この作品を読んでほんわかしてもらえれば作者冥利に尽きます
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――月の綺麗な夜は窓を開けておく。
それがいつの間にかあなたの日課となっていた。まるで吸い込まれそうな大きな丸い蒼い月が出ている時には
部屋の明かりを消して、月光のみに包まれて、愛しい彼女がやってくるのを待ちわびる。
「こんばんわ、いい月夜ね」
気がつけば窓辺に小さな少女が座っていた。可愛らしいワンピースドレスに背中から生えた大きなコウモリの羽。
彼女の名はレミリア・スカーレット。吸血鬼だ。
「いらっしゃい、レミリア。待ってたよ」
「あら、そんなに待たせてしまったかしら」
「別にそんな長い時間待ってたわけじゃないから、気にしなくていいよ」
「そう」
彼女との出会いも唐突だった。ある晩、戸締りを忘れて窓を開けっ放しにしていた。
そんな時にいつの間にか部屋に彼女が入り込んでいた。
「こんばんわ……いい夜ね人間、あなたから芳しい血の匂いがしてついついお邪魔してしまったわ」
普通に喋っているのに、身体は指の一つも動かせなかった。
あの瞳に見つめられるだけで、背筋に冷たいものが走り、いつ首をはねられるのか気が気ではなかった。
ああ、自分はここで死ぬのか、そんな達観にも似た気持ちに支配されていた中、意外な言葉が彼女から。
「ねえ、少しお話しない?」
その言葉で身体の金縛りは解けた。
それから、月の綺麗な夜は彼女との逢瀬を楽しむ夜となった。
傲岸で不遜なところもあるが、そんなところが彼女らしいとあなたは思い、愛おしいと感じた。
借りてきた映画のDVDを紅茶をお供に鑑賞したり、夜の街に一緒に繰り出したりもした。
その外見からして最初は深夜に出かけるのは問題があるんじゃないかと思ったりもしたが
そこは吸血鬼のスキルを活用し、違和感がないように見せかけているとレミリアは言った。
彼女と出会い、付き合いを続け、この小さなお嬢様があなたの中ではとても重要な位置に当てはまるのは時間がかからなかった。
「今日はどうしようかしら。映画でも見る? それとも一緒に出かけましょうか?」
「しばらく月の出ない夜が続いたから、できれば今日はレミリアと一緒にすごしたい」
「ええ、あなたがそういうなら私もつきあってあげる」
ベットに腰かけたあなたの上にポスンと収まってしまうレミリア。
羽を消した背に優しく手を回して抱きしめて、ほのかに香る彼女の匂いを堪能する。
始めは吸血行為を行いやすくするためだった。いつの間にか、レミリアが求めたのか、自分で進んで申し出たのか
血を吸う以外にも抱きしめあうことが多くなった。
「ん……ぴちゃ、ちゅ、ちゅぷっ……れる……っ」
首筋に舌を這わせて何度もキスをするレミリア。血が飲みたければちゃんと言ってくれるので
これはただレミリアが甘えたくて、かまってほしくてする、彼女なりの愛情表現。
同じように彼女の首筋にもキスをし、互いに舐め合いを続ける。
その行為で自身の分身に血が集まり、ズボンを押し上げてしまう。
勃起した肉茎を無意識にレミリアの股間にぐりぐりと押し付けてしまい、レミリアがふふっと苦笑する。
「我慢できなくなっちゃった? いいわ、私もしばらくぶりだから、楽しみましょう?」
ベットから降りたレミリアは楚々と身につけている服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になる。
月明かりに照らされたレミリアの裸体はいつ見ても美しい調度品のようで、触れるだけで壊れてしまいそうな
そんな雰囲気を醸し出し、それがあなたにはとても愛おしく思える。
彼女と同じく裸体となったあなたはレミリアに促され、仰向けでベットに横たわる。
その顔面を跨ぐようにして彼女はいきりたった肉塊に手を添える。
「ああ……久しぶり、この匂い……。いっぱい気持ちよくしてあげるから、あなたも私のこと、気持ちよくさせて……」
レミリアは舌を伸ばし、肉茎の先端をぺろぺろと舐め上げる。竿の根元から鈴口からつぅと舌を這わす。
くぽっと可愛らしい音を立て、小さな口の中に亀頭を含むと口内に溜めた唾液を混ぜ合わせ
首を上下させ、くぽくぽといやらしい音を立てて敏感な先端を責め、先走り液と共にじゅるるっとすする。
その幼い姿に似つかわしくない淫らな口淫にあなたは気を抜いたらすぐにでも射精してしまいそうになるのをぐっと堪え
こちらもお返しにレミリアの秘部を責めたてる。
あなたの分身を舐めることでレミリアも感じていたのだろう。彼女の秘裂からは蜜が溢れ、放っておけばポタリと滴りおちそうなほどに濡れていた。
それでも身体の幼さのせいか、ぴっちりと閉じている花弁を指でにちゃあと押し開くと、ひくひくとうごめく膣内が見えた。
つぷりと舌を侵入させると、レミリアの身体はびくんと跳ね、ヒダ肉が舌先にきゅうきゅうと吸いついてくる。
膣肉を舐めあげるたび、奥からこぷりと白く濁った蜜が溢れ、その甘露を味わいながら、時に花弁を、膣内をと責める部分を変えるたび
レミリアからは甘い睦言がこぼれてしまう。
「あっ! ふぅ……っぅんん! やぁ、舐めるの、うますぎぃ……、でも、負けないから……ちゅる、じゅずずっ! じゅぶっ!」
お互い敏感な部分を責め合い、共に快楽の頂きへと上り詰めていく。
レミリアはその小さな口いっぱいにあなたの肉茎を頬張り、じゅぶじゅぶと激しく上下にしごきあげる。
あなたは彼女の包皮を舌先で剥いてやり、硬く勃起した淫核を口に含み、ころころと転がしてやる。
「んんんん――――ッ!! らめ、そこつよくしひゃらめぇ! んぐっ、ふあっ、じゅぶっ、じゅる、んぶぅぅ――!」
レミリアが破裂寸前の肉塊を喉奥に飲み込み、あなたがレミリアのクリトリスを強く吸い上げた時、お互い同時に果てた。
彼女の身体はびくびくっと痙攣し、ぷしゃっと蜜を噴きだしあなたの顔を濡らし、肉茎は限界まで膨張し、爆発する。
どくんッ! どくどくっ!! どびゅるるるる――!!
レミリアの口内に熱くたぎった白濁液を大量に吐き出す。その精液の多さにレミリアは目を白黒させるが
すぐに慣れ、一滴も漏らさないよう、こくりこくりと嚥下していく。
「んむぅ!? んっ、んくっ……んっ、こくっ、こくっ……、んふぅ……ふぁぁ、すごく濃いのがたくさん……」
レミリアは陰茎から口を離し、唇からはエッチな糸がつぅと伸びてぷつりと切れる。
お互い荒い息を整えながら、絶頂の余韻を楽しむ。
目の前でひくん、ひくんと痙攣するかわいいお尻を優しく撫でる。
「あん……。もう……おしりなんか撫でて……。それにあなたのこれもいっぱい出したのにまだ硬い……。これなら、まだいけるわよね?」
今度は自分たちの顔が見えるようにレミリアが体位を変え、あなたの上にのしかかるような体勢になる。
未だ硬く隆起した肉竿を掴み、とろとろの姫割れに先端をあてがうと、ずぶずぶと最奥まで飲みこんでいく。
「あっ……! う、くうううぅぅぅッ! か、硬くて、熱いっ、焼けちゃうううぅぅッ!」
「うっ、くぅぅ――っ! レ、レミリアの膣内、狭くて、熱いっ」
吸血姫は目じりに涙を浮かべて微笑んでいた。久しぶりに膣で味わう想い人の感覚に身体が喜びを覚えてしまう。
お互いを思いやり、好意を持つ二人の腰と腰が密着した。
「あっ……あぁぁっ……っ!」
「ぐ、ぐぅぅぅ……っ!」
根元まで結合した二人は、ギュッとしがみつき合った。しばらく互いの性器から送られる刺激に耐えながら
双方の首筋などにキスマークをつけて興奮を更に高めていく。
そして先に我慢ができなくなったあなたがゆっくりと腰を動かしていく。
あなたの腕がレミリアの腰を抱き、レミリアはあなたの背に腕をまわす。
ぷちゅ、ぷちゅと粘膜と肉茎が擦れ合い淫らな水音を立て始める。
「あ、はひぃぃっ、いいっ、いいよぉっ……もっと、もっと突いてぇっ……!」
挿入を繰り返すたびにくねくねとレミリアの腰はうごめく。まるで触手の群れのように絡みつく膣肉から
痺れるような快感を電流のようにペニスを通してあなたの背筋に送り込まれゾクゾクと身体が震えてしまう。
「あふ……あ、んく……ぅ……ふあぁぁ……ぁぁ……っ!」
レミリアが漏らす甘い吐息と喘ぎ声で自身が蕩けてしまっていくような錯覚を感じてしまう。
グチグチと淫肉を嬲りあいながら、吸血姫とあなたは淫らなオブジェと化していく。
腰の上下に加えて、レミリアはあなたの胸板に自分の乳首を擦りつける。
あなたの胸板でグチグチと乳首を押しつぶす度に少女は電撃に打たれたようにビクリと震える。
「ふああぁっ! いいっ、おっぱい擦れるの、いいっ! おまんこも、おっぱいも気持ちいいのっ!
ああっ、も、もうだめっ、我慢できない……っ!」
先に堕ちたのはレミリアだった。何度も求めあい、互いの感じる部分を知った動きで腰を動かし始める。
淫蜜で赤黒く焼けた肉棒を激しく責め立てる。自分の子宮口まで深く呑み込み、激しく打ち付け快楽を貪る。
「あああぁぁぁっ! いいのぉ、これ、すごくいいのぉぉぉっ!」
あなたにぎゅっと抱きついて、肉欲のままにグチョグチョと腰を振り立てる。
陰茎に膣肉を絡め、膨らんだ亀頭に子宮口をぶつける。
その稲妻のように送られてくる刺激を受けて、あなたも限界まで昂り始める。
また射精が近づき、ペニスの大きさがだんだんと太くなっていき、はちきれそうな圧迫感を感じる。
こちらもレミリアに負けじと腰を抱きしめ直すと、激しく彼女の膣を突き上げる。
「ひああぁぁぁっ!! あ、あなたも、イキそうなのねっ!? いいわっ、いっしょに、いっしょにイクのぉっ!」
唇を重ね合わせ、甘い蜜のような唾液をすすりあう。そしてレミリアの尻たぶを鷲掴みにして、強引に叩きつける。
快感でのけぞったレミリアを引きよせて、小さく未熟な乳首に吸いつき悲鳴をあげさせる。
「ひあぁ――――――――――ッッ!!」
傲岸で不遜で、淫らで愛おしい吸血姫を乱暴に責めたてて、彼女を自分のものにしている、そんな愉悦に酔いしれる。
「レミリア、イクよ……そろそろ膣内に、ぶちまけるよ……っ! いいねっ!」
「出してぇ……! 私の膣内に、熱くて濃いの、いっぱい出してぇ……ッ!!」
レミリアの子宮口に亀頭をぶつけた瞬間、圧迫感が弾けた。
射精管を駆けあがり、鈴口から大量の精液がほとばしる。
どびゅぅ! どくどくどくどくっ! ぶびゅるるるる―――――! ぶりゅるるるる―――――!
「う、ぐううぅぅぅッッ!!」
「ひぃああぁっっ! あっ、ひっ、あああぁぁああぁぁぁああああ――――――――――ッッ!!」
あまりに大量すぎて、レミリアの膣に収まりきれない分が逆噴射し、彼女の股間に白い化粧のように飛び散りベットに精液溜まりをつくる。
大量の白濁液を膣内に注がれた吸血姫は、絶頂に浸っている。
普段の凛々しく、精悍な表情を見せる彼女も今は口を半開きにして法悦を味わっている。
固く絡み合い、お互い行為の余韻に浸った。
「はー……はー……はぁぁ……っ」
「あ、あぁ……ぁぁぁ……」
性も根も尽き果てた二人はそのまま心地よいまどろみの中へと落ちていった。
◆ ◆ ◆
しばらくしたのち互いの身体を清めたあと、あなたは兼ねてから考えていたことを口にした。
「なぁ、レミリアと一緒に暮らしていける。そんな方法はないのか?」
その問いにふっと寂しげな表情を浮かべるレミリア。
「あなたと私とは住む世界も違えば種族も違う。お互いこう干渉しあうことも珍しいのよ。
それだけでも僥倖というものだわ」
やはり考えていた通りの答えが返ってきて少し落ち込んでしまう。そんなあなたを見てレミリアは
顔をそっと持ち上げてキスをしてこう答えた。
「もしもの話よ? もし、あなたが私のいる世界を見つけられたとしましょう。その時はあなたを大切な人として
迎え入れてあげるわ。いつまでも待ってるから。だから、私に会いに来て。きっとよ」
気がつくと彼女の姿は消えており、ただ窓から差し込む月明かりだけが部屋を照らしていた―――――
意識が覚醒していく。ずいぶんと懐かしい夢を見た。まるでおとぎ話のようだとレミリアは思った。
しかしあなたとの蜜月は実際にあったことだ。それだけは疑いようのない事実だった。
レミリアはベットから降りると咲夜を呼び、着替えをしようとした。
そんな時咲夜から意外な言葉を聞いた。
「お嬢様、今日はお嬢様にお客様がいらっしゃってます」
「お客? 誰かしら? 霊夢? それともあの白黒?」
「いえ、男性の方なのですが……、お嬢様のことをよく知っていられる方のようで……」
その言葉を聞いてレミリアの心臓はとくんと跳ねあがった。
今すぐにでも駆けだして顔を見たかった。しかし、そんなはしたない真似をするわけにもいかない。
そして、その応接間を開けると―――――
「ひさしぶり、レミリア―――」
「どうして―――」
「どうしてって……。約束したじゃないか、私を探し出してって。あれからまぁ、いろいろ駆けずり回ったりしてさ。
ようやくここにたどり着いたって訳」
「……それにどうしても君の傍に居たいって気持ちが強くてさ」
すぅと大きく一呼吸をする―――――
「大好きだ、レミリア。だから会いにきた」
あなたの愛おしくて堪らない吸血姫はポロリと一滴の涙をこぼし、それでもまるで太陽のような眩しい笑みを浮かべ―――――
「―――――ッ!!」
恋い焦がれたあなたの名を呼びつつ、胸に飛び込んできた。
普段は紅い月が昇る紅魔館だが、今夜は二人が出会った頃のような大きくて丸い、蒼い月が二人を照らしていた―――――