丁度時刻は一通りの授業が終わり、お昼ご飯を食べてお昼休みになった頃。
ほとんどの学生たちは元気に外に出て遊んでいるため、学校内は残った学生たちの雑談があるだけで静かなものだった。
そんな外の喧騒から遠く離れた場所。学校の中でも学生や教師たちが使用するには遠く不便なトイレに私たちはいた。
清掃が行き届いていてもなお感じるトイレ特有の臭い。その臭いに混じって、個室から発情した雌の蒸れた臭いが充満していた。
もしここに他者が入ってきたらその臭いに反応したことだろう。それくらいにおいたっていた。
「はぁはぁはぁ、はぁああっ♡ あっ♡ しののめっ、さん♡」
「んはぁ……はぁ、はぁ、んっくっ♡ んはぁ、さいおんじ、さん♡」
トイレの一番奥の個室。扉によって閉め切られた密室に私たち二人は、互いに見合う形で入り込んでいた。
既に衣服は脱いで畳まれてどかされていて、私達二人はその裸体を晒し合っている。
「しののめさん♡ しののめっさん、私怖いよ♡」
「だいじょうぶっ、はぁ……はぁ、私はここにいるからっ、んひぃ……ね♡」
手を繋いでほしいと懇願した西園寺さんの願いを受け入れて、いわゆる恋人繋ぎをしながら見つめ合っている。これは西園寺さんが苦しい時は私が、そして私が苦しいときは西園寺さんが、互いを励まし合えるようにということで握り合っていた。
そのせいか、私達二人は鼻先が触れ合えるような距離で互いの吐き出す熱い吐息を感じ取っていた。熱く濡れた視線が交差し、互いの口から漏れ出す吐息が個室の湿度を増していく。
「んひゅぅぅっ♡ んあ、あっ、あっああっ♡ 震えてるぅ♡ 私の乳首とクリトリスが震えてるのぉっ♡」
「あん♡ ああっ♡ おっぱいぃぃもクリトリスがぁ、ああっ♡ 取れちゃうぅう♡」
その体には全身にわたって、検査と称され取り付けられた性具があった。乳首とクリトリスにはローターが黒いテープによって固定されていた。これは少し前の私がされていたのと同じものになる。そこに加えて新しいのが追加されていた。お尻、アナルに挿入されたアナルバイブの存在だった。
数珠が連なったようなアナルバイブは全てが同じ大きさで統一されていて、小さめの玉は初心者にも優しい配慮された大きさだった。流石のシムラ先生も見合わない大きさを入れるほど節穴ではない。いっそ怖いほどの慧眼で適切な大きさを見抜いたシムラ先生が用意した検査棒と称されたそれを丸々一本、私と西園寺さんは挿入されていた。小さな体には長すぎるくらいで見事に直腸までを貫いていた。いくら初心者に優しいとはいえ、アナルバイブを丸々一本挿入されるのは、相当に強い異物感を私達二人に与えていた。
「んぉおおおおお♡ 震えてりゅ、私の中でぶっといのがぶるぶるって震えてるのぉぉ♡」
「おおっ、おぐっ、おえ♡ おながぐるじぃっ♡ かき回されて気持ちわるいっ、おおッ♡」
そこに付け加えてアナルバイブは振動する。まともに拡張もされず解されてもいないみっちりと引き締められたアナルがバイブによって強制的にほぐされていく。それはもはや内臓をまるごとシェイクされているようにも感じられた。
そして当然のように私たちがアナルバイブを排泄しないようアナルプラグで栓をしている徹底ぶり。
「ぐるじっ、ああっ♡ あーっ♡ はあーっ♡ げほっ、ごほ、ぶぅおえっ♡ だじだいぃぃ♡ おじりの検査棒だじだいぃ♡」
「んふーっ、ふうーっ♡ がんばって西園寺さん♡ んふぅー♡ きょういちにちぃっ、一日だけの我慢だからぁッ♡ んおっ、おっ、おー、おー、おおおっ♡」
西園寺さんは唇を噛みしめ、苦しみに耐えきれず検査棒を出したいと懇願し始める。
この懇願ももう何度目だろうか。西園寺さんが弱音を吐く度、私は西園寺さんの手を握りしめて勇気づけてきた。その甲斐あってか、口ではそういいつつも西園寺さんが諦めの色を見せることだけは未だになかった。
なぜならそれは、シムラ先生が不安と恐怖に付け込んでこの検査という行為の必然性を説いたからだった。治すためにはこの検査が必要なんだと、不安と恐怖に付け込まれる形で病気を信じ込まされた西園寺さんにとって、これを信じる以外に選択肢は無かった。
そうして乳首とクリトリスにローター、そしてアナルにアナルバイブを挿入されて、検査という快楽地獄に身を投じることとなった。
それはひとえに病気を治すため。そのために検査によって悪いモノが蠢く苦しみも西園寺さんは我慢するのだ。
「ああん♡ はっはっはっはっ、はっぐぅ♡ んあんっ♡ あっ、ああああ♡」
だからたとえどれだけ苦しいと喘ごうとも検査棒ならぬアナルバイブを尻からひり出すことだけはしなかった。
だがやはり、それとは別として、この苦しみがあと数時間も続くと分かっているからこそ、弱音のひとつも溢したくなるのは、私にも理解できるものではあった。ただ——。
(んぉおおおお、ぎもぢいっ♡ アナルに検査棒突っ込まれて、ぐちゅぐちゅにシェイクされるのぎぼぢよすぎぃ♡♡♡)
——脳内で喘ぐ私にとってはそうではない。
最初はただ苦しかったアナルバイブも時間が経てばアナルが慣れてくる。凝り固まった筋肉が振動によって解きほぐされて、アナルバイブにフィットする形で適応していく。そうなると振動がより直接的に感じられて、その振動が徐々に快楽へと変換されていくようになる。
ただ西園寺さんはまだ慣れていないようでアナルバイブで快楽を感じるには、まだもう少しの時間が必要そうではあった。
(力を使えば西園寺さんの感じてる苦痛を全部快楽に変えてあげることもできるけど、それじゃ調教を受けてる意味が無くなっちゃうものね。こういった趣向はちゃんと楽しんで堕ちるところまで堕ちて行かないと。それにしても保健室を追い出されたのは残念だったなぁ……)
私達二人がこんなことになっているのにも理由があった。
もともと早退するまでもないと判断されての保養だったためにあのまま保健室に居座り続けることが出来ず、私たち二人は一度教室に戻されることになった。
私達二人は性具から送られる振動の快楽に身体をヒクつかせながらシムラ先生に見送られる。唇を強く噛みしめ、端から涎を垂らしながら。内股で歩いて教室に戻ったのだ。
無事に戻ることが出来た私達だったが、それで終わりじゃない。むしろ責め苦は続いており、問題は始まったばかりと言えた。
シムラ先生からの言いつけは最初に私が言い含められた内容とそう変わることは無かった。
まずひとつは、この治療を誰であっても知られてはいけないという事。
これは変わらない。西園寺さんには、病気をこれ以上広げないためだとか、それらしい理由を刷り込んで納得させていた。
ただ問題だったのが、度重なる肉体調教でイキ癖がついてしまった私と、快楽自体が初めてで全ての快楽に敏感に反応してしまう西園寺さんの身体にあった。ローターとアナルバイブで絶え間なく快楽を送られ続けている私達二人の身体は、私達の意思など関係無しにおかまいなく絶頂に至ってしまう。
(あの時一度も潮を吹かなかったのは奇跡ね)
給食の配膳中に机に突っ伏した私達二人が、何度絶頂に至ったことか。二人合わせればきっと二けたには届くことだろう。
それだけの数を私と西園寺さんは椅子と机の上で耐えていた。おかげで机の上は涎塗れ、椅子は愛液でべとべとになっていたが、些細なことだ。
とにもかくにも私たち二人は教室でまともでいられなかった。
ローターとアナルバイブによって数分ごとに絶頂する身体。絶頂に身を焦がし、今にも潮を吹き出しかねないその状態に私達はトイレへと駆け込んだのだった。それはこの淫楽な行為が露呈しないようにする意味もあったが、それを含めてシムラ先生の言いつけを守る意味が大きかった。
「くきゅぎぃぃいッ♡ しののめさんっ、またでちゃう♡ もうがまんできないぃっ♡」
西園寺さんの身体が痙攣を始める。絶頂が近いのだろう。私はシムラ先生の言いつけ通り、これから西園寺さんの身体から噴き出てくるものを受け止めるために姿勢を低くする。
しゃがみ込み、淫水ほとばしるマンコへ私は唇を吸いつけた。
この行為がシムラ先生から言いつけられたもっとも大切なことだった。
「んじゅる、んべるべるべろ♡ じゅぞぞぞぞぞぞぞぞぞッ♡♡♡」
「ああああ——っ♡」
尿道に吸い付いた唇が豪快な音を立ててすすり上げる。そして時に舌を伸ばし、滲み出てくる恥汁を舐めとっていく。休み時間のこのトイレでもう何度も繰り返ししてきたことであった。
「ああああっ♡ でます♡ またでちゃう♡ 東雲さんにぺろぺろされて、悪いモノびゅーびゅーだしちゃいますぅ♡」
西園寺さんの痙攣が細かく早まり、私は絶頂の最後の一押しをするため口淫の吸い付きを強めた。その直後、西園寺さんの身体はビクンと一度大きく跳ね上がり、背筋が反りかえった。
「ンイクゥゥゥゥウウウウウっ——♡♡♡」
西園寺さんは絶頂に達した。既に何度も出しているのに一向にその勢いに衰えが見えてこない潮吹き。それを私は一滴も溢さないよう口いっぱいに受け入れていく。
「んごくっ、ゴク、ゴク、ゴク、じゅる♡ ごきゅっ、ごっく、ゴク♡」
口いっぱいになった悪いモノを私は喉を鳴らして飲み干していく。ひとくち、またひとくちと飲み干していく度に私の頬はだらしなく緩んでいくのが分かる。
目線だけで見上げれば、そこに快楽に歪みアヘ顔を晒している西園寺さんの表情が見える。
目の前の純粋無垢な存在が、快楽に喘ぎ淫乱に染まっていく様が、私の中に教養として備わっている道理や倫理といったモノを軋ませる。それが愉悦にも似た快感をせり上がらせて来る。
(んはぁぁぁ、かわいい♡ ちっちゃくて可愛いお顔が下品なアヘ顔になっているのすんごく子宮疼いちゃって、イキそうになっちゃう♡)
まさにレイプだ。私の中にかすかに残っている道徳観念を圧倒的な背徳感でレイプする。その快感は倫理に背くほど強く、深くなる。自分が自分に対するより強い快楽を得るためのレイプ。
無垢な存在を汚す愉悦、シムラ先生の趣味趣向が理解できるところだ。その表情がアヘ顔に歪むだけで私は背徳感でイきそうになってしまう。
こんな楽しい行為を用意してくれたシムラ先生には感謝をしないと。
(この病気は感染するから保健室以外で悪いモノは出してはダメ……どうしても間に合わない時はお互いに処理し合うこと、か……フフフ)
それは保健室を後にしなければいけない私達二人に対して、シムラ先生が絶対に守る様に言い含めた命令だった。
本来なら体調不良ということで保健室に留まらせ続けることも出来たはずなのにシムラ先生はそうしなかった。
ではなぜそうしなかったのか。理由は簡単だ。
シムラ先生の趣味趣向。それだけ。楽しんでいるのだシムラ先生は。
私達がこの行為がバレないようにと必死に快楽を押し殺し、理性がぐずぐずに溶けていく様を見て興奮しているのだ。直接か監視カメラのような物かは定かではないが、それを介して私達を見て巧みにローターの強度を操作して、嬲るように快楽を与えてくる。
ちなみに今いるトイレもシムラ先生から教えてもらった場所になる。つまりはそういうことなのだろう。
そして、そんなことをしたらバレるリスクも跳ね上がるはずなのにそれすら楽しんでヤっている。
そんな破滅主義的な部分にも私は共感してしまう。自分の身が亡ぶ瞬間、授業の真っ只中に絶頂して恥態を晒し、皆の視線を釘付けにする。皆からの侮蔑の視線、陰口、そして蔑み、全てを一身に集めて私は社会的に抹消される。その人生においてたった一度だけ味わえる快楽に興味が無いと言えば嘘になる。
けれどそれはしない。だってシムラ先生にはバレるなって命令されているから。
後シムラ先生は西園寺さんがちゃんと命令を守るのか、それを確かめようとしていることが分かる。なぜそう言えるのか。それはあの時、保健室を出ていく際に私にだけシムラ先生は西園寺さんのことを頼むと言ってきたからだ。
言いつけは絶対に守ることを既に分かっている従順な私に西園寺さんを頼むということは、言いつけを守らせるようにという意味もあるが、守らなかった時の密告役も兼ねているのだと分かる。
けれどそんな心配も目の前の西園寺さんの様子を見れば杞憂に終わる。
「はぁー……はぁー……ごめんなさい、しののめしゃん……いっぱい出しちゃった……」
「ちゅぷっ、っはぁ……はぁはぁ、ふふふ♡ いいの西園寺さん。だってお互い様なんだから、ね? だから次は私のをおねがい……もう我慢できなくてぇっ♡」
「うん、任せて……はぁはぁ、東雲さんがいっぱい出しても全部飲むから……ンチュっ」
今度は立場を入れ替えて同じことが行われる。私は立ちあがって両手でマンコを広げ。しゃがみ込んだ西園寺さんが、私のマンコへそのちっちゃくてプリッとした唇を吸いつけせて舐り始める。
私としてはともかく、一般的に見たらこれは異様な光景といえる。
トイレの密室でローターに嬲られて汗だくになり。自分たちの疲労も厭わず互いの性器にしゃぶりつくその光景。そこには当たり前にある倫理観や道徳など存在せず、また一般的なら汚い性器を舐めるという行為への忌避感も嫌悪感も無い。
そこには互いの性器を舐め合い、排泄する潮を飲み合うことになんら違和感も抱いていない二人の少女の姿があった。
「んべぇる、じゅるるるるるっ♡ じゅろ、しののめさん、じゅるれるっ♡ わたし、上手くできてるかな♡ じゅろ、じゅるぷちゅぴちゃ、じゅろろろろろろ♡」
「あふん、あっ♡ あひん♡ 西園寺さんすっごく上手だよ♡ あっ、あんっ♡ これならわたしすぐにイッちゃうかも♡」
「よかっら、ちゅぷ、じゃあたくさんらしてね、じゅるる♡ しののめさん♡ れるピチャピチャヂュっ、じゅろ、じゅろろろろろろろ♡」
「んはひぃいぃぃぃぃッ♡ 尿道ぺろぺろされてイクぅぅうッ♡ 女の子のレズクンニで悪いモノいっぱい吹き出しちゃうううぅぅうッ♡」
尿道をちろちろと舌が這いまわり、拙くも一生懸命に私のマンコへむしゃぶりついてくる。幼気な存在が何も知らず、自分がしていることの意味も分からないままトイレの個室で耽る淫楽にたまらなく興奮する。
その興奮が物語るかのように私のマンコはとめどなく愛液を垂れ流す。じっとりと粘度を増したものが、マンコの口から涎のように零れ落ちるのだ。
それを啜り上げ、熱のこもった目で見上げてくる西園寺さんのなんて愛おしいことか。純粋無垢なその顔で、汚らしい音を立てながら私の愛液を飲み干していく姿にゾクゾクとした感覚が背筋を通り抜けていく。
(最初は西園寺さんも嫌がっていたけど、シムラ先生が治療だから、他人にうつさないためだと言えば素直に従うあたり根が真面目なのね)
最初は西園寺さんもここまで積極的ではなかった。
それは快楽に悶えていてそこまで余裕が無かったという面もあるが、何よりも互いの性器を舐め合い悪いモノを飲み干すということに忌避感を抱いていた。
当然だろう。そこはおしっこをする所で舐めるようなところじゃない。一般的に考えれば汚いと思うのも仕方のないことだった。
だが病気のこととなれば話は別。
シムラ先生からの説明、もとい脅しを西園寺さんは確かに覚えていた。
この病気は他人へうつるほど強力なもので、噴き出した悪いモノはちゃんと処理しなければいけない。保健室の外で出す場合は、他人が触れないようにするため感染者同士で処理し合うこと、などなど西園寺さんの根が真面目なことを見抜きそこを利用して、あるはずのない治療を信じ込ませていた。
だから嫌悪感を抱きつつも西園寺さんはトイレでこの行為に至った。誰かにこの病気をうつさないようにと。そして何よりも苦しいこの病気を治すためにと。
最初は恐る恐る舐めるだけだった。だが度重なる絶頂に身体と理性がピンク色の靄に包まれると、次第に舌使いにも熱が入り始める。拙かった舌使いも私を真似るかのように積極的になり、拙かった舌使いも最初の頃に比べればこの短い間でかなり上手くなっていた。
だから今では私も西園寺さんの舌使いに簡単にイカされてしまっていた。
「んっ、くっはぁっ♡ イクっ、イっちゃう♡ 西園寺さんでちゃう、私もう出ちゃうよぉ♡」
その時が近づいてくる。溜まりに溜まった熱がぐつぐつと煮えたぎり、私の体の中をせり上がってくるような感覚。
「んんむぅ、じゅる、れろれろ♡ じゅるじゅろ、んべぇる、じゅろろろろろろろろろ♡」
私の声を聞いて、西園寺さんはその舌使いを強める。小さな舌をダイナミックに動かし、性器全体をしゃぶってくる。それが最後の一押しになり私の中の熱はついに限界を迎えた。
「んひぃぃいぃいいッ♡ のんれえぇぇ、わたしの悪い病気のもとぜんぶのんでぇえええええッ♡」
熱が弾け、私は絶頂に達した。
「˝お˝おぉぉぉぉぉッ♡ でてりゅぅ♡ 悪い病気のもとびゅーびゅーでてりゅのぉぉぉっ♡」
「じゅぞぞぞぞぞぞぞ♡ んっごく、ゴク、ゴク、ゴク♡ んふー、んむ♡ じゅるるる、じゅぞぞッ♡ んごく、ごっくごくごく♡」
視界が白黒と明滅し、私は潮を吹きだす開放感に酔いしれる。
西園寺さんは鼻息を荒くしながら懸命に口の中へと吹き出される潮を飲み干している。それでも飲み干せなかった少量が、口端から零れ落ちて西園寺さんの身体を艶めかしく濡らした。
しばらくの間、トイレの個室にはふたつの鼻息の荒い呼吸音だけが響いていた。
「んはぁー、はぁー、はぁー、はぁー♡」
「んぅ、ごっくごく……っぷは、はぁーはぁーはぁー……♡」
もう何度目の絶頂になるだろうか。
私は朝から数えればきりがなく。西園寺さんに限っても既に両の手では足りないほど絶頂している。
絶頂の余韻は抜けきらず、疲労とピンク色の靄が頭にかかり意識は朦朧として元に戻らない。疲労は限界寸前、茫然自失の極致に至る。
それでも私たちは止まることは無い。
「˝ん˝お˝お˝おぉぉぉぉっ♡」
「˝ん˝ひ˝い˝いぃぃぃぃっ♡」
『˝イッ˝クゥゥゥウウウウウウッ——♡♡♡』
朦朧とする意識にローターとアナルバイブから快楽という名の鞭を入れられ、身体は強制的に反応してしまう。互いにアヘ顔を晒し合いながら、軽イキをしてエビ反りになる。
息をつく間もなく私たちは立場を入れ替えてクンニを再開する。
クンニの水音と喘ぎ声がトイレに木霊し、二人の情欲は湿度を高め澱み広がっていく。
さながらこれは上へ上へと上り続ける淫欲の螺旋階段。終わりなき絶頂へと伸び続ける階段と、淫楽が永遠と繰り広げられる円環の舞台。
二人はぐるぐるぐるぐると絶頂に至り続け、また同じことをぐるぐるとひたすら続ける。
互いの性器が乾く暇などなく、私達は火照る体の熱に浮かされて婬戯に耽る。
快楽に仰け反り、口淫に喘ぎ、脱水の渇きを相手の恥汁で潤す。
疲労と快楽に意識を焼かれ、最後に至るのは半睡半覚の夢現。
図らずも訪れた気絶という束の間の休息。
最後に私達が覚えているのは冷たいタイルが心地いいってことだけだった。