プライベートビーチの海岸に立ち、安瀬(あぜ)は海の様子を見ていた。
(天気も良いし、風もない……決行には十分だな)
このビーチにある全て――海に浮かぶクルーザーや安瀬の後ろにあるコテージは彼の所有物。手に入れられないものは何もないと驕る安瀬は、今度はとある女に目をつけたのだ。
振り向いてコテージに目をやれば、探偵・シエスタとその助手の男の影が見える。彼らの会話までは聞こえないが、安瀬はシエスタの姿を見るだけでニヤニヤ笑いが止まらない。、
――安瀬は、金にあかせて架空の事件をでっち上げた。
彼の依頼を受け、シエスタはこのプライベートビーチを訪れた。助手の男は邪魔だが、雇った女性部下たちには彼を誘惑し、シエスタと引き離すよう伝えている。安瀬が見ているうちにビキニ姿の女性部下は助手の両腕に絡みつき、彼に何やら囁きかけている。
(さてと――)
助手の男からシエスタに視線を向け直せば、彼女は明らかに拗ねた顔。
こうなることは予想がついていた。安瀬の計画通りにシエスタは助手に背を向け、偽の事件現場であるコテージを出ると安瀬のいるビーチに向かってきたのだ。
「――やあ、シエスタさん」
シエスタに声をかける安瀬は、彼女の美しさに釘付けだ。
夏の海辺ということもあって、シエスタはビキニ姿だ。紅白のボーダー水着からあらわになった胸の谷間はむっちりと柔らかそうで、優れたプロポーションを見ているだけで勃起しそうなほどだ。
(たまんねえ身体だ)
まだシエスタに怪しまれるわけにはいかないと、努めて胸の谷間から視線を外す。
(あの君塚とかいう助手、こんなイイ女を放っておくなんて勿体ねえな)
内心で助手を嘲笑いながらも表面上はにこやかに、安瀬はシエスタに手招きする。
「実は、海で不思議なものを見つけて……何か事件に関係あるかもしれません」
「海に?」
「はい。なので、シエスタさんに一緒に来てもらえればと」
安瀬の誘いに、シエスタはすぐに頷く。
「分かった。すぐに行こうか」
「あれ? 助手さんは良いんですか?」
一人でクルーザーに向かうシエスタに訪ねてみれば、シエスタはムッと瞳に力を入れ。
「助手はもういいよ」
不機嫌そうに言い捨てて、さっさとクルーザーに乗り込んでしまう。
(よし)
予定通りに事が進んで、安瀬は笑いを堪えるのに必死。
「分かりました。では、出発しましょう」
安瀬もクルーザーに乗り込んで、二人は君塚を置いて海へと発った。
●
クルーザーを運転しながら、安瀬はチラリとシエスタに目を向ける。
(巨乳だな)
シエスタは安瀬の隣、きらめく海面を見つめている。
帽子が風に飛ばされないよう腕を上げているおかげもあって、バストの豊かさはよく分かる。真昼の陽光を受けた乳肉の膨らみはあまりに眩しく、見るからに深い谷間に吸い込まれたくてたまらない。
「少し揺れますよ」
一言断ってから、わざとクルーザーを急カーブさせる。
「ん……っ」
すると、シエスタの乳房はたぷんっと大きく縦揺れまで見せる。
(たまんねえな)
ゴクリと生唾を飲み込むと、シエスタの視線が安瀬に向けられる。
「うん?」
「あ、いえ……そ、そうだ、飲み物はいかがですか? そこのクーラーボックスに色々入っていますよ」
欲情をごまかすように安瀬が言うと、シエスタは素直にクーラーボックスを覗き込む。
「フルーツジュースか。華やかだね」
透明なボトルには、生フルーツを使ったジュースを用意していた。
顔を綻ばせたシエスタはボトルの一本を手に取ると、すぐにボトルに口をつける。ごくっと白い喉を鳴らしてジュースを飲むシエスタを見て、安瀬は今度こそ唇を歪めて笑んでしまう。
(よし、飲んだ!)
そのフルーツジュースには、アルコールをたっぷり混入させていた。
香りの強いフルーツを用意したおかげもあって、シエスタはアルコールが入っていることに気付いてもいない様子。あっという間にボトルの中身を干してしまうシエスタに、安瀬は気の良さを装ってさらに飲み物を勧める。
「まだまだありますから、たくさん飲んでください」
「それじゃ、お言葉に甘えて」
酒だとしたらハイペース過ぎる勢いで二本めのボトルを開けるシエスタは、ふと呟く。
「……今回の事件は不思議なことが多いね」
「そうですか?」
「ああ。矛盾というか、奇妙な作為というか……それに、あの女性たちも――」
難しい顔で考え込むシエスタ。
(矛盾? 作為? ……当たり前だろ)
今回、シエスタが取り組む難事件は安瀬が作り出したもの。
容易に謎が解けてしまわないよう、意図的に矛盾をいくつも絡ませている。シエスタはそうした罠のいくつかに嵌まり、事件の謎を解けずにいるのだ。
「女性たちも……まったく、助手は何をしているんだ……!」
謎について考えていたはずのシエスタは、いつの間にか助手のことを考えてしまっている。
やけになったように二本目のボトルをあおり、シエスタは大きく溜息。アルコールの香気が混ざった吐息を漏らすシエスタは、空になったボトルを置くと大きく背伸びをして。
「んっ……ふふ、船は楽しいね」
立ち上がるシエスタの声は、これまで聞いたことがないほど弾んでいた。
「危ないですよ」
狙い通りに酔いが回ったらしいシエスタにほくそ笑んで、安瀬はクルーザーを自動運転に切り替え。
陸地から離れた場所に留まるクルーザーのわずかな揺れにすらシエスタはふらついて、安瀬の身体にもたれかかってしまう。
「あ……っ」
シエスタは、真正面から安瀬に抱きつく格好だ。
安瀬の胸板にシエスタの乳肉が当たる。むにゅっと潰れる乳の感触はたまらなく甘美で、安瀬はもう欲情を抑えきれない。
「危ないですよ、大丈夫ですか?」
シエスタを気遣うように言いながら、安瀬の手はシエスタの胸に。
軽くバストに触れると、それだけでシエスタの胸の熱さが感じられる。夏の陽気とアルコールのせいでしっとりと汗を帯びた生肌は安瀬の手のひらに吸い付いて、安瀬はもうシエスタの胸から手を離せない。
「こっちにベッドがありますから、寝てください」
「んん……」
乳房を触られているというのに、シエスタは気にした様子もない。
安瀬に言われるままベッドに身を横たえるシエスタの姿は言いようもないほどエロティック。仰向けになったまま気だるそうに身じろぎするたび、ビキニの下の乳肉がぽよんぽよんと動いて安瀬を誘う。
「すげえな」
思わず口に出してしまう安瀬に、シエスタはほんのりと頬を上気させて小首を傾げる。
「すごいって……?」
「すごくメロンが気になるんですよ。調査してもいいですか?」
「メロン~? んん、メロンが気になるなら調べないとね?」
何がおかしいのかケラケラ笑いながら、身体をくねらせて頷くシエスタ。
安瀬の言う『メロン』が自分の乳房を指しているとも分かっていないらしい。ベッドの上のシエスタはあまりに無防備で、安瀬がビキニに手をかけても逃げようとすらしなかった。
「それじゃ、失礼して」
シエスタの胸を隠す三角布を剥ぎ取ると、大ボリュームの乳肉が姿を見せる。
「すげえ……!!」
言葉を失うほどの豊かな乳房だった。
シエスタは仰向けになっているというのに乳山は大きく盛り上がったまま。胸の先、淡いピンク色の乳首も実に美味そうで、安瀬はたまらずシエスタの乳房を鷲掴みにする。
「メロンかと思ったけど、マシュマロみてえだ」
もちもちとやわらかい乳の感触に、思わずそんな感想が漏れる。
大玉メロンと見間違えるほどの爆乳はハリが豊かなのに、指に力を入れるとたやすく形を変える。乳はむっちりと確かな重量感を持ち、安瀬は夢中になってシエスタの乳房を揉み続ける。
「っん……ぅ、あれ……?」
乳を揉まれるシエスタは、薄い笑みを残しながら首を傾げ。
「め、メロン……? 違う、それはメロンじゃない……」
酔いにぼうっとしながら、安瀬の手を胸から離そうとする。
(冗談じゃねえ、こんなエロ乳から手なんか離せるかよ)
シエスタの抵抗を振り払うように、安瀬は彼女の乳首を指で弾く。
「っあ……!」
敏感な場所を刺激され、甲高い声を上げてしまうシエスタ。
背中をのけぞらせたシエスタは、ますます乳房を見せつける格好。シエスタの身体が反応した瞬間を狙って安瀬は彼女の両手首を掴み、脱がせたばかりのビキニのトップスで両手首を拘束してしまう。
「あ……っ、あ……っ?」
酒のせいで頭の回転が鈍ったシエスタはされるがまま。
水着で縛られた両手首は、仰向けになった彼女の頭の上に上げさせる。腋窩と繋がるバージスラインまで晒すシエスタは抵抗もできず、安瀬の乳揉みを受けるしかない。
「ん……ぅうっ、んん……!」
シエスタが抗えないのを良いことに、安瀬は力強く乳房をこね回す。
両手をいっぱいに開いても掴みきれない巨乳だ。こぼれる乳肉をすくい上げるたびに胸全体がフルフル震え、薄く汗のヴェールを纏う。
「っは……ぁ、ん……っ!」
「汗をかいていますね。手が離れませんよ」
言いながら、安瀬は夢中で乳を揉む。
安瀬の言葉もあながち間違いではなく、揉むほど柔らかさを増すシエスタのバストはもっちりと安瀬の肌に吸い付く。試しに指の力を抜いて手のひらを胸から浮かせようとしても、汗で張りついた柔肌はむちっと安瀬の手から離れようとはしないのだ。
「最高のおっぱいですよ。神乳って感じだ」
昂奮が収まらない安瀬は、何度も何度も乳房を掴む。
面白いように形を変える巨乳に飽きる気配は微塵もない。夢中になって乳を揉む安瀬の熱狂が伝搬したのか、シエスタの呼吸は少しずつ荒くなり、腰が悩ましげに動き始める。
「んぅ……っ! ぅ、うぅん……っ!」
安瀬に弾かれた胸の先は痺れて、全身を包む奇妙な疼きが強くなる。
「から、だ……っぁ、変……っ……」
酔いが回ったシエスタはそうこぼしては腰をくねらせる。
「変な感じがしますか?」
原因を作っておきながらそう尋ねる安瀬は、もう一度シエスタの乳首をつまみ上げる。
「はぁ……っ! ぁ、あぁ……っ!」
のけぞるシエスタは、電流を受けたかのようにビクビクと身体を跳ねさせる。
「ん、ぁ……っ! からだ、おかし、くて……っんん……!」
「それはいけない。呼吸も荒いですね」
「っん……、んん……っ!」
ハアハアと熱っぽい吐息を漏らしながらシエスタは頷く。
シエスタの唇は艶めかしく濡れている。アルコールとフルーツの香りに混ざってシエスタ自身のフェロモンの薫香も立ち上り、安瀬は胸だけでなく唇も味わいたくて仕方ない。
「人工呼吸をしましょうか」
言って、シエスタに唇を寄せる安瀬。
「っいや……!!」
あと少しで唇が触れるというタイミングで、シエスタは大きく顔を背ける。
「おや」
安瀬にとって、意外な反応だった。
(ここまで乳揉まれておいて、キスは嫌がるのか)
これまでに見せた中で一番強い抵抗だ。試しに乳首をいじって動きを鈍らせながら顔を寄せてみるが、それでもシエスタは顔を背け、懸命に安瀬の唇から逃げようとする。
「だめ……助手とも、したことないから……」
「――へえ」
シエスタの断り文句が、かえって安瀬を燃え上がらせる。
(君塚とかいう男、キスもしていないヘタレか)
嗜虐的な情欲が燃え上がる。
あの助手とキスの経験もないと聞いて、男好きのする白い素肌がますます白く神秘的に見える。シエスタの初めてを全て奪い去りたくなった安瀬は、無理やり彼女の顎を掴んでこちらを向かせる。
「や――」
言いかけたシエスタの唇に、無理やり自分の唇を重ねる。
「……!!」
至近距離、シエスタの瞳が見開かれる。
「……!! ……!!」
バタバタともがくシエスタを無視して、彼女の唇をじっくり味わう。
唇は乳房とはまた違う柔らかさだ。引き結んだ唇の向こうから漏れる吐息は甘い色を帯び、彼女の香気に安瀬まで酔ってしまいそう。
(口の中はどんな味だろうな?)
そうしてじっくり唇を堪能してから、安瀬は舌を突き出す。
「ぅ……!」
さらに強い抵抗を示すシエスタの顎を掴み、力ずくで口を開かせる。
「や、――……!!」
叫びかけた口を塞ぎ、ぬるりと彼女の口腔を舌で探る。
シエスタの舌先はディープキスの衝撃に震えている。わななく身体を無理やり押さえつけながら口内をまさぐれば、安瀬は言いようのない興奮を覚えてしまう。
(勃起しすぎてチンコ痛ぇな)
シエスタの舌を存分に吸ううち、安瀬はガチガチに勃起してしまう。
彼女の口腔を思う存分蹂躙して唇を離せば、二人の唇に唾液の橋が架かる。キスの間ずっと抵抗を続けていたシエスタは体力を使い果たし、唇を拭うこともせずグッタリと倒れている。
「っは……ぁ、ん……」
肩で息をするたび、シエスタの乳房が縦に揺れ動く。
胸の谷間に玉のような汗粒を浮かび上がらせたシエスタは、女の色香を振りまいている。色の薄い瞳は呆けたように安瀬を見上げるが、濡れた唇が言葉を紡ぐ様子はない。
「は……っ、は……ぁ……っ」
婀娜っぽいシエスタの姿は、安瀬の前に現れた時とはまったく違う。
きちんと着込んだ普段着姿や、水着に着替えながらもどこか凛とした佇まいはすでに失せた。今のシエスタは巨乳を弾ませるばかりの獲物だった。
「そんなに胸を揺らして……誘っているんですね?」
言いながら、安瀬はシエスタの下半身に残った最後の一枚に手をかける。
「誘っている方が悪いんですよ」
そう告げると同時に、水着のサイドを彩る赤い紐がほどかれた。
「ぁ――」
ついに、シエスタは一糸纏わぬ裸となった。
火照った顔を一段と赤く染める中、安瀬の視線はシエスタの秘所に注がれている。
「ほほう……」
シエスタのその場所は少女のような幼さだ。
真っ白な恥丘には短い毛がまばらに生えるのみで、一本スジを透かしている。安瀬がシエスタの太ももを掴んで脚を開かせると、閉ざされたラビアが顔を覗かせる。
「可愛いものですね」
貞淑そのものの秘部を前に、安瀬は鼻息を荒くする。
シエスタは羞恥に顔を赤らめながらも、少しずつ冷静さを取り戻していた――瞳から酔いの色は薄れ、彼女の眼差しには探偵らしい理性が戻っていた。
「……分かってきたよ」
その声にも、先ほどまでの酔いはない。
「何がです?」
しかし、安瀬は余裕そのものの表情だ。
クルーザーはすでに洋上にあり、陸は遠い。シエスタはいまだ両手を縛られたままなのだから、彼女が抵抗しようと取り押さえるのは簡単だ。
「今回の事件には、ずっと違和感があった」
静かに語るシエスタの淫裂を指でなぞる。
「……っ……!」
デリケートな場所を撫でられたシエスタはビクッと背中を跳ねさせて安瀬を睨むが、安瀬は平然とした態度を崩さない。
「推理を続けるといい。こっちはこっちで勝手にさせてもらうよ」
「……」
一方的に言って、安瀬は改めてシエスタの秘所を見つめる。
慎重にラビアを寛げると、色の薄い粘膜部が安瀬の前に広がった。乳を揉まれて感じたせいかその場所はしっとりと水気を纏ってはいるものの、クリトリスは包皮に完全に覆われ、その場所の刺激をほとんど知らないのだろうと推測できる。
「……まず、今回の事件が持つ矛盾は三つ。一つは――」
気を取り直して話し始めるシエスタの言葉を聞き流しながら、安瀬は淫裂の上部分に手をかける。
「――っん……!」
淫核を隠す皮が剥けると、シエスタは言葉を止めてしまう。
「推理は終わりかな?」
「……っまさか……」
「じゃあ、続けたらどうだい?」
「……。――二つ目は――」
言葉を続けるシエスタのクリトリスを、ツンと指でつつく。
「目撃情ほ、ぁあ……っ!」
何か言いかけたところで言葉が止まり、喘ぎを上げてしまうシエスタ。
安瀬の指先で、シエスタの淫核はぷくりと勃起していた。存在感を示すクリトリスを指でつつくたびにシエスタの声は止まり、喘ぎ声を抑えるような沈黙が続く。
「もう終わりかな?」
意地悪に訊きながら、安瀬はクリトリスを指先でこね回す。
「ぁあ……っ!」
強い快美に襲われたシエスタはのけぞり、巨乳を大きく揺らして反応してしまう。
薄く湿る程度だった膣口の水気も増している。安瀬が指で掬い取ると淫蜜は女のフェロモンの香りを立ち上らせ、安瀬は糖蜜をシエスタの淫核に塗りつける。
「んぅっ、っは……あ、み、三つ、目――ぁ、あ……っ!」
腰砕けになるほどの快楽を与えられ、シエスタは喋ることすらままならない。
クリトリスをいじるほどに、小さな膣口がヒクヒクと痙攣を繰り返す。極小の入口が蠢くたびに安瀬の情欲は高まって、シエスタがこちらを見ていないのを良いことに肉棒を露出していた。
「――っは、それ、は――ぁ、あっ……!」
安瀬が淫核を撫でるほどに、シエスタの声は高くなる。
膣口はトロトロに蕩けて、情交の準備は万端に整っている。シエスタはなおも何か言っているが安瀬の耳には入らず、この気持ち良さそうな穴を使うことばかりを考えていた。
「以上の……っん、ことから……い、依頼人の君が……この状況を仕組んだことは確定、だ……ぁ、んっ……」
そう推理をしめくくるシエスタ。
「さすが、立派な推理だ」
あまり話は聞いていなかったが、彼女の推理に間違いがあるとは思わない。
「ご褒美をあげないとな」
大きく頷いた安瀬は、そう言うとシエスタの秘所に肉棒をあてがった。
「……え……」
シエスタの声はか細い。
安瀬に秘所を探られ、邪魔されながらも何とか推理を述べ終えたところなのだ。ご褒美と称して本番行為を求められるとは思っていなかったらしいシエスタは目を丸くするが、膣口に触れる灼熱を感じると顔をサッと青ざめさせる。
「や、やめるんだ!」
レイプの間際にありながら、シエスタの声は勇ましい。
アルコールがすっかり抜けたシエスタは安瀬を睨みつけている。縛り上げられた腕はひっきりなしに動いて、少しでも安瀬から離れようと必死だ。
「これはれっきとした犯罪だ! 今すぐ離れて、クルーザーを陸に戻すんだ!」
「ほら、もうすぐ挿入る」
シエスタの怒声を完全に無視して、安瀬は腰を進めていく。
「この――っ……!!」
なおも言いかけるシエスタの眉が寄る。
「ッ、ぅ……!!」
安瀬の亀頭は彼女の膣口を広げ、ゆっくりと内部に侵入する。
自分で触ったこともないヴァギナが広がる痛みがシエスタの神経を灼く。細い腰は逃げかけるが安瀬はシエスタの腰をがっちり掴み、絶対に離そうとはしない。
「穴も小さいな……」
「ッく……!!」
なおも安瀬を睨むシエスタだが、その瞳は不安そうに揺れている。
シエスタが男を受け入れるのはこれが初めてのこと。ヴァギナをこじ開けられる痛みは強く、膣を守る処女膜が破れそうに張りつめるのがあまりにも恐ろしい。
「……!!」
顔いっぱいの怒気が、少しずつ恐れに変わっていく。
(エロい顔だな)
そんなシエスタの表情の変化を楽しむ安瀬は、わざと緩慢に腰を進めている。
腰を進めるほどに膣肉の抵抗は強くなる。好ましい締め付けを味わう安瀬の切っ先はすでに処女膜に到達していて、まもなく貞操の証は破られるだろう。
「――っ……!」
シエスタと目を合わせれば、彼女はブンブンと首を振る。
色が失せた唇を引き結び、安瀬から目を離せない彼女は哀れな被食者。あと少しでも魔羅が進めば処女膜は破れてしまうと分かってか、シエスタの端正な顔は引きつってしまっている。
「――や……やめ――」
ついに、そう言いかけた時。
安瀬は、彼女の処女膜を引き裂いた。
「――っああ……!!」
悲愴な叫びを上げるシエスタの秘所から、赤いものがこぼれ落ちる。
処女膜を破られる痛みはかなりのものと見え、気丈に振る舞っていたシエスタの顔は痛みに歪む。華奢な裸体を組み敷く安瀬は、締まりの良いヴァギナを堪能しながら少しずつ腰を進めてゆく。
「ほら、まだ挿入るぜ」
「いや……ぁ、やめ――て……っ!!」
安瀬が腰を進めるほど、シエスタの痛みは強くなる。
「っく……うぅ……っ!」
シエスタの全身は安瀬のモノを強く拒み、強く締め付けてサオを追い出そうとしている。
「おお、初物の締まりはすげえな……」
しかし、そんな抵抗すらも安瀬を昂奮させるだけ。
シエスタの初めてを奪った高揚感に剛直が脈打つ。太く硬くなった幹が膣壁を押しのければ、シエスタが感じる痛みは倍増する。
「っく……う、う……!」
シエスタが苦しむほど、安瀬の快感は強くなる。
膣内はうねり、裏筋のあたりに何本ものヒダが絡みつく。たまらない快感に安瀬は腰を止め、溜息を漏らしては膣の具合を味わう。
「ふう……これはいい……」
安瀬のペニスはまだ完全には挿入りきらず、処女膜も破れる途中。
「っは……、はぁ……っ……!」
シエスタの裸身は脂汗まみれで、苦しそうな声も止められない。
「は……ぁ、っく……ぅう……!」
安瀬が挿入を始めてから、永遠にも等しい時間が流れた気がする。今まで感じたこともないような強烈な痛みのせいでシエスタの時間感覚はおかしくなってしまって、この痛みが一生続くのではないかと疑いたくなる。
「……っく……ふ、ぅうう……っ……!」
耐えがたい激痛を堪えるシエスタの膣口は痛々しく割り開かれ、繋がった場所から処女の証が流れ続ける。
ベッドにまで血のシミは散っていた。痛々しい赤色を見た安瀬は笑みを深め、ことさら緩慢に腰を突き出してはシエスタの膣内をえぐり進める。
「ぅく……ッ! う、ぁ……ああ……!」
生き地獄で悶え続けて、どれほど経った時か。
とうとう安瀬の剛直はシエスタの処女膜を破りきり、乙女の最深部に到達した。
「ッぅあ――!!」
短い叫びを上げるシエスタの膣奥、子宮口が亀頭に押し潰される。
安瀬からは、清らかな秘所が無惨にも割り開かれ、痛々しい赤色が散っている。
シエスタの膣穴は安瀬の茎胴を締め付け続ける。膣ヒダの摩擦は強くなり、抗うような締め付けと同時に何とも言いがたい快楽をもたらす。
「処女でこれか。天然の名器だな」
「っく……ぅ、あ……っ!」
素晴らしい密着感にサオを跳ねさせながら、安瀬は膣を味わう。
巨万の富を持つ安瀬は数えきれないほどの女を買ってきたが、どの高級娼婦よりもシエスタの処女穴の方がずっと素晴らしい。夢中になって腰を動かす安瀬の下、シエスタは豊かな乳肉を揺らして悶え続ける。
「う……っく、……い、痛い……」
悲しみを滲ませて呻くシエスタに、しかし安瀬のピストンは止まらない。
締め付けの強い膣壁に欲動が止まらない。安瀬が陽物を突き立てるとシエスタは裸身を反らし、力強い腰使いを全身で受け止める。
「うう……っ!」
「心配すんなよ、すぐ良くなるさ」
シエスタの苦しみに寄り添う気もなく言い放つ安瀬。
しかし、安瀬の言葉は正しかった。自分勝手なピストンの往復が繰り返されるにつれシエスタの膣内には痛みと違う熱が生まれ、何とも言えない感覚が下腹部に広がるのだ。
「っん……く、ぅ……」
処女を奪われた時とは違う甘い声が出そうになって、必死に唇を噛むシエスタ。
しかし、剛直からもたらされる快感は到底抑えが効かない。突き上げられる圧迫感もあいまって、シエスタの口からは喘ぎが漏れてしまう。
「は……っぁ、ん……っ、んぁっ、あぁっ……!」
「気分出てきたな?」
喘ぎ始めるシエスタを見下ろす安瀬は満足そうな表情だ。
シエスタ自身が快楽を覚え始めたことで、彼女の膣肉はネットリとした水気を帯びだしていた。ヌラヌラと愛液が絡みつくと名器の快感はますます強くなり、二人は美悦に溺れそうだ。
「っうう……ぁっ、あぁ……っ!!」
快楽に翻弄されるシエスタは、苦悩に顔を歪めている。
卑劣な男に初めてを奪われたのに快楽を覚えてしまうのが苦しくてたまらない。身をよじって安瀬の下から逃げ出そうにも、腰の一突きで裸体は痺れたように動かなくなってしまうのだ。
「んぁ……っ、あ……っ、あ、あ……!」
膣奥をゾリゾリとなぞられると、勝手に腰が浮いてしまう。
「ここが弱いのか」
シエスタの様子から弱点を悟った安瀬がその場所を執拗に突き上げれば、シエスタはたまらず全身をわななかせる。
「だ、め……っ! もうやめて、動いちゃ――っんん……!!」
これ以上の淫悦には耐えられない。シエスタは必死になって安瀬に訴えかけるが、喘ぎ混じりの懇願はかえって安瀬の欲望を煽るだけだ。
「っく……ぅう、ぁ……!」
逞しい突き入れに乳房がばるんと暴れるたび、汗の粒が辺りに散る。
君塚と離れた海上、シエスタに助けは来ない。肉を打つ音とシエスタの嬌声が交互に響くクルーザーで、シエスタはひたすら身体を使われるばかりだ。
「んぁ……っ! ぁ、うごかな、ぁ……っ!!」
「本当はイイくせに」
唇を歪めて笑う安瀬の真下、結合部からはシエスタの蜜液が溢れ出ている。
腰のスライドに合わせて出入りする肉竿は糖蜜でネットリと濡れている。ヌラヌラと妖しく光る雄棒に膣粘膜が常に絡みつくせいで、安瀬はそう時間をおかずに射精が迫ってしまう。
「ああ、もう出る……もう出そうだ……」
気持ち良さそうに腰を揺すりながら呟く安瀬に、シエスタがかぶりを振る。
「も、う……っん、んぅっ、……抜い――ぁ、あ……っ!」
もう抜いて、の一言すら言えずに悶えるシエスタへ、安瀬はピッチを上げてスパートをかける。
「っぁあ……!!」
ズシンと重い打突を食らったシエスタが甲高い声を上げる。
子宮を直に揺さぶられるような重い衝撃に耐えきれないシエスタの腰が大きくうねる。快美に翻弄されるシエスタの膣壁は収縮し、精子をせびるように茎胴を締め上げるのだ。
「もうすぐ出るぜ、子宮全部ザーメンまみれにしてやるよ」
「……っ!」
安瀬の直截な物言いに、シエスタの身体がまた跳ねる。
「い……や、だ……っ!!」
自由にならない身体をひねり、シエスタは抵抗を続ける。
レイプで射精まで受けるなど絶対に避けたいこと。シエスタは乳房が揺れるのもお構いなしに背を反らし、安瀬のモノを引き抜こうと必死だ。
「無駄だよ」
そんなシエスタの努力を嘲笑うように、安瀬は彼女の腰を掴んで自分の方へ引き寄せる。
「うう……っ!」
下半身を押さえつけられたシエスタは、為すすべもなく安瀬のピストンを受け続ける。
ばちゅんっと水気が爆ぜる音がして飛び散る愛液が忌々しい。シエスタの心からの拒絶とは裏腹に膣粘膜は締め付けをますます強くし、昂ぶった安瀬のイチモツはシエスタの中で硬度を増す。
「こんなに締めたらすぐ出そうだ……ああ、もう出るぞ」
「や――やめ、て……!!」
高い声を上げるシエスタの膣奥に、ひときわ強く腰を打ち付け。
「――出すっ……!!」
宣言とともに、白濁汁がシエスタの膣内に押し寄せた。
「あぁああ……!!」
熱い精の迸りを受けてのけぞるシエスタは、首まで震えている。
「あ……っ、あぁっ、出さないで――」
手遅れになりながらも懇願するシエスタの言葉は、エクスタシーに至った 安瀬の耳には届かない。
自ら精液を穿いているというより、膣壁に精子を吸い取られる気分だった。濡れた膣肉はくまなく安瀬のモノを包み込み、脈動に合わせてビクビク震える。
「はあっ……まだ締まり良くなんのかよ……!」
「っうう……いや、抜いて――」
シエスタの食い締めに感嘆の声を漏らす安瀬の腰は止まらない。
魔羅の往復運動のたび、膣壁には濃厚精子がくまなく塗りつけられる。剛直に塞がれた膣穴は精子を漏らすことはなく、痛々しい赤に彩られた奥に白濁が満ちているとは傍目には分からないだろう。
「――っはあ……かなり出たな……」
長い長い射精を終えた安瀬は満足そうに溜息をつき、額の汗を拭う。
「……っふ……うう……」
組み敷かれたままのシエスタは荒く息を吐きながら、中出しを許してしまった後悔に打ちのめされていた。
安瀬に押さえつけられる間もずっと抵抗を続けていたせいで、シエスタの白肌は汗まみれだ。玉のような汗の粒が鎖骨や胸の谷間に溜まり、彼女が震えるたびにしずくが素肌を滑り落ちる。
「何回見てもエロい身体だ」
安瀬のモノはまだ硬い。
腰を掴み直して、改めてシエスタのナカを貫く。
「んぅ……っ!」
水気を増した膣内はより強い密着感を示し、安瀬はたまらず腰の往復を再開する。
「ど、どうして……っん、もう、出した――ぁ、出したのに……っ!?」
シエスタは戸惑いながら問いかける。
処女のシエスタからすれば、抜かずに二回戦が始まるなんて想像したこともなかったのだろう。目を見開くシエスタは嫌悪を剥き出しに首を振るが、安瀬はすでに本格的なインサートを始めている。
「あ……うっ、ぅあ――ぁああ……っ!」
困惑は嬌声に変わる。
ギラギラと目を輝かせた安瀬の視線は、結合部からシエスタの胸へ向かう。身じろぎのたび重たげに揺れるバストを見るだけで股間は強い力を持ち、安瀬はピストンを続けながらシエスタの乳房を鷲掴みにした。
「ぅうっ!?」
汗に濡れた乳を掴んだ瞬間、メスのフェロモンの香りが立ち上る。
「さっきから乳揺らして、ホントにエロい女だな」
「ち、ちが――揺らしたわけじゃ――ぁっ、あ……!!」
力の加減も出来ない安瀬にバストをこねられ、シエスタはひたすら悶えるばかり。
「お、胸触ってたらナカも……」
シエスタの乳房を掴み、たぷたぷと大きく揺らしながら安瀬は呟く。
どうやらシエスタは胸が弱いらしい。乳を触ったことで膣内はますます締まりを強め、ヒダの一本一本が存在感を持って魔羅を刺激する。
「っく、なんだこの穴!」
たまらない快楽に叫びながら、シエスタの乳を揉みしだく安瀬。
ただでさえ絶世の名器だというのに、乳を揉みながら腰を使うほどに膣肉はほぐれながら絡みつく。膣内射精を受けたヴァギナは安瀬の形を完全に覚え、彼の快楽のために最適化されていくのだ。
「すげえっ……こんなコトされたらすぐ出る……ッ!!」
二発目の射精はすぐに迫り、安瀬はガクガクと腰を振って精を放つ。
「っひぁ……!!」
断りもなく射精されて、シエスタは身体を縮めるばかり。
ザーメンまみれになった膣内で、肉棒が何度も脈打つのが感じられる。一度だけでも耐えがたい中出しレイプを二度も受けてしまったショックは深いのに、安瀬はいまだにシエスタから離れようとはしない。
「っはあ……まだまだ出そうだ」
それどころか、三発目に向けてまたもや腰を動かし始めるのだ。
「や、やめて……! もう出さないで……早く抜いて……!」
膣内に溜まるばかりの精液が恐ろしく、シエスタは必死になって安瀬に頼み込む。
「何言ってるんだ。孕むまで中出ししてやるよ」
「っそんな――」
シエスタが青ざめる中、安瀬の行為は止まらない。
すでに二発分のザーメンが溜まった膣内は窮屈だ。シエスタは苦しいはずなのに乳を揉まれるたびに快感も覚えてしまって、自分の身体が自分のものでないような気がしてしまう。
「っやめて……もう抜いて、っぁあ……!」
「そんなこと言いながら喘いで、気持ち良さそうだな?」
「ち……違う……!」
うろたえるシエスタの乳首が弾かれ、乳肉が掴まれ、ヴァギナが奥まで開かれる。
「ほら、孕め。孕めよ!」
「あ……いや、いやだ……!!」
されるがままのシエスタの頭の中、安瀬の命令の言葉がリフレインする。
――それからも、シエスタは何度も何度も犯される。
いつの間にか両手を縛る水着は解けていたが、抵抗を繰り返して体力を使い果たしたシエスタは何も出来なかった。グッタリと仰向けになったシエスタの秘所はペニスによって撹拌され、抜き差しのたびに淫らな水音が音高く響き渡る。
「っは……ぁ、あ……」
「また出すぞ、孕めよ――お前はもう、一生俺の肉便器だ!」
何度目かも分からない言葉を囁いて、安瀬は肉竿で突き上げる。
「ぁああ……っ!」
悲嘆の声を上げてのけぞるシエスタの膣壁が剛直に吸い付く――ドクドクと放たれる精液は、子宮いっぱいに広がる。
「あ……!」
その時、シエスタはビクリと身体を跳ねさせた。
「ん? なんだ?」
これまでと違うシエスタの様子に、安瀬は首を傾げて彼女の顔を覗き込む。
「あ……ああ……!」
哀切の表情を浮かべながら犯されていたシエスタの顔に、確かな絶望の色がある――ゆるく腰を振りながらシエスタの言葉を待っていると、やがてシエスタは口を開く。
「わ……私は、今日……危険日だったんだ――」
涙声で、シエスタは続ける。
「孕む――妊娠するには一番のタイミングで……もう、何回も射精されてしまった……」
訥々と語る間も、身体は安瀬に弄ばれている。
何度も揉みしだかれた乳房はもっちりと柔らかで、安瀬の手のひらに吸い付く。もにゅもにゅと形を変えるバストは汗の甘い香りに満ち、安瀬の脳髄に痺れるような昂奮をもたらす。
「精子は腹腔からも子宮に向かう。……つまり、子宮頸管に入った精液以外も――私の卵子に向かっていて――」
声を震わせるシエスタは、己の下半身に目をやる。
つられて安瀬がその場所を見ると、魔羅を収めた膣口は白濁汁まみれになっている。激しい抜き差しによって泡立ったザーメンは膣の浅い場所にもまぶされているが、これらの精子も腹腔を通ってシエスタの卵子へ向かうのだろう。
(探偵ってのも大変だな)
理路整然と語るのは探偵の職業病か。
その後も何やら言葉を重ねるシエスタを前に、安瀬は他人事のようにそう考える。
精液量だとか精子の濃さ、あるいは何かの統計――そうしたものを一つずつ積み上げていった先にどんな結論があるのか、安瀬もシエスタも分かっている。
安瀬は彼女の身体を好きに使いながら結論を待ち、ほどなくしてシエスタは言葉を紡ぐ。
「だから……私は、もう……」
瞳いっぱいに浮かんだ涙が、頬を伝う。
それでも、シエスタは残酷な真実を口にした。
「……もう、妊娠――してしまっている……!」
自分で言った言葉に耐えきれず、シエスタの両目から涙がこぼれる。
言葉にならない悲嘆の呻きを漏らし、しおらしく泣き続ける。いつもの堂々としたシエスタの姿からは想像もできないほど弱々しい泣き顔を前にして、安瀬は彼女のナカから竿を抜く。
「ぅあ……っ!」
何度も何度もえぐり抜かれた膣穴は、陰茎を抜かれても綻んだまま。
ドロリと精液が垂れ落ちるも、すでに妊娠してしまったシエスタは精子を掻き出す気力もない。
グッタリとベッドに身を横たえるシエスタを横目に、安瀬はクルーザーの運転席へ戻る。
「……な、何を……」
か細く尋ねるシエスタに、安瀬は笑みを深め。
「お前を俺の家に持ち帰るんだよ」
当然のようにそう言い放つ。
「肉便器は持ち帰ってじっくり使わねえとな。もう孕んでるんだから、どこに逃げたって無駄だぜ」
「あ――」
安瀬の言葉に、身体を使われ尽くしたシエスタは反論もできない。
二人を乗せたクルーザーがどこへ向かったのかを知る者はいない。
その日、探偵・シエスタは姿を消し――この世界のどこかに、哀れな肉便器が一人生み出されるのだった。
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