冴えない高校生は同級生アカネと六花のラブ媚びサンドイッチから逃げられない 作:O・クロダ
原作:SSSS.GRIDMAN
タグ:R-18 ガールズラブ オリ主 ハーレム ダブルフェラ 制服 放課後
クラスで空気の男子高校生・ユウには、彼女が二人いる。校内人気No.1の新条アカネと、全校男子が憧れる校内のマドンナ・宝多六花。「なんであいつが」と全校生徒が首を傾げるが、二人は本気だ。本気すぎるくらい、本気だ。
ある放課後、いつもの旧視聴覚室。
アカネ「今日はユウ、何もしなくていいからね。全部、アタシたちがするから」
六花「うん。ユウくんは気持ちよくなるだけでいいの」
好きすぎて止まらない。甘えて、媚びて、奉仕して、搾り取る。逃げ場なしの全力ラブ媚びサンドイッチ。
※一話完結。お手軽ハーレムエッチです。何も考えずにどうぞ。ヒロインは二人とも主人公大好き、最初からラブラブ、恋愛パートは全カットです。脳を溶かしてお楽しみください。
モテるモテないの格差社会って、現実にある。僕みたいな趣味もオタクで家にこもりがちなタイプは、クラスのカーストで言えば底辺もいいところで、女子と目が合うことすらめったにない。
はずだった。
はずだったんだけど。
「ねーユウー、今日の英語めっちゃ眠かったー」
左腕にむにっとやわらかいものが押しつけられる。藤色のボブカットが僕の肩にもたれかかって、甘い果実みたいなシャンプーの匂いがふわっと鼻をくすぐった。
その太陽が今、僕の腕にしがみついている。しかも制服ごしのHカップが明らかに潰れていて、ニーハイの太ももが僕の太ももに密着している。
「ユウくん、この問題の解き方、あとで教えてくれる?」
右手の小指に、つん、と冷たい指先が触れた。ノートを開いたまま、黒髪セミロングの美少女が横目でこちらを見ている。
その六花が、僕の小指にそっと自分の指を絡ませてきた。
なんで僕なんかに。
その疑問はもう何十回と浮かんだけど、答えは出ない。出ないまま、僕はこの二人の彼氏をやっている。全校生徒が「なんであいつ?」と首を傾げるなか、僕もまったく同じことを思っている。
でも、二人が好きだと言ってくれるのだから、信じることにした。信じないと、この幸福がぜんぶ幻になりそうで怖いから。
放課後の旧視聴覚室。特別棟の三階。もう誰も使わなくなった教室に、三人分の鞄が転がっている。アカネが生徒会のツテで手に入れた鍵で、ここが僕たちの秘密の部屋になった。
古いソファがひとつ。六花が持ち込んだクッションと、アカネが持ち込んだブランケット。カーテン越しに夕陽がオレンジ色に差し込んで、部屋全体がぬるく温まっている。
左からアカネの甘い果実みたいな匂い、右から六花のせっけんの匂い。二つが僕の鼻の奥で溶け合って、もうっとした女の子の匂いになる。その匂いを吸い込むたびに頭がぼんやりして、アカネの太ももの体温と六花の指先の冷たさが、やけにはっきり感じられた。
やばい。これだけで、もうちょっと反応しかけている。
と、アカネが六花のノートを取り上げた。
「六花、いつまで勉強してんの。始めるよ?」
「ふふ、せっかちだね、アカネ」
六花がノートを奪い返そうともせずに笑う。アカネが僕のほうを向いた。赤い瞳がきらきらしている。悪だくみの顔だ。
「ねえユウ、今日はねー、六花と相談して決めたことがあるんだ」
「え、なに」
「だって、ユウもう半勃ちしてるし」
「えっ」
見られてた。アカネの手が僕の太ももの上をすうっと滑って、制服の布越しにそこを軽く触った。指先だけ。わかっててやってる。
六花も「うん、わかってたよ。さっきから呼吸、速くなってたから」と涼しい顔で言った。
この二人、怖い。
「今日はユウ、何もしなくていいからね」
左耳にアカネの甘い声。
「ユウくんは気持ちよくなるだけでいいの」
右耳に六花の穏やかな声。
両方の腕を掴まれて、僕はソファの真ん中で身動きが取れなくなった。
アカネが左腕を抱え込む。Hカップの谷間に腕が埋まる。六花が右手を両手で握って、自分の膝の上に乗せた。
「抵抗しても無駄だからね? 六花、意外と力強いし」
「握力四十六キロあるから」
「……それは知らなかった」
逃げ場が、ない。左は校内人気ナンバーワンのHカップ。右は校内のマドンナの太もも。僕はサンドイッチの具だ。
世界でいちばん幸せなサンドイッチの具だ。
アカネが先に動いた。
僕の顎を指先でくいっと持ち上げて、自分のほうに向かせる。赤い瞳が至近距離で僕を見つめた。
「ユウ、こっち向いて」
ちゅ、と軽く唇が触れた。一瞬だけ。花びらみたいにやわらかい感触が離れて、アカネが「んふふ」と笑う。
「ユウの唇、やわらかい。好き」
好き、をこんなに軽く言える女の子を僕は他に知らない。アカネは好きを武器みたいに使う。何度聞いても慣れない。慣れないから、顔が熱くなる。
アカネはその反応を見て満足そうに目を細めてから、もう一度唇を合わせてきた。今度は離れない。ぐっと押しつけてきて、ちゅ、ちゅ、と小さな音が鳴る。唇を甘噛みされて、そこから舌の先がちろっと入ってきた。
あ、と思ったときにはもう遅い。アカネの舌がぐいぐい中に入ってきて、僕の舌に絡みつく。熱い。アカネの口の中は熱くて甘くて、果実みたいなリップの味がした。
「ん、ユウ、美味しい」
キスしたまま、舌を絡めたまま、アカネがそんなことを言う。言葉が唾液と一緒に流れ込んでくる。
「アタシの味、好き? ね、好き?」
好きに決まってる。でも答える余裕がない。アカネの舌に巻きつかれて、じゅる、と吸い上げられた。脳みそが直接揺さぶられるみたいな感覚がして、背筋がぞわっとした。
アカネの唇が離れた。唾液が糸を引いて、銀色にきらりと光る。
息を整える暇もなかった。右から、指先が僕の頬に触れた。
「ユウくん、こっちも」
六花の声は穏やかだった。でも指先に力がある。僕の顔をそっと自分のほうに向かせて、六花は半分だけ目を閉じた。
唇が触れる。六花のキスはアカネと全然違った。静かで、ゆっくりで、唇だけがそっと重なっている。離れない。ただじっと、触れている。
呼吸のたびに吐息が交わる。六花の息は甘くて、少し震えている。
「ん……ユウくん……」
囁くように名前を呼ばれて、唇の隙間から六花の舌がゆっくりと滑り込んできた。アカネの舌が熱くて速いなら、六花の舌はぬるくてねっとりしていた。奥の奥まで丁寧に這い回って、僕の舌を絡め取る。時間の感覚がおかしくなるキスだった。
「好き……ユウくんの味、好き……」
吐息ごと「好き」が流れ込んでくる。六花のキスは溶かされるみたいだ。じわじわと甘さが染み込んできて、身体の力が抜けていく。
このまま溶けてなくなってもいい、と本気で思った。
「ねえ、一緒にしよ」
アカネの声で我に返る。六花の唇がゆっくり離れて、また唾液が糸を引いた。
六花が「うん」と頷く。
左右から、同時に。
二人の顔が寄ってくる。
二人の舌が、左右から同時に僕の唇に触れた。アカネの舌は熱くて速い。六花の舌はぬるくてねっとり這ってくる。僕の舌を二人の舌が挟んで、じゅる、と吸い上げられた。三人分の唾液が混じって、唇の端から糸を引いて垂れる。頭の中が、ぐちゃぐちゃに溶けていく。
アカネと六花の舌が、僕の口の中で触れ合って、それぞれの味が僕の中で混ざる。れろ、んちゅ、じゅる。三人分のキスの音が部屋に響いた。
「ん、六花の唾液の味もする」
「ふふ、アカネの味もするよ」
二人が僕ごしに笑い合っている。僕の唇の上で、僕を挟んで。
もうだめだ。完全にだめだ。下半身がとっくに限界を訴えているのに、二人のキスが終わる気配がない。
三人のキスがようやく途切れて、アカネが身を引いた。唾液の糸がぷつんと切れる。
「そろそろ次、いこっか」
アカネが立ち上がった。ソファの前に立って、僕を見下ろす。赤い瞳がいたずらっぽく光っている。
「見ててね、ユウ」
ジャケットを肩から落とす。紫のリボンを指先でするすると引き抜いて、わざと自分の唇にリボンの先を当ててから、ぽいっと放った。
シャツのボタンを上から一つずつ外していく。アカネの指はわざとゆっくり動いて、ボタンが一つ外れるたびに白い肌が少しずつ覗く。鎖骨、谷間の始まり、ブラのレースの縁。白い布に包まれたHカップが、シャツの隙間からこぼれそうになっている。
アカネがシャツをばさっと脱ぎ捨てた。スカートも躊躇なく落とす。ニーハイだけ残して。
「ユウ、これは後で脱がしてね?」
ニーハイの上端を指でぱちん、と弾いて笑う。太ももの肉がニーハイの上にむにっと乗っていて、食い込みの線がくっきり見えた。白いブラと白いショーツ。その下にとんでもない量の肉が詰まっている。身長百五十二センチにHカップ。あらためて見ると、ほんとうに反則だと思う。
「どう? ユウの好きなやつでしょ」
腰に手を当ててくるっと回る。お尻がぷるんと揺れた。アカネは自分の身体に自信がある。見せつけるのが好きだ。好きというか、僕に見せるのが好きだ。他の男には絶対にしない。
「次、六花の番だよ」
「え、アタシが脱がすの?」
「違うよ。ユウに脱がしてもらうの」
六花がアカネの横に立った。落ち着いた顔をしているけど、耳の先がほんのり赤い。
六花は自分でブレザーを脱いだ。白いシャツ姿になって、僕のほうを向く。
「ユウくん、脱がしてくれる?」
その声が穏やかすぎて逆にどきっとした。六花は自分で脱がない。僕に脱がしてほしいのだ。
ソファから身を乗り出して、六花のシャツのボタンに手をかけた。一つ外す。六花の白い肌が覗く。鎖骨が綺麗で、その下にうっすらと透けるブラの色は淡い水色だった。
二つ、三つとボタンを外していく。指先が震えているのが自分でもわかる。六花の呼吸が少しだけ速くなっていた。
「スカートも、お願い」
六花の腰に手を回して、スカートのホックを外した。金具がかちっと音を立てる。ゆっくり布を下ろしていく。腰のくびれが現れて、その下に──
僕は息を呑んだ。
六花のスカートが落ちた瞬間、視界が変わった。あの細い腰から下が嘘みたいに豊かで、白い太ももがむっちりとショーツに食い込んでいる。ヒップのラインが丸く、ぷるんと震えた。
服の上から見ていた六花はスレンダーな美少女だった。でもスカートの下に、こんな身体が隠れていたのか。太ももの太さと、ヒップの丸さと、ウエストとのギャップ。想像を何倍も超えていた。
「六花……こんなに……」
「恥ずかしいから、あんまり言わないで」
六花が両手でお腹のあたりを押さえた。でも隠しきれるわけがない。
それでも、六花は僕から目を逸らさなかった。
「でもユウくんには見てほしい。私のこういうところ、知ってるの、ユウくんだけだから」
耳まで赤いのに、目だけはまっすぐ僕を見ている。
その言葉が胸に刺さった。独占だ。六花の隠していた身体を知っているのは、世界で僕だけ。
「はい、じゃあユウ。座ったままでいいからね」
アカネが僕のベルトに手をかけた。六花が反対側からファスナーを下ろす。二人がかりであっという間に下半身を露出させられた。
とっくに硬くなっているのが丸見えで、恥ずかしいという感覚よりも先に、二人の反応が気になった。
「わ、もうこんなになってる」
アカネが目を丸くして、それからにっと笑う。
「アタシたちのキスで、こんなに? 嬉しい」
嬉しい、と言いながら、指先でちょんと先端に触れた。腰の奥がきゅんと痺れた。
「ユウくんの、大きいね。好き」
六花が隣で、静かに、でもはっきりとそう言った。恥ずかしそうに目を伏せるかと思ったら、じっと見つめている。青い瞳に僕のものが映っている。
二人がソファの前に膝をついた。左にアカネ、右に六花。僕のものが二人の顔の真ん中にある。
この構図だけで頭がくらくらする。校内人気ナンバーワンと校内のマドンナが、僕の前にひざまずいている。現実感がない。
アカネが先に頬を寄せた。右頬で、すりすりと擦りつける。
「あったかい。ユウの匂いがする。好き」
頬のやわらかさが直に伝わってくる。低身長のアカネが上目遣いで僕を見上げていて、赤い瞳がとろんと潤んでいた。
舌が伸びてきた。根元からゆっくり舐め上げて、先端に到達すると、ぱくっと口に含む。
「んー、ユウの味」
含んだまま言うものだから、振動が伝わって太ももの筋肉がぴくっと引きつった。じゅる、と音を立てて吸われる。アカネのフェラは積極的で、音が大きくて、見せつけるように上目遣いを絶対に外さない。
「ねえユウ、気持ちいい? アタシの口、気持ちいいでしょ?」
先端から唇を離して、唾液の糸を引きながら聞いてくる。気持ちいいに決まってるだろ、と思うけど声にならない。
「私も、いい?」
六花が反対側から遠慮がちに、でもためらいなく舌を伸ばした。アカネとは対照的に、六花は目を閉じてゆっくり舐める。味わうように、丁寧に。舌先が裏筋をなぞると、甘い痺れが背骨を駆け上がった。
「ん……ユウくんの味、少し塩っぽくて、あったかい」
六花がぽつりと呟く。美術館で絵を見るみたいな静かな声で。
二人が左右から同時に舌を動かし始めた。アカネは速くて熱い。六花はゆっくりでねっとり。テンポもリズムもまるで違うのに、二つの快感が混ざって頭がおかしくなりそうだった。
先端で、二人の舌が触れ合った。
「ん、六花の舌」
アカネが笑う。六花も「ふふ」と笑う。僕のものの上で、二人の舌がちろちろと絡み合って、それからまた別々に動き出す。
「ねえ六花、アタシのほうが上手だと思わない?」
「どうだろ。ユウくんに聞いてみたら?」
六花が静かに言い返して、じゅる、と先端を深く含んだ。喉の奥まで。アカネが「ちょ、六花ずるい」と慌てる。
二人がペニスを頬で挟んだ。アカネの右頬と六花の左頬が、僕のものを両側から挟んで、ふたりの頬のやわらかさと温度が直に伝わってくる。あったかい。やわらかい。頭がぐらぐらする。
二人が交互に先端を口に含んでは離す。含んで、舌を這わせて、離す。もう片方が含む。リレーのように。
「ユウ、出したくなってきた?」
アカネが唇を濡らしたまま聞いてくる。
「まだダメだよ?」
六花が静かに、でもはっきりと言った。
「もうちょっとだけ、我慢して? 私たちを、もっと感じて」
ムリだ。二人の口で、二人の舌で、二人の頬で。こんなのムリに決まってる。
でも二人が「まだダメ」と言うのだから、僕にできるのは歯を食いしばって耐えることだけだった。
「六花、先にしな?」
アカネが唇を拭いながら言った。六花がぱちぱちと瞬きする。
「え、いいの?」
「うん。アタシは見ててあげる。六花の可愛い顔、ユウに見せてあげなよ」
六花は少しだけ唇を噛んでから、「うん」と頷いた。
六花が僕の上にまたがった。水色のブラから覗くDカップの谷間が目の前に来る。太ももが僕の腰を左右から挟んで、その太さとやわらかさに今さらながら驚いた。服の上からは想像もつかない肉感だ。
「ユウくん、入れるね?」
六花の手が下に伸びて、僕のものを掴んだ。細い指が硬さを確かめるように握って、先端を自分の入口に当てる。ショーツはもう横にずらされていて、そこはとっくにぬるぬるに濡れていた。
ゆっくりと、腰が沈んでいく。
「っ、ん……すごい、ユウくんの、ぜんぶ入ってく……おなかの奥まで」
六花の眉がきゅっと寄る。唇を薄く開いて、吐息が漏れた。じわじわと中に沈んでいく感覚。六花のなかは、ぬるくて、きつくて、奥に行くほど温かくなった。
根元まで入った。六花がふうっと息を吐いて、僕の手を取った。自分のお腹に当てさせる。
「ここ。ユウくんの、ここまで来てるの」
お腹の奥で、脈打つような感覚が指先に伝わった。六花が僕の目を見て、小さく微笑む。
ゆっくり腰を動かし始めた。小さな上下運動。ぬるん、ぬるん、と濡れた音が鳴る。六花の黒髪が揺れて、青い瞳が少しずつとろんと蕩けていく。
僕が無意識に腰を突き上げた。ほんの少しだけ。
その瞬間、六花の目が変わった。
「あっ、そこ……ユウくん、そこ、すごい……」
声の色が変わった。穏やかだった声に甘さが混じって、息が荒くなる。六花が自分で腰の動きを速めた。止められないみたいに、どんどん速く。
「もっと、もっと奥に……ユウ、もっと……」
くん、が抜けた。六花が「ユウくん」ではなく「ユウ」と呼んだ。それだけで、心臓がどくんと跳ねた。
「ねえユウ、六花のお尻見たくない?」
隣に座っていたアカネが、僕の耳元で囁いた。見たくないわけがない。それが顔に出ていたらしい。
アカネが六花の肩に手を置く。
「六花、向き変えなよ。ユウ、六花のお尻大好きだから」
「……そうなの?」
六花が腰を動かしたまま、僕を見た。僕は目を逸らせなかった。
六花が赤くなった。でも、目は逸らさなかった。
「じゃあ……見せてあげる」
繋がったまま、六花がゆっくりと身体を回す。背中が見えた。白い肌。腰のくびれ。そして──
視界が全部お尻で埋まった。
白くて丸いヒップが、僕の目の前にある。スレンダーだと思っていた六花の、信じられないくらい豊かなお尻が、すぐそこにある。
「ユウくん……ちゃんと見ててね?」
六花が振り返った。黒髪が肩からさらりと落ちて、
腰が動き出す。白いヒップが目の前で上下するたび、ぷるん、ぷるんと揺れて、結合部から濡れた音がした。ぐちゅ、ぬちゅ、と生々しい音が教室に響く。
両手で六花のヒップを掴んだ。指がむにっとめり込む。やわらかくて、弾力があって、指の跡がじんわり赤くなった。
「ん……ユウくんの手、あったかい……もっと触って。お尻、ユウくんのだから」
六花がそんなことを言う。校内のマドンナが。全校男子が憧れる宝多六花が。「お尻、ユウくんのだから」って。
腰の動きがどんどん激しくなる。お尻がぱん、ぱんと僕の下腹部にぶつかる。
「もっと、もっと動いて……ユウ、まだ足りない……」
六花の声がもう、普段の六花じゃなかった。甘くて、切なくて、ねだるような声。
アカネが六花の顔を覗き込んで「六花、すっごいエッチな顔してるよ。ユウに見せてあげたいなあ」と楽しそうに言いながら、六花にキスをした。六花の喘ぎ声がアカネの唇に吸い込まれる。
六花の腰の動きが不規則になった。ヒップがぶるぶると震える。太ももが僕の腰をぎゅっと締めつけた。
「ユウ……好き、好き、ユウのが好き……もう止まらない」
六花の背中がぐんと反って、肩甲骨が浮き上がった。黒髪がばさっと広がる。足の指がきゅっと丸まって、なかがぎゅうっと収縮して、僕のものを絞り上げた。
振り返った六花の目から涙が一筋落ちた。
校内のマドンナの、誰にも見せない顔だ。
「次、アタシね!」
六花がまだ余韻で震えている横で、アカネが元気よく手を挙げた。すでにブラのホックを外して、Hカップが丸出しになっている。いつの間に。
アカネはソファの上に四つん這いになって、お尻を僕のほうに突き出した。
「ほら、ユウ。アタシのお尻、好きでしょ?」
ニーハイが太ももに食い込んで、その上にたっぷりの肉が乗っている。お尻がぷりっと持ち上がっていて、ショーツの奥が見える。すでにぐっしょり濡れていた。
「早くしてよ。アタシ、六花のこと見てて、もうグショグショなんだから」
恥ずかしいことをさらっと言う。アカネはいつもそうだ。恥ずかしいことを恥ずかしくなさそうに言って、でも耳の先だけ赤くなっている。
ショーツを横にずらして、一気に入れた。
「んあっ──きた……ユウの、きたぁ……」
アカネのなかは六花とまた違った。熱くて、ぎゅうっと吸いついてくる。六花がぬるくて深かったのに対して、アカネは熱くてきつい。
「もっと激しくしていいよ、ユウ。アタシ、壊れないから」
壊れないって言うから、遠慮なくいった。腰を掴んで、奥まで突く。ぱん、ぱん、とアカネのお尻に腰を打ちつけるたびに、ニーハイの上の太ももが波打つ。Hカップがぶるぶる揺れて、藤色の髪が汗で首筋に貼りついている。
思わずお尻を叩いた。軽く。でもぱんっと小気味いい音が鳴った。
「やっ」
アカネが跳ねた。叩かれた跡がじんわりと桜色に染まっていく。
「お尻叩かないでっ……あ、でもちょっと気持ちいいかも。もう一回してもいいよ」
結局どっちなんだ。アカネらしい。
そのとき、アカネの脚がもぞもぞ動いた。
「ちょっと待って、ニーハイ引っかかった」
「今?」
「今。ちょっとだけ。……よし、おっけ。続けて」
こういうところが好きだ。僕は笑いそうになるのを堪えて、腰を再開した。
余韻から回復した六花が、アカネの前に回った。アカネの顔を両手で挟んで、そっと唇を合わせる。アカネの喘ぎ声が六花の唇に吸い込まれた。
「アカネ、すごくかわいい。ね、ユウくん、アカネかわいいよね」
六花が振り返って僕に言う。かわいいに決まってるだろ。Hカップが揺れるたびに、喘ぎ声が出るたびに、アカネはどんどん可愛くなっていく。
六花がアカネの乳房を下から支えるように両手で包んだ。
「アカネの胸、ユウくん好きでしょ。ほら」
六花がアカネの胸を揉みながらこちらを見る。六花のおっとりした顔で言うから余計に破壊力がある。アカネが「ふあっ……六花……」と声を漏らした。
三人の連鎖ができあがっていた。僕が後ろからアカネを突く。アカネが喘ぐ。六花がアカネの声をキスで吸い取る。
アカネの負けず嫌いが、崩れ始めた。
「ムリ、もうムリぃ……ユウ……ユウのばかぁ」
壊れないんじゃなかったのか。さっきの強がりが嘘みたいに、アカネの声が甘くなっていく。
僕はアカネの腰を両手で掴んで、深く突き上げた。
「ひぁっ、そこっ……いちばん奥、ダメぇ、好きぃ……ユウ好きぃ」
アカネの身体が跳ねた。Hカップが大きく揺れて、ニーハイが膝までずり落ちる。赤い瞳が涙で滲んで、口元がだらしなく開いた。
全身がびくびくと震えて、アカネが絶頂した。校内人気ナンバーワンの、誰にも見せない姿だった。
──ここで終わると思った。
でもアカネは終わらなかった。
四つん這いのまま震えていたアカネが、ゆっくりと身体を起こした。くるりと僕のほうを向く。涙の残る赤い瞳。乱れた藤色の髪。汗で肌が光っている。
「ユウ……こっち向いて」
声が変わっていた。さっきまでの甲高い声じゃない。甘くて、小さくて、震えている声。強がりが全部溶けた声。
「顔、見たい」
僕がソファに座り直すと、アカネがまたがってきた。今度は正面から。対面座位。繋がったまま、密着した。
アカネのHカップが僕の胸に潰れて、心臓の鼓動が直接伝わってくる。腕が首に回されて、脚が腰に絡む。ゼロ距離。アカネの匂いと体温と鼓動がぜんぶ流れ込んでくる。
「ん……あったかい……ユウ、あったかい」
大きな動きはなかった。小さく腰を揺らすだけ。ぎゅっとしがみついて、繋がっていることを確認するみたいに。
「好き……ユウ、好き……ばかみたいに好き」
耳元で囁かれた。涙声だった。さっきまで「壊れないから」と強がっていたのと同じ口が、もう涙声で甘えている。
アカネが僕の唇にキスした。深く、ゆっくり。舌を絡めながら、小さく腰を揺らす。繋がったまま、甘えるだけの時間。
この距離で、この密着度で、キスをされると、もう何も考えられなくなる。アカネの口のなかの甘さと、おなかの奥の熱さと、心臓の音がぜんぶ混ざって、世界がアカネだけになった。
「ユウの中にいるの、好き。ここにいると、安心する」
校内人気ナンバーワンの新条アカネが、僕にしがみついて、繋がったまま「安心する」と言っている。
僕はアカネの頭を撫でた。藤色の髪がさらさらと指の間をすり抜ける。
「ん、もうちょっと……このまま」
アカネが目を細めた。猫みたいだ。怖いくらい、可愛かった。
アカネの対面座位が終わって、僕はまだ果てていなかった。二人に焦らされたぶん、限界がすぐそこにあるのに越えられない。
「ユウ、まだ出してないよね」
六花がすっかり回復した声で言った。目がきらきらしている。さっきの覚醒がまだ続いているみたいだ。
「アタシたちで、出させてあげる」
アカネが僕の首からゆっくり腕をほどいた。対面座位の密着が解ける。名残惜しそうに唇を離して、でもすぐににっと笑った。
二人が僕の左右に座った。元のサンドイッチの形。
六花が右手で、アカネが左手で、僕のものを同時に握った。二人の手の温度が違う。六花はひんやりして、アカネはあったかい。
「ユウ、今まで頑張ったね」
六花が穏やかに笑う。
「いっぱい我慢してくれたから、ご褒美」
アカネが甘い声で言う。
二人の手が同時に動き始めた。六花は丁寧に、根元から先端へ。アカネは速く、きゅっきゅっと先端を重点的に。テンポが違う。感触が違う。でも全部、脳みその奥をぐりぐり押されるみたいだ。もうだめだ。
「出して」
アカネが左から。
「ちょうだい」
六花が右から。
二人の顔が同時に近づいてきた。左右から唇が寄せられる。
三つの唇が密着した。三つの舌が絡み合う。唾液が混じって、甘くて熱くて、もう何も考えられない。アカネの熱い舌と六花のぬるい舌が僕の口のなかで触れ合って、じゅるっと音が鳴って──
「「出して……♡」」
二人の声が、重なった。
その声を合図に、僕のなかの全部が溢れた。ビュッ、ビュッ、と脈打つように出て、二人の手のなかに零れ落ちる。頭が真っ白になった。身体の芯からぜんぶ搾り出されるみたいだ。
長かった。ものすごく長い射精だった。二人に焦らされた分だけ、溜まっていたものが全部出ていく。
「ん、すごい。いっぱい出たね」
アカネが手のひらに溜まったものを見て笑う。
「ユウくん……あったかい」
六花が指についたそれを不思議そうに見てから、ふっと微笑んだ。
三人でソファに崩れ落ちた。汗でべたべたする。でもどうでもいい。アカネがブランケットを引っ張り出して、三人にかけた。
アカネが僕の左胸に頬を寄せた。
「ユウの心臓、どくどくしてる。アタシのせい?」
「二人のせいだよ」
「えへへ」
六花が僕の右手をそっと握った。指を絡ませて、自分の太ももに挟む。あのむちむちの太ももの間に、僕の手が包まれている。じんわり温かくて、やわらかい。
「ユウくんの手、好き」
沈黙が降りた。嫌な沈黙じゃない。幸福な沈黙。窓の外で夕陽が沈みかけていて、部屋がオレンジから薄紫に変わっていく。遠くで部活帰りの声が聞こえる。ここだけ、時間が止まっている。
「ねえユウ」
「うん」
「アタシと六花、どっちが気持ちよかった?」
来た。この質問。毎回聞いてくる。
「どっちも」
「ずるい」
「ふふ、正解だと思う」
六花がくすくす笑った。アカネが「六花は味方してくれないの」と頬を膨らませるけど、僕の胸から頬を離さない。
二人の頭を撫でた。左手でアカネの藤色の髪を、右手は六花が握っているから動かせないけど、指を絡めたまま親指で六花の手の甲を撫でた。
「んー……」
アカネが目を細める。
「ユウくん、優しい」
六花が囁いた。
「ねー、また明日もしよ? ていうか明日は六花の家で」
「うん、いいよ。ユウくん、来てくれる?」
「……行く」
「決まりっ!」
アカネが僕の胸の上でぴょこんと跳ねた。六花が僕の手をきゅっと握り直す。
二人がしがみついている。アカネの太ももが僕の脚に絡んで、六花の指が僕の手から離れない。
離さない。離れたくない。離れられない。
全身が二人のぬくもりに包まれていて、もう一歩も動きたくない。このソファから一生出たくない。
「そろそろ帰らないと、校門閉まっちゃうよ」
「やだ」
「アカネ、ほんとに閉まるよ」
「六花だって離れてないじゃん」
「……あと五分」
三人で笑った。
結局十分くらいそうしてから、ようやく制服を着直した。アカネが髪を手櫛で直して、六花がスカートのしわを伸ばして、僕がネクタイを締め直す。さっきまでのことが嘘みたいに、三人とも普通の高校生の顔に戻る。
ブランケットを畳んで、クッションを戻して、鍵を閉めて。
廊下を歩く。左にアカネ、右に六花。いつもの帰り道。さっきまでのことが嘘みたいに、二人とも普通の顔をしている。でも、アカネの甘い匂いと六花の指先のぬくもりが、まだ消えない。
「明日もよろしくね、ユウ」
アカネが腕を絡めてくる。
「うん、楽しみにしてる」
六花が反対側の手をそっと握った。
僕はたぶん、一生、この二人から逃げられない。
──逃げたいとも、思わないけど。