じっとり発情した原型タマミツネ♂くんと豊穣期(意味深)するだけの話 作:4645 (ケモ系大量生産クリーチャー)
原作:モンスターハンター
タグ:R-18 ボーイズラブ ボーイズラブは保険 原型ケモ×人間 発情 搾精 本番なし 人外と人間の会話なし タマミツネ オスケモ ヨツケモ
ほぼタイトルそのままでタマミツネは喋りません。野生です。
ハンターさんの性別はご想像におまかせします。
自分には不思議な友達が居る。
もっと正確に表現するならば、不思議な顔見知り。
結論から先に述べると、それは野生の若いタマミツネのことなのだが。
そんな彼との馴れ初めは実に劇的で、事の始まりは数年前の大雨の日に遡る。
◇◇◇
当時、自分はとあるターゲットの狩猟の真っ最中であった。
滝壺にいるような豪雨に見舞われながら、密林を走る深紅の洗い越しの中をひたすらに進み、その大きな影を送り狼が如く追い続ける。
しかし、その時既にもう夜が近い頃合のために木々の間の橙色の輝きが陰りつつあり、もどかしさによる強い焦燥が内心で渦巻く。
そんな緩やかに切迫した状況の中、自分は雨の伝う狩猟笛の柄をしきりに握り直しながら、逃走を続ける巨躯の背中を見つめていた。
そうこうしている間にも5分10分と容赦なく時針は進み続け、時間切れという文字列が足早に迫ってくる。
目の前の対象は老練な個体であり、こちらが仕掛けやすい場所を通らず、あえてコンガやラバラ・バリナの縄張りを経由するなどして、「ハンターさん」こと自分の接近を阻んでいた。
額を雨とも汗とも取れぬ雫が流れ、目に入る。
実にもどかしい。早く仕掛けたいが場所が悪い。
遅々として時間は浪費されていった。
だが、そんな膠着状態を打ち破るように突然現れたのが、何を隠そう先述のタマミツネである。
若さ故かガッツのある様子の彼は、自身の倍以上の体重を持つであろうその対象に真っ向から立ちはだかったのだ。
◇◇◇
大口を開き、小柄な泡狐竜は精一杯の威嚇を行う。
大粒の雨が中性的な甘い獣のマスクを濡らし、つり上がった目の縁を涙のように伝った。
しかし、しゃあーッという程度のイマイチ声量の足らない威嚇や、必死に逆立てた様子のエリからして、彼はお世辞にも強そうとは言えず、どう見ても虚勢を張っているのが丸わかりであった。
それに対する狩猟対象は予想外の邪魔者の登場に露骨に苛立った様子で、巨体を込み上げる怒りに震わせながら迫力満点の威嚇を返した。
だが、それでも彼は退かなかった。
雷鳴に浮かび上がる2匹のモンスターの影と、迷惑そうに揺れる木々の様子を頼りにようやく追いついた自分にとって、その隙はまさに絶好のチャンス。
自分は背嚢から急いで罠グッズを取り出すと、状況的に最前の絡め手をひそかに取ることにした。
◇◇◇
最前の搦め手、つまりは落とし穴を起点とする一方的な攻勢の目論見。
相対する2匹の小競り合いを背にこそこそと想定ルートへ罠を仕掛けていると、唐突に一際大きな打撃音が豪雨を切り裂いた。
どぱん、大質量の硬い表皮が肉と臓腑の詰まった生物の横腹を殴り抜く音。
…ボーナスタイムは終わりか。
いよいよ痺れを切らした狩猟対象は邪魔者を殺すことにしたようである。
果敢なタマミツネの勇姿とその犠牲を悼みながら顔をあげると、ちょうど彼が泡まみれでこちらに吹っ飛んでくるところであった。
赤子のような姿勢で滑りながら大木に後頭部をぶつけつつ、不気味な食虫植物の群生地を文字通りなぎ倒して止まった彼。
その表情は苦痛に歪んでいたが、意外なことにその目に宿る意思は陰りを見せていなかった。
鎧袖一触であしらわれたのにも関わらず、まだやる気があるようである。
苦労の末にようやく構えたささやかな縄張りを渡してなるものか。と、ただ通行しようとしているだけの格上に挑めてしまう気概は健在なのだ。
普通の個体であればただ逃げて嵐をやり過ごすが、このタマミツネは違った。
その華奢な体躯が指し示す通り、若く、未熟で、そして非常に無鉄砲であったのだ。
血混じりの涎を垂らしながら、自身の打ち付けられた巨石を背もたれにむくりと身を起こした青い果実は、その時ようやく自身を盗み見る小さな覗き魔の存在に気がついた。
罠縄を握ったままの不届き者はその耽美な獣の瞳に射抜かれたことにより、見つめあってようやく気がつくその美しさに目を奪われる。
たっぷり数秒後、ハンターさんはようやく自分が今隙を晒していることを思い出し、我に返った。
その様子を見て何を思ったのか、その若いタマミツネはこちらを攻撃しようとは考えなかったらしく。
彼は自分と少しだけ目を合わせた後、するすると滑るように戦いに戻った。
物事の優先順位を考えたのであろう。
とはいえ、勇気と蛮勇は異なるものであり、彼のそれはどちらかと言うと後者であった。
数分も立たぬ間に彼はまたしても痛撃を食ってしまい、今度こそ水溜まりの中で血と粘液の泥濘に濡れて昏倒してしまった。
◇◇◇
ばちゃん。
生物の残滓を吸って重くなった液体が飛び散り、彼は吹き飛ばされた小枝のようにその場へのびる。
時間をかけすぎた様子の狩猟対象は、ようやっとという雰囲気でその歩みを再開しようとするが、そうはハンターさんが許さない。
職業ハンターである自分は満を持して修羅場に参上し、狩猟笛を適当にかき鳴らすことで交戦の意思を共有した。
要するに漁夫の利である。
管が濡れて音の出が悪く、ひび割れたような重低音が断続的に薄暗い森の中を走り抜ける。
戦闘直後故にいまだアドレナリンに溺れている様子の狩猟対象は、全身に満ちる攻撃的な欲求に身を任せると、こちらを轢き殺す勢いでがむしゃらに突撃してきた。
迫り来る超重量に足元が帆布のように跳ねるが、もちろんその牙が人間の喉笛に到達することはなく。
対象はこちらの思惑通り、まんまと落とし穴にハマりこんだ。
◇◇◇
その後はもう、どうにかしたとしか表現できない。
攻勢を失って暴れる巨体の頭部を何度も狩猟笛の先で殴りつけたり、飛んだり跳ねたり乗ったり投げたり、撃ったり殴られたり。
スマートな知略の後に控えているのがこんな野蛮な戦いというのは少し魅力に欠けている気もするが、現実とはつまりそういうことなのである。
若きタマミツネのことなどすっかり忘れ、自分は命のやり取りに没入していたのだ。
最終的に、こちらの鈍器によるラッキーヒットで対象の頭蓋を砕くことに成功し、泥臭い戦いはあっけない決着を迎えた。
小刻みに震える破壊された命の終わりを見届け、ぬかるんだ地面にどちゃりと座り込むと、いつの間にか雨は止んでいた。
つくづく思うが、自分は一人で戦うタイプじゃない。
頭上に広がる満点の星空がその死を弔い、勝者の栄誉を称えるが、虚しいものである。
しばらく余韻に浸った後、自分は疲労に震える己の体に鞭を打って立ち上がると、その骸より討伐証明の部位を切り取った。
これにて千秋楽である。
だが、その時己が今の今までそこそこ重要なことを忘れていたことを思い出した。
そう、不確定因子であるタマミツネのことである。
気がついた瞬間、はたと周囲を見回した。
すると、20mほど先の木々の隙間にその傷ついた姿があることに気がつく。
どうやら自力でそこまで這って休んでいたようである。
◇◇◇
「…」
物憂げに小さき者を見つめるタマミツネ。
月光が闇に溶け込む春色の獣毛を撫で付けているようで、控えめに言って様になっており、痛々しい傷を負ってもなお美しい佇まいであった。
しかし、彼自身の状況はと言えば、致命的に負けてはいないが勝てもせず、それどころか変な乱入者に戦いを乗っ取られてしまったような形であり。
そんな悩ましい格好の彼は、しばらくした後にぬるりと夜の森に消えていってしまった。
その後ろ姿からは何の感情も読み取れず、怒りも悲しみも無く、どこまでも無感情で、人間とは別種の生き物なのだということを思い起こさせられた。
なんとも言えぬその後ろ姿を見送った後、自分は今晩の身の振り方を考えることにした。
…拠点に戻る。
不可能。
既に夜であり、今から戻るのはあまりいい考えではない。
…その辺で夜を明かす。
可能。
変に動かず適当に翌朝まで待ち、明るくなったら信号弾を打ち上げて素材を回収して貰うと同時に、その荷車に便乗させてもらうのだ。
よし、この案にしよう。
ということで、自分は近くの巨木の影の目立たない場所へ移動し、そこで朝まで休むことにした。
狩猟した対象は頂点捕食者に近い種なので、1晩放置したところで何者も捕食しようとは思わないだろう。
その辺の枯れ木に腰掛け、湿って不快な布の感触に顔を顰めながら、ロウソク程度の小さな固形燃料の火を頼りに頼りないスキットルで水を煮沸し、おいしくない携帯食料をブチブチと齧る。
乾いた木などあるはずがないので、貧相な食事でも致し方なかった。
…帰ったら報告書の作成か。世知辛い仕事だ。
そんなことを考えながら、腹の虫を抑えるために裂傷用のワイルドジャーキーにまで手を出しかけた数刻後。
自分は対面方向の茂みの先に大きな生き物の気配があることに気がついた。
◇◇◇
食べ物の匂いを出しすぎたか。
少し後悔しながら笛の場所を横目で確認した直後に、がさりと木々のしなる音が鳴った。
ぬるりと顔を出したのは、なんと先程の小柄なタマミツネであった。
こちらを視認した瞬間、ノーリアクションでじっと見つめてくる彼。
その綺麗な瞳は冷水のように達観した雰囲気をまとってはいたが、敵対的な雰囲気はないように思えた。
かといって友好的な雰囲気をたたえている訳でもないが。
「やるのか」と、笛に意識を向けながら気を張っておくが、こういう時は変に動かずに出方を伺ってみるのが定石である。
動かないこちらを見て、彼はゆっくりとこちらに近づいてきた。
まず木々の隙間から顔を出し、さらに歩みよって下草を胸で伏せさせ、手を伸ばせば触れられる程度の距離にまで近づく。
おつむのそんなに優れない種のモンスターであれば、突然の噛み付きを警戒しなければならないが、目の前のタマミツネの瞳には理性の輝きが深く沈殿しているように見えたので、まだ動かない。
そのまましばらくの間棒立ちでタマミツネの方を見ないようにしていると、大きな気配が更に接近する感覚を覚えた直後に、頭の上の超至近距離でふすふすと鼻を鳴らす音が聞こえた。
もう、目の前に居るのだ。
というか頭上に彼の鼻があるのだろう。
彼の鼻息で頭髪がふわふわと舞う。
彼は見た目からして2枚目な雰囲気なのに、案外可愛らしい鼻の音である。
とはいえ怖いものは怖い。
自分は恐怖心に負けてしまい、鼻の音が離れた頃に刺激しないようゆっくりと目を開ける。
すると、ちょうど彼は吸引を止め、伸ばした首を元の位置に戻すところであった。
俗に言うガチ恋距離の彼は、満足したと言わんばかりに自身の鼻突をぺろりと舐めると、ぶしゅっと鼻を鳴らし、またノチノチと後ろの森へ消えてゆく。
その後ろ姿には、先程と違い、何かしらの感情が少しだけ乗っているように見えた。
まだ頭皮に彼の大きな冷たい鼻先が触れていた感覚がある。
…彼は何を思っていたのだろうかと推測してみれば、そう。
「覚えた」と。
そう言っているような気がした。
◇◇◇
それからというものの。
自分とタマミツネは特に積極的に触れ合ったりはしないが、たまに森でお互いを見つけてしまった時、それとなく少しだけ見つめ合って「ん、お前か」と無言のスルーをするような、謎の関係性を形成している。
おそらくではあるのだが、先の戦いをなんとなく共有した結果、なんだかよく分からないが少なくとも敵じゃないやつとして認識されたのだろう。
これが成熟した個体ならその後も警戒心を持ち続けたのだろうが、彼はまだ青かったがために、ことさらに敵対的な感覚が甘かったというのもある気がする。
本当のところはよく分からないが、とにかく敵対はしていない。
だが、そんな波風の立たぬ気持ちのよい関係が長続きすることはなかった。
◇◇◇
ある豊穣期の午後。
いつも通り森の中をうろつきながらどうでもよいキノコをいくらか収穫していると、自分は件のタマミツネがひどく調子の悪そうに歩いている姿を見つけてしまった。
この間も猛毒を受けて紫色の粘液を吐く姿を目撃していたので、彼のことがいやに心配になってしまい、後をつけてみることに。
身体的接触はあれからほぼ無いものの、容態が悪そうであれば手持ちの解毒剤を与えてやろうかな。
そういったモンスターを擬人化視する行為は狩る側のハンターがすべき振る舞いではないが、情が湧いてしまうのはどうしようもない。
脅かさぬようゆっくりと姿を見せながら彼の視界に入ってみると、その瞳には以前までは無かった熱がこもっているようである。
冷えきっていて、見ようによっては機械のようであった美しい獣の瞳が、じっとりと熱を孕んでいるのだ。
…今は相手できない。
彼はそう言っているかのように、こちらを無視して歩みを再開した。
のちのちと落ち葉や下草を踏み歩く彼の足取りは、何かに焦っているようであった。
その様子からすると物理的に苦しんでいる訳ではなさそうで、毒ではないように感じられる。
しかし一見して普段より呼吸が荒く、体温も高そうに見えるのもまた事実。
まだよく分からないが、モンスターの生態を探ることもまたハンターの仕事の内である。
自分は思考を一旦切り上げ、持っていたキノコをベルトに刺した後に彼の後ろ姿を追って駆け出した。
◇◇◇
気が付けば彼の住処まで追ってきてしまった。
その時初めて踏み込んだ彼の巣は、洞窟とも穴蔵とも取れない場所の最奥に、自然の大広間として在った。
低木や下草が柔らかに生えており、太陽光も程々に差し込む。
床面積も割と広く、静寂かつ穏やかな雰囲気であり、意外にも森の結構近い場所に立地している上に、ささやかな水温とともに小川まで流れている。
確実におそろしく高い家賃を支払った結果であるが、人間と違って支払い方法は血と闘争なので、あれから頑張ったのだな。と、何目線か分からぬ感慨が湧いてくる。
そんな素敵な竜の寝室の中央部、土や植物の床材を少し小高く整えて作ったのであろう丘のようなベッドの上に、彼の姿はあった。
◇◇◇
わざと声や足音を出すことで、近づく者の正体を明らかにしながら接近する。
苦しそうに寝床へ横たわる彼は横目でその人物を確認すると、お前ついてきたのか…と少しウザったそうに眉を顰めるが、すぐにまた目を閉じてしまった。
…怒らないのか。
口には出さないが、少しだけ驚く。
流石に巣に入ったら怒ると思っていたので、予想外である。
自分が思うよりずっとその存在を受け入れてくれているようで、とても嬉しい。
じんわりとした喜びが胸中に広がってゆく。
普段は絶対に見ることのできない彼の胸には、触り心地のよさそうな紫色の柔毛が生えており、手が吸い込まれそうになる。
その柔毛の下には、爬虫類然とした真っ白のお腹もあり、ひやりとしていてこちらも大変気持ちよさそうである。
そして、それらのさらけ出された弱点は、彼が自分になら弱みを見せてもよいと思っていることを意味しており、急に彼のことが愛おしく思えてくるようであった。
…かといって触ったりはしないが、それでも彼のことが心配な自分は、近くに腰掛けて容態を観察することにした。
◇◇◇
寝床のへりにぽすんと腰を据えると、それからしばらくの間、自分は彼の苦しげな荒い吐息を聴き続けた。
ふすふすと、鼻を鳴らす度に上下する胸。
段違いな肺の大きさゆえに、その落差も大きい。
また、胸の毛から甘く蠱惑的な泡状粘液の香りが立ち上っている気もする。
おそらく汗をかいているのだろう。
…ッ…!
ごろりん。と、彼はいらついたように寝相を変える。
先程までもふもふした長い尾を抱くようにワンモナイトで丸まっていたのだが、暑苦しくなったようで、横倒しの香箱座りのような姿勢に体勢を変更したのだ。
自分も近くにいたせいですこし移動に巻き込まれてしまい、顔に紫色の柔毛がふわりと触れた。
やはり甘ったるい湯気のこもったような蒸した香りがする。
少し獣の匂いもするが、いい匂いである。
…と、いう風に。
自分はそれからも、なぜだかぼうっとする思考を必死でまとめあげながら、なんだか変態的に彼の四肢を眺め続けていたが、しかし。
しばらく経った頃に、横になって目をつぶる彼の股間に何か異変が発生していることに気がついた。
彼のその、スリットという名の秘裂から、なんだか薄ピンク色の槍のようなものがちょろんと先端を覗かせているのだ。
陰、核……?
…いや、そんなはずはない。
その明らかな身体的特徴からして、彼は雄である。
だとすると、それの正体に対する答えはひとつしか存在しない。
それは彼のおちんちんである。
時折ぴくりと震えるそれは、周囲の皮膚より少し血色の良く見えるスリットの中から少しだけ顔を覗かせている程度だが、明らかに勃起する寸前という感じで、有り体に言ってしまえば甘勃ちしている状態であった。
おそらく、スリットの中に竿の部分が隠れているのだろう。
その証拠に、既にその秘裂自体もとろりとした透明な体液……彼の先走りに濡れそぼっていて、雄を受け入れる準備の整った雌のそれのような様相を呈している。
てらてらと濡れ光り、時折周囲の秘裂ごと物欲しそうにひくりと震える。
そんな可愛げのある槍型おちんちんの穂先は、ツンと勃った陰核のようにぴこぴこと、ひたひたに漬かった蜜壷の中で自身の存在を主張していた。
それは見るからに柔らかで、淫猥で、しとどに濡れていて、指を突っ込んでぐちゅぐちゅにかきまわして、好き放題に犯してみたくなるような…
…いけない、頭が変になっている。
雰囲気に当てられたか。
前のめりに彼の肢体を観察してしまっていた己を自覚し、両手で顔を覆って赤面する。
なぜモンスター相手に人間の自分がこんなに欲情しているのかと考えてみれば、そういえば先程薬用に拾ったキノコには強力な滋養強壮作用が…
というか、性欲を猛烈に増幅する効果があったような。
唐突に要らぬことを思い出してしまった自分は、腰のベルトに手を回してその存在を手に取ろうとすると、既に爆裂して胞子を撒き散らした後であった。
寝床のへりに座った時に巻き込んでしまったらしい。
ということは、我々ふたりは数十分も強力な性欲増幅胞子を吸い続けていた事になる。
恐ろしい事実を思い起こしてしまった瞬間、自分は己の股間を襲う強烈な違和感の存在に気がついた。
急いで確認するまでもなく、間抜けなハンターの履く哀れなズボンは、今までずっと性的なメッセージを目の前の彼へと送り続けてしまっていたのだ。
バッ!と急いで股間を両手で隠してみるものの、時すでに遅し。
ズボンの様子は彼のそばに座り込んだ当初からこの有様であったらしく、彼はすっかりその気になっているようであった。
◇◇◇
とはいえ、彼はどうやら初めて本格的な発情を経験したようで。
そのおちんちんの可愛らしい様子からしても、本来は凶悪なサイズのはずの得物を抜剣したことすら、いまだ無いようである。
あるいは、そもそも剣をサヤから取り出す方法が分からないのか。
観念して欲望に身をまかせるべくズボンを脱ぎ捨てた自分は、ゆっくりとその場に立ち上がる。
タマミツネはどうしたらよいか分からぬような表情を浮かべ、じっとりと熱を持った視線を欲情したハンターの股間に送り続ける。
ハンターさんはゆっくりと彼の秘部に近づくように歩み寄る。
彼はなんの反応もしない。
ただ、何かに期待した目をもって、何かが起きることを待っている。
ハンターさんは無言で彼の太ももに触れる。
なめらかな鱗をするりと人の手が滑り降りる。
びくりと、彼は足を驚いたように震わせる。
しかし、それもすぐに身を委ねるように脱力し、それどころかガルクの小便のポーズのように片足を持ち上げ、セクシーな内腿を見せつけた。
彼は歩みを進めてほしいのだ。
その、秘裂の中の男の子に向けて。
内腿にこもっていたむわっとした熱と、その蒸したような甘い発情臭が、ハンターさんの頭を更に狂わせる。
秘裂から先走りがとろりと一筋溢れ落ちる。
さながら愛液のように。
ごくり。ハンターさんは喉を鳴らした。
震える手をゆっくりと、彼のその太刀にも似た細長い槍型の陰茎に向けて伸ばす。
人差し指が薄ピンク色のそれに最初に触れると、彼はおちんちんをびくりと上下に跳ねさせた。
顔を上げてみれば、彼の表情には隠しきれない興奮が浮かんでいるようである。
そのまま人差し指を竿の上部に滑らせて、鈴口に当たるであろう尖った穂先をこしょりと撫ぜた後、中指を裏に回すようにして握ってみる。
意外にもやわらかく、ふにゃふにゃとしていて、その太さ自体も人間のモノより多少太い程度に収まっている。
大剣の持ち手か、良くてライトボウガンの銃身程度だろう。
しかし人間より明らかに体温が高く、とても熱い。
続けてハンターさんは、その隠れてしまったおちんちんを外に出してあげることにした。
そっと握りこんだおちんちんの先端を、さらにゆっくり、勃起とはなにか、おちんちんはどう扱うものなのかを若きタマミツネへと優しく伝えるため、そっと丁寧に、彼の目に見せつけるように引っ張り出してやる。
すると、にゅろん………というふうに、彼のおちんちんが蛇のようにスリットの外へ露出した。
それは彼の巨大な体躯に見合う立派なもので、少なくとも長さ1mは確実にあるだろう。
特に凹凸やカリのようなものはなく、ほんとうに太刀の鞘のようで、あるいは細めのランスにも似ている。
全体的にはひょろひょろとしていてよわよわしくかわいい雰囲気であるが、流石に根元のほうに向かうにつれて太くなる構造でもあり、スリット付近は両手で囲む太さである。
察するに、彼はこの性器の扱い方がひとりでは分からずに困惑していたのだろう。
◇◇◇
…へたり。と、
勃起を手伝ってあげたばかりの弱々しいおちんちんを内腿の上に置き、もう一度顔を上げてみる。
彼は続きを渇望するような、がっつきながらも切なくつらそうな視線をもって、じっとりとハンターさんを見つめていた。
どきっと心臓が高鳴る。
彼のこんな様子は初めてだ。
いつもはあれほどクールなのに。
希望通り、ハンターは再びおちんちんを手に取る。
…とりあえず、まだふにゃふにゃなので、そっとさすって硬くしてあげよう。
自分はゆっくりと丁寧に、自然に存在する程度の快楽を与えることを目標に、じっくりやさしく撫でてあげることにした。
あまりに大きすぎるので、上から下までのストロークは行えない。
なので、穂先の辺りの20cmほどを、にゅりにゅりと。
柔らかな熱い棒を握っているようで、気を抜けば手のひらからずりゅんと逃げてしまいそうになる。
うなぎとか、蛇とか、その手の生き物にも似ていた。
さすってあげながらも、ふと顔をあげて彼の様子を見てみると、彼はこちらを驚いたように凝視しながら口で呼吸を始めていた。
はふはふと、すこしモンスターらしい吐息が空間に広がる。
だんだんそのトーンも荒くなり、かわいらしい舌がマズルの先から零れ始め、後ろ足がびくびくと震える。
…足を伸ばして射精するのは癖になってよくないと聞いた事がある。
ハンターさんはぴくぴくと震えるタマミツネの後ろ足を、尻に敷いて抑え込むことにした。
ちょうど座るところが欲しかったので、都合が良い。
すこし筋張っていて座り心地は良くないが、快楽に溺れているためか抵抗もなく、とてもよわよわしい。
そっと体重をかけるだけで押さえつけることができた。
……?♡♡
唯一の快楽の逃げ道を防がれ、困惑するタマミツネ。
困ったように甘えた鳴き声を鼻から漏らしながら、しきりに眼球を動かし、おそろしいハンターを見つめる。
きゅう、ともぐう、ともつかないその情けない鳴き声は、母に甘える時に出すものであった。
そんなこともつゆ知らず、容赦なく性処理を続けるハンターさん。
その大きさゆえに血が集まりにくく立ち上がりが遅い竜のおちんちんは、そんな手つきに耐えかねたらしく、そろそろ本気で勃起し始めていた。
先ほどのふにゃふにゃ具合とは打って変わって、びきびきと苛立ちながら時たま跳ねる凶悪な姿に変貌したそれは、力強く空を貫いて脈打っている。
ちらりと表情を伺ってみれば、何かを追い求めるような切ない目をして、口を閉じるのを忘れるほどに快楽に没頭している様子の彼。
いつものクールな表情からは全く想像できない様子で、とてもかわいい。
つんつんと生え揃う獣牙が荒い呼吸に合わせて揺れている。
そろそろ射精しそうなのだろう。
…とりあえず、受けとめてあげよう。
鈴口を片手の手のひらでやんわりと包み込み、そのまま彼の射精を待つ。
少しこする手を早くして、ごしごしと強めに。
精巣の中身を搾り出すように、その瞬間の訪れを促す。
そして一際大きな甘え鳴きがこぼれた時、彼の初めての射精が始まった。
竜の初めてであるそれが、手のひらに収まる量で済むはずがなく。
彼の精液は強烈に濃厚で、青白く、多く、熱湯のように湯だっていて、当然のように指の隙間からどくどくと溢れ出した。
1度の脈打ちでの吐精量が凄まじく多く、びゅう………びゅう………と、波のようにこぼれおちる。
ぼたりと床材にこぼれたそれは、何か重たいものを落としたような、鈍い音を立てた。
初物なので、濃いのだ。
命の神聖さすら感じさせるそれを、自分は思わず瓶に取ってしまう。
精液を搾り出す手はそのままに、もはや意味のない受け止める手を彼のお腹で拭ってから空の大瓶を取り出し、まだ出ている分をそこに注ぐ。
樽から蜂蜜を注ぐように、濃厚な青白い精液は瓶の底に折り重なった。
人間は欲しがらないだろうが、野生のアイルー達との交易には使えるだろう。
一応竜の涙と呼んでも嘘ではないそれが大瓶の八割を満たした頃、彼の肉棒はようやくその力強い脈動を終えた。
…重い。1キロ以上はあるだろう。
とりあえず鉄の蓋を締め、人肌に温まったその瓶を荷物の所に置く。
そして、しばらくぶりに肉棒から手を離してしまった時の、彼のあのかなしそうな表情。
あれを自分は一生忘れないだろう。
それほどまでにかわいらしかったのだから。
◇◇◇
しかし、とうのタマミツネ本人はまだ満足していなさそうである。
長い長い初めての吐精を終えた直後にも関わらず、彼の目が怖いのだ。
なんとなく血走っていて、欲望に飲まれているような。
そんなことを思いながら、先程までいた寝床のへりに戻ると、彼は急に体を起こした。
その肉棒は先程の吐精時よりも更に力強くばきりばきりと跳ねている
若さゆえに1度では治まらないのだろう。
彼はハンターさんを寝床の中心に引き摺りこむと、マズルで胸をつついて押し倒した。
…あ、あの、ちょっと。
彼はハンターさんに卵を産ませたいのだ。
ふしゅうという発情鳴きをしきりに行いながら、何かのポジションを決めるように人間の体の上でノチノチと身動ぎをする。
…さすがに無理がある。
どうせ何をやっても無理
彼は勘違いしたまま腰を動かし始める。
ごしっ、ごしっ、と、胸に焼けた鉄の棒を当てられたような体温差による灼熱感が走り、皮膚と粘膜の摩擦を感じる。
ぶちぶちと布がちぎれ、顎ににゅるんと穂先が触れた。
彼の白いお腹に多い隠されて自分には何も見えないが、今度はみこすり半で、またしても射精が始まる。
ぐふーっと、満足気なニュアンスと更なる欲望への焦燥を感じさせる鳴き声が聞こえると同時に、栓が抜けたように。
直前の初めての射精で濃すぎる部分が抜けたのか、先程よりも水っぽい精液が噴き出す。
最初はハンターのお腹に鈴口が突き立てられていたが、彼はもじもじと腰を動かし、結果的に腹から頭まで流しかけられてしまった。
髪の毛にお湯を当てたような感覚が走り、頭皮に染みてきて、背中がぬるくなる。
…もちろん、お腹の布や装備もぬるぬるである。
◇◇◇
…まあ、いいや。
と、ハンターさんはどうにかして転がり、彼の下敷きから逃れた。
タマミツネは理性を失ったような目をもってハンターさんにお手のような動きを繰り返し、その長い鉤爪に人間を掴もうとしている。
しまいには大きなフワフワの尻尾まで活用して、ハンターさんを抱きこもうとする始末。
…ここまでさせてしまったのは自分の責任だから、もうその全ての欲求を今ここで処理してあげよう。
ということで、興奮気味に立ち上がったタマミツネのお誘いを躱しつつ、どうすべきかを考える。
…そもそも先端だけを撫でてあげても、もどかしくて満足に射精出来ないのではないか。
ならば、タマミツネのそれの全部を扱いてあげれば、もっと気持ちよく射精できるのでは。
しかし、肉棒の先端しか濡れておらず、摩擦があって痛そうである。
如何せん大きすぎて先走りでは足りないし、精液を掬って肉棒に塗りたくるのも倒錯的すぎる。
何かとろみのあるものは。
そんなふうに考える中で、脳裏に浮かんだのは回復薬グレートの存在である。
蜂蜜が入っているので滑らかな質感で、潤滑液の代わりに使えそうだ。
思い立ったがということで、取り憑かれたようにハンターさんを追い続けるタマミツネの腹の下にささっと潜り込み、ゆらゆらと揺れる彼の長大なそれを一掴みに捕らえる。
その瞬間、彼は嬉しそうな鳴き声をあげ、ぴたりと動きを止めた。
かわいい。
親指ではね上げるように瓶の蓋を開き、手すりのように掴んでいる彼の肉棒へ中身を流しかける。
薄ピンクの表面が緑色の粘液に覆われ、更に倒錯的な様子を呈しているが、見て見ぬふり。
しかし、かけ始めた直後からなんだかタマミツネの目がもっと血走り出し、鼻息の荒々しさも加速してしまった。
回復薬なので特に害はないだろうと思ったら、おちんちんまで回復してしまったようである。
彼は後ろ足をふみふみもじもじと貧乏ゆすりをするように動かし、どぎゅっ、どぎゅっと、恐ろしげに漲る肉棒を更に怒張させる。
気が付けば特徴的な泡状粘液までいつの間にか周囲に広がっていた。
う、うわ………と、手を離して後退りしてしまうハンターさん。
触ってもいないのにどぎっと跳ね、先走りがどろりと垂れた。
手を離したことに気がついたのか、苛立った唸り声をあげながらもっと触れと腰を寄せるタマミツネ。
ぐいと目の前に差し出されたそれを、再度そっと握ってみると、その瞬間におもらしのような射精が始まった。
ぎゅうん…と、切なげな唸り声を漏らし、とろとろと床に精液を零しながら後ろ足をもじもじとさせる彼の姿を見て、可哀想なことをしたと後悔する自分。
回復薬グレートはおちんちんをもグレートに回復してしまう………
…覚えておこう。
◇◇◇
…その後は、もうめちゃくちゃであった。
彼が満足するまで肉棒をしごき続けた結果、床に大きな青白い精液溜まりを作り出すほどに子種をひり出させたのだ。
片手を使って肉棒が動かないようにがしっと抑えて、もう片方の手でごっしゅごっしゅと洗い物をするようにこすってみたり。
どれだけ搾ってもあまりに硬いままなので、イラッとして思いっきり竿に噛み付いてみたら、物凄い嬌声が上がったり。
本当にいくら出しても治まらないので、恐ろしいことに尿道に指を入れてこちょこちょとくすぐってみたら、悲鳴を上げながらびちびちと射精したり。
終わらない快楽に堪えきれず、タマミツネは空を仰ぎ見ながら泣き叫び、尻尾をびびびび…と痙攣させながら精液を垂れた。
最後は鳴く力も失って床にべちょりと潰れてしまったタマミツネを尻目に、潮ふきのような射精を見届けて、おしまいである。
ダマの混じって黄ばんだそれは、精巣のきわにへばりついて残った売れ残りのクズ精子まで出し切ったことを意味する。
彼のおちんちんは力尽き、しおれ、地面に向かって頭を垂れた。
その主も同じように、もういじめないで…と可哀想な感じで床に伏せる。
かわいいかわいい、がんばった……
…と、ハンターさんは疲れきった様子のタマミツネのお顔を両手で抱き、やわらかに撫ぜながら彼の頑張りを労った。
その後も春が訪れる度に、とある特定のハンターの前に現れては、ふすふすと期待したように鼻を鳴らしながらちょいちょいとその背中をつついて巣の方に連れて帰ってしまう野生のタマミツネの姿が見られたとか、なんとか。
2人は友達ではないが、家族でもなく、さりとてつがいでもなく。
その関係を当てはめられる既存の概念は存在しないかもしれないが、少なくとも、ふたりがお互いを深く知り合っているのは確かであった。
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