1章:最後の「尊厳」
最終感情記録、通称「FTD」。
表向きは、万が一の場合に備え、家族に遺書を残すための施設。
だが、その実態は、兵士の最終感情さえも、連合のデータベースに公式記録として登録・管理するための、冷徹なシステムに過ぎなかった。
「アイアン-メイデンズ」の少女たち12名は、一人ずつ、インナー姿で、あの冷たいブースに入室させられる。
リナ(索敵・通信手)の記録
「……う、ぅ……」
最初に呼ばれたのは、隊で最年少の索敵・通信手、リナだった。
彼女のインナースーツは、連合がリナの「恥じらい」、すなわち連合がパルス効率と呼ぶ数値を最大化するために合理的に導き出した、過剰に最適化された特注品だった。
他のメンバーのものより意図的に生地が薄く、特に股間や臀部のカッティングが深い。
その薄い生地は、彼女の未発達な胸の、小さな膨らみの輪郭さえも、くっきりと浮かび上がらせる。
「……『頸部指定深度』まで、挿入……」
リナは、合成音声に促され、その薄すぎるインナーのクロッチ(股布)を、濡れた指で押し開く。
そして、その震えるオマンコの奥深く…デバイスの先端が、生身の子宮頸部の粘膜にコツンと触れる、あの屈辱的な最適深度まで、自らの手でねじ込んだ。
……ひぅっ!
リナの小さな身体が、びくん、と震えた。システムが最適深度を認識し、録画の赤いランプが点灯する。
「お、お母さん、お父さん……」
リナは、カメラに向かい、涙ぐみながら、必死に遺書の言葉を紡ごうとする。
「私、がんばるから……! 必ず、生きて帰る……っ、みんなに、感謝して……っ、……んぅッ!」
ピシッ!
その瞬間だった。
彼女の感謝という、人間らしい強い感情を、システムが処理すべき異常パルスと誤認した。
オマンコの奥深くに挿入されたデバイスが、冷酷な罰、すなわち精神安定化パルス…抗いようのない快感を、彼女の子宮頸部に直接、放ったのだ。
「ぁ……っ!? ちが……っ、私は、みんなに……っ、……ぁぅ! ひぅっ!」
彼女は、言葉を紡ごうとすればするほど、その感情が異常パルスとして検知され、システムに執拗に罰を与えられ続ける。
リナは、カメラの前で、必死に足を閉じようとするが、ハーネスに固定されてそれも叶わない。
「……あ、ぁ……っ、……や、やだ……っ、ぁん! んくぅっ……!」
やがて、彼女は人間らしい言葉を発することを諦めた。
カメラに向かって、涙と涎を垂らしながら、強制的にオマンコを慰められ、口を「はぅ……ぁぅ……」と開けたまま、小さく腰を震わせ、イかされてしまう。
それは快感ではなく、ただ恐怖で壊されていく姿だった。
クロエ(砲手)の記録
次に、クロエの番だった。
……チッ。
彼女は、デバイスを最適深度まで挿入する。そのスーツは、彼女自身が違法カットを施し、乳首の輪郭が意図的に透け、引き締まった太ももの付け根が、危ういほどに露出している。
カメラを睨みつけ、汗で肌に張り付いた黒髪が、彼女の野性的な三白眼を際立たせていた。
(……どうせ、こうなるんだ)
クロエは、わざと感情を込めず、定型文を読み上げようとした。
だが、ふと、昨夜の男…露払いで、もうすぐ死ぬ男の肌の感触が、脳裏をよぎった。
(……死ぬのは、怖くねえよ…)
その、一瞬の本音。それは恐怖の裏返しだった。
ピシッ!
「……ッ!? …この、クソ機械が……っ! ……んぐぅッ!」
彼女の奥が、容赦なく罰に叩き込まれた。
クロエは、唇を噛み切りそうなほど強く歪め、その屈辱に抵抗する。
だが、デバイスは彼女の抵抗そのものを異常パルスと検知し、さらに強い快感を叩き込む。
……ッ、…チッ……!
彼女は、屈辱の中でさえ、その快感の質を値踏みするように、カメラを睨みつけたまま、喉の奥で、獣のように低く喘いだ。
ミリア(隊長)の記録
続いて、隊長のミリアが入室した。
彼女は、一切の乱れなく、その完璧なスーツを着こなしていた。
きつく巻き上げられた夜会巻きは、彼女の理知的なうなじのラインを、緊張感と共に晒している。
だが、その薄い生地の下で、完璧に管理された乳房が、緊張で硬く尖っているのを、ブース内の無機質なカメラだけが捉えていた。
だが、昨夜、部隊の装備を維持する対価として、司令部の上官に強いられた、あの調整の奉仕の記憶と、粘着質な屈辱の匂いが、まだ生々しく肌に残っている。
(あの夜……)
ブースの冷たい空気の中で、ミリアの意識は一瞬、昨夜の上官の私室へと飛んだ。
上官は、ミリアの「責任感」を最も侮辱的な形で利用した。
「ミリア隊長。貴官の責任感は、隊の最高効率を維持するための最大のトリガーだ。この部隊の『優先整備権』は、貴官の『任務(コストの支払い)』によって維持されている」
彼はそう告げ、ミリアのインナーを剥ぎ取り、その肉体を部隊の資源として貪り始めた。
彼はミリアのオマンコに深く挿入したまま、満足感からか、酒の勢いからか、その口が軽くなる。
「フフ……今日の作戦名? 『ユダス・ゴート』だよ。……ジャガーノートはただの『クソデカいデコイ(撒き餌)』だ。『餌』は、デカければデカいほどいい……そうだろう?」
彼は、意味不明な言葉を口にした。
ミリアの濡れた性器の奥に、彼の熱いものが叩きつけられた瞬間、ミリアは、彼が何を言ったのか、深く理解しようとはしなかった。
彼女にとって、それは作戦の怪しい断片よりも、目の前の屈辱的な行為を早く終わらせることの方が重要だった。
(……洗浄したはずなのに)
ミリアは、インナーの下の性器の奥に、まだ精液の粘着質な感覚が残っている気がした。
その拭いきれない屈辱の残滓が、彼女の冷静さを保つための仮面を、さらに硬く張り付かせた。
そして、今。
FTDのブースの中で、ミリアは自らの手でデバイスを頸部指定深度まで挿入し、カメラに向き直る。
「……みんなを、必ず……っ、」
彼女が、部下たちへの「責任感」を口にした、その瞬間。
ピシッ!
「……はぅっ!」
ミリアの身体が、一瞬だけ、硬直した。
だが、彼女は無表情のまま、その罰を受け入れた。
リナのように泣き叫ばず、クロエのように抵抗もしない。
ただ、カメラのレンズを真っ直ぐに見据え、完璧な隊長の仮面を崩さない。
しかし、その無表情の下で、ハーネスに固定された彼女の腰が、指先が、その完璧なスーツに包まれた臀部が、システムが送り込む執拗な快感に、カタカタと、小刻みに痙攣し続けている。
それは、昨夜の上官による調整の際と同じ、彼女の自尊心そのものを慰みものにする、合理的な屈辱だった。
彼女は、この絶頂の瞬間に、責任感という名の偽りの希望を、胸の奥で固めた。
シズカ(機関長)の記録:システムへの抵抗
そして、最後に機関長のシズカが入室した。
銀色の姫カットは、微動だにしない。
彼女のインナースーツは、他の誰のものとも異なっていた。
それは「スーツ」と呼ぶのも憚(はばか)られる、ほとんど「ハーネス」と呼ぶべきものだった。
連合の合理性が、彼女の「機械的」な精神適性を最大限に活用するため、パルス干渉の原因となる布地を極限まで排除した「最終最適化(Final Optimization)」モデル。
彼女の乳房は、その存在を無視するように素肌が晒され、ただ乳輪の縁(ふち)だけを精密にトレースする、冷たい金属の「フレーム」が貼り付けられているだけだった。
下半身は完全に露出しており、彼女の白い肌、その恥丘から下腹部にかけて、子宮と卵巣の正確な位置を示すように、生体データを計測するための無機質な「センサーパッド」が数枚、直接貼り付けられている。
最もエロティックで、最も屈辱的なその「武装」を、彼女は能面のような無表情のまま、身にまとっていた。
彼女は、その無防備な姿のまま、デバイスを最適深度まで挿入した。
高解像度の録画カメラが、デバイスの挿入によって、彼女の露出した性器が(生理現象として)わずかに濡れていく様を、無慈悲に捉えていた。
録画の赤いランプが点灯する。 シズカは、何も語らない。
ただ、カメラを見つめている。
システムが、彼女の感情の揺らぎを探査する。
…10秒。
…30秒。
…1分。
デバイスは、一度も罰を放たなかった。
ミリアたち人間が罰せられたシステムを前に、シズカは、自らの意志で、心拍も、脳波(感情)も、完璧な「ゼロ」に偽装していた。
たとえ肉体が濡れていようとも、システムが「罰」のトリガーとする「感情の揺らぎ」が検知されないため、冷徹な機械は彼女を「異常なし」と誤認したのだ。
彼女は、一切イかされることなく、無言のままブースを出た。
この、あまりにも非道な儀式を終え、12名の少女たちは、それぞれの絶望と、そして「生還チケット」という名の、たった一つの偽りの希望、ジャガーノートを胸に、発進ゲートへと向かった。