小説・漫画・アニメの「エリスの聖杯」の1話冒頭シーンから派生させて描いたSSです。
1話冒頭の話なので大したネタバレにもならず、あらすじとしても原作未読・未視聴でもスカーレットという名の令嬢の少女が処刑されるというだけのエピソードしか含まないので、原作を知らない方でも楽しめるかと思います。でもいずれ原作にも触れてほしい。

Pixivでも公開

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令嬢スカーレットが冤罪で公開処刑され徹底的に凌辱される話

 

1

 

いつかの時代、どこかの場所において、公爵として地位の高かったカスティエル家の令嬢、スカーレット・カスティエルは城内の拘置所の牢獄内に収容されてから数週間が経とうとしていた。

とはいってもスカーレットは何か悪事を働いたわけではない。その高貴さと美貌、まっすぐながら奔放な性格で知られるこの16歳の少女は、貴族間の権力争いに巻き込まれた末に、王太子の妃の毒殺を企てたという無実の罪を着せられ、十分な弁明の機会も家族からの助命のための助力も受けられぬままに過ごしてきた。

 

自身の愛用する月虹石のピアスを妃の部屋に落としておくという偽証拠の工作の前に、スカーレット1人ではなすすべもなかった。

スカーレットは達観か、諦めに似た境地かで見苦しく騒ぐことも嘆くこともせずただ自身の行く末を悟り、しかし同時に自分を陥れた顔も予想できない者たちへの静かな呪詛だけは携えていた。

満足な裁判らしい裁判も受けぬまま、死刑が決まったこと、町の役所前の大広場で公開での斬首という形で執行されることとその予定日が、牢を訪れた城の高官から告げられたのがたった2日前、そして今がまさにその執行日の朝である。

 

用意周到かついつもの役所仕事からは想像もつかない展開の速さに、よほど私の無実が晴れるのが怖い連中がいるのだ、とスカーレットは自嘲気味に笑みすら浮かべた。

 

 

牢の前に、刑務官とは別にカギを持ったメイドが立ち、スカーレットを呼んだ。

「スカーレット様、お準備を致しましょう。体を清めに出てください。」

 

いよいよかと強張ると同時に、スカーレットは少し気を楽にした。

トレードマークの赤い深紅のワンピースは逮捕された際に下着ごとはぎ取られ、収監中に許されていた衣服は鼠色の質素なワンピースと地味で簡素な下着のみ。それも毎日の着替えは許されず、週に一度スカーレットのいる独房の隣にある浴室で風呂に入った後にのみ新しい物が用意されていた。

しかし最後に入浴が許されてから既に10日が過ぎており、スカーレットに汚れた身体と装いで処刑に臨ませるつもりではないかと心配していたのだ。

 

独房のカギが開かれ、浴室の脱衣所の戸を開ける。このフロアから外に出るための厳重な別のカギがもう1つ外にあるため、特に脱走できる機会でもない。

脱衣所に入ろうとするスカーレットにメイドが声をかける。

 

「スカーレット様、時間は余裕がありますので、どうかお身体を隅の隅まで完全にお清めください。」

「どうせもう殺されるじゃないの。10日分の風呂だから丁寧には洗うけど、言い方が大げさよ。」

 

メイドはあくまで無表情を貫き返答を続ける。

 

「いえ、今回は特別です。普段見えないところも含めて、これ以上なく美しく仕上げてください。これは最後の風呂だからと感傷に浸ってほしい意味で申し上げてはおりません。事務的に、そして1人の淑女として、恐縮ながら必要と思われることを申し上げているのみです。」

 

スカーレットは瞬きする。

 

「とれにくい箇所の垢などにもお気を付けください。特に恥垢についてはよくとれる柔らかいブラシを置いています。全身の毛はしっかりと処理ください。産毛程度であれば薬草からとれた脱毛の軟膏がすぐに効果を示すので風呂場に置いておきました。拘置所の事情ゆえ剃刀は置いていませんが毛抜きを用意しております。脇の毛を見逃しのないようこれで処理してください。下のほうの毛はお好みに任せて整えてください。」

 

スカーレットは眉をひそめるが、質問の暇を与えてくれずメイドは言葉を続ける。

 

「入浴されている間に脱衣所の服を取り換え、新しいものを置いておきます。この服で最期まで臨んでいただきます。それから香水や飲み物なども置いておきます。この香水は一般的な香水のように、ただ良い香りを上塗りするだけでなく、元の体臭を消す効果もありますので、普段は香水をつけないところでも自分でにおいの気になる部位にふりかけください。スカーレット様が脱衣所から出た瞬間からあとは高官と執行官の方にお任せすることになっております。その際手枷も付けられると思いますので、自由に動ける時間はその脱衣所で最後になると思います。なお、髪飾りを忘れずにお付けください。」

 

これだけ口早に言い残して、呼び止める間もなくメイドは戸を閉め鍵を閉めて離れて行ってしまった。

 

 

「...本当にこの国は呪われるべきだわ。」

 

16歳の乙女を恥じらわせて楽しむでもなくただ事務的に淡々と告げたメイドの言葉の意図に、頭脳明晰なスカーレットはすぐに気づいた。

どうやら自身への仕打ちは、その命が尽きた時点で終わる様子ではないらしい。

その後も衆人環視の中、その裸身を暴かれたあと男たちに辱められるのであろう。

 

それも死後に「非公式に」である。形上は秩序を重んじるこの国が死刑執行前の公開凌辱など行うはずないのだから。

自分の死んだ後のことなど、この数日の心の整理である程度どうでもよく思えていたスカーレットにとって、自身の体を欲望の捌け口にする最中の男どもの顔も、彼らに与えられる忌々しいであろう感覚も味わうことなく逝けるのならまだ幸せかもしれない。

 

先日面会に来た知人が、最悪の刑を懸念して自害用の毒を差し入れようとしてくれたが、スカーレットは馬鹿にするなと言わん勢いで断っていた。

今となってはあの時貰っておけばという考えが一瞬よぎるがすぐに振り払う。

どうせ使ったところで牢から自殺体を引っ張り出されて、結局衆人環視の中剥かれて冒涜されるだろう。

 

スカーレットの美貌は顔にとどまらず、16歳とは思えない豊満な乳房をワンピースから溢れさせ、谷間を晒すも決して男の目に媚びることのない、芯の通りつつも破天荒な言動が、上流階級の男から一目置かれる存在となっていた。

婚約するなら専らどこかの国の王族クラスになるだろうという見立てもあり、そんな少女の痴態を見れ、ましてや混ざれるかもしれないとなると、今日の広場は過去最高の入りになるかもしれない。

食べ物を受け付けない昨日今日のスカーレットに対し、刑務官は水の代わりに砂糖水や果実水を与えていたので、肉付きはやつれることなく健康に保たれていたが、これも優しさではなく特上の「品質管理」にすぎなかったのだろう。

 

スカーレットは服を脱ぎ捨て、髪飾りと首飾りを置いて浴室に入った。

そしていつもに増して念入りに体と髪を3回洗い、鏡を見ながら最大限できる準備を行った。

 

 

風呂から出て体を拭くスカーレットの目に香水が目についた。

いつものように髪とうなじに付けた後、少し逡巡しながらも自身の脇と股間にも香水を吹き付けた。

スカーレットも1人の少女として、いくら死後を諦観していても「あの悪女は股からも悪臭がした」などと囃し立てられてはたまらない。

 

そして用意された服を見る。いつもと同じ色の、しかしいつもより明らかに生地が粗末で薄いワンピースを一瞥しため息をつくも、まず目当ての下着が見当たらない。

こんな色々と透けそうな服で、下着を着けずに劣情を煽るという意向なのだろう。

首飾りもくすねられており、あのメイドも信用できないのかともう1つため息をつく。

 

ワンピースを着る前に、隣に果実水が丸々ビン1本用意されていることに気づいた。

処刑予定日が告げられてからさすがに食べ物を口が受け付けなかったが、水は少しずつ飲んでいた。

しかしやはり覚悟は決めていても緊張で汗をかき、飲んだ水が全部汗で流れているような気分を味わっていた。

 

この果実水は真っ赤なベリーを絞り濃くした上質なもので、スカーレットの好物である。

それを1本一気飲みし、ふとその瓶の口に残った赤い数滴を眺める。

 

自分は広場で首からありったけの深紅を流して歴史の露と消えるだけでなく、誰の侵入も許したことのない秘孔からも血を流すことになるのか。

それを今頃どこかの顔も知らない男は楽しみにしているのだろうと思うと胸糞が悪くなった。

そして何かを思い立ち、浴室に空き瓶を持って戻り、数分後に戻ってくると、口角をわずかに上げながら軽すぎるワンピースといつもの髪飾りを身にまとい、脱衣所の戸を叩いた。

 

 

 

 

スカーレットは知らなかったことだがこのメイドも刑務官の部下で、メイドが話す内容自体はすべて刑務官の指示である。

メイドはスカーレットに恨みもなく、時には憐れんでその話をできるだけ砕き優しく伝えたが、忠実な部下らしく話を付け加えるようなことはついに最後までしなかった。

 

メイドは指示通り、スカーレットに最後まで、用を足しておくようには忠告しなかった。

 

 

 

2

 

戸を開けるとスカーレットは執行官に両の腕をつかまれ、その手首に木の板を合わせただけの手枷を嵌められた。

そして執行官は革のローファーをその裸足に履かせると、手枷から延びる鎖を曳き、スカーレットを牢のフロアから外に出した。

 

外でさらに多くの兵士と執行官に囲まれたスカーレットは階段を降りていく。

階段でもスカーレットは奔放な令嬢であろうとした。

 

「あなたたちも教育がなってないのね。あのメイド、私の首飾りを盗んでいったんじゃないかしら。私の前座に殺してしまいなさいよ。」

 

執行官は笑ってポケットから、スカーレットの首飾りを出した。

 

「これは預かっているよ。剣で傷つけたり、たくさんの血で汚すといけない。何しろ顔のわからない首なし人形にとってこれは大事な目印だからねえ。」

 

スカーレットはそれ以上何も言わなかった。

だったら晒すにも裸に剝かずに、いつものトレードマークの深紅のドレスを着せておきなさいよ、と心の中で突っ込んだきり。

 

建物の1階に着き、そのまま玄関を出る。

窓のない牢では知らなかったが、今日は生憎の空模様で、特に今は土砂降りだった。

執行官らがみな雨合羽を羽織る中、スカーレットは建物から門までの長い道を薄手のワンピースを雨ざらしにしたままゆっくりと歩かされた。

 

 

門の外には馬車が控えており、スカーレットは中に乗せられた。

大きな車両だが貨物用の車両なのか、人が座る席はスカーレットと1人の執行官が乗る場所のみで、その後ろには木の板や荷車が積まれていた。

木の板には「持ち出し厳禁」「性病は自己責任で」「公衆便所!材料は大悪女スカーレットちゃん」「国民皆穴兄弟」などと悪趣味で下品な言葉が並べられており、死後の亡骸と一緒に掲げられるのだろうと予想がついた。

 

ほかの執行官が別の馬車に分乗し、出発するとスカーレットは執行官に毒づいた。

 

「貧相な殿方しかいないのね、あんな私でも持てそうな板、荷車なんてなくてもこれだけいるんだから自分で運びなさいよ。」

 

「ああ、あれで運ぶのは荷物だが看板じゃない。」

 

執行官はにやついた。

 

「逃げる恐れのない体は、ただのモノだからな。」

 

スカーレットは舌打ちする。私の死体を搬出するための荷車を私に見えるように一緒に運ぶなんて、いったいどういう思考の持ち主が取り仕切っているのだろう。

馬車が走り出してから、フード付きの外套を着せられた。袖を通さず前で腕ごと留めて、服の中にしまってしまう格好だ。

 

こんなに濡らしておいて何をいまさらと思うも、すべてわざとであり効果的な演出のためだろう。

ワンピースはずぶ濡れですっかり肌に張り付いていた。普段スカーレットが着るのは特注のドレスなどであり、それは胸部分に大きなゆとりを持たせて仕立ててあった。

前から見た直径よりも、その奥行きのほうが大きいほどまでたわわに実ったスカーレットの若き両の果実は、そうした構造の服でやっと自然に収まっていた。

しかし今着せられている古いワンピースは、スカーレット仕様どころか普通の女物としてもありえないくらい胸部分にゆとりのない服であり、今にも破れるのではないかというぐらい胸が張り詰めていた。

くすんだ鼠色のため、スカーレットの胸の先の色や足の間の茂みまで視認するにはいたらないものの、パフィーニップル気味のスカーレットの乳首はおろか、人より一回り大きな乳輪の形まではっきりと浮き出ていた。

露出狂のような恰好を強いられ、不覚にも気分が高ぶっているのか乳首が充血し膨らんでいるのも羞恥に拍車をかけた。

 

 

 

3

街の象徴・サンマルクス広場の建物前には厳重な柵が設置され、その先に4m四方ほどの台座が用意されていた。台座は後ろの階段から登り、人の背丈より少し高いくらいの高さがあったので広場中からその台座の上を見ることができる。

その奥、建物の横には城からつながる城門があり、広場に集まったあふれんばかりの観衆はその扉が開くのを待ちわびていた。

 

広場が近づくにつれて、馬車に揺られるスカーレットは最初雨の音が強くなっているのかと思った。しかしよく耳を澄ませると、聞こえてくるのは雨音ではなく城壁越しでも聞こえるような地鳴りのような人々の喧騒だと分かった。

広場での収穫祭の頃ですらこのような大きさの喧騒は聞いた覚えがなかった。

 

城門が開き馬車が広場に入ってくると一段と野太い歓声が沸き上がった。

台車の脇に着けられた馬車から、スカーレットが執行官に促され降りてくる。あらかじめ手枷から鎖は外されており、自分の足で処刑台となる台座に上がるよう階段の前に立たされた。

 

ほかの馬車からも執行官が降りてくる間に、スカーレットはいつもと同じ歩調で、背筋を伸ばして階段をスタスタと上がっていく。

その躊躇のなさに、観衆の歓声やスカーレットへの罵声は、戸惑いを含む声色に変わっていった。

 

階段を上がると執行官からフードを脱ぐように言われ、スカーレットは頭を振ってフードを振り払った。

同時に両脇の執行官が外套を脱がし、スカーレットの紫色の髪とその立ち姿が露になった。

 

堂々と立つスカーレットは、観衆を射抜くような視線で見渡した。

その、自身の運命を悔しがるでもない、ただ強い視線に、広場は一瞬のうちに静まり返った。

 

スカーレットはすうっと息を吸い込む。

 

「呪われろ」

 

凛とした声が広場に響いた。

 

「貴様ら全員、呪われるがいい!」

 

不気味なほどに低い声は、しかし静まった広場によく響いた。

 

「こ...この売女が!!」

 

焦ったような声で観衆の1人が絞り出すと、それに続いて観衆の罵声が再開し大きくなった。

 

「淫売の悪女め、そんなに地位がほしいか!」

「人殺し!早く死んじまえ!」

「呪われているのはてめえだ!」

「よく見たらなんだよあの透けたおっぱい!ビンビンに尖らせて誘ってやがる!」

「執行官を篭絡するつもりかよ!恥知らずめ!」

 

悪女への馬頭と共に、上裸よりも卑猥かもしれないスカーレットの濡れて透けた姿をはやし立てる声も大きい。

しかし、その間もじっと観衆を見据えるスカーレットの視線に竦んだのが丸わかりの震えた罵声ばかりで、この場の雰囲気は完全にスカーレットが圧倒的優位で掌握していた。

 

 

 

4

処刑を告げる鐘がなると、剣を持った執行官の代表がスカーレットの後ろについた。

 

「時間だ。跪いて頭を差し出せ。」

 

スカーレットは表情を変えず、その場に跪いて、礼をするように上体ごと頭を前に下げて差し出した。

横の執行官がワンピースの首元をつかみ、ずり下げて両肩を出した。

胸の谷間まで露になったが、乳輪までは見えていない。

 

その執行官はニヤニヤしながら、ワンピースの裾を持ち上げ尻までめくりあげた。

スカーレットは内心舌打ちする。斬る際に首の位置が分かりやすいよう、服の上側を下げるのは分かるが、裾をまくるのは何の意味もない。

跪いた姿勢は後ろから見ると尻を突き出す形になっているので、後ろの執行官にはスカーレットの菊門と秘裂がちらりと見えているだろう。

雨粒が尻に当たり、陰部を伝う感覚がスカーレットを不快にさせた。

裾の長いワンピースであるため前側は見えていないが、最前列の観客が一瞬はしゃいだので、めくりあげる一瞬にその奥に秘めた茂みが見えていたのかもしれない。

 

 

再度鐘が鳴る。

 

執行官がスカーレットの首に剣を当て、そこから剣を振り上げた。

大勢が固唾をのんで見守る中、ふうと息を吐いた執行官が、次の瞬間に剣を振り下ろすと同時に雷の閃光が走り、スカーレットの首が切られたその瞬間を明るく照らした。

 

避雷針に落ちた雷は事なきを得たのもあり、誰もその雷を気にしていない。

広場はわあっと再び盛り上がり始めた。

 

スカーレットの「死刑」はこれで終わったも同然だが、広場に詰めかけ、今日一番の声で湧き上がる観衆が見たいのはここからであった。

 

 

 

5

首は台座の上を転がり、そのアメジスト色の瞳からは光が消えていく。

一方で首を失った体は、首から勢いよく血を噴き出しながら前に突っ伏し、激しい痙攣を起こしている。

ばたつかせる足からは、片方の靴が脱げて素足を晒していた。

 

痙攣で揺れた上体の勢いに負けてワンピースの前が完全にずれ、スカーレットの胸はその全貌を露わにした。

しかし間もなく力を失った上体が台座の床に突っ伏したため、胸は台座に潰れてしまっている。

 

執行官がスカーレットの肩を横へ蹴ると、死体は横向きに倒れ、その胸を再び観衆にさらけ出した。

 

「これが天罰だ悪女め!」

「なんだよあのエロい胸、痙攣するごとに揺れ動いている」

「スカーレットちゃんの乳首はピンクかあ、もう少し赤いと思ってた」

「くたばって血が抜けてあの色なんだから、もともともう少し赤かったと思うぞ?」

「あの体で今までの地位を築いたんだろうよ。そうでなきゃ公爵家とは言えあの小娘が今の歳で一目おかれるわけがない」

 

ほんの数分前まで少女の圧倒的な雰囲気に吞まれていた広場では、手のひらをかえすようにスカーレットへの罵詈雑言が飛ぶ。

 

後ろに控えている執行官は、スカーレットのめくれ上がった後ろ側の服の裾から見える脚の付け根から、黄色い液体が染み出てくる様子も目にしていた。

しかし、血を噴き続け胸を揺らすスカーレットに夢中になる観衆を見て、執行官同士で目配せして一旦そのまま放置した。

 

 

1分ほど経ち、ずっと噴き続けていた出血が勢いを無くし、少し弱くなった痙攣の度だけ流れ出る程度にまで治まると、執行官は勢いよくスカーレットの胸の谷間を後ろに蹴り上げた。

宙に浮いたスカーレットの体が今度は後ろに倒れると、蹴られた衝撃と痙攣で両脚がばたつき、跪いた姿勢のまま正座に近い形で畳まれていた両脚は、その形が解け完全に空中にピンと伸ばした後、残った靴を飛ばして急激に弛緩し、だらしなく崩れ落ちた。

こうしてスカーレットの胴体は、脚をがに股で大の字で開いた状態で、股間を正面の観衆に向けて仰向けに倒れる形となった。

 

ワンピースの裾も完全にまくり上がったため、多くの観衆は初めて、スカーレットの何も身に着けていない脚の間を目にすることができた。

雨に濡れた濃い紫の陰毛が恥丘に張り付く姿は淫靡で、観衆は一瞬息をのんだ。

毛が恥丘に生えている範囲は広くなく、その下もせいぜい陰核付近にまで生えるのみで、陰唇の横や尻にかけては観衆の目からは毛は無いように見えた。

生える範囲は広範ではなく剛毛とは言わないが、生えている部位に限れば太く毛が濃密に堂々と生い茂るその様は、白黒はっきりつけることを好む生前のスカーレットの性格通りという印象を人々に与えた。

 

しかし脚が閉じた状態から、脚が広げられ下腹部の締まりが緩んだことで、その毛の下の割れ目から流れる黄色い液体の量は増し、広場の端から遠目で見る観衆までもがその様を目にすることとなった。

この2日間で体内で濃縮された尿に、直前に大量に飲んだ濃い色の果実水由来が混ざり、たっぷり蓄えられた濃い黄色の尿を失禁するさまをスカーレットは披露することとなった。

 

もともと色白のスカーレットの肌、使用歴がなく色素がくすんでいない陰部の色、そして何より急激な失血で失われる肌色のおかげで、流れる小水の黄褐色はコントラストよく映えていた。

 

「こんな大勢の前で漏らしやがったぞ、公爵一家の面汚しめ!」

「恥ずかしいスカーレットちゃーん!おしっこまき散らしながらどうやって俺らを呪うのかなあ!」

「嫌だわ、こっちまで何か臭ってきた」

 

当然観衆の男たちは盛り上がり、女たちもスカーレットに軽蔑の目を向ける。

 

首からの流血こそ観衆から見えなくなったが、時々起こる痙攣に合わせて色を失いがらも揺れる胸は観衆にとって迫力すら感じられた。痙攣に合わせて、静かに染み出る尿の勢いは一瞬だけ吹き出すくらいに強くなった。

その死体を近くで見下ろす執行官はその薄桃色が失われていく乳首の先に、白い液滴がどんどん大きくなっているのを見逃さなかったが、またも他の執行官と目配せして、いったんスカーレットを放置した。

 

 

 

さらに数分が立つと、雨に打たれ続けるスカーレットの死体の痙攣が完全になくなった。

執行官はスカーレットのワンピースをつかみ破いていった。薄い布のワンピースは瞬く間にすべて取り払われ、スカーレットの胴体は台座の上に、上から下まで完全な全裸で転がることとなった。

布片を取り払い台座の下におろすと、一番屈強な執行官が背後からスカーレットの上半身を起こし後ろから背中で支えた。そのままスカーレットの両太ももを執行官の両肘で挟み込み、スカーレットを大股開きにした。

そのままその執行官は立ちあがり、スカーレットをその姿勢のまま抱きかかえ上げて、台座の最前の端に歩み出た。

 

もう1人、先ほど剣をふるった執行官が台座に転がるスカーレットの首を持ち上げ高く掲げると、脚をめいっぱいに開げまだ尿を垂れ流す恥部すべてを曝け出すスカーレットの胴体の横に並んだ。

 

執行官はそのまま高らかに宣言する。

 

「稀代の悪女・スカーレット・カスティエルはこうして無様に命を失った!」

 

広場の盛り上がりは最高潮を迎えた。

 

 

 

6

これで処刑の工程自体は終わったが、まだ広場からは誰も帰らず、執行官も慌ただしく動いている。

ここからは後始末と、死体を捨てて犯させるための「準備」を行うからだ。

特に今回は執行官らは上から、スカーレットを動物のごとく扱い、永遠に醜態が語り継がれるよう徹底的に辱めよという、ベテランの執行官も聞いたことのないような命令が下っていた。

 

スカーレットの太ももを肘で挟み支えて胴体を抱え上げていた執行官は、空いている両手でその乳房を鷲掴みにした。

すると、スカーレットの乳首から白い液体が線のように飛び散った。

 

「おい、あれは母乳か?」

「え?あの娘妊娠してるの?」

「いや、妊婦と出産後1年の女は処刑できない決まりだろ?第一あの死体、全然腹も出てないじゃないか。」

「もしかして、殺される女が子孫を残そうと、死に際に出そうとするという乳じゃないのか?」

「そりゃあんなに育ったおっぱいを子育てに使えないまま死ぬのは屈辱だもんな、だからって今ミルク出すとかどんだけ必死なんだよ」

 

観衆はやいのやいのと品評する。

さらにスカーレットの頭部を持っていた男がその唇から舌を引っ張り出し、死体の口を乳首につけ、母乳を舐めとらせて辱めた。

 

 

やがて絞っても母乳が出なくなると、胴体を抱えていた男は自分の上体を後ろに反らすようにして、その上体で支えていたスカーレットの背中もより後ろに傾けた。

同時に台座の下の執行官が、前列の観衆に下がるよう命じた。

そしてスカーレットの尻まで持ち上がりよく見えるようにすると、別の執行官が横からスカーレットの股間に手を伸ばし、その肉ひだをめいっぱい左右に広げた。

いつの間にか雨は上がっていたが、まだ厚い雲で薄暗い中、離れた観衆はおろか近くの執行官の目にも、少しずつ尿が伝い降りる性器の真ん中にある、拡げられたスカーレットの膣口の内部を窺い知ることまではできなかった。

しかし女として最も卑猥な恰好を披露する姿だけで、観衆の男たちは指笛を鳴らして喜んだ。

 

また別の執行官が今度はスカーレットの髪をつかむと、頭をぶんぶんと数回振り回した。

そして遠心力で首の断面から血を流し、目が白目を剝きつつあるスカーレットの頭を、そのまま勢いよくスカーレットの腹にぶつけた。

 

鈍い音がしても、既に完全に死んでいたスカーレットの胴体は、生前から赤く塗られ丁寧に磨かれた足の爪の先まで微動だに、痙攣1つしなかった。

しかし腹への衝撃で膀胱が押され、尿道が一気に開いたせいで、股間から一気に黄金の水が大きな放物線を描いて、台座の下に音を立てて水たまりを作った。

 

「うわ汚ねえ!ありがとよ、俺らを下げてくれて」

「前列で臭い臭いと騒いでた臭いってこれかあ。ションベン臭いのが一気に広がったじゃないか。」

「でも正直言うと、あの下に入って浴びてみたいよな。」

「お前だけだろド変態が」

 

腹に衝撃を受けた後肛門も一瞬大きく開いたが、そこから空気が漏れるだけで済んだのは、スカーレットが昨日から何も食べることができなかったことが幸いした。

 

 

放尿がいったん勢いを収め、膣口の上から弱々しくと垂れ落ちるだけになると、膀胱の角度を変えるべくスカーレットの胴体は台座の床に、横向きにうつ伏せで降ろされた。

執行官2人がかりで支えられ、四つん這いにされると、観衆はその垂れ下がった胸を真横から眺めることができ、床に乳首がつくほどの豊満さに驚いた。

 

さらにスカーレットの死体はそのまま観衆側の片脚を高く上げられ、まるで犬が木に小便するようなポーズをとらされた。

そして、尿にまみれた陰毛を見上げるように、股間の下にスカーレットの頭部が置かれ、執行官が再び死体の腹を今度は執行官自らの拳で殴打した。

 

するとさきほどより量は少ないながらも、再び小水が噴き出し、真下に置かれたスカーレットの頭に浴びせられた。

 

「ちょっとさすがに引くわ。」

「いやお前が浴びるんかい」

「あの女、広場に着いてから生きていた時間より小便漏らしている時間のほうが長いんじゃない?}

 

観衆の中で、スカーレットに対する軽蔑の目がどんどん濃くなっていく。

 

 

その間に台座の上に空の桶が運ばれてくると、今度は執行官がスカーレットの両足首を掴んで、桶の上に逆さまに持ち上げた。

すると、流れ出すのが止まりかけていた鮮血が再びこぼれ出した。

さらに数人がかりで執行官がスカーレットの身体のあらゆる部分を順番に揉みしだいていくことで、断面からは絶えず血が噴き出し、体内に残っていた血が抜かれてゆく。

桶を血が満たし、体のどこを揉んでも血が流れ出すのが止まったころには、スカーレットの死体は青白くなっていた。

 

 

今度は執行官が、重そうに別の桶と、先端だけ細くなった太い木の管のような器具を台座上に持ってきた。

1人が再びスカーレットの死体を台座の前の端に仰向けに寝かすと、脚を広げてその脚を頭側に折り曲げ、観衆にその尻の穴を強調して晒した。

さらにスカーレットの腰の下にスカーレットの頭部を下敷きにし、尻を持ち上げて尻の穴が空を向くようにした。

 

もう1人が器具の先を桶につけ、管についた持ち手を引くと、桶の中の液体が吸い上げられた。

観衆はその動作で、あの巨大な管が特大サイズの浣腸器だと悟った。

 

浣腸器の先端がスカーレットの尻に刺され、勢いよく液体が注がれると、だんだんスカーレットの腹が膨らむ様子が見て取れた。

器具を尻から抜くと、すぐに執行官が死体の腹を勢いよく踏みつける。

 

広場中に響く盛大な濁った音とともに、スカーレットの肛門から液体がぶちまけられた。

何も食べていないスカーレットの腸内に幸い内容物は残っておらず、噴き出す液体はわずかに色がついているくらいで固形物は全く無く、広場に広がる血生臭さとアンモニア臭にさらに違う臭いが加わることがなかったのはこれまた幸いだった。

 

「もう何でもありだな」

「あんな姿の女にさっきまでビビってたのが馬鹿らしくなった」

 

観衆が口々に話す中、台座上の執行官たちは少し話し合いをしていた。

スカーレットの性格から、死の直前まで好物をたらふくたいらげる可能性を考え、浣腸液は多めに準備していたのだ。

牢の担当官とうまく情報が共有されず、スカーレットが昨日からほとんど何も食べていない事実は伝わっていなかった。

 

浣腸液は死体の防腐のために薬草をすり潰したものを混ぜているが、飛び散った液の澄み渡った様子を見ると、洗浄は1回で充分であった。

そこで1人の執行官が何かを思いつき耳打ちすると、他の執行官は笑いながら再び器具を手にして、台座の上に置き去りになっていたスカーレットの血の入った桶を持ってきた。

 

そして今度は浣腸器で、先ほどスカーレットの胴体から抜いた血を全部くみ上げた。

彼らが何をしようとしているかが分かりざわつく観衆の前で、先端が赤く染まった浣腸器を肛門にねじこみ、その血を全てスカーレットの腸内に注いだ。

 

器具を離し、再び膨らんだ腹を勢いよく踏みつけると、スカーレットの尻はその持ち主の名の通り、真紅の噴水を披露した。

 

今日一番猟奇的かもしれないその光景に、観衆は再び大歓声で盛り上がった。

せっかく防腐の薬をで洗った腸内を、腐りやすい生の血糊で汚したままでは意味がないので、その後は準備された浣腸液が無くなるまで5回にわたって腸内が洗われ、スカーレットは自身の肛門で、だんだん赤色が薄くなっていく噴水を5回披露した。

 

浣腸液を使い果たし、桶と浣腸器が台座の下に片付けられるころには、観衆の目の先のスカーレットの尻の穴は、最初は慎ましく閉じていたのが今や半開きのまま閉じなくなっていた。

 

 

 

ところで、スカーレットの旧知の知人・友人も何人か広場に訪れていた。

冤罪を晴らすべく奔走してきたが力及ばなかった彼ら・彼女らは、この場に足を運ばないことは自身の不甲斐なさから逃げているような気がして、スカーレットの最期を目に焼き付けたうえで死後の名誉回復を誓うつもりでいた。

また、広場での公開処刑では、慣例では遺体搬出の際に荷車で広場をゆっくり巡り、兵士の厳重な警戒の下ではあるが観衆は荷車に乗せられたその亡骸の目の前まで近づくことが許される。

友人らは、血にも負けないトレードマークの真紅のドレスに身を包んだスカーレットの、最期まで凛としているであろう死に顔を前に、自身の力が及ばなかったことを詫び、永遠の別れを告げるつもりで来ていた。

 

まさか、斬首後に身に着けたものを全て脱がされ、乙女の秘めるべき部分を全て曝け出し、大勢の前で血だけでなく汚水も噴出させるという、命だけで終わらず女の子、人間としての尊厳の全てまで奪われるとは思わず、その仕打ちに広場の後列で友人らは絶句していた。

興奮した群衆の中でスカーレットを憐れむそぶりを見せれば、仲間と思われてリンチされる危険もある。友人らは泣くことも目をそらすこともできず、ただ呆然と台座を見つめていた。

 

今は時計塔から流れる、昼下がりを知らせるワルツのオルゴールに合わせて、スカーレットの死体の四肢を執行官が適当に動かして踊らせて遊んでいた。

友人の中でも気の弱い少女は、いつも自分を引っ張ってくれた眩しい憧れのスカーレットが、全裸で肛門を血の噴水として遊ばれる様を見て失神した。ふらつき崩れそうになる彼女を、舞踏会でのスカーレットの踊りに惚れ込んでいた隣の青年が、最期の踊りを虚ろに眺めながら支えていた。

 

 

 

7

最後に、血や汚水でまみれた台座を掃除すべく、複数の執行官が井戸水で満たされた桶とモップを持って上がり、台座の上を流した。

特に浣腸時に内容物を真上に吹き上げたため、噴出した血や浣腸液で台座も死体も酷く汚れていたのだ。

このちょっとした時間でも台座の端に置かれたスカーレットの死体は屈辱的な姿勢をとらされており、今は既に手枷を外された腕を大きく拡げた脚の間に伸ばし、その中指を膣に突っ込まれていた。

 

台座がすっかりきれいになると、今度はその真ん中にスカーレットの死体も横たえられ、同じように水で流され清められた。

きれいに拭かれた死体は青白さもあり、美しい石像のようだった。

ただし死体があまりに綺麗になりすぎたということで、見せしめ・辱めのためにも、斬首され失禁した跡を残すため、両手で心臓部を押して首から少量の新しい血を流し、膀胱部分をピンポイントで強く押すことで僅かに残っていた尿を絞り出し再び股間を濡らした。

 

清められたスカーレットの胴体の首の残った部分に、牢から預かっていた、生前彼女が愛用した首飾りがつけられた。

そして両方の乳首の先に針で穴が開けられ、執行官が捜査官から預かり持ち込んでいた、スカーレットが生前愛用し、皮肉にもスカーレットに恥辱の死を迎えさせる原因となった月虹石のピアスが乳首に付けられた。

 

その間に、スカーレットを連れてきた馬車に積んでいた荷車が出されてきた。

台座の下に荷車が横付けされると、胴体と頭が台座からどさりと落とされた。

荷台にはスカーレットの生前の赤いドレスが敷かれ、胴体がその上に仰向けに寝かされた。

そのまま脚を頭側に反らしながら全開に開くと、その足首を荷台の両脇のへりに括り付けて固定された。

 

荷台の奥には1mほどの木の柱が立てられており、手首は両腕を挙げた状態で縛られこの柱の根元に括り付けられた。

さらにスカーレットの頭部は、髪の毛でこの柱の上に結びつけられた。

そのあと執行官がポケットから2つの釣り針を取り出すと、大きく開いた股に茂る毛の下から肉ひだをつまみ、両側それぞれに釣り針を刺すと、針につけた釣り糸で左右に思い切り引っ張って秘所を目いっぱいに開かせた。

釣り糸はそれぞれスカーレットの両膝に結び留められた。

 

スカーレットの最期の恥辱の引き回しの準備が済んだところで、あとは数人の執行官と警備の兵団だけの役目となり、その他の執行官はここで仕事を終えることとなった。

上がりとなった執行官は1人ずつスカーレットの陰部に手を伸ばし、1本ずつ毛を抜いて持ち帰っていった。

 

荷車が1頭の馬に繋がれると柵の一画が開けられ、いよいよスカーレットの死体を載せてサンマルクス広場の群衆の中に進んでいった。

そのままゆっくりと広場を3周し、雨上がりの空の雲が薄くなり明るくなってきたこともあって、観衆はスカーレットの裸体を間近によく観察することができた。

 

「迫力ある乳だな、荷車が揺れるたびに弾んでいる。」

「よく見たら尻の穴の周りに毛がちょろっと生えてるな」

「公爵令嬢の身だしなみってどうなってんだよ」

「いや、牢屋はたぶん自害されないようカミソリ使えないんじゃないの?」

「スカーレットちゃんかわいそうに、死んだあと裸にされるって聞いて必死に1本ずつ手探りで抜いたんだろうな、ハハハ」

 

途中、スカーレットの友人たちの前を荷車が通ると、耐えきれなくなったそのうちの少女が泣き崩れてしまった。

近くの見物人は、彼らが生前の親友だと察するが、彼らに敵意を抱くことはない代わりにスカーレットを嘲笑するダシに使った。

 

「おいビッチ!お友達にアソコ見せびらかして練り歩くのは気持ちいいだろ!」

「坊主、よく目に焼き付けておけよ!ちゃんと毎晩思い出して使ってあげるんだぞ!」

 

広場を出ると、荷車は市街中のあちこちを巡って一周した。

人混みに酔う、外せない仕事などで広場に足を運べなかった住人が家の前に出て、スカーレットの変わり果てた下品な姿に驚き、喝采を浴びせた。

 

そして夕方ごろ、死体を捨て置く場所である、町のはずれにある貧民街の入り口に到着した。

 

 

8

スカーレットの死体は拘束と釣り針を外された。

そして死体に敷いていたスカーレットのドレスを切り開き1枚の大きな赤い布にすると、その布を地面に敷き、その上に胴体と頭が置かれた。

警備の兵が荷車を引き揚げさせる間に執行官は用意していた、スカーレットの死体を紹介する看板を立て、そのうち若い方の執行官がズボンを降ろした。

 

死体を捨てた時点で仕事は終わっているので、ここからは執行官としてではなく、1人の男としてスカーレットに向き合うことができる。

死後硬直を起こした若い少女の膣はどれだけ狭く固いか分からず、肉棒を痛める危険すらあるので、最初の1人は処女を奪えるかもしれない果報者であると同時に、毒見役でもあるのだ。

それでもこの若い男は、宮殿で度々見かけたスカーレット嬢の処女を奪うためならと志願し、この瞬間を楽しみにしていた。

 

スカーレットを犯しに集まってきた男たちが急かす中、さっそく若い男は一気にスカーレットの中に肉槍を突き入れた。

ブチッ  という感触はなかった。

若い男は一瞬呆気にとられると、顔を真っ赤にして叫びだした。

 

「このクソアマ!膜はどうしたんだよ!オラ!」

 

スカーレットは最後の入浴時に、自身の処女を狙う男への意趣返しのつもりで、飲み干した果実水のビンを股に突き刺し、自ら処女膜を破いていたのだ。

期待していた感覚がなくあっさり奥に到達したときの男の間抜けヅラを想像し、笑いながらスカーレットは浴室で破瓜の血を洗い流していた。

 

 

周りの男たちは、怒りに任せて抽送する若い男を見て、スカーレットが非処女だったと知り罵り始めた。

もちろんスカーレットも、16の未婚の公爵令嬢が貞操を失っていたと知られれば、カスティエル家の風評にも繋がるとは思っていた。

しかし自分の助命の力にならなかった家に対して、自分の死後どうなろうと知ったことかという憤りを感じていたのである。

 

狭さからか死後もなお締め付けの良い膣の感触に、若い男は長く持たずその未踏の最奥に精を吐き出し、竿を抜いた。

これを皮切りに、複数の男が集まり、これ以降膣と肛門は絶えず同時に男を咥え続けた。

さらに胴体では首の断面や胸の谷間を代わる代わる利用され、頭部も口をこじ開けられ喉奥まで竿を次々と突っ込まれた。

 

「冷たくて気持ちいいなこれ」

「あれだけ浣腸で責めてくれてよかったよな、ケツの穴がいい感じに広がって入れやすい」

「うわなんだこのデカ乳、片胸を全部揉むのに両手が要るぞ!?」

 

口腔内に溢れた何人分もの精液は鼻からも逆流し、子宮も腸も精液で満たされ、一夜明けた朝には腹が膨らんでいた。

これ以上入りきらない精液を一度出すべく、男らはいったん胴体から男根を抜き地面に寝かせると、膨らんだ腹を踏みつけて股間の両穴から精液を噴射させた。

刑場での痴態を再現するようで、死体を囲む男たちは大いに喜び、この「排出処理」はこの後も朝晩の日課となった。

 

死体の持ち出しは厳禁とされていたが、唯一陰毛だけは1人1本のみ拝借することが許され、スカーレットの膣内を味わった者たちは皆、去り際に1本引き抜いていった。

 

ただ集団で輪姦するだけではなく、途中で死体を弄ぶ遊びも自然発生的に挟まれた。

大罪人となったスカーレットを生前称えるための肖像画は撤去され、ゴミ捨て場に捨てられていたが、それを誰かが拾ってきて死体のもとに運んできた。

そしてその絵の中のポーズをスカーレットの死体で再現させて囃し立てた。

完全に再現するだけでなく、日傘をさして佇む絵に対しては、持ち手を外した傘を膣に挿し、逆立ちさせて雌の穴で傘をさす姿に卑猥に改変されたりした。

 

他に、ウリなどの細長い野菜の干物にロープをくくりつけスカーレットの膣と肛門に挿し、中の精液を吸わせて干物を膨張させてすぐには抜けないようにすると、スカーレットの死体を木に括り付けて固定したうえで、膣に繋がるロープと肛門に繋がるロープをそれぞれ男たちが引っ張り、どちらが先に抜けるかの賭けが何度か行われた。

最初は肛門のほうが緩く肛門派の連敗だったが、だんだん膣が緩くなるにつれて膣から先に抜けることも増え、やがて互角になった。

 

 

9

3日ほど経つと、一度に使える人数に限りがあるせいで効率が悪いことへの不満が募りだした。

特に、スカーレットの手や足でしごかせることに拘りのある一派が一定数おり、その度に多数の男が密集しとても窮屈になるので揉め事になりかねなかった。

 

そこで誰かが拾ってきた斧で両腕と両脚が根元から叩き切られ、分けて使えるようになったことで回転が良くなった。

胴体が軽くなったことも好評だった。

それをきっかけにスカーレットの死体を損壊することへの人々の抵抗感が薄れ、口に咥えさせる際に邪魔がられていた歯が全部抜かれて捨てられたり、首の穴を犯す際に尖って危なかった首の骨が抜かれたりした。

スカーレットの恥丘の毛もかなり薄くなっており、太くしっかりとした毛から先に大部分が抜かれていったため、産毛や細い毛だけが狭く残ったそこは、思春期の始まりを迎えた少女のようだった。

 

翌日には、胴体の首の断面から食道の穴を犯していた者が、胸の谷間を味わってその中に射精したいと望む者と小競り合いを起こした。

その結果、両方同時にできるようにすればいいとして、胴体が胸の下の部分で斧で上下に分割され、胴体の上半分については首側からは首の断面を、反対側からはその巨乳を同時に犯すことができた。

四肢と頭、2つの胴体の7つに分かれたスカーレットの死体は、合わせるとまとめて同時に10人以上を相手できるようになり、その体内も体の表面も白濁で汚れていない部位は皆無となった。

 

 

しかし、内臓や筋肉が空気に触れる断面部分が増えたせいで、死体の劣化も早まった。

処刑から1週間が経つ日の朝には、すっかりツルツルの無毛となったスカーレットの雌の部分をはじめ、死体の各部位に誰も触れなくなった。

 

「あれ、もう誰も使わないのか?まあ俺ももういいんだけど」

「いやあ、もう散々搾り取られたし、何よりそろそろ死臭が気になってきたんだよな。」

「スカーレットもたぶん経験人数4桁になったし、満足して逝けるだろ」

 

すると群衆の中の1人が、包丁を持って皆に叫んだ。

 

「誰も使わないなら、最後に体の中も全部暴いてやろうぜ!」

 

おお、と歓声が沸いたことで同意を得られ、男は胴体の下半分を縦に切り開いた。

そして下腹部にごそごそと刃を入れると、手に白濁の滴る肉の袋のようなものを掴んで掲げた、

 

「ほらよ、公爵令嬢スカーレットの子宮だ!」

 

まず普段目にすることない、本物の人間の子宮、それも16歳の超上流階級の少女のものとなれば、皆物珍しそうに観察した。

解体を続ける男は、腸やその他の内臓を次々と引っ張り出していき、胴体の上半身側からも心臓や肺を取り出して皆に回して観察するように渡した。

学校の授業での小動物の解剖さながらの光景の中、群衆はやいのやいのとスカーレットの中身を品評する。

 

「あれ、これ腸に穴空いてないか?」

「そりゃあんだけいろいろ詰めて一気に噴かせて遊んでたら、そのうちどっか破裂するだろ」

「うわくっせ、膀胱を切って開いたら中にまだちょっとだけションベン残ってやがった」

 

とは言っても内臓なんてそう長い時間見て楽しめるものでもなく、すぐ飽きが来た人々は、晒しの場から1人、また1人と立ち去って行った。

そしてその日の日暮れには、中身が無造作に散らばり捨てられたスカーレットの残骸は、ぽつんとその場に残されるだけになった。

 

 

10

カスティエル家では、冤罪の見込みが高いといえど、世の中には大罪人と思われたスカーレットの遺体と弔いについて、世間体を気にしてなかなか決まらずにいた。

1週間の間に、とりあえず代々の墓に入れず、名誉回復を待つという方針に固まりつつあった。

その間、カスティエル家に仕える者たちには、スカーレットの処刑を見ることもその後について詮索することも禁じられ、仕えていた若く麗しき主人の最期とその後について知らされずにいたが、スカーレットの人柄に惹かれていた侍女たちはこれを不満に思い、肝っ玉の強い中年の侍女長は、兎にも角にもスカーレットの遺体を引き取るのが先だろうと、カスティエル家の者たちに啖呵を切って屋敷を飛び出した。

 

城の刑吏所に、スカーレットの遺体を引き取りに来た旨を告げにきた侍女長に、役人はうちの管轄ではないと門前払いにした。

城を出て、途方に暮れて街を歩く侍女長の耳に、町ゆく人々の雑談が聞こえてきた。

 

「あー、スカーレットちゃんのマンコに出しすぎて、まだ満足に勃たねえよ」

「今もあのスラムに捨てられてるんだろ?まだ誰か使ってるのかな」

「いやあ、さすがにもういないだろ」

 

気が動転した侍女長は、すぐに目についた近くの新聞屋に入った。

すると、特に低俗な三流紙において、スカーレットの1週間をイラスト付で事細かに書き並べ、劣情を煽らんとする記事が溢れていた。

 

「考察:スカーレット・カスティエルの恥毛事情」

「サンマルクス広場に一日限定の噴水オブジェ!スカーレット令嬢はアナルで広場にアーチを架ける」

「検証!スカーレットはどれくらい量のおしっこを漏らしたのか?」

「全穴制覇者100人に聞いた、スカーレットの体で一番気持ちの良い穴は?」

 

さらに焦った侍女長は、身の危険も顧みず、町のはずれの貧民街へ走っていく。

そこで、数羽のカラスが嘴でつついている、砂埃と白濁にまみれた、かつての主人だった肉塊たちを見て絶叫し、屋敷へ戻っていった。

 

要領の得ない話をただ悲鳴のようにわめくだけの侍女長に公爵一家は最初困惑するも、次第に話の中身を理解すると、まさかそこまでされるとはと言わんばかりに顔を青くし、すぐに回収へ向かうよう使用人らに命じた。

幸い寄っていたのはカラスくらいで、獣が食い荒らすには至っていなかったため、それぞれの肉塊や内臓、捨てられた歯や骨片に至るまでほとんど回収することができた。

 

年が近く親しみをこめて接してくれたスカーレットの無残な最期に、若い侍女たちは涙が止まらないまま、血や尿、誰のものかわからない精液にまみれていようがお構いなしに、丁寧にその死体を清めた。

清潔に拭かれた各断片は、できるだけ内臓を切り開かれた腹腔に納め、切断部位を全て縫い合わせられた。

屋敷中の使用人の立会いの下火葬にされたスカーレットは、公爵の部屋の白い骨壺の中に収められている。

 

 

そしていつか奇跡が、その身の潔白を証明する日のことを待っている。


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