フランソワメインですがフランチェスカにも可愛がってもらうのでガールズラブタグは一応つけました。
pixivにも同時投稿しています。
「あは、マスターったらおっかしい〜、私たちにそんなお願いしちゃうなんて」
「僕たちのことを知っていながらそうやって頭を下げちゃったんだから……どうなったって知らないよ?」
とある夜、私は持て余したそれのせいでどうにも眠れなかった。それが単なる欲求によるものだったのか破滅願望によるものだったのかは正直些末な問題だ。
「一夜限りでいいから、私のことをめちゃくちゃにしてほしい」
願えるサーヴァントは限られていた。良識的な人ではきっとお説教をされてしまう。かと言ってキアラさんなんかに言ったらきっとろくでもないことになる。
ろくでもないことは同じだったかもしれないが、たまたま通りがかった二人組に目が行った。そして少し、好奇心が湧いてしまった。
「ねえ、プレラーティたち。少しお願いがあるんだけど」
◆
「さぁて、どうしようかなぁ……どうしちゃおうかなぁ……ねえねえ、マスターはどうされたいの?」
「えっと……」
部屋に呼び込めば、早速フランチェスカが横に座り、ぐいぐいと私に顔を寄せる。中身はあんななのになまじ綺麗な顔をしているから、まんまるい目で見つめられると少しどきどきしてしまう。
「ふふ、マスターが考えてる間に、こんな退屈な部屋なんか抜け出しちゃおうか」
ぱちん、と指が鳴る音がすると、既にそこはカルデアの自室ではなかった。紫色を基調とした少し豪華な部屋、そして私はそこにある大きなベッドに座っていた。
「す、すごい……」
「ふふーんすごいでしょ、もっと褒めてくれていいんだよ?」
にこにこのドヤ顔をしながら、フランチェスカは私の服のベルトをカチャカチャといじる。フランソワは反対側に座って私に近づいた。
「ここはマスターと僕たちだけの空間だからね。君がしてほしいこと、なんでもしてあげるよ」
少しひんやりした彼の手が、緩められた服のなかに差し込まれる。肌を指先でゆっくりと撫でて、なぞっていく。触れられたところから溶けていくような感覚がする。
「は…………ぅ……」
「こうやって触られるの、好き?」
フランソワにお腹や脇を、フランチェスカに腰や内腿を優しく触れられていると、だんだん何も考えられなくなってきてこくりと頷く。
「マスターの肌も……すべすべで気持ちいよー。服が邪魔になっちゃうくらい」
触れられながらゆっくり服を脱がされていっているのに、抵抗一つさえできなかった。
「僕たちに挟まれて、脱がされているというのに抵抗もしないなんて……もしかしてよっぽどだった?」
「それじゃあ私たちがマスターのこと、とろとろに蕩かしてあげるからね」
私の身体を這う4本の手が、するりと胸と内腿の先に入り込む。それだけで身体はぴくりと動いてしまった。ばらばらに動く指が、私の女性たらしめる部分をほぐしていく。
「マスターのここ、もうとろとろ……期待しちゃって可愛いね」
「あ、う、やめ、て」
くちゅ、くちゅ。
フランチェスカがわざと音を立てて私のそこに触れる。期待した分だけの水音が部屋に響いてしまっている。
「えー、どうしてやめてほしいの?」
「は、恥ずかしい、よう……」
「んー、それならやめてあげる」
少し残念そうな声色と共に、彼女の責めが止まる。少しふう、と息をついた途端。
「嘘だけど!」
「あああっ!」
悪戯っぽく笑うと、彼女は激しく責め立てた。水音がぐちゅぐちゅと聞こえてくる。
「ああマスター、そんなに身体を反らせたら、僕の手が気持ちいいところに触れちゃうよ?」
その間にもフランソワがゆっくりと私の胸を揉んでいる……わざと触られるのを期待してそそり立っている突起を避けて。それでも私の身体がフランチェスカに与えられる快楽に跳ねると掠めるものだから、余計に欲しくなってしまう。
「いいんじゃなーい?いっぱい触ってほしそうだよ?」
「そんなこと、言ってな、い」
「身体は正直なくせにぃ」
「ああっ!」
私が否定するとフランチェスカはひだを開いて私の肉芽をかり、と引っ掻いた。それだけで下半身の力が入って、弛緩する。それを見てか、フランソワの指が私の乳首をつまんでくにくにと弄り始める。
「は、あう、あ」
下半身とは別の柔らかな快楽が上半身を伝っていく。口を閉じようとしているのに、甘い声が漏れてしまう。
「マスターの声……キャンディくらい甘いね。食べちゃおうかな」
そっと顎を掴まれて、フランソワの方を向かされる。白い髪、濃い灰色の瞳、綺麗な顔立ち。見つめていると彼はそのまま私の唇を奪った。
「はむ、ん……んぅ……」
「ん、んんぅ、」
柔らかい舌が私の口内を舐め回す。ちゅ、じゅるっという音が頭の中に響く。このままだと理性が飛びそうで、離れようとするがそれを察知してか頭の後ろを掴まれて離れられない。
「ん、んんっ!ん!」
そのままフランチェスカが私のクリトリスをいじっているらしく、びりびりとした快楽が襲う。何も考えられない。
「んはっ、はむ……じゅる」
息継ぎをしながら、片手で乳首を弄りながら、フランソワは私の口内を蹂躙していく。柔らかい舌が私の逃げ回る舌を理性ごと絡めとっていく。
「ん、んんっ!んんぅーーっ!」
耐えきれず、私は最初の絶頂を迎えてしまった。それと共に今まで自由に離すことを許されなかった口を離される。つぅ……と唾液が糸を引く。
「マスター気持ちよかった?とろとろって出てきたよ!」
「見てごらんフランチェスカ、マスターったらこんなに蕩けた顔をしてるよ」
されるがままに優しく顔をフランチェスカの方へと向かされる。その表情を見てフランチェスカは心底嬉しそうな顔をした。
「あはははは、まだ1回目なのにもうなんにも考えられないって顔してる!」
「それじゃあ交代して、もっともっと気持ちよくしてあげようね」
「あ……待って……あっ……」
私の制止の声も聞かずに、今度はフランチェスカの指が胸を、フランソワの指が下半身を這っていく。胸はフランチェスカの手に握られ、溢れでる乳首を人差し指でくりくりと弄られる。反対にとろとろになったクリトリスはフランソワの指に広げられ、その先をゆっくりと指でなぞられる。
「ふ、ぁ、あ……」
「気持ちいいかい?ならもう少しやってあげようね」
フランソワの指がゆっくりと執拗に私の芽を擦る。その度にそこから体全体へとびりびり快感が伝わってくる。
「マスター、すっごい気持ちよさそう……私ももーっと触ってあげるね」
「ひゃ、ぁ……」
フランチェスカは私の胸の先を指の腹でこねくり回しながら、耳に息を吹きかけてきた。下半身から鳴るくちゅくちゅという水音と、左右から囁かれるプレラーティたちの甘い声に頭も身体も蕩けそうだった。
「こんな姿、他の誰にも見せられないね」
「あは、恥ずかしくて少し感じちゃったー?」
そう言われて背筋がゾクゾクして、先ほどとは違う甘く艶やかな快感がせり上がってくる。
「は……あう、あ……」
「このまままたイッちゃう?私たちに挟まれて、気持ちよぉくなってビクビクってしちゃう?」
「あ、そんな、はずかし、こと」
「恥ずかしくないよ、人間誰しもが持つ欲なんだから。たまには素直にその欲に身体を預けてもいいんじゃない?」
葛藤している間にも胸と下半身への刺激は増していく。くちゅ、くちゅ、と音を立てながら擦られるたび、乳首を摘まれてぐにぐにと弄くられるたび、甘い吐息が漏れてしまう。
「はう……あ……ぁ……」
「さあ、仕上げをしようか、フランチェスカ」
「うん、このまま連れて行ってあげよう、フランソワ」
その言葉と共に二人の責めはヒートアップする。フランチェスカは指で乳首を挟んで、その先をかりかりとひっかいてくる上に、それまで優しかったのフランソワの指も敏感になった私のクリトリスを激しく擦りあげる。
「あ、あああっ、も、いった、さっき、いったからっ」
「ならもう一回イッちゃえばいいんだよー、減るものじゃないでしょ?」
「だめ、だ、めぇ」
「僕たちに快楽を与えられて、もう一回果てて、マスター?」
「ああああああっ!」
びくびくびくっ、と身体が強く震えて、二回目の絶頂に至ってしまう。
「マスター、乳首もクリもだぁいすきなんだね」
「ち、ちが」
「嘘ついちゃだーめ」
「あんっ!」
必死に言い返しても、乳首を指で弾かれてそれだけで強く感じてしまった。そんな私を見て、フランチェスカはくすくす笑っている。
「まだ欲しそうだね?」
息を整えていると、フランソワに囁かれる。
「ち、ちがっ」
そう言った。口ではそう言ったはずなのに。
じわり、とシーツが濡れていく。
「ふふ、身体は正直だね」
フランソワが私を押し倒す。私よりも小さな体のはずなのに、なんだか大きく見える。
「フランチェスカ、マスターの腕抑えておいて」
「はーい」
私は腕を上にあげられてそのまま手首を掴まれ、いよいよ抵抗できなくなってしまう。
「そういえば、ここにはなぁんにも挿れてないのに、ずっと濡らしてたね」
「そんな、こと、ぁっ」
フランソワの指がつぷ、と中に入ってくる。すっかり入り口はとろとろに濡れて歓迎していまっていた。
「こんなにぬるぬるにして……僕の指をきゅうきゅう締め付けてくるよ?」
「そな、こと、はう、」
フランソワの指が私の中をかき混ぜながら入ってくる。まるで中の具合を調べるかのように。
「でもマスター、なんか物足りなそうな顔してる」
「そ、そんなこと、な、ぁ」
フランチェスカが私の顔を見て、微笑む。その微笑の奥に何かを感じる。
「久しぶりなんでしょー?なら我慢しない方がきっと楽しいよ?」
脳内が警鐘を鳴らしている。この先は危ないとわかっている。それなのに、その言葉に従いたくなってしまう。
「でも、それ、は」
「大丈夫だよー!これは一夜限りの夢なんだから。元に戻れなくなっちゃうくらい、めちゃくちゃになりたいでしょう?」
「あ、ぁ」
彼女の瞳が、私の奥を見透かしている。罰であり自棄だった。それがよりにもよって三大欲求と結びついてしまって、だから単なる欲求によるものだったのか破滅願望によるものだったのかは、もうわからなかった。
私が口をぱくぱくとさせていると、いきなり下半身に――入口に、何か熱いものを押し当てられる。
「フラン、ソワ……?」
「今なら選べるよ。このまま終わりにして、僕たちと一緒に温かい夜を過ごしたって構わない。この先へと進んで、破滅的に甘い夜を過ごしたって僕たちは君のことを決して見捨てないさ」
あまりにも、あまりにも甘い罠だった。それはわかっている。理性ではわかっている。
ただそんな理性が、今は疎ましくて。
「フランソワ、フランチェスカ、おねがい、きょうだけ、きょうだけ、きもちいの、ほしい」
「わかったよ、僕たちのマスター」
「とびきり甘い夢をぐずぐずに煮詰めてあげようね!」
「は、ぁ、あっ!」
ずぷ……とフランソワのが中に入ってくる。私の入口をこじ開けて、私の中を征服しようと入ってくる。すっかり受け入れる準備が整った中へぬるりと入り込む。
「あ、ああ、あ」
中を圧迫される感覚が気持ちよくて。動けなくされてなすすべなく犯されているという事実が背徳的で。私は感じるままに声を上げるしかできなかった。
「マスターの、中、きゅうきゅうって、締め付けてくる、よ」
「あ、うう」
「マスター可愛い!そんなに欲しかったんだねえ!」
ずぷり、ずぷり、とゆっくりと、しかし確実に私の中に入ってくる熱の塊。自分自身はそんなつもりはなくても、身体は欲していたのか下腹部がきゅう、と疼いてしまう。
「は、あ、つい」
「一旦抜くね、マスター」
「あ、まって」
制止をかけた。間に合わなかったのかわざとなのか、フランソワはずるっと私の中から勢いよく肉棒を抜く。それと同時に私の中が擦りあげられて……。
「ひゃ、ああああっ!」
それだけで軽くイッてしまった。その様子を、興奮と嗜虐と慈愛に満ちた目で見つめられる。
「ふふ、こうされるの好きなんだね。じゃあ、こう」
「ああああっ!」
今度はじゅぷんっ!と音が鳴るほどに一気に奥へと突き上げられる。ごりごりっと奥を潰されて、腰ががくがくと震える。
「あはは、繰り返してあげよう」
「あっ、あんっ、は、ああっ」
ずぷんっ、ずるるっ、ずぷんっ
大きなストロークで抜いては挿れを繰り返される。その度に膣内は快楽に打ち震えて高い声が漏れてしまう。そうして犯されていると、ぬるりと生温かい感触が乳首に走る。
「な、なにして、フランチェスカ」
「んー?んふふふふ」
彼女は私の胸へとしゃぶりついていた。そのままちゅ、ちゅ、とついばむように吸ってはじゅるるっと吸い上げるような動きをする。
「ああっ、あう、あ」
「んふふー、きもちいいよねぇ。あーむ」
喋る度にフランチェスカの息が彼女の唾液で濡れた乳首にかかる。それだけでぞくぞくするのに、ぬるりとした舌が胸に、乳首に這いまわる。下半身の刺激だけでいっぱいいっぱいなのにそんなことをされては、もう耐えることはできなかった。
「さあ、もっと動くよ。マスター?」
このタイミングで――あるいは見計らったように、フランソワが声を降らす。いけない、こんなこと、いけない、のに。
「あ、ああ、あ」
大きなストロークだった動きが小さくなって、代わりに打ち付ける速度がだんだん速くなる。私の奥をずんっずんっと彼のが突いている。
「こんなことだけで、人間の身体って、天国に真っ逆さまに堕ちていけちゃうんだから、はっ、便利、だよね」
「はう、ああっ、あ、あ!」
「ここ、好き?」
フランソワのそれが、ちょうど声をあげたところをごり、ごりと擦る。
「あっ!あんっ!だ、め、そこっ!」
「マスター、押すと鳴る玩具みたいで可愛い〜」
感覚を共有してるのか、少し蕩けた顔でフランチェスカが私を見る。私の胸を舐めるのをやめた彼女はその目を合わせたまま、私のクリトリスを激しく擦った。ぐちゅぐちゅぐちゅっと激しい水音が鳴る。
「ひゃぁっ、あっ、ああっ!」
びりびりびりっと激しい快感が体の真ん中を貫いて、力が入らなくなる。
「あははっ!マスター、中締まって僕も気持ちいいよっ!」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
卑猥な音が部屋に響く。耽美で淫猥な熱のやりとりは、それでも頂へと至ろうとしていた。
「このまま、中に出していい、よねっ」
「あ、だめ、だ、めぇ」
「だめっていうならやめておこうか」
フランソワのがずるり、と引き抜かれる。
「嘘だけどね」
そう囁かれて、ずぷんっ!と一番奥へと突き上げられる。
「あ、あああああああっ!」
びゅるるるるっと中へ出されている感覚がする。身体がびくびくっと震えて、もう何度目かわからない絶頂へと達してしまう。
どく、どく、と出し終えると、フランソワはずるっとそれを抜いた。
「あは、マスターったら本当にかわいいね」
フランチェスカはまだ小刻みに快楽に震える私の身体をそっと起こして、唇をそっと奪う。イッたばかりの私は惚けてしまって抵抗することもできない。ただ与えられる快楽を受け止めることしかできなかった。
「ん……ふ……ちゅるっ……」
「ん、んんぅ……んはっ……」
離されて、ぼんやりとした幸福感に包まれていると背後からずるずるっ……と這いまわる音が聞こえた。
「な、に……ああっ!?」
その音の源に背後から手足を絡めとられる――ちょうど大の字になるように。
観客から、私の身体がよく見えるように。
「これって、か、海魔!?あ、っ、んぶっ、んんっ!んぅー!」
認識するのと同時に柔らかなトゲのついた触手が私の口を、脇を、胸を、そして下半身を犯していく。既に高まっている身体には十分過ぎる刺激だった。
「ん、んんっ!んんーーっ!」
じゅぷじゅぷと喉奥を性器のように擦られ、敏感な脇に這われ、内側をぐちゅぐちゅと擦り上げられる感覚に、たまらずぷしゃっと潮を吹いてしまう。
「あーあ、マスター、こんなあられもない姿を私たちに見せちゃって」
「マスターが言ったんだよ。めちゃくちゃにしてほしいって」
「んむ、ぁ、まっ、たす、け、あっ、ああっ!」
縛り上げられている手が、私を眺めているプレラーティたちに無意識に伸びる。
「どうして助けなきゃいけないの?こんなに楽しいのに」
「あははは、マスターがんばれー!もう気持ちよくってそれどころじゃないと思うけどね」
そう言う彼らの顔は心底楽しそうで、身体に与えられる刺激はあまりにも強すぎて。もう海魔の粘液なのか私の愛液なのかわからない液体が下に水たまりを作っている。
ずぷずぷずぷ、と下品な音を立てて私の中を擦り上げる。その度に絶頂が襲い来て脳をばちばちと焼いていく。肩で息をするのがやっとで、意識も飛びそうな時だった。海魔に縛られているはずの手が、プレラーティズの手に掴まれているように見える。
「マスター、君がたくさん気持ちよくなってくれると僕たちも嬉しいんだよ」
「だって気持ちよくしてって頼まれたんだもんね。可愛い人間のお願いくらい聞いてあげたいでしょ?」
昂る意識に、極限まで高められた身体。そこに両側から囁かれる。聞いているだけで気持ちいい、それは女神の甘言。私を極上に仕立て上げるための餌。私は彼らに身体を預けてしまった。手も、足も、彼らの手のひらの上で――。
「君がまた頑張ってくれたら、ご褒美くらいはあげるかもね?」
「だからそれまで沢山沢山気持ちよくなって、私たちを楽しませてね?」
そしてまた二人の姿が海魔に変わる。先ほどまで囁かれていた耳には細い触手が入り込んで、ぐちゅぐちゅと聴覚を犯していく。胸には細かい触手がぞりぞりとこすりつけられて、焼けるような快楽を与えられている。そして先ほどからひっきりなしに私の内側を犯す触手は出入りを繰り返す度に太く、太く膨らんでいく。そして。
「ひぐっ、ぁ、ぁ、あああぁっ!」
どくどくっと質量を持った液体が奥へ注がれる。がくがくがくっと激しく痙攣して、暴力的な快感に身体が貫かれる。ぷしゃっと何度目かわからない潮を吹いて、それでも快楽は終わらない。
二人の笑い声がどこまでもこだまして、こだまして…………。
全てが終わる頃には、私の身体は液体に塗れていた。内側は今でもひくひくと痙攣を繰り返し、その度に中に注がれた液体が外へとろりとこぼれ落ちる。
「大丈夫だよ、さっきの海魔は幻術だから」
「頑張ったねマスター、褒めてあげるー!」
横に座る観客の二人がそっと私の頭に触れ、撫でられる。塗れていた液体はすっと透けて消えていき、私の胎内の重たさもゆっくりと消えていった。
「僕たちのおもてなし、どうだったかな?」
「あ……きもち……よかった……」
「あははは、あんなでも気持ちよかったんだあ。マスターってば、意外にアブノーマルな嗜好してる?」
そう、気持ちよかったのだ。危ういほどに。
「服も僕たちで整えておくし、ちゃんと朝にはマイルームにいるように送り届けるから、マスターはゆっくりしてね」
「あとは私たちに任せて!」
楽しませる時には楽しませるし、奈落へ突き落すときは思いきり落とす。そして片付けはしてくれる。意外にも、あるいはゲームマスター故なのか、しっかりしているように思える。
ぼーっと二人の様子を見ていると、いつのまにか周りの景色は見慣れたマイルームになっていて、服もいつも通りだった。
「それじゃあね、マスター。またいつでも呼んでね」
「戦闘でも、夜枷でも、ね。これはぁ、嘘じゃないからね!」
ゆっくりと手を振り、一時の別れを告げた。
二人が最後に言った言葉。夜枷。 私は一夜限りと、そう言った。それなのに。
私は味を覚えてしまった。蜜のような、毒の味を。
甘さに溶かされて動けなくなったところを、悪夢へ突き落される快楽を。もしかしたら、彼らはわかってて私に与えたのかもしれない。
じわり、と下着が濡れた感覚がした。