魔法使いエリンの秘密の契約 〜サキュバスに魔力を借りた女の子が代価として夢の中でめちゃくちゃにイかされる話〜 作:梅酒屋家光
オリジナル:ファンタジー/ノンジャンル
タグ:R-18 ガールズラブ 百合 連続絶頂 ロリ 発情 サキュバス 淫紋 本番なし ♡喘ぎ 寸止め 焦らし 羞恥
氷雨の魔女エリン。
空中に無数の氷柱を生成して雨の如く打ち付ける魔法で、ゴブリンの襲撃に遭った村を救ったことで、詩人たちがその名を広めるようになった冒険者は、未だ発育途上の少女であった。
二つ名に似合いの氷青の瞳、肩の辺りで切り揃えられた栗色の髪。女性らしい起伏に乏しい小柄な体躯に纏うのは、簡素な魔術師用のローブの裾に、手縫いの紋様が刺繍された実用的なもの。魔術師が魔法の制御に用いる杖も、古木の枝を削っただけの、宝珠や装飾さえ持たない無骨なもの。全体的に、ひどく地味な印象を受ける少女であった。
そんな新進気鋭の冒険者として名が売れ始めた氷雨の魔女エリンには、経歴や言動にいくらか不自然な箇所が存在する。
たとえば、扱う魔法の規模が、年齢の割には強力すぎる。
たとえば、実績を鑑みれば参加していないはずがない、野宿を伴うような長期間の仕事に、エリンが参加した記録は存在しない。
たとえば、魔術師ならば魔法を行使すれば簡単に片付く仕事を、人件費を投じて人足を雇い、魔法に頼ることなく処理している。
たとえば、地味な装備と未だ未成熟の肢体とはいえ、女性冒険者にありがちな性的トラブルに一度も遭遇していない。
――たとえば、そんな不自然な状態が続いているのに、誰もその不自然に気づかない。
それらの不自然の発端となっている、エリンの抱える秘密が露わになるのは、毎夜エリンが眠っている間。
間違っても誰かが入ってくることのないよう、宿の扉を厳重に施錠し、窓も雨戸まで閉め切り、持続性の防音結界に包まれて眠るエリン。
その頬は紅潮し、息は荒く乱れ、時折切なげな声を漏らしながら身体をよじる。
布団の中、寝巻きに包まれた肢体も朱に染まっている。薄手の肌着に守られた胸の先端は、ぴんと膨らんで肌着を押し上げ、何かを堪えるように擦り合わされる腿の付け根からは愛液の雫が垂れ、性器の付け根に鎮座する控えめな陰核が、包皮からわずかに顔を覗かせている。下腹部には薄紅色の光が明滅しており、光が強まるたびに、身体を震わせ、きゅうと締め付けた膣から、とろりと愛液が溢れて下着を濡らしている。
誰がどう見ても発情し、性的興奮の最中にあるエリンは、しかし同時に深い眠りの中にあった。目を覚まして火照った身体を慰めることもできず、夢魔のもたらす深い眠りに閉じ込められている。
◆
「んっ……♡ くっ、はぁぁん……♡」
「ほらほら、我慢してないで、エリンのカワイイ声をいっぱい聴かせてよ♡」
宿の一室、寝台の上で、ふたつの小さな影が重なり合う。四肢を縛られて大の字に寝台に拘束されるエリンに跨っているのは、エリンに負けず劣らずの小さな肢体の少女だった。
その側頭部からはねじれた黒い角、その背に皮膜の翼、尾てい骨からは黒くしなやかな尻尾を生やした少女。人の夢に入り込み、精力を吸い取る、サキュバスとも呼ばれる魔物――夢魔は、エリンの身体のあちこちに指や舌を這わせては甘くエリンに語りかける。
「今日はエリン、いっぱい魔力使ってくれたもんね♡ いっぱい気持ちよくなって貰わないと勿体無いよ♡ ほーら、背中とか腰とか、いつもは性感帯じゃないところも気持ちいいでしょ♡」
「んんっ、くふぅっ♡ んひゃ♡♡」
大の字に拘束されているままに、エリンは夢魔の手によって身体のあちこちを責められている。此処はエリンの夢の中。夢魔によって支配される領域。拘束さえも夢魔の思いのままに、縛られている状態のまま、仰向けにもうつ伏せにも、夢魔の思うがままに転がされてしまう。
「こんな日はやっぱり、じっくりねっとり責めるのがイイよねぇ♡ いーっぱい気持ちよくなってね♡」
「んうぅっ♡ や、やだっ……♡」
「あーっ、そんなこと言っちゃうんだぁ♡ 魔法をいっぱい使ったらそのぶんえっちになっちゃうって言ったのに、いっぱい魔法を使ったのはエリンでしょー?」
人間という種族は、魔力を生み出す器官が脆弱で、まともに魔法を使うためには外から魔力を補うしかない。魔法を確保する手段はさまざまだが、そのうち一つに、魔力生産に優れた種族と契約し、対価に応じて魔力を借り受けるという方法――魔力提供契約が存在する。
一般的には、魔力生産に優れた生物――魔物を手懐け、餌や住環境と引き換えに魔力を借り受けるものが主流だ。たとえば、妖蚕と呼ばれる蛾の魔物は、食物の栄養を魔力に変換し、それを材料に強靭な糸を作り出すことで知られるが、とある魔術師の家系はこの妖蚕の一群と契約し、食物や住処と引き換えに糸を編むための魔力を譲り受けて魔法を行使している。
しかし、既に富や力を持つ名門や、才能を見出された幸運な者ならともかく、そういった基盤を持たない市井の人間がこうした手段を取ることは難しい。そうした『持たざる』人間に、魔力を持て余す一部の知的種族が、娯楽や労働の対価として魔力を提供するような契約も存在する。
エリンが交わした契約もそうだった。エリンの下腹部に広がるのは、夢魔から魔力を借りる契約の証として刻まれた、子宮を模した刻印――淫紋。普段は透明で、エリン自身にも見えないが、魔力を使う時と、紋様が魔力の代価を取り立てる時だけ、薄紅色の光を放つ。
夢魔が魔力を提供する代償として、エリンに課されるものはふたつ。
ひとつ、魔力の被提供者エリンは、魔力提供を受けたのち、翌日までの睡眠中に見る夢の中で、魔力の提供者である夢魔からのあらゆる行為を受け入れる。
ひとつ、魔力の被提供者エリンは、上項の夢を見ている間、提供を受けた魔力量と同量の魔力によって発動される【感度上昇魔法】【発情魔法】の効果を受ける。
つまりは、使った魔力に応じて身体が発情させられ、その状態で夢の中で夢魔に身体を好き放題にされる。
きわめて夢魔に有利にも見える契約だが、夢魔にとっては一晩の娯楽とわずかな糧のために魔力を垂れ流しているにも等しく、魔力提供契約としては破格といえる好条件である。搾精による精気の回収が期待できる男性相手ならともかく、女性、それも未だ成熟しきっていない少女であるエリン相手ともなれば、もはや道楽と言う他ない。
つまりはこの夢魔、幼い少女の姿をしているが、その実は有り余る魔力を持て余す大淫魔であり、魔力を餌に無垢な少女と契約し、快楽に乱れる様を愉しむ変態であった。
そんな変態の毒牙にかかってしまった哀れな少女エリンはこの日、仕事のために大量の魔力消費を余儀なくされた。ゴブリンの大群の襲撃を迎え撃つため、往復の移動に用いた転移魔法に加えて、得意の氷雨の魔法を何度となく放ち、過去に経験のないほど多量の魔力を使ったのだ。
その代償として、夢の中のエリンも、今まで経験が無いほど強い発情状態に陥っている。胎の底が煮えたぎるように熱くなり、触れられてもいないのに乳首と陰核がぴんと勃ち、秘裂が物欲しげに涎を垂らしている。肌に触れるシーツの感触や夢魔の息遣いにさえ声を抑えられないほど、身体中が敏感になっている。
「今いっぱい気持ちいいのはエリンのせいなんだよ? 魔法を使って、自分で自分のこと、いっぱい気持ちよくしてるの。教えたでしょ♡ そういうこと、なんて言うんだっけ♡」
そんなエリンの胸や股間といった主要な性感帯を避け、腋や太腿、背中、腰、足先や手指などを、羽のような手つきで優しく撫で回しながら問いかける夢魔。それだけで甘い声が溢れそうになるほどの快感に襲われながら、エリンは夢魔が言わせようとすることを察して、発情で紅潮した頬を、羞恥でさらに染め上げる。
いつのまにかエリンの拘束は解かれ、ベッドにぺたんと座って上半身を起こした姿勢を取らされていた。耳まで真っ赤にして俯いたエリンの顎に手を当てて顔を上げさせ、エリンと視線を合わせて夢魔が再度問う。
「ね♡ 自分で自分を気持ちよくすること。なんて言うんだっけ♡」
夢魔と出会って契約するまで、性的なことに無縁だったエリンは、幾度も夢魔に身体を弄ばれ、快楽と性知識を教え込まれた現在でも、淫語を口にすることに、ひどく羞恥心を煽られる。しかし、ここで口を閉ざして抵抗すれば、もっと酷いことになる、という過去の経験が、羞恥に竦む喉に、夢魔の望む答えを発させた。
「お……おな、にー……です……っ♡」
「せいかーい♡」
目を伏せて羞恥に震える声で答えたエリンに、夢魔は満足そうに頷いた。もちろん発情は不可抗力によるもので、エリンが自ら望んで魔力を振り絞って快楽を貪っている訳ではないが、夢魔の望む答えだった。
夢魔は右手で顎を持ち上げたまま、エリンの唇に自分の唇を重ねる。
「んっ♡ んうぅっ♡ ふぁっ♡ んんんーっ♡」
「んちゅ♡ れろ、ちゅっ♡ じゅる♡」
夢魔は慣れた様子でエリンの唇を舌で押し広げ、エリンの口の中を蹂躙していく。ヒトとは構造の異なる細長い舌が、エリンの舌に絡みつく。
契約の代価として発情させられているエリンの身体は、夢魔がその気になれば、このキスの刺激だけで達することさえできただろう。しかし、夢魔の舌はそれを許さない。舌を絡め、口内を舐め上げ、巧みに緩急の付いた舌技で、エリンの性感を的確に高めていく。
「じゅるっ♡ じゅっ♡ ちゅぱっ♡」
「んんーっ♡ んふぅ♡ ……ぷはっ♡」
数分もそうしていただろうか。夢魔とエリンの唇が離れる。エリンの舌と夢魔の舌の間に、透明な唾液が橋を架け、雫になってエリンの口内に垂れ落ちた。
「はー、はー……♡」
数分に及ぶ接吻に翻弄されたエリンの表情はすっかり蕩けていた。潤んだ瞳はとろんと焦点を失い、緩んだ口の端から唾液を一筋垂らして、熱を帯びた吐息を溢れさせている。
「んふふ、すっかり準備万端って顔してる♡ だけど……まだまだじっくり、ね?♡」
気づけばエリンの両手は再び拘束されていた。ベッドにぺたんと座った姿勢のまま両腕を後ろに縛られ、自然と胸を突き出すような姿勢を取らされる。
「ほら、乳首の周りをすーりすーり♡」
「ふあぁ♡ はあぁぁあんっ♡♡」
そうして突き出された、エリンの僅かな膨らみの先端、ぴんと主張する先端を避けるように、夢魔の指が桜色の輪のふちをなぞっていく。乳首を直接責められるびりびりとした強烈な快感とは違う甘やかな刺激に、エリンの喉からも蕩けた嬌声が溢れる。
「はあぁっ♡ はぁん♡」
「んふ、かわいい声♡ もっと聴かせて♡」
夢魔はエリンの胸を責め続ける。乳首を避けて小さく淡い乳輪をなぞったり。
「ほーら、エリンのちっちゃなおっぱいを、ぷに、ぷにっ♡」
「ふぁ♡ ひあぁっ♡♡」
僅かな膨らみを指で挟み、乳首を間接的に刺激してみせたり。
「れろ……っ♡」
「んふぁぁぁ♡♡♡」
唾液をたっぷり纏わせた舌で、上から乳首をそっと押しつぶしたり。
「ふーっ♡」
「くぅん♡ くぅぅぅぅんっ♡♡♡」
そうして唾液に濡れた乳首に息を吹きかけたり。
胸への愛撫を繰り返しながら、乳首に控えめな刺激を与え続け、ひたすら焦らし続けた。
「はぁ、はぁ、ん……ふー、はぁ……っ♡」
「んふふ♡ すっごくえっちな顔……♡ かわいいよぉ♡」
執拗な胸への愛撫が収まった頃、エリンの姿勢は再び変えられていた。脚をM字に開かされ、両手は斜め上に拘束された姿勢で、仰向けにベッドに縛られている。その眼差しは快楽に蕩け、緩んだ口元から涎を一筋垂れさせて、熱を帯びた荒い呼吸を繰り返している。
ただでさえ強烈な発情状態にあり、その上で執拗に乳首への焦らし責めを受けたエリンの身体はもはや限界だった。焦らされ続けた乳首は真っ赤に充血し、広げられた脚の付け根では、ぴったりと閉じているはずの未成熟な性器が、涎を垂らしながら、くぱ、くぱ♡と小さな膣口を物欲しげに開閉させ、包皮に包まれているはずの陰核は硬く勃起して半ば露出し、溢れた愛液に濡れた尻穴さえも、ひくひくと刺激を期待している。
「もう限界? イきたい?♡」
エリンの肢体を撫でさすりながら夢魔が問う。エリンの思考は高まりすぎた性感に煮崩れて、うまく物事を考えられない。エリンの表情、姿勢、身体の反応、そのすべてが快楽を求めている。下腹部が煮えたぎるように熱く、何度も寸止めを繰り返された乳首と徹底的に避けられているおまんこが切なくて死んでしまいそうだった。
しかしエリンの羞恥心は、自ら快楽を受け入れて「イきたい」「イかせてほしい」と言ってしまうことに強く抵抗した。
「……っ♡ や、だ……っ♡」
「……ふぅん♡」
ぎゅっと目を瞑り、首を横に振りながら、か細い声でそれだけ答えると、夢魔の心底楽しそうな声が帰ってくる。快楽に屈しないという決意ではなく、恥ずかしさから選んだ消極的な抵抗。エリンの煮崩れた思考がすぐさま後悔と絶望に染まるが、今更撤回しても夢魔は許してはくれない。
「それじゃあ、我慢してみせてね♡ すぐに降参なんかしたら、もーっと恥ずかしくて苦しくて気持ちいいことになっちゃうから♡」
「あ、あぁぁ……♡」
そう告げて、夢魔はエリンの秘裂に手を伸ばす。とろとろと溢れる愛液をすくって、指でぬちゅ、ぬちゅ、と弄ぶ。そうして愛液にまみれてぬるぬるになった細長い中指が、とろとろの膣口にあてがわれた。
「ん♡ ひゅふぁ♡ ふぁぁあぉああぁ♡♡♡」
ちゅぷ、と、指先が極めてゆっくりと膣穴に沈んでいく。関節ひとつが沈み込むのに数秒かけて、つぷりつぷりと膣肉を掻き分けていく。
「んぅうっ♡♡ はうぅんっ♡♡ んんんっ♡♡♡」
じわじわと入り込んでくる指を、エリンの幼膣はきゅうきゅうと締め付けて迎え入れる。待ち焦がれた刺激をただ受け入れるだけでは我慢できず、未熟な性器が自ら快楽を求め、入ってきたものを締め付けていく。
そのまま指が根元まで飲み込まれていれば、少女の細指といえど、エリンは容易く絶頂を果たしていただろう。
「はい、だーめ♡」
「んぁあひぃっっ♡♡♡」
第二関節の半ばまで埋まっていた指が、ぬるる、とゆっくり引き抜かれる。最後の瞬間だけ勢いをつけて、第一関節の半分ほどが一息に、ちゅぽんと引き抜かれた。
「うぅ……♡」
受け入れようとしていたものが、大きな快感の波ひとつを残して失われる。空っぽの膣が喪失感にきゅんきゅんと虚しく締まり、膣口が縋るようにくぱくぱとうごめく。
「『イかされる』って思った?それとも『イかせてもらえる』かな?♡ エリンはイくのやだって言ったもんね♡ まだまだ我慢できるでしょ?♡」
「んうぅ…♡ うあぅ……っ♡♡」
あと一息のところで、絶頂はエリンから取り上げられてしまった。乳首に受けたじわじわと性感を高める焦らし責めとは異なる、絶頂寸前で快感を取り上げられる、本当の寸止め。まだ始まったばかりのそれが、エリンの心を追い詰めていく。
「じゃあ、もう一回♡ ……おまんこだけじゃ寂しいよね。こっちも可愛がってあげる♡」
「んぅっ♡ にゃああぁぁっ♡♡」
ふたたびゆっくりと指が侵入していくと同時に、もう片手がエリンの胸に伸ばされる。膣に沈み込む指の動きに合わせて、乳首にそっと指が押し当てられ、ゆっくりと押しつぶすように圧迫していく。
「ふあぁっ♡ あっ♡ はあぁぁんぅっ♡」
そして、先ほどよりも浅く、第一関節が飲み込まれた辺りで、逆にゆっくりと指を引き抜いていく。同時に、乳首への圧迫も緩んでいく。
「んくぅぅぅ……っ♡♡」
指が完全に抜けてしまう前に動きが反転して膣口に沈んでいき、奥まで届かないうちに引き抜かれる。胸への刺激と同時に繰り返される緩慢な抽送は、エリンの身体を快楽の炎で炙りながら、決して絶頂を許さない。
「んうぅっ♡ ううぅ……♡」
繰り返される寸止めに、エリンの脳は正常な思考を放棄し、目の前にぶら下げられては取り上げられる、絶頂という報酬しか見えなくなっていた。無意識のうちに、膣が指を締め付け、腰をくねらせて僅かでも快楽を貪ろうとする。夢魔はそんなエリンの反応をも把握し、巧みな指遣いで絶頂寸前まで押し上げては、絶頂だけを取り上げる。
エリンにとって無限に続くように長く感じられた数分間。何度も体験した、上り詰めていく感覚。それが弾ける寸前、またしても夢魔は手を止め、指を引き抜いてエリンを観察する。
「ふぅっ……♡ んっ……はぁ♡ はぁ……♡」
快感の名残を追いかけるように、縛られたエリンが身体をくねらせる。思考に靄がかかったように、身体を襲う疼きと、下腹部の熱のことしか考えられない。潤んだ瞳は夢の中の天井をぼんやりと見つめ、口からは熱を帯びた呼気が吐き出される。絶頂を求めてうねる膣内に合わせて、膣口がくぱ、くぱ、と涎を溢れさせていた。
「すっかりとろとろになっちゃったね♡ ……もうイキたくて仕方ない?それともまだ我慢する?♡」
耳元で囁く夢魔の問いに、エリンはぶんぶんと首を横に振る。
「やっ♡ やあっ♡ 無理♡ もう我慢むりですっ♡」
夢の中のエリンの身体はとっくに我慢の限界を超えていた。拘束されていなければ、とっくに自分の秘部に手を伸ばし、稚拙な自慰で下手な絶頂を繰り返しているだろう。強固な羞恥心の枷が、浅ましくイかせて欲しいと懇願することを躊躇させたが、エリンの心はこれ以上の寸止めに耐えられなかった。
「じゃあ、イかせてください、ってお願いしてみて?♡ 『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』って♡」
「そ、そんな……っ♡」
そして、夢魔はエリンの羞恥心が躊躇させた、最後の一線を看破し、それを自ら踏み越えさせることで、エリンの心を屈服させようとしていた。
羞恥心のあまり、命令に躊躇するエリン。エリンの躊躇に構わず、夢魔はふたたびエリンの性器に手を伸ばす。
「んうぅっ♡♡♡」
「お願いできないと、ずーっとイケないままだよ♡ ほら♡『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
寸止めを再開した夢魔が、エリンの耳元で囁く。エリンは涙を浮かべて首を横に振る。
「やだっ♡ もうやだぁ♡♡ ゆるしてっ♡ ゆるしてぇっ♡♡♡」
「だーめ♡ イかせて欲しいならちゃーんとおねだりして♡『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
「むりっ♡♡ もうむりぃ♡♡ たすけてっ♡ たすけてぇ♡♡」
「『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
エリンの精一杯の懇願を握り潰し、夢魔はおねだりの言葉を繰り返し促す。寸止めとともに繰り返される囁きに、だんだんと羞恥心の枷が緩んでいく。このひとはわたしが自分からえっちなことをおねだりするまで許してくれない。言うしかない。
「……さい♡」
「……なあに?」
「い、いかせて、ください……♡」
喘ぎ声に混じった、消えいるようなおねだりに、夢魔の口角が弧を描く。
「『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
「エ……エリンの……っ♡ お……っ♡ ぉまんこっ♡ ……き、きもちよくっ♡ し、してくださぃっ♡♡」
「『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
「エリンのっ、ぇ……えっ、ちな♡ おまんこ♡ いっぱい、いっ♡ いじめて、くださいっ♡」
「『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』」
「エリンのっ♡ えっ……♡ えっちな♡ おまんこっ♡ いっぱい♡ い、いじめてっ♡ きもちよくしてくださいぃ……っ♡」
「……いいよ♡」
エリンの精一杯のおねだりを引き出した夢魔は、一転してこっくりと頷いた。あまりにあっさりとした肯定に、エリン自身も呆けてしまう。
「……えっ? あっ♡ だめっ♡ それだめっ♡♡♡ くるっ♡♡♡♡♡」
いつの間にかいつ上体を起こされていたエリンは、背後から抱きすくめられるように夢魔に抱かれている。絶頂できない程度に緩やかに続けられていた指の愛撫が加速し、愛液をかき出すように、夢魔の指がエリンの膣内をじゅぷ、じゅぷ、となぞり上げる。発情し、さらに寸止めされていたエリンの身体は、急速に絶頂へと上り詰めさせられていく。
「だめぇっ♡♡♡ すぐくるっ♡♡♡ きちゃうぅっ♡♡♡♡」
「寸止めの後のアクメは、最初がいちばん気持ちいいんだよ♡ ほら、イっちゃえ♡♡♡」
トドメとばかりに、指が根元まで深く突き込まれ、手のひらが陰核を押し潰す。
「イっ――くぅぅぅぅんっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
エリンの身体がびくんと一際大きく跳ねる。契約の淫紋と長時間の寸止めによって下腹部に溜め込まれた膨大な熱が、解き放たれてエリンを呑み込んでいく。快楽の奔流に、意識は白く塗りつぶされ、「きもちいい」以外の全ての思考は押し流される。びく、びく、と身体が跳ねる。エリンの秘所は、ぷしゅ、ぷしゅ、と潮を吹きながら、突き入れられた指をきゅうきゅうと締めつけた。
「――っ♡♡♡♡♡♡♡」
(これ♡♡♡ とま、らな――♡♡♡♡)
「わ♡ イきっぱなし♡」
指を締めつけた膣から強烈な快感が流れ込んできて、エリンはさらなる快楽の深淵へと押し流されていく。エリンの内側に蓄積された大きすぎる情欲の熱は、絶頂の余韻に浸ることすら許さず、エリンはイキっぱなしの状態に陥った。
「――はぁっ♡♡ はぁ、はっ♡ ふぐぅぅっ♡♡♡」
十秒と少し経った頃、快感に吹き飛ばされていたエリンの思考は肉体と同期し、あまりの快感に忘れられていた呼吸を再開する。呼吸の僅かな身じろぎで、挿入されたままの指がイったばかりで敏感な膣内を擦る。これまでに経験の無いほど長く深い絶頂。その余韻の残る身体は、そのわずかな刺激だけでまたイきそうになり、エリンは歯を食いしばり、荒い呼吸を押さえつけて堪えた。
「ふっ♡♡♡ ふぅ♡♡ ふー、ふぅ……♡」
エリンを背中から抱き、指を挿入したままの夢魔は、抱いた胸に絶頂の余韻に震えるエリンの呼吸を感じ、イきかけた膣が指を咥えてひくつく感触を味わいながら、エリンの呼吸が落ち着いていくのを観察する。余韻イキ寸前の荒い呼吸が少しずつ落ち着き、食いしばられていた歯から力が抜け、エリンの意識が最も弛緩する、その瞬間。
「ふぅ――」
ぐちゅっ。
「――く、ひゅ――!?♡♡♡♡♡♡」
夢魔の指先が、エリンの膣奥、エリンの膣内で最も敏感な性感帯を抉る。意識が完全に緩んだ瞬間を狙った、イったばかりでさらに敏感になっている、弱点とも言うべき性感帯に襲いくる刺激。二度目は心構えすらできないまま、エリンはふたたび絶頂に押し上げられた。
「なっ♡♡♡ なんっ――」
じゅぷっ。じゅぷっ、ぐちゅっ。
「――んうぅっっ♡♡♡ やっ♡♡♡ 待っっ♡♡♡♡」
エリンが困惑を言葉にする暇さえ与えず、夢魔が指の動きを再開する。絶頂の快感にぎゅうと締め付ける膣をお構いなしに擦り上げ、子宮口の口付けを指先に受け、膣奥の弱点を抉っていく。
「イっ♡♡♡♡ イっへる♡♡♡♡♡ イってるのにイくぅぅっ♡♡♡♡♡♡」
じゅぷ、じゅぷ、と夢魔の指が膣肉を抉るたび、エリンの身体に電撃のような快感がほとばしる。その電撃を呼び水に、胎内から快感が爆発する。その爆発の波が引くより早く、じゅぷ、と夢魔の指がエリンの膣を抉り、ふたたび電撃がほとばしる。
淫紋と寸止めによって極限を超えて発情し、一度達してさらに敏感になったエリンの性器は、夢魔の指が一往復するたびに絶頂する超性感帯に成り果てている。
結果、エリンは絶頂の波が引く前に次の絶頂を迎える、多重連続絶頂に陥っていた。
「やっ♡♡♡♡♡ やめっ♡♡♡♡♡♡ もうやめっ♡♡♡♡♡♡ イってる♡♡♡♡♡♡ ずっとイっ♡♡♡♡♡♡ イってるのにイってっ♡♡♡♡♡♡」
「だーめ♡ エリンが自分で言ったんだよ?♡ 『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』って♡」
じゅぷっ。ぐちゅっ。じゅぷじゅぷっ。
「ちがっ♡♡♡♡♡ そんなっ♡♡♡♡♡♡ つもりじゃ♡♡♡♡♡♡」
「なーに?♡ 嘘だったの?♡ おまんこいじめられたくないのに、寸止め我慢できなくて、『エリンのえっちなおまんこいっぱいいじめてきもちよくしてください♡』って嘘ついたんだ?♡」
「そっ♡♡♡♡♡ ちがっ♡♡♡♡♡♡ ちがうのっ♡♡♡♡♡♡」
じゅぷじゅぷと夢魔の指が膣肉を抉るたび、エリンの思考は快感に白く染まる。もはや自分の言葉の意味さえも曖昧になりながら、エリンはこの快楽から逃れようと、ちがうちがうとうわごとのように繰り返した。
「嘘つきのエリンにはお仕置きが必要だよね♡」
じゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
「やっ♡♡♡♡♡ やだぁ♡♡♡♡♡♡ ちがうの♡♡♡♡♡♡ うそじゃない♡♡♡♡♡♡」
「嘘じゃないの?♡ じゃあお願いの通り、いっぱいおまんこいじめてもいいよね?♡」
ぐちゅぐちゅっ。きゅっ。
「やっ♡♡♡♡♡♡ だめっ♡♡♡♡♡ ちくびだめ♡♡♡♡♡♡」
「おまんこだけじゃないよ♡ エリンのえっちなところ全部、いっぱいいじめて気持ちよくしてあげる♡♡」
じゅぷっ。こりこり。くりゅっ。じゅぷっ。
「ちくびだめ♡♡♡♡♡ くりっ♡♡♡♡♡♡ くりもだめっ♡♡♡♡♡♡ くひゅぅぅぅっ♡♡♡♡♡♡♡」
膣を抉る右手指の動きは少しも緩めずに、夢魔の左手が気まぐれに左右の乳首を摘み、もう片方を舌や唇が弄び、右手の親指が抽送の合間にクリトリスを撫で、擦り上げ、弾く。
「だめっ♡♡♡♡♡♡ ぜんぶいっしょにぐりぐりするのらめ♡♡♡♡♡♡♡ こわれぅっ♡♡♡♡♡♡ こわれひゃうぅ♡♡♡♡♡♡♡」
「ちゅ♡ 壊れてもいいんだよー♡ ここは夢の中だから♡ 壊れるくらい気持ちよくなっても、起きたらいつものエリンに戻れるの♡ だから壊れちゃお♡ 気持ちいいことで頭いっぱいにしちゃお♡」
ぬちゅ、ぐりぐり、ぐちゅ、ぬぷ、くりくり、じゅぷっ。
「らめえぇ♡♡♡♡♡♡ くる♡♡♡♡♡♡ ずっとイっへるのに♡♡♡♡♡♡ もっとすごいのくるっっ♡♡♡♡♡♡♡」
別々の性感帯から同時に快感の奔流が押し寄せ、エリンの中でぶつかり合い渦巻いていく。既にずっと絶頂し続けているのに、さらに巨大な快感が爆発しそうになっている感覚。快感に明滅する意識の片隅で、エリンは恐怖した。
「やらぁ♡♡♡♡♡♡♡ こわい♡♡♡♡♡♡♡ ほんとにこわれる♡♡♡♡♡♡♡ こわれちゃっ♡♡♡♡♡♡♡」
「いいよ♡ 壊してあげる♡ ――ほら壊れちゃえっ♡♡♡」
宣言と同時に、夢魔はエリンの性感帯を、同時に強く苛んだ。
ぐりっ。右の乳首を強く抓り上げ、
がりっ。左の乳首に歯を立て、
ずちゅっ。右手の中指で膣奥を抉りながら、
ごりゅっ。親指の腹でクリトリスを押し潰す。
「あ♡♡♡♡♡♡♡」
本来感じるはずの苦痛はなかった。此処が夢の世界だからか、淫紋による発情のせいか。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
ただ、暴力的なまでの快楽に押し流され、エリンの思考は焼き切れるように真っ白になった。
◆
「っ♡♡♡♡♡♡ っ♡♡♡♡♡♡♡」
「あはは♡ まーだイってる♡ かわいー♡」
雨戸まで閉め切られ、わずかな月光も差さない真っ暗闇の宿の一室。エリンの夢ではない、現実のエリンの眠る場所。遮音結界の中で、びくびくと身体を跳ねさせながら眠るエリンを、幼い少女の姿の夢魔は、ベッドに頬杖をついて愛おしげに眺めていた。
夢魔との契約により、夜毎に夢の中で散々に絶頂を極めさせられるエリンだが、夢魔は現実のエリンの身体には、尻尾のほども触れていない。
ただし、夢の内容は眠る身体にもいくらか反映される。眠っているエリンの身体まで達することは珍しい。今夜の夢は特別刺激的だったためか、フィードバックも大きいらしい。
「おやすみ、エリン♡ 明日もいーっぱい気持ちよくしてあげるから、またいーっぱい魔法を使ってね♡」
寝巻きと下着を汗だけでない体液にぐっしょりと濡らし、時折びくびくと身体をのけ反らせるエリンに優しく呼びかけてから、夢魔は部屋に満ちる闇に溶けるように姿を消す。他に誰も居なくなった部屋で、エリン自身も気づかぬままに吹いた潮がまた、ぷしゅ、と下着を濡らした。