彼女は確かに彼を愛していた。
それが世間の倫理上、明らかにおかしな愛し方であろうと。
たしかに、愛していたのだ。
ある魔性の女、その一晩の宴の物語。
――それは、まさにマリアにとって運命の出会いだった。
――確かに彼女は彼を
――
――
◆◇◆
――月夜の下、眠る
その恋人で、金髪碧眼のイギリス人――
――その美しい金髪が夜風に揺れる様は幻想的だった。
「マリア?」
「やっと起きたの? 呆れた……。もうかなり時間が経ってるのよ?」
「う? ……それは済まない」
こめかみを叩きながらその身を起こす和人。――彼はマリアに問うた。
「あれ?
「二人っきりの逢瀬を邪魔したくないって……、かなり前に帰ったわ」
「それは……」
昔からの幼馴染である友人――、
酔っ払って眠りこけた挙げ句に、別れの挨拶も出来なかった事に、自嘲気味に和人は苦笑いした。
静かに月を眺める二人――、そして、和人が静かに呟いた。
「綺麗だ……」
その呟きを聞いてマリアが意地悪そうな表情で問う。
「私と……どっちが綺麗?」
「う……、それは……」
その狼狽え方に、マリアは頬を膨らませて抗議する。
「そういう時は……嘘でも『君のほうが綺麗だ!』っていうものよ?」
「……き、君のほうが綺麗た!」
「もう……おそい!」
怒り顔で詰め寄る恋人マリアを宥めすかす和人。そんな呑気な雰囲気を壊すような悲鳴が聞こえてきた。
「キャアアアアア!!」
それを聞いて、逡巡することもせずに和人は悲鳴の聞こえた方向へと奔り始める。
マリアはそれをすこし驚いた表情で見送ってから、すこし怒った表情でその後を追いかけた。
(……昔から彼は変わらない……。
――
その時、向かった先にいる者が誰なのかマリアは内心気がついていた。
ここらで最近、女性に乱暴を働いているチンピラ三人組。おそらく彼らは、和人を見たら警察に通報されるのを恐れて逃げるだろう。
彼らは以前は――、
そうして、マリアは――、彼らの
◆◇◆
和人とベッドを共にして、そんな彼が眠りについた後……、
全裸でベッドに突っ伏して寝息を立てる和人を、窓辺でその裸体を月光に照らすマリアは静かに見つめる。
自分が彼にしかけた【睡眠】は正しく効き続けている。おそらく――、寝入った彼は
「ふう……」
小さくため息をついたマリアは窓を開けて部屋に風を取り込む。
吹き込む風の寒さに、マリアはすこし震えて――そして……、自宅の周りの電柱の影に隠れていた
「おまたせ♡
マリアの手招きを見た
その三人組は――、まさしく先程、通報を恐れて逃げたチンピラたちであった。
そのリーダーである筋肉質の男――、昭文がニヤリと笑ってから、全裸のマリアを腕に抱きしめて、その口を乱暴に吸った。
「んんんんん……! あ……」
昭文は下卑た笑いを浮かべて、そばのベッドで眠りこける和人を見下ろす。
「け、コイツ……、さっきはよくも楽しみの邪魔しやがって。でも俺は寛容だからなぁ……、テメエのオンナのオマンコで許してやるよw」
そう言って、自分にしなだれかかるマリアの尻を鷲掴みにする昭文。
それに従うチンピラ二人――
「コイツの横でヤるってマジ?」
「もちろん♡ 和人は
「それ最高じゃん! マリアの恋人の傍でマリアとヤるってw ほんっとアンタドスケベオンナだなw」
「もう……、セックス……あなた達としたいんだから仕方がないでしょ?」
そのマリアの答えに、可笑しそうに笑う拓馬と比呂。
満足そうに頷いてもう一度マリアの口を吸った昭文は、一度ベッドから離れてからその衣服を脱ぎ捨てた。当然、拓馬と比呂もそれにならう。
そうして、毛深い三人の男たちの裸体がマリアの目前に並ぶ。その股間のペニスは既にマリアとの性行為への期待によって、ヘソまで反り上がっている。
当のマリアはその反り上がって、今にも爆発しそうなペニスの群れを、よだれをたらさん性欲に満ちた視線で眺めて荒い息を吐いている。
「ああおおおお……、ちんぽ……、たっくさん♡ ……それで今からぁ♡」
既に発情状態の小柄な全裸美少女マリアを、ケダモノの性欲に満ちた凶暴な笑顔で見つめながら昭文は言う。
「おい……マリア……。手ぇだせ……」
「え? ……こう?」
マリアは期待に満ちた表情で、素直に両腕を昭文に向かって突き出す。一瞬、それを見て怪しく笑った昭文は――。
ドン!!
その腕を乱暴に引っ張ってマリアを仰向けにひっくり返した。
いきなりの暴虐にマリアも小さく悲鳴をあげるが……、それだけで終わらなかった。
拓馬と比呂がマリアの足元に歩いていって、それぞれの足首を掴んで――、そして三人の男が力を使って、全裸の美少女マリアを持ち上げたのである。
「お~~ら!! きひひひ!! たっぷり……、一晩中ヤりまくるぞマリア!!」
「マンコ! マンコ!! マリアのマンコ!!」
「そら! ドスケベオンナ!! テメエのエロマンコは俺らのモンだ!!」
三人は楽しそうに笑い声を上げながらマリアのその体を振りまわす。マリアはその身を空中で乱暴に揺らされながら喘ぐような悲鳴を上げる。
「ひ、いやぁ……、犯されるぅ……、和人ぉ……、私、コイツラに今からぁ……
マリアはそんな怯えたような声を上げながらも、これから起こるであろう
「ああああ……、ダメぇ。せっかく……、さっき貴方にマンコに出してもらった精液ぃ……、貴方とのセックス全部上書きされちゃうぅ……」
「げははははははははは!!」「きひひひひ!!」「ひひひ!!」
和人が眠る傍で、その恋人マリアが乱暴なチンピラ三人組によって楽しげに弄ばれる。そのままマリアを振り回した彼らは、ベッドへと近づいていって、そのままマリアを放り投げた。
その手が眠る和人に当たるが起きる気配はない。それを理解して調子に乗った男たちは、和人の上にその恋人マリアを四つん這いで跨らせる。
「おいマリア!! テメエの指でマンコ広げろ!!」
「はい……、こう? ごめんなさい和人……、貴方専用オマンコ……、今から昭文に捧げるね♡」
そう言って恍惚の表情で和人の寝顔を見つめるマリアは、片手の指で自身の膣口を広げてみせた。
その光景に、昭文は楽しそうに笑いながらマリアに怒鳴る。
「マリア!! このドスケベ浮気女が!! テメエ、オトコの前で他のオトコにマンコ広げるたぁ、どれだけドスケベだ!! ああ?!」
「ごめんなさい……、昭文♡ 私、和人は愛してるけど……、昭文達に……私の和人専用オマンコ使ってもらいたいのぉ……」
そう言って乳首を完全勃起させ……、オマンコから愛液を滴らせるスケベオンナマリアが、その尻をオトコを誘うように揺り動かす。
その余りにいやらしすぎる光景に、昭文も我慢が効かなくなって、獣のような声を上げてマリアのかわいい尻を手で鷲掴みにした。
そして、そのまま後ろから乱暴にちんぽをマリアの膣口へと挿入した。
「あはああああ!! 昭文のちんぽぉ!! ……きてるぅ!! 和人専用オマンコぉ……犯されちゃったぁ♡」
「おおおおお!! マリアのマンコ!! 他人のオンナマンコ最高!! 和人ぉ!! テメエのオンナ最高のマンコしてるよなぁ!!」
昭文は和人を嘲笑しながら激しく獣のように腰を振る。
マリアは官能に喘ぎながら、舌をだらしなく出した表情で自ら腰を振りまくっている。
「おい!! ドスケベ!! テメエのマンコで、和人のクソを許してやんよ!! もっとマンコ締め上げろ!!」
和人とマリアが住む家の寝室で、そのマリアが乱暴なチンピラどもの蹂躙を抵抗することもなく受け入れる。
マリアはそのまま、次々に三人それぞれを後ろから受け入れて、そのまま膣内にそれぞれの精液を全て受け止めた。
その後――、そのまま仰向けに和人の隣に寝かされたマリアは、さらに正常位でチンピラ三人組を次々に受け入れていく。
「あ……ひん――。比呂の、おちんぽ最高……」
「このドスケベが……、恋人を裏切って……、専用マンコ明け渡していいと思ってるのか?!」
「ああ……! 和人ぉ! ごめんなさい!! オマンコ気持ちいいの!! 比呂のおちんぽ最高すぎて……、もうだめぇ……」
和人が寝入っているその隣で、ベッドのシーツを愛液で汚しながら和人の恋人が、チンピラたちのちんぽを次々に受け入れてゆく。
彼らが激しく腰をふるたびに喜びの声を上げて喘ぐマリア。チンピラたちのちんぽは根本まで彼女のオマンコに入り、そして出るを繰り返している。
ジュポジュポといういやらしい音、男たちの腰が彼女の肌に当たるパンパンという破裂音が、和人と彼女の
「ん、あ、れろ……」
そして、チンピラどもとマリアは、ひたすらお互いに舌を絡ませながら激しく性交を繰り返す。
そんな状況下でも、和人にしかけられた【睡眠】は機能し続ける。
「おい!! マリア!! オマンコイイか?! 俺のちんぽは最高か?!」
「拓馬のおちんぽ最高!! アクメくる!! イクイクイク!!」
拓馬の興奮は最高潮に達してさらに早く腰をふる。マリアももはや髪を振り乱し、一心不乱に大きく腰を振って拓馬のちんぽを堪能している。
「和人の見てる前で生中出ししてやるぞ!! オマンコの奥で俺の精液を受け取れ!!」
「ああああああ!! 和人ぉごめん!! オマンコイク!! オマンコイク!! 拓馬のおちんぽでイク!!」
「おら!!」
そのまま拓馬は彼女の奥までちんぽを挿入してたっぷりと射精する。その瞬間マリアは幸福の表情で身体を大きくはねさせた。
「あああ!! イクイクイクイクイクイク!! オマンコイイイイ!! オマンコイイイイイイイイイイイイ!!」
「おら!! 出てるぞ!! 中に出てるぞ!! このドスケベ女!! 彼氏の横でイケ!!」
「きもちいい!! ああイクイク!! 和人ぉごめんなさい!!」
マリアは激しくオマンコから潮を吹き、隣の和人にまでそれが降りかかる。
――それを見ていた昭文は、心底楽しそうに言った。
「あ~~あw 可哀想にw」
「ああ、イク……イク」
身体を痙攣させながらマリアは喘ぐ。拓馬は名残惜しそうにマリアから離れて――、次の比呂にバトンタッチした。
「おらマリア……」
そのままマリアにのしかかってゆく比呂。彼女は嬉しそうに比呂の身体に手を回した。
「たっぷりかわいがってぇ……」
比呂は正面からマリアと口づけをして、舌を絡ませながら再び今度は正常位で性交を始める。
和人のその眠る隣で――、その恋人マリアは比呂という彼氏以外の男を体の奥へと招き入れた。
「あん……ひ……、れろ」
――マリアはその舌を比呂の舌と絡ませ続ける。
月夜の闇が満ちた寝室で、獣のような男女の営みの音が絶え間なく続いてゆく。
和人はその直ぐ側で、恋人が――、マリアが、見知らぬ男たちのちんぽを自身の膣に導いて、幾度も射精による絶頂に果てる姿に気がつくことはなかった。
「おおおお!! マリア!! もっと腰振れ!!」
「おまんこいいいいいいいいい!! おまんこいいいいいいいいいい!! イクイクイクイクイクイ……くううううううう!!」
夜通しの狂宴――、男三人を交代で受け入れるマリアの嬌声だけが室内に響き続ける。
そうして、夜闇が白み始めるまでマリアとチンピラ三人の性行為は続いたのである。
◆◇◆
夜が更け始めて、和人が目覚める可能性を恐れたチンピラどもは、今晩のマリアの予定を聴いてから去っていった。
「ち、流石に睡眠薬を毎日は無理だなw」
「まあ、こんばんは、さすがにヤりすぎたしw まあ、今夜は夕方頃から待ち合わせして、二周ぐらいにしましょうかw」
そう笑いながらマリアに手を降って街へと消えてゆくチンピラ三人組。
精液まみれの腟周りを指でなぞったマリアは、小さく笑って男たちの消えた先へ言葉を放った。
「もう……、あなた達が出しすぎるから……。せっかく昨晩もらった和人の
そう言うマリアの視線は、一晩楽しんだ後の高揚感もなく――、笑顔すら欠片もなく――、
そうしてマリアは、――そろそろ目覚めるであろう和人を正しい姿で迎えるために、その身を洗いに風呂場へと向かった。
◆◇◆
――そして、数日後の朝食時……。
「……ん?」
パンを頬張りながら和人がテレビ番組を眉を寄せて眺める。
「どうしたの? 和人?」
「え? ああ……、これ……」
マリアは紅茶を一口飲んで、「何?」と呟きながら、一人が指差すテレビ放送を見る。
そこに、どこかしら見覚えのある三人組の写真が表示されていた。
「この三人組……、何処かで見たような……?」
「ふうん? そう?」
マリアはそっけなく和人に答える。
和人はそのマリアの態度に、すこし首をすくめながら番組の内容を聞いた。
【その発見された三名の遺体は、
その内容に和人は首を傾げて頷いた。
「……なんだよ……。
「ふふふ……、そうね……♡ 和人……」
――そう妖艶すぎる恋人は笑う。……その肢体の奥に――、
――すべては恋人・和人の為……。
――和人を
――この世でただ一人、
そう――、この闇そのものの魔性は――、
――正しく
ここまで読み進めた方は分かる通り。
その一晩の彼女の言動は、全て彼らが気持ちよく捕食されるように、わざとそう動いています。
彼らが最近、とみに凶暴化した理由も、彼女が精神的に侵食をしているためで、彼らは極端に性行為に執着するように、精神性を改変されているのです。
その果ての末路は本編の通りです。