診察中だった──。
そう思っていたのに、ナツコのあそこには、何故か検診していたはずの医者のペニスが、深々と突き刺さっていた。
おかしいとは思っていた。何故なら、局部を触る彼の手付きは、ずっと愛撫をしてるようにしか感じなかったからだ。
最初に「胸を診ます」と言われ、患者衣を肌けた時に、そこに向けられたあの目付き。
それは嫌らしさに満ちていて、その後の触診も前戯をされているようにしか思えなかった。
敏感な所に聴診器を当てられ、ヒクヒクと身体を震わせているのに、躊躇なく乳首は摘ままれ、捏ね繰り回されていった。
堪らず「あんっ!」と声を上げると、医者は悪びれた様子もなく、ニヤリと笑った。
声も出せずに、息を弾ませ朦朧としていると、いつの間にか乳首は咥えられていた。
医者は「これも診察です……」と言っていたが、乳首を転がす舌の動きは、どう考えてもそうは思えない。
咽び泣くような声を漏らしながら、彼女はその行為を必死に耐えた。
妊娠中のナツコが、この産婦人科に通うことになったのは、夫の転勤が理由だった。
初めて通う産婦人科には不安もあった。だが、行きつけの医者が紹介状を書いてくれたことで、少し安心していた。
それが、こんなことになるなんて……。
検診台の股受けに足を乗せて、恥ずかしい部分を丸出しにしたナツコ。その脚の間には、白衣を着た医者の身体が入り込んでいる。
ズボンのファスナーからペニスだけを出し、穴の中にそれを突っ込んで、満足そうな笑みを浮かべている。
彼女は突然のことに気が動転していた。だが、それ以上に身体の力が抜けていた。
見ず知らずの男のものが、絶対に侵入させてはいけない所に入ってる。なのに、中のものの火照るような熱さで、身体中に溶けるような感覚が広がっていた。
慌てふためくナツコを見下ろし、医者は下卑た笑顔を見せた。そして、叫ぶこともできない彼女を嘲笑いながら、腰を動かし始めていった。
医者の名はシンスケ。
親からこの病院を受け継いだ彼は、まだ三十代半ばだった。
だが彼が院長になって以降、経営は傾く一方で、良い噂など一つも耳にしない。
常に他人を見下し、患者ですら「治療対象」ではなく「扱う道具」としか考えていない。
彼にとって重要なのは、相手が利用できるかどうか──それだけだった。
代々受け継がれてきた病院にも、誇りも愛着もない。
ナツコにこんなことをしているのも、従順な道具になると踏んだからだ。
眼鏡の奥で吊り上がった目は、最初から何も映していない。
そして、口角を歪めて持ち上げた大きな口──その姿は、まるで異世界のアニメで見るガーゴイルのようだ。
彼は最初に彼女に会った瞬間、その控え目な性格を見て、利用できると確信していた。
弱みさえ握ってしまえば従順なペットになると……。
案の定、診察のフリをして反応を探ってみたが、彼女は耐え忍ぶばかりで強く拒否はできない。
旦那にも言えない秘密さえ作ってしまえば、その身体を好きにできる。それだけではなく、何でも言いなりになってなってくれるだろう。
彼はこの方法で、既に何人もの女に金を貢がせていた。
彼は医者でありながら、妊婦を労わるつもりもなかった。
彼女はパニックに陥り、過呼吸まで起こしている。
なのに、気にする素振りも見せず、ペニスの出し入れを淡々と繰り返していく。
しかも、そこの感触を味わいながら、患者衣の紐まで解く。
そして、それを肌けて素肌を剥き出しにする。
検診台の上で、結合している所を丸見えにして、身体を前後に揺らすナツコ。
両手で口を押さえ、声が漏れるのを必死になって防いでいた。
静まり返った診察室の中に、卑猥な行為の音だけが「ヌチュッ、ヌチュッ……」と虚しく響く。
出たり入ったりしている所から、溢れる分泌液は、次第に白く濁り始めていた。
それでも彼女は、声を上げることができなかった。
大声で叫べば、誰かが助けに来るかもしれない。
だが、こんな場面を人に見られたら、困るのはナツコのほうだ。
嫉妬深い夫にこのことが知られたら、離婚どころでは済まされない。
普段から横暴で、逆らうだけでも恐怖を覚える男だ。
その顔が脳裏に浮かぶだけで、喉がきゅっと締めつけられる。
これが悪夢であって欲しいと、心の中で祈り続ける。
だが、膣の中を擦り続ける丸みを帯びた亀頭の感触に、切なさがじわじわと込み上げていた。
彼女は泣きそうな顔をしながら、歯を食いしばって「気持ち良くない!」と、心の中で叫ぶ。
「どうだ、気持ち良いだろ?」
しかし、シンスケは彼女の心を踏みにじるように、不躾な質問を投げていった。
ペニスの抜き差しを繰り返しながら、にやけた顔で彼女の様子を伺っている。
口を押えて声を我慢する彼女は、否定するように首を激しく横に振る。
その反応を見た彼は、プルンプルンと揺れる小さな胸に手を伸ばし、その天辺の乳首を優しく摘まんだ。
そして、コリコリとするその部分を、優しく捏ね繰り回わしていく。
摘ままれたまま、半円を描くようにクルクルと回る乳首。
その瞬間、彼女の口から小さな喘ぎ声が漏れた。
敏感な所を擦り続けているものは、旦那よりも明らかに大きい。
やるせない思いが沸々と湧き上がり、堰を切ったように、口から声が漏れだしていった。
「あっ! ……あんっ! ……うぅっ!」
彼女のそんな様子を見て、シンスケは満足げに笑っていた。
膣の具合も、まったりしていて、想像してたよりも遥かに心地良い。
幸薄そうな目立たない顔付き。だが、良く見ると目鼻立ちも整っていて、美人の部類に入る。
泣きそうに悶えている顔も、男心を擽って、更に苛めたくなっていく。
彼は、彼女の股間に手を伸ばし、ベチョベチョになった部分をまさぐっていった。
そして、割れ目の根元でプックリと膨らむ所を、親指でゆっくりと愛でていった。
その瞬間、ペニスがギュッと締め付けられて、彼女の口から更に大きな声が漏れる。
その身体は、波打つように痙攣を繰り返し、何かを我慢するかのように、瞳をギュッと閉じて唇を噛んでいく。
ナツコはこれ以上、我慢することができなかった。
医者のシンスケは、思った以上に女性の身体を知っていた。
それは、どういう順序で触れば、彼女がイクのかを理解してるかのよう──。
もちろん、膣の中のペニスは、彼女の一番感じやすい所をツンツンと突き続けている。
「だ……ダメェ────────っ!」
彼女が叫んで仰け反ると、一気に膣がギューッと締まる。
無表情のまま突き続ける彼は、躊躇いもせず、その中に「ビュッビュ、ビュッビュ……」と精子を放出していった。
彼女は一瞬、気を失い朦朧としながら、身体をビクビクと震わせている。
しかし、中に注がれる熱いものを感じて、慌てて顔を上げた。
「……中に出したんですか?」
困惑した顔でそう呟く。だが、彼は全く動じていない。
涼しげな顔で、精子を出し続けたまま、何事もなかったように口を開いた。
「大丈夫ですよ。妊娠してるので着床の心配はありません」
人を見下したようなその言葉に、彼女はワナワナと唇を震わせていた。
まるで他人事のようなその態度は、悪いことをしてるという認識さえない。
「これ……レイプですよ……」
彼女は勇気を振り絞って声を上げた。
たとえ、妊娠の心配がなくても、好きでもない男に体液を出されたのだ。
自分のことを、まるで性処理道具としか思っていない──それが、どうしても許せなかった。
「違います……診察です。 でも、奥さんも感じてましたよね?」
しかし、彼はどこまでも落ち着いていた。
すべてを出し切ると、膣の中からペニスを取り出し、ズボンに仕舞う。
そして、たっぷりの精子が溢れてくるその部分を、ぼんやりと眺めていた。
「それに……こんなことがバレたら、奥さんの方が困りますよね?」
その一言で、ナツコの瞳からボロボロと涙が溢れる。
まるで、家の事情まで知っていたかのように、彼に弱みまで握られたのだ。
悔しくて堪らない。だが、実際その通りで泣き寝入りするしかない。
夫にこれを知られれば、何をされるかわからないのだ。
シンスケに見下ろされたまま、青ざめた顔で乱れた衣服を整える。
すると、彼は脱衣カゴからパンティを取り出し、それを彼女にサッと手渡した。
「セックスしちゃいましたね? 僕のいう通りにしてくれれば、この事は言いません。奥さんのここ、意外と気持ち良かったですよ」
彼はそう言いながら、ナツコの股間を指差した。そして、嫌らしい顔付きでニヤリと笑った。
(この人……狂ってる……)
そう思いながらも、彼から逃げ出すことはもうできない。
ナツコはあそこから精子を垂らしたまま、手渡されたパンティをゆっくりと履いていった。
~to be continued~