「ん、ぁっ、やばい、これ、腰止まらなっ、んぁ、ぁぁんっ!? ぁ、あぁぁあ~!?」
女性の喘ぎ声が部屋中に響き渡る。ここがホテルでなければ、苦情が来ていたかもしれない。大きく、そして下品なその声に耳を傾けていた俺は、何気なく見つめていた正面の天井から視線を下げ、彼女の姿を捉えた。
「ぉおぉっ!? この、デカチンポっ、亀頭が奥にぃっ、んぅっ!? ぉっ! ぉぅっ!」
ベッドで横になる俺の股間に跨って、騎乗位セックスを堪能する彼女、
大きく開帳された股の中心、伊地知さんの綺麗な陰裂の割れ目に、俺の股間で直立するコンドーム着用中の肉棒が何度も出入りする。ぱんっ、ぱんっと肌と肌が触れ合う音を響かせて、もう何十回とこの反復運動を繰り返していた。
ゴム越しだけど、膣内の熱と強い締めつけを感じられる。こうして動かずとも供給される快楽に脳が蕩け、自然と口元が緩んでしまう。俺は今きっと、伊地知さんからすれば物凄くエロい表情をしているのだと思う。
その証拠に、伊地知さんのクールな美貌に、強い劣情の微笑が浮かんでいた。
「んぁっ、ぁあ、いいよ、その顔。もっと見せてっ、んんぁっ、ぁああっ!?」
下心を隠すことなく、年下の俺を全力で犯す伊地知さん。赤い瞳を宿す切れ長の眼を細め、口の両端を釣り上げて白い歯を見せる。前屈みになった彼女は手の平サイズの美乳をぷるぷると揺らしながら、腰振りの速度を一段階上げた。
「はぁっ、ぁっ、んぉっ、ぉっ、ぉんっ、ぉっ、ぉぉっ!?」
伊地知さんの低めの声が、吐息と共に俺の顔に降り注ぐ。体を傾けていった伊地知さんは、程なく俺に覆い被さるようになった。俺の顔の横に突いた両手を支えにして、思い切り上下に振って幾度も俺の股間に叩きつけられる尻。杭打ちピストンという呼称が相応しい運動が始まって、俺の肉棒と脳は快楽に沈められた。
これはいいな。ずっとこうして犯されていたいと思ってしまう。
「はぁっ、ぁっ、んんっ、高校生なのに、こんなことをするなんて。んぁあっ、ぁっ、私が危ない女だったらどうするつもりだったんだ? 犯されて、動画を撮られて、脅されていたかもしれないんだぞ? ぉ、おぉっ、んっ、よ、良かったな、相手が私でっ」
こんなことを、というのは援助交際のことを指しているのだろう。
伊地知さんの言う通り、ちょっと不用心だったかもしれない。うら若き男子高校生が相手となれば、女性は容易に暴走して性の獣と化すのだろう。何せ、男の数倍以上とも言われる性欲を抱えている生き物なのだから。
SNSで募集をして、真っ先にメッセージをくれたのが伊地知さんで良かった。
もっとも、俺からすれば伊地知さんも十分暴走していると思うが。メッセージをくれたときには裸の自撮り写真を送ってきたし、待ち合わせ場所で出会ったときから舐め回すような目で俺を見てきたし。人目のない場所になると、俺の尻とか股間を触ってきて、ラブホテルの個室に入るや否や俺を抱き締めて、舌と舌を絡ませるベロチューを強要してきたし。
それでも、伊地知さんは十分良識があるほうだ。避妊のためにと自分からコンドームを買ってきてくれて、俺が射精するたびに付け替えてくれる。そのおかげで、俺たちが交わるベッドの至る所に使用済みコンドームが数個散らばっている。
「ぁぁあっ、も、もう駄目だっ。ぅっ、くっ!? ま、またイクッ! 現役男子高校生の年下チンポでイクッ! ぁ、ぉ、ぉ、お、ぉぉおおおお~!? んぉっ!? ぉっ!? ぉぉおっ、ぉぉおぉぉお~!?」
ビクンッビクンッと全身を痙攣させ、俺の耳元で下品なイキ声を放つ伊地知さん。ビブラートを利かせた声が俺の鼓膜を震わせ、脳を犯す。同時に彼女の膣がぎゅううと締めつけ、コンドーム越しの肉棒を圧迫し、俺を道連れにした。
どぷっ、どぷっと射精が始まる。射精の解放感と幸福感に脳が溺れる。体から力が入らなくなって、俺はベッドに深く身を委ねた。そんな俺を見ながら伊地知さんは耳元で喘ぎ続けている。こうすると俺が喜ぶことは、これまでの交わりで見抜かれてしまった。
「出せっ、金玉に溜まったザーメン全部出せっ……。出せっ出せ出せっ……!」
囁かれて、膣圧を加えられて、精液を搾り取られていく。コンドームの先端に精液が溜まっていく。徐々に先が膨らんでいくのが伊地知さんにははっきりと伝わっているのだろう。彼女は身震いしながらニヤニヤと笑っていた。
「黒髪巨根美少年、最っ高ぉ……」
伊地知さんはそう言いながら俺の乱れた前髪を指で整えた後、唇を近づけてきた。
「ん、ちゅ」
唇を奪われる。密閉されてすぐに伊地知さんの舌が伸びてきて、唇の間に押し入ってきた。にゅるりと侵入した温かな舌先が俺の舌を捉えるのは早く、ぬちゅぬちゅと唾液を擦りつけるように動き始めた。
「ん、ふぅっ、ぐぢゅ、ぐぢゅっ、ぬちゅっ、ぢゅるっ」
口内をぐちゃぐちゃと蹂躙される。次から次へと唾液を流し込まれる。
しばらくディープキスを続けていると、ようやく射精が止まった。伊地知さんもそれに気がついたようで、ゆっくりと腰を持ち上げる。俺に見せつけるように膣穴から肉棒を取り出し、精液が溜まって丸く膨らんだゴムの先端がぬぽぉっと穴からこぼれ出た。
「ははっ、また凄い量だな。さっきよりも多くないか?」
伊地知さんはベッドに散らばっていたゴムを両手で一つずつ摘まむと、肉棒に装着したゴムに近づける。密着する三つの色鮮やかなゴムはどれも同じような膨らみを描いているが、今つけているゴムに溜まる精液がもっとも多いように見えた。
手に持ったままの使用済みコンドームを、黙ってじっと眺めていた伊地知さん。何を思ったのか、持っていた二つのコンドームの口を咥えた。そして、空いた両手で肉棒を覆うコンドームを外していき、追加でそれも咥える。歯でしっかりと噛んで口からコンドームを三つも垂らしたまま、ニッと笑う。
何をしようとしているのか。
小首を傾げる俺の前で、伊地知さんは新しくコンドームを箱から手に取ると、それをすぐさま肉棒に付け直した。新品のコンドームに包まれたそれはしかし、腰を浮かせた亀頭に秘所を宛がった彼女によって速攻で食われ、愛液に塗れた。
そうして、また気を取り直して騎乗位を始めたのだが。
「ん、ひっ」
淫靡な笑顔で目元を緩める伊地知さんが、白い歯を見せて終始笑っている。その歯でしっかりとコンドームの口を噛み潰し、三つのそれがピストンに合わせてたぷっ、たぷっと揺れ動く。精液を貯めた使用済みコンドームを見せびらかされ、俺の興奮は留まることを知らなかった。
俺がこういうのを見て興奮することを、伊地知さんに見抜かれてしまった。俺が女並みの性欲を抱えていることもバレてしまっているだろう。だからこそ伊地知さんは俺を気遣うことなく、己の肉欲を発散し続けている。
その後も、俺は何度も絞りつくされた。
伊地知さんに騎乗位でガン攻めされた。
四つん這いになった伊地知さんに尻を振られて誘惑され、我慢できずバックで繋がった。
伊地知さんにねっとりフェラで可愛がられた。射精寸前に何度も寸止めされて、調教された。
伊地知さん――星歌さんに連絡先を教えてしまった。
星歌さんに、誰にも見せないからと言われてセックス中の写真や動画を撮られた。
どんどん自分が堕とされていくのがわかる。星歌さんのテクニックに溺れ、絶頂の快感を刻みつけられる。たまに自由に射精させてもらえないときがあって、俺が射精を求めるたびに星歌さんは対価を求めてきた。
もう援助交際は止めること。
お金が欲しければ星歌さんが経営しているライブハウスでアルバイトをすること。
星歌さんの男になること。
「はい、決定。今日から君は私の男な。ああ、もう逃がさないから」
星歌さんの上に折り重なって自分から腰を振っていると、星歌さんが両手足を俺の体に巻きつけて拘束しながら耳元で囁いてきた。敏感な耳を攻められ、腰を踵でぐりぐりと押され、肉棒を膣穴に押し込まれる。
「ここで徹底的に堕として、私好みのドスケベ美少年に調教するからな」
絶頂し、コンドームの中で精液を吐き出す。今回もコンドームをつけることができたけど、危なかった。うっかりという体を装って、星歌さんが生でハメようとしてきたのをギリギリで止めることができて良かった。
でも、少しだけ残念に思う自分もいた。
生の膣内に挿入して射精できたら、もっと気持ち良かったのだろうな、と。こう考えるのは星歌さんに毒されてしまったからなのか。俺が生ハメをしたがるド変態になってしまったのだろうか。どちらとも言えるのかもしれない。いずれにしても、調教は進んでいる。
「はい、チーズ」
再び騎乗位の体勢。俺の肉棒を膣奥まで咥えて腰を前後に揺らしながら、星歌さんは携帯電話で俺を撮影する。俺の胸元には、交わった回数を示すようにズラリと並べられた使用済みコンドーム。そして、通っている学校の学生証。
「っていうか、この学校って……。あ~、最っ高……」
撮影中、学生証を見て呟いていた星歌さんは、なぜかさっきよりも興奮した様子で俺を犯し始めた。俺に抱きついて、俺の顔を間近で眺めてニヤニヤ笑って、尻を弾ませて肉棒をひたすら食い漁る。
「びゅ~、びゅるびゅるびゅる~っ、どびゅるるるぅ~……!」
射精のタイミングで囁かれ、濃い精液を抜き取られる。俺の反応を見て好き嫌いを判断して、性癖を的確に見抜いてくる。今日出会ったばかりなのに。身も心も丸裸にされた気分になった俺は、それでも星歌さんには抗えず、コンドームにこれまた濃い精液を撒き散らした。