「ゆかりちゃん相変わらず胸無いねぇ」
「…っ、お互い様でしょう…」
後ろから無遠慮に私の胸を揉みしだきながらデリカシーの欠片もない発言をする先輩に溜息をつきながら与えられる快感に耐える。どうせすぐにすることになるだろうと、バスローブの下に何も着用しなかったのはまずかったかもしれない。すっかり開発された身体は特に技術もない揉み方にも微弱な快感を見出してしまい、つい声が漏れる。
「むぅ、生意気だなぁ。あんなに素直で可愛かったゆかりちゃんはどこに行っちゃったのかなぁ?」
「貴方の教育の賜です、ぅん…。っ、あっ!」
「そうかぁ、私のせいか。じゃあ、もっと気持ちよくさせてあげないとね」
「ん、やぁ…っ!あっ!」
胸の頂をぎゅっと摘まれたりかりかりと引っ掻かれるだけで喘ぎを上げてしまう身体が恨めしい。先輩はその間にも舌をうなじや耳元に這わせたり息を吹きかけたりしてくる。ゾクゾクともピリピリともつかない微弱な快感に情欲を煽られ、体温がじわじわと上がっていくのを感じる。
「んやぁ…!やめっ…、ミクさん…っ!」
「だぁめ、ゆかりちゃんの声もっと聴きたいもん。だからゆかりちゃんも声我慢しないでね?」
「そん、なぁ、あっ!」
私の意見など意に介さずミクさんは責め手を強める一方で、私はされるがままだ。電子の歌姫なんて呼ばれて世界中の人々から羨望や憧れの視線を集める彼女が、こんな風に同性の後輩を弄ぶことに夢中になるような人だなんて誰が信じるだろう。熱狂的な男性ファンなんか卒倒してしまうかもしれない。
「…ぃ、ひっ!あ、あぁ!」
「また余計なこと考えてたでしょ。ゆかりちゃんは何も考えなくていいの。ただ気持ちよくなっちゃえばいいの。お仕置き、イッちゃえ」
「ぁ、ああぁ…!」
ぎゅっ、ぎゅっと胸の蕾を摘まれて現実に引き戻される。不満げに気持ちよくなれとミクさんは言う。先程まで責められて私の意志を無視してぷっくりと膨れ上がった胸の先端を一際強く引っ張られて、私は情けない声を上げながら絶頂へと押し上げられた。
「ふふ、胸だけでイっちゃったね。いい子いい子」
「…うる、さいです…」
「むぅ、すっかり私好みの変態さんになってくれて嬉しいんだけれどなぁ」
いい子なのか変態なのかどちらかにしてほしいし、なんならどちらともお断りしたいくらいだが、そこまで言う余裕なんてない。荒く息を吐きながら後ろに座るミクさんにもたれかかるようにして体重を預ける。そんな私を抱きしめるようにして支えてくれる先輩に有難さを覚えながら呼吸を整えようとする。
くちゅり。
「ひっ…!?」
「あは、トロトロだ」
だが、ミクさんはそれを許しはしない。力の抜けきった私の脚に手を伸ばしたかと思うと、そのまま脚の付け根まで這わせてそのまま恥ずかしいくらいに濡れそぼった私の秘部へと触れる。抵抗しようにも力が入らない上に、ミクさんが抱きしめる力を強くするものだから逃れようがない。私にできる唯一のことはミクさんが与える快感に耐えることだけだった。
軽く押し込むようにして挿し込まれたミクさんの指を、私の秘唇は欲張りみたいに呑みこむように咥えこんで離さない。ふふ、と耳元で笑う気配がして恥ずかしさで顔が赤くなる思いだった。しかし、その羞恥心もすぐに快楽で流されてしまう。
「あ、あっ、だめ、ミクさ、っ!やぁ…っ、も、イっちゃ…!」
「駄目じゃないでしょ?このまま気持ちよくなろうねぇ」
ぐちゅぐちゅとミクさんの細くて綺麗な指が私の秘部を抉る。私の身体の奥の方から溢れ出る蜜は止めどなく溢れてくる。自分の意志とは関係なく流れ出るそれが、己の卑しさを見せつけているようで恥ずかしい。
「ゆかりちゃん?もう、私の手首までびしょびしょだよ、欲しがりさんだ」
「いやぁ、いわないでください…っ、あぅ…!」
「もう、かわいいなぁ」
そう笑いながらミクさんは、抱きしめるように私の肩の辺りに回していた手も下の方に伝わせる。肩から胸の真ん中の辺り、そうしてお腹をなぞりお臍の周りを緩く撫でられる。思わず「んっ…」と小さく喘いでしまい恥ずかしくなる。しかし、ミクさんの指はそんなことお構いなしに下腹部へと進んでいく。そうして、以前先輩にそうされて以来保っている無毛の秘部へともう一方の手が迫る。そこまで辿り着いて、すっかり蕩け切った私の頭は漸くミクさんの意図に気付いて。
「まっ、て、せんぱ…、そこは…っ!」
「…だ、ぁ、め?」
「あ、あぁああ!!」
そう言って、ミクさんの指は私の秘芯に触れる。ぐっ、と押し込むように刺激されると、今までの比でない快感が全身を駆け巡る。そのまま、ミクさんの指は恥ずかしいぐらいに膨れ上がった秘芯をきゅ、と摘んだり、くるくると転がすように絶え間なく刺激する。
「やぁ!み、みくさん、つよ…いぃ!もう、イく、イくぅ…!」
「ふふ、いいよ…。…イッちゃえ」
恥も外聞もなく取り乱すように叫ぶ私の耳元で、ミクさんはいつもより低い声で囁く。それと、秘芯が一際強い力で摘まれるのと蜜壺の呑みこまれた指がぐり、と私の弱点を抉るのは殆ど同時だった。
「あ、ああああぁあああっ!?」
殆ど悲鳴のような嬌声を上げて私は大きく身体を反らした。ぷしゃあ、と潮が噴き出るのも気にする余裕なく、そのまま後ろに倒れ込む。今度はミクさんの代わりに私の家にあるものよりも何倍も高そうなふわふわと柔らかいベッドが私を受け止めた。そのまま、仰向けに呼吸を整える私の傍らでミクさんは指に纏わりついた私の愛液とも潮ともつかない液体を舐めとっていく。大人っぽさよりは可愛らしさに寄った彼女のイメージとかけ離れた妖艶な仕草に、先程まで嫌というほど快感を与えられていた下腹部がずぐんと疼く。私よりも私の身体について詳しいかもしれない先輩は、その様子に察しよく気付いたようで。
「…ふぅん、ちょっと休憩入れた方がいいかなぁ、なんんて思ったけどまだまだ大丈夫そうだね?むしろ、もっと欲しいのかな?」
「…べ、べつにそんなこと、ないです」
「もう、素直じゃないなぁ」
私のくだらない見栄も見透かしてミクさんは笑う。つい先程まで着ていたバスローブをするりと脱ぎ捨てて、まだ荒い息を整えている私の上に馬乗りになる。ちゅく、と腹部に湿り気を感じて、先輩もまた私の情けない痴態に興奮していることを知り下腹部の疼きが一層強くなる。
「今度は一緒に気持ちよくなろうか、ゆかりちゃん?」
そう、薄暗がりの先に見えたミク先輩の表情は普段の可愛らしさからはかけ離れた妖艶で情欲を誘うものだった。