Wplaceのハワイみたいな島に漂流した『あなた』の物語 作:生牡蠣
『そうと決まればさっそく“なかよし”シよっか! あ、でも最初は…むーど作り?が大切なんだっけ? よくわかんないけど、とりあえずむーどが良さそうな所行こっか!』
急遽“なかよし”なる行為をする事となったあなたはシャワーズに言われるがまま、一番賑わっていた場所から離れ、人気のない場所へと連れて来られた。
周りは大きめの岩に囲まれており、ただたださざ波の音が聞こえて来る静かな場所だ。……ムードある場所かと言われれば微妙だが、まぁポケ人でごった返した浜辺よりはマシかとあなたは思った。
シャワーズに連れられたあなたはその場で胡坐をかき、一人で座っている。あなたを案内した件の彼女は『ちょっと準備して来るね』と何処かへ消えてしまい、所謂待ちぼうけの状態であった。
この島に来てからの初めての一人の時間である。……元居た場所では一人の時間が多く、孤独には慣れているあなたであるが、先程まで喧しい位に話しかけて来る人物が急にいなくなるのは何となく寂しいと感じてしまう。
…どうやらあなたは自分自身が思っているより面倒くさい性分だったようだ。
『ご主人、ロトがいる事を忘れないで欲しいロト』
そんな事を考えていると、あなたの隣に浮かんでいたスマホロトムが話しかけてきた。
その表情は見るからに不機嫌そうであり、あなたがナチュラルにスマホロトムを省いて孤独だと言った事が不満な様子である。
……別に忘れていたわけではない。ただ、ロトムはいつも自分と一緒に居た特別な存在だからこそ、頭数から抜けてしまっていたのだとあなたは言い訳をした。
『……まぁ、そういう事にしてあげるロト。それにしても、シャワーズがいう“なかよし”っていったい何のことロトかね?』
あなたの言葉にロトムは照れたように顔を背けながら露骨に話題を逸らす。そんな相棒の様子を微笑ましく思いながらも、あなたはロトムの言葉はもっともだと思った。
ここまでシャワーズに着いて来たあなたであったが、終始なかよしについてまともな説明はなかった。
詳細についてはあなたも彼女に聞きはした。しかし、シャワーズからは『う~ん…とっても気持ちい事、かな?』と曖昧な説明が帰って来るだけで、あなたの疑問を解決するには不十分なものであった。
ここまで彼女と接してきたあなたはシャワーズがあまり賢い方ではないと分かっている為『まぁ、気持がいいならば悪い事ではないか』と自分を納得させたのだが、こうして一人残されるとどうしても気になってしまうのが人の性というもの。あなたは再び好奇心に駆られつつあった。
さて、“なかよし”とはどういった事をするのだろうか?
まず、あなたが考えたことは仲の良い友達同士で行われる様々な娯楽についてである。
鬼ごっこやかくれんぼといった童心に帰るもの、ゲームや映画鑑賞といった作品を味わうもの、ショッピングや遊戯施設などその場の雰囲気も含めて楽しめるもの…あなたは自分の想像力をフル稼働してあらゆる可能性を吟味するも、特別『これだ!』と思えるものが中々思いつかなかった。
次に考えたのは“気持ちい”という言葉から連想できるものであった。
エステ、温泉、適度な運動で汗をかく…思いつくのはこの辺りであろうが、やはりこれも“なかよし”の正体へと近づくヒントにはなりえないとあなたは思った。
……結局、現時点で判明している情報だけで考えても“なかよし”の内容へと辿り着くのは不可能な様だ。幸い、痛みや苦しみが伴うものではない事は確定しているだけ良しとしよう。後はシャワーズからの説明を気楽に待てばいいだろう。そう考えたあなたは思考を放棄し、宙を仰いだ。
“あんっ……っんん…”
思考を放棄した丁度その時であった。
あなたの耳に、何者かの声が届いたことに気が付いた。
いや、声というよりかは
不快な音ではなかった。しかし、急に聞こえてきた謎の音とは何とも不気味な音である。そんな音の正体を分からないままにしておくのはどうも後味が悪い。というか場合によっては自分の身に危険が迫ってきている可能性だって考えられる。
そう考えたあなたは自ずと音の正体を確かめるべく動く事に決めた。
耳を澄ませ、音のする方向へと足を進める。
“ちゅ…むんっ……♡”
一歩、また一歩…歩みを進める度に音も大きく、はっきりと聞こえて来る。そして、音を辿っている内にあなたはとある巨大な岩の前へと辿り着いていた。
音の大きさや反響の仕方からして、この岩の後ろに音を出している何物かがある事は明白であった。
岩が密集している為回り込むことは難しそうではあるが、運が良い事にその岩は手足が引っ掛けやすい凸凹が多く、傾斜も緩やかであった。普段運動不足なあなたでもこの位の岩ならばひでん技を使わずともロッククライムは容易いであろう。
あなたは岩に手をかけ慎重に岩を登る。途中、何度かずり落ちそうになる場面もあったが、音の正体を知りたいという欲求を原動力にあなたは岩を登り続け、とうとう岩のてっぺんへと手が届いた。
ここから顔を覗かせれば、音の正体を見ることが出来る。あなたは興奮と若干の不安感を覚えながら口に溜まった唾を飲み込んだ。
ようやく目的のものを目にすることが出来る。しかし、その音の正体は自分を害する危険な物という可能性は拭えていない。ならば覗き見るのが賢明であろう。
そう考えたあなたは逸る気持ちを何とか抑えつつ、岩の上から顔を少し覗かせた。
そして、岩の先にあった景色が、あなたの視界へと入った。
“―――――ッ”
その瞬間、あなたは思わず両手で力いっぱい口を覆った。
そうしなければ、自分は本能のままに叫び散らかしていただろうという確信があったからである。
それ程までに強烈な光景だった。それ程までに刺激的な光景だったのだ。
岩の先……いや、岩の影には見覚えのある2人の人物がいた。
耳の長い茶色の体毛と道化師の様な黒いマスクの顔をした緑色の体毛を持つ2人―――――そう、先程あなたと会話をしたミミロップとマスカーニャである。
さて、それだけの情報ならば別に問題はないように見える。
まず、あなたが危惧していた危険な事は起こらないだろう。先ほどの様子からして彼女達はあなたに対してはおおむね友好的だし、覗き見がバレた所で咎められないであろう。なんなら、こちらから『さっきぶりだね。元気?』と気さくに声をかけてもいいかもしれない。
しかし、あなたにはそれが出来ない。声を掛けるという選択肢なんてないのだ。
何故なら―――――
「んちゅ♡……むっちゅぅ…♡」
「ぢゅっ♡はむぅッ♡……♡♡♡」
―――――件の2人は接吻を交わし、現在進行形で2人だけの世界を築いているのだからッ!!
好奇心と恐怖心から覗き見を実行したあなた。しかし、まさか岩の影では2人の女達が乳繰り合っていたなんて夢にも思わなかったあなたは最初、目の前の光景が理解が出来なかった。だが、何とか呼吸を整え、ほんの少しだけ冷静さを取り戻すことになんとか成功する。
あなたがそんな事をしている間も、2人はお互いの身体を抱きしめ、夢中で唇を貪り合っている。その光景は、まさに愛し合う恋人同士であるとあなたは思った。
『は、はわわわ…////』
あなたについて来たロトムも想像もしていなかった光景に戸惑っているらしく、あなたの隣で顔を赤らめている。……不思議な事に、自分より動揺している者の姿を見ると逆に落ち着くもので、あなたは頭がもう少しだけ冷えたのを感じた。
…雌だけの島だから
故意ではないとはいえ覗くなんて無粋な真似をした。この場は立ち去るべきであろう。
「んちゅっ♡……ふふっ♡ミミロップったら、めっちゃ舌絡ませてくるじゃん♡そんなにあーしとシたかったわけぇ?♡」
「ぁ♡…うん♡だって、マスカーニャはウチの気持ちいいトコぜぇ~んぶわかってるんだもん♡そりゃ期待しちゃうよぉ♡てゆーか、マスカーニャも楽しみにしてんでしょ?♡…めっちゃ濡れてるよ、こ・こ♡」くちゅり♡
「あんっ♡」
そんな事を考えている間にキスが終わったのか、2人は何か言葉を交わした後ミミロップがマスカーニャのパレオをたくし上げ、そのまま下半身をいやらしい手つきで触り始めた。
体毛が深く、ここからではよく分からないが…それがマスカーニャの
……覗くのは確かに無粋。しかし、見てしまった事実は変わらないし、もう少し見ていてもバチは当たらんだろう!そう思ったあなたはそのまま2人の行為を特等席で見る事にした。……あなたはどうやら、自分が思っている以上にクズらしい。
「うわっ♡ずぶ濡れじゃ~ん♡“みずびたし”でも使ったの?♡…マスカーニャちゃんって水タイプだったんだぁ♡」くちゅ♡くちゅ♡
「んんっ♡そ、そんなわけ……ひゅん♡」
ミミロップに性器を弄られ、口元を抑えながら悶えるマスカーニャ。
あなたはマスカーニャと初対面の際、彼女は軟派よりの性格、いわゆるギャル系の女の子だと思っていた。多分どちらかというと気の強いタイプなのだろうと。
そんな第一印象の彼女から発せられるのは、快楽に耐えている可愛らしい女の子の声だ。そこにギャップを感じたあなたは胸がときめいたのを感じた。
「ほれほれぇ~♡ここが気持ちぃんでしょ~♡」ぐちゅ♡ぐちゅ♡
「はぅん♡…そ、そう♡そこがいいのぉ♡」
「だよねぇ…♡ マスカーニャとは毎日ヤってるから、もうどうすれば気持ちいいか丸わかりだよぉ♡」
“ぬちゃ♡” “くちゅり…♡”
彼女達の会話と共に、肌が水を弾くような音もあなたの耳には届いていた。その音からも分かる通り、マスカーニャのお股はもう愛液が“ダラぁ…♡”とだらしなく垂れている状態であろう。
女達の淫靡な嬌声とそれを盛り上げる水音のハーモニー。もうここはただの岩場ではない。最高にエッチなオーケストラ会場へと変わりつつあった。
“ムクムク…!”
そんな彼女たちの演奏を目で、耳で楽しんでいたあなたは身体に異変を感じた。
身体が全体的に熱い。思わず全身を掻き毟りたくなるほどに熱いのだ。
そして、股間に血液が集まってくるのも感じる。まるで全身に溜まっているのエネルギーを放出させる為に血液たちが力を合わせて準備をしているかのようだとあなたは感じた。
……もう、回りくどい言い方はやめよう。あなたは彼女たちの行為を見て発情してしまったのだ。
「あっ♡あっ♡…ご、ごめんミミロッ…プぅ♡あーし、そろそろ…♡」
「え~、早くなぁ~い♡まだ始めて数分しかたってないよぉ♡」
「だってぇ…♡」
あなたが股間を膨らませていると、丁度そんな会話が聞こえてきた。
何が『そろそろ』なのか、具体的な内容は一切喋っていない。しかし、あなたはその『そろそろ』が何のことなのか何となく察しが着いていた。
そして同時に、その『そろそろ』に期待を抱いた。
「……まぁ、いいや♡許してあげる♡その代わり―――――」
“ぐちゅ!♡ぐちゅ!♡ぐちゅ!♡ぐちゅ!♡ぐちゅ!♡”
「ッ!♡むうぅぅ♡」
そう言うとミミロップは手のスピードを速め、そして―――――
「とびっきりの可愛い姿、見せてね♡」
“つぷんッ♡”
―――――手が、指が奥へと入り込んでいくのが見えた。
「ひぐぅッ♡♡♡……んあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡」
その光景が見えた瞬間、マスカーニャは顔を覆っていた手を下へと“ピンッ♡”と伸ばして叫んだ。
“ぶっっっしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡♡♡♡”
その声と同時にマスカーニャの股から水が勢いよく噴き出し、浜の砂を濡らす光景が見えた。
その光景が何を意味するのか、あなたには分かっていた。そう、彼女は潮を噴いたのだ。
「ふふっ♡本能に任せて叫ぶマスカーニャ、すごいかわいい…♡」
「あっ♡あっ♡……み、ミミロップぅ…♡」
「っん……ちゅ♡」
やがて噴き出した水が“チョロチョロ…♡”と勢いが弱くなってきた為落ち着いたのか、マスカーニャがミミロップにキスを強請り、ミミロップはそれに答えた。
あなたの視界に入るのは、最初に見た構図と全く同じ光景。
だが、先程とは明らかに違う。あなたは2人がここまで愛し合うに至った工程を全て見ているのだから。
あぁ、なんて尊いのだろう。なんて美しいのだろう。なんて――淫靡なのだろう。
あなたの頭の中にそのような言葉が並べられる。その言葉を証明するかのように、あなたは下半身とズボンの間に苦しい圧迫感を感じていた。…いや、その苦しみが圧迫感によるものだけではない事にあなたは気付いていた。
「ちゅ♡…ぱぁ♡♡……あーあ♡イかされちゃった♡すばやさ的にあーしが先手を取れると思ったんだけどなぁ♡」
「っあ♡…ふふっ♡それを言うならウチだってすばやさ自慢だし♡」
「悔しいなぁ♡……悔しいからさっそくリベンジさせてもらうわ♡」ぎゅっ♡
「うわー♡こわーい♡」
キスに満足した2人は言葉を交わし、今度はマスカーニャがミミロップを強く抱きしめた。どうやら今度はマスカーニャがミミロップを攻める番らしい。
順番に受けと攻めを行う。まるでポケモンバトルを見ているかのようだ。
あなたは自分の幸福を噛み締めた。2人はお互いに夢中であなたには気付かない。つまり、まだこの特等席で2人の密会を覗き見れるのだから。
さぁ、もっと2人のエッチな姿を見せてくれ。あなたは心の中でスタンディングオベーションをしながら次の行動を待っていた。
「覚悟しなよ~♡―――――まだまだ“なかよし”は始まったばかりなんだからね♡」
だが、マスカーニャから発せられた聞き覚えのあるワードが、急激にあなたの頭を冷やしたのであった。
…………とりあえず、あなたにはこの言葉を送っておこうと思う。
おめでとう! あなたの疑問は解消された!!
〇あなたの漂流メモ⑤ ~なかよし~
エロ―ラ地方特有の方言で性行為の事を指します。
エロ―ラ地方には雌ポケ人しか存在しないため必然的に性行為はレズセックスに限定されていました。
しかし、雄である『あなた』が漂流した事により”なかよし”という言葉はならなる意味を得るのかもしれません…
やっとエロ描写書けて満足ンゴ…(愉悦)
一瞬だけだけどランキングにも乗って更に満足。皆様本当にありがとうございました。
さて、次回は『あなた』になかよしを経験していていただく予定です。
この島の住民たちはポケモン並の桁外れの体力の持ち主です。なので全て絞られても大丈夫なよう、溜めておくことおすすめします。……『何を』とは言いませんがね。
ここまでご拝読ありがとうございました