しっかりとした足取りでベッドの仕切られた範囲から出れば、そこにはシムラ先生の言うところの準備がされてあった。
無骨なバケツ二つに片方にはなみなみと注がれた液体。そしてシムラ先生の手に握られた注射器と同じ形でありながら異様に大きい器具。それの使い方なんて私はひとつしか知らない。これからされることに想像がついた私は、無意識の内にお尻の穴へ力を入れていた。
「あの器具を入れる前にコレでお腹の中を綺麗にしていくぞ。あれはお腹の中が綺麗でないと入れられんからのう」
「どうすればいいの?」
「お尻を儂の居る方に向かって突き出すんじゃ。穴がちゃんと見えるようにじゃぞ。自分でお尻を自分で広げて、そのままジッとしとるんじゃ。わかったか?」
はーい、と返事を返してお尻を先生へと向ける。もちろんこの様子はカメラに撮られている。
シムラ先生が手に持ったカメラに撮られながら私は、上半身を倒してお尻を突き出して、菊紋の皴ひとつひとつが見えるように広げる。
お尻に手が触れてくる。さわさわと撫でて、その手で鷲掴み、パチンッと叩いてくる。走り抜けていった痛みが、私の中で興奮へと置換されていく。
大人という絶対的な存在が、矮小な子供へ暴力を振るう。一方的な痛みを伴った触れ合いが、その絶対的な立場の差を表しているようで、この雄よりも私という存在が格下の存在なんだと興奮する。
「ひゃっ、先生ー叩いたー♡」
「カッカッカッ、これも検査じゃよ。痛かったかのう?」
「痛いよー、でもぉ……また変な感じがしたの♡」
「ほっほう、どんな感じだったんじゃ?」
身体を起こして向き直り、叩かれたことでさらに愛液を滴らせるマンコを見せながら私は微笑んだ。
「最初の治療の時みたいな変な感じがしたの♡ それってぇ、お尻にいっぱい悪いモノが溜まってるってことなんじゃないの♡」
「カッカッカッ、こやつ叩かれて感じたのか。いいのういいのう、わかった。ちょいと寄り道をするかのう。お尻をこっちに向けてみるんじゃ」
さっきと同じようにお尻を向ける。これからくる衝撃に備えて身体に力が入る。
シムラ先生は三脚でカメラを立たせて、浣腸用注射器を床に置くとその手を振り上げた。
「それいくぞぉ——!」
バチンッと破裂音が鳴り響く。
「——んぎぃいいッ♡」
痛みが脊髄を通って脳へと伝わり、興奮へと変換されて、興奮によって湧き出てきた快感が体に還元される。
「ほぉれ——!」
二度目の破裂音が保健室に響く。叩かれた方とは逆のお尻が叩かれる。
「——˝あぎぃぃッ♡」
叩かれた所がじんじんと痛み、熱を持ち始める。その衝撃と熱が子宮にじんわりと伝わってきて、ローターから与えられる快楽と相まって得も言われぬ快楽を感じてしまう。
「ほれほれほれほれ、つぎつぎいくぞぉ——!」
「あぎっ、ああ、いだっい、けどぉっ、˝ほおっ、あっぐっ、なんだっか、オマンコぉっ、あちゅく、なぁっ、でっ、ぎだ♡」
往復ビンタのごとくお尻が叩かれる。右、左、右、左と間髪入れずの連続。衝撃が子宮を揺らし、叩かれたことへの興奮が熱を昇らせていく。
一撃が熱を生み、私の中で圧を高めて熱を昇らせていく。お尻から生まれた熱が、一撃を受けて子宮へと昇り、もう一撃を受けて熱は脊髄へ。そうして手を受ける度、ぐつぐつと煮えたぎっていく熱が脊髄を伝って、意識を司る脳へと流れ込む。
「そぉれいっ——!」
「イッッッギュ——♡♡♡」
スナップを利かせた一撃。それが尻に叩き込まれた瞬間、私は絶頂に達した。
身体が震える。叩かれて真っ赤になったお尻を震わせて、痛みを伴って昇ってきた快楽が脳幹を通って流れ込み、私の脳を焼いて回る。
「おお! イったイった。やっぱり儂の目に狂いは無かったのう。さぁてさて、これでまだ終わりじゃないからのうインコちゃん」
「はぁーっ、んはぁー……んひぃぃいいっ、ぶるぶる強くなってるぅッ♡ あぎぃっ、あああッ、お尻ぃ、今ぶたれたら……んあッ、あひいッ、いたいのかっ、あがぁッ、気持ちいいのか、わからなくッ、なっちゃうぅっ♡」
振動を強めたローターによって、奥底から快楽が這い上がってくる。快楽という熱が溜まり、身を捩っているところに先生の張り手が飛んでくる。
「˝んっ˝おぉッ——♡♡♡」
蕩けたマンコへ衝撃が直に伝わってくる。ローターに嬲られぐずぐずに蕩けたところへ加わる暴力的な衝撃。さながらそれは、チンポがポルチオを叩くピストンのように私の子宮を刺激してくる。
お尻へ一発受ける度、私の口からは嬌声が出ていく。
まるでセックスしているかのようにあひあひと喘ぐ。
「なにが分からない、じゃ! どっちも! 気持ち! いいんじゃろうが!」
「あっひぃいいッ♡ そうっ♡ そうっでしゅ♡ わだじは、お尻を叩かれるのもぉッ♡ オマンコとッ、ちくびぃぶるぶるされるのもぉッ、どっちも気持ちいいのぉぉおおお♡」
徐々に身体が震えだす。走り抜ける痛みと快楽に背筋が仰け反り、ヒップが左右同時にはたかれたのを最後に私は、絶頂した。
「˝ほぉおおおおっ˝おおおおおおおおお……イッグゥウウウウウウウッ♡♡♡」
野太い嬌声と共に噴き出る潮。勢いよく噴き出る潮が私の足元を汚していく。尻を突き出した姿勢のまま全身を打ち震わせて、絶頂による快感と噴き出す潮の開放感に浸る。
「んふぅーっ、っあぁ、はぁ、はぁ、はぁ……いっぱいでちゃった……♡」
噴き出す潮の勢いも収まり、絶頂の余韻も徐々に引いていく。
だがこれで終わりじゃない。むしろこれは前戯みたいなもの。これから私は先生が手に持つでっかいお注射でお尻の穴をお掃除されるのだから。その期待に私のお尻の穴はひくひくと動いてしまう。
「カッカッカッ、良い出しっぷりだったぞインコちゃん。さぁて、余興も済んだことじゃし、そろそろ始めるとするかのう」
撫でられている。じんじんと熱を持つお尻を撫でられて、そこはかとない快楽を感じてしまう。
お尻を撫でながらそう言ったシムラ先生は、さっそく注射器に中身を入れていく。なみなみと液体が入っているバケツに注射器を入れ、押し子を引き上げると液体が注射器に充填されていく。
「これを持っていつものように挨拶をするんじゃ。今回はいつもと治療の仕方が違うからのう、そのことをちゃんと言うんじゃぞ?」
「はーい先生♡」
手渡された器具を持って初めて、それがガラス製だということに気がついた。プラスチックではない、その材質が故のずっしりとした重さ。私の腕よりも太くて、そこに入れられた数百ミリリットルという液体が、全て私の中に入ってくるということに興奮が隠せない。
息が荒くなる。カメラが回り始めたのを確認して、私という発情した雌は、注射器を後ろに隠して喋り始めた。
「東雲淫子でーす♡ 今日はいつもと違う治療をされています♡ 身体にいっぱいぶるぶる震える機械を着けて、中の悪いモノをいっぱい出すって治療なんだって♡」
ローターが取り付けられた恥部を見せつける。腰を突き出して、今も尚私がローターに愛撫され続けているのをカメラに映す。
「ほら、ねぇ聞こえる? こうやってぶるぶる震えて、私の中の悪いモノを出そうと頑張っているのぉ♡」
喋りながらカメラに近づいていく。意図を察したシムラ先生がカメラを手にするとその場でしゃがみ込み、私のマンコを画角いっぱいに映る様に撮り始めた。
「ほら見てぇ♡ こんなにいっぱい悪いモノが出てきてるでしょ♡ すっごいんだよぉこの機械♡ じつはもう何回もイっちゃってて、悪いモノも何回も出しちゃってるの♡」
少しずつ離れていって、後ろに隠していた注射器を見せる。それに頬擦りしながら喋り続ける。
「でもまだ着けてないところがあって、それがお尻の中なんだって♡ ちゃんと準備しないとケガしちゃうらしいから、まずはコレを使って、その準備をしていきまーす♡ 先生、今日も治療おねがいします♡」
「カッカッカッ、日に日に雌として磨きがかかっておるわい。それじゃさっき教えたとおりにしてみるんじゃ」
手に持っていた注射器を手渡し、さっき言われた通りのポーズをとる。
前傾姿勢でお尻を突き出し、ヒップを左右に広げて尻の穴がちゃんとシムラ先生に見えるようにする。
見えないことが却って興奮を煽る。いつ注射器を刺されるのか、病院で注射をされる直前に似た緊張が走る。身体が強張り、息をのんで刺さるその瞬間を待つ。でもそれは恐怖からくる反応ではない。そんな真っ当なものじゃない。私のそれは淫らな妄想に尻の穴を疼かせて、興奮に身悶えているだけ。
お尻の穴に触れてくるものがある。それが何かは見えないが、十中八九浣腸器具の先端部分だと分かる。傷つけないようにローションが塗られているのだろう、肛門から滴る液体が会陰を濡らしていく。
「んっ……あっ、ああんっ♡ 入ってきたぁぁ……んん♡」
ローションに塗れた浣腸器具が侵入してくる。括約筋を押し広げて、徐々に私の中へと異物感が這い上がってくる。
「んんっ……あぁっ♡ ˝お˝おッ♡」
体感として一センチか数ミリだろうか、先端が少し入り括約筋が押し広げられたところで一度止まり。力ずくで押し込まれる。ズボォッという音が脳内で響いた。浣腸器具のまだ入っていなかった先端数センチ分が、一気に押し込まれた。
その衝撃に私はたまらず喘ぎ声を漏らしてしまう。
「どうじゃ、どこか痛かったりするかのう」
「んはぁ、はぁ—……ぜんぜん大丈夫♡」
「よぉし。中身を入れていくぞ」
「はーい♡ んひゅぅっ、つめたいのはいってきたぁ……んあっ、膨らんでる、お腹の中にお水入ってきてるのわかるよぉ♡」
押し子を押す力が伝わってくる。直後に広がる違和感。中身が注入されて私の中で冷たい感触が広がり、私の中が膨張していく感覚。その膨らんでいく圧迫感にも似た感覚が、私に更なる興奮を呼び込む。
気持ちがいい。年端もいかない私が浣腸をされているこの感覚が、自分を汚されているかのように感じられて、快感すら覚える。
私の中で膨らみ続けていた圧迫感が、その勢いを完全に停止させる。入れ終わったのだ。そしてなんの予告も無しに挿入されている浣腸器具が抜かれようとする。私はお尻に力を入れて、中身がこぼれ出ないようにする。
「ふんぐぅっ、んんあ♡ ふぅーっ、ふぅーっ♡ んんんぁっ、でちゃいそうっ♡」
浣腸器具が引き抜かれて、私は前傾姿勢をやめる。お尻に力を入れて、お尻の穴を閉めることで吹き出しそうになる液体をせき止める。
お尻を手で押さえながらシムラ先生へと向き直る。
「せんせぇ♡ つぎ、どうすればいいの♡ はやくしないっとぉ、漏らしちゃうよ♡」
「漏らしても良いんじゃぞ。ただしバケツの中にじゃぞ。バケツを跨るようにして立つんじゃ、足を開いてのう……そうじゃ、腰を下ろして——」
指示された私は、その通りにバケツを下にして跨って立つ。腰を落として、狙いを定めるように尻の穴をバケツに向ける。この姿勢は排泄欲が高まる。いわゆる空気椅子の姿勢は、お尻が開いてしまって力が入れづらい。油断していると今にも浣腸液が噴き出しそうになる。そうしないために腹とお尻に力を入れて、穴を閉める。
手を頭の後ろで組んだ下品なポーズでカメラと向き合う。
「ふぅ、んふぅ、準備できたよ、もうだしてもいい?」
「いいぞ、遠慮せずにいっぱい出しなさい」
シムラ先生からのお許しが出た。
私はお尻の力を緩めて、排泄する時と同じように力んだ。
「んああぁ、あぁ~♡ でてるぅ……♡」
堰を切ったようにお尻の穴から浣腸液が噴き出ていく。お腹の中で感じていた圧迫感が消えていき、勢いよく飛び出た浣腸液がバケツに当たってじょぼじょぼと音を立てる。
出来たばかりの水面に気泡が生まれ、弾けると途端に鼻につく臭いが漂ってくる。
それをシムラ先生も感じているんだろう。花をひくつかせて、にやにやと嗤っている。糞の混じった浣腸液を拭き出して、排泄の悦に浸る私を視姦しているのだ。
恥ずかしい。私に残された最後のまともな部分が、羞恥心を訴えかけてくる。
本来なら排泄など誰にも見られずにするもの。それが今、私は浣腸をされて強制的に排泄させられて、視姦されている。さらにはその醜態を下品なポーズと共にカメラにまで収められている。
まともな感性をもっていたなら恥ずかしいどころか、死にたくなるほどの羞恥に襲われることだろう。でも私にまともな感性などあまり残ってはいない。そのまともな部分が働くときは、今のように羞恥心を使ってさらなる興奮を煽る時に働く。
ノーマルを持ち合わせているからこそアブノーマルを楽しめる。まともな感性が働くからこそ、その枠組みから外れた時の背徳感がある。私はそう思うのだ。
「みられてるぅ……んんっ、先生にうんちしてるとこぉ、はぁ~、見られちゃってるよぉ♡」
人には決して見せない排泄行為を見られることによって、そこで覚える羞恥心が、私にさらなる興奮と快楽を与えてくれる。羞恥の熱が全身を熱くさせ、ただの排泄行為に全く異なる快感を与える。
前世では経験したことのなかった浣腸プレイ。少し癖になってしまいそうだ。ただ排泄するだけじゃ味わえないこの感じ。開放感に近い心地よさというのを私は感じていた。
「はぁー、んんっ、あぁー……出切った♡」
勢いよく出ていた浣腸液が、その勢いを弱めていく。
入れられた回数が一回だったこともあり、排泄はものの数秒で終了してしまう。
「出切ったのう。なら次じゃ」
すぐに次の準備が行われる。浣腸器具を手に持ったシムラ先生が、バケツに器具を浸けて浣腸液を充填していく。
その間に私は、また浣腸器具を受け入れる姿勢になっておく。
横目でみるみるうちに中身が充填されるのを見届けたら、お尻にあの感覚が蘇ってくる。
お尻の肉を割いて器具が挿入されて、その中身が入り込んでくるあの感覚。
冷たさと共に流れ込んでくる浣腸液が、圧迫感となって私の中で広がっていく。
「んっ、ぐぅ……また、はいって……きたぁ♡」
お腹の圧迫感は、中に風船が入っているんじゃないかってくらいの存在感を放っている。けどその体感に反して、私の体形は変わってはいない。たった一度くらいの浣腸じゃお腹の形が変わるほど膨れることはない。
その時、素敵な考えが頭の中を過ってしまい、自然と手がお腹に伸びていた。
お腹を撫でて、今以上に入れられたどうなってしまうのかを妄想する。無尽蔵に膨らんでいく圧迫感、私のお腹が風船のように膨らみ、破裂寸前の苦しみを味わったりするのだ。立つことも出来ず、地面でのたうち、晴れることの無い排泄欲に苦しめられながら身悶える。こんな年端もいかない少女が、浣腸で凌辱される姿を想像しただけで、最高に興奮する。
妄想に耽り微笑み撫でる私を見て、器具を抜いたシムラ先生は、興味深そうに問いかけてきた。
「そんなに笑って、何か楽しいことでも考えとったのか?」
「え? えーとね…………♡」
少し考えてから私は胸の内で考えていたことを正直に話すことにした。
「これ、一度に全部入れてみたら……どうなるのかなって思っただけ♡」
喋りながら振り向くと、そこには呆気にとられた表情をするシムラ先生がいた。そんなに意外なことを言っただろうか。私としてはそうは思わないのだが、快楽にも寛容になっていった演技をしたつもりだし、そこまで解釈違いということはないはず。
ほんの少しの間見つめ合っていると、次第に肩を震わせて笑い始めた。いつものように、カッカッカッ、と笑い、ひとしきり笑い終えたその表情は、さらに笑みを深めていた。
そこに敬虔な養護教諭としての顔は無い。その表情には覚えがあった。小さな子供が、自分より小さくて弱い存在を嬲っているときにする顔だ。無邪気な少年が、笑みを浮かべながら虫の足をもぎる、嗜虐心に満ち満ちた笑顔だった。
この様子だと私の演技が露見したということはなさそうだ。
むしろ私の一言がシムラ先生の琴線に触れたようだった。
「いい具合に育ってきたと思っとったらここまでとはのう……インコちゃんは本当に才能に溢れた子じゃ。まさか自分からシて欲しいことを言うなんてのう」