも、目は真剣だった。

 

 僕は、自分の小指を絡めた。

 

「約束」

 

 アカネが、ぱあっと笑った。

 その笑顔が──今まで見たどんな笑顔よりも、綺麗だった。

 

「さて、と」

 

 アカネが、よいしょ、と立ち上がった。

 乱れたメイド服を直す。髪を整える。

 姿見で自分の姿をチェックして──

 

「よし」

 

 振り返った彼女は、完璧な「あかねちゃん」だった。

 

 小悪魔の微笑み。蠱惑的な赤い瞳。

 さっきまでの素のアカネは、どこにもいない。

 

「では、ご主人様」

 

 スカートを摘まんで、優雅にお辞儀をする。

 

「本日は、らびりんすにお越しいただきありがとうございました♡」

 

 営業スマイル。完璧な接客トーン。

 他の客にも向けているであろう、そのいつもの笑顔。

 

 ──でも。

 

「またのお越しを、心よりお待ちしております」

 

 最後に、ぱちん、とウインクをした。

 

 その瞬間だけ──「あかねちゃん」の仮面の奥で、「アカネ」が笑っていた。

 僕だけに向ける、本物の笑顔が。

 

 (ああ、そうか)

 

 他の客が見ているのは、「あかねちゃん」だ。

 完璧に作り込まれた、小悪魔メイドのキャラクター。

 

 でも、僕は知っている。

 その仮面の下にいる、本物のアカネを。

 不器用で、負けず嫌いで、でも一生懸命で──可愛い、僕の彼女を。

 

「……じゃあね、アカネ」

「はい、ご主人様。お気をつけて♡」

 

 扉を開けて、振り返る。

 アカネが、にこにこと手を振っていた。

 メイド姿のまま。完璧な営業スマイルで。

 

 でも、その瞳の奥には──確かに、本物の光があった。

 

 (──もう、不安じゃない)

 

 店を出て、雑踏の中を歩く。

 さっきまでの出来事が、夢みたいに感じる。

 

 でも、唇にはまだ、アカネの感触が残っていた。

 胸の奥には、温かいものが灯っていた。

 

 スマホが震えた。

 LINEの通知。アカネからだ。

 

 画像が一枚。

 ──息が、止まった。

 

 それは、スカートを捲り上げた自撮りだった。

 白いショーツが、画面いっぱいに映っている。

 そして、その中央──明らかに、濡れて色が変わっていた。

 

 続けて、メッセージ。

 

『スカートの下、今こんなで~す♡』

 

『今日の夜はお泊まりセット持っていくからね♡♡』

 

『もちろん、このメイド服もねっ♡ いっぱいイチャイチャしよ、ご主人様♡♡♡』

 

 ──この子は、本当に。

 

 顔が熱くなるのを感じながら、僕は返信を打った。

 

『待ってる』

 

 送信して、スマホをポケットにしまう。

 夕暮れの街を歩きながら、僕は──幸せだった。

 

 そして、今夜のことを考えて──少しだけ、ドキドキしていた。

 

【了】


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