冴えないオッサンが、常連がこぞって口説くことで有名な未亡人Fカップ若女将を自分の前でだけメスになって無償で尽くしてくる都合のいいオンナに変えてしまう話
【清楚純朴な恥じらいの若女将】
桐生 美桜(きりゅう・みお)24歳
山あいの温泉地で評判の美人若女将。
夫を亡くしてからは若輩の身で多くの従業員を差配し、老舗温泉旅館「月ノ湯」を経営する才女。先代である祖母から受け継いだ責任を胸に、客の前ではただ品よく微笑む。
きっちり着込んだ和服の下に、雪のような白肌と、細い体に不釣り合いなほど豊かなFカップを隠している。細腰から続くやわらかな曲線、湯気に火照ったうなじ。
完璧で隙のない女将なのに、笑うとこぼれる小さなえくぼだけが、あどけない。
けれど今夜だけは、なぜか瞳が潤んでいて――うっすらと透ける薄紫の着物が、たった一人の客(あなた)のために解けていく。
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身長 158cm/B88・W56・H85/Fカップ・美巨乳スレンダー
イメージカラー:うっすら透ける薄紫(着物)/白い襦袢
温泉旅館の特別和室。豪勢な和食を前に、俺は一人で座っていた。
俺は才見洗斗(さいみ せんと)本厄の四十一歳、固太り、派遣。趣味は一人旅だけ。冴えない男だ。
そんな俺が今夜ここにいるのは、評判の美人若女将に会うためだった。世界に一つしかない催眠アプリを持ってな。
ビールをあおる。今夜の「おもてなし」に期待して、股間が落ち着かない。
「失礼いたします。お酒をお持ちしました」
障子が開いた。暖色の灯りの中に、薄紫の着物を着た若い女が入ってくる。
薄く透ける生地の下に、白い襦袢が淡く覗いた。裾のあたりに、控えめな桜の地紋が見える。歩き方はゆっくりで、滑らかだ。
女は俺の正面ではなく、一歩引いた斜めに膝を揃えた。客との距離をきっちり測っている。
「お待たせいたしました。月ノ湯の女将、桐生美桜と申します。才見洗斗さま、ようこそお越しくださいました」
声が低くて落ち着いている。甘さはない。よく訓練された、品のいい声だ。
ただ、頭を下げたとき、胸元がぐっと前に張った。帯の上で腰が細く絞られている分、上の重みが余計に目立つ。細い身体に、これは不釣り合いだ。
伏せた睫毛の奥で、瞳がうっすら濡れている。アプリは効いてるな。あとは俺の腕次第だ。
「今宵のお相手は、私が務めさせていただきます」
「いいのかい?」
「お一人で召し上がるお酒は、味気ないものでしょう? ……私でよろしければ、ずっとお側に」
壁の時計が目の端に入る。アプリを起動したのは一時間前。嫌悪を薄めて好意が出やすく効力は、三時間ってとこだ。残り二時間。
ただ、その間に作った感情は、切れたあとも残りやすい。つまり効力が切れる前に、この娘の心に俺を焼き付ければいいわけだ。
「他の客は?」
「みなさま、ご家族でお食事を楽しまれています」
「じゃあ、独り者は独り者同士で?」
「うふふ……どうぞ。ぬるめの燗をつけております」
「気がきくね」
美桜が徳利を傾ける。袖がずれて、白い腕が覗いた。
髪から椿油の匂いが立って、鼻の奥を直接撫でた。色とりどりの日本料理より、よっぽど腹にくる匂いだ。
注がれた杯を、ひとくち。
「ん……効くね、この酒」
「お強いのですね」
「いいや。女将さんが美人だから格好つけてるんだ」
「まあ」
杯を返すとき、美桜と目が合った。逸らさずにいると、向こうも逸らさない。
一秒、二秒、三秒。
「……あの」
「いや……綺麗だなと思って。つい、見とれてた」
「まあ。お上手ですね、お客さま。ふふ」
「上手なんかじゃないんだけどな。本当に、そう思っただけで」
「……もう。そんなふうに言われたら、困ります……でも、嫌じゃ、ないです」
睫毛が震えて、視線が膳に落ちた。耳の赤みがまた濃くなる。逃げたな。ってことは、「その気」はあるわけだ。
ただ、油断はできない。アプリにできるのはここまでで、人形みたいに体を開くなんてことはさせられない。とっかかりを作るだけ、あとは俺の口説き次第だ。客あしらいに慣れた女将を二時間で落としきれるか、正直、わからん。
おっと、飲み過ぎないようにしないとな。時間は限られてる。酔って寝ちまったら、それで終わりだ。
「この魚は?」
「天然のイワナでございます。熱いうちに、私がお口まで運んで差し上げますね。……はい、あーん」
箸でほぐした焼き魚の身を、俺の口元へ運ぶ。指がわずかに震えていた。上体が寄って、着物越しの胸が腕に当たる。柔らかいのに、ずしりと重い。布越しでもわかる弾力が、二の腕にむにゅりと沈んで、押し返してくる。それだけで、背筋を妙な熱が這い上がった。
彼女の認識では、まだ、「おもてなし」のはずだ。なのに、距離が近い。夫を亡くしてから言い寄る客を一人残らず袖にしてきたって女が今、冴えない派遣の俺に胸を押しつけて、気づかないふりをしてる。
「お口に、合いましたでしょうか。……ふふ、お客さまにそんなお顔をされると、運ぶ私のほうが、どきどきしてしまいます」
声が少し掠れた。座敷の空気が、燗酒のせいかヌメリと温まっている。残り二時間、悪くない滑り出しだ。
「美桜さん」
名前を呼ぶと、肩がびくっと跳ねた。目を伏せるが逃げない。むしろ胸を、俺の腕に押しつけてくる。
頰に手を添えて、顔を近づけた。
「ぁ……お客、さま……?」
すぐには重ねない。唇の手前で止めて、息だけ触れさせる。美桜の肩が小さく強張った。逃げない。それを確かめてから、触れるだけのキスを一度、置いた。
離す。また置く。鳥がついばむみたいに、軽いのを何度か。
酒と湯の匂いがした。一人旅で寄った峠の、湧き水を一口含んだときの感じに、少し似ていた。
「ああっ、そんな、お客さま、からかわないで……んっ、唇、息がかかって」
頰は赤いのに、瞳は俺から離れない。腰に手を回して引き寄せると、着物越しに胸の重みが腕に乗った。やわらかい塊が形を変えて、腕の肉にしっとり吸いついてくる。布一枚を挟んでこれだ。直に揉んだらどうなる?
想像しただけで、股間がぐっと張った。よしよし、もっと乗せていいぞ。細い体にこんなのがついてれば、さぞ辛いだろう。
「寂しかったんだろ。旦那さんが逝ってから、一人でこの立派な旅館を守って」
美桜は小さく頷いた。
「はい。そう言ってくださるかたは何人も……でも、お客様の声は不思議と胸に響きます」
額を俺の胸に預けてくる。
「みんな『慰めてやるよ』って言ってきただろう」
「お分かりに、なるんですね」
「こんなに美しい人だもの」
「……ふふ、お客さまは、ずるいかた」
美桜が頷く拍子に、額が胸へ深く預けられる。そのうなじを、指の背でそっと辿った。
「あん。ええ、夫が亡くなってからは……でも、誰にも触らせていません。……なのにお客さまを一目見ただけで、胸が熱くなってしまって」
告白めいた言葉に、こっちも反応する。
「俺なんかでいいのか、なんて……野暮だな」
「いいんです。お客さまが、いいんです」
「……まいったな。美桜さんにそう言われると、舞い上がる」
「ふふ。私のほうこそ。自分でも、こんなに気持ちが膨らむのが、こわいくらいで」
「怖い?」
「はい。一目見たときから、もう、ずっと。……止められないんです」
アプリが薄めるのは嫌悪だけだ。好きにさせる力はない。なら今の言葉は……へ、へへっ。
少し強引に唇を重ねた。舌先で下唇をなぞる。
美桜は、俺の浴衣の胸元をぎゅっと掴んできた。
「はぁ……お客さまの唇、熱い。こんなにどきどきするキス、私、忘れられなくなってしまいます」
息が乱れていく。背中を撫で下ろすと、口元にちゅ、ちゅ、ちゅ、と場所を変えて吸い付いてきた。
柔らかい唇が、唇の端から頰へ、軽い音を立てて移っていく。湿った熱がぺたぺたと肌に落ちるたび、くすぐったいような疼きが背筋を伝った。若き美人女将が、顔じゅうに吸い付いて離れない。
「私、こんなに積極的になってしまって」
「客あしらいに慣れた美桜さんが、こんなに早くな」
「いじわる、おっしゃらないで。んっ……抑えようとすると、余計に膨らむんです、この気持ち」
「なら、もう逃げられないな」
「……はい。逃げたく、ないです」
顎を持ち上げて、深く唇を割った。舌を入れる。美桜の瞳が見開かれ、すぐ閉じた。
「んっ……お客さま、舌が、奥まで。ふぁ、こんなの、知りません」
舌を絡める。唾液の音が立つ。彼女の口の中は熱く、酒の味がした。
一度離して、徳利を取った。口に含んで、また唇を押しつける。口移しだ。定番だが、よく効く。
「ん、ぐ……ごく、ん。お客さまの飲ませてくださるもの、ぜんぶ、いただいて」
美桜の喉が鳴る。飲み下すのを待って、今度は舌を強く吸った。吸われるたび、首から肩をびくぅびくぅと跳ねさせている。
「ん……お客さまのお口、癖になってしまいそう。もっと、いただいてもいいですか」
今度は美桜が酒を含んで、顔を寄せてきた。
「今度は、私から……あむ。ん、ちゅ。お客さまのこと、私のお口で覚えたいんです」
熱い酒が流れ込む。飲みながら唾液に濡れた唇を開き、本格的に俺の舌を吸ってくる。じゅるっ、と音を立てて、舌の根が引っ張られた。生温かい口の中に搦め捕られて、付け根がじんと痺れる。吸われるたび背筋がぞくぞくして、腰まで響いてきた。
着物の胸元を引くと、白い胸が半分こぼれる。細い体に不釣り合いな膨らみが流れ落ちた。乱れた薄紫色の隙間で、白い肌が灯りに光る。
「あ、だめ……そんなに見ないでください。とろけた顔、お客さまにぜんぶ、見られてしまう」
隠そうとするが、首に回した腕は離れない。尖った乳首ごと、白い胸を俺の胸板に擦りつけてくる。汗で湿った柔肌が吸いついて、硬い先端がぐりぐりと擦れた。その小さな突起の感触だけで、こっちまで息が浅くなる。
「お客さまの唇、もう、覚えてしまいました。ちゅ……離れると、寂しくて」
「なら、ずっと覚えてろ。ほかの男のは、忘れるくらいに」
「ん、ちゅ……はい。もう、お客さまのことしか。考えるだけで熱くなって……ああ、私、どうなって」
「いい傾向だ」
「ひどい人。ふふ。……ん、ちゅっ」
唇は腫れて、唾液で光っていた。
◆◆◆
着物の前を、大きくはだけさせた。
「あ、だめです、明るいところで、そんな……お肌、ぜんぶ見えてしまいます」
隠そうとする腕を、優しくどけた。帯に手をかけると、美桜も震える指で、俺の浴衣の合わせを掴んできた。
「私からも、お客さまの身体、触らせてください。……硬くて、逞しくて。触れているだけで、お腹の奥が疼いてしまうんです」
帯を解くと、衣擦れの音だけが響いた。脱がせた着物を、畳の上に大きく広げてやる。
「あの……?」
「直に寝かせちゃ、お肌に畳の跡がつくだろ?」
「あ……はい、ありがとうございます。優しく、していただけるんですね」
それはどうかなあ。男だから、獣にならないとも限らん。
最後に白い襦袢まで肩から抜いてやると、もう隠すものは何もない。肩から滑り落ちる白い布を、美桜は一度だけ胸の前で押さえた。それから諦めたように手を離す。白い肌が、上から順にあらわになった。
着物の上にゆっくり押し倒し、上から体を見下ろす。
手首の内側が白い。襟足から鎖骨へ、線が続く。胸はスレンダーな身体に不釣り合いなほど豊かで、乳首が尖っていた。腰から尻への曲線も成熟して豊かだ。太ももの内側は、もう濡れて光っている。
「そんなに見つめられたら、私、変になってしまいます。……でも、目を逸らしてくださらないで。お客さまの視線だけで、もう」
顔を手で隠す。が、指の隙間からこちらを見ていた。胸を掴むと、背を反らす。優しく指でつまむと、それだけで肩をピクピク震わせる。
「自分でも分かるだろ。今、どんな顔してるか」
「……はい。エッチな、はしたない顔……見ないでください」
「言ってみろ。何が気持ちいい」
「お客さまに、見られて……感じてる、顔を、あぁ、言わせないで……」
「言うと、どうなる」
「……言うと、もっと、して欲しく、なっちゃう。んっ、止まらない……」
脚を、自分から少し広げた。
今度は美桜の指が、俺の身体を撫で下りてくる。硬くなったものを、恐る恐る握った。細い指が遠慮がちに回り込んで、根元をきゅっと締める。
ひんやりした手のひらに包まれて、先がびくんと跳ねた。未亡人らしからぬ慣れてない手つきがたまらない。冴えない俺のものを、評判の若女将が両手で包んでいる。それだけで、腰の芯が焼けるみたいに熱くなった。
「お客さまの、これ……熱くて、硬くて。こんなに逞しいの、私、初めてで。ぁ、当てられただけで、震えてしまいますぅ」
着物だけだと薄い気がするな。脱がせた襦袢を、白い背中の下に敷いてやる。畳に擦れて肌が赤くなるのはもったいない。
ついでに座布団を一枚、腰の下に差し込む。揉みしだきたくなる尻が少し持ち上がって、俺とつながる角度が変わった。
脚を開かせて、間に身体を入れる。
「美桜。入れるぞ」
「はい……お客さまのを、私の中に、ください。お願いします。早く、ひとつになりたいんです」
長い脚が左右とも俺の腰に絡んできた。完全に俺を受け入れてる。
たぎったものの先端を押し当て、腰をゆっくり進めた。熱い柔肉が先を呑み込み、ぬぷぬぷと奥まで沈んでいく。とろけた粘膜がみっちり吸いついて、進むそばから締め上げてくる。きついのに、当たりはどこまでも柔らかい。一センチ進むごとに腰の裏がしびれた。
「あ、ぁ、入ってくる。広げられて、いっぱいに……お客さまの形が、ぜんぶ、わかってしまいますぅ」
あえぎ声がもうかなり色っぽい。その声から挿入への違和感が徐々に消えていくのを、膣の温かさを味わいながらじっくり待った。
「動かさないぞ。しばらく、奥に当てたままだ」
「えっ……あ、止まって、塞がれて……はぁ、変な、感じ……」
「これが、美桜さんの一番奥だ。覚えておけ」
「はい……ぴったり、なって。お客さまの形に……あは、私の奥、嬉しがってる、みたい」
「素直でいい子だ」
「ん……もっと、奥に、いて欲しい……」
馴染んだのを確認して、腰を前後させる。白い乳房が大きく弾んだ。細い身体の上で、そこだけが別の生き物みたいに揺れている。
「ぅあ、あ、あ、あーっ。お客さま、それ、奥っ、当たって」
「気持ちいいか」
「いいっ、すごく、いいです……お客さま、こんなの知りません、壊れちゃう」
動きを速めた。引くたびに、名残惜しそうに締めてくる。きつく吸いついて、抜き差しのたびに柔肉が竿をしごき上げた。出るのを引き留めるみたいな締めつけだ。俺の形に合わせようと健気で、その健気さがまた、腰にずん、ずんと効く。
「なあ、おい、胸のサイズいくつだっ?」
「はっ、あっ、え、Fカップ、ですっ」
たん、たん、たん、と肌が当たり、水音が鳴る。そのたびに乳房が別の生き物みたいに揺れた。
「たまらんね、この乳を見ながら打ち込めるのは!」
「あ゛ッ。あ゛ッ。あ゛ッ」
黒髪をくしゃくしゃにして、気持ちよさそうにしている。軽く尻を叩くと、ビクッと締まった。
覆いかぶさると体の下で胸が潰れて、汗ばんだ肌が吸いついた。柔らかい二つの膨らみを胸板で押し潰す感触がたまらない。素肌の熱と汗のぬめりに包まれながら、そのまま奥を連打する。
「う゛っ、ん゛っ、お客さ、ま……奥、ぐりぐりって、される」
まだ苦しそうか。旦那にも大して開発されなかったんだろう。ここは慣れないと難しいからな……焦らず、長期的に仕込んでいきたいところだが。
やや引いて、入り口に近いところを擦る。お、反応がいい。
「ッ、あ゛ン、あん、あんっ。そこ、そこです、お客さま、そこっ」
「ここが一番好きみたいだな、ん?」
「はいっ、すきっ、そこ、いちばん……う゛、ふうーっ、あ゛っ、あーっ」
美桜はのけぞって達していた。
中が、痙攣みたいに震える。達した拍子に柔肉がいっそうとろけて、隙間なく絡みついてきた。うねりながら吸い上げてくる感触に、危うくつられて持っていかれかける。具合がいいなんてもんじゃない。
軽く腰を叩くと、びくんと反応する。
「イクときは報告だ」
「あっ、ああっ、えっ?」
「旦那はどう言ったか知らんが、俺にはそうしろ」
「はっ、はっ、はイッ、イキ、ました、私ッ」
「中はどんな感じだ?」
「どろどろです、ッ」
◆◆◆
中がまだ、断続的にびくびくと締まる。オーガズムの痙攣をじっくり堪能してから、ゆっくり腰を引いた。絡んでいた脚が、名残惜しそうにずり落ちる。
「あ……抜けちゃう。やだ、お客さまの、まだ欲しいのに」
脚を絡めたまま、腰を浮かせて追ってくる。もう一度犯したい気持ちをおさえて抜くと、愛液が糸を引いた。
身体を起こさせて、目の前に突きつける。美桜は崩れていた脚を畳んで、きちんと正座した。酌をするときと同じ、背筋の伸びた座り方だ。
その姿勢のまま、顔だけを俺の股間に近づけてくる。
「ああ……まだ、大きい。角度も、すごい……」
「美桜。これを、ちゃんと覚えろ」
大きな瞳が俺のものを見つめた。頰を赤くして唇を震わせながら、顔を近づけてくる。
柔らかい唇が先っぽに触れただけで、腰がびくっと浮く。熱い舌が裏筋を下から上へ這い上がってきて、ぞわっとした痺れが背骨を駆け上がった。
「れろ……ん。お客さまのと、私のが混ざった味。しょっぱくて、苦くて。なのに、舐めていると、私のほうが興奮してしまうんです」
平らにした舌が、しっとりと側面を往復する。一番弱い裏側を、わざとらしいくらい丁寧に舐められて、思わず腰が引けた。溢れたものをじゅるっとすすられると、吸引にあわせて先がきゅうっと疼く。覚えるのが得意と言っただけのことはある。
「この形も、太さも……さっき奥まで来てくださった、これも。ぜんぶ、私の舌で覚えてしまいます。お客さまのものだって、忘れないように」
頭を前後させて、半分ほど咥え込む。生温かい口の中で、舌がにゅるにゅると竿に絡んできた。前後されるたび、濡れた粘膜にきゅうっと締めつけられて、頭の芯がしびれる。吸い付くたびに頰が凹み、そのたびに腰の裏まで吸い上げられるみたいだ。出すなと言い聞かせても、我慢がどんどん削れていく。
「っ……いい子だ。俺の好み、きっちり覚えろ」
「んぅぅ……はい。一生、忘れません」
「味だけじゃない。俺の声も、覚えとけ」
「お声、ですか?」
「次にこの声を聞いたら、ここが疼くようにな」
「やぁ、んぅ……はい、お声を聞くだけで、濡れちゃう身体に、してください。あは、もう、そうなってる気がします」
「飲み込みが早いな、美桜さんは」
「ふふ……お客さまのこと、覚えるの、得意なんです」
黒髪を乱し、玉袋まで舌を這わせて、美桜は俺の形を確かめた。
◆◆◆
四つん這いにさせる前に、膝の下へ座布団を二枚、滑り込ませてやる。細い腰を高く突き出させると、白い尻が思いのほか豊かに張り出している。二十四歳、青すぎることも熟れすぎていることもない、男に抱かれるには最高の年頃だ。
「ああっ、後ろから、なんて……お尻も、背中も、ぜんぶ見られてしまう。恥ずかしいのに、腰が、勝手に……っ」
くいっと腰が上向きになり、濡れた秘所が晒された。
腰を掴んで、一気に奥まで突き刺す。
「ん゛あっ……硬い、熱いのが、奥に、一気にっ。後ろからだと、こんなに深いところまで来るんですね……ぁ」
ばん、ばん、と打ち付ける。突くたびに尻肉が波打って、汗で光る背中に黒髪が落ちた。
「太いの、奥に、ずん、ずんって、ああんっ、これ、最高です。もう、これがないと、だめになっちゃう」
桃尻を自分から振り始めた。むっちりした尻が俺の腰に打ちつけられて、ぱちゅんぱちゅんと鳴る。締めながら前後に揺すられて、柔肉が竿を奥へ奥へと誘い込んでくる。……やばい、自分から振られると、さすがにそろそろ出そうだ。
上体を倒して、背中に覆いかぶさる。寝バックだ。
ついでに、解いたままだった浴衣の腰紐を拾って、美桜の両手首を畳の上で軽く合わせ、ひと巻きだけして留めた。
きつくはしない。ほどこうと思えばほどける。
「これで、手も使えないな。どうする」
「あ……ぁ、いやっ、いやっ、言わないでぇ」
「分かるか。逃げられないのに、自分から腰を振ってる」
「ごめんなさい、止まらな、私……はしたな、くて」
「いい。可愛いよ、美桜さんは。もう俺のだ」
「うれし……あ、うれしっ。だめ、その言葉、効いちゃうっ」
「ほら、もっと締まった」
「だって……お客さまが、嬉しいこと、言うから……っ」
全身で押しつける。逃げ場がない。敷いた襦袢に胸が潰れて、汗ばんだ背中が俺の胸板にぴたりと吸いついた。素肌ごと包み込む格好になって、繋がった部分がいっそう深くなる。逃がす気はない。
「もう、むりです……なんにも、考えられない。お客さまのことで、頭のなか、いっぱいで」
間近で聞こえる善がり声から、知性が削れていく。
「美桜。出すぞ。中に、全部」
「はい、中に……ぜんぶ、ください。お客さまので、いちばん奥まで、満たしてっ」
腰を強く掴んで、最奥で止めた。止めた途端、柔肉が先をきゅうっと食い締める。堪えていたものが、腰の裏から一気にせり上がった。
「お、おおっ」
びゅるびゅると、女将の一番奥へ注ぎ込む。背筋が抜けるみたいに気持ちいい。
「ん゛ん゛んっ、あ~~っ。熱いのが、奥に……びゅるびゅる、出てますぅ」
おまんこが最後の一滴まで絞るように蠢いた。注ぐそばから柔肉がうねって吸いつき、根元をきゅう、きゅうとしごいてくる。出し切るまで離してもらえそうにない。
美桜は全身を震わせて、自分が脱いだ着物をかき抱いて達している。発情した動物のような息づかいだけが部屋に残った。
◆◆◆
奥にたっぷり出してから抜いた。逆流したものが太ももを伝う。
俺は水差しからグラスに冷たい水を注ぎ、身体を起こして口元へ運ぶ。
喉を鳴らして、半分ほど。空いた唇から、ひと息ついた。
「ありがとう、ございます。お水、冷たくて……お客さま、こんなに優しくしてくださって。私、初めてです、こんなの」
そのまま俺の胸に寄りかかる。汗で濡れた肌が吸い付いた。
唇に軽くキスをすると、美桜は赤い顔で笑う。
「ふふ。お客さま、まだ足りないんですか。……いいんですよ。今夜は、ぜんぶ、お客さまのものですから」
自分からも、軽くキスを返してくる。触れるだけのキスを、何度も。一口含んだ水を、口移しで流してやった。
「よく頑張ったな。えらかったよ、美桜さん」
「……っ、こんなに優しくされたの、初めてです。終わったあとに、こんな……ふ、涙が」
「泣くなって」
「だって、嬉しくて。ちゅ……この優しさも、ぜんぶ覚えちゃう。どんどん、好きになって、止まらない」
「現金な女将さんだ」
「ふふ。ええ、現金なんです。……もっと、欲しくなっちゃうくらい」
細い指が俺の胸を撫で、ときどき乳首を爪先でくすぐった。さわさわとくすぐったいのが妙に腰にきて、半分萎えていたものがまた頭をもたげる。女将の手つきは、もう奉仕に慣れた女のそれだ。
もちろん、俺もお返しをしてやる。胸の先端も、その根元の輪っかも、充血してぷっくりと膨らんでいた。
◆◆◆
ピピピッ。
スマホのアラームが、いちゃいちゃと乳繰りあうのに夢中だった俺たちを現実に引き戻す。
「二時間経ったか」
「まあ……もう、そんなに経ったんですか。ぜんぜん、気づきませんでした。お客さまといると、時間なんて、どこかへ行ってしまって」
要するに、アプリの効果は切れたということだ。彼女の中に俺を刻み込めていればこのまま、そうでなければ美桜は元に戻るだろう。さて…………?
彼女は水を一口飲んでから、甘えた声を出した。
「次は……キスしながら、したいです。正面から、唇を重ねたまま。お客さまの味も、熱さも、もう離れられなくて」
太ももを擦り合わせながら、上目遣いでねだる。瞳は情欲に染まっていた。
「ねえ、お客さま。キスしながら、もっと深いところで、繋がってくれませんか。……今度は私から、おねだりしても、いいでしょう」
よし。よし、よし!
抱き上げて、自分の腰の上に跨がらせた。対面座位だ。
「こうか。キスしながら、繋がっていたいんだろ」
「はい……向かい合って、キスしながら。お客さまのお顔、見ていたいんです。繋がってる間、ずっと」
ほっそりした両腕が首に回り、脚が絡んできた。まつ毛が触れる距離で、潤んだ瞳が俺だけを映している。
「胸、大きすぎて潰れちゃうな。痛くないか?」
「大丈夫です……痛くなんて、ありません。こうしていると、お客さまの心臓の音が聞こえて、たまらないんです」
下から先端を当て、細腰を掴んで、上体の重みごとぐっと引き寄せる。自分の体重で、柔肉が先端をぬぷりと呑み込んだ。落ちてくる重みの分だけ、根元まで深々と咥え込まれて、最奥にこつんと当たる。
「うっ、ふぅぅ……入って、きました。こうして向き合っていると、お客さまが、もっと深く感じられて。広がって、いっぱいで」
深く咥え込んだ美桜が、息を詰めて硬直した。一番奥で繋がったまま、二人とも動けない。
「っ。お客さま、好き……こうしているの、すきです。ん゛~~……」
美桜が自分から、深くキスを重ねた。舌を絡めながら、腰を上下に振り始める。
落ちるたびに最奥を先で叩き、持ち上がるたびに柔肉が竿をしゃぶるようにしごく。上の口も下の口も、両方から吸いつかれて、頭がくらくらした。清純で純朴そうな美桜が、自分から腰を使って俺を貪っている。
「離さないで、ください……ずっと、こうしていて。お客さまと、溶けてひとつになってしまいたい」
密着したまま、乳首が擦れ合う。尻を掴んで、下から突き上げた。キスの合間に、声が漏れる。
「幸せ……頭のなか、真っ白で。お客さまのことしか、もう、考えられません」
蕩けた顔が、まつ毛の数まで見える距離にある。腰のグラインドが激しくなって、ぐちゅぐちゅと濡れた音が二人の間で鳴った。締めつけが波みたいに押し寄せて、奥へ引き込もうとしてくる。とろけた蜜が太ももまで垂れて、こっちももう、限界が近い。
「美桜。出すぞ」
「中に……いちばん奥に、ください。お客さまので、いっぱいにして。お願い、します」
「っぐぐ…………!」
腰を引き寄せて、最奥で止めて、ガマンを止めた。
どッくん、どくんッ!
唇を重ねたまま、美桜の全身が痙攣した。腕の中で、離すまいと俺にしがみついてくる。
注ぐ。注ぎきる。
愛液まみれの柔肉が絞るようにリズムを刻んだ。根元から搾り取られる…………!
◆◆◆
抱きしめたまま、俺が下になって、敷いた着物の上に横たわった。背中に当たるのは自分たちの体温で温まった布だ。汗で湿った美桜の背中が俺の腕にぬるりと吸いついて、離れない。
「お客さま」
「ん?」
「洗斗さんって、お名前でお呼びしても」
「いいぞ。もう俺の女なんだから」
「ああっ。洗斗さんっ」
「美桜」
「洗斗さん、洗斗さんっ。……洗斗、さまぁ」
胸に顔を埋めて、脚を絡めて離れない。注いだものが奥から戻っていた。内ももを伝う熱を、美桜は拭おうともしない。
「様はいらないよ。俺は美桜さんの男だ。それで」
「んふぅ。ん、ちゅ……」
言い終わる前に唇を塞がれた。美桜が汗ばんだ胸を押しつけ、濡れた唇を何度も重ねてくる。
「……おっと」
「あは……洗斗、さま。たまにでいいですから、そう呼ばせてください。ね?」
さすがに照れくさくて、ごまかすためにFカップの乳を弄ぶ。
美桜は俺の胸板に何度もキスした。
「お名前を呼ぶだけで、胸がいっぱいで。ちゅ、ちゅ……この気持ち、もう消えてくれないと思います。時間が経っても、きっと、ずっと」
「ずっと、か」
「はい。さっき、『俺の女』って……それだけで、また奥が疼いて。あは、私、おかしくなっちゃった」
ふと、敷いた着物に目がいった。薄紫の上に、白く濁ったものと、美桜自身が溢れさせたものとが、いくつも染みになって光っている。
「おい。この着物、えらいことになってるぞ」
「み、見ないでください。ああ……もう着られません」
「客の前で着る物じゃなくなったな。俺はいいが」
「ああ、はい……洗斗さん、専用に……ふふ。私の、いちばん良い着物を、二人きりのときだけ……」
染みを隠すように身体を重ねてくる。かわいい子だ。黒髪を撫でて、額や頰に軽くキスしてやる。
「ん……恥ずかしい。でも、洗斗さんが私のなかをいっぱいにしてくださって、こんなに幸せなの、初めてで」
首に腕を回して、擦りついてくる。爪を立てて、甘噛みするようにキスを求めてきた。
尻を揉んで、耳元で囁く。すると、身体をくねらせて、上目遣いになった。
「ねえ、洗斗さん。次のご予約、今、ここで入れてくださいませんか。……離れている間も、洗斗さんが戻ってくる約束があれば、私、待っていられるんです」
えくぼを浮かべて、ねだる。
「またすぐに、来てください。洗斗さんに、また、めちゃくちゃにされたくて……疼いて、仕方ないんです。お願いぃ、お代なんていりませんから。洗斗さんのご予約が入っているだけで、私、毎日それを思って、濡らしてしまうかも」
脚を絡めたまま、腰をくねらせる。みんなの若女将が、タダでいいから来てくれと言っている。
……うん。この宿は気に入った。湯もいいし、飯もうまい。何より美桜がいる。また遊びに来るとしよう。
スマホで予定を確認すると、美桜は嬌声を上げて、俺の全身にキスし始めた。
ひとしきり甘えたあと、美桜が俺の手を引いて誘う。
「せっかくですから……露天で、ご一緒に温まりませんか。火照った身体を、月明かりで冷ますのも、よいものですよ」
「おい、この格好で行くのか?」
「私しか知らない通路があるんです。秘密ですよ? ……こんなこと、洗斗さんにしか、教えませんから」
◆◆◆
湯気の立つ露天に、先に俺が肩まで浸かる。
美桜が、岩の縁にそっと足をかけた。石灯籠の灯りと、上ったばかりの月。ひと筋ほどけた白い湯気の向こうで、二十四歳の若女将が裸身をかけ湯で清めている。
雪みたいな白い肌が、湯気を吸ってしっとり光る。細い肩から、きゅっと締まった腰へ。その細さに不釣り合いな大きさの美乳が、息に合わせてゆっくり上下した。濡れて束になった黒髪が、火照ったうなじに貼りつき、鎖骨の窪みへ雫をひとつ落とす。
その一部始終を、俺は湯の中から見上げていた。
「いい眺めだ」
「はい、この湯は都会のお客さまにも好評で」
「違うって。俺に抱かれてくれた女が、体をきれいにしてるのを見るとな」
美桜は片腕で胸を隠しかけ――それから、諦めたように手をほどく。笑うと、頰に小さなえくぼがこぼれた。
「もう。いやらしい人」
湯に身を沈めた美桜が、俺の膝に跨がってくる。濡れた胸が、ちょうど顔の高さで押しつけられた。湯気でしっとりした美乳が頰と鼻先にむにゅりと当たって、火照った肌の匂いが立つ。柔らかさに顔を埋めると、湯とは違う熱が伝わってきた。
「お湯、熱い……でも、洗斗さんの身体のほうが、ずっと熱いんですね。おっぱいに、伝わってきます」
濡れた黒髪を撫でて、湯の中で尻を揉む。
「今日は最高だった。お前の中、俺にぴったりだったぞ」
「ふふ。私も、何度も、ダメになってしまいました。……でも、こんなに満たされたの、生まれて初めてです。幸せ」
乳首を転がしたり、太ももの間に挟ませたりして、じゃれる。美桜は胸に顔を埋めて、甘えた声を出した。
「明日、私が起こしてあげますね」
「おう。目覚ましフェラで頼む」
「いやです、もう」
「頼む」
「はい……朝一番に咥えて、たっぷり出させてあげます。約束ですよ」
「わかった。楽しみにしてる」
唇を奪うと、嬉しそうに目を細めて、深く返してきた。
湯面に、月が映って揺れている。一人旅でいくつも露天は見てきたが、膝の上に女将を乗せて浸かったのは初めてだ。
──まあ、こういう旅も悪くない。
「洗斗さん。またすぐに、来てくださいね」
「分かってるよ」
「約束の、指切りしてくれますか」
「…………若いねえ」
「若い女はいけませんか?」
美桜は美巨乳のハリを味わわせるように、押しつけた体をくねらせた。
「いや、まあ……いいんじゃないか、可愛くて」
「ふふ。証が欲しいんです。洗斗さんが、また来てくれる証。んっ、ちゅ……指切りげんまん」
「……げんまん」
「あは、嬉しい。この気持ち、湯が冷めても、ずっと消えませんから」
次の約束を交わし、湯に浸かったまま、俺と美桜は何度も口を吸い合った。
(終わり)