セレナに襲われてから、仕事の休憩時間は街の散歩をするようになった。喫茶店の中で休んでいたら、シオンとティーナの情事にでくわしたり、セレナに襲われたりしそうだったから。仕事をする分には気に入っているけれど、オレにとって心が休まる場所では無くなってしまった。最初は落ち着いた雰囲気で好きだったのに。
「はぁ……。なんで、こうなったんかな」
制服のメイド姿のまま、街を歩く。可愛い石畳の道が伸びている、石造りの建物中心のヨーロッパっぽい街だ。科学技術は元居た現代日本と遜色なく、強いていえば街中に車が走っていないくらい。それも道が狭いからで、街の外では普通に走っているそうな。
ポカポカした日差しを浴びながら、どこへ向かうわけでもなく、のんびりと歩く。春から夏に変わろうとし始めているところ、一年の中で一番過ごしやすい季節に、こうして外を歩くのは嫌いじゃなかった。
ただ、頭のどこかでは、喫茶店のバックヤードで起きているだろう情事を想像してしまい、その度にモヤっとしたものが胸の中に浮かんでは消えていく。
(もしかしたら、今頃シオンとティーナは、またあの部屋で……)
元々同性だったから、性欲が旺盛な男子高校生に、そういう事をするなと言うのは酷な話だと分かっている。だけど、半分身内のように思っていたシオンがそういう事をしていると思うと、なんというか、居心地が悪かった。アイドルが悪態をついているところを見てしまった、みたいな。そんな感じ。
(シオンとティーナがくっ付いたら、オレが話しかけに行けないじゃんね)
オレが元男だと知ってもらっているとはいえ、ティーナからしてみれば気分の良いものじゃないだろう。だから、あれからシオンとの距離は少し開き気味になっている。しかし、かといってセレナと距離を縮めてしまうと、所かまわずそういう事をされそうで気が引けた。
(でも、まぁ……実際、人恋しいし……)
人付き合いが得意なわけでは無いけど、一人が好きなわけでもない。静かな時間は欲しいけれど、ずっと静かなのはイヤ。だから、中身って意味では同性で、気の置けない仲になれそうだったシオンを手放したのは少し心残りだ。なんだけど、いつまでもウジウジしてるわけにもいかないし。
(あー、やめやめ。せっかく外に出て気分転換してるんだから)
大きく深呼吸しすると、新鮮な空気が胸いっぱいに広がって、少しは気分がマシになった。手をグッと上に突き出して伸びをすると、身体もほぐれて良い感じ。足取りもちょっと軽くなった。
それでも、どうにも気持ちが切り替わりきらなくてモヤモヤしていたとき、ふと、街角のとあるお店が目に入った。
(おやすみ処……ナミア?)
小さな入り口の前に立てられた看板いわく、仮眠をとれるお店らしい。リラックスできる服に着替え、簡単なマッサージも付くそうだ。お値段は、30分でそれなりの食事1回分程度。
(なんか最近ちゃんと寝られてないし……こういうのもアリか)
寝られていない理由は明白だった。セレナに襲われてから、どうにもオナニーで満足できなくなったのだ。他人におまんこを弄られる気持ちよさを知ってしまい、自分で触って得られる快感の限界まで到達しても、『セレナにしてもらったときは、もっと気持ちよかったな』と残念に思う毎日。悶々とした気分は一向に晴れず、かと言ってセレナのもとに向かう勇気は出なかった。
(微妙なら1回だけでやめれば良いし、良いなら通える金額だし、うん、悪くない)
初めての経験で少し緊張するけれど、何事もやってみなければ分からないと自分を奮い立たせてから、お店の中に入った。
──◇──◇──◇──
店員のお姉さんにお店のシステムを説明されてから、更衣室に通された。渡されたカギを使ってロッカーを開けると、中には着ている服を掛けるハンガーと、ゆったりとしたスウェットのような室内着が入っていた。
「……なんか、健康診断みたいだな」
靴と靴下を脱いでスリッパを履き、メイド服を脱いでハンガーにかけ、下着姿になる。キャミソールとブラジャーも脱いでパンツ一枚になると、さすがに肌寒くて肩が震えた。いつの間にかブラの感覚に慣れていたようで、家の外で胸を支える物を着けていないことに、多少の心もとなさを感じた。
(だけど、お店の人の勧めだし。リラックスするために必要ってのも、まぁ、分かる)
用意されていた中身の透けない袋に下着を入れて、室内着を着た。男の頃はシャツ一枚を羽織ることなんてよくあったけれど、この身体になってからは初めてで、少し落ち着かない。それに。
「ん……っ♡ なんか、これ、微妙に擦れるな……」
身体に対してすこし大き目のサイズだからか、身体の動きに対して服がワンテンポ遅れて動く。そのせいで乳首が服の内側と擦れ、微かな快感が生まれた。ただ、服の胸元はそれなりに厚い生地でできていて、表に乳首の形が浮き出るようなことは無かった。
(ちゃんと対策されてるみたいだし、そういうものってことだよな)
忘れ物が無いかを確認してから、ロッカーの鍵を閉めて、更衣室を出た。
──◇──◇──◇──
案内された先は、薄暗くていい香りのする、小さな部屋だった。どこからか、ごく小さな音量で音楽も流れていて、リラックスできる空間が整えられていた。整体でよく見かける小さなベッドが部屋の真ん中に置かれていて、その周りにはマッサージに使いそうな道具の積まれたワゴンが並んでいる。
店員のお姉さんに言われてベッドに上がり、寝転がると、自然に力が抜けた。思ったよりも疲れがたまっていたのかもしれない。宿のベッドはこの数日の行為のせいで、完全に『オナニーするための場所』というイメージが刷り込まれてしまい、いまいちリラックスしきれていなかったのかも。
「蒸しタオルを目に当てたら、そのまま眠っちゃっていいですよ。マッサージもしますけど、痛かったり、嫌になったら言ってくださいね」
優しい声が、すっと頭の奥に染み込んでいくようだった。タオルからは清涼感のあるハーブの香りがした。ちょうどいい室温の部屋で、ゆったりとした服を着てリラックスしたところに目元が暖かくなると、あっという間に眠気が襲ってきて、そのまま意識を手放した。
──◇──◇──◇──
驚いたことに、中学生くらいの見た目をした、随分と若い人がお客さんとしてやってきた。国のお触れに従って、お店は未成年の目に見えない工夫がしてあるから、店の中に入ってきた時点で成人しているのは確か。それでも思わず疑ってしまったくらいに、お客さんの見た目は幼かった。一応身分証を確認させてもらったら、本当にあの見た目で成人しているらしい。
部屋着に着替えてもらい、いつも通りにベッドの上に案内すると、お客さん――レイちゃんはあっという間に寝入ってしまった。ちょっと相手を信頼しすぎな気がするけれど、まぁ、そういう雰囲気づくりをしているし嬉しいことでもある。よほど疲れていたのかもしれない。
「さて……始めますか」
誰に向けるわけでもなく呟くのは、一種のルーティンだ。ここからは、お客さんの身体と対話する、真剣勝負の時間。30分という短い時間の中で、いかにお客さんをリフレッシュさせられるかが腕の見せ所。それに、ちょっと気合を入れないと変な欲望に負けそうだった。こちらはプロ。やることをちゃんとこなしてこそだ。
まずは、レイちゃんの身体を観察する。胸は小さく、肩こりはきっとそれほどでもない。でも一応、念のために触っておく。思った通りの柔らかい肩だった。
「ん……っ♡」
肩を揉んだだけで、気持ちよさそうな声を漏らしてくれた。これは思った以上にやりやすい子かもしれない。過度な緊張があったり、寝たふりをしていたりしたら、こんな無防備な声は漏らさないだろうから。
肩をさすった後は、鎖骨に沿って撫でたり、腕を軽く揉んだりして、身体から力を更に抜いていく。上半身がだらんとしたところで、脇から胸の下に向かって撫でると、また可愛い声を漏らしてくれた。
「ん、あっ♡ はー……っ♡」
想像以上に反応が良くて、こちらの気分もノッてきた。そのままおっぱいの下側を撫でつつ、たまに胸を揉んであげると、肩がピクピク反応しだした。そろそろ頃合いだろう。
(それじゃあ、早速乳首を……この辺りかな?)
指先に意識を集中させて、ほんのり膨らんだ胸元の頂上あたりを撫でると、明らかにぷっくり膨らんだ2つの突起が見つかった。その周りをくるくると円を描くように撫でると、レイちゃんの口が半開きになって、甘い声が聞こえだす。
「あっ♡ あぁ、っ♡ あっ♡ あぁっ♡♡♡」
普段から開発していない子はこんなに感じないはず。きっと、いつも乳首を弄ってオナニーしているのだろう。
そのまま乳首の周りをなぞったり、たまに乳首をカリカリ引っ掻いたりしてあげると、服の上に輪郭が浮かび上がった。いくらしっかりとした生地と言っても、あくまで布。大きく勃起した乳首の形を隠すには足りないし、わざとそう作ってある。
(こんなちっちゃな子の乳首を弄るの、ちょっと犯罪的だなぁ。流石に、分かってて来てる、よね?)
この国において『おやすみ処』といえば、女性向けの風俗店のことを指す。大人なら誰でも知っていることだし、子供には店の存在自体が見えないから、ここが風俗店だと知って入ってきたはず。
(こんなに可愛いなら、彼氏なんてすぐにできるでしょ。なんでわざわざウチに来たんだろ。……あー、もしかして、女の子が好きだけど告白する勇気がないとか?)
ありそうな話で、やる気が増した。服を胸の上までたくし上げると、小さな膨らみと勃起した乳首が露わになった。肌のキメは赤ちゃんのように細かく、沢山弄っているだろう乳首は鮮やかなピンク色。思わず、ゴクリと音を鳴らして生唾を呑んだ。
(うわ、ほんとに子供みたいじゃん。なのに、乳首はこんなビンビンにして……)
今まで見てきたお客さんの中で、一番きれいな上半身だった。腰は細く、お腹はスッキリとしていて、体形も申し分ない。胸のボリュームは乏しいものの、良く言えばスレンダーで可愛らしい。
冷静さを失いそうになって、一度大きく深呼吸をしてから、道具を手に取った。温められたローションと、毛先の柔らかい筆。たっぷりと穂先にローションを含ませてから、乳首とその周りに塗り広げていく。
「んぁっ♡ あっ♡ あん、っ♡」
可愛い声が聞こえてきて、思わずにんまりとした笑みがこぼれた。声も幼くて、どう考えても子供を弄っているようにしか思えないのに合法。こんなお客さんをとれる機会なんて、次があるかどうか。今全力を出さなくてどうする。
筆の先端で乳首をくるくるなぞったり、毛先のコシを活かして弾いたりしてあげると、レイちゃんの腰が震えだした。明らかに感じている。そのまましばらく筆で弄り続けると、やがて腰がビクビク跳ねだして、宙に浮いて、それから。
「ん、あぁ――っ♡ あぁっ♡ あぁ、ん♡」
イった。目元が隠れているから、余計にイヤらしく見えた。ピンと伸ばした足の指が閉じたり開いたりして、腰がヘコヘコ情けなく動いて、快感をどうにか逃がそうと頑張っている様子がよく分かった。
(うわ、えっろ……。乳首アクメでこんないい反応とか、開発進んでるなぁ)
幼い女の子が絶頂しているのを目の当たりにして、遠い記憶が呼び起こされる。あれは自分がまだ中学生の頃、同級生の友達を家に呼んだ時のことだった。性的な知識が薄い友達に、くすぐりっこと称して乳首責めをして、いつしか乳首をカリカリしても怒られなくなって――。
(って、昔を振り返ってる場合じゃないよ。集中しないと)
気を取り直して、目の前のレイちゃんに向き合う。乳首アクメをキメたおかげで、身体はすっかりその気になったようだ。頬はほんのり赤く染まっているし、お腹は微かにヒクついている。乳首を弄るのはこれくらいで良いだろう。
「ちょっと、失礼するね……」
レイちゃんのズボンに手をかけて、起こさないようにゆっくり下ろし、完全に脱がし取った。装飾のないシンプルなショーツは、股間部分に小さな染みが出来ていた。これ以上汚れないように下着も脱がすと、可愛らしい割れ目が露わになる。
(……流石にお子様過ぎない? どう見ても小さい子のぷにマンなんだけど)
無毛の股間はピッタリと閉じていて、ビラビラがはみ出ていることも無い。色素沈着も無い。中学生だとしても幼く見えるくらいだ。足を大きく開かせると、興奮した割れ目は少し開いていて、中の鮮やかな色が控えめに顔を出している。生唾を呑み、高鳴る胸を押さえつけながら筆を手に取った。
たっぷりとローションを含んだ穂先で、割れ目を撫で上げる。片手で割れ目を開き、クリ全体にまんべんなく塗り付ける。鮮やかなピンク色の粘膜にも塗り、小さくすぼまった膣口にも。筆先がおまんこの上を走るたびに、穴がきゅうきゅうと動くのが、酷くいやらしかった。
一通りローションを塗り終わると、指先でクリトリスを転がした。オナニーで弄り慣れているのか、既に勃起したそれは皮を懸命に押し上げていて、少し弄るだけでつるんと剥けた。
(剥き癖が付いてるとか、大人しそうな見た目なのに、やることやってるじゃん)
ならば、遠慮は不要だろう。ローションをたっぷり纏わせた指でクリトリスを刺激すると、腰が面白いほどに跳ねた。そのまま容赦のないクリ責めを続けると、あっという間に腰が震えて、軽くイった。
「あぁっ♡ あーっ♡ はぁ、っ♡」
脚をガニ股にしたまま、腰をヘコヘコ動かして絶頂を表現しているレイちゃんは、犯罪的なエロさがあった。クリをビンビンに立たせて、膣口をヒクつかせて、奥からは愛液がトロトロと溢れてきている。この部屋にロリコンが居たら、一瞬で犯されているだろう。
とはいえ、30分コースはまだまだ始まったばかりだ。絶頂の気持ち良さが引き切る前に、そのままクリトリスを弄りつつ、乳首も弄ってあげると、数分も経たずに二度目の絶頂。手脚はベッドの両サイドにだらんと垂れていて、腰だけがカクカクと宙に浮いて、口がぽっかりと開いて、可愛い舌が顔を覗かせた。
クリアクメで完全に身体を発情させたら、次はおまんこの内側から快感を注ぎ込んでいく。小さな穴に指を差し込むと、ある程度のところまではスムーズに入っていった。どうやら中も弄っている様子。あまり奥に入れると気持ちよさより不快感の方が勝つかもしれないので、必要最低限にとどめた。
(とりあえずGスポットは弄れるし、十分かな)
お腹側の膣壁を指先で感じながら探ると、あっという間に見つかった。ひだの感覚が違うそこを撫でたり、軽く押したりすると、すぐに腰が跳ねておまんこが締まり、ぴゅぅっ♡と潮を吹いた。絶頂はまだ。あくまで反射的に漏らしただけだろう。
それから、何度も何度も丹念にGスポをクポクポとこねてあげると、やがて膣内がヒクヒクと痙攣しだして、指をぎゅぅっと締め付けた。もうそろそろ絶頂を迎えるらしい。待ってましたとばかりに空いている指でクリをいじり、もう片方の手で乳首を弄ってあげると。
「い゙ぃ゙、っ゙♡ い゙っ゙♡ あ゙ぁ゙っ゙♡♡♡」
えっちな喘ぎ声を上げながらの絶頂。ぷしっ♡とおしっこの穴からお潮が吹き出るのがよく見えた。同時におまんこの奥からどろっとした愛液が次々と溢れてきて、本気で感じ始めているのがわかった。
(予想以上にチョロいな。じゃあ、あとはこれを何度も繰り返して……)
おまんこの中に指を一本だけ差し込んで、クチュクチュとえっちな音を立て続けると、時折ぶしゅっ♡という水音が聞こえたり、『あ゙ぁ゙っ゙♡ あ゙っ゙♡ ん゙ぁ゙っ゙♡』と下品な喘ぎ声が聞こえたり。時間が来た時には、股間の下に敷いておいたタオルがぐっしょりと濡れて重くなっていた。
──◇──◇──◇──
「いらっしゃいませ――あ、レイちゃん。また来たんだ」
「あはは……こないだ来た時、すっごく疲れが取れて。またお願いします」
初めて『おやすみ処』を訪れてから1週間が経った。あれからもセレナにはお世話にならず、なんとか自分で身体を落ち着かせる毎日が続いていたけれど、やっぱりどうにも満足できない。クリの感度は上昇傾向で、日に日に気持ちよさは増しているものの、セレナに触ってもらったときの、頭の神経が焼ききれそうな快感には程遠かった。
それでも何とか気持ちよくなろうとオナニーを毎晩続けていたら、慢性的な睡眠不足になってしまった。そのくせ、オナニーで疲れ果てないと眠れないという不眠症まで併発して、もう最悪。疲れが確実に蓄積してきたので、身体のだるさ解消を求めて再訪したわけだ。
今日はちょっと奮発して60分コース。昼休みは我慢して、仕事終わりに立ち寄った。30分であれだけ疲れが取れるなら、60分コースならきっとこの1週間分の疲れを全部吹き飛ばしてくれるだろう。
──◇──◇──◇──
今回もレイちゃんはあっという間に寝た。すぐに乳首とクリをイジメて身体を発情させたら、今回の主役を早速登場させる。細く緩やかに曲がったバイブだ。処女の女の子でも痛がらずに奥まで咥え込める程度の太さながら、振動の強さや感覚は幅広く設定できて、しかも曲がっているおかげでいろんなスポットを集中的に責めやすい。
「じゃあ、まずはGスポからいくよ~。ちょっとだけ差し込んで、おなか側を軽く押し込みながら……この辺りかな?」
「お、おぉ……っ♡ おっ♡ おぉっ♡♡♡」
すぐに股間を突き出して、おまんこ快楽に溺れ始めたレイちゃん。すっかり膣内の開発が進んでいるようだ。もしかしたら、前回の来店以来、ずっとオナニーで中を弄っていたのかもしれない。断続的にぷしっ♡ぷしっ♡とお潮を吹きながらおまんこアクメを繰り返している。
「こんな簡単にGスポイキしちゃったら、普通のセックスなんてできないね~。一瞬で気絶しちゃうんじゃない?」
何度かGスポアクメをキメさせたら、そのままバイブを奥まで差し込んで、ポルチオを優しく撫で上げる。触れられることに慣れた頃合いを見計らってバイブのスイッチを入れると、身体を大きくのけぞらせて、喉を天井に向かって突き出した。
「おぉっ!?♡ おっ♡ おおっ♡ お~~~~~~っ♡♡♡」
気持ちよすぎて、口が『お』の形から戻せなくなったみたい。全身をガクガクと震わせながら、ぶしゅぶしゅ♡お潮を吹き出しつつ、頭の中をバチバチ言わせて絶頂に溺れているのだろう。女の子の一番気持ちいいイキ方をしていて、少しだけ羨ましかった。
「それじゃあ、今度はローターで乳首とクリを弄りながら……」
これだけやっても起きないのなら、もう好きなだけおもちゃにしても大丈夫だろう。最悪起きたとしても、気持ちよくさせてあげてるんだから、責められる理由は無いし。長らくしまい込んだままだったおもちゃを引っ張り出してきて、片っ端から試した。
「お゙っ゙♡ お゙ぉっ゙♡ お゙〜っ゙♡♡♡ ほぉっ゙♡」
バイブを抜いても、なかなか絶頂から降りてこられないらしい。ベッドの周りはおまんこから吹き出した潮と愛液でびしょびしょ。雑巾を何枚も使って掃除し終わっても、部屋に充満したメス臭はすぐに消えなかった。しばらく換気を続けると、さすがにレイちゃんの身体も落ち着いて、可愛らしい寝息を立て始めた。
──◇──◇──◇──
最近は、ちょっと調子が悪い。ムラムラが妙に抜けきらない。何度クリアクメをキメてもスッキリしない。中を弄る勇気は出なくて外ばかり触るけれど、どうしてもダメで。
──◇──◇──◇──
「なるほどね、それでまた来たんだ」
「はい」
催眠をかけた。悪いと思いつつ、我慢できなかった。さっさと全裸にさせて、いつも通りベッドの上に寝かせた。違うのは、もう目を覆うタオルが不要なことと、自分で身体を弄らせているところ。なんで来たのか質問したら、欲求不満が全然解消できないらしい。何となく理由は想像つくけれど、まずは聞いてみることにした。
「普段はどんなふうにオナニーしてるの?」
「こう、カリカリ、って……んっ♡ 乳首弄ると、身体が熱くなってくるから、そしたらクリを、んぁっ♡」
指先に唾をつけ、乳首やクリトリスをひっかいて気持ちよくなろうとするレイちゃんは、ちょっとかわいそうにすら見えた。大きな池に水を溜めろと言われて、キッチンからコップで必死に水を運んでいるようなものだ。
「そっか。でも、そんな生ぬるいおナニーじゃ、満足できなくて当然じゃない?」
「これ以上は怖くて。身体の中を触るとか、男の頃じゃありえなかったし……」
「そうだよね。中を触るのは怖いよね――って、え?」
そのままスルーしそうになって、ギリギリのところで立ち止まった。今、おかしなことを聞いた気がする。
「えっと、レイちゃん。今、『男の頃』って言った?」
「言いました。オレ、元々男で、この世界に来て女の子になってて。なのに、オナニーにハマっちゃって、オレ、どうしたらいいか……っ♡」
おかしいと思っていたことが、今になってつながった。明らかに中学生くらいの身体なのに成人の身分証を持っていたのは、つまりそういう事だったのかと。
「そうだったんだね。大丈夫、私が女の子の気持ちいいこと、教えてあげるから。ムラムラをきちんと解消して、ぐっすり寝られる方法はね――」
レイちゃんの目の前に、前回よりも少し太めのバイブを置いた。大きく反って、膣壁をゴリゴリ削る返しがついていて、奥まで差し込むとクリも一緒に刺激できるやつ。レイちゃんの顔がちょっと引きつったのが見えた。
「これでおまんこの中を弄って、ちゃんと深イキすればいいの」
「えっと、これ……さすがに、オレの中に入らないと思うんですけど……」
「大丈夫、大丈夫。女の子の穴は、赤ちゃんが通るようにできてるんだよ。このくらい平気だから」
「で、でも……」
なかなか勇気が出ずにモジモジしているレイちゃんが可愛くて、つい、意地悪をしたくなった。不安そうにしている顔を、もっと強い感情で塗り替えたい。大きな声で叫んでいるところを見てみたい。想像するだけでゾクゾクした。
「うーん……なら、しょうがないか」
目の前に置いていたバイブを手に取ると、レイちゃんはホッと胸を撫でおろしていた。使うのを諦めて片付けたと思ったのだろう。お砂糖よりずっと甘い考えだと、思わずほくそ笑んだ。それから少しして、一向にしまう様子が無いと気付たのか、彼女の表情が固まった。
「あ、あの、それ……」
「ん、どうかしたの?」
「いや……えっと……」
バイブを手に取ってローションを塗りたくると、グンとエロさが増した。それから、持ち手のところについているスイッチをレイちゃんの目の前で押して見せると、微かに目を見開いてくれた。
「こっちがスイングするスイッチで、中でグネグネ動くの。で、こっちが振動のスイッチで、先端と、Gスポ用の突起と、クリ用の突起がブルブル震えるの。奥まで差し込むと、ちょうど良い所に当たるんだよ」
想像したのか、生唾を呑む音が聞こえた。
「ほら、ここがクリに当たるところだよ。細かいシリコンのブラシみたいなのが生えていて、お豆全体を包み込むの。柔らかいから、ぎゅーって押し付けても痛くないんだ」
「ぅ、ぁ……っ♡」
彼女の視線が、女の子を気持ちよくさせるための形へ釘付けになった。バイブのスイッチを切っても、耳の中に振動音がこびりついているのか、ずっと腰がクネクネしている。これを見せられて、男だったなんて想像をするのは無理だ。完全に発情したメスにしか見えない。
「じゃあ、入れるね♡」
呆気に取られているレイちゃんを押し倒し、足を強制的に開かせて固定する。催眠を掛けられているせいで抵抗できず、股間を無防備に突き出すことしかできなくて、レイちゃんはすっかり混乱しているみたいだった。
割れ目を指でくぱぁっ♡と開いて、おまんこの穴にバイブをピッタリと押し当てる。指一本がやっと入るくらいに見える小さな穴に、指三本分はある太いバイブが当てられて、レイちゃんの喉がひゅぅっと鳴った。
「さん、にー、いち……」
「ま、まっ――」
キツキツおまんこを掻き分けながら一気に奥まで押し込むと、ぶちぶちぶちぃっ♡と処女膜の破れた感触がした。背筋がゾクリとした。こんなにオナニーに夢中なのに、まだ処女は守っていたなんて。貞操観念がしっかりしているのか、だらしないのか。
「お゙、お゙ぉっ゙?♡?♡?♡」
「あは、何が起きたのか分かってないんだ。じゃあ、スイッチ、入れるね」
目を見開いて、口をぱくぱくさせて、可愛い。たまらずに、バイブの振動スイッチを一気に最大まで捻った。
グネグネ動きながらブルブル震えるバイブが、ポルチオとGスポットとクリトリスを一斉に責める。人の手ではできない、女の子が一番気持ちよくなれるための動きを、幼い見た目の女の子にぶち込むとどうなるか。
「お゙、お゙お゙お゙お゙っ゙♡ ふがい゙ぃ゙っ゙♡ それ、だめ、あ゙ぉっ゙♡ お゙ぉっ゙♡♡♡」
結局のところ、元々男だったとしても、可愛い見た目をしていても、メスはメス。股間にちんぽを受け入れるための穴があって、身体がそれなりに成長したら、それで充分。コンパクトな身体をベッドの上でビクビク跳ねさせるけれど、股間はバイブに固定されているから、むしろバイブを膣壁へ押し付ける結果になっていた。
「ぬっ、ぬいてっ♡ おねがい、ぬいて、ぬけ、ぬけぇっ♡♡♡」
「やーだ♡ おまんこの中でたくさん気持ちよくなろーね♡」
「うぅ、う~~~~~っ♡♡♡♡♡」
バイブをおまんこの奥にグリグリ押し付けているだけで、直ぐにレイちゃんは根をあげてしまった。
「ご、ごめんって、ごめんってば♡ あやまるから、やめっ♡ あ、いぐ、いぐっ♡ いぐぅっ♡ いっちゃ――あぁ~~~~~っ♡♡♡」
「何に謝ってるのかな? レイちゃん、悪いことなんてしてないのに」
「なら、なんでこんなこと、ひどい、っ♡ やめ、おっ♡ おぉっ♡ ほぉぉっ♡」
顔を気持ちよさそうに歪め、まなじりからは涙をこぼし、口をいやらしく突き出して絶頂。バイブのクリブラシにぷりぷしお潮を吹きつけて、ついていたローションが全部洗い流された。するとどうなるか。ぬるぬるしていたおかげで和らいでいた刺激が、全部直接クリトリスへ注がれるようになって、追いクリアクメをキメた。
「だって、外側ばっかり弄ってたら満足できなくなっちゃったんでしょ? なら、中をもっと開発してあげて、お膣でも気持ちよくなれるようにならなきゃね」
「いらないっ♡ そんなのいらにゃ、んぎぃっ♡ もうやらぁっ♡」
頭をブンブン振って快感に抗おうとしているけれど、そんなことをしたって無駄。おまんこ弄りはそのままに乳首もつねってあげると、叫び声にも似た嬌声が上がって、気持ちよくなれていることを教えてくれた。
「このくらいしないと、今のレイちゃんは満足できないみたいだね。オナニー用にこのバイブはあげるから、ちゃんと毎日使って練習するんだよ」
「むりぃっ♡ こんなの、気が狂うっ♡ バカになるっ♡」
「バカになっちゃっていいよ。女の子なんて、バカな方が可愛いでしょ」
「それ、さべつっ♡ へんけんだろっ♡ ふざけ、んぁぁぁぁっ♡ やだっ♡ もうやだぁっ♡♡♡」
──◇──◇──◇──
オナニーの仕方を変えたら、少しだけマシになった。
ベッドの上にタオルを敷いて、全裸で四つん這いになる。控えめなおっぱいがちょっとだけ揺れるのが、実は結構な興奮ポイントだ。こんな姿勢、えっちなことをするとき以外にしないから、直ぐに身体が発情し始めて、おまんこが勝手に濡れ始める。条件反射ってやつ。
いつのまにか部屋にあったバイブを片手で持って、濡れてきたおまんこに擦り付ける。クリトリスと、Gスポットと、ポルチオを全部一気にイジメられる凄いやつ。太い幹の全体を愛液でヌルヌルにしてからお膣の入り口に当てると、腰がピクンと跳ねて、おまんこがキュンキュン締りだす。この後の快感を想像して、首筋から脳内へ快感が走る。女の子になってから、簡単に脳イキをキメてしまうようになった。
「ふーっ♡ ふぅーっ♡ い、いくぞ……っ♡」
覚悟を決めて、中へ一気に突き刺した。視界がグルんと上を向いて、上半身を支えていた腕から力が抜けて、ベッドの上に顎から崩れ落ちた。
「ほおぉっ♡ おっ♡ や、やっばぁ……♡」
あまりに気持ち良くて、頬が吊り上がっていくのが分かる。いわゆるアヘ顔というやつになっている気がする。オナニーでこんな無様な姿を晒しているのが恥ずかしくて、それを意識するほどにどんどん気持ちよくなっていく。顔をベッドのマットレスに埋めて耐衝撃体勢をとって、バイブのスイッチを入れた。
「んぉぉっ♡ おっ♡ お゙お゙っ♡」
わざと大きな喘ぎ声を出すと、どんどん気分が高まっていく。バイブを抜き差しすると、Gスポ用の突起が膣壁をゴリゴリ削って気持ちいい。ポルチオがごちゅごちゅ潰されて気持ちいい。クリトリスがブラシで擦られて気持ちいい。身体がベッドの上でビクビク跳ねて、乳首が擦れて気持ちいい。あっという間に絶頂まで持っていって、脚をギュッと縮めた。
「い、イグっ♡ いぐぅっ♡♡♡♡♡」
身体から力が抜けて、上半身はベッドの上にぐでっと広がっているのに、膝立ちになっていたせいでお尻は高い場所にあるまま。噴き出したお潮が愛液を洗い流して、クリへの刺激が一層強くなって、またアクメ。絶頂はゴールじゃなくて、気持ちよさボーナスタイムの入り口に過ぎない。女の子快楽は始まったばかりだ。
おまんこの奥をグリグリ押し込むと、奥から本気汁がコプコプと溢れてくるのがわかる。おなかの上からポルチオあたりを撫でると、バイブへ更に強く押し付けられて、喉の奥から『お段』の汚い喘ぎ声が漏れる。頭の中にバチバチ火花が散って、どんどんバカになっていく。
それでも、全然足りない。気持ちいいけれど、気絶するほどじゃない。首を振ってイヤイヤしても注ぎ続けられる、快感の暴力と比べたらずいぶん可愛いものだ。こうして思考を回す余裕が残っている限り、まだまだ上が目指せるはずなのに。
「うぅ〜〜〜っ♡ たり、ないっ♡♡♡ もっと、もっと、お゙ぉっ♡♡♡」
──◇──◇──◇──
諦めた。もう、オナニーでは満足できないと受け入れた。
頼れる人は、一人しか知らない。仕事終わりに、セレナの事務室を訪れた。大きく深呼吸をしてから、ノックした。中から返事が返ってきて、扉を開けた。
「あれ、レイくん。どうしたの?」
いつも通り、柔らかい笑みを浮かべて迎えてくれた。これからお願いすることを考えて、胸がキュッと締まった。その笑顔の裏で、これからお願いする内容を見透かされている気がして、首筋がピリピリした。喉が狭くなって、声を出すのも一苦労だった。
「その、急なんですけど……今晩、セレナさんって予定、空いてますか?」
「空いてるけど、どうかしたの?」
まだ、柔らかい表情。致命的な単語を出していないから、優しいセレナさんのまま。この後、この顔がどんな風になってしまうのか、少しだけ怖くて、声が震えた。
「セレナさんのお家に、遊びに行ってもいいですか。その、できれば、お泊りで」
それだけで、何を言いたいかは伝わったらしい。セレナの口端がじわりと上がった。ただのお泊りで終わるつもりがない、終わりたくないと、バレた。背筋がゾクゾクして、肩をブルリと震わせて、そういう事を考えているってセレナにバラしてしまった。
「うん、いいよ。――ずっと待ってたから、いっぱいおもてなししてあげるね」
こくんと、静かに頷くのが精一杯だった。