マサオは倒れたサヤカを、引きずるようにして電車の中から強引に連れ出した。
四十を超えて初めてできたセックスの相手を、たった一度の行為だけで失う訳にはいかなかった。
(なんとしてでも、この女を孕ませて自分のものにする!)
マサオの強い決意は、これまで女との縁がまったくなかった空虚な人生と、この先も同じような日々を送り続けるかもしれないという強い危機感から生まれていた。
それに、サヤカのような可愛い少女と、行為ができたのは偶然の積み重ねの奇跡でしかない。
本来なら近付くことさえ、宝くじの一等当選より確率が低く、この機会を逃せば絶対に女と関わることはできないだろう。
マサオもそれがわかっていた。だから、射精まで受け入れてくれたサヤカを、簡単に手放す訳にはいかなかった。
女性との経験がなかった彼は、セックスを繰り返せば愛が生まれると本気で思っていた。
(この後、ホテルに連れ込み、自分のことを好きにさせるまでセックスを繰り返す。そして、自分なしでは生きられない身体にしてやる……)
マサオの身勝手な思い込みは度を超えていた。初めての相手がこんなに可愛い美少女。自分のペニスを包み込んでいた柔らかい感触が、いまだに頭から離れずに周りなど見えなくなっている。
拘束するように肩を強く抱きながら、彼女を連れてホテルまでの道のりを歩く。
絶対に逃がしはしないと、心に強く決めていた。
処女を奪われたショックで、いまだにパニックのサヤカは、ホテルに連れ込まれると予見してるのに逃げ出すことができなかった。
何もかもが嫌になり、生きる希望すら見いだせない。
この後、また地獄のような行為が繰り返されるというのに、それすらどうでもいい。
この男に汚されてしまった身体は、もう元には戻らないのだ。
彼女はマサオの身勝手な行動で、心に深い傷を負っていた。愛のある相手とするはずの、子供を作るという行為を、こんな訳のわからないおじさんにされてしまったのだ。
しかも、見知らぬ人間が大勢いた電車の中で──。
強制的に子種まで宿され、サヤカはもうどうでも良くなっていた。
彼に連れられるまま、フラフラとした足取りでラブホテルの門を潜る。
絶望した彼女も、彼と同様に周りなど見えなくなっていた。その自暴自棄な考えが、マサオを勘違いさせてることにすら気付かない。
マサオは受付のタッチパネルの操作を手早く終えた。そして、部屋に入るなり、彼女の唇を強引に奪おうとする。
改めて見ると、彼女の容姿は本当に可愛い。クリっとした二重のどんぐり眼。肌理の細かい透き通るような肌は、柔らかいのに張りがある。
鼻筋がシュッとしていて大きくも小さくもない。少し厚みのある唇は、プルンとしていてかなり柔らかそうだ。
マサオは我慢ができなかった。
その唇の柔らかさを、今すぐにでも味わいたかった。ファーストキスだが、この娘となら異存はないし、むしろ歓迎できる。
彼女の頬を両手でギュッと押さえ、しっとりと濡れた唇に吸い付こうとする。
「嫌っ……やめて!」
しかし、彼女は顔を背けて、頑なにそれを拒もうとする。トロールのような顔が目前に迫り、身の毛がよだつほどの不快な気分を感じていた。
彼女にとっても、これがファーストキスだ。いくら処女を奪われた相手でも、顔の迫るその行為をこんな不細工な相手とはしたくはない。
それだけは絶対にさせまいと必死に逃れようとする。
だが、マサオも必死だった。力任せに顔を引き寄せ、そのプルンとした唇を強引に奪っていく。
ムチュムチュと音を立ててキスを繰り返し、その小さな唇を夢中で貪る。
モワッと漂う生ゴミが腐ったような口臭──。
気色の悪いザラザラと荒れた唇──。
口の周りをベッチョリと濡らす唾液──。
現実から逃れるように彼女は強く目を閉じる。
だが、マサオはそんな彼女を見つめながら、そこを蹂躙するように舌をねじ込ませていった。
彼女のプニプニした唇は思った以上に柔らかく、吐き出す息も爽やかで嫌な臭いは一切ない。
瞳を閉じるその表情も愛おしく、こんな美人と繋がっていたことに改めて感動していたほどだ。
『絶対に誰にも渡さない!』その心情が、興奮する彼の行動に表れている。
彼女の後頭部を優しく撫でながら、マサオは濃厚なキスをひたすら繰り返していった。
サヤカは悪夢のような現実を必死に耐えていた。
侵入した舌が口の中の至るところを、ペロペロと舐め回し、身の毛もよだつほどの不快感を与えている。
やがて、その舌が自分の舌に巻き付いて、優しい力加減でクルクルと回っていく。
それと同時に、片方の手が胸元のボタンをプチプチと外し、ブラジャーが捲られて胸の膨らみが、剥き出しにさせられていった。
そして、露わになった乳首を指先でキュッと摘ままれ、軽い力でクリクリと捏ねられていく。
それをされた途端、彼女の力が一気に抜けた。
嫌だと思うのに、また胸がキュンキュンと締め付けられて、摘ままれた所がジンジンと熱くなっていく。
その顔付きは力が抜けてトローンとなり、全てを受け入れるかのように、マサオのされるがままになっていく。
それでも彼女は、必死に理性を保とうとしていた。だが、頭がボーっとなり考えも纏まらない。
ファーストキスまで奪われてしまったというのに、甚振られている乳首のことで頭がいっぱいで、他のことにまで気が回らない。
どんなに意識を逸らそうとしても、指の温かさと指紋の凸凹した形状までが、乳首を通して鮮明に伝わってくるのだ。
彼の指先が蠢くたびに、ゾクゾクした快感とモヤモヤした切ない思いが身体中を駆け巡る。
彼女は唇を奪われたことなど、もうどうでも良くなっていた。いつのまにか、彼の動きに合わせるように、絡らんだ舌をクルクルと回していた。
そんな彼女の反応を見て、マサオはニンマリとほくそ笑む。
(どんなに拒んだ様子を見せても、この女は結局、僕のことを受け入れているんだ……)
マサオがそう思うのも無理はない。うっとりとした顔でキスに応じるその姿は、誰が見ても堕ちているようにしか見えない。
マサオはキスを繰り返しながら、朦朧としている彼女をベッドに連れて行った。
そして、彼女の着ているブレザーと肌けたシャツを脱がし、片乳だけ出したブラジャーのホックをプチっと外す。
その瞬間、プルンと揺れる豊満な胸が、弾むように飛び出してくる。
弾力性のあるその胸は、小ぶりなサイズのスイカのような大きさで、重量感もたっぷりと感じさせていた。
真っ白な膨らみの頂点には、ほんのりとしたピンク色の部分が控え目に広がり、ピンと突起する乳首が堂々と聳えている。
それを見たマサオは、ブラジャーを強引に奪い取り、彼女をベッドに押し倒す。そして、舌なめずりを繰り返しながらニヤリと笑って、その部分にゆっくりと唇を近付けていった。
自分の息を吹きかけながら、その部分にじわじわと迫る。だが、吸い付く素振りを見せながらも、中々そこには触れようとはしない。
その様子は、まるで最後まで大切に残しておいたショートケーキの苺を、頬張ろうとする子供のようだ。
舐めようと舌を突き出していながら、触れる直前に引っ込めたり、少し離れて息を吹きかけたりを延々と繰り返している。
それを見ているだけでサヤカは気が変になりそうだった。
吹きかけられる息の温もりだけで、意識が遠のいている。なのに、いつ吸い付いてくるのかが全くわからない。
それは、まるで蛇の生殺しにされてるようで、悶々とした思いだけが募っていく。
頭では『嫌だ』と拒否をしてるのに、心のどこかで吸い付くのを待ち望んでいる自分がいた。
サヤカはもう、それをしているのがトロールのように不細工な男だということまで、すっかり忘れていた。
険しい顔付で息を呑みながら、身体を捩って彼の前にある豊満な胸をプルプルと揺らしている。
そして──
舌を突き出したマサオの唇が、突起した部分をゆっくりと包み込んでいった。
その瞬間、口角を下げて泣きそうな顔をする彼女は、それを見ていられずに慌てて視線を逸らす。
見当違いの所に目を向けた朦朧とした顔は、今にも「ダメっ!」と言い出しそうな、やるせない思いが滲み出ている。
乳首をチューチュー吸われながら、先っぽを舌先でチロチロと擽られ、彼女の口から大きな溜め息が漏れる。
ビクビクと身体は痙攣し、息遣いは徐々に激しくなっていく。
声を出すまいと我慢してるようだ。だが、静まり返った部屋の中に、すすり泣くような声が少しずつ響き渡っていった。
敏感な乳首を持つサヤカにとって、人の口でそんな事をされるのは、とても耐えられるものではなかった。
唇はザラザラしているのに、口内は身体が”とろけて”しまいそうなほど温かく、ヌルヌルとした舌が敏感な部分を這いずり回るのだ。
生まれてきてから純潔を守ってきた彼女には、それは一種の拷問に等しかった。
電車の中で経験したあの感覚が再び蘇る──。
身体が小刻みに震え出し、その身体が大きく仰け反り始めていく。そして、何かを叫ぼうとしてるかのように、切なげな顔付きで震えた唇を大きく開き始めていった。
しかし、彼女のそんな様子を見たマサオは、ニヤニヤ笑いながら、咥えていた乳首を口からサッと離していった。
マサオはこの時、彼女の弱い所が乳首だということに気が付いていた。
電車の中でオシッコを漏らし、虚ろな瞳で放心してたのも、乳首を吸われていた時だ。
ペニスを挿入し、出し入れを始めた時ですら、こんな反応は見せなかった。
明らかに絶頂を向かえる前の悩ましい姿を見て、マサオはそれを確信し、ある計略が頭に浮かぶ。
(射精の瞬間に彼女をイカせ続ければいい。そのタイミングで快感を与え続ければ、僕なしでは生きられない身体になるはずだ)
それは、余りにも身勝手な思い込みだった。
だが、絶頂を向かえる寸前だった彼女は、お預けを食らった犬のように、瞳を潤ませ途方に暮れている。
マサオはそれを見下ろしながら、彼女の履いている短めのスカートを脱がしていく。
そして、それを頬り投げると、お漏らしでびしょ濡れのパンティまで下ろしていく。
ムチムチの太股に巻き付いて、パンティのサイドがクルクルと捩れていった。
再び目にした彼女の大切な部分を見て、マサオは息を呑む。
こんもりと膨らんだ土手に、パヤパヤと生えた陰毛──。
その中央にくっきりと浮かび上がるスジは、電車の中でペニスを受け入れてくれた割れ目だ。
感動を隠し切れずに、嫌らしい顔つきでニヤニヤと笑う。
そして、自分の着ている服を一枚いちまい脱いでいく。
彼女は赤面しながら両手でそこを咄嗟に隠す。しかし、その脚はマサオの手で大きく広げられていった。
~to be continued~