お隣の堕天使様にいつの間にか欲望を叶えてもらっていた件 作:帆速やこぬ
原作:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
タグ:R-18 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 藤宮周 椎名真昼 フェラ あまひる 素股
「真昼……?」
寝ぼけた目を開くと、天井と俺を見下ろす下着姿の真昼が見えた。
深夜だろうか外は静まり返り、時折車が通る音が遠く聞こえるきりだ。
薄暗い寝室に白い肌が滑らかに浮かび上がる。
分かっている。これは夢だ。自分に都合のいい、願望と欲望が見せる夢。
ここのところ毎晩のように、真昼が男としての理性を試すような行為をしてくる夢を見ていた。
初めは服を脱ぐだけだったのが、下着姿でベッドに上がり、俺に跨り、優しく髪を撫で、唇以外の顔中にキスをする。行為はどんどんエスカレートしていき、昨日の夢ではとうとう真昼にパジャマ越しに股間を撫で回させてしまった。
夢とはいえ目覚めた時の罪悪感はひどく、夢精までしてしまっている自分に死にたくなる。
「――周くん」
耳元に顔を近づけた真昼が、そっと囁いた。
「これは夢です」
分かっている。夢の中だとしても、こんなしどけない格好をさせてしまってごめん。
「だから周くんが私にしたい事、素直に言ってください。どんな事でも全部、叶えてあげますから――…♡」
甘い響きがゾクゾクと背筋を震わせ、頭の芯が痺れていく。
「今夜の下着、どうですか? 周くんの好みに合っています?」
「よく……似合っていて、可愛い……」
かすれた声で答えると、真昼が嬉しそうに微笑んだ。
「今夜は少し、大人っぽいものにしてみました♡」
ベビードールというのか、淡い水色の透ける生地にフリルとレースがふんだんにあしらわれた下着は真昼の白い肌を引き立てていて、まるで繊細な砂糖菓子のようだった。
「うん……真昼は何を着ていても可愛いけど……それは凄くエロくて可愛い……」
真昼の微笑みに悪戯っぽさが混じる。
「周くん、女の子が好きな男の子の前で可愛い下着を着けるのはどうしてだと思います?」
「え……?」
耳に顔を寄せた真昼の囁きが、耳に甘く絡みつく。
「脱がせてほしいから、です♡」
「ッ!」
その瞬間、理性が吹き飛んだ俺は、ベッドから起き上がって真昼を押し倒していた。
弾みでベッドがギシギシと軋み、驚いた顔の真昼と見つめ合って我に返る。
「あ……ご、ごめん」
身体を離そうとすると、真昼が両手を伸ばして俺のパジャマの胸を握って、止めた。
「真昼?」
「……脱がせてくれないのですか?」
女の子からこんな風に誘われて、応えないのは男の恥だ。それにこれは夢なんだし――そんな言い訳を自分にしながら、ごくりと唾を飲み込む。
「いいんだな、真昼?」
「構いません――周くんになら何をされても♡」
愛おしさが溢れ、衝動に任せて胸元のリボンを引いた。スルッという感触と共に柔らかい曲線が露わになる。
そっと前を開き、肩紐を落とすと、綺麗な形の乳房が現れた。その中心にはツンと蕾のような乳首が色づいている。
初めて目にする、女の子の生の乳房に、頭の奥が痺れていくのが分かった。
「真昼……メチャクチャ綺麗だ……」
思わず口に出してしまうと、真昼は不安そうに上目遣いになる。
「変ではないですか?」
「好きな娘の裸が、変な訳ないだろ」
真昼が恥ずかしそうに、けれど嬉しそうに笑った。
「触ってください、周くん」
「う、うん」
優しく乳房に触れると、柔らかくてもっちりと手の平に吸い付くのにぷるんと張りがあって、一晩中でも触っていられそうだ。
「んっ……♡」
真昼から漏れる甘い吐息と極上の触り心地で、下半身に痛みが走る。
「周くん、もっといっぱい、触って――♡」
――真昼がこんなに積極的にねだるなんて、夢にしたって都合が良過ぎるだろ
自分でツッコミながら、乳房の中心を優しくつまんだ。
「ああぁ♡」
好きな娘が上げる甘い喘ぎに気を良くし、コリコリと硬くなった乳首を念入りに弄り回す。
「周くん……ほ、本当に異性との触れ合いは初めてなのですか?」
「ん?」
「だって触るの、上手過ぎです……♡ ――ぁんっ♡」
「それは真昼が可愛過ぎるから――」
真昼は乳首の刺激に耐えられないように、身体をピクッ、ピクッと震わせ始めた。
「あ、周くん」
「どうした? 強過ぎたか?」
「こんな事を言うなんてはしたないって分かっていますが、その……」
もじもじしながら、真昼が手を取る。
「吸ってほしい……です♡」
「吸っ!?」
大胆なおねだりに、逆に申し訳ない気持ちが込み上げてきた。
「……ごめんな、真昼」
「何がですか?」
「夢の中だからって、俺のしたい事をねだらせて」
驚いた表情をした真昼が、なぜか少し悪い顔になる。
「……そうです。これは夢なんですから、周くんは大人しく堪能してくれたらいいのですよ♡」
――周くん、本当にこれが夢だと信じ切っているんだ……
奥手で紳士的な周くんの本音を引き出したくて思いついたのが、こうして毎晩のように合鍵を使って忍び込んでは寝ぼけた彼が漏らす気持ちや好み、欲望を聞き出し、少しずつ私を憶えてもらう事だった。
周くんが夢だと信じてくれているからこそ、こちらも大胆に振る舞えたというのもあった。素の状態で、“脱がして”とか“吸って”なんて、恥ずかしくて言える訳がない。
もっと周くんがグイグイ来てくれればいいのにと思う反面、そんな彼だからこそ好きになったというジレンマに、どうにかして彼に私を刻み付ける為、こんな方法を取ってしまった。
唇へのキスだけは周くんからして欲しいから取っておいて、顔中にキスをしたり、パジャマの前を開けて彼の身体を眺めたり、小さな乳首を弄ってみたり――。
昨日はとうとう好奇心に負けて、下着の隙間から彼の大切な部分を覗いてしまった。
目にした瞬間 急に恥ずかしくなって慌てて下着とパジャマで覆い、見てしまったお詫びに布地越しに撫でてあげると、周くんのおちんちんが手の中でどんどん熱を帯びて硬くなっていくのが分かった。眠っているのに彼の息遣いが軽く乱れ、少し苦しそうに眉を寄せる様子にゾクゾクしていると、不意に、周くんが目を開けた。
「っ!!」
「……真、昼?」
「も、もう、周くんのエッチ♡ 身体を鍛え始めたご褒美に、私にこんな事をおねだりするなんて♡」
咄嗟に出たそんな言葉を聞いて“これは夢だ”と思った周くんは、寝ぼけたまま「ごめん……」と謝った。
本当に、なんて可愛いひとなんだろう。
愛おしさと悪戯心のままに彼のおちんちんをなでなでしてあげる。
「よいのですよ♡ 周くんはそのまま身を任せて気持ちよくなってくださいね♡」
「うん……」
ググッと張り出してくる硬い感触をパジャマ越しに撫で回し、形を確かめるように輪郭を指でなぞり、時折指先でカリカリと掻いていると、やがてジワリと濡れてシミができた。
先走りが溢れるほど気持ちよくしてあげられた手応えが嬉しくて、愛撫する手に更に熱を込める。
「あ、真昼、それ気持ちいい――そ、そこっ――うぁ――ッ」
ビクッ、ビクッと脈打ったおちんちんが手の中で縮んでいき、大きくなったシミがねばついて糸を引いた。
――周くん、出ちゃったんだ……♡
満足したのか、そのままスウッと寝息を立て始めた周くんとは逆に、昂った身体を持て余した私は、指に残るねばねばを嗅いだ。
――これが、周くんの精液の匂い……
初めて嗅ぐオスの匂いにどうしようもないほど興奮してしまい、彼の手を取ると、手を重ねて自分の秘部へと触れさせた。自分がしているのに自分のものではない感触に、周くんにされているような錯覚でゾクゾクする。
「っあ♡ ……あ♡ ……周くん……♡」
自分のとは違う、男の子のゴツゴツした指を膣中に挿入してグチャグチャと音を立てると、自分がどんなに期待して、彼からこうされたいと願っているのかが分かった。
意識のない周くんの手をまるで玩具のように使って自慰をしながら、彼を起こさないよう心の中で叫んでいた。
――もっと奥に触って! いやらしい私を滅茶苦茶にしてっ! 無理矢理、犯して!!
「あぁ♡ イくっ♡ イく♡ 周くんの指でイッちゃうぅっ♡」
暗い部屋にチカチカと光が明滅して、ひとりエッチで初めて本気で絶頂した余韻に浸る。
――周くんの指を使った自慰でこんなに気持ちいいのなら、彼に求められたらどれだけ幸せで気持ちいいのだろう――…
そんな夢想と罪悪感で今日は一日そわそわと落ち着かないだけでなく、周くんは周くんでなんだか様子がおかしくて、気付かれてしまったのだろうかと不安だった。周くんから夢だと思い込んでいる話を聞いた時は、心の底からホッとした。
そしてこのまま夢だと信じていてもらえれば、私が何をしても彼の欲望だと思ってもらえるのだと知って、今夜もこうして忍んで来てしまった。
私を天使様扱いせず普通の女の子として大切にしてくれる周くんに、愛されたい。
私が周くんをどんなに信頼し、何をされても構わないと思ってしまうほど好きだと、知ってほしい。
だから今夜も、私は周くんに囁く。
これは夢で、何をしていいのだと。
私への気持ちも欲望も、隠さなくてもいいのだと。
周くんが、身体をずらして胸元に屈むと乳首をそっと口に含む。
「あんっ♡」
好きな相手であっても男のひとに圧し掛かられるのは怖いだろうと思っていたのに、周くんに押し倒された瞬間むしろ胸には喜びが溢れ、普段は見せない欲望を灯した瞳にゾクゾクしてしまった。
――好き♡ 大好き♡ 私、周くんが好き――♡
気持ちのままに彼の頭を抱き締めて、「もっとエッチに舐めてください♡」と囁く。
「うん……」
“夢だから”とこの状況を受け入れたのか、周くんは素直に頷くと乳首を吸う口の中でペロペロと舌を動かし始めた。
――周くんが、私のおっぱい、一生懸命吸ってる……♡
敏感に硬く尖った乳首をぬるぬるとした感触が擦る度、神経が繋がっているようにお腹の奥も疼いていく。まるで赤ちゃんのように乳房を吸う周くんに、喜びと共に湧き上がる切なさで濡れてしまっているのが自分でも分かった。
不意にジュウッと乳房が持ち上がってしまうほど強く吸った周くんが、パッと口を離す。
「あぁっ♡」
「はは……真昼、これ好きなんだ」
嬉しそうに笑った周くんが可愛くて、私も素直に頷いて彼の手を取る。
「はい、好きです♡ 周くんに触られるの好き♡ だから――」
取ったその手をおへその下に押し付けた。
「私の全部に触ってください♡」
「全部って――」
真昼が触れてほしいとねだっているのがどこなのかは分かっているが、女の子の大切な場所に自分が触れていいのかと、夢の中でさえ躊躇してしまう。
なかなか動かない俺に焦れたのか、真昼が掴んだ手を強引に太ももの間へと誘った。
「触ってくれないのならいいです。私が勝手に使わせてもらいますから」
俺の手に自分の手を重ね、秘部へと押し付ける。
――濡れてる……
下着越しに分かるほど濡れた柔らかな秘肉の感触に、股間に痛いほど血が集まっていくのを感じた。パジャマの前が盛り上がり、もう隠しようもないほど勃起してしまっている。
「んっ♡ 分かりますか、周くん……♡」
「真昼?」
「周くんに胸をいっぱい吸ってもらえて、感じてしまっているのが♡」
「う、うん、分かる」
「周くんはどうですか?」
「俺も、真昼がエロくて興奮している」
真昼の視線が吸い寄せられるように俺の股間に落ち、身体を起こした。
「あの、周くん――み、見てもいいですか?」
「へ!? 俺のなんか見ても、面白くないと思うぞ」
「そんな事はありません。むしろ周くんのだからこそ、ちゃんと見ておきたいというか。それに私ばかり肌を見せて周くんは全然脱いでいないなんて、不公平ではありませんか」
真昼に押し切られる形で俺はパジャマと下着を脱いだ。
人前で裸になるなんて初めての経験で、それも好きな娘に隠しようもないほど興奮した状態の性器を晒す無防備さに恥辱感が半端ない。
「凄い……大きくなると、こんな感じなのですね」
興味深そうに真昼が顔を近づけ、まじまじと見回した。
「な、なあ、もういいだろ」
「駄目です。もっとよく見せてください」
息が掛かるほど近くでつぶさに観察する真昼は、好奇心からか指先でツツッと輪郭を撫でる。
「ふうぅっ!?」
「あ♡ ビクッてした♡」
真昼は気を良くしたように陰茎をキュッと握った。
「駄目だって、真昼! 女の子がそんなところ握っちゃ――」
「駄目? なぜ?」
「なぜって――」
「これからもっと凄い事するのに」
「凄い事……?」
陰茎に更に顔を近づけた真昼が上目遣いで俺を見つめながら、亀頭に唇をつける。
ゾクゾクとした瞬間ブワッと何かが込み上げ、直後に先走りが溢れ出した。
――真昼が、俺のを、舐めている―― !
確かに彼女の言う通り、“凄い事”だった。
「駄目だ、真昼……汚いから――」
真昼はチロチロと先走りを舐め取りながら、悪戯っぽく微笑む。
「こっちは“やめないで”って言っているみたいですけど♡」
学校一の美少女が自分のモノを舐め回す様子に、口では拒絶の言葉を吐きながらも下半身はむしろヤル気になってしまっていた。我ながら男という生き物は馬鹿だ。
「周くんは、“こっち”の方が素直ですね♡」
バキバキに勃起した陰茎を舐め上げた真昼は、「可愛い♡」と亀頭を眺める。
「可愛いとか言われても嬉しくない……」
「そうですか? 先っぽ、ツルツルしていて可愛いです♡」
「男は可愛いより、かっこいいって言われたいものなんだ」
「かっこいいですよ♡ 私で興奮してくれて、こんなにガチガチになって――♡ もっともっと硬くしてあげたくなってしまいます♡」
「おまっ!? 何言って――」
「私、周くんのお世話をするの好きですから♡」
そう言って余すところなく丹念に陰茎を舐め回され、もどかしいくすぐったさで気が変になりそうになる。
「……た、頼む、真昼。咥えて――吸ってくれないか?」
「いいですよ♡ ようやく周くんが素直になってきましたね♡」
あーん、と真昼の開けた口に飲み込まれていく陰茎の様子にブルッと震えた。
――うわ、ぬるぬるで――温かっ――…
好きな娘が涙目で少し苦しそうにしながらも一生懸命口いっぱいに陰茎を咥える様子に、あっという間に余裕がなくなる。俺が真昼の乳首にしたように、吸い付いた口の中で艶めかしく動く舌にこんなにいやらしくて気持ちいい事があるのが信じられず、ずっとしていたいのにもう持ちそうにない。
「真昼っ、ごめん、もう口を離して――」
真昼の舌が亀頭の割れ目をなぞり、尿道に挿し込もうとでもするように突き立ててきて、その刺激で彼女の口の中に射精してしまった。
「ぐっ――ッ」
「んんんっ♡」
音を立てそうなほど勢いよく発せられた精液は真昼の口には多過ぎたのか、唇の端から溢れて垂れていく。
んく、と真昼が口の中のものを飲み下し、ぺろりと唇を舐めた。
「これが――周くんの味……♡」
まるで美酒でも飲み干したようにうっとりと言われ、恥ずかしさと共に喜びが湧き上がって一度出して萎えていた陰茎がピクッと反応する。
「嫌いじゃないです♡」
「ばっか、お前――」
こんなのもう、天使じゃなくて堕天使だろ――心の中でツッコむ俺をよそに、真昼が立ち上がった。
「戻るのか?」
夢の中でも真昼はきちんと自分の部屋へと戻るんだな、と妙に納得していると、彼女はベッドから落ちてしまっていたヒラヒラした物と容器を拾い上げる。
「いいえ。これから周くんにもっともっと“凄い事”、してあげます♡」
そう言って真昼はヒラヒラした物に手を通した。どうやらストッキングだったらしい。
「……え? あの、真昼さん? それを一体どうするつもり――」
蓋を外した容器を逆さにしてストッキングの手に中身をこぼすと、トロトロとしたジェル状のものがストッキングに纏わりつき、伝っていく。
「周くんに喜んでもらいたくて、私も色々調べました。これは、男のひとがすぐに元気になってくれるそうですよ♡」
なんだか言外に危険な匂いが漂っているが、近づいてくる手を拒む事はできなかった。
「ちょっ、待っ、真昼――――うあぁぁッ!!?」
サラサラと繊細な生地がぬめりながら擦りつけられ、思わず声を上げて仰け反る。
「待って、ホントに待ってくれ! こんなっ――これ、マジでヤバいっ――ヤバいからっ!」
たったのひと撫ででフル勃起してしまっていた陰茎を、真昼が嬉しそうに撫で回した。
「今射精したばかりなのに、もうこんなに硬くして――周くんのエッチ♡」
「誰のせいだと――」
「私のせいですね♡ では、どうしてほしいですか?」
「どうって……」
「このまま敏感な先っぽ、なでなでしてほしいですか? それとも――」
真昼が、脳に直接響くような囁きを耳から流し込む。
「私の初めて、もらってくれますか?」
「は!? お前、何言って……!」
「周くんにはいつももらってばかりですから」
「それは俺があげたいからあげているだけで、無理に返そうとなんてしなくていいんだぞ」
「無理はしていません。もらってほしいから言っているのです」
「でも……女の子の初めては大切なものだろ。俺なんかがもらっていいはずが――」
「もう! またそうやって周くんは自分を卑下する!」
「いや、だって真昼と俺とじゃ釣り合わない――」
「釣り合うとか釣り合わないとか、誰かが決めるヒエラルキーなんてどうでもいいのです。私が誰を一番に信頼していて好意を抱いているのか、分からない周くんではないでしょう?」
「そりゃ俺を信頼してくれてるのは分かっているけど」
「それに周くんは異性との触れ合いは私が初めてなんですよね。お互いに初めて同士なんて素敵じゃないですか」
「それは……」
「私は、キスもエッチも“初めて”は全部、周くんがいいです。周くんじゃなければイヤ」
「……いくらなんでも物好き過ぎるぞ」
「物好きじゃないです」
真昼の優しい手が俺の額に触れ、前髪を上げる。
「周くんはこんなにかっこいいのですから、容姿にだってもっと自信を持ってもいいと思いますよ♡」
「そりゃ門脇みたいに整った顔立ちなら自信も持てるだろうけど……」
真昼が深い深い溜め息を吐いた。
「……まあ、周くんがかっこいい事を知っているのは私だけという事で、今はそれでいいです。近いうちに私が嫌というほど分からせてあげますので」
「ええ……」
「でも……確かにそうですね。初めては夢ではなくやはり現実でがいいですね」
真昼は手を通していたストッキングを外すと俺の下半身に跨り、身に着けている最後の一枚――薄い繊細な下着越しに秘部を陰茎に擦り付けた。下着には大きなシミができており、潤滑剤を付けた訳でもないのにぬるぬると糸を引く。ストッキングとはまた違う布地の感触と、その奥に息づく柔らかい秘肉の感触が更に硬く滾らせていった。
「見ていてください、周くん……♡」
言われるまでもなく、いやらしい腰遣いから目が離せない。
「恥ずかしいけど、周くんに悦んでもらう為に頑張ります♡」
柔らかな肉が裏筋とカリを擦り、抉り、バキバキに勃起した陰茎が下着の布地へとくい込んでいく。
「どうですか、周くんっ――気持ちいいですか?」
「いいっ――凄い気持ちいい……っ」
動くのが難しいのか、疲れたのか、真昼が身体を前に倒して両手をベッドに付き、俺に圧し掛かるような体勢になった。
「あ、これ――引っかかって――♡」
前屈みになったせいでカリが陰核に当たるらしく、下品にグラインドする度にカク、カク、と腰が動く。
「ん♡ ……ん♡」
目の前でぷるんぷるんと揺れる乳房がたまらず、思わず手を伸ばして掴むと、「あんっ♡」と悩まし気に真昼が甘く喘いだ。
俺を気持ちよくしようとするだけでなく、自らの快楽も貪る淫らに堕ちた天使の顔を知っているのは自分だけなのだと思った瞬間、熱いものが込み上げてくる。
「凄、い……♡ 周くんの、硬くて、熱くて――脈打って興奮しているの伝わってくる――♡」
「可愛いよ、真昼。それに綺麗で可愛いだけでなく、こんなにエロいなんて最高だ」
「私も、自分にこんなにいやらしい一面があるなんて知りませんでした。気付かせた責任、取ってくださいね♡」
「それは俺の責任なのか?」
「そうですよ。周くんのせいで、私は嫉妬も独占欲も性欲も強い人間なんだって気付いてしまったのですから。全部ぜーんぶ、周くんの責任です♡ ――あ、ん♡ ビクビク強くなった♡ 周くん、出そう? 出ちゃいそうですか?」
「ああ、真昼がエロくて、もう我慢できそうにない――」
「いいですよ♡ 私が導いてあげます♡ 周くんはただ気持ちよくなって、欲望のままにビューッて出しちゃってください♡」
お隣の堕天使様が、甘い囁きで俺を堕落させようとしてくる。
こんなの、抗える男がいるはずがない。
「んんっ♡ 私もイキそう……♡」
「なら一緒にイこう。真昼がイクまで我慢するから、合わせるよ」
「はい♡ じゃあ周くんと一緒にイきます♡」
本当はすぐにでも達してしまいそうだったが、嬉しそうな真昼に“死んでも先にはイかない”と心に決める。
少しでも早く真昼をイかせる為、乳首を摘まんでクニクニと優しく潰すと彼女は髪を振り乱して仰け反った。
「あ、周くんっ、両方は駄目ぇっ! 気持ちよ過ぎておかしくなるっ♡」
「遠慮しないでおかしくなれ。俺が見ていてやるから」
「あ……」
真昼がブルッと震える。
「はい、見ていてください♡ 周くんに気持ちよくしてもらって、はしたなくイッちゃうところ♡ ああ、もうイク♡ イクっ♡ イッちゃうッ♡ 周くんに見つめられてイッちゃうぅッ♡♡♡」
真昼がカクカクと腰を痙攣させたタイミングで、昇り詰めてきてもう限界だった精液を解放した。
「ウ、ぐぅッ――」
ビュク、ビュクッと発射された白濁液が胸元にまで撒き散らされる。
全速力で走った後のような荒い息を吐きながら絶頂の余韻に浸っていると、真昼が俺の身体に飛び散った精液を見て「綺麗にしてあげますね♡」と屈んだ。
愛おしそうに精液を舐め取りながら、真昼が上目遣いで微笑む。
「明日の夜は“授乳手コキ”というのをしてみましょうか♡ 男のひとのロマンなんですよね?」
「それは――物凄く魅力的な提案だけど……」
なんとなく素直に頷く事ができずにいると、真昼が首を傾げた。
「嬉しくないですか?」
「いや……なんというか、真昼抜きでは生きられない身体にされている気がして」
「そうですよ♡」
天使の仮面を被った堕天使が身体を起こし、スルリ、と綺麗な髪が身体を滑る感触にゾクゾクしてしまう。
「周くんには私でないと満足できない身体になっていただきますので、周くんは安心してただ気持ちよくなっていてくださいね♡」
――これ、本当に夢なのか……?
「さ、いっぱい出して満足しましたね、周くん♡ そのまま眠ってください♡」
「うん……」
真昼が優しく髪を撫で、急激に眠気が襲ってきた。
眠りに落ちる寸前、撫でてくれる真昼の手を取り、手首にキスの跡を残す。
――明日、真昼に跡が残っていたら――…
翌朝、朝ごはんにとサンドイッチを持ってきてくれた真昼の手首に、跡は見当たらなかった。
――そりゃそうだよな。あんな事、夢に決まってる……
ホッとしたような残念なような複雑な気持ちで苦笑している俺を、真昼が不思議そうに見る。
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない! あ、ちょうどコーヒー淹れたとこだから、飲んでいかないか」
周くんがさり気なさを装いながら手首を見たのを確認して、胸を撫で下ろした。
――この前、コンシーラー買っておいてよかった……
朝、シャワーを浴びている時に手首のキスマークに気付き、お化粧で誤魔化したのだ。
夢だと信じている様子の周くんに、思わず口元が微笑んでしまう。
今夜はどんな風に可愛がってあげようかと、考えるだけで胸が躍った。
お互いに合鍵を持っていたとしても、勝手に入ってシちゃうのは周ではなく真昼だと思うのです ( ˘ω˘)スヤァ |ω・)♡
周が夢だと思い込んでいるのは、自己肯定感が低いのと、ちょうどノンレム睡眠になる頃を見計らって真昼が忍び込んでいるのでしょう。さすがに一服盛ってはいないはず…たぶん
タイトルで”小悪魔さん”にするか”堕天使様”にするかで迷いました~
(*'ω'*)ドチラモ ヨイ♡