※この作品はR-18です。

性転換して、えっちなことを、大事なしんゆーと。   作:mittsu_

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安心と、感情と、変わったこと。

「んー、親友、ぎゅーっ。」

「はい、ぎゅーっ。」

 

あれから、色々と俺と親友...幸一は変わっていった。

まずは、呼び方が変わった。

俺は、幸一の事を親友と呼ぶようになった。

幸一は、俺の事を咲と呼ぶようになった。

それから、スキンシップが増えた。

手をつないだり、ハグをしたり、体をくっつけ合う事が増えた。

それを、親友は受け入れてくれた。

だから、俺がそれに甘えたのも、ある意味仕方ないのかもしれない。

 

特によくするのが、今しているバックハグだ。

後ろからぎゅって抱きしめられるのがとても心地いい。

背中を預けて、心からの安心を得られる。

だから、ぜんぶ、預けてしまいたい。

 

「いいんですよ、全部、預けて下さい。」

 

そしたら、いつも親友はこう言ってくれる。

まるで、俺の心を読んでるみたいに。

そしたら、俺にはもう抵抗する手段が無くて。

そもそも、抵抗する気なんてなくて。

 

「ゆーっくり、息を吸って、吐いて。」

「すぅーっ、はぁーっ....」

「いい子ですね。」

 

そうすると、おでこにゆっくり手が乗せられて、すりすりってなでられる。

とっても気持ちよくて、心地よくて、思考がだんだんゆーっくりになってきて。

しんゆーの言葉が、すっと頭の中に入ってきて。

耳に入る言葉、それ以外、考えられなくなってきて。

 

「気持ちよくて、心地よくて、意識とか、心も全部預けて。」

「そうしたら、三つ数えて、すとんと意識が落ちる。」

「ひとつ、ふたつ、みっつ。....すとんっ。」

 

 

 

「ん、うー..ん....」

「おはようございます。」

「んっ、んぅっ、ふうっ...」

 

ゆっくり撫でられている感触で目が覚める。

妙に体全体が重く、少し感覚が敏感になっているようで、なでられるだけですこし声が出てしまう。

だけど、これはいつものこと。

いつも、親友に抱きしめてもらうとこうなる。

だから、何も疑問に思う必要なんてない。

とっても幸せで、安心できて。

だから、ついついずっと撫でられてしまう。

 

「ん、きもちいぃ....」

「それは、良かったです。」

「ぁ、へへぇ....♡」

 

今の顔は、絶対人に見せられない顔だと思う。

とろけて、にこにこで、だらしなくて。

幸せだ、ってはっきりわかる顔してて。

絶対、親友、じゃなくて、恋人、とかに見せる顔で。

でも、止められなくて。

ずーっと、体を預けていたくて。

 

「ん、俺の方向いて、ぎゅーって、して....♡」

「はい、いいですよ。」

「ぎゅーっ....♡」

「ぎゅっ。」

 

正面から抱かれると、親友の匂いがして。

抱きつく力が、ついつい強くなる。

抱きついてるだけで、幸せで。

一緒に、居たいから。

 

「ところで、咲。」

「ん、なーに?」

「そろそろ、帰らなくて良いのですか?」

「あー、そっか、そんな時間か。」

「んじゃ、帰るわ。」

 

本当は、帰りたくなんかない。

ずーっと、一緒に居たい。

でも、親友は俺の事を「俺」として見てくれてる。

俺たちの関係は、「親友」だから。

いくら親友だと言っても、一緒にずっといる訳じゃない。

親友だって、あまり居られすぎると迷惑なはずだ。

だから、帰る。

前と変わらないように。

 

「じゃあな、また明日。」

「えぇ、また明日。」

 

そう、これでいい。

俺たちは、「親友」だから。

 

 

「...そろそろ、開発の成果が出てくる所でしょう。」

「明日辺りに、全部自覚させますか。」

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総合評価:478/評価:8.41/短編:1話/更新日時:2026年04月09日(木) 17:08 小説情報


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