雨の夜、花嫁は未婚の男たちを連れ去る。
これは、報われなかった女性と、彼女を守ろうとしたある氷の妖精が織り成す、美しくも儚い物語――。
初めての小説なので、暖かい目で見てほしいです。
第一章 花嫁のお迎え
ある日の深夜2時。
天候 激しい雨で周囲の音が聞こえにくく月も厚い雲に隠れてあたりはかなり暗い。
迷いの竹林から程近い村にて
ある村人は、何か気配がして起き上がり外に出た。
外からは、しゃんしゃんと馬の鈴の音が聞こえた。
その音は祝いの音や葬儀の音にも聞こえた。
遠くの方から馬に乗った人物が見え、ついに村人の前を通りすぎたが、馬には若く美しい女性がいた。
その姿は、まるで結婚式の衣装だったが周囲にはこの美しい女性しかいなかった。
村人は、激しい雨が降っているのに誰にも祝われないのは、可哀想だと思っているとその美しい女性と目があった。
村人は、一緒に一人でも祝ってやろうと美しい女性が乗っていた馬の後ろを一定の間隔を開けてついていった。
だが、村人の足取りは千鳥足で目は虚ろだった。
完結
そして、その村人はどこかに消えてしまった。
辺りは再び激しい雨が降った。
次の日の早朝
村では、ある男性が行方不明になりその男性の家の前には馬の足跡があった。
男性は、独身だった。
博麗霊夢と霧雨魔理沙は、その村を偶然訪れていた。
そこに、子供達が雨降りお月様を歌っていた。
雨降りお月 雲の陰
お嫁に行くときゃ 誰と行く
ひとりで からかさ さして行く
からかさないときゃ 誰と行く
しゃんしゃん しゃんしゃん 鈴つけた
お馬にゆられて ぬれて行く
霧雨魔理沙は、子供達が楽しそうに歌っているなと博麗霊夢に言ったが、博麗霊夢は以下のように考えていた。
雨降りお月 雲の陰
(現代語訳)雨が降っていて、月は雲の陰に隠れている。
(解説)静かなで雨が降っている夜の情景。お月さまが見えないのは「悲しみ」「別れ」「あの世への道」を象徴。
お嫁に行くときゃ 誰と行く
(現代語訳)お嫁に行くとき、あなたは誰と一緒に行くの?
(解説)普通なら家族や友人に見送られるが、この歌では「ひとり」で行く——もしかしたら、祝われる結婚をした女性が死んでしまいあの世で誰にも祝ってくれない結婚式をしているのかもしれない。
ひとりで からかさ さして行く
(現代語訳)私はひとりで傘をさして行くの。
(解説)「ひとりで行く」というのは一人であの世にいく。
本来、祝いの日なのに孤独に歩く姿は、結婚というより別れや死への旅立ちを連想させる。
からかさないときゃ 誰と行く
(現代語訳)もし傘がなかったら、誰と一緒に行くの?
(解説)傘がない=守るものがないし守ってくれる人もいない。
そのときに「誰と行く」と問うことで、**見えない誰か(現世で生きている夫になるはずだった男性やその家族)**示唆している。
しゃんしゃん しゃんしゃん 鈴つけた
(現代語訳)鈴の音をしゃんしゃん鳴らしながら、
(解説)「しゃんしゃん」は馬の鈴の音。
祝いの音にも、葬列の音にも聞こえる、がもしかしたらこれは葬儀の音で結婚式をする前だったので鈴をつけていたのかもしれない。
お馬にゆられて ぬれて行く
(現代語訳)お馬に揺られながら、雨に濡れて行く。
(解説)結婚行列のようにも、葬式の行列(棺を運ぶ馬車)にも読める。
「ぬれて行く」は悲しみや涙を暗示しており、
**“死者が静かに旅立つ情景”**とする解釈するが、ここでは葬式行列だが結婚式前でもしかしたら夫の男性や家族が少しでも安らかに眠らせるために結婚式の衣装や行列で見送ったのかもしれない。
このことを、霧雨魔理沙に話したがそんな意味はぜったいないぜと言ったので博麗霊夢もそうよねと霧雨魔理沙に賛同したが、博麗霊夢の勘が何故かこの雨降りお月様が気になってしょうがなかった。
ふとある村人達の話し声が聞こえた。
村人A「また、花嫁に攫われたらしいよ」
村人B「またか…いつも雨が降り月がでていない時に現れるよな…まぁ、あの娘だから仕方ないと言えば仕方がないけど」
村人A「そうだよな…あの娘は雨降りお月様の歌が好きでいつも歌っていたよな。葬儀の日も雨が降って月もでていなかったし」
村人B「なぁ…攫われた男達は、どうなっていると思う?」
村人A「知らないが…恐らく無作為に未婚の男性を攫っているのは夫を探しているのと観客集めたと俺は推測する。きっとあの娘はあの世で夫と結婚式を盛大に上げて、出席する人は攫われた未婚の男性達」
村人B「あの娘は、結婚式にでたかったのだろうな…きっと」
村人A「そうだな…だって夫はもう、別の女性と結婚しているもんな…」
村人B「なんで、あの夫は別の女性と結婚したんだよ。あの娘結婚式の前日に突然倒れて夫に愛してると言って死んでしまった。だが…あの夫は別の女性と結婚して幸せに暮らしている。」
村人A「あの娘は、報われないよな」
村人達は、終始険しい顔だったが声は悲しそうだった。
博麗霊夢はこの話を聞き終わった時に、遠くの方で馬の鈴の音が聞こえた。
それは、葬式の音か祝いの音かそれとも…未婚の男性を攫うための音なのか…真相は誰にも分からない
第二章 結婚式の観客
博麗霊夢は村人達の会話を立ち聞きしていた。
霧雨魔理沙は、この村から出て博麗霊夢に弾幕ごっこを挑もうとしており、博麗霊夢に早く博麗神社に戻ろうだぜと言った。
博麗霊夢は、これはただの異変では無いと巫女の勘が言っていた。
博麗霊夢は霧雨魔理沙に少し観光すると言って村に留まった。
霧雨魔理沙は、博麗霊夢の巫女の勘が働いていると思い興味本意で一緒に留まることにした。
博麗霊夢達は、夜中になると辺りを散策しようとした時に突然の通り雨に襲われ月も雲に隠され辺りが真っ暗になった。
その時だった…
遠くの方から鈴の音が聞こえ始め徐々に近づいてきた。
博麗霊夢は、朝方の村人達の話を思い出した。
霧雨魔理沙は、緊張しておりミニ八卦炉を握りしめていた。
辺りは静寂に包まれ雨が降っている音に包まれた。
突如甲高い女性の悲鳴と男の悲鳴が聞こえた。
博麗霊夢達が、悲鳴が聞こえた場所に向かうと馬に乗った美しい女性がいた。
博麗霊夢は、直感した。
この人結婚式前に死んでしまった女性だと。
男性は、美しい女性を見て顔が蒼白くなっていた。
男性は美しい女性に葵なのかと言った。
男性の問いかけにたいして美しい女性は、ゆっくりと頷いた。
男性の傍にいた女性は、ヒステリックになりながら大声であの時確かに入れたはずだと言い、葵は男性が結婚式を上げる前に死んでしまってもういないはずだと。
博麗霊夢は、村人達の会話の最後にあの娘の夫は別の女性と結婚したことを思い出し、臨戦態勢をとり霧雨魔理沙も臨戦態勢をとった。
だが、葵は何もしなかった。
女性は、何も葵が何もしなかったので安心して膝から崩れ落ちた。
女性が男にすがろうとしたが、突如女性が力無く倒れて鈍い音が響いた。
その瞬間…
女性の首があった所から紅い滴が吹き出た。
男性は、顔が無い女性の体を抱き寄せて名前を呼びながらわめき泣いた。
博麗霊夢は、すぐに葵の方を向いた。
葵は、愉しそうに笑っていたが目はどこか悲しく決意を固めた雰囲気で男性を後ろから優しく抱き締めてこれでずっと一緒だよと言った。
博麗霊夢達は、葵を男性から遠ざけようとした。
葵は、男性をお姫様だっこをして馬に飛び乗り逃げた。
博麗霊夢達は、すぐに葵を追いかけた。
気がついたら雨は止んでおり、綺麗な満月のお月様が夜を照らしていた。
葵は、お姫様だっこをした男性を近くの山である洞窟の中に一緒に逃げた。
博麗霊夢達は、洞窟の入り口に立ち止まりゆっくりと中に入った。
洞窟の先には大きな開けた場所があったが、そこには今まで攫われてきた男性達とチルノがいた。
だが、葵と男性はいなかった。
博麗霊夢は、葵と男性をさがしている時に横から霧雨魔理沙がなんで、チルノがいるんだぜと言っていた。
チルノは、いつもみたいにあたい最強とは言わずに不気味なほどに洞窟の壁によりかかって立っていた。
霧雨魔理沙は、一瞬チルノと目があったと感じたがチルノがそこまで敏感ではないと思い気にしていたかった。
しばらくして、ウェデングドレスを来た葵と洋装を来たまだ、女性が目の前で死んだことを受け入れておらず、顔面蒼白になっている男性が現れた。
二人を攫われてきた男性達が、拍手喝采で出迎えた。
博麗霊夢は、攫われてきた男性達は催眠の類いに掛かっているのではないかと推測した。
そこに、チルノが現れた。
葵と男性の前に現れて博麗霊夢は葵に異変として解決することを宣言したがチルノは、構わずにそのままゆっくりと確実に葵に少しづつ近づいていた。
この時に葵は薄く笑いを浮かべていた。
まるで、勝利を確信したかのようだった。
霧雨魔理沙は、ふとチルノの冷気がいつもより強くこんな性格だったのかを考え始め、嫌な予感がした。
すぐに、博麗霊夢にここから離れるんだぜと言った。
近づいてくるチルノを警戒しつつ、博麗霊夢は葵を押さえつけていた。
攫われてきた男性達は、すぐに葵を助けようとしたが霧雨魔理沙がミニ八卦炉を構えたことで牽制していた。
チルノは、博麗霊夢にあたいの最強の力で葵を助けると言いながら博麗霊夢に突進してきたが難なく振り払われてしまい上に吹きとばされた瞬間に、チルノが眩い光に包まれた。
チルノ光に包まれて、周囲を凍らせていたので博麗霊夢と霧雨魔理沙は、無理矢理攫われてきた男性達を洞窟の外に追い出した。
博麗霊夢は、葵を問いただした。
葵は、博麗霊夢にもし葵が取り押さえられたらチルノが暴走状態に陥らせる呪いを掛ていたことが判明し、洞窟からは何か大きな咆哮が聞こえ、薄い冷気が博麗霊夢と霧雨魔理沙の肌を差した。
葵は、チルノの意識を封じて無理矢理葵に対して絶対的忠誠心の第二人格を組み込んだ。
これにより、チルノの本当の意識は封じられ第二人格がチルノの体を乗っ取っり、攫われてきた男性達の警護などの葵の手先として働いていた。
改めて博麗霊夢達が、チルノの様子を見に行くとそこには氷のドラゴンがおり、周囲を無差別で凍らせていた。
第三章 大切な存在
チルノがドラゴンになり、その咆哮が聞こえた時に葵はチルノと出会った時のことを思い出していた。
男性と葵の結婚式前夜
葵は、男性との結婚式を楽しみにしていた。
そこに、ある女性が訪れた。
その女性は、後に男性の妻になる女性だった。
葵は、警戒した。
この女性は、男性をたぶらかしており男性に多額の保険金を掛けていたのだ。
この情報は、たまたま女性が怪しかったので探偵を使って調べて得た情報だった。
女性は、葵にお茶を振る舞った。
葵は、怪しかったがお茶を飲んでその場を後にした。
だが…この後に葵は死んでしまった。
葵は、薄れていく意識の中で女性が振る舞ったお茶に毒が入っていたのかと思ったが確かめる術もなかった。
次に目を覚ましたのは、チルノが大丈夫かと何回も言っていた時だった。
葵は、チルノに自己紹介をしたが足元を見ると影がなかった。
恐らく、幽霊になったと推測した。
葵とチルノは、仲良くなった。
葵はチルノに死んでしまった時のことや葵を毒殺したであろう女性の話をすると、チルノは激しく女性に対して激怒した。
しばらくして、男性と女性が結婚式を上げたことが噂になっていた。
葵は、女性が男性に多額の保険金を掛けていたことを思い出して、男性が殺されてしまうと思ったが葵には何もすることは出来なかった。
出来るとしたら、呪いを掛けることだけで呪いは命までは奪えなかった。
チルノに、男性と女性が結婚式を上げたことや多額の保険金を描けていたことをチルノに話した。
チルノは、話を聞いて女性に対してかなりの嫌悪感を抱いていた。
チルノは、しばらく考え込んでおり葵にあることを話した。
それは、一世一代の復讐であり異変を起こす計画だった。
最初に呪いによって未婚の男性達を洗脳させる。
次にある程度洗脳させたは、男性の元に向かう。
女性を殺害する。
殺害方法は、呪いによって軽い幻影を見せる。
それは、葵が動いていないのに女性が倒れる幻影。
本当は、チルノが作成した鋭利な氷の刀を使用して斬首する。
だが、幻影により何もしていないのに女性が死んだことになる。
最後に、チルノが暴走する。
葵は、何故未婚の男性達を洗脳させるのかと聞くとチルノは、未婚の男性達の方がしばらく行方不明になっても妻や子供がいないので影響が最小限になると言った。
次にチルノの暴走について聞いた。
チルノは、葵にもし、葵が取り押さえられたら暴走する呪いを掛けて欲しいと言った。
葵は、最所は嫌がったがチルノは全て博麗霊夢と霧雨魔理沙をおびき出すためだった。
チルノは、博麗霊夢や霧雨魔理沙が必ず現れて邪魔をすると踏んでいたので、チルノが暴走状態になることで少しでも時間を稼ぐことだった。
この計画を実行すると必ず葵は異変の元凶として博麗霊夢や霧雨魔理沙に倒されてしまう。
チルノは、少しでも長く最期の時間を葵と男性の時間を稼ごうとしていた。
葵は、この話を聞いてチルノの計画を実行することにした。
チルノは、優しい瞳をしながら葵にあたいが居れば必ず成功すると言っていたかま微かに声や体が震えていた。
それもそのはず、チルノが幻想郷でかなり強い部類に入る博麗霊夢と霧雨魔理沙と闘うのだから。
葵は、申し訳ないと思った。
葵が、俯いた瞬間にチルノが優しく葵を抱き締めて必ず成功させようと言った。
葵は、決心した。
必ずこの計画を成功させると。
葵は、チルノにとって大切な存在になっていた。
最終章
博麗霊夢と霧雨魔理沙は、暴走状態の氷のドラゴンとなったチルノと闘っていた。
その氷のドラゴンは、高機動性で博麗霊夢と霧雨魔理沙の攻撃を意図も簡単に避けていた。
博麗霊夢は、呪いを断つために霧雨魔理沙に時間稼ぎをお願いして、霧雨魔理沙は分かっただぜと言って引き受けた。
チルノは、まるで深海にいるような感覚に陥っていた。
そこは、体が重く光や音も無いただ真っ暗な空間だった。
葵は、男性達に掛けていた呪いを解除して最初に誤って今までの経緯を話した。
男性達は、まさか結婚した女性が保険金を掛けており更には葵を毒殺したことに驚き、女性に対して激しい怒りを表していた。
だが、葵はこの話は男性には言わないで欲しいと言った。
理由は、この話を聞いたら男性がどうなってしまうのかが予想がつかずにもしかしてら、命を断ってしまうと言った。
そして、男性には葵の分まで生きて欲しいと言った。
葵は、男性達に一礼をしてから男性の元へ向かった。
男性は、葵を見た瞬間になんで女性を殺したんだと詰め寄り、更にはよくも楽しい結婚生活を邪魔しやがったなこの殺人鬼と激しく罵った。
あまりの言葉に男性達の一人が止めに入ろうとしたが、他の男性達に止められた。
葵は、優しい微笑んだが男性は気色悪いと言ってどこかに言ってしまった。
葵は、男性の背後を見ながら深く一礼をして願った。
どうか…この先の人生を楽しく…そして長生きできますようにと。
男性達は、涙を流していた。
それは、葵が徐々に透けていたからだ。
葵の未練は無くなり成仏し始めていた。
男性達は、葵に駆け寄り絶対に墓参りをしたり葵のことを絶対に忘れないと言った。
そこに、博麗霊夢達が表れた。
博麗霊夢の肩にはチルノがぐったりとしていた。
どうやら、葵の呪いが解除されてチルノの暴走状態は止まったみたいだった。
チルノは葵の姿を見て全てを悟って優しい笑顔で葵を見送った。
チルノは心の中で誓った。
ずっとアタイの最強の親友だと。
1ヶ月後
この異変は、雨降りお月様連続失踪異変として博麗霊夢と霧雨魔理沙によって解決された。
男性は、丁寧に女性を埋葬して毎日墓参りに言っている。
逆に葵の遺品は、全て捨ててしまい何も残っていない。
チルノと男性達は、洞窟の前に来ており花をそっと置いた。
チルノと男性達は、静かに手を合わせて葵のことを思い出していた。
葵は、夫になる存在に嫌われると分かっていながらそれめも、夫を助けた花嫁として深く心に刻まれていた。
読んでくれてありがとうございます。