※この作品はR-18です。

東雲淫子の奇妙なヤり直し   作:ニートン(2)

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保健室難病治療2-3

 

 

「˝オ——ぉぉ————ぅぉっ——ぉ——————ッッ♡♡♡」

 

 授業が始まってから何分の時間が経過しただろうか。

 

 十分か、三十分か。もしかしたらまだ一分すら経っていないのかもしれない。

 

 今の私には顔をあげて時間を確認する余裕すらない。顔を上げてしまったら、我慢出来ずに喘いでしまいそうだったから。

 

「っッッ、ふぅ、ふぅ、ふぅー、んぐぅー、んっくっ……はぁ、はぁ、はぁっ、はぁ——♡」

 

 机に突っ伏したまま荒い息を吐き続ける。どうにか身体の中から熱を逃がそうと深呼吸を繰り返すが、その熱は一向に引いていく兆しを見せない。

 

 むしろ身体の中に溜まった熱という快楽は、身体の中で昂ったままずっと燻り続けている。

 

 ブゥゥウウウウ——と恥部で鳴る機械音が、私に熱を送り込んでくる。高速で振動する無機質な舌が、舐ることを止めてくれない。

 

 朝の治療を終えてからずっと、今の時間までどれだけやめてと心の中で叫び喘いでも、冷徹な機械はその振動を緩めることは、決してなかった。

 

「んふぅー、ふぅーっ、んあっ、ダメぇイク……イッちゃう——イクッ——ッッ♡♡♡」

 

 絶頂の快楽が全身に駆け巡り、身体が痙攣を始めてしまう。それをどうにか抑え込もうとして、突っ伏して椅子に座ったまま丸くなる。前腕と二の腕の中間にある肘窩に口を押し付けて、喘ぎそうになる声も押し殺す。

 

 この授業の間だけでも絶頂した数は両の手に上る。

 

 絶え間ない愛撫と絶頂が私の体力を根こそぎ奪っていく。私の意識が現実から乖離しはじめて、全ての音が私を避けて通っていく。今は授業中のはずなのに先生の声はおろか、鉛筆が紙の上を走るさらさらとした音すら聞こえてこない。

 

 聞こえてくるのは舐って弄ぶローターの音だけ。

 

 体力の消耗が却って感覚を鋭敏にさせ、私の意識をローターへと偏らせていく。

 

 私の現実が、意識が、淫らに震える音によって塗りつぶされていく。

 

「んっぐぅ、ふぅ、んふぅ、ふぅ……はぁーっ、はぁーっ、ああっ、っはぁー♡」

 

体力の限界がローターによる愛撫を責め苦へと変えている。

 

 気持ちいいが、苦しい。苦しいけど、気持ちいい。相反する感覚が混在して責め苦のように感じられてしまうけど、それすら私は受け入れる。

 

 気持ち良ければそれでいい。それが私の信念なのだから。

 

 ただ私はこの状況を楽しむだけ。この快感から逃れようとするのもその一環。

 

 先生の言いつけはこうだった。治療のことはバレてはいけない、治療のこと、つまりローターを付けていることを誰にも露見させてはいけないということ。

 

 この事が露見すれば私はたぶん学校に居られなくなる。そしてそれはシムラ先生にとっても同じこと。社会的死は免れないだろう。

 

 我慢を厳命した理由はそこにあるが、もうひとつある。

 

 それ以前にシムラ先生はこの状況を楽しんでいるということ。プレイと言い換えてもいい。

 

 我慢を命じられた健気な少女が、最後には理性をぐずぐずに溶かしてイキ果てる。その過程を楽しんでいるのだ。だから治療のことはバレてはいけないが、逆を言えばバレさえしなければどんな風に喘ぎ悶えようが問題は無い。

 

 何度も絶頂して、理性をぐずぐずに溶かした私が周りにバレていないのも、絶妙な加減で限界を見極めている先生のコントロールによるところが大きい。

 

 このローターは無線でリモコン操作によって動いている。振動を止めるのも強めるのもリモコンの操作一つで出来る。

 

 シムラ先生のやっていることは単純。

 

 私の限界を示すメーターが振り切れそうになったらローターを弱める。それだけ。だがその見極めが絶妙なのだ。

 

「ふんぐぅうっ、イカされちゃうッ、んんイグイグッ……はぁ……はぁー、はぁーっ、んぁぁぁダメダメダメまた強くなっでぇっ、んぶぅうう、ふぅー、ふぅーっ、またイグっ、イッグ……んふぅー、はぁー、あっへぇ、もらめぇ、もうっんっほぉ、またちゅよく、ぉぉぉぉっ、イク、またイカされりゅのっ、ぉぉっ——————ぉぉぉぉッッ♡♡♡」

 

 振り切れることを防ぎながら、その一歩手前にある絶頂のラインを巧みに行き来させる。

 

 ローターが止まることはない。強まるか、弱まるかの二つ。

 

 それを巧みに使い分けて、私を絶頂へと追いやっていく。

 

 絶頂して跳ね上がったメーターの針が戻っていくのをシムラ先生は巧みに見極める。余韻が引いたその瞬間にローターをほんの少し強めて、軽イキさせる。深くない絶頂は余韻をすぐに引かせるが、絶頂に至るのもまたすぐだった。強まった振動にすぐまた絶頂して、余韻が引いていき、また強まった振動にと軽イキを繰り返す絶頂の反復横跳び。

 

「んふぅー、んぶぅー、っ、んぐっ、ふぅーっ、ふぅー♡」

 

 身体を丸めて、深呼吸に徹することだけが、根こそぎ奪われていく体力を回復する唯一の方法。ローターによって燻る熱もほんの少しずつではあるが、余韻と同じように引いていってくれる。

 

 そんな細やかな頑張りをあざ笑うかのようにローターは、その振動を最大にする。

 

「˝ん˝ぅ˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝うッ————————————♡♡♡」

 

 押し殺した声が腕の中で木霊する。

 

 強烈な振動に私の身体は芯から打ち震える。燻っていた快楽が爆発して、戻りかけていたメーターの針が瞬間的に絶頂のラインを超える。

 

 この快楽の波が過ぎ去るのをひたすら耐える。

 

 跳ねそうになる腰を椅子に足を絡ませて浮かないようにして、必死に押さえつける。

 

 どれだけ我慢しようとも快楽が無くなるわけじゃない。唇を嚙みしめて痛みで紛らわせようとする。そんな我慢も空しく身体は、大きな音を立てて一度大きく跳ね上がった。

 

 注目を集めてしまったかもしれない。でもそれを気にするだけの余裕を私は持っていない。顔を上げることも出来ず、ただ絶頂の快楽が引いていくまで悶えることしかできない。

 

「——ぉぉぉぉぉぉぉ……ッぉぉ、ぉ……ぉッ……♡♡♡」

 

 こういうこともしてくるのだ。余力ができるまで待ってから、一気にその余力を理性ごと削り取ってくる。これまでの軽イキが積み重なったことも相まって、その絶頂はより一層深みを増して飲み込んでくる。

 

 快楽の爆発だ。快楽の熱波に脳が焼かれ、多幸感に浮かされた意識が暗澹へと沈んでいく。沈んで、沈んで、底へと意識が届きそうになったその時、ピンっと糸が張るのだ。か細く目には見えそうにない、糸。それは確かな意識を繋ぎ留めている感覚だった。私に残された微かな余力が、意識を繋ぎ止めさせた。

 

 ここが上手いのだシムラ先生は。相手が壊れない一歩手前まで追い込むことのできるその慧眼、まさに人を嬲る天才だった。

 

「はー、はぁー、んあー、あっー、はぁー♡ あぁぁぁぁぁっ、はぁぁぁぁっ♡」

 

 息がしづらい。まともに呼吸が出来ているかも怪しい。

 

 開いた口から涎が滴って、顎を伝って落ちていっているのが感覚で分かる。ほんの少しだけ顔を上げて見てみたらノートは悲惨なことになっていた。滴った涎で幾つもの染みを作り、一面のみならずその下数ページにわたって台無しにしてしまっていた。

 

 これじゃもう使い物にならない。そんな見当違いなことを考えてしまった。

 

 そんなことはどうでも良い。今はただこの快楽から少しでも逃れて、体力を回復することだけを考えればいいのだ。

 

 絶頂の余韻はまだ引いていかない。度重なる絶頂で疲れ果てた無音の世界に音が入ってきた。

 

「——さん————のめさん————東雲淫子さん!」

 

「はっ、はいぃッ♡」

 

 名前を呼ばれていたことに気づいて、思わず立ち上がってしまう。

 

 余韻のせいで声が上ずってしまい、それが周囲の笑いを誘った。

 

「ちゃんと話を聞いているか? 話を聞いていないと周りに置いて行かれてしまうぞ。それじゃあ東雲さん、この問題を解いてくれますか」

 

「はぁー、わかりっ、ましたぁ……♡」

 

 そこまで言われて、今が授業中なことを思い出した。

 

 担任の先生に促されるまま黒板に目をやれば、そこには四つの問題が書かれていた。

 

 簡単な筆算の問題。それも小数点を使った計算問題。既に三つの問題には生徒が割り振られているようで、黒板の前に立って問題を解いているのが見える。

 

 私は残っている一番左端の問題が担当ということなのだろう。

 

 残った問題に向かって歩いていこうとする。一歩を踏み出して、足に力を入れようとするのだが、思ったように力が入らない。

 

 足が震えてしまう。足取りがおぼつかなくなって、倒れそうになるのをどうにか堪える。ふわふわする頭で意識を繋ぎ、唇を噛みしめてローターからの快楽を堪える。

 

 周囲のざわめきが、自分のことを訝しんでいる声なんじゃないかと思えてくる。

 

絶対にローターを付けられていることは露見しちゃいけない。先生の言いつけを守るためにも毅然と歩こうとする。

 

 強すぎる快楽に悶えて真っすぐ歩けない。息を荒げながら必死に快楽を押し込めて、どうにか。問題の前に到着する。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ふぅーッ、ふうーッ、っんく、んはぁ……はぁ……♡」

 

 問題の確認。小数点のある数同士の足し算、簡単だと言い聞かせる。

 

 チョークを手に持つ。快楽に何度も暗算をじゃまされながらも、どうにか答えを書き進めていく。一文字ずつ、ゆっくりと。しかし私の意思に反して、小刻みに震える手が答えの数字を歪ませる。それを正そうと黒板けしを手に取って消そうとすれば、震える手が問題の一部まで消してしまう。

 

 落ち着こうとする。深呼吸をして、少しでも快楽を逃がす。たとえ不格好でも書き直せればそれでいいのだ、完璧でなくていい。そう言い聞かせて消えた部分を書き直していく。

 

 そして何故か自分の背中に視線が集まっているのが感じ取れた。気になって振り返ることはしなかったが、横目で見てみれば理由はすぐわかった。他の子はもう問題を解き終わっていて、黒板の前には私しかいない。

 

 だから私に視線が集まっている。

 

 ローターに愛撫されて、淫らに悶え喘ぐ私が注目に晒されている。

 

 その事実が私の中の熱をぶり返させて、軽い絶頂へと至らせた。

 

「——ッ————ぅッ——ぉ————ぉぉッ————オッ————♡♡♡」

 

 落としたチョークは半分に割れて砕けた。粉塵が舞い、教室にどよめきが波及していく。

 

 突然目の前の少女が痙攣し始めたら、どよめきのひとつもあがるだろう。

 

 立っているのもやっとで。チョーク受けに手をついてどうにか立っていられている状態。

 

 この絶頂の余韻はあと何分我慢すれば引いていくのか。五分か、十分か。時間を確認するために顔を上げることすらできない。顔を上げてしまったらその瞬間に喘いでしまうかもしれない。

 

 その異常を感じ取った担任の先生が近づいてくる。

 

「大丈夫か東雲……顔が赤いぞ、もしかして具合が悪いんじゃないか?」

 

「ちょっと、ぉっ……だけ、気持ち悪いです」

 

「保健室に行った方が良いな、自分で歩けるか?」

 

 頷いた私を見て、担任の先生は保健室へ行かせることにしたようだ。

 

「保健係は西園寺でしたね。東雲を保健室まで送っていってくれませんか」

 

「あ、はい! わかりました」

 

 保健委員の子が来てくれて、連れ立って教室を出ていく。

 

「だいじょうぶ東雲さん。もし歩くのもつらいなら保健の先生呼んでくるよ?」

 

「だい、じょうぶ、ふぅーッ、ふぅーっ、自分であるけるっ、から」

 

 根が優しい子なのだろう。私が快楽にヒクついているのを苦しんでいると勘違いしているし。大丈夫とやんわり断っても身体を支えることをやめない。こちらを心配そうに見つめて、背中を擦ってもくれる。

 

 保険係の優しさを受けながら廊下を進んで曲がり、保健室へと続く階段に差し掛かったところでローターが再び暴れはじめる。

 

「˝ん˝ぅ˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝う˝うッ————————————♡♡♡」

 

「東雲、さん?」

 

 全力全開の振動。すぐ隣から受けていた優しさを跳ね除けて、私の身体はおののく。それが他人の目にはどう映っているのか、保健係の心配する表情を見れば明らかだった。

 

「んぶぅっ、すぅーっ……んぐぅー、っぐぅううう、んぶっ、んんんんんっ、んぶぅーッ♡」

 

「東雲さん、だいじょうぶ……ねぇ東雲さん……?」

 

 咄嗟に口を覆い隠さなければ廊下全体に私の喘ぎ声が響き渡っていたことだろう。

 

こうなったら保険係からの優しさも意味を成さない。後は絶頂へと昇っていくだけ。身体を壁に寄りかからせて、その時が来るのを待つ。

 

 隣に人がいるのにローターの振動を最大にしたということは、そういうことなんだろう。

 

 学友を目の前にして盛大に絶頂しろ、先生はそう言っている。ローターの振動を強めたのは、その意思の表れ。

 

「震えが止まらない、汗だってこんなに……ねぇ東雲さん聞こえる……?」

 

「—————————ィ————ゥッ♡」

 

「え? ごめん東雲さん、もう一度言って?」

 

 だったら私は人目も憚らずイこう。だってそれって絶対に気持ちいいから。

 

「————ィィィィイイイイグゥゥウウウウウウウウッ♡♡♡」

 

「しののめ……さん……」

 

 廊下に野太い嬌声が響き渡る。引き攣りを起こす私の身体は、保険係の表情を恐怖一色に染め上げた。危ない痙攣を繰り返しながら、寄りかかっていた壁をズルズルと滑り落ちていって、完全に脱力する。

 

 もう指の一本も動かせそうにない。

 

 最後に残った微かな意識が、階段を駆け下りていく音を拾う。きっと保険係の少女が降りていったんだろう。

 

 間もなくして、視界の端で白衣を捉えたところで私の意識は完全な闇へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

「——————————んんっ♡」

 

 ローターの振動が私を揺り動かす。

 

 沈んでいた意識が浮上していく。いつもならすんなりといく覚醒も今回ばかりは重い。今も尚続いているローターでの愛撫。それに加えての疲労感が、私の体全体に粘り気の高い液体が纏わりついているんじゃないかと錯覚させる。

 

 目を開けばここ最近で見慣れた天井が目に入り、ここが保健室だということが分かる。

 

 服も脱がされていて、ニップレスのように張り付けられた黒いテープとローターだけの姿で仰向けにベッドに寝かされている。

 

 気絶したはずの自分がどうやって保健室まできたのかは、どうでもいいか。

 

「んんぅ……っはぁー、ふぅー……ちょっと体力が戻ったかも、んんっ♡」

 

 このままこの快感に身を揺らして微睡んでいたい。ローターに愛撫されながら目を瞑って、快楽に嬲られながら惰眠を貪る。我ながら良案のように思える。

 

でも今の私にはもっと楽しみなことが待っている。シムラ先生からの調教だ。

 

 このまま寝ていたらせっかくの楽しみも楽しめない。未だに重い身体を起こせば、シムラ先生がカーテンを開くのと同時だった。

 

「おお、起きたのうインコちゃん。どうじゃ具合の方は?」

 

「うん……すっごくいいよ♡ 今なら悪いモノいっぱい出せるかも♡」

 

「カッカッカッ、そりゃいいのう。治療の成果がちゃんと出てきてるってことじゃな」

 

「フフフ♡ ねぇ先生、私どれくらい寝ていたの?」

 

「そんなに寝ておらんぞ。せいぜいが十分かそこらじゃ」

 

 てことは、今はまだ授業中ってことになる。シムラ先生越しに時計を確認してみれば、授業が終わるまでもう少しってところだった。

 

「それじゃあ治療の続きを始めるかのうインコちゃん」

 

「私、教室に戻らなくていいの?」

 

「そんなことより治療のほうが優先じゃ。大丈夫、ちゃーんと先生には儂から言っといてあるからのう」

 

「はーい♡ たしか次ってあのへんな形したヤツを入れるんだよね?」

 

「よぉく覚えておったのう。さぁ、準備は出来ているからこっちにおいで」

 

 ベッドから降りて立ち上がる。少しでも寝たおかげか、疲労感による身体の重さを除けば足のふらつきも無く歩くのに問題はなさそうだった。

 

 

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