「めーーんっ!!」
パシィィイインッッ!!と、竹刀が面に振り下ろされる音が響く。
それは完璧な一本だった。
戦っていた二人は元の位置に戻ると礼をして下がる。
勝利を掴んだ片方が面を取り、ようやくリラックスしたかのように一息付いた。
「ふぅーっ……」
そこから現れたのは意志が強そうな顔をした少女だった。
癖の無い黒髪を肩まで届かない程度のショートにし、綺麗に切り揃えた前髪は彼女の実直さをよく表していた。
防具に隠されたその胸部が、同年代のものよりも遥かに大きいことも有名だ。
彼女の名前は、
その端正な顔の造形とダイナマイトボディも含めて、お洒落をして芋っぽい雰囲気を失くせば、この学校有数の美少女になるだろうと噂される剣道少女である。
「直葉、絶好調じゃん!」
「次の大会も良い成績残せるよ!」
「うん、ありがと」
部活メイトに褒められ笑みを浮かべる。
男子との試合で何度も勝利しており、この学校の剣道部では敵無しの状況だった。
「でも、やっぱり直葉の相手になるような奴はいないよねー。大会の練習にならないでしょ?」
「い、いや、別にそんなことは……」
「ちょっと、言い返しにくいこと言うなってば」
「ああ、ゴメンゴメン。でも、ベスト8よりも上にいくなら強い相手との試合をもっとするべきじゃない?」
それは直葉も考えていたことだ。
このままでは強くなることはできない。
また、同じ様に負けてしまうだろうとどこかで思っていた。
「あっ、じゃあさ!あのOBの先輩にまた頼んでみればいいんじゃない?」
「っ!」
その言葉に直葉の肩がビクリッと震える。
「あの人、全国で優勝してるんでしょ?なら、また相手になって貰おうよ!顔もカッコイイ人なんだしっ!」
「しかも、お金持ちなんだよね!そんな先輩と付き合えたら勝ち組だよ!?私も、直葉みたいに目を掛けられたいたいなぁ」
「え、えーと、あの人もそんなに暇じゃないだろうし……」
「ーーオース、邪魔するぜー」
その声に振り返ると私服姿の男がいた。
黒のピチッとした半袖のTシャツは、ガタイが良い筋肉質は身体をこれ以上無いほどに際立たせており、お洒落のためにネックレスを首に掛けたその姿は、とても武道場へ訪れる服装ではない。
しかし、不思議なことにそれに対して誰も文句を言う人間はここには居なかった。
「お前達!また全国で優勝したOBにまた来て貰った!髪を染めてこんなチャラチャラした服装だが、皆も知っている通りその実力と経験は確かなものだ!」
「って、竹崎センセー酷くないッスか?呼ばれてわざわざ来たんスけど」
「ははははっ!こんな軽口を言えるくらいにお前を信頼しているんだ。また何か奢ってやるから許してくれ」
「そう言う話なら仕方ないッスね。ごちになりまーす」
そんなチャラチャラしたOBだが、アドバイスは的確で教える時の態度も親しみやすく分かりやすい。
最初に現れた時は訝かしんでいた者達も、すぐに彼を信頼するようになっていた。
ーー
周囲が歓迎ムードの中で一人だけ歯を食い縛り、直葉は視線を余所にズラす。
「よーし、今日は全員の型を見ていくぞー。それじゃあ、取り敢えず素振り100本開始!」
「「「「はいっ!」」」」
ブンブンッと竹刀が振り下ろされる中で、彼は『ここに力が入りすぎてる』や『もっと踏み込んだ方がいい』など、次々に問題点を指摘していく。
自分も同じ様に竹刀を振り下ろしながら直葉は思い出す。
あの最悪な記憶を。
【 ❤︎ 】
入学式を終えてから半月が経ち、10月になった頃。
私は部活が無い日に先輩を呼び出した。
「最近、伸び悩んでて……何かアドバイスを貰えませんか?」
「なるほどね。具体的にどんなことで行き詰まってるとかあるかな?」
この時の先輩は年上の包容力で親切に優しく対応をしてくれた。
容姿も体格も格好も何もかもが違うと言うのに、同じ家に住んでいるのにも拘わらず、
理由も分からず距離を置かれてしまったため、知らず知らず『お兄ちゃん』という存在に飢えてしまっていたのだと思う。
それこそ、いつの間にかドリンクバーへ行き私の分も取ってきてくれた時は、私が気を使わないようにしてくれるその自然な動作とトークスキルに感心した。
「……多分なんですけど、身体の成長に追い付いてないと言うか……小学生のときとは違ってズレができちゃってる感じですかね」
「あ~、まあ、身体の成長とのちぐはぐ感はどうしても出ちゃうよね。第二次成長が始まると頭の中でのイメージと、身体を動かすことによるズレは自然と生まれるから、そこは自分の身体の成長に合わせていくしかないかな」
胸が膨らんできてからは、男子にそう言う対象として見られたくなかったから距離を置いていたため、あの人の自然体でありつつも気遣いを忘れない大人っぽさはすごく新鮮だった。
歳が3つも離れるとジロジロと覗き込んでくる同級生の男子とは、こんなににも変わるのだと感心してーーあろうことか、気を許して安心してしまったのだ。
「あ、れ……?何だか、頭が重いような……」
グラァ……ッ、と視界が揺れて身体に力が入らなくなる。
「あー、多分だけど、根の詰めすぎで疲れが出たんだろうな。こうして、不安を口に出してリラックスしたから力が抜けたんだろうさ」
「そ、う……なん……です、かね……?」
「うん、少し眠ったらいいよ。30分くらいしたら起こすから」
「……はい、分かりました……ありがとうございます、せん……ぱぃ」
頼もしく優しいその言葉を信じて力を抜けば、視界だけじゃなく意識も真っ暗になった。
ーーそして、次に目を覚ました時は……。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「(……なに、この音……うるさい……)」
何故か身体が熱く感じる。
熱っぽいようでありながら、風邪特有の不快感があるわけでもない。
不思議な感覚を微睡みの中で感じていた。
「ハハッ!マジで少し前までランドセル背負ってた中坊のガキだとは思えない身体だな!」
「……………………え?」
胸を触られるその何とも言えない、背筋がゾワゾワする感覚で
知らない照明が目についた。
知らない部屋に居た。
知らないベッドに寝転ばされていること。
私は身ぐるみを剥がされて、生まれたままの姿でそこに居た。
「え……?な、何、どういうーー「ああ、目が覚めたか」……先、輩……?」
私に覆い被さるように先輩は現れた。
裸の姿で。
「ーー……え?」
「いやー、なかなか起きないからもしかして量を間違えちゃったのかと思った」
私は混乱の極致に居た。
「(手が縛られてる……えっ、足も……?これじゃあ、身体を隠せないのに……何で?どうして?なんで?ナンデ?)」
どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?どういうコトなのだろう?
その答えは下腹部の違和感と熱で否が応にも理解させられた。
「あっ……え?ウ、ウソ…………私のあそこに、先輩の……が…………」
「そうそう!ちゃんと寝ている間にぐちゅぐちゅになるくらい馴らしておいたぞ。全然痛くないだろ?」
そんな得意気に言う先輩の余りにも気楽な声に絶望する。
私の大事にしていた処女がこんなあっさりと、自覚もなく知らないうちに奪われるなんて……。
「ああ、それと……ちなみに、ここって防音だからどれだけ叫んでも無駄だ。存分に声を上げてくれ。ーーまあ、いつまで喘ぎ声じゃなくて悲鳴でいられるか知らないがな」
「あ、ああ……いやあああああああああッッ!?!?!?」
そこからは先は、腰を何度も打ち付けられました。
初めての感覚に異物感、混乱と恐怖で泣き叫んで泣き叫んで泣き叫んで泣き叫んで……でも、いつしかそれが嬌声に変わって。
「(なんでぇ……?こんなのイヤ、なのに……こんなの本当に気持ち悪いだけなのにぃ……お腹の奥がぁ、キュンキュンしてるぅ❤︎ ダメぇ……こんなのダメだよぉ❤︎ こんな"無理やりされてる"のにぃ、私の体、気持ちよくなっちゃらめぇ❤︎)」
「ポルチオの開発ができてきたみたいだなー♪ それじゃあ、釘打ちピストン始めるぞぉ~ーーオラッ!!」
ドチュッ❤︎バチュンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎パンッ❤︎
「ーーいひぃぃいいっっ❤︎❤︎!? お"っ❤︎! お"っ❤︎! お"っ❤︎! 子宮に"おチンチンがドチュドチュめり込んでりゅ……ッ❤︎!? ご、ごれ、らめッ❤︎! んおぉっ❤︎!? こ、壊れぢゃう……❤︎ わ、わだしの体がばりゃばりゃになるのぉぉおおおっ"っ"❤︎❤︎!!」
「ダセェ、言い方すんなバカ女。チンポって言え。チンポだ。ほら、言え」
「チ、チンポォ……チンポやめてぇぇえええ❤︎!! おほぉ❤︎!? お"がじくなる"ぅ❤︎ これ以上ざれだらぁ……本当に、おがじぐなっぢゃうぅぅううううッッ❤︎❤︎!! ーーんほおおおおおおおおおお❤︎❤︎❤︎!?!?!?」
ブシャァアアアアッ❤︎!!プシッ❤︎!プシッ❤︎!プシャアッ❤︎!
「ハハハハッ!初めての潮吹き絶頂じゃねーの?直葉ー?あー、もうチンポすげーイライラするわぁ……もう、俺のじゃないと満足できない体にしてやるからな?」
「や、やめてぇ……許しtーーんお"お"おおお"お"お"お"お"ッ"ッ"❤︎❤︎!?!?!?」
今までの人生で感じたことの無い強烈な快感に何度も襲われ、高みまで上り詰められて。
自分が出しているなんてとても信じられない、濁音まみれの汚い声を上げさせられた。
これでもかと、女であることを教えられて。
性行為の快楽を覚えさせられました。
「あっ……ぁ……❤︎」
「ふーっ……
自慢げに先輩は私の胸を揉みしだきながら、そんなことを言いました。
まるで、悪いことなんか何もしてないみたいな軽い口調で。
あの物腰が柔らかな態度も表情も口調も、私を騙すための演技でしかなかった。
全てが嘘だった。
「ほらっ、ピースピース」
「イ、イヤ、撮っちゃ……らめぇ……」
パシャリッと、カメラのフラッシュが瞬く。
その先にはベッドに脱力して情けない顔をする私と、そんな私の胸を自分のものであるかのように揉んでいる先輩が、共に全裸の姿で映る事後の姿だった。
絶望しながら精も根も尽き果てている私に、先輩は続けて言いました。
「直葉とヤってる写真も動画もちゃんと撮ってるから、誰かに告げ口したらどうなるか……分かってるよな?また電話で呼び出すからちゃんと出ろよ。可愛い俺の肉奴隷のス・グ・ハ ❤︎」
中学1年生の秋に私の純潔は奪われ、そして先輩の都合の良いオモチャとしての日々が始まった。
【 ❤︎ 】
「ーー止めッ!」
「(あっ……素振り、終わったんだ)」
直葉が何度も枕を濡らして、あの時の全てを無かったことにしたいと思った過去を、想起している間に素振りは終わった。
「上下素振り、正面打ち、早素振り……それぞれ50回やって全員を矯正させた。あとは、自主練に切り替えて今言った箇所を直せば良いだろう」
「「「はいっ!ありがとうございます!」」」
1時間近く型を修正すると今日はこれで終了となった。
「もっと色々なことを教えてやって欲しいんだがな……」
「いやいや、センセー。試合での駆け引き云々よりも型をキチッとやっておくべきッスよ。俺ならそのズレが見れば分かるんで今日修正した後に自主練させて、また来週に俺が改めて指摘した方が効率的でしょ。自分の悪癖を理解するのも大事ッスから」
「まあ、それもそうだな」
「…………ああ、それとーー
「!……は、はい」
直葉も皆と同じ様に自主練をしようとすれば、件の男に声を掛けられる。
嘗ては、尊敬できる先輩だったが今では自分を性処理の道具として、都合良く利用してくる憎く、そしてそれ以上に怖い彼女の支配者。
「随分と集中できていなかったな。1年の時から言ってた全国の大会へのプレッシャーだろ。同じ全国出場者としてアドバイスをしてやるよ」
「(ッ……そんなこと頼んだことない!小学生の時から大きな大会への経験があるんだから、プレッシャーが掛かる状態なんて慣れてる!)」
つまりは、そう言うことにして直葉を呼び出したいということだ。
「じゃあ、ちょっと今から桐ヶ谷と2人で話して来ます」
「うん?ここで話せば良いんじゃないか?皆が聞いて不都合があるとは思えないが?」
「いやいや、センセー気遣い足んないッスよ。そう言うメンタル的な問題って自分の弱い部分なんで、他人にはなるべく聞かれたく無いものでしょ。センセー、ノンデリで生徒からパワハラだーっとか言われて、訴えられないでくださいよー?」
「あ、ああ、そうか……そうだな、気を付けよう。桐ヶ谷もちゃんとアドバイスを貰うんだぞ。全国経験だけじゃなく在校生時代は主将を務めていた男だ。得られることは多いだろう」
男の理論武装によって直葉と2人だけでいても、別段おかしくない空気が生まれた。
顧問はパワハラなんじゃないかという恐怖心を煽られ、他の部員もナイーブな話題であり分かるところもある内容のため、とやかくいうことはない。
さらに、こうして自分の大事な時間を削ってまで、母校にわざわざ足を運び、自分達の指導に来てくれる尊敬する先輩に向ける信頼から、桐ヶ谷直葉と2人で話すということに誰一人疑問や懸念を抱いた者はいなかった。
この様な計算高く隙の無い行動によって、直葉は今も尚変わらず絡め取られ続けている。
2人で武道場から出て人が滅多に現れない裏手に行くと、何の言葉のなくまるでそうするのが当たり前のように直葉の胸を揉む。
「ちょっ……」
「別にいいだろ。お前は俺のモノなんだからよ」
大きな先輩の手でも収まりきらない私の巨乳を揉みしだいて、満足そうな顔をする。
「んっ……♡」
「確か、中2でGだっけか。くくくっ……俺が何度も何度も抱いてやったお陰だな?直葉」
「誰がッ……そんなこと頼んだのよ……!」
出会っときはEカップだった直葉の胸は、今ではGカップにまで成長していた。
SEX漬けのこの1年だったため女性ホルモンが大量に分泌されたことにより、今では中学生でこの大きさだ。
高校生になる時にはさらに大きくなっている事だろう。
彼は獲物を見るような顔をして直葉を見下ろしながら
「……今日の部活が終わったら俺の家に来い。また個人レッスンをしてやる。ああ、今日は泊まりだからな。言い訳作りのために荷物用意して来いよ」
「ッ……………………はい、分かりました……」
直葉は頷くしかない。
油断によって生まれた過去の失態の報いを、彼女は受け続けなければならないのだから。
▼プロフィール(独自設定あり)▲
桐ヶ谷直葉(14)
・身長
156cm
・スリーサイズ
B90/W59/H84
・カップ
G65
【補足】
・原作の年齢である来年の発育とほぼ同じ。原作時の1年後には超えてる。
・竿役である金髪OBに対しては、基本的には「先輩」呼び。
年上と弱みを握られている立場のため基本的には敬語を使うが、感情が荒ぶると敬語が外れる。