赤錆の空、少女の熱、鉄の墓標。

聖暦2060年。
人類は地球を捨て、新たな地獄を選んだ。

見上げれば、常に夕暮れのような赤錆色の空。
肌を刺すのは、呼吸すら躊躇われる鉄粉混じりの砂嵐。

ここが入植惑星「テラ・ノヴァ」。
光年を超えた果てに人類が辿り着いた、希望という名の絶望の荒野だ。

核の火は消えた。代わりにあるのは、少女の喘ぎだけ。

かつて文明を支えた原子力は、謎の物理現象〈大干渉〉によって封じられた。
重力に縛られた人類が、この過酷な大地で生き残るために手にした唯一の力。
それは、女性の性的絶頂を、都市を焼くほどのエネルギーへと変換する禁断の技術。

――〈オルガ・システム〉。

鋼鉄の巨人「オルガマシン」は、原子炉の代わりに、生身の少女を炉心として飲み込む。
彼女たちは、狭いコックピットの中で股間のデバイスを濡らし、快楽の波に翻弄されながら引き金を引く。
だが、その力には致命的な欠陥があった。

〈オルガ・パラドックス〉

最強の出力が得られる瞬間。
すなわち、パイロットが絶頂に達し、理性が白濁した快楽に溶けるその刹那。
機体は制御を失い、無防備な鉄の棺桶と化す。
そのわずか数秒の「死の隙」を、彼らは見逃さない。

捕食者、ゼノ・ブルード。

この惑星の真の支配者。
黒い甲殻と粘液に濡れた有機的な肉体を持つ、異形の群れ。
彼らは人間を食料としか見なしていないのではない。
彼らにとって、我々の兵器であるオルガマシンさえも、硬い殻に守られた「魅力的な雌」なのだ。
機体に取り付き、装甲をこじ開け、無防備なパイロットの脊髄に生きたプラグをねじ込む。
制御を奪われた機体は、友軍を襲う「敵」へと変わり、中の少女は――。
部品として、苗床として。
死ぬことさえ許されず、永遠に搾取され続ける。

戦うか、犯されるか。

前線基地「エリア・ゼロ」。
理性的な世界統合連合の支配下でさえ、ここでは命も貞操も、等しく消耗品だ。
兵士たちは知っている。

この惑星で最も恐ろしいのは死ではない。
「人間としての尊厳」を剥ぎ取られ、ただの肉塊へと堕ちることだと。
さあ、コックピットへ。
シートベルトを締め、両足を開いて。
震える指で、欲望のスイッチを入れろ。

ようこそ、オルガ・コード・ゼノの世界へ。
ここで生き残るための弾薬は、あなたの「熱」だけだ。