デレ久川凪が、悪質エロバラエティで眠ったまま処女穴を見られてしまう!

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第1話

 スタジオセットはバーを模したシックな作りだった。

 全体的にダークカラーでまとめられたセットの中央奥には何かが現れそうな幕が垂れ、四名のレギュラー出演者たちは幕を囲むように左右に配置されている。

 俳優に芸人、評論家、そして司会はみな男。彼らはが纏うボルドーの衣装はどこか不穏な色合いで、スタジオの暗さに拍車をかける。

 

「それでは人気コーナー! 『あの子のおまんこ見学会』のお時間です!」

 

 司会の男が高らかにコーナー名を宣言すると、出演の俳優がおおっと歓声を上げる。

 

「いや楽しみですね、僕このコーナー大好きなんですよ!」

 

 目を輝かせる俳優に、うんうん頷く評論家。

 楽しそうに笑う芸人の隣で、司会者は軽やかにコーナーの趣旨を説明する。

 

「このコーナーでは、今をときめくゲストの女の子を眠らせて、こっそりおまんこの中身を見学しちゃいますよ! 強力な睡眠薬で眠る女の子は、絶っ対に! 起きることはありませんから、心ゆくまで膣内を見てみましょう! それでは本日のゲストをご紹介いたします! せーのっ――」

 

 そこで言葉を切ると、ただでさえ薄暗かったスタジオの照明が一段と暗くなり、中央の幕にスポットが当たる。

 出演者たちはすでに誰がゲストなのかを知っていた。含み笑いを浮かべる彼らは目配せを交わし、タイミングを合わせてゲストの名前をコールする。

 

「――久川凪ちゃん!」

 

 彼らが言うと同時に幕が上がる。

 現れた凪は台に載せられていた。ライトイエローのブラウスを着た凪はスタジオの正面に据えられたカメラに足を向ける形だが、グリーンのスカートは脚にしっかりフィットして、カメラにはスカートの中は映らない。

 

「おお、凪ちゃんだぁ! ホンモノはかわええな~!」

 

 芸人は興奮した様子で凪の元へ駆け寄るが、凪は静かに寝息を立てるのみ。

 眩しいほどのスポットライトを浴び、出演者の声に囲まれたというのに凪が起きる気配はない。ブラウスの胸元は穏やかな上下を繰り返し、あどけない寝顔にはごく自然なものだった。

 

「――」

 

 静かに眠る凪は、嘘の打ち合わせに呼び出され、強力な睡眠薬を盛られたのだ。

 何をされても目覚めることのない凪を出演者四人が囲んでも起きる気配すらない凪の背後、スタッフたちは迅速にセットの組み換えを行った。

 凪の登場用に設置されていた幕のセットが除かれ、同じ場所には巨大な縦型モニターが設置。モニターの画面はまだ暗いままだが、カメラの外にいるスタッフの合図ひとつでいつでも映像を表示できるだろう。

 

「こちらは久川凪ちゃんです! 双子でアイドルをされていまして、公式サイトによると身長一五〇センチ――」

 

 司会者は凪のプロフィール紹介を終えると、異常なほど目を輝かせて。

 

「では、凪ちゃんのおまんこ拝見のために――まずは脱ぎ脱ぎさせちゃいましょう!」

 

 言うと、四人の出演者たちは一斉に凪の衣服に手をかけた。

 

「ブラウスとスカートだから脱がせやすいですね」

 

 言いながら、俳優は慣れた手つきで凪のブラウスのボタンを外す。

 ブラウスの前をはだけさせるのと同じタイミングで、芸人は凪のつま先からスカートを抜き取っていた。白い上下の下着は少女の繊細な肌に馴染むやわらかな素材で、凪がまだ若い――人によっては幼いと感じる年齢なのだと伺い知れる。

 

「ブラも外して……っと」

 

 評論家は何の感慨もなくブラジャーを脱がせ、凪はショーツ一枚だけの格好に。

 発達途上のバストがあらわになったのに、男たちの関心はまだ隠れている秘部へ向けられていた。司会者と芸人は頷き合うとそれぞれショーツの両端をつまみ、息を合わせて最後の一枚を下ろしにかかる。

 

「……おお……!」

 

 そしてあらわになった秘部に、評論家は思わず声を上げる。

 凪の恥丘には毛の一本も存在しない。下腹部から地続きのなめらかな素肌に包まれた秘所があらわになると同時に四人の男はそれぞれ凪の手足を捉え、眠れる彼女に大の字姿勢を取らせた。

 さらにスタッフたちから渡された枷が凪の四肢に通されると、凪は大の字のまま完全に固定されてしまう。恥ずかしげもない全裸で大股開きとなった凪の大切な場所は丸出しで、凪と向き合うように設置されたカメラは無毛の割れ目を間近から捉えていた。

 

「前回の子よりずっと綺麗ですね」

 

 凪の淫裂を前に、俳優は興奮した面持ちで独りごちる。

 脚を大きく開いているというのに、凪の割れ目は広がる気配すらなかった。閉じきったラビアは重なっているとは思えないほど薄く、透明感に満ちた素肌にピンク色の一本線が走るのみだ。

 

「すごいなあ、お人形さんやんか」

 

 芸人の言葉に一同が頷く。

 あまりに綺麗なピンク筋は、内側に複雑な女の機構があるとは思えないほど整っている。割れ目の下にある肛門にも色素沈着がないことが、ますます凪の身体を作り物めいて見せる。

 

「いや、ほんとすごい……すごい綺麗だ……」

 

 凪の性器側に回り込む男たちは、まじまじと性器を眺めては感嘆の声を上げる。

 折れそうに華奢な裸体を見渡せば、恥丘のふくらみが目立つ。よくこねた粘土にヘラで軽く跡をつけた程度でしかない割れ目はささやかで、だからこそ男たちは目を凝らし、股間の間近にまで迫って凝視するのだ。

 

「――」

 

 割れ目のすぐそこに男たちの顔があるというのに、凪は何も知らないまま眠るのみ。

 このコーナーの常連出演者である男たちは、凪が目を覚まさないかと危ぶむ様子すらない。

 これまでのゲストたちもみな、コーナーの始まりから終わりまで眠りっぱなしだったのだ。ゲストは卑劣な深夜番組で女性器を丸出しにしたことも気付かず、それぞれに活動を続けている――凪もそんな道を辿ると分かって、男たちは好き勝手なことを言う。

 

「クリちゃんも全然見えんのですね」

「ちょっと不思議ちゃんなイメージでしたけど、おまんこは王道の清純派かな」

 

 起きている女性にぶつけるにはあまりに卑しい言葉を口にするが、男揃いのスタジオで彼らを咎める者はいない。

 ラビアと包皮、神秘の帷に二重に包まれた陰核は完全に縮こまっている。性経験があり、この番組を通して多くの女性タレントの秘所を見てきた男たちでもクリトリスの位置を探すのに苦労するほどで、未発達な女体を前にしている事実が彼らを興奮させる。

 

「凪ちゃんも自分のアソコは見たことないんでしょうねえ」

 

 評論家の呟きに、スタジオに熱気が宿る。

 凪自身ですら見たことも触ったこともないだろう未発達な部位は、無許可で多くの男の目に晒されているのだ。

 

「――」

 

 考えうる限り最悪の恥辱を味わわされているというのに、睡眠薬で眠りこける凪は何も気付かないまま幼い割れ目を晒し続ける。

 

「見惚れるのも良いですが、本番はここからですよ~!」

 

 端正な割れ目に見入る男たちに、司会者は手を叩いて呼びかける。

 男たちが女性器を見つめる間に、スタッフたちはさまざまな準備を終えていた。凪の性器にフォーカスするカメラは接写用のもので、凪の恥部を最高画質で記録できるだろう。さらに周囲にはいくつかの器具も用意され、この後の愉快な――そして非道な行為の準備は万端に整っている。

 

「では、まずは中身を開いて見てみましょう!」

 

 ウキウキと言いながら、男たちは使い捨てのニトリルグローブを装着。

 司会者は二本指を凪の左右の肉土手に添えると、ゆっくりと指に力を入れる。

 わずかな抵抗を示すも、少女の恥部は男の指に負ける。大陰唇が開くとラビアも遅れて広がり、ついに凪の粘膜部があらわになった。

 

「こちら、久川凪ちゃんのおまんこです!」

 

 高らかに宣言する司会者の指のそば、凪の粘膜部は全開になっている。

 

「おお、これはこれは……!」

「見た目からの期待通り、いや期待以上ですねえ!」

 

 現れた粘膜の淡色に、男たちは一斉に沸き立つ。

 同時に接写カメラからの映像が、凪の頭側に設置された巨大モニターにも映し出された。縦型モニターは上から下まで使って凪の恥部をアップで映し出し、撫子色の膣前庭を実物以上のサイズで見せつけている。

 

「や~っとクリちゃんが見えましたね! ほら、ここ!」

 

 繊細なスリットの上部に陰核を認めた芸人が指さす。

 予想した通り、凪のクリトリスは完全に包皮にくるまれて存在を隠していた。じっと見つめても勃起する気配すらないクリトリスは、やはりどんな刺激もまだ知らないのだろう。

 

「膣の穴もかなり小さいですね……」

 

 閉じきった内奥に秘せられていた膣口は極小サイズ。

 未成熟だからというのを差し引いても、本来の用途で使えるか疑わしいほどの小ささだ。

 

「それにしても、ここまで開いても毛は生えていませんね」

 

 俳優は呟いて、広がったことで伸びた割れ目の皮膚を示す。

 

「このあたりもツルツルですよ。天然のパイパンなんですね」

 

 指した場所は白い肌とピンク粘膜の境界だ。

 二次性徴が進んでいれば、この辺りに産毛くらいは生えてもおかしくないはず――と手袋を着けた手で境界線をなぞる俳優だが、指先には産毛の感覚はちっとも伝わってこない。

 

「カメラで見ても、毛……というか毛穴すら見えませんね」

 

 評論家は、恥部の実物と巨大モニターの映像とを交互に見つめている。

 大迫力のアップでモニターに表示される凪の割れ目まわりの肌はきめ細か。陰部には当然ながら日焼け跡は少しもなく、ショーツでこすれて黒ずみやすいVラインも清らかなものだ。

 

「若いから……っていうより、もう生まれ持った才能やね」

「そうですね。前々回の子も凪ちゃんと同じくらいでしたけど、あの子はちょっと黒ずんでましたから」

 

 数回前の出演者を思い出して苦笑する司会者は、気を取り直して凪の陰部を見つめる。

 目を離せば見失ってしまいそうに小さな膣穴は、規則正しい寝息に合わせてわずかにヒクヒク動いていた。

 

「うーん、おまんこ穴の中は見えそうにないですねえ……」

 

 息を吐くたび膣口は弛緩するはずだが、凪の膣穴は小さすぎて弛緩しても中は見通せそうにない。

 司会者がスタッフに目配せすると、スタッフは頷いた。粘膜部の撮れ高は十分だとのシグナルを受け取った司会者は、次なる辱めを果たすべく指に更に力を入れる。

 

「では、も~っと開いてみますよお~!」

 

 行いに反して妙に明るい声で言いながら、さらに凪の陰部を左右に開いていく。

 引っ張られるにつれ、凪の膣穴も入り口を拡げていく――スタジオのスポットライトは凪の膣穴めがけて投射され、秘せられるべき膣内が光のもとにさらけ出された。

 

「処女膜が見えますね」

 

 広がった膣穴を前に、評論家は真っ先に言った。

 モニターいっぱいに口を開けた膣穴の内部にも粘膜は続いている。呼吸に合わせた拡縮は膣内の方がよく見て取れて、膣全体が動くたびに処女膜も広がっては閉じ、柔軟性のある襞を蠢かせている。

 

「膣の中もキレイなもんですねえ! 処女膜の奥まで見てみたいですよ!」

 

 芸人が言うと、すかさずスタッフは極細の内視鏡カメラを取り出す。

 この番組はゲストタレントが気付かぬうちに膣穴を覗き見る趣旨なのだ、目覚めた凪が気付くようなことはあってはならない。処女膜を破ってしまうなど論外で、処女膜を守りながら膣穴を覗くために医療機器の用意までしているのだ。

 

「さて……カメラが入っていきます、モニターにご注目ください……!」

 

 声を抑えながら煽る司会者の言葉に、ここにいる男たち全員の視線がモニターに集中する。

 カメラは凪の膣内に侵入し、今まさに処女膜に向かうところ。焦点の合わない映像ながらもモニターは処女膜のパステルカラーに支配され、襞の内側にある血管すらもモニターに映っていた。

 

「まもなく、処女膜の奥に――」

 

 処女膜の中心にある開口部からカメラが侵入し、ついに膣の奥が明らかになる。

 

「これは……!!」

 

 膣内なんて見慣れている男たちだが、凪の膣洞が見られるとあって歓声を上げてしまう。

 処女膜が破れないギリギリの力で引っ張られてなお膣道は狭い。膣内には細かな襞が不規則に連なっていて、迷路のような粘膜が男たちの想像をかき立てる。

 

「うっわ、気持ち良さそうな穴やんか」

「凪ちゃんの初めてを貰う人は幸せでしょうね。ま、おまんこの中は僕らが先に見ちゃったんですけど」

 

 からっと笑う俳優は、なおも膣奥へ進むモニターから目が離せない。

 膣壁は、医学の知識がない男たちにも健康的だと分かる綺麗な薄紅色だ。緻密な膣粘膜は侵入した異物に気付いているのかいないのか呼吸するように動き続けているが、膣壁はカメラに四方から迫ったかと思えば、カメラを締め上げてしまう。

 

「あらら、見えなくなった」

 

 膣肉に握りしめられてモニターは暗転。

 しかし、彼らはさして残念そうではない――すぐに薬瓶を手にしたスタッフが駆けつけ、準備を始めたのだ。

 

「凪ちゃんのおまんこの締まりが強すぎるので、ここで一旦、筋弛緩剤を投与しま~す」

 

 司会者が言うかたわら、スタッフは薬瓶に筆を突っ込む。

 一度カメラは抜き取られ、番組特製の筋弛緩剤をたっぷり吸った筆が凪の膣穴に迫る――薬液を滴らせる筆が刷くように膣内に弛緩剤を塗り込むと、すぐに変化は訪れた。

 

「おっ」

 

 真っ先に気付いたのは、凪の大陰唇を広げる形で手に力を入れていた司会者だ。

 彼の手に伝わる抵抗感がぐっと下がって、膣を構成するあらゆる筋肉が緩んでいくのが分かった。

 司会者が変化を感じ取ってすぐに、周囲の男たちにも分かる変化がもたらされる。寝息に合わせてあえかな拡縮を繰り返していた膣穴の動きが鈍くなり、小さいながらも拡がった状態で完全に止まった。

 

「これで、今よりおまんこを開けるようになりました!」

 

 完全に筋弛緩剤が行き届いたのを見て取った司会者はにこやかに言い放つ。

 下半身の制御を奪われたというのに、凪はまったく気付かず眠ったまま。器具の用意をするスタッフが誤って物音を立てても凪は反応すら見せず、処女穴を広げるための用意は済んでしまう。

 

「改めて、おまんこの奥を見てみましょう」

「楽しみですねえ!」

 

 浮かれ調子の男たちに囲まれる凪の足元、スタッフは慎重に細径スコープを挿入する。

 元は医療器具だったものに独自の改造を施したスコープは容易に処女膜の穴を通過した。先端についたカメラからの映像がモニターに映し出されると、膣口と同じく膣の中も拡縮は止まり、繊細な襞は伸展の余地を残して膣を満たしている。

 

「中と外から広げるんですよね?」

 

 俳優が尋ねると、もちろんとスタッフたちは頷く。

 凪の割れ目を開いていた司会者に変わって、スタッフはフックを使って凪の陰唇を寛げる。

 先端に丸みを帯びたフックはやわらかい素材で、万が一にも現役アイドルの肢体に傷をつけることはない。割れ目に引っ掛けたフックはスタッフ二人がかりで左右に引っ張られ、凪の膣穴はこれまでの比ではないほど大きく拡げられた。

 

「こんなに拡げても処女膜は無事なんだから凄いですね」

 

 感心したように言う評論家の目の前、凪の膣穴はぱっくりと開いて中身をあらわにしている。

 何度も見た光景ではあるものの、処女を保ったまま大きく広がる膣穴に驚きを禁じえない。筋弛緩剤の投与のおかげで凪の膣穴は緩みきって、物理的な限界まで広げることが可能となっていたのだ。

 処女膜はたるんだ襞を広げているものの、開口部も広がっている。

 

「スコープ展開します」

 

 内外ともに準備が出来たのを見て取ると、スコープを挿れたスタッフはそう声を上げた。

 元は医療器具の細径スコープには、番組独自の加工が施されていた。スコープはワンタッチで機構を展開したうえで切り離し、凪の膣を内側から押し広げたのだ。

 

「おお、何もかもが見える……!」

 

 展開された機構は透明な骨組みからなるおかげで、凪の膣穴を鑑賞する邪魔にはならない。

 処女膜を通った柄はそのままに、透明な骨組みが傘のように広がる。スコープを抜き取れば奥側から広げられた膣は直に中を見通せるようになり、男たちは手を叩いて大喜び。

 

「すごいすごい! 丸見えだ!」

「凪ちゃん、おまんこキツそうだったから今回は無理かと思ったら!」

「姿勢を変えればもっとよく見えそうですね!」

 

 彼らの要望に応える形で台は傾ぎ、頭の位置を下げ、股間を高く上げる姿勢に。

 安らかな寝顔とは対象的な無様な寝姿勢を取る凪の顔は正面のカメラの画角からすら消えた。一応凪の顔にカメラを向けるスタッフはいるものの、出演者たちは凪の雌穴にのみ意識を向けている。

 

「ではでは、神秘の穴をチェックしましょう」

 

 にやりと笑う彼らの手元には、スタッフから配られたライトがある。

 四本のライトが白々と光り、凪の膣内を照らし出す。

 

「これならよく見えますね」

「ええ、凪ちゃんの膣がぱっくり広がって、全部曝け出しちゃっていますね」

 

 光を受けた膣粘膜は自然な水気を纏い、しっとりした煌めきを帯びているようにも見える。

 完全に弛緩した膣壁は完全に動きを止めている。処女膜の開口部の向こう側もよく見えて、彼らは凪の生膣を覗いては清らかな膣内を隅々まで凝視する。

 

「処女だとおまんこの奥までキレイなんですね、それに、子宮口も見えてる」

 

 呟く俳優の視線は、凪の最深部に注がれていた。

 凪の膣穴は最深部まで大きく広がって、子宮口まで丸見えだった。

 

「肉厚で美味そうだなあ~! アイドルは子宮までキレイなんだなあ!」

「こんなに細くてちっちゃいのに赤ちゃん産む場所があるなんて面白いですよね」

 

 口々に言いながら、男たちは凪の子宮をじっと見つめる。

 カメラは子宮口も撮影していた。巨大モニター全体には凪の膣奥の薄紅色が艶めきながら広がり、膣壁の真ん中にせり出す子宮口も余すところなく映っている。

 同じ粘膜部ではあるものの、膣と子宮は質感がわずかに異なるようだった。円形の子宮口は膣内よりも赤味が強く、丸みを帯びた膨らみは触ってみたくなる佇まいだ。

 

「この小さい穴が、子宮に繋がってるんですよね?」

 

 俳優はモニターの子宮口を指して問いかける。

 円形の子宮口の真ん中には、針先で突いたようなごく小さい穴があった。

 筒状の子宮頸はそこから子宮へと繋がっているはずだが、かそけき穴の先に空間があるとは信じがたい。果たして凪の子宮はどんなものか、と空想を広げだす男たちの前で、スタッフはもう一度スコープを挿入する準備をしていた。

 

「お、それは……もしかして、子宮も広げてくれるんですか!」

 

 楽しみそうに芸人が叫べば、スタッフは微笑みながら頷く。

 凪にこれだけのことをしておきながら、スタジオ内は不気味なほど和やかな空気に満たされている。

 男同士の奇怪な連帯感が広がる空間、人間扱いされないのは凪だけ。曝け出した子宮口にもスコープが突っ込まれ、モニターの映像は子宮内のものに切り替わる。

 

「へえ、これが凪ちゃんの子宮か」

 

 芸人はモニターの映像をジロジロ眺め、凪の子宮内壁を目に焼き付ける。

 凪の子宮粘膜はぬらぬらと照り輝いている。男たちが手に持ったライトを膣口に向けると、子宮まで届いた光によって照らされた粘膜はますます妖しい色を帯びる。

 

「生々しくてゾクゾクしちゃいますね」

 

 呟く俳優も、整った目元を獣欲にギラつかせている。

 四人からライトを浴びせかけられ、凪の子宮内壁は血管を透かしていた。細やかに張り巡らされた赤色の下には太い血管らしい薄青が滲み、凪の生きた肉を暴いた喜びは計り知れない。

 しばらく熱心に凪の膣穴を見つめる男たちは、ほぼ同時に溜息をついて顔を上げた。

 

「見入っちゃうな……」

 

 まばたきも忘れて見つめていたのだろう、評論家は眉間を揉みながら照れ笑い。

 俳優と芸人、それに司会者も少しだけ凪から視線を外すが、目は勝手に凪の処女穴に吸い寄せられてしまう。

 

「――」

 

 処女なのに最深部まで丸出しにする凪の全ては、もちろん撮影用カメラで捉えられている。

 今日の映像はアングラ市場に流通し、多くの男の前に凪の大事な場所は晒されてしまうだろう。

 

「いやほんと、芸能界入って良かったわ」

 

 しかし、現役アイドルの生膣を前にした彼らの喜びは依然として強い。

 しきりに唇を舐める芸人に、スタッフはすかさず器具を与える――芸人がむんずと掴んだ銀色の器具は、使い捨ての鉗子だ。

 

「――撮れ高もバッチリのようですね」

 

 司会者はスタッフが出すカンペを見て言うと、スタッフが差し出す器具を取る。

 他の男たちも同じように、白銀にギラつく道具を手にした。男たちの眼差しは熱を帯びる一方で、子宮まで晒した凪をさらに無様にしてやろうと欲望に満ちていた。

 

「じゃ、まずはおまんこチェックといきましょうや!」

 

 芸人は高らかに叫ぶと、凪の膣の真ん前に陣取る。

 ハサミにも似た鉗子のアームを開け閉めすると、薄いプラスチックが打ち合わされる軽い音が響く。

 細い鉗子の先を凪の膣穴に突っ込んだ芸人は、まずは鉗子のアームを閉じたまま膣の入り口をツンツンやりだす。

 

「やっぱりプニプニだあ……パイパンのぷにまんなんていっちゃん美味いよなあ」

 

 ヨダレが垂れそうな顔で下品な笑い声を上げる芸人は、続いて膣口をつまんでは引っ張る。

 膣口は神経が集まる敏感な場所。仮に凪の意識があったなら、彼女は痛みに叫んだかもしれない。

 

「こんなんされても起きないんだからなあ」

 

 愉快そうに呟いては、芸人は膣穴の繊細な皮膚を引っ張る。

 むにゅんと伸びる薄皮に顔を寄せてみても、やはり陰毛も毛穴も見つからない。子ども同然の割れ目をここまで暴いた禁忌感が胸に迫った男は唇を歪めて笑み、暗い欲望を膣穴にも向ける。

 

「オメコの中もいじってあげるからねえ」

 

 性悪に笑いながら、芸人は膣の浅瀬に鉗子を進める。

 筋弛緩剤を塗り込まれたた膣穴はぱっくり開いて、鉗子を掴む手だって少しは入りそうなくらいだ。男は用心深く膣の浅瀬の粘膜をつつき、かと思えば鉗子をわずかに開いて粘膜部をつまみ上げる。

 膣粘膜は、膣口の皮膚と比べて伸びは悪い。鉗子のグリップでも掴むのが難しい膣壁に何度も挑みかかりながら、芸人は口をしきりにモゴモゴさせている。

 

「俺の……ベロんとこの歯茎くらいの硬さかな……」

 

 独特の形容をする彼の言葉にひと笑い起きたところで、芸人は改めて神妙な表情になって。

 

「じゃ、そろそろ……処女膜もイイですか?」

 

 真剣そのものの表情になる芸人に、司会者は頷く。

 

「くれぐれも、処女膜を破らないようにお気をつけて」

「もちろん」

 

 ゲストの処女を奪わないようにとの指示は、打ち合わせでもスタッフから言われていた。

 処女膜を前に息を荒くする芸人も、倒錯的なルールに抗うつもりはない。力強く頷いた男は、これまで以上の慎重さで鉗子を進め、処女膜に触れさせる。

 

「――」

 

 鉗子に触れて処女膜がたわむのがモニターに映ると、スタジオの男たちに緊張が走る。

 膣穴を全開にさせられたせいで、本来は襞状に弛む処女膜も今は張っている。鉗子で突く力を今よりあと少し強くすれば、凪の貞操は失われてしまうだろう。

 

「……」

「……!」

 

 そうと分かっているから、芸人は息を止めている。

 処女膜が破れないギリギリを攻めるスリルはたまらない。プライベートでの女遊びで処女の扱いを知った男は、鉗子で処女膜の開口部をつまんで見せすらする――薄膜は破れそうで破れず、彼が鉗子を膣から引き抜くと、それだけでスタジオ内に溜息が漏れる。

 

「ああ……今日こそダメかと思いましたよ……」

 

 あまりの緊張に俳優は胸を撫で下ろす。

 評論家はモニターに映る凪の処女膜をじっと見つめていた。ピンク色の乙女のヴェールは先ほどまで小突かれ、つままれていたというのに赤味はない。

 

「いやあ、すごい弾力だね」

 

 抜き取った鉗子を手の中で弄びながら呟く芸人は、再びアームの先を凪の膣内へ。

 

「それで、凪ちゃんのぷにぷにおまんこ……子宮はどうなのかな?」

 

 ニヤリと笑うと、彼は閉じた鉗子を処女膜の開口部からさらに奥へ突っ込んでいく。

 ハサミ状の二本のアームを閉じた鉗子は一本の棒となって凪の奥へ。

 処女膜の開口部を通して奥へ進める都合、鉗子の動きには制限がかかる。閉じた鉗子を傾けすぎると開口部に負荷がかかり、負荷がかかりすぎれば処女膜は破れてしまう。

 

「ここ……を……慎重、にぃ……っ……!」

 

 絶妙な力加減を求められる芸人は、こめかみに汗を伝わせながら鉗子を進める。

 

「おっ……!」

 

 注意深く鉗子を進めてほどなくして、彼の手に何かの感覚が伝わってくる。

 

「これは……子宮口だ!」

 

 開かれた子宮頸に行き着くと、芸人は鉗子で子宮口をぐにぐにと押して回る。

 モニターの中でも、銀色の鉗子が薄赤色の子宮頸に触れるさまが見て取れた。

 

「うん、やっぱりおまんこ肉とは全然違うな。結構硬い」

 

 鉗子を当てては離す芸人の手には、硬い肉の感覚が伝わっていた。

 

「俺の歯茎くらい硬い」

「どのくらいですかそれ」

 

 芸人らしくひと笑い呼びつつ、繰り返し子宮口を押したりつついたりする。

 膣口のやわらかな皮膚や処女膜とはまるで違う質感なのは間違いない。凪の子宮口は肉の弾力を持ちながらも沈みこむような包容力はなく、触れられることを知らない乙女の堅牢さを思わせる。

 

「子宮の中も……うん、ギリギリ入るな」

 

 鉗子の長さからすれば、アームの先は子宮底にもギリギリ届きそう。

 これまで以上の慎重さで手を伸ばし、ついに子宮の奥底に鉗子が迫る。モニターに映る子宮内映像でも鉗子が迫るのは見て取れて、男たちは小動物が狩られるさまを見守るようにモニターに釘付けだ。

 

「これ、で――」

 

 ぐっと手に力を入れると、

 凪の子宮底に鉗子が当たった。

 

「お……おお……!」

 

 硬めでありながら子宮頸よりわずかに柔らかいその場所に、思わず興奮の声が上がる。

 鉗子から伝わる手応えはもちろん、意識を失った久川凪をここまで弄んでいる事実が芸人を興奮させる。

 

「凪ちゃん、どうかな? おまんこの一番奥、触られちゃってるよお~?」

「……」

 

 わざとらしく間延びした声で呼びかけても、凪は眠ったまま反応しない。

 

「凪ちゃんが起きないなら、おまんこの中カリカリほじくっちゃおうかな~?」

「……」

 

 凪が起きないと分かっていながらそう言って、芸人は鉗子を軽く左右に振り始める。

 

「ほら、処女なのに子宮イジメられちゃうよお~?」

 

 アームの先端が子宮底を掠める。

 弾性に富んだ子宮が傷つかないギリギリのラインを攻める芸人は、無反応な凪に呼びかけながら子宮をつついて回る。

 処女の凪は、当然出産の経験もない。年齢を考えれば婦人系の病院を受診した可能性も低いだろうから、凪の子宮内を見たのは正真正銘彼らが初めてだ。

 

「初めての子宮だからまだ硬いねえ、赤ちゃん作る準備も出来てないんだねえ」

 

 処女子宮を好き放題している高揚感に男は嘲るような口調。

 芸人はその後も何度か子宮を鉗子で叩いてから、鉗子を抜き取りにかかる。すでに子宮まで触った相手だと気安く思っているのか、抜き取り際に処女膜をつまんで弄び、さらに膣の浅い場所に鉗子を押し当てる。

 

「うんうん、やっぱりこっちのお肉は柔らかいね」

 

 鉗子のアームを開いて膣壁をつまみ、引っ張っては子宮と違う感触を愉しむ。

 調子づいた芸人は鉗子を膣穴から抜き取った後も、凪を玩弄しようとせわしなく視線をさまよわせる。ギョロギョロした両目は広げられたラビアに向けられると、ちょんと軽くつまみ上げる。

 

「ビラビラも小さいし、色もまだキレイだねえ」

 

 つまんで引っ張れば皮膚はやすやすと伸びるが、この程度で凪の小陰唇が使用済みのように黒ずむことはない。

 

「まだコドモの凪ちゃんのアソコが見れて良かったよ」

 

 愉快そうに言いながら、最後に鉗子の先でクリトリスを軽く叩く。

 

「――」

 

 女性のもっとも敏感な場所を触られたはずなのに、凪は一切反応を見せない。

 眠りはそれだけ深く、凪の身体はクリトリスすら未開発なほど幼いのだ。

 

「そろそろ僕も遊んでみたいですね」

 

 そんな芸人の様子を見た俳優は待ちきれないとばかりに声を上げる。

 彼の手にはスポイトが握られている。

 透明なスポイトは長さも太さもさまざまに取り揃えられている。彼らが鉗子で弄ばれる凪の膣穴に夢中になっている間に傍らにはテーブルが用意され、テーブル上には透明なシャーレまで並んでいた。

 

「おっ、スポイトで何をなさるおつもりですか?」

 

 番組の段取りは済んでいた。

 俳優が凪をどんな風に辱めるつもりかを知りながら尋ねる司会者に、俳優はにこやかに言い放つ。

 

「凪ちゃんがここに来た時から、ずっと良い匂いがしてたんで。だから、凪ちゃんのマン汁もスポイトで取って嗅いじゃおうかなと」

「なるほど、これは面白い!」

 

 芸人とはまた違うアプローチで凪を辱めようとする俳優の発言に、司会者は手を叩いて大笑い。

 

「おまんこの匂い、直接嗅がなくても良いんですか?」

「へへ、じゃあ……凪まんこ、失礼しますよ」

 

 俳優らしく整った顔に爽やかな照れ笑いを浮かべながら、下劣な行為のために凪の膣に顔を近づける。

 

「パイパンだから、蒸れた嫌な匂いは全然ないですよね」

 

 呟きながら、彼は目を閉じて胸いっぱいに凪の淫裂の香りを吸い込む。

 凪が女性器を丸出しにしてどのくらい経っただろう、それなりに時間経過はあるはずだが、ショーツに秘せられて割れ目の香りは濃縮されていた。

 

「んん……女の子の甘い香りだ……」

 

 うっとりと呟く彼の顔だけ見れば、洗濯洗剤のコマーシャル映像のようでもある。

 しかし、俳優が嗅ぐのは凪の処女穴。たとえ合意のうえの性交渉であっても嫌がる女性がいそうな下品な嗅ぎっぷりに三人の演者たちは眉を寄せつつ、しかしそんなことをされても眠りこける凪が愉快でたまらないと口元を歪めている。

 

「っぷ……凪ちゃん、処女なのに穴のにおいまで嗅がれて……くくっ……」

「ふふ、っふふ……凪ちゃんまんこ、どんなニオイですか?」

 

 笑いながら尋ねる評論家に、俳優は大きく頷く。

 

「最高ですね。甘い女の子のにおいだけして……あ、でもあんまりエロい感じじゃないというか、清潔感~って感じの方が強いですね」

 

 スンスンと鼻を鳴らして凪の膣穴を嗅いでのレポートが繰り出される。

 彼の言う通り、内性器に鼻を寄せても生き物の不快な臭気はない。あるのはボディソープらしい清潔感溢れるシャボンの香りと、このくらいの歳の少女に特有の花とも果実ともつかない甘い芳香ばかりが漂ってくる。

 

「甘くて可愛い匂いですよ。おまんこまでこんなにいい匂いだなんて知られたら、男どもが寄ってくるだろうなあ」

「それなのに処女なんだから大したもんです、まだエッチなことも知らないからそんなに甘い香りなのかもしれませんね」

 

 下品な話題で盛り上がりつつ、俳優は手にした小さめのスポイトを凪の膣の浅い場所で構える。

 

「さて、あまり採れないかもしれないけど……」

 

 言いながら、膣粘膜にスポイトをあてがった。

 健康な膣粘膜は、口内のように水気に包まれている。とはいえ完全に眠り、性感を刺激されたわけでもない凪の膣にそれ以上の潤いはなく、粘膜に吸い付いてもスポイトは何も吸い取れずにいた。

 

「うーん、やっぱり入り口の方は難しいみたいですね」

 

 一度スポイトを抜き取り、透明な中身を覗き込む。

 凪の膣粘膜に触れた部分はわずかに湿り気を纏っているが、シャーレに落とせるような水滴はほとんどない。俳優は今後は長いスポイトを手に取ると、手応えを確かめるようにスポイトゴムを何度も押す。

 

「おっと、奥の方からお採りになりますか?」

 

 俳優が持ち替えたスポイトに目を留めた司会者が問いかけると、俳優は頷く。

 

「はい。奥の方が水分はあるはずですから」

 

 俳優が手にしたのは、スタッフが用意したスポイトの中でも特に長いものだ。

 長さは彼の上腕より一回り短い程度。長さの割に直径は小さく、これなら凪の処女を守ったまま奥まで挿れられるだろう。

 

「奥なら、しっかり狙いをつけないと……」

 

 ブツブツ言いながら、俳優はスポイトの先で凪の膣穴を狙う。

 ――倒錯した番組に集まった彼らは、凪の自然な体液を採ることに執着していた。未発達なクリトリスを刺激すれば膣液の分泌は増すはずだが、俳優に言わせてみればそれは無粋。

 誰の作為も介入しない、性を知らない処女の体液こそが俳優の望み。誰にも理解されなない嗜好を持つ彼は、スポイトを慎重に処女膜の開口部に通し、更に奥へと沈めていく。

 

「おまんこも子宮も開いてるから、スルスル進むのは分かってるけど……緊張しますね」

 

 処女穴を傷つけてはならないと緊張した面持ちの俳優は、ごくゆっくりとスポイトを進める。

 モニターに映る映像にも、膣を進むスポイトの先端が映し出されている。直進するスポイトは弛緩しきって動きを止めた膣壁に掠りもせず、一直線に最深部を目指す。

 

「……子宮口だ……」

 

 絞り出すように呟く俳優は、そこで一度動きを止めて深呼吸。

 息を吸えば、目の前にある凪の淫裂からは馥郁たる少女の香りが迫る。処女の女陰にフェチズムがある彼は顔を綻ばせながらスポイトを進め、ついに子宮頸を通過した。

 

「よし、後は――」

 

 両手に力を入れて、スポイトを子宮底へ押し付ける。

 

「――」

 

 先ほど芸人が鉗子で擦ったのと同じ場所にスポイトの先端が当たる。

 俳優が握りしめていたスポイトゴムから手を離せば、何かが吸い出される感覚が伝わってくる。感覚はすぐに失せるが彼にとっては十分で、彼は大急ぎでスポイトを膣穴から引き出しにかかる。

 

「気を付けてくださいよ、処女膜は――」

「分かってますって……!」

 

 気が逸った様子の俳優を見かねて司会者が口を出し、俳優は大きく頷く。

 誰からも理解してもらえない嗜好を抱える彼からすれば、処女穴を処女のまま弄ぶこの番組の趣向は好ましいものだ。ゲストの貞操を守ることは、この番組の存続、そして彼の出演にも関わること。

 気が急いた様子ながらも絶対に凪の膣内に傷をつけないようにして、俳優は無事にスポイトを抜き取る。

 

「――採れた……!」

 

 スポイトの先端を見て、彼は思わず快哉を叫ぶ。

 ごく少量とはいえ、スポイトの先には凪の体液が残っていた。いそいそとシャーレに落とすと、透明なシャーレの真ん中に透明の滴がわずかばかり落ちる。

 

「へえ、これが凪ちゃんのマン汁かあ!」

「子宮から採ったわけだし、子宮汁? みたいなものですかね」

 

 凪の子宮から採れた分泌液を囲んで、男たちは好き勝手。

 俳優は、そんな彼らから守るようにシャーレを手に取って背を向ける。急いでカメラが彼の前に回り込み、シャーレを掲げてそっと顔を近づける彼の姿を撮影する――カメラの前で、彼は凪の子宮を嗅いだ。

 

「……これが、凪ちゃんの……」

 

 膣を嗅いだ時よりも生き物らしい香りが濃く漂う。

 凪から発される少女の芳香はやや薄れ、不快感こそないものの生々しいにおいが強くなった。

 単純な香りの好ましさで言うと膣の香りの方が上だが、処女穴の奥底がこんな生々しい香りに満ちているのだと思うとたまらない。

 

「ああ……すごい、素晴らしい……」

 

 うっとりする俳優をよそに、司会者はニタニタ笑いながら凪へ向き直る。

 

「凪ちゃ~ん、おまんこの汁採られて、においまで嗅がれちゃってるよお~?」

「……」

 

 何を言われようと、やはり凪が目を覚ます気配はない。

 俳優はシャーレを傾けてわずかな水滴の動きを観察し、思い出したようににおいを嗅いでは陶然とする。しばらく戻ってこられそうにない彼を置いておいて、次は評論家が凪の処女地を辱める番だ。

 

「一応、事前にスタッフさんから許可は取れたのですが……」

 

 おずおずと切り出す彼は、縫合用の針と糸を持っている。

 針は鋭利で糸は黒色。鉗子やスポイトとは違い、傷をつけるための道具にカメラはフォーカスし、画面の外で司会者は愉快そうに笑う。

 

「おおっと? このコーナー、おまんこに傷をつけるのはルール違反! ですが――」

 

 評論家のやりたいことは、絶妙にルールの隙をついていた。

 

「この糸は自然に溶けるものです」

 

 評論家は、カメラに向かってそう告げる。

 

「この針も侵襲性が低い……要は凪ちゃんをほとんど傷つけません。この針と糸で、凪ちゃんの子宮に刺繍をしたいのです」

「なるほど~!」

 

 愉快そうに手を叩く司会者。

 台本では、ここで解説用の映像とテロップが差し込まれるとある――縫合用の針は凪の子宮の表面を軽く掬うのみで出血は最低限に収まる。ごく少量の出血は糸の繊維に吸われ、更にこの糸は二週間もせずに自然と粘膜に吸収されて消えるのだ。

 凪の子宮の様子から見ても、健康な粘膜には傷一つ残らない。評論家のアイデアは、この番組が敷いたルールである『処女の身体を傷つけない』には抵触しないものと判断されたのだ。

 

「――ただし、危険なので作業は専門のスタッフが行います。その代わり、縫い付ける文言は私が考えてきました」

 

 評論家が言う中、スタッフの一人は医療器具の用意を進めていた。

 処女膜の開口部から極小の鉗子や針、糸を入れて子宮壁に文字を縫い付けるのだ、とても現実的ではないことだが、スタッフたちは評論家のアイデア実現に向けて死力を尽くした。

 おかげで彼らは全ての準備を万端に整えている。専門スタッフは準備を済ませると、さっそく内視鏡にそれらの器具を繋げ、凪の処女穴の中へとスコープを潜らせた。

 

「モニターの様子が……もう子宮まで到達しています!」

 

 ほどなくしてモニターは、内視鏡カメラの映像に切り替わる。

 画面いっぱいに広がるのは凪の健康的な子宮内壁。鉗子やスポイトが当たったのがどこかも分からないほど粘膜は綺麗なピンク色のその場所に、縫合用の細針が突き立てられる。

 

「……」

 

 子宮内壁に針が刺さっても、凪は起きない。

 

「えーと、凪ちゃんが起きるまでは……うん、まだ時間はあるようです」

 

 投与された強力な睡眠薬の持続時間から考えて、凪の子宮内に刺繍を施す余裕はあるらしい。

 子宮内は血管が複雑に入り組むが、スタッフは子宮の表面の粘膜部だけを慎重に掬い取り、内部の血管はほとんど傷つけない。医療の現場に立ったなら大勢を救えるほどの神業は、今は男たちの下衆な欲望のためだけに使われている。

 

「それでは、縫い付ける文字はいかがでしょう!」

「ベタですが『処女まんこ』で……あ、あとは今日の日付も入れられますかね?」

 

 浮かれ調子で尋ねる評論家に頷いて、スタッフはその通りに縫い針を走らせていく。

 針が粘膜の真下を通ったかと思えば針先があらわになる。ピンク色に支配された粘膜内で黒糸の存在感は強く、一画目の斜め線が走っただけで、これまで清らかだった子宮が一気に台無しになってしまった気すらした。

 

「まずはひと針……ふふ、なかなか良い眺めだ」

 

 評論家はモニターにかぶりつきになって肩を揺らす。

 スタッフは正確な手さばきで針を進め、あっという間に『処女』の文字が完成する。

 

「子宮の奥のところに縫い付けているんですよね?」

「そうですね。子宮底なので、脚を開いた凪ちゃんの一番奥のところです」

 

 司会者の確認に手短に答えつつ、侮辱的な三文字の縫い付けに取り掛かるスタッフ。

 ピンク色の粘膜が針先でわずかにたわむ。睡眠薬も筋弛緩剤もよく効いているようで凪は無反応を貫き、無麻酔で子宮内部に針を突き立てられているのに痛がる様子もない。

 

「血は……全然出ませんね」

 

 芸人は感心したように呟く。

 モニターの中、力が抜けきった凪の粘膜には何針も入っているはずなのに、傷口らしい傷口はなく、黒糸から滲む血すらない。

 

「本当に浅く縫っていますから」

「確かに、傷を縫ってるわけじゃないもんなあ」 

 

 今回、凪の子宮壁を縫うのは、純粋に彼女を辱めるため。本来の用途ならば肉を貫くほど深く針を入れなければいけないが、今は粘膜の表面だけを掬っているから、凪の子宮を走る血管は守られているのだ。

 

「にしてもすごい手際だ、もう終わりそうですね」

 

 凪の膣内に刻まれる黒糸を見つめていると、時間はあっという間に過ぎてゆく。

 そう時間をかけずにスタッフは文字を最後まで縫い付け、凪の膣から全ての器具を抜き取ってしまう。

 

「それでは、凪ちゃんのおまんこを見てみましょう!」

 

 大開脚姿勢のまま眠る凪の膣穴に、改めてカメラが向けられる。

 接写カメラの映像が縦型の巨大モニターに大写しになれば、真っ先に視界に飛び込むのは『処女まんこ』の五文字と今日の日付。

 手元のライトで照らされてしまえば色飛びするほど淡い子宮内壁で、ツヤのない黒い糸で縫い付けられた屈辱の文字はひときわ目を引く。

 

「っははは、これは……!! ははははっ!!」

 

 あまりに惨めな凪の姿に、男たちは吹き出してしまう。

 ただでさえ処女膜を丸出しにする恥辱的な格好なのに、誰も侵入したことのない胎の最深部に『処女まんこ』の文字を刺繍されてしまったのだ。凪を子宮の奥から支配するような黒々とした文字は、清らかなはずの凪をどこまでも貶めている。

 

「くくっ……いや、まさかこんなことになっても起きないとは……」

 

 完全に全身から力を抜き、穏やかで可愛らしい寝顔の凪。

 しかし、スタジオに集まる男たちの視線は凪の膣にばかり向けられている。現役アイドルのあどけない寝顔も、裸の伸びやかな肢体も完全に無視されて、痛々しく広がった穴のみが男たちの注目を集めるのだ。

 

「この糸、自然に溶けて吸収されるんですよね?」

 

 確認のため評論家が言うと、司会者は貰ったカンペに視線を落とす。

 

「はい、早ければ二週間もすれば溶けるそうです。溶け方によっては糸が切れて、落ちることもありますが――」

 

 そこで言葉を切って、司会者は凪の膣穴に視線を注ぐ。

 子宮内も子宮頸も大きく開かされ、膣穴も丸見え。

 いまだ処女なのが信じられないほど恥部を大きく開いた凪だが、筋弛緩剤の効果が切れれば、凪の淫裂は初めて見た時と同じ緊密な一本線に戻るだろう。

 

「ま、子宮の奥の奥ですから。子宮から落ちてくることはありえませんよ」

「確かに。最初はあんなちっちゃな穴だったんですから、糸とはいえ落ちてくるとは考えにくいですね」

 

 糸は大部分が吸収されて凪の胎内に消え、仮に落ちた糸も、子宮頸や膣壁、処女膜に阻まれる。外に出る前に全ては吸収されるのだから、凪は縫い糸の存在に気付くこともないだろう。

 

「縫われたことに気がつく可能性は?」

「粘膜は治りが早いし、浅~くしか縫っていないんです。縫い糸が吸収されるのと同じくらいのタイミングで傷は跡形もなく治りますから、気付かれる可能性は皆無ですよ!」

 

 なおも尋ねる評論家はそんな説明を受けると満足したように頷いて。

 

「まったく素晴らしい話だ。凪ちゃんは、こんなことになっちゃったことにも気付けないなんてな」

 

 悪趣味極まりない――だからこそ愉快な事実に唇を吊り上げる男たちに、司会者も大きく頷く。

 

「さて、そろそろこのコーナーもお別れのお時間です」

 

 言って、彼らは正面のカメラに向き直る。

 全裸の凪の左右には、赤い衣装を着込んだ男たち。たった一人、全裸で子宮奥まで晒す凪はカメラを向けられているとも知らず、無垢な表情で眠るのみ。

 

「本日は、久川凪ちゃんをゲストにお迎えしてお届けしました。次回のゲストは同じ事務所の~……ふふ、ご期待ください。それでは、次回も楽しみにお待ちください!」

 

 ほがらかなジングルを背景に、男たちは手を振る。

 ――膣穴を丸出しにする凪が目覚めるより先に後始末は終わり、目覚めた凪は眠ってしまったことを不思議に思うだけ。

 自分の子宮奥に『処女まんこ』と縫い付けられていることも、他の全ての恥辱も知らないまま、凪はいつもの暮らしに戻るのだった。


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