「え、エロい……」
有田春雪――ハルユキは、目の前の映像に夢中だった。
幼馴染のタクムから渡された映像は、彼がセフレと撮ったという動画。動画の中ではタクムに組み敷かれた女の身体がくねり、嬌声を上げる――性経験のないハルユキには刺激的すぎる映像だ。
「すごい……こんな……」
太った腹の下に手を置き、脂肪にほとんど埋もれた陰茎をシコシコといじる。
動画の中、タクムとまぐわう女は首までしか写っていない。脳髄が焼けるような甘ったるい声を上げる女がどんな顔をしているのかと想像しただけで、ハルユキはまたたく間に射精に至る。
「う……っ!」
早々に射精してしまうハルユキに対し、動画の中のタクムは女を責め続けている。
『あぁあっ、そこぉっ、そこぉお……っ!!』
物欲しげに女が言えば、ヴァギナを出入りするペースが上がる。
『んぁああ――あっ、イくっ、イッちゃううう……!!』
甲高い声を上げてのけぞる女の股間から透明な汁が迸った。
「うわ……」
潮を噴き出した秘所を凝視するうち、精液まみれの股間がまた硬くなる。
間髪入れずに二度目のオナニーに耽るハルユキは、映像の中で媚態を示す女がチユリであることに気付きもしなかった。
●
その頃。
同じ動画を見ている男が、一人。
「……これは……」
男の名前はノブオ。私立梅郷中学校で教師を務める男は、帰宅するとすぐにベッドに寝転び、ダラダラとSNSを眺めていたのだ。
冴えない風貌に不潔さの拭えない服装のノブオの評判は悪い。進学校に通う前途有望な生徒たちから舐められ蔑まれるノブオは、日中の鬱憤を晴らすようにSNSで素人のハメ撮り動画を漁っていたのだ。
「これ、うちの学校の――」
動画内で絡み合うのは裸の男女。
顔は巧妙に隠されているが、画面の隅に見切れている制服は見覚えがある。
(生徒の特定もできるんじゃねえか?)
ベッドの上で身を起こし、ハメ撮り動画をコマ送りにしてじっくり検分するノブオ。
ゲスな好奇心に衝き動かされ、ノブオは悶える女体を隅々まで眺める。
(胸のサイズ的に……腰つきは――)
顔の映らない裸体だが、普段から女子生徒に性的な眼差しを向けているノブオにはそれで充分。
めぼしい女は全て、妄想の中で全裸に剥いていた。頭の中にある女体と映像の中の女体を比べていき、ノブオは一人の女子に行き着いた。
「――倉嶋か」
女が倉嶋千百合だと分かれば、彼女の交友関係から行為の相手を割り出すのみ。
(体型的に有田は除外、となると――黛か)
黛拓武の顔が頭に浮かぶと同時に、ノブオは卑劣な笑みを浮かべるのだった。
1
ノブオの行動は早かった。
翌日、ノブオは放課後になるとチユリとタクムを空き教室に呼び出してハメ撮り動画を突き出したのだ。
「お前ら、これはどういうことだ?」
しかめつらしい態度で問いただせば、チユリは大きな目を見開いてあたふたし、タクムは居心地悪そうに肩をすくめる。
「これがバレたら、お前らは学校にはいられないだろうな。だが――特別に、俺が何とかしてやってもいいぞ?」
「……どういうことだよ?」
パニック状態のチユリの隣、タクムが探るような目を向けてくる。
「なに、簡単な話だ」
そして、ノブオは昨日考えた通りの要求をタクムに告げる。
二人のセフレ関係、そしてハメ撮りをSNSに上げていることは秘密にする――その代わりに、とノブオはチユリを指さして。
「そこの女を借りようか」
「か、借りるって……!」
ノブオが何を言いたいのか察して、チユリの顔は真っ赤。
対するタクムは激昂するでもなく、静かに何か考えている様子。もう一押しで決まると考えたノブオは、タクムにもう一つの条件を提示する。
「もちろん、レンタル料は払うさ」
「レンタル料?」
その言葉に、タクムは面白いように飛びついた。
頷くノブオが告げた金額は、タクムの目を眩ませるに充分だった。あっけに取られたチユリを捨て置いてタクムは快諾し、チユリ本人の意志とは無関係に、彼女はノブオに売られてしまったのだ。
「さて、そういうことなら――」
オンライン決済での金のやり取りはすぐに終わる。
早くもタクムはノブオの共犯者面になっていた。タクムの手によって空き教室には内鍵がかけられ、状況が飲み込みきれないチユリの胸はノブオに鷲掴みにされてしまう。
「い、いや……!!」
「もうハメ撮りだって見たんだぜ? 大人しくしろよ」
セフレ関係やハメ撮りを許すような女だと分かっているから手つきは馴れ馴れしい。
チユリのささやかな抵抗をものともせずにブレザーをむしり取り、あらわになった乳房を荒っぽく掴む。
「っう……!」
猫のヘアピンが床に落ち、チユリがたたらを踏む。
あっという間に壁際に追い詰められたチユリを、タクムはドアの前に陣取りながら眺めていた。
(助けにも入らないか)
タクムはノブオから提示された金に目が眩み、セフレ相手のチユリを売ったのだ。
見た目はノブオとは真逆の好青年だが、内心には彼と似たようなゲスな面もあったのだろう。タクムは制服のズボンを膨らませながら犯されそうなチユリを眺め、画面スクショを連打しているらしい。
「んぅうっ!」
指示を出すまでもなく見張り役を買って出たタクムがいるから、ノブオはチユリを組み敷くことに専念できる。
床に押し倒されたチユリはノブオに両足を開かされ、純白の――それでいて布面積が小さくデザインも凝った――ショーツを丸出しにしている。
「その歳で非処女なんてけしからんな」
「あ……っ!!」
ショーツを無理やり下ろさせ、自分のモノを剥き出しにするノブオ。
チユリの目に、ノブオのイチモツはどのように映っただろうか。中年男の下半身は陰毛にみっしりと覆われ、太い血管が這い回る幹は禍々しくすらあるだろう――陽物を前にしたチユリが凍りついた隙にと、ノブオは秘所に切っ先を押し付け。
「お仕置きに生ハメだ!」
高らかに叫んで、チユリの膣内に押し入った。
「あぁ……っ!!」
ジットリと潤んだ膣内がかき分けられ、チユリは思わず声を上げる。
「なんだ、もう濡れてるな」
自分たちのハメ撮り動画に興奮でもしたのか、チユリの粘膜は水気が豊かだ。
まだ若いのにセフレを作るだけあって、膣肉はこなれていた。抵抗を示すチユリ自身とは裏腹に粘膜はマラにねっちりと絡みつき、瑞々しい内奥が小気味良く締め付けてくる。
「おお……これは、おおうっ……!!」
興奮の溜息を漏らすノブオは、すぐさま激しいピストンを開始した。
「あぁっ!!」
打ち込まれた腰にチユリが大きくのけぞる中、二発、三発とサオを突き立てる。
肉の打擲音は高らかに響き、チユリは例のハメ撮り動画以上の激しさで乱れる――傍らで見守っていたタクムも思わず見入るほどのエロティックさに、ノブオのモノはますます張り詰める。
「くうっ、たまらん……たまらん、おお……ッ!!」
「ぁうッ、は――あぁああっ……!!」
レイプまがいの行為だというのに、早くもチユリの声は濡れ始めていた。
産毛程度の陰毛が生えた割れ目はぱっくり開き、出入りする肉棒にはチユリの蜜液がこびりつく。ピストンを食らうたびに揺れる乳房を鷲掴みにしてやれば、チユリの媚肉はたわむように強く締まる。
「んんぅ……!!」
「そんなに気持ち良いか、このビッチめ!」
「あ……はあぁんっ……!!」
すっかり勃起した乳首をつまみ上げ、若々しい女体を好き放題に貪る。
「中出ししてやるぞ……!!」
ほどなくして射精が迫ったノブオは、ひときわ強く腰を突き立て。
「――出すっ!!」
威勢良い声とともに、チユリの最深部に白濁をブチ撒けた。
「んぅ――あ、あぁああッ……!!」
膣内射精を食らうチユリは大きくのけぞり、淫らに火照った顔をタクムに晒している。
「うわ……エッロ……」
思わずタクムが呟いてしまうほど、チユリの顔は淫猥だった。
耳や首まで火照ったチユリの口は半開きで、だらしなく舌が突き出されている。ヨダレまで垂らした表情は下品だからこそ、タクムやノブオの劣情を煽るのだ。
「おお、また締まる……ッ!!」
嬌声を上げるたびに窮屈になる膣内、ノブオの腰は止まらない。
腰を動かすたびに濡れた水音が教室いっぱいに響き渡る。たまらない快楽に背を震わせるノブオは、射精が終わってもピストンを続けたままだった。
「んぁあッ……!? ぁうッ、なんで……!?」
射精が済んだはずなのに勢いが増すピストンに、チユリは戸惑いの声を上げる。
膣肉は大いにヒクつき、女体には快楽が積み重なっていることだろう。チユリの理性を打ち砕かんばかりの大ぶりなピストンを加えながら、ノブオは彼女の両乳首をつまみ上げる。
「んひぃんッ!?」
「一発で終わるワケがないだろ、このエロ女が……!」
力強くえぐり立てられ、チユリは限界が近い。
華奢な腰が震え、割り開かれた淫裂の上部でクリトリスはこれ以上ないほど勃起している――ザーメンまみれの膣肉に力強い一撃を加えると、チユリは白目を剥いて。
「イぐぅうう――ッ!!」
あられもない大絶叫とともに、全身をわななかせた。
「ぉひ……ッ、ひ、ぉお……ッ!!」
オーガズムによって潤んだ膣肉をこすり上げるたび、チユリは大きく痙攣を示す。
「……あのさ、先生」
そんなチユリの様子を見て、タクムがノブオに声をかける。
「うん? どうした?」
タクムに尋ねながらも、ノブオは乱れるチユリの腰を掴んでハメ続ける。
迫力満点の生セックスを前に、タクムは興奮しきった様子。いつの間にか露出していたペニスをゆるやかにしごきながら、タクムはノブオにこう持ちかけた。
「他の女子もハメたくないですか? たとえば――」
タクムが口に出したのは、この学校の関係者なら誰でも知っている少女の名前。
「――ほう」
黒羽早雪――黒雪姫の名が出て、ノブオは彼女の姿を思い描く。
超然とした雰囲気の彼女の神秘的な美しさに、制服越しにも分かるスレンダーな体つき。
「アイツをか……悪くないな」
考えるだけで、チユリの膣内でチンポが大きくなってしまう。
「いいだろう、計画を立てよう」
ノブオが返事をすると、タクムは大きく頷く。
犯されるチユリも交えての相談と性行為は、遅い時間になるまで続くのだった――。
2
数日前にそんなことがあったとも知らない黒雪姫は、いつも通り生徒会室で会計の仕事を進めていた。
「黒雪先輩」
「ん?」
呼びかけられて顔を上げれば、チユリがにこりと笑いながらコーヒーカップを差し出す。
「これ、飲んでください」
湯気を立てるカップの中を満たすコーヒーには、強力な睡眠薬が仕込まれている。
ノブオとタクムは、黒雪姫を次のターゲットに選んだのだ。手始めに彼女の弱みを握ろうと、二人は黒雪姫に睡眠薬を盛るようチユリに命じたのだ。
(人払いは済んでるし、あとはお茶さえ飲めば……)
生徒会室には黒雪姫とチユリだけ。
ノブオとタクムは別の場所で待機しており、黒雪姫が睡眠薬で眠った後で呼び出す手筈になっている。
「ああ……すまないな」
チユリが計画を思い返しているとも気付かない黒雪姫は、ためらいなくお茶を飲み干す。
「……よしっ」
「ん? 何か言ったか?」
「い、いえ!」
チユリが何か呟いた気がして小首を傾げるも、チユリは不自然なほどにこにこしたままだ。
「……?」
そんなチユリの態度に少しばかりの違和感を覚える黒雪姫だが、お茶の中に仕込まれた薬のせいですぐに思考は鈍る。
「ん……」
頭がガクリと揺れたかと思うと、目を閉じ――ものの数秒で、黒雪姫は深い眠りに落ちてしまう。
「……」
彼女の安らかな寝息を聞きながら、チユリは計画通り二人を呼び出す。
ノブオとタクムはすぐに生徒会室に現れた。呼びかけても揺すっても起きない黒雪姫を前にした男二人はにんまりと笑って、すぐさま行動に打って出る。
「さてさて、黒雪姫サマのお体拝見っと」
口笛でも吹きそうな浮かれ調子で、ノブオとタクムは黒雪姫の制服を脱がせにかかる。
チユリは黒雪姫の正面に回って撮影役を担う。シャツがはだけ、あらわになった胸元の素肌はきめ細かで、同性のチユリであってもドキリとするほどの美しさだ。
「胸は小さいか」
呟いて、わずかな膨らみをつつくノブオ。
バストサイズはチユリより下だが、華奢な身体との釣り合いは抜群だ。左右でまったく同じ大きさの乳房の真ん中には淡色の小さな乳首があり、トップレスになってなお神秘的な美が感じられる。
「下も脱がせますよ」
タクムが言ってスカートとタイツを脱がせれば、黒雪姫はショーツだけの姿。
最後の一枚を脱がせるのはノブオの役目だった。麗しき少女の秘密の場所があらわになる期待にノブオは生唾を飲み込み、ゆっくりと彼女のショーツを足から引き抜く。
「――パイパンか」
現れた恥丘には、毛の一本も生えていない。
チユリのような産毛程度の毛すらないその場所には、作り物のような一本筋が走るのみ。
「チユリとは大違いだな」
「う……」
ノブオに言われ、思わず顔を赤くしてしまうチユリ。
肩を縮めながらも、チユリは黒雪姫の完璧な裸身にカメラを向けたままだ。穏やかな寝顔と裸体を晒す黒雪姫のかたわらでノブオは手にしたショーツをひっくり返し、秘所に触れていたクロッチ部分をカメラの前に晒す。
「見ろよコレ」
声には嘲りが含まれていた。
ショーツには黒雪姫の体温が残っていた。ほんのり温かい下着は裏返され、クロッチの内側にこびりついた汚れがタクムとチユリ、そしてカメラの前にさらけ出される。
「え……」
「うっわ」
予想もしなかった汚れにチユリは絶句し、タクムは薄笑いを浮かべる。
真っ白なショーツの内側には、黄色と茶色、二色の汚れがこびりついていたのだ。
「きったねぇな」
クロッチの前部分には尿シミが、後ろ部分にはウンスジがある。
ノブオがショーツに顔を近づけると、排泄物の臭気が嗅ぎ取れる。清潔感に満ちた黒雪姫の佇まいからは想像もつかない悪臭に、ノブオはかえって興奮してしまう。
「綺麗な顔して、シモは緩いのかよ」
吐き捨てながら、裸になった黒雪姫の身体を持ち上げる。
「お、まんぐり返し」
嬉しそうに呟くタクムの目の前、黒雪姫の裸体は顔と股間を晒すように折りたたまれていた。
アヌスはカメラの前に丸出しだ。窄まった菊座は可憐なピンク色で、ここから排便がなされることも、ショーツに糞の汚れをつけたこともまるで想像できないほどだ。
「へッ、見てくれは綺麗だが――」
黒雪姫を後ろから抱えるノブオが尻穴を広げてみれば、覗いた肛門粘膜には糞の汚れが残っている。
「きったねえ!」
「汚れてやがんぞ? 綺麗なのは顔だけかよ!」
嘲笑を受けても、黒雪姫は眠ったまま。
「どれ、今のうちに味見しとくか」
調子に乗ったノブオは長く舌を伸ばして、黒雪姫のアヌスを舐め始めた。
「……っ……」
目を閉じたままの黒雪姫の身体が、ピクリと動いた。
「お、コイツ感じてやがるな」
黒雪姫の小ぶりなバストを弄ぶタクムが言う中、彼女の顔はみるみる赤らむ。
ノブオに舐られる肛門はヒクヒクと蠢き、そこからの刺激に反応しているのは明らかだ。穏やかな寝息は乱れて興奮を示し、ノブオがレロレロと舌を動かすと、黒雪姫の身体が大きくうねった。
「――……っ……!」
眠ったまま、軽くエクスタシーに至る黒雪姫。
同時に股間からは潮が迸った。アヌスを広げられても閉じたままの割れ目から溢れた潮は床に小さな水たまりを作り、何とも言えないメスの香りを部屋に広げる。
「潮吹きまでしてる……!」
愉快そうなタクムの声を聞いて、チユリも思わず笑い出す。
「……っふふ、情けない……!」
高嶺の花ぶって超然とした態度を崩さない美少女のみっともない姿が、見ているだけのチユリをたまらなく興奮させる。
(恥ずかしい人)
タクムやノブオにハメられて達した自分自身よりずっと惨めな黒雪姫を前に、チユリは笑いが止まらない。こんな女が学校中の羨望を集めていること自体も馬鹿らしくて、チユリは黒雪姫の無意識な絶頂顔から身体、唾液に濡れ光るアヌスまでもを至近距離で撮影する。
●
「――ふう、今日はこの辺にしておくか」
黒雪姫の菊座をベロッと舐め上げて、ノブオは彼女を解放する。
薬の効果時間はまもなく切れる。タクムが脱がせた服を黒雪姫に着せてやる中、ノブオは彼女のニューロリンカーに軽い仕込みをしてやる。
「それは?」
「バックドアをな……ひひ、面白いものが撮れるはずだぜ」
何やら怪しい企みをするノブオの作業が終わる頃には、黒雪姫は完璧に服を着ている状態に。
元通りに椅子に座らせて、ノブオとタクムは足早に生徒会室を去る――黒雪姫が目覚めたのは、そのすぐ後のことだった。
「ん……?」
目を開けた黒雪姫は、目をこすりながら呟く。
「寝ていた……? 急に眠くなって、それから――」
「疲れていたんですよ」
部屋に残ったチユリはごまかすように言って、証拠隠滅とばかりにティーカップを回収。
「コーヒーを飲んだばかりだったのに……それに……っ……?」
不思議そうに呟く途中、黒雪姫の顔が色づく。
椅子に座ったまま、腰をモジモジと揺らす――彼女の身に何が起きているのか分かるチユリは、わざととぼけた声を出す。
「先輩? お尻がどうかしたんですか?」
「っこれは……いや、何でも……ない……」
チユリの問いかけにますます顔を赤くし、そうごまかす黒雪姫。
――絶頂するほど舐め回されたアヌスは、これまでに感じたこともないほど疼いていた。
(これは一体……?)
まさか、薬を盛られて眠っている間に裸に剥かれ、変態教師に肛門をいじられたとは夢にも思わない。
その後も生徒会の仕事を進めようとするが、菊座の疼きが気になって集中できない。黒雪姫はほどほどのところで仕事を切り上げると帰宅し、家に着くなり自慰行為をおっぱじめた。
●
「っふ……んん、ぅく……っ」
自分でも戸惑うほどの激しい淫情に押し流されるように、清純な割れ目をまさぐる。
秘所を撫でるだけで全身を快美が駆け抜けるが、その部分の刺激だけではまるで足りない。ベッドに倒れ込む黒雪姫は欲望に押し流されるように尻穴に手を添え、その場所にそっと指先を沈めだした。
「――んぅうっ!?」
感じたこともない激しい快楽がスパークする。
「っ初めて、なのに……どうして……っ?」
自慰の経験はあるものの、肛門に触れようなどと考えたことは一度もなかった。
どうして今日はこんなにアヌスが疼くのか――よぎる疑問は性欲に覆い隠され、黒雪姫は知らないうちに開発されてしまった肛肉を懸命にまさぐる。
「ふ……っ、ぅく、うう……!!」
制服にシワがつくのもお構いなしにベッドの上で悶え、ついに絶頂の時を迎える。
「あ――、あ、あ、あ……!!」
甘い声を上げながら大きくのけぞり、法悦を噛みしめる。
これまでのオナニーとは比べ物にならないほどの絶頂感に意識が白む。ガクッ、ガクッと大きく腰を震わせる黒雪姫は尻穴を探る手が止まらず、立て続けに二度目のオーガズムに至る。
「んぁあッ……!!」
下半身から力が抜け、気付いた時には尿が迸っていた。
「あ……ッ!? あ、あぁッ……!!」
快楽のあまり失禁するなんて初めてのこと。
戸惑う黒雪姫は尿を止めたいのに、美悦に包まれた身体は言うことを聞かない。
「んぅううっ……!」
それどころか、ベッドに広がる薄黄色のシミを見ていると倒錯的な快美に襲われる始末。
髄喜のあまり声は下品な色を帯びる。いまだ肛門に突っ込んだままの指はひっきりなしに菊肉をえぐり、深い淫悦に全身の震えが止まらない。
「――っは……ぁ、――」
永遠にも思えたエクスタシーが収まりかけて、黒雪姫は肛門から指を抜く。
まだ身体は快楽の残滓に震え、意識はふわふわと夢見心地。菊座から伝わる快感に瞳を蕩けさせる黒雪姫は、しかしガバリと身を起こす。
「……っ!!」
指を抜いたことで、強烈な便意を催したのだ。
排便欲は最大級。いつ漏らしてもおかしくないほどの欲求に、黒雪姫は足をもつれさせながらトイレへ急ぐ。
ドアを閉めると同時に生理的な欲求を解放する一連の行為は、彼女のニューロリンカーに仕込まれたバックドアによって記録されている。
「――っお゛……うんち、止まらない……っ!」
盗撮されているとも知らない黒雪姫は、排便の喜びにウットリと声を上げるのだった。
3
それから、黒雪姫は肛門オナニーの虜になった。
苛烈な自慰行為を繰り広げ、絶頂のたびに失禁するのがクセになってしまった。菊座をほじるたび強くなる便意も彼女にとっては快楽そのもので、学校にいる間もオナニーのことを考えてしまうほど。
しかし、校内での彼女に変わりはない。
他の追随を許さない圧倒的な美貌は廊下を歩くだけで全員を振り向かせるほどで、黒雪姫はいつだって憧れの視線を浴びる。
「黒羽、ちょっといいか?」
堂々たる振る舞いを見せる黒雪姫に声をかけたのはノブオ。
「……」
ただでさえ冴えない風体のノブオは、黒雪姫の隣に並ぶとますます醜悪に見える。だらしない身体に整った要素が一つもない顔面、さらに教師でありながら生徒への獣欲を隠しもしない眼差し。
そんなノブオに向ける黒雪姫の視線は冷ややかだが、ノブオは気にした風もないニヤニヤ笑い。
「聞きたいことがあってな。放課後、空き教室に来ないか?」
「……少しだけなら」
明らかにつれない態度を取る黒雪姫だが、ノブオは気にした風もない。
年頃の少女からすれば、見るからに不潔なノブオは近づかれるだけで嫌悪感を催す。
(だが、一応は教師だからな)
明らかに気乗りしない様子の黒雪姫が空き教室へ向かうと、ノブオはすでに待っていた。
「何か?」
用事が終わればすぐにでも教室を出ようと思っているのだろう、黒雪姫はドアのすぐそばに立ったまま、冷ややかにノブオへ問いかける。
「これを見るんだ」
そんな黒雪姫に、ノブオはタブレットを差し出す。
「……」
眉を寄せ、ノブオに対する不快感をあらわにしながらタブレットを受け取る。
どうせろくでもない用事に違いないと決めつけて画面に目を向け――黒雪姫の瞳は、驚愕に見開かれる。
「な――」
思わず声を漏らした時、教室の壁にもまったく同じ映像が投影される。
『ふ……っ、ぅく、うう……!!』
画面と壁近くのスピーカーから、二重に嬌声が響く。
画面に映るのは、黒雪姫の自慰姿だった。
「な、……なぜ……!?」
映像の中、黒雪姫は尻穴に激しく指を出し入れしては快楽を貪っている。
自分だとは信じたくないほど下品に蕩けた顔で、卑猥な嬌声を上げる――呆然とする黒雪姫の前で映像の彼女は絶頂を迎え、ベッドに勢いよく放尿をしていた。
「まさかお前がこんな変態だったとはな」
「どうして……これが……!?」
一人暮らしの自宅での秘め事のはずだった。
こんな痴態がノブオの手にあるなど信じられない。黒雪姫がノブオに食ってかかろうとした時、唐突に後ろのドアが開いた。
「黒羽先輩」
後ろから聞こえた声は、チユリのもの。
チユリの隣にはタクムもいる。二人は壁面に投影されたオナニーシーンを見ても驚きもせず、狼狽する黒雪姫をニマニマと眺めているのだ。
「……まさか、グルなのか……!?」
こんな状況にありながらも、気丈にも三人を睨みつける。
「おお怖い、そんな態度でイイのか?」
怒りをたたえた視線に射抜かれながらもノブオは平然としたもの。
「この動画をばら撒かれたくなかったら裸になってみろ」
「……ッ卑怯者……」
それだけ絞り出す黒雪姫は、自分の状況を理解していた。
どのように撮られたか分からない自室の盗撮映像はノブオの手にあり、チユリとタクムまでも彼とグルなのだ。
肛門を使う自慰行為で失禁までしている姿を人目に晒されるわけにはいかない……黒雪姫はノブオを強く睨みながらも、己のブレザーに手をかけた。
「……」
嫌々ながら服を脱ぐ間も、壁面には黒雪姫のあられもない姿が投影されている。
映像の全てに見覚えがある。映像の中の黒雪姫は肛門に指を深く挿入れたまま腰をヘコヘコ動かしており、映像を眺めるチユリの顔にははっきりと軽蔑の色が見て取れる。
「……っく……」
「服は没収だ」
脱いだそばから服を奪い取るノブオは、黒雪姫の柔肌をじっくりと眺めていた。
浅ましいオナニーなら毎日見ていたが、直に見る裸体はまた格別。強い羞恥に震える黒雪姫は下着姿になると動きを止め、涙が滲んだ瞳でノブオを見上げる。
「……もう、いいだろう……?」
下着で隠れる部分を晒すことは、年頃の少女にとっては死ぬほど辛いこと。
彼女なりの哀願を受け取りながら、しかしノブオは教室のスピーカーを操作し、映像の音量をぐっと上げる。
『ぁあうッ……あ、ッおしり……おしりぃッ、止まんな――んひ……ッ!!』
「……!!」
聞くに堪えない嬌声が教室いっぱいに響き渡る。
「や、やめてくれ……!」
「早く脱ぐんだ」
「う……っ」
自分の喘ぎ声から逃げようとするかのように、黒雪姫は下着に手をかけた。
――ブラジャーを、続いてショーツを脱げば、麗しき裸体は彼らの目に晒される。
「こんなアナニーなんてシてるとは思えない身体だな」
「っ……!」
無遠慮な視線に身体を強張らせる黒雪姫のすぐそばに、チユリが歩み寄る。
「黒羽先輩」
囁くチユリの顔は、これまでに見たことがないほど性悪。
「……どうして……」
同性のチユリになら、黒雪姫が置かれる状況の苦しさが分かるはず――助けを求めるような眼差しを向ける黒雪姫は、チユリのあくどい笑みを前にへたり込んでしまう。
「あ……」
下半身に力が入らず、チユリの手が顔に近づくのをただ見ているしか出来ない。
「口開けてください」
言うと同時に、チユリは黒雪姫の鼻をつまみ上げた。
「んぁ……!?」
もう片方の手は後頭部を押さえ、へたり込んだ黒雪姫の頭を上げさせる。
鼻をつままれた黒雪姫は口を開いたまま。何をするのかと警戒心が湧き起こる彼女の目の前で、ノブオはズボンを下ろしていた。
「!!」
眼前にあるのは、赤黒い勃起ペニス。
ピクピクと跳ねる男根は、黒雪姫が今までに見てきた何よりも醜悪だ。黒雪姫のストリップに興奮したのか先走りが滲む先端は、薄く開かれた黒雪姫の唇に触れている。
「あ……あ……ッ!!」
唇に亀頭が触れただけでおぞましく、黒雪姫は勃起チンポから離れようと必死。
「ダメですよ」
「あぁ……ッ!」
しかし、チユリは黒雪姫の頭を押さえたまま鼻をつまんでいる。タクムも黒雪姫のすぐそばに立っていて、もしも彼女が暴れようとすれば力ずくで押さえるつもりらしい。
「口マンコを使わせろ――よッ!」
勢いをつけて、ノブオは黒雪姫の口腔を貫いた。
「ンぐ……!!」
太幹が喉にまで突き立てられ、目を瞬かせる。
「ぅぐッ、ぐ……うう……!!」
「歯は立てるなよ」
「うぅうッ……!!」
ノブオが言うまでもなく、今の黒雪姫にそんな余裕はない。
初めて口にした肉棒は驚くほど熱い。口には一分の隙間もなく、勢いよく往復する雄竿に黒雪姫はただ翻弄されるばかりだ。
「ん……ぅう、うッ……!!」
「うわ、すげえ顔してる」
大口を開けさせられた黒雪姫の顔を覗き込むタクムが笑う。
端正な顔を苦悶に歪める黒雪姫は、色良い唇の両端から唾液を垂らしていた。ポタポタと滴る透明な液体は裸の胸を濡らし、女体を弄ばれる苦しみに彼女は悶え続ける。
「っふ……う、う……!」
すでにチユリは鼻や頭から手を離し、撮影に回っていた。
女として、どこを撮られるのが恥ずかしいかは熟知していた。チユリはモジャモジャの陰毛に埋もれる黒雪姫の顔をアップで撮り続け、口内を出入りする魔羅が唾液にまみれているのを見ては目を細める。
「恥ずかしい人」
「んぐ……!!」
嘲られるたび、黒雪姫は呻いてしまう。
(息、が……っ、出来な――)
羞恥心はもちろん、単純な窒息が黒雪姫を苦しめる。
喉深くまで押し込まれた剛直棒のせいで呼吸はうまく出来ない。鼻はもう自由だがノブオの股間に押し付けられているせいで息を吸うのもままならず、黒雪姫は酸欠に陥って身体をピクンと跳ねさせる。
(ああ――)
何より、この教室に呼ばれてからの一連の行為のせいで頭はどうにかなってしまいそう。
ゴツゴツと喉奥をペニスで殴りつけられるたび意識が霞む――何度目かの打突を受けた瞬間、黒雪姫の全身から力が抜けて。
「う――」
肉棒を付け根まで受け入れたまま、失禁してしまう。
「うわ、漏らしやがった」
「マンズリこくたびに漏らしてたし、ユルくなってんのか?」
ノブオとタクムに嗤われながら、チョロチョロと尿の水たまりを広げていく黒雪姫。
「ぉ……ッ、う、――うう……」
自分が漏らしてしまった自覚もないのだろうか、黒雪姫は目を虚ろにして、苦しそうな呻きを漏らすことしか出来ずにいる。
「ふう……そろそろ出してやるか」
黒雪姫が失禁してなおイラマチオを止めないノブオは、改めて彼女の喉肉をえぐる。
「ッンぐ――」
射精に向けて遠慮なく腰を振りたくり、唐突にも思えるタイミングで精を放つ。
「――うぅ゛ッ……!!」
喉に直接注がれる白濁が、黒雪姫の意識をも白く染めた。
尿に濡れた身体をブルっと震わせた黒雪姫はザーメンを受け入れながら失神。ノブオに腰を押し付けられるままに裸身を揺らす黒雪姫は、何の抵抗もできないまま身体の内側を白濁に支配されてしまう。
「ふぅ……なかなか良い穴だ」
黒雪姫の口に精子を吐き出したノブオは、竿を咥えたままの黒雪姫の顔を見下ろす。
「――――」
美しい黒髪を乱す黒雪姫の姿は惨めそのものだ。
頬はペニスと精液で膨らんで、唇からは白いものが垂れている。いつもは凛とした雰囲気をたたえる瞳は白目を剥いて、髪を掴んで揺すられてもグラグラと頭を揺らすばかりだ。
「へッ、無様なモンだな」
床に突き飛ばせば、黒雪姫は無力に倒れ込む。
自分の尿溜まりに倒れた彼女を見るにつれ、ノブオもタクムもムラムラと欲望が膨れ上がる――二人は顔を見合わせて頷き合うと、黒雪姫の身体を犯しにかかる。
「マンコは先に貰うぞ」
黒雪姫の身体を持ち上げたノブオが言うと、タクムは彼女の後ろにつく。
「じゃあ、お尻の穴を」
「アナニー放題のケツマンコの使い勝手を確かめないとな?」
持ち上げられた黒雪姫の正面――膣側にはノブオが、後ろの肛門側にはタクムが。
二人が同時に彼女を貫こうとしているさまを、チユリはにまにま笑いながら撮影していて。
「じゃあ――挿入れるぞ」
言って、ノブオとタクムは同時に黒雪姫を貫いた。
「――ッひぃん……!!」
前後の穴に押し入る剛直の感覚に、黒雪姫が意識を取り戻す。
「っは……な、なに、何が――んひぃいいいッ!?」
気付いたと思えば、両穴に熱いモノが挿入ってくるのだ。
狼狽の声を上げる黒雪姫の中に、二人の肉棒が押し入る――何の感慨もなく前後の穴の処女は奪い取られ、黒雪姫は二人の間で甲高い悲鳴を上げるばかり。
「ひいぃッ!! ひ――ぁあああッ……!!」
「ガキらしい狭くて良いマンコだな」
「こっちも、オナニーで指挿れてた割には――」
あまりの事態に泣き叫ぶ黒雪姫にはお構いなしに、それぞれの穴の品評をする。
まだ幼さすら残る無毛の秘所は見た目通りの窮屈さだ。膣も肛門も締まりは抜群で、二人は肉を穿つ腰が止まらない。
「っひ……ひぅッ、やめ――ッぅうう……!!」
「穴がヒクヒクしてるな。気持ち良いんだろ?」
「ちが――ぁっ、あぁ……ッ!!」
ノブオの言葉を否定したいのに、黒雪姫の身体は敏感に跳ねてしまう。
連日のオナニーのせいか、それとも飲み込まされた精子のせいか、黒雪姫の身体は強引なレイプに感じてしまっていた。ヴァギナもアヌスも魔羅にえぐられるたびにさざめき、挟み込まれた黒雪姫は身体をくねらせることしかできない。
「っひ……ひ、ひぁ――」
「イかせてやるか」
ブルブルと身体を震わせる黒雪姫の膣奥に、ノブオの剛直が突き立てられる。
「――んひィ!!」
情けない悲鳴を上げて、黒雪姫はオーガズムに至った。
膣肉がきゅうっとたわみ、熱を帯びた下半身から潮が噴き上がる。絶頂潮吹きがクセになってしまった身体は悩ましげにくねり、肛肉の締め付けもますます強くなる。
「っくぅ……あ、こっちも……!」
エクスタシーに締め付けを強くした肛門に、タクムもたまらず射精。
「んひぃい――ッ!!」
前後の穴で爆ぜる淫情にあられもない悲鳴を上げて、黒雪姫は二度目の絶頂。
「ひぅうんッ、んひぃ!! ひぁああッ!!」
「すげえ声だな」
「普段からは想像もつかないな」
学校内での振る舞いからは想像もつかない嬌声に、ノブオもタクムも昂奮が止まらない。
精を吐きながら腰を打ち込む射精はかなりの間続いた。ようやく全てを出し切る頃にはノブオもタクムも汗だくで、間に挟まれた黒雪姫はグッタリとしてしまっていた。
「ふぅ……」
満足そうな溜息をついてノブオが、続いてタクムが肉棒を抜き取る。
ぬぽりとサオが抜けると、股間に白い橋がかかる。魔羅の形にぽっかり広がった穴がヒクついたかと思うと、肛門からは太い一本糞が顔を見せ。
「んひ――!!」
黒雪姫は、その場で脱糞してしまう。
「うおっ、糞漏らしやがった!」
「くっせぇな!」
「やだ、汚い……!」
ノブオ、タクム、チユリは口々に嘲りながらも、瞳を昂奮に輝かせている。
男二人の股間はまだ力を持っている――勃ち上がった魔羅に再び貫かれて、黒雪姫は再びオーガズムに至るのだった。
4
それからしばらく経った頃、ハルユキの元に動画が届いた。
「タクム……?」
最近、タクムから送られてくる動画といえばセフレとのハメ撮り動画。
今日もソレだろうかと期待しながら動画を開くと、画面はとある生配信ページに移る。
「うわ、すごいな……」
学校の教室らしき場所で、男二人に犯される女の姿があった。
女の顔には紙袋が被せられている。紙袋から長い黒髪を覗かせる彼女の体型はスレンダーで、激しい交合に小さめのバストが揺れるのが愛らしい。
『んひッ、ひ――また、またイきましゅうぅッ!!』
画面の中、甲高い声を上げて女の身体が跳ねる。
ガクガクと痙攣する女の裸身は精液まみれ。毛の生えていない秘部は男のモノにぱっくり広げられ、ピストンのたびにめくれ上がる膣肉までよく見える。
(しかも、後ろからも……)
もう一人の男は後ろに回って、彼女の肛門を犯しているらしい。
二穴ファックに晒されながら身悶えする女が何者かは分からないが、とんでもなく官能的な姿なのは間違いない。ハルユキはすぐに下半身に手を伸ばし、分厚い腹の下にある自分のモノをシコシコとやり始める。
(誰なんだろう……声、少しだけ先輩に似てるような……?)
憧れの先輩――黒雪姫の姿を頭に思い描けば、ペニスはますます硬くなる。
顔を赤くしたハルユキは、慌ててその失礼な考えを打ち消す。たとえ妄想の中であっても、あの黒雪姫に下品な欲望を向けることはイケナイと思えたのだ。
――この動画内で行為に耽る女がその黒雪姫だとは気付かないまま、ハルユキは動画に見入っている。
『んひッ、っは……あぁ、そんな……ッ』
画面の中の女は、膣を犯す男に何か言われたらしい。
ささやかな抵抗を示しかける彼女の膣に、男が強く腰を突き立てる。ひいっと悲鳴を上げた女は何度も何度も頷いて、それからどこかへ電話をかけ始める。
(電話? 一体どこに――)
不思議に思うハルユキのすぐそばで。
唐突に、電話のコールが響いた。
「!?」
このうえないタイミングでの電話に驚きつつ、電話を取る。
「……も、もしもし?」
『んッ……あ、君か……』
涼やかな声を聞き間違えるはずはない。
「黒雪姫先輩? どうしたんですか?」
『ん……い、いや……ぁ、特に用は――ぁ……っ……』
「?」
黒雪姫の声にどことなく違和感があって、小首を傾げるハルユキ。
その間も、動画の中の女は誰かと話をしているようだ。頭をすっぽり覆っていた紙袋はわずかに持ち上げられ、彼女の唇が覗いている。このまま顔が見えないかと目を凝らすハルユキだが、どうやら紙袋の下にアイマスクも着けているようで、この女がどんな顔かは分からない。
(うわ、電話しながらヤられてる)
彼女が電話していると分かっているだろうに、男たちの腰振りは激しくなる一方。
女は時おり唇を噛み、押し寄せる淫情を必死に堪えている様子。しかし全身はわなないて、平静を保つのにも苦労しているのは見ていて明らかだ。
――そんな動画を見ながら、ハルユキは電話口の黒雪姫に呼びかける。
「あれ……? 先輩、聞こえてますか?」
『あっ……!』
「先輩?」
不意に高い声を出した黒雪姫に、思わずドキリとしてしまうハルユキ。
(今の声、なんか……)
どことなく艶っぽい声に感じてしまったのは、ハルユキが卑猥な動画を見ているせいだろうか。
見れば、画面の中の女も強い突き上げを食らって甘い声を出しているところ。偶然の一致に心臓が跳ねてしまうハルユキは、映像に釘付けになりながら電話の黒雪姫に話しかける。
「先輩、もしかして熱でもあるんですか? 何か声がいつもと違うような」
『ん、あっ……っは、ああ……そう、かも……しれな――ぁっ、あ……!』
吐息を漏らす黒雪姫の言葉に合わせて、画面の中の女も同じように唇を動かす。
(偶然……? それにしては、さっきから同じことを言ってるような……?)
違和感が膨らんで、眉を寄せるハルユキ。
――すると不意に映像の画面が大きく動いて、別の少女が姿を見せる。
『見てるよね?』
見透かすように問いかける少女は顔を隠していない。
それどころか服も着ていない。一糸纏わぬ姿だというのに恥じらう素振りもない彼女の姿を、ハルユキが見間違えることはない。
「……チユ!?」
黒雪姫と電話で繋がっていることも忘れ、素っ頓狂な声を上げてしまうハルユキ。
人懐っこい笑顔は見慣れたものだからこそ、チユリのいる状況の異常さが際立つ。
「チ、チユ、何やってんだよ……! は、裸で、しかもそこ……!」
見知らぬ黒髪少女が犯されている現場にチユリがいるのだ、ハルユキはあたふたしながら問いかける。
『今はね、すっごく楽しいコトしてるの。そっちはどう? 一人でオナニーでもシてた?』
「!」
ギクリとしてしまうハルユキに向かって、チユリはひらひらと手を振る。
『ま、ただの挨拶だから。見たいのはこっちだよね?』
チユリが微笑むと同時に、再び画面が揺れる――もう一度、男たちに犯される黒髪の少女の姿が映し出された。
『んひっ、ひ――ぉ、おぉおんっ……!!』
華奢な体躯に不似合いな低く太い声を漏らす少女は、二穴を同時に使われている。
女を後ろから抱える男が肛門を貫き、前から迫る男が膣を穿つ。カメラは膣を犯す男が持っているようで、だらしない喘ぎを漏らす唇や汗に濡れた胸、そして悩ましげにくねる腰までもが全て画面に映っていた。
「……」
欲情と混乱がハルユキを支配する。
いまだ黒雪姫との電話は繋がっていて、画面の中の女が喘ぐほど電話の黒雪姫も奇妙な声を上げる。
(チユ、どうして……?)
しかも、この女が犯される空間にはチユリまでいたのだ。
それが何を示しているのか――心のどこかでは理解しているはずなのに、ハルユキの思考はそれ以上進まない。
(……でも、エロい……)
現実から目を背けるように、彼女の淫らな姿を凝視する。
『ぉおんっ、ぉ……っ、おぅん、んぅ……ッ!!』
前後の穴にピストンを食らう女は喘ぎ続けている。
毛の生えていない秘部は痛々しいほど広がっているが、往復運動のたびに汁が飛び散るのが見て取れる。
(前も後ろもされてるのに感じてる……)
膣と肛門を同時に犯される女の負荷はかなりのものだろう。
さらに、その少女に剛直を突き立てる男二人のピストンは容赦ない。自分の欲望のためだけの荒々しい往復運動は暴力的ですらあるのに、それを受け止めるたびに女は歓喜の声を上げるのだ。
『んひぃいいんッ!! んひッ、イ、イぐぅッ……!!』
悶えながら声を上げる女に、とびきり強い一打が前後から加わって。
『ッぉひいぃいい――ッ!!』
大絶叫が、画面と電話口から二重に響き渡った。
「あ……っ」
彼女のあられもないエクスタシーを見つめながら、ハルユキも射精していた。
画面の中、スレンダーな肢体を跳ねさせる女の股間から透明な汁が迸る。腰が動くたびに潮は溢れ出て、女はヒイヒイと鳴きながら快楽に溺れているようだ。
『あ……ひぁ、ああぁ……っ』
さらに気の抜けた声がしたかと思えば、女は失禁までする始末。
「うわ……!」
予想もしなかった事態に、ハルユキは目を瞬かせる。
喘ぎ声の隙間からジョロジョロと音が聞こえるほど放尿は激しい。あっという間に女の足元には薄黄色の水たまりが出来上がり、男が腰を振るたびに尿か潮かも分からない飛沫が飛び散る。
「お、女の子のおしっこ、初めて見た……」
映像の中で失禁してしまった少女を前に、ハルユキはかえって昂奮してしまう。
きっと部屋の中にはひどいアンモニア臭が満ちていることだろう――嫌なニオイに満ちた部屋で凌辱される彼女のことを思うと胸のドキドキが止まらなくて、ハルユキは射精したばかりの陰茎をもう一度握りしめる。
「っは……はあっ……」
一人の部屋で自慰に耽るハルユキとは真逆に、映像の中の男二人は女のナカで射精の時を迎えた。
『出すぞ!』
『出るっ……!!』
どこか聞き覚えのある声が言ったかと思えば、二人は容赦なく中出し。
『んぉ――おっ、おひぃ……ッ!!』
絶頂したばかりの女は、スペルマを喰らった瞬間再び気をやる。
大きくのけぞり、股間から潮を噴射。全身をわななかせた拍子に紙袋がずれて、額から鼻梁まで覆う大きなアイマスクに隠れた顔があらわになる。
「……」
その姿を見た瞬間、ハルユキのペニスがピクンと跳ねる。
『ぉひッ、ひぃ……ッ、ひぃいんッ……!!』
悶え泣く声は電話口と画面から。
(……で、でも……まだそうと決まったわけじゃないし……)
自分で自分に言い聞かせながらも、精液まみれの陰茎を握る手に力が入ってしまう。
――そんなハルユキの気持ちを無視して、画面の中の交合は続く。
『は、ひ……っ、あ、ぁああ……っ』
総身を引き絞る女の身体に、男のザーメンは注ぎ込まれたようだ。
まずは膣を犯していた男が腰を引く。サオが抜き取られると同時に白濁汁がドロリと垂れて、大量に射精したことが窺える。
(色、綺麗だな……)
これだけ激しいセックスで絶頂するような女だというのに、膣粘膜はまだ可憐な色をしている。
潤んだピンク色は乳首とほとんど同じ色。射精後の男に広げられた膣口はヒクヒクと痙攣を繰り返し、中出しセックスがどれほど悦かったかを示しているようだ。
『ふぅ……』
続いて、肛門を犯していた男がペニスを抜いた。
カメラは少女の尻穴にフォーカスする。窄まりはすっかり広がって、丸く開いたアヌスの暗がりからはドロリと塊状の白いモノが垂れる。
(お尻の穴だ……)
ヒクつくアヌスを凝視するハルユキの前で。
唐突に、女の美臀が震え。
『あ……で、出る……っ、うんち出ちゃう……っ!!』
「え……?」
ハルユキがその言葉を理解するより早く。
アップになった肛門から、ずりゅん!と糞が垂れた。
「!?」
突然の脱糞に、ハルユキは二の句が継げない。
『あーあ、また漏らしたよ』
『糞漏らし女がよお』
しかし、彼女を犯す二人からすれば慣れたことなのだろう。
男たちは悪態をつき、女の乳をまさぐっては女体にペニスをこすりつけているようだ。
『あひぃっ……、ひん、っんひぃ……!』
情けない泣き声を上げる女の排泄物は、見事な一本糞。
途切れることない糞便が潮と尿の水たまりの上でとぐろを巻いて落ちる。映像越しに見る大便は黒光りしている上に精子がこびりついて、ニオイが伝わってきそうなほどだった。
「うわ……」
排便直後のアヌスはぽっかり広がったまま、前穴から垂れたザーメンを受け止めている。
(漏らしたのに、感じてるんだ)
ヴァギナのヒクつきはこれまで以上で、女が脱糞により昂奮を強めたのは間違いない。
『もう目隠しもいらねえな』
男の一人が吐き捨てて、女の目隠しがむしり取られる。
股間にフォーカスしていたカメラが引き、女の姿を頭頂からつま先に至るまで収める――その顔があらわになった瞬間、ハルユキは彼女の名前を呼んでいた。
「……黒雪姫、先輩……」
彼女の顔に、本来あるはずの凛々しさは欠片もない。
目隠しの下に隠れていた瞳はほとんど白目を剥いている。裸身を真っ赤に色づかせ、半開きの口から舌まで突き出した表情は卑猥と言うほかなく、いつもの黒雪姫の姿からは想像もできない。
『お……っ、おぉんっ……!!』
しかも、そんな状況の黒雪姫は再び潮を噴出する。
丸出しになった股間は白濁まみれで、彼女が繰り返し肉棒を受け入れたことは明らか。蕩けた表情で身体を痙攣させる姿は浅ましく、下品な腰の動きのたびにスペルマが滴る。
『ぁひぃ……っへ、へぁあ……』
口から漏れる声は情けなく、とても正気とは思えない。
「先輩……」
呆然としたハルユキの呟きに応える者はいない。
ハルユキは再び犯され始める黒雪姫を見ながら、静かに精を迸らせる――。