結局、キヨミとタクヤが公園に足を運んだのは、夕方近くになってからだった。
その頃には、あの二人の姿はとうになく、夕陽の沈み始めた公園には人影さえも見当たらない。
カラスの鳴き声が虚しく響く中、キヨミはタクヤをブランコに乗せ、虚ろな顔でその背を押していた。
胸の奥でほっとしながらも、なぜだかやり切れない思いが募っていく。
──タクヤは本気で、あの女を手に入れるつもりだ。
ハッキリと口にした訳ではない。だが、その目をみれば一目でわかった。
あんなに愛し合った行為の最中にも、どこかうわの空で、別のことを考えていた。
母としてではなく、女としてタクヤを誰にも渡したくはない。
だが、彼は一度狙った獲物を、決して逃がしはしないだろう。
「自分だけを見てほしい」──そう言いたい。
だが、そんな言葉を、彼が聞いてくれるはずもなかった。
相手を必要としているのは、タクヤではない。
キヨミ自身だ。
これまで育ててきた息子の性格くらい、手に取るようにわかっている。
「お母さん……ユキコちゃんのお母さんに、連絡してよ。こないだ、連絡先交換したでしょ?」
その言葉は、お願いしているようにしか聞こえない。
しかし、それは明らかな命令だった。
キヨミはもう、彼の言葉に逆らうことなどできはしない。
震える手でスマートフォンを取り出し、画面を見つめたまま、数秒だけ躊躇する。
そして──戸惑いながらも通話ボタンを押した。
次の日。
何の疑いも抱かず、二人はキヨミの家を訪ねて来た。
家に上がると、ユキコはすぐに元気よく駆けまわり始めた。
それに合わせてキャッキャと燥ぐタクヤの姿も、誰が見ても幼い子供そのものだ。
──だが、その視線の先にいるのは、常に母親のマキコだった。
まるで値踏みするような目で、彼女の姿をチラチラと見つめていた。
その視線は、服の色や形をなぞるように滑りながら、その奥にあるものを量っているように見えた。
だが、当の本人は幼い子供のタクヤを、まるで警戒などしていない。
年相応の無邪気な子供だと油断しているのか、躊躇なく側に引き寄せ、抱き締めている。
その手が勢いに任せて胸を揉んだり、股間に滑り込んだりしてるのに、まるで気にする素振りもない。
彼女は、タクヤのことを疑いようもなく、ただの子供としてしか見ていなかった。
今日の彼女は、白のTシャツに長めのピンクのスカートという、散歩にでも出かけるようなカジュアルな装いだった。
首元に巻いたシンプルなカーディガンは、ささやかながらも人目を意識したものに見える。
飾り気はない。だが、小綺麗で、どこか品のある出で立ち。
それは守られて育ってきた人間特有の、疑うことを知らない空気をまとっていた。
しばらくは家の中を走り回る子供たちを見守りながら、キヨミとマキコは子育ての雑談に花を咲かせていた。
やがてユキコは飽きてきたのか、リビングに置いてあったタクヤの絵本を読み始める。
それに合わせてタクヤも絵本に目を落とし、しばし静かな時間が訪れた。
そして、その静けさが、マキコの声でふっと途切れた。
「ごめんなさい……おトイレお借りしますね」
その言葉と同時に、タクヤの瞳がすっと細くなった。
キヨミは戸惑いながらも、ぎこちなく頷く。
「ど……どうぞ。トイレは、リビングを出てすぐ右側です」
胸の奥に、嫌な予感がじわりと広がった。
だがタクヤはすぐに動かない。
ユキコの隣で絵本を開いたまま、ただマキコの後ろ姿を見送っていた。
本を読みながら無邪気な笑顔を浮かべる。その姿は、誰が見ても普通の幼児だ。
ユキコもマキコも、少しも異変に気付いていない。
だがキヨミだけは違った。
タクヤの視線が、絵本ではなく──トイレへ向かったマキコの背中に貼りついていたからだ。
マキコがトイレへ行ってから、しばらくして。
タクヤは不意に立ち上がり、キヨミを見上げてニヤリと笑った。
「あっ。そうだ。僕、オモチャとってくる。ユキコちゃんに見せようと思ってたんだ」
そう言って、タクヤは軽い足取りでリビングを出ていった。
キヨミはその背を、見送ることしかできない。
呼び止めようと、反射的に手を上げる。
だが、喉の奥が固まり──言葉が出なかった。
そして部屋の扉がパタリと閉じる。
キヨミは呆然と、その扉だけを見つめていた。
その頃──
マキコはトイレの個室で、ようやく一息ついていた。
しばらくは娘に寂しい思いをさせると思っていた。
なのに、予想外のママ友ができた。
引っ越してきたばかりで、近所には知り合いもほとんどいない。
そんな自分たちを、家へ招いてくれる相手ができたのだ。
(運がいいな……)
そう思って、新しい生活に期待を膨らませる。
しかし──
次の瞬間、ドアが開き、そんな希望などあっけなく打ち砕かれていった。
カギは確かに掛けたはずだった。
しかし、開いた扉の前に立っていたのは、ニヤニヤと笑みを浮かべたタクヤだった。
どうやってカギを開けたのかはわからない。
だが、まだ幼い子供──。こんな悪戯を考えることもあるだろうと、無理に自分を納得させた。
マキコはほんの少しだけ動揺していた。だが、大人としての威厳を保つため、あくまで冷静に、穏やかに話した。
「こらっ……こんな所に入ってきちゃダメでしょ?」
しかしタクヤは、少し不満げな彼女の顔など、まるで見ていない。
チョロチョロとオシッコの流れる股間に目を向け、嫌らしい笑みを浮かべいた。
その表情は、完全に幼い子供のものではない。
まるでレイプ魔のような欲望に塗れたその顔に、マキコの背筋がゾッと凍る。
慌ててその場から逃げ出そうとするものの、身体が痺れたように動かない。
声すら出せず、青ざめて固まるマキコを前にして、タクヤは一歩、また一歩とゆっくり近付いてきた。
(この子は普通じゃない……)
気付いた時には遅かった。
タクヤは目の前まで来ると、彼女に目を向け──不敵な笑みを浮かべた。
そして、閉じている脚を強引に開き、オシッコの出ている部分を、身体を屈めて覗き込む。
「あっ! ……出てるぅ……出てるぅ~」
挑発するような、ふざけた態度。
だが、彼女は屈辱と恐怖を感じながらも、どうすることもできなかった。
排尿という”はしたない行為”を見られてるのに、途中にしているオシッコは止まらない。
なにより身体がいうことをきかなかった。
(……なんで身体が動かないの!? 声も出ない……)
そう思いながら真っ赤した顔を歪ませるマキコ。
その前で、タクヤは便器の中をジッと覗き込み、やがて排泄は静かに止まっていった。
マキコは少しホッとした表情を浮かべる。
だが、タクヤの次の言葉で、その顔が一気に青ざめていく。
「オシッコで汚れちゃってるね。僕が綺麗にしてあげる♪」
屈託のない笑顔を見せている。だが、その話の内容はマキコにとって、まさに恐怖だった。
必死になって首を横に振る。しかし、それ以上は身体が痺れて何もできない。
タクヤは便器に座るマキコの腰を引き寄せ、恥ずかしい所を丸見えにさせていった。
汚れた部分を突き出した大股開きのその格好。
まるで恥知らずな自分を見てくれと言わんばかり。
むろん、そんなつもりはない。
だが、脚を閉じて隠すことすらできないのだ。
ただ、目の前で起きている現実を、恐怖で引きつった顔のまま、呆然と見つめることしかできなかった。
そんな彼女を前にして、タクヤは跪きながらオシッコでビチョビチョになった部分に、ゆっくりと顔を近付けていった。
まだ、アンモニアの臭いさえ残る太股の間に、その小さな頭が埋もれていく。
その姿を見て、マキコは卒倒しそうになっていた。
(なに!? この子、いったい何なの!? ……狂ってる!)
彼女はこんな幼い子供が、こんなことをしようとしてるのが信じられなかった。
見た目はまさに“純真無垢”──。
なのに、どう育てばこうなるのか不思議でたまらない。
アンダーヘアーのベッタリ張り付いた部分に、ニュルっと突き出された小さな舌が密着していく。
タクヤは躊躇いなく”そこ”に口を付け、ペチャペチャと音を立てながら、雫まで丁寧に舐めとっていった。
(これって……クンニじゃん! ……私、こんな子供になんてことされてるの!?)
そう思いながらも、舐められている所はジンジンと熱くなっている。
どんなに否定しようと、徘徊している舌の動きは、愛撫にしか思えなかった。
しかも、小さいからこそ繊細で、普段は刺激されない所にまで行き届いている。
ちっちゃい唇が、優しく吸い付いては離れ。
舌が突き出されて、その周辺をペロペロと舐めていく。
それをしつこく繰り返され、マキコの息は次第に弾んでいった。
今にも泣き出しそうな口角の下がった口。
その顔には、今のやるせない思いがにじみ出ていた。
イケないことをしているのはわかっている。
でも、それは今までの誰よりも細やかで、快感がじわじわと込み上げてくる。
割れ目の始まりの所で、隠れていたクリトリスがプクッと膨らみ始めていく。
大きくなった瞬間、それは否応なしにタクヤの口に含まれていった。
そして舌が巻き付き、チュウ~と優しく吸われた途端、身体中に衝撃が走る。
どんなに食い止めようとしても、込み上げてくる衝動を抑えることはできなかった。
(だ……だめっ! ……イク……イクっ……イッちゃ────う!)
絶頂と同時に、そこからビュッビュビュッビュと潮が吹き、タクヤの顔面に容赦なく吹き掛る。
それでも、我を忘れたマキコには止めることなどできなかった。
「おばさん……イッちゃったね」
タクヤは顔と衣服をビショビショに濡らしながらも、そう言ってニヤリと笑う。
そして、自分の履いているズボンとパンツを一気に下ろし、隠れている股間を丸出しにさせていった。
「今度は……僕を気持ち良くしてもらう番だよ~♪」
そう言って無邪気に笑う姿は、やはり子供にしか見えない。
しかし、剥き出しになったそこの大きさは、まるで大人。
──いや、悪魔の尻尾のような形のそれは、人間のものとさえ思えなかった。
カリ首を目一杯に広げて、天に向かって聳え立ち、まるで単体の生き物のようにウネウネと揺れ動いている。
朦朧とするマキコは、グロテスクなそれを前にしながらも、驚くことすらできなくなっていた。
これから、何が行なわれようとしてるのかは薄々は気付いている。
だが、意識がボーっとして思考が定まらない。それに、なぜこんな事態になってるのかも見当がつかない。
それでも膝まで下ろしたパンティが、タクヤの手によって脱がされていく。
いまだに身体は動かないのに、感覚だけは研ぎ澄まされて、その肌触りが背筋をヒヤリとさせいく。
(やめて! ……こんな子供としちゃったら、私、誰とも顔を合わせることができない!)
切実に願うものの、タクヤの暴走は止まらなかった。
大きく開いた太股の間に、小さな身体が入り込み、敏感な部分に硬くなったものが突き立てられていった。
人肌の温みを感じるその先端が、絶頂を向かえて閉じた割れ目を、強引に抉じ開ける。
そしてピチャっと音を立て、しっとりと濡れた部分をなぞるように、行ったり来たりを繰り返していった。
すると、その部分がまた熱くなり、身体中の力が抜けていく。
罪悪感を感じているのに、疼き始めたその部分が、求めるように粘膜を溢れさせていく。
「おばさんのここ温かいじゃん……ほら、入ってく、入ってく、入っていくよぉ~」
タクヤはそう言いながら、ゆっくりと腰を前に出し、突き出たものを柔らかい部分に埋もれさせていった。
挿入されていくその感触に、マキコは意識を飛ばしそうになっていた。
これまで生きてきて、これほどの刺激を味わったことなど一度もない。
極端に開いた傘が、敏感な膣壁をボリボリと擦っているのだ。
痛みを感じるほどではない。だが、その感触は今までの経験を覆すには充分だった。
「ふふふ……締まってる、締まってるぅ~」
意識などしてない。なのに、膣が勝手に中に入ったものをギュッと包み込んでいく。
(やだ! ……やだよぉ~)
そう思ってるのに身体はいうことをきいてくれない。
それが根元まで埋め込まれ、子宮口まで届いた時、痺れていたマキコの身体が急に動き出し、その口から思わず切なげな声が漏れた。
「あぁっ! ……んっ!」
マキコは咄嗟に両手で口を塞ぐ。
だが、それと同時にタクヤの腰が動きだし、逃げることすらできなくなった。
「ヌチュ、ヌチュ……」と音を立てて、出たり入ったりを繰り返すものは、身体中を火照らせて急速に力が抜けていく。
必死の形相で、その刺激に耐えるマキコ。両手で口を押え、声を出さないようにするのが精一杯だった。
それでも荒い呼吸が手の隙間から「ふぅー、ふぅー」と漏れている。
タクヤの腰が動くたびに、強烈な快感が膣の中を襲い、そのこと以外は考えられなくなっていく。
(ど……どうしよう……わ、私、ママ友の子供とセックスしちゃってる……)
背徳感を感じながらも、気持ちの良さには抗えない。
彼の腰の動きに合わせて、身体が前後に揺れ動き、便器がギシギシと軋んでいった。
タクヤは繋がった部分をジッと見つめながら、黙々と腰を動かし続けている。
その視線の先にあるのは、割れ目の根元でプクッと膨らむクリトリス。
淡々と腰を動かし続けながら、小さな指が濡れ細った部分を甚振っていく。
その周辺を、しなやかな指がクルクルと回ったり、根元の部分を優しく撫でられて、彼女の身体がピクピクと震えていった。
「う゛ぐぅ────────────っ!」
声にならない絶叫。
圧倒的な衝撃が身体中を駆け巡り、彼女は耐えきることなどできなかった。
白目を剥いて大きく仰け反り、身体をビクンビクンと痙攣させている。
それと同時に、中に入ったものから熱いものがビュッビュビュッビュと飛び出てくる。
子宮口に勢いよく当たるその感触に、彼女は呆然としていた。
つい、最近まで赤ん坊だった子供と子作りをしてしまったのだ──。
こんなことは誰にも言えないし、墓場まで持っていくしかない。
誰かに知られたら、罪人のように攻められるのは自分自身なのだ。
青ざめた顔のマキコを見て、タクヤはニンマリと笑った。
二人目の下僕ができたことに喜ぶその様子は、まるで悪魔のようだった。
~to be continued~