巳ロージャがおじさんと暮らすまでのお話 作:鷹指の親方 カリ太
「............」
冷え切った部屋の中、壁に寄りかかりながら蹲る一匹の蛇がいる。長い茶髪、紫色の瞳、全身を覆う黒い外套、そして腕を覆った包帯から見え隠れする異形の腕。180はあるだろう高い背を丸め、整った顔立ちを憂鬱に染めながら時間を無為に過ごすその蛇の名はロージャという。
「............」
蛇は黒獣-巳───人類が文明の元暮らす唯一の場所"都市"を管理する26の大企業の一つH社(ホンユェン生命工学グループ)が開発し所持する軍事力"黒獣"の一種───の一体だった。つい先程まで現在仕えている主君の命に従い敵対者の"処理"を行い、任務完了の報告を同僚に任せて自室に帰って来たのだ。
「............」
蛇は思う。一体自分の何が駄目なのか。
忠義を示す為、価値を示す為命じられるままどんな事でもやった。暗殺、諜報、それこそ今回の様に年端のいかない子供すら手に掛ける事すら(結局躊躇して何とか誤魔化そうとした矢先に途中から来た同僚が始末してしまったが)覚悟していたのに。
「............」
蛇は思う。こんな事がいつまで続くのか。
主君やその周りの人間が悠々自適に暮らしている姿を見て惨めな気持ちになり、同僚達がどんどん人から離れていくのを見て自分もいずれああなるのだという恐怖を必死に押し隠し、昔よりはずっとマシだという自分の卑屈さに泣きそうになり、そんな自分を誰にも見せられないという孤独に心を押しつぶされそうになりながら。
「..................」
蛇は思う。いつになれば約束が果たされる日が来るのか。
黒獣は一定の対価、或いはその黒獣に見合った轡───黒獣は個人の持ち物ではなくH社全体で共有されるものであり、ある程度の基準に従い有力者達に定められた期間貸し与えられ、その契約期間を口枷、或いは轡と言う───を放棄すれば黒獣の一員を一体、身請けする事が出来る。決して安い取引では無いが使われない制度では無い。事実ある少女は自身の持っていた轡を放棄し、一人の黒獣を身請けしたという。形だけのルールでは無いのだ。だから必死に仕えた相手に忠節を尽くし、従ってきた。優れた働きを見せた者を一人残った期間を使い身請けする、そんな言葉に必死に縋りながら。
「.......................」
蛇は思う。嘘を付いたの?蛇は思う。あんな口約束守ってくれる訳がないじゃん。それに身請けされたとしてあんな身内同士で殺し合う様な世界で生きていける訳がないし。蛇は思う。命の危機がある世界なんてあそこ以外でもありふれている、いい暮らしが出来るだけずっとマシだ。蛇は思う。身請けさえして貰えればもう昔みたいにお腹を満たす為ゴミ同然の物を食べる必要も無いし、オシャレだって自由にとは行かずともそれなりには拘れるだろうし、それにもう─
「....はぁ、やめよう」
沈み続ける思考を強引に打ち切り、寝床に横になる。これ以上考えた所で何も変わらないし、一層惨めになるだけだ。腕に巻いた包帯を変えるべきだがそんな気力も湧かなかった。
「いつかは...いつかはきっと私を選んでくれる主君に会える筈だから」
裏切られ、ねぐらに戻る度にいつも口にしていた根拠の無い希望はいつもと変わらず冷たい部屋に反響して消えていった。
それから暫く経っての事だった。
自分の轡が他の人物の元に移ったと伝えられたのは。
「おお!待っておったぞ。ワシが今からお主の主となるジア・インジンじゃ。これからよろしく頼むぞ」
以前の主君にあっさりと約束を破られやっぱりね、と沈みながらも新たな飼い主に気に入られる為少しでも待たせない様急いで指定された場所に来てみれば、背は自分より少し下ぐらいだろうか、少し小太りな壮年の男がそれなりの大きさをした邸宅の前に立っていた。予め聞いていた特徴と一致、この男が新たな主君だろう。
「やっほ〜主君。私はロージャ、これからよろしくね。どんな任務でも任せてよね〜私優秀だって前の主君にも評判だったから」
無礼と取られない様急いで来た事などおくびにも出さず、少しだけ事実を誇張しながら自己紹介をする。実際に以前の主君に褒められた事は無い。只任務に失敗した事が無かったので少なくとも無能と思われてはいないだろうと勝手に思っているだけだ。
それに黒獣個人の名前や会話など黒獣の最優である筆頭でも無い限り主君が覚える事など──
「ほほう、お主の名はロージャと言うのか。長い付き合いになるかもしれんのだ、しっかり覚えておくぞロージャよ」
「...へっ?あっ、けほん、ありがとね〜、主君?」
...予想外だった。どうやらかなり酔狂な主君らしい。だがこれなら以前の主君より期待が出来るかもしれない。
「それで主君〜?他の黒獣は何処なの?これから同じ主君に仕えるんだから顔ぐらいは知っておきたいんだけど〜?」
言葉に詰まったのを誤魔化す為に話題を逸らす。実際連携の為にも顔合わせは重要と言えるし今回の競争相手という意味でも一度顔を見ておきたい。
「おらぬぞ?」
「へっ?」
「ワシが今轡を握っておるのはお前一人じゃ」
...いよいよ分からなくなってきた。巳は暗殺に特化した黒獣だが一匹でどうこう出来る程H社の権力争いというのは甘い物では無い。だが...
(ひょっとして...?)
脳内をそんな考えが掠める。いつも眠る前に夢見てきた希望が頭の片隅から離れない。
「なんじゃ知らぬのか、最近さる御仁がH社中の黒獣の轡を集めておるのじゃよ。まあ目的は言わずもがな近い家主大戦(H社に於ける代表を決める行事)に備えての事じゃろうが...ワシは偶々その方と縁があってのう、あれこれと交渉して丁度轡を握った巳を条件付きで一人だけ譲ってもらえる事となった。それがお前なのじゃ。ワシは家主となるには歳を取り過ぎておるしその御仁のお陰で一先ずの安全は担保されておるからの、護衛は必要最低限で良いのじゃよ」
内心落胆する、要するに自分はその御仁から持っている巳の轡の中で他者に与えても良いと判断された、即ち自分は戦力として必要無しと判断されたのだ。どうして、こんなに頑張ってるのに、こんなに役に立つのに──
かぶりを振って考えを払う、見方を変えれば良い。要するに目の前の主君に仕えるのは私一人、これは千載一遇の好機だ。
「...そうなんだ〜、じゃあ期待に応えられる様頑張らないとね?まず何をすれば良いのかな?」
「おおその事か、早速だがお前にやって貰いたい事がある、付いてきなさい」
そう言って邸宅内に入っていく主君。当然だ、誰に聞かれているかも分からない外で話す訳も無い。
(これはチャンスなんだ、どんな命令だってこなして見せる...!)
態々一匹だけ、それも暗殺に長けた巳の轡を要求したのだ。只の護衛ではあるまい。それでもいつも通り全て遂行してみせる、決意を固め邸宅へと足を踏み入れた。
(結局いつか捨てられるだけなのに?)
響いてくる冷たさに耳を塞ぎながら。
「...新しい丸の治験?」
「うむ」
邸宅内に入り、恐らく主君の私室だろう場所に通された私が聞かされたのはそんな話だった。
「これでもワシは丸作りに於いてはまあそれなりの腕での、先も言った様にワシはお前の轡を譲って頂く為あるお方と取引をした。そのうちの一つがワシが今後開発する丸を優先的にあちらに回せというものでのう、お主でその内の幾つかを試させて貰いたいのじゃよ」
言いたい事は分かる。開発したばかり、或いは未完成の丸を治験と称して格安で提供し、代わりに起こるリスクを許容させるのはこの巣では珍しくない光景だ。だけど...
「え〜っと...話は分かったんだけどさ、主君?私巳の黒獣なんだけど?そういうのはちょっと...向いてないんじゃないかな〜って」
流石に簡単に首を縦に振れる話ではない。何しろ私の身体には自身の身体を怪物とする為の丸───黒獣丸が既に染み付いているのだ。
黒獣丸───投与した者に12種いずれかの怪物の力を宿させる丸の中でもとびきりの代物であり、その製法はH社の何処かに居ると言われる十二人の黒獣仙人しか知らないというH社の最高機密だ。そして出回っているどんな丸より危険な劇薬でもある。
そもそも丸というのは他の巣の人間が思っている様な使えばどんな傷や病も治す夢の薬では無い。質の悪い丸を使えば身体に後遺症や不完全な治癒で身体が歪になるだけならまだしも、水に溶かして塗る、そのまま呑む、溶かした丸を包帯に染み込ませ巻く、そしてなんの知識も無く他の丸と合わせる──こういった使い方を間違えるだけでも取り返しのつかない結果を生む事もあるのだ。黒獣丸を取り込んだ者で新しい丸を試すなど最早正気の沙汰では無い。
丸について素人レベルの知識しかない自分でも想像がつく事にどういう事なのかと考えていると、
「いやいや、だからこそ良いのじゃよ。何しろお前に使おうと思っている丸の一つは黒獣の力をより効率よく抑える為の物なのじゃからな」
「力を、抑える...そういえばそんな丸があるって聞いた事があるね?」
知っている。失われていく味覚や何も感じなくなっていく心をなんとか出来ないのかと一度調べた事があるから。ただ結局あれは継続的に呑まなければ効果がすぐに切れる欠陥品に近く、値もとても払い続けられる様な物では無かった。
「おおよく知っておるの、じゃが知っての通りあれは色々と問題が多い上欲しがる...というより与えたがる者が極端に少ない故今まで改善もされなんだ。その丸より優れた物を作れとお主の元の持ち主が仰られたのじゃよ」
「黒獣を強化するとかなら分かるけど...何で態々抑える丸の改良なんて?」
「さあのう...あの方の視座はワシらの考えも及ばない事があるからのう。まあ今回は凡その予想はついておるが」
そうはぐらかした主君はブツブツと「全く何かしてやりたいなら直接渡してやれば良い物を」やら「公平を期するのは分かるが唯一の妹の様な者なんじゃからこの程度誰も文句は言わんじゃろて」やら呟いている。
「それでどうじゃ?お主は黒獣じゃから恐らく拒否権は無いと思っておるのだろうが...何しろ本来の役目とはかけ離れた仕事じゃ、断ってくれても構わん。何、あの方には上手く説明しておくわい」
...本当に変わった主君だ。そう独りごちながら考える。
断る理由は無い。何しろ暗殺でもない、殺戮でもない。いつもの様に何をしたのか、何故邪魔なのかも分からないまま怯える相手に槍を振るい手に頭の潰れる感覚を伝える必要も無いのだ。無い、無いのに...
「...ちょっと....待って貰って良いかな。もう少し考えて返事をしたいから」
...口から出たのはそんな言葉だった。
「まあそう簡単に答えられる話でも無いわな。何しろ開発したばかりの丸じゃ、警戒するのも無理は無い...うーむ、では返事を聞くのは明日にしようかの?」
「...ごめんね〜主君。代わりに他の仕事は頑張るから...」
「ああ、すまんがそれは無理じゃ。あの方の条件の一つには『黒獣として必要最低限の護衛以外の仕事を禁ず』というのもあるのじゃよ。要するにお主ら巳が得手とする仕事は禁止という事じゃな」
「ええっ!?何で!?」
「さあのう...こっちはワシにも皆目見当が付かん。まあ元より暗殺なぞ頼む気も無かった故あってない様なものじゃったが」
護衛以外の仕事が無いなんてこれでは巳の意味が無い。というか暗殺の必要が無いならどうして巳を選んだんだこの主君は。
「まあそう焦る事も無い、今日は降って湧いた休日とでも思って過ごすが良い。おお、ワシの護衛はきっちり頼むぞ?」
悶々とする私を知ってか知らずか、私の新しい主君はそう言って愉快そうに笑っていた。
「ふう...」
あの後護衛として側に侍っていたが、結局何か起こる事はなく気が付けば日が傾き始めていた。
哨戒も兼ねて邸宅内を散策して分かった事はここは今までの主君の住まいと比べるとそれ程広い場所では無いという事(それでも私からすれば広かったが)、そして他の家なら当たり前の様にいた侍従が殆どいない事だった。どうにも食事の用意と清掃の時以外ここにいる事が無いらしく、何故かと聞いてみたが
「ここに住んでおるのはワシ一人じゃからのう、彼らにも生活がある以上そう長い事時間を取らせる訳にもいかんじゃろ」
との事らしい。初めに会った時から分かってはいたが本当に変わり者だ。私に治験に対する拒否権を与えた事も、夕食を一緒に食べようと言ってくれた事も、巳では無く私の名前を呼んでくれた事も、
「ウチの寝床とはやっぱり違うなぁ...」
黒獣にこんな立派な部屋を与えてくれるのも。
食事の後、部屋を用意しておいたから確認しておいてくれ、と君主が言った時は耳を疑ったが...言われた場所に入ってみれば一人で過ごすには何不自由の無い広さ、揃えられた調度品、そして長身の自分が大の字になっても尚余裕のある大きなベッドがあった。
夜こそ護衛の必要があるのだから寝所は必要無いと初めは断ろうと思ったが使わなくても良いから取っておけ、と言われてはそれ以上食い下がる気になれなかった。...結局ベッドの感触が気になって休憩してる訳だが。
『...ちょっと....待って貰って良いかな。もう少し考えて返事をしたいから』
ごろん、と横になって考える。どうしてあの時時間が欲しい、等と言ってしまったのだろう。今考えても破格の条件、ましてやここまでの待遇を受けているのなら尚の事だ。
(きっと良い人なんだ...こんなクソッタレな所で働いてても。丸の新造なんて重要な立場にいるのにこんな屋敷に住むぐらい謙虚なんだし。でも...)
...今なら分かる、あの時迷ったのは黒獣の立場を気に入っているからでは無い。
その理由は、
(本当に信じて良いの?今度こそ私の事を見てくれるの?)
何度も裏切られたが故の仕える相手に対する潜在的な疑いがどうしても晴れないからだった。また嘘だったらどうしよう、本当は私を使い捨ての実験台にするつもりなんじゃ───そんな考えが浮かんでは消える。たかが黒獣一匹にそこまで手の込んだ事をする訳が無いと頭で分かっていても。
良くして貰っているのにそんな疑いを持ってしまう、そんな自分に嫌悪しながら寝転がり天井を眺めていると
コンコン。
即座に飛び起きて体勢を整える。
「起きておるか、ロージャ」
扉から聞こえてきたのは主君の声だった。力を抜き、急いで身だしなみを整え扉を開ける。
「やだな〜主君、主人より先に寝る黒獣がいる訳無いじゃん、それよりも何かあったの?」
「いや何、そういえば伝え忘れとったと思っての。夜の護衛についてじゃが夜はワシの雇い主が黒獣を何名か割り振って邸宅外周を警備してくれておるから邸宅内から出ない事さえ守ってくれれば自由にして良いぞ」
まただ。
「...あ、あぁ〜そうなんだ、でも私は主君が心配だし念の為に護衛に...」
「いやいや、そう肩肘を張らずとも良い。折角部屋を与えたんじゃ、ここでゆっくりしておれ」
「そう...そっか...ねぇ主君?」
「なんじゃ?」
本当に聞いて良いのか分からない。主君に面と向かって疑いの意を示すなんてあってはならない。でも聞かずにはいられなかった。
「どうして私にここまで良くしてくれるの?」
どんな理由でも良い、例えそれが悪辣な考えから来る物であっても構わない。何でも良いから答えが欲しかった。優しくしてくれる訳が。
「どうして、か...」
顎に手を当てて考えていた主君から出た答えは、
「強いて言えばお主が美人じゃからじゃな」
私が予想していた言葉のどれとも違う斜め上の言葉だった。
「...へっ?えっ?...あー...聞き間違いかな?」
「聞き間違いではないぞロージャ、お主に良くしたのはお主を美しいと思ったからよ」
「冗談でしょ?」
「本気じゃ」
情報の処理が追いつかない。本気で言っているなら尚更だ。
「誰かに優しくする理由なぞそのぐらい適当で良いのじゃよ。他者を傷つける理由にだけは事欠かんこんな場所じゃ、偶にはこういうのがあっても良いじゃろう」
そうあっけらかんと言う主君の姿に
「...フフッ、アハハハハハッ!何それ!そんな理由でここまでしてくれたってワケ!?」
心の底から笑いが止まらなかった。目の前の主君の生き方があまりにも眩しかったから。さっきまで一人で悩んでいた自分が馬鹿らしくて!
「やはりお主もそういう反応をするのか、ワシの話を聞いた者は皆揃って大笑いするんじゃから全く失礼と思わんか?」
拗ねた様に主君が言う、どうやら初めて機嫌を損ねてしまったらしい。それでも私の身体から笑い声が消える事は無かった。
「主君、待ってくれてた治験の話だけど...オッケー!好きにしてくれちゃって良いよ!」
「おお、真か!感謝するぞロージャ、暫くとはいえ共に暮らす家族なんじゃ、お主の安全には細心の注意を払うからのう!」
そう言って主君は機嫌良さげに去っていった。どうして突然決めたのかなんて全く気付いていない顔付きだ。
「あー...」
ドサリとベッドに倒れ込む、柔らかい感触が心地よかった。
「黒獣の力を抑えるかぁ...」
チラリと服から覗く自身の胸元を見る、そこには本来あった筈の大きな膨らみがほぼ無くなっていた。左胸にあった筈のタトゥーは紫色の鱗の様な物に覆われて殆ど見えず、その下に至っては痩せ細りおよそ人に見せられる姿ではない。
「何処まで戻るのかは分からないけど、もし前の身体に近い状態まで戻れたなら...」
あの人にちょっとした"恩返し"をするのも悪くないかもしれない、だって───
「優しくする理由なんて自分で決めて良いし、"美人"のお礼は男なら誰でも喜ぶ物、そうでしょ?」
「ごめんね〜主君。折角家族だって言ってくれたけど...その関係だけじゃ満足できないぐらい私欲深いみたい♪」
絶対に逃さないし離れるつもりも無い。この陽だまりを手放すぐらいなら大観園の全てに逆らって死んでやろう。
悪戯っぽく笑う。もうあの冷たい感覚が襲ってくる事は無かった。
「あむっ、んぐんぐ...ん〜、美味しいって最っ高!主君〜これも食べて良い?」
あれから幾許かの日が経過した。私は主君の命ずるまま丸を少しずつ舐める、呑んだ後指定の距離を指定の時間歩く、丸を身体に塗った後暫く逆立ちになりその後湯船に肩まで浸かる等と言った意図が分かりそうな指示から全く理解出来ない指示まで忠実にこなしていった。まあ丸の使用法なんて大体そんなものだしね。
「勿論構わんよロージャ、というか食べて貰わねば困る。味覚がどれだけ回復したか判断するには自らの舌で確かめるのが一番手っ取り早いからのう」
変化は劇的だった。味覚はほぼ元通りになり、胸まで到達していた鱗は波が引く様に消えていき、見えなくなっていたタトゥーは今ではくっきりと見える様になっていた(自分で言うのも変だけど何で?)。そして体型はというと───
「フフン、そこは心配無用だよ〜!元々私よく食べる方だったし...主君の丸を呑んでから無くなっちゃってたお肉をしっかり戻すぞ!って感じでお腹が空いて仕方ないんだ〜」
以前ほどでは無いが明らかに肉付きが良くなってきたと実感できる程戻ってきている。肋骨や背骨が浮き出ている様な事は無くなったし胸に至っては真下が見えにくくなった。腕はまだ伸びるし紫色のままだがかなり人の肌に近くなってきたと思う。
「それは重畳。では昼食が終わればまた次の丸を試すんじゃが...今回のはちと繊細な丸での、黒獣全てに共通する精神の変質に対応する為の丸なのじゃ」
「へぇ〜、まあ主君の作った丸なら大丈夫でしょ!私が何に気を付ければ良いのかだけ教えてくれれば上手く行くって〜」
お世辞ではなかった。事実この人はあの日の約束を守り私の体調や丸の危険性に細心の注意を払ってくれた。丸を取り込む前には決まって注意点について細かく伝え、投与後も近くに寄り添って会話だけでは分からない顔や身体の変化を観察していた。一歩間違えれば自分の身が危険に晒されるかもしれないのに近くにいてくれた事に私がどれだけ温もりを感じたか...全くこの人は気付いていないけど。
「今回はお主が気を付ける事は特に無いぞ、寧ろ注意すべきなのはワシじゃなぁ...まあこれはワシの問題じゃ」
「って事は...今回は塗るタイプ!やりぃ!...けほん、余計な手間取らせちゃってごめんね〜主君?」
「構わんよ、寧ろワシも役得というもの...うおっほん!、食事の手を止めて悪かったの、冷めん内に食べると良い」
そう言われ遠慮なく食事を再開する。どの道この人は私が食べ終わるまでゆるりと待ち続けるだろう、待たせない為にも早く食べないとね。
「ふむ...よし、準備は整った。そちらはどうじゃ、ロージャ?」
「もちろん準備万端!いつでも行けるよ〜」
実験室。といってもH社でイメージされる様な仰々しかったり悍ましかったりする様な場所ではなく、主君の邸宅の一室に作られたそれなりに広い空間だ。中央にはマッサージベッドが置かれ、壁際に置かれた棚には主君が開発したのだろう丸が幾つか保管されている。そんな部屋で私は服を脱ぎ、紙製の使い捨て下着だけを身に付けて立っていた。
身体に塗り込むタイプは自分だけでは塗った箇所に偏りが出かねない為主君自らが私の身体に塗る。起伏のある人の身体なのでそう都合の良い道具も無く、人の手で直接やるしかないのだ。
「それじゃあ...よろしくね、主君?」
そう言って両手を水平にし、塗り込み易い体勢になる、と同時に腕を上げた時に胸が持ち上がりゆさっと揺れる。
「むうっ」
前回よりスタイルが良くなったが、どうやらしっかり意識してくれているらしい。よしよし、と内心笑う。美人とは言われたがこうして好ましく思う相手に明確に女として見られているというのは得も言われぬ悦びが湧き上がってくるものだ。
「イカンイカン...うむ、任せておけ」
とは言っても主君も丸のプロだ、扱う時に余計な邪念を入れる事は無い。残念だがだからこそと言える。
「ふうっ...ううんっ...」
主君の手が肩に、背に、太腿に触れていく度悩ましい息が漏れる。...これは別に誘惑をしている訳では無い、感覚の鈍くなった身体を戻す為に処置をした丸の影響で少し身体が敏感になっている為だ。
「ふむ...少し感覚を鋭くし過ぎたか?また調整が必要かもしれんのう」
「気にしないで良いよ〜主君。はあっ...これはこれで悪くないから♪」
実際悪い気分ではない。以前なんて痛覚どころか他の感覚すら消えかかっていたし、主君の手が身体を滑っていく感覚は中々に心地良い。
「ふふふ...仕えている主君にマッサージして貰ってる黒獣なんて後にも先にも私だけなんじゃない〜?後で記念撮影でもしちゃおっか?」
「全く呑気なものじゃ、ワシはかなり気を遣っておるというのに...まあ繊細とは言うたが危険性の確認は済んでおるしやり方さえ間違えなければ概ね問題は無い、お主が黒獣に成った時期から黒獣丸の侵食率は概ね逆算出来ておるからの」
「へーそうなん...」
───待った。今重大な事を言っていなかったか。
"お主が黒獣に成った時期から黒獣丸の侵食率は逆算出来ておる"
特に変わった事は言っていない。黒獣個人の記録が付けられている事はおかしな事ではないし黒獣丸は班全員で同じ日同じ時間に使う事を考えれば...
──あんさん、まさか丸をそのまま呑んだのか!?あれは染み込ませた包帯を巻くものだぞ!?
「あっ」
「むっ?どうしたロージャよ」
同僚の言葉と共にここの暮らしの中で忘れかけていた記憶が蘇る。それと同時に身体から汗がどっと噴き出す。
「ヤバい、主君今すぐ離れ──」
そう言おうとしたのと丸を塗られた私の身体から桃色の煙が噴き出したのはほぼ同時だった。
「ぬおっ!?」「あうっ...」
主君を逃そうとする時間も無く、中心にいた私の意識は煙の中に吸い込まれていった...
(んへへ...主君ぅ、これもう一回おかわりぃ...)
──ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……♡♡♡
(んえ...何この音...?)
微睡んでいた意識が断続的な水音で少しずつ浮き上がっていく、一体何の音...
(そうだ...確か丸の治験中に私のせいで事故が起きて...)
急いで起きて状況を確認しないと、というかこの音は一体───
──カリカリカリカリカリカリッピンッ♡♡♡
「お゛おおぉぉっ!?♡♡お゛っ、お゛ほっ♡んぎぃぃぃぃ!??♡♡♡」
ぶっしゅうううう♡♡ぷしっ♡ぷしっ♡ぴゅっ♡
そう思った次の瞬間、凄まじい快楽と共に意識が強制的に目覚めた。脳が状況を理解できず混乱する中、身体だけは本能的に快楽を逃すべく腰をガクガクと震わせ女陰からとめどなく潮を噴かせる。
「はひっ♡はへっ♡いっ、一体何...?♡何で私、イって...」
グイッ ビチャッ
「きゃあっ!?」
余韻に浸るのも束の間、突然後ろから身体を押し倒され四つん這いにさせられる。粘っこい水音が響いた。
「クソっ、人の寝込みを襲うだなんて一体何処の─」
そう悪態を吐きながら後ろを向く、そこには
「フウウウ.......」
「主君!?一体何で...」
ついさっきまで優しげな顔で接してくれていた主が、血走った目でこちらを見ていた。
「どうしちゃっ...んんっ!?♡♡♡」
事情を聞き出そうとした時、突然身体の力が抜ける。
「んっ♡はあっ♡何、これっ♡あたまっ、おかしく♡」
身体中が切なくてたまらない。今すぐにでも誰かに慰めて貰いたくて仕方がない。先程イッたばかりの膣からは新しい愛液が床を汚す勢いで流れ出し、先程弄られていたらしい乳首は新たな快楽を貪らんとビンビンに勃っていた。
(そっか、あの、けむり)
情欲に脳を侵されながらも理解した。あの煙だ。私の身体から発生した桃色の煙、恐らくあれが主君の理性を完全に溶かし、今私の理性すら蕩かして二匹の獣に仕立て上げようとしている。
「だめ、だよ、主君んっ♡こんなのぉっ♡」
必死に理性をかき集めながら主君を説得する。力づくで抑えようにも怪我をさせたくないし、そうでなくとも力が抜けて立ち上がるどころではない。
「だめ、だめ...んんぃ♡♡まんこスリスリするのやめてぇっ♡♡」
私の言葉が聞こえているのかいないのか、主君は完全に屹立した怒張を陰部に擦り付けている。カリ首が陰核に当たる度ビリビリした刺激が身体を走り、理性を削り取っていく。
(ヤバい♡ヤバい♡入り口こすっただけでイキかけた♡挿入れられたら本当にヤバい♡戻れなくなる♡)
必死に腰をくねらせて抵抗する。しかし快楽により自由を失った身体はヘコ♡ヘコ♡と情けない動きしか出来ない。
(ヤバいって♡こんな誘ってるみたいな...♡)
そう思いながらもこれぐらいしか抵抗の術も無く、誘っているのか抵抗しているのか分からない動きを続ける。しかし、
(あ、あれ...?)
中々思っていた感覚が来ない。不思議に思い後ろを見てみると...
「フウウウウ...フウウ...」
「しゅ、主君...?」
相変わらず理性の見られない目をした主君が、ゆっくりと腰を動かして私の膣を擦っていた。その動きには挿れようとする意志が見受けられない。
「一体どうして...」
ふと周りを見て気付く。
「うわ...すっご...♡」
辺りは最早実験室の体を成していなかった。壁は白濁とした液がそこら中にかかり、何かスプリンクラーの様なもので濡れた跡もある。床はどちらのものかも分からない体液で水溜りがそこら中に出来ていて、マッサージベッドに至っては今も液体が滴り落ちている。
説得出来る段階なんてとっくの昔に過ぎていた。何の事はない、理性が飛んでいたのは主君だけではなかったという事だ。
(ああ...思い出してきた...♡♡)
あの煙が部屋中に充満した後、私達はそれが当然かと言う風に服を脱ぎ(私に至っては下着を引きちぎっていた)、動物の様なキスをした。
本来準備が必要な筈の私の膣内はあり得ない勢いで愛液を分泌し準備を整え、煙の影響で理性が消え絶倫となった主君は目の前で雌の匂いを出し尻を振って誘う女と交尾を始めたのだ。
快楽に耽る事以外考えられなくなった私達はドアを開けるという知能すら失い、この部屋の中で盛り続けた。そうして何度も絶頂し続け...確か二十回目程の主君の射精で完全に意識を飛ばした私の理性だけが一時的に帰ってきたのだ。主君はそんな私の変化を感じ取り、理性が無い状態でも私の体調に気を遣ってくれていたのだろう。態々やる必要の無い手淫をした理由も私をソノ気にさせ、再びお互いに気持ち良くなる為だろう。
(そっか...♡もう遅いんだ...♡)
主君に無責任な事をさせない為と何とか保っていた理性がほつれていく。
(二十回もヤっちゃったらもうこっからも変わんないよね...♡)
よく見れば膣から垂れ流しになっている液体には色が違うものが混じっている。間違いなく主君の精だ。
(思ってたのとは違うけど、こんな時でも主君はいつもと変わらないって分かったし...私も好きにしちゃって良いよね♡)
煙を吸い込んだ時とは違う、理性を捨て去る音がした気がした。
「ごめんね〜♡主君待たせちゃってさ♡ホラっまだスッキリしてないんでしょ♡私は主君の黒獣なんだから...遠慮なくおちんちん突っ込んで♡パン♡パン♡ピュッ♡ピュッ♡しちゃって良いからね〜♡」
以前までの主君に媚び諂う言動とは全く違う、明確に"雄"に対して媚び、尻を高く上げ膣内が見える様に拡げ、慈悲を乞い願う挑発染みた下品な言葉遣い。只今回ばかりは効き過ぎたらしく、
ガシッ!
「あんっ♡」
普段からは考えられない力強さで腰を掴まれ、
くちっ...
「んふっ♡」
入り口にあてがわれただけでも感じ取れる快感に熱の籠った息を漏らし、
──ずぷぷぷぷぷっ!!ゴチュッ!!!
「お゛っ、おおぉおおおぉぉぉ~~~~♡♡♡」
一瞬で子宮まで貫かれた衝撃に心身が屈服した。
ぶるん♡ぶるん♡ぶるん♡
「あんっ♡あんっ♡あんっ♡主君のピストン凄いっ♡弱い所もう全部バレてるっ♡カッコいいっ♡もっと突いてっ、ねっ♡」
主君の剛直に突かれる度、ぶら下がった乳房が左右前後に揺れる。その動きに更に興奮したのか、主君の突きがどんどん激しくなる。組み伏せられた雌は太いカリ首がゴリゴリと膣壁を抉る度襲いかかる絶頂の波に煽られ続けるしかない。
「お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡イクっ♡待って♡早過ぎ♡これじゃ私の腰振り間に合わない♡主君に動いて貰ってばかりになっちゃう♡ダメ黒獣に戻っちゃう♡」
自分を蔑む様な発言に更に膣が締まる。突かれる度にイき、主君を愉しませていた締まりが更にキツくなる。
「んひっ♡またおっきくなった♡出すの?♡出すんでしょ?♡出して♡出せ♡主君の子種♡黒獣マンコにお腹いっぱいちょうだい♡」
膣内のモノがビクビクと痙攣し、これから種付けする雌を逃すまいと主君がのし掛かり逃げ場を無くす。そうして準備を整えた主君は私の膣奥に狙いを定め──
ドピュッ♡ビュルルルル!!ビューーーッ♡ブビューーッ♡
「ん゛ほおおおお♡♡♡子種汁流し込まれてイ゛ク゛ウゥーーーッ!♡♡♡」
一切の容赦なくピッチリと腰を付けた零距離射精を私に流し込んだ。
ドプッ♡ドププッ♡とぷとぷとぷとぷ...♡
「あ゛ぁ...射精なっがぁ...♡」
約二十回目の射精とは思えない程キレの悪い吐精が続く。子宮に流し込まれる度悦びで軽イキを繰り返し続けし、そうして刺激を与えられた主君がまた残った精子を吐き出す。
「は〜〜〜っ♡♡すっ...ごい良かった...♡」
漸く終わったのか、主君の動きが止まる。心地良い余韻と流し込まれた子種の熱さに恍惚としていると
「きゃあっ!」
ぬぽっ♡という膣内から肉棒が抜ける音がしたと同時に浮遊感と共に視界が前を向く。横を見れば両脚を膝裏から抱え込まれている様で動けない。見れば二人の液でてらてらと光る肉棒が天を突き先程出された精子を溢す雌穴を再び蹂躙せんと狙いを定めていた。
「もう〜♡主君ってばこんな恥ずかしい格好させるのが趣味だったワケ〜?まだまだ元気みたいだし...満足するまで使ってくれて良いか...お゛ほぉっ♡」
こちらの言葉も聞かず私を貫く。どうやらまだまだ二人だけの淫猥な宴は続くらしい...♡
「すまんかった...!まさかあんな事になってしまうとは...!!」
「うわわ、顔上げてよ主君!私は気にしてないしあれは私のせいだって言ったじゃん〜!」
あの後更に五回程私の膣内に出した後、主君は糸が切れた様にぷっつりと倒れた。私は大慌てで主君を部屋から連れ出し、もしもの為にと教えられていた栄養剤や点滴を使って主君の体力回復に奔走した。主君の顔色が青色を超えて土気色だった時は絶望しかけたが何とか持ち直す事に成功し、数時間後無事に起き上がった主君が始めにした事が私へ行った事への謝罪だった。
「どちらが悪いという問題ではない!まだ若い身空じゃろうに、あんな無体な真似をしてしまうなど...」
「気にしなくて良いのに〜」
まだ立ち上がるだけの元気は出ていないがそれでも主君は丸の効果に負けた事を後悔している様だ。
気にしていないのは本当だ。あそこまで徹底的にヤるつもりは無かったとはいえ元々"そういう事"をしても良いと思っていたし、そもそも裏路地の人間は過程はどうあれ綺麗な身体をしている事の方が少ない。乱暴ながらも紳士的に扱ってくれただけずっと良い。...途中からは意識あったしね!
「いーやそれではワシの気が済まん。何でも良い、好きな事を言うがよい!ワシの持てる力を以て叶えて見せよう!」
「なんでも...」
なら私を身請けして欲しい。
そう言おうとしたが踏みとどまった。確かにこの人から離れるつもりはない、ただこんな弱みに漬け込む様な形で叶えた所で本当にそれで良いのだろうか。
ふと座った主君を見る。必死に謝る様子とは別に、何処か動きにくそうにしている。
見れば主君の着物の下部分が何かに持ち上げられ、見事な山を築いて──
「...ふう〜〜〜ん?♡ねぇ主君〜?だったら私お願いがあるんだけど〜?」
「おおなんじゃ、何でも言うてみよ!...ぬふっ!?」
スルリと主君の股座に潜り込み、下を下ろす。ボロンッ♡と飛び出た逸物にすかさず頬擦りをする。
「な、何をするロージャ...?」
「実は私あの丸の効果がまだ消えてないみたいでさ...すっごいムラムラするんだよね♡だから主君のコレで毎日慰めて欲しいな〜って♡」
「むうっ!?いや、それは...」
「えぇ〜?主君が嫌だって言うなら私は従うけど...こーんなにしてるって事は主君もまだ効果が消えてないんでしょ?主君を助けるって意味でもウィンウィンって奴だと思うけど〜?」
「ぐむっ...」
「それにこんなにビンビンにしてたら主君の仕事にも支障が出ちゃうだろうし〜?私もついその辺の裏路地で適当な男引っ掛けて人生台無しにしちゃうかもな〜?」
「...ええい分かったわい!ワシも男じゃ、一度抱いたおなごには責任を持つ!」
「やりぃ!さっすが主君!話分かる〜!」
よし。言質取った。
「それじゃ...今日は流石に主君の身体が持たなそうだから、明日から宜しくね〜主君♡」
素直に身請けを頼めば良かったのではないかとは確かに思う。弱みに漬け込むとは言ったがこの人はだからと言って扱いを変える様な人ではないだろう。いつかはこの人からの轡が外される以上機会を逃すべきではないだろう。
「うむむ...まさかこんな事になるとは...」
でもしょうがないよね。何かそうしたくなっちゃったし。
強いて言うなら...
惚れた弱みってヤツ?
登場人物
ジア・インジン キャラ名を5秒で思い付いた事が印象的なおじさん 人の良さと丸の制作だけで大観園でやっていけるだけの才能があり何とかそれだけで暗殺の嵐を捌いてきたおじさん。実は治験に同意した時点でもしもの為に身請けの準備をしていたが本人に言うのを忘れた。言い忘れた事に気付くのは暫く後になる
ロージャ 良い空気吸い始めた長身デカパイメンヘラ気質 黒獣丸の効果が薄れていった結果元のスリーサイズを取り戻しおじさん陥落の為あれこれ誘惑し始めた 最終的に身請けを望んでいるがとうの昔に達成済みだった事にキレながらおじさんを襲うのはまた別の話