昔に書いて、某所に投稿したSSを少しだけ整えた物です。
「はい。以上で採用面接は終了となります。合否につきましては、後日メールにてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。それでは、お疲れ様でした」
「ありがとうございました……失礼します……」
今回の面接も、駄目だったかもしれない。
帰り道を歩きながら、そんなことばかりを考える。
以前勤めていた
そろそろ貯蓄も底をつき始め、いよいよ進退窮まってきていた。
このまま餓死するのか。
はたまた世を儚んで、自ら命を絶つのか。
いや、もしかしたら世間への
そんな益体もないことを考えてしまい、俺は慌ててかぶりを振った。物騒な想像を、無理やり思考の外へと追い出す。
「はぁ……どうして、こうもうまくいかないんだ……。
つい、
とはいえ、そんなことをぼやいたところで詮ないことだ。俺は気を取り直し、先ほどの面接を振り返った。
「しっかし、
もっとも、今回の面接官はまだマシな方だった。
以前受けたところでは、面と向かって、
『
『
『|2コス2/2だからって驕ってるんじゃないの? 《2/2/2とか初期ならともかく》
などと、散々なことを言われた。
「……まぁ、あれと比べれば、冷たくされるだけで済んだ今回はマシなのかもしれないけどさ」
思い返してみれば、俺──ファイターの
ユニコは、俺より二歳年下の幼馴染みだ。
年下でありながら、俺よりもずっと出来た娘で、
そんな娘だった。
羨ましくないと言えば、嘘になる。
妬んでいないと言っても、やはり嘘になる。
けれど、それを表に出したことはない。ただ心の奥へ押し込み、蓋をして、内側で腐らせてきた。
精神に良くないことくらい、自分でも分かっている。だが、一度でもこの醜い嫉妬心を表へ出してしまえば、もう二度と押さえ込めなくなるような予感があった。
恐ろしかった。
だから俺は蓋をして、見て見ぬふりを続ける。
「まぁ、いつまでも終わったことを考えていても仕方ないか……とりあえず、飯でも買って帰ろう」
そう独りごちて、街の広場へと足を向ける。
しばらく歩いていると、広場の方が妙に騒がしいことに気づいた。
「なんだ? やけに騒がしいな。祭りでもやってるのか? 屋台が出てるなら、今日の晩飯はそれでもいいかもな」
そんなことを呑気に考えながら、広場へ向かう。
そして広場が見えた瞬間、騒ぎの正体もまた、俺の目に飛び込んできた。
「らん、ららん♪」
広場にできた人だかり。
その中心で、ひとりの
小さな身体を懸命に、けれど心の底から楽しそうに動かし、踊る。
踊る。
踊る。
細くしなやかな脚が、力強く地面を踏みしめる。
軽やかなステップを刻むたび、銀色の尾が宙をなぞり、街灯の光を受けて煌めいた。
ほっそりとした腕は風を招くように、柔らかな軌道を描いていく。その指先に至るまで、すべての動きが完璧に制御されていた。
身体を伝う汗は、まるで宝石のようだった。
踊りに合わせて宙へ飛び散った雫が、街灯の光を受けて煌めく。その光景は、さながら夜空を舞うダイヤモンドダストのようにも見えた。
周囲から響く楽器の音色。
人々の息遣い。
歓声。
風の音。
虫の声。
それらは一つとして、彼女の踊りを邪魔していない。いや、違う。
逆だ。
彼女の踊りが、それらすべてを従えているのだ。
音楽に合わせて踊っているのではなく、彼女が踊るから、世界の方が音を奏でている。
そのことに気づいた瞬間、俺は理解した。
今、この瞬間。
世界そのものが、彼女ひとりのために設えられた舞台なのだ。
そして、その舞台の中心で舞い踊る彼女自身は、この世に二つとない奇跡の産物だった。
汗に濡れた銀髪が、動きに合わせてさらさらと揺れる。
天を指すように伸びた一本の角は、白銀の輝きを宿していた。周囲の光を優美に反射するその姿は、まるで目には見えない王冠を戴いているかのようだった。
彼女は笑っていた。
無邪気に、楽しそうに。
けれど、その瞳の奥には、真剣な炎が宿っている。
一つ一つの動きをおろそかにせず、この場にいるすべての人間を楽しませるため、全力で踊っている。
それは、ひとつの奇跡だった。
八十億の命を秤に乗せたところで、まるで釣り合わない。
この世界に二つとない、至宝そのものだった。
俺は、そんな彼女を前にして──可憐だとか、美しいだとか、そんなありふれた感想よりも先に、別のことを考えていた。
あの天使を、地上へ引きずり堕としたい。
誰からも愛され、誰からも求められる彼女を、自分と同じ場所まで堕としてしまいたい。
あの眩しい輝きを曇らせたい。
あの笑顔を汚し、誰にも見せられないものにしてしまいたい。
そう、思ってしまった。
その事実に気づいた瞬間、俺は自分自身に愕然とした。
はたして、どれほどの間立ち尽くしていたのだろうか。
踊りを終えた当人から声をかけられるまで、俺は呆然とその場に立ち尽くしていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「……さん。お兄さん! ファイターお兄さん!」
少女──ユニコの声に呼ばれ、沈んでいた意識が浮上する。
どうやら、しばらくぼんやりしてしまっていたらしい。このまま返事をしないわけにもいかず、俺は慌てて口を開いた。
「あっ、ああ。すまん、ユニコ。少しぼーっとしてたみたいだ。ええっと……久しぶり、だな」
「はい! お久しぶりです!」
ユニコは元気よく頷いた。
「それはそうと、お兄さんが少し抜けているのは昔からですが、こんな人通りの多い場所で、ぬぼーっと突っ立っているのはいかがなものかと思います!」
「うっ……それは、すまない」
「謝る相手が違う気もしますが……まぁ、それはいいでしょう。それよりも!」
ユニコは胸の前で両手を握り、期待に満ちた眼差しを俺へ向ける。
「ユニコの踊り、見てくれましたか?」
見ていた。
目を離すことなど、できなかった。
けれど途中からは、自分の内側に湧いた醜悪な衝動に呑まれ、踊りを楽しむどころではなくなっていた。
それを隠して、俺は答える。
「……ああ、見ていたよ。すごく上手になっていたな。見違えたよ。昔は暗黒舞踏なんて言われていたのになぁ」
「本当ですか! ユニコ、嬉しいです!」
満面の笑みを浮かべた直後、ユニコは不満げに頬を膨らませた。
「……って、暗黒舞踏とは失礼しちゃいます! 確かに昔はへたっぴだったと思いますけど、それでも一生懸命に踊っていたんです!」
「ははは。ごめん、ごめん。昔は昔で、趣があってよかったと思うよ。うん」
「全然フォローになっていません!」
こうして、久方ぶりの幼馴染みとの邂逅は──俺の内心はさておき──比較的穏やかに始まった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「それで、ユニコ。最近はどうなんだ?」
広場の一角に設置されたベンチへ並んで座り、俺はそんなことを尋ねた。
久しぶりに再会した幼馴染みへ、最初に切り出す話題がこれとは。
つくづく、自分のコミュニケーション能力の低さには笑えてくる。
「ぼちぼち……という感じですかね。そういうお兄さんは、どうなんですか?」
「俺は……」
一瞬、言葉に詰まる。
「今はハンドレスヴァンプとか、骸ネクロとかに採用されて、ばりばり活躍してるよ」
口が、勝手に嘘を重ねていく。
「最近は大会でも大活躍していて、あっちこっちの
ちっぽけなプライドを守るため、しょうもない見栄を張る。
こんな薄っぺらい虚飾で自分を飾ったところで、一体何になるというのだろう。
俺はまた一つ、自分の醜さを自覚し、胸の内で自嘲した。
「すごいです! さすが、お兄さんです!」
ユニコは疑う素振りすら見せず、心の底から嬉しそうに声を上げた。
「ユニコなんて、エイラビショップに採用されたのはよかったんですけど、ここ最近はずっと、
ユニコは膝の上で両手を組み、寂しそうに指を動かす。
「このままじゃ身体が鈍っちゃうと思って、こうして皆さんの前で踊っているんです……」
「なるほどな……」
なぜ広場で、大勢の前に立って踊っていたのか。
その理由が分かり、一つの疑問が氷解する。
しかし、エイラビショップがそこまで苦しい状況にあるとは意外だった。
俺が知っているエイラビショップは、
俺が
「でも、そんな状況なら、いつまでもエイラビショップにいたら危ないんじゃないか?」
「はい……」
「早いところ、次の
「ユニコも、そう思ったんですけど……」
ユニコは困ったように笑う。
「あはは……落とされちゃいました」
「あー……そうだったのか。すまない」
「いえ、お兄さんは悪くありません! 謝らないでください!」
明るく答えた後、ユニコは少しだけ視線を落とした。
「……昔は、踊っていられるだけでよかったんですけどね」
「…………」
「エイラビショップに入ったのだって、踊りのついでに、皆さんのお役に立てたらいいなと思ったからですし……」
ユニコは顔を上げ、ぼんやりと空を見つめる。
「どうして、こうなっちゃったんでしょうね……」
「……さぁ。どうしてだろうな。俺にも、分からないや」
そう答えながら、俺は彼女の横顔を見つめていた。
胸の奥から湧き上がる暗い愉悦を、表情に出してしまわないよう必死に押し殺す。
俺は、彼女が自分と同じ場所へ堕ちてこようとしていることを知って、確かに喜んでいた。歓喜していた。
これまでの彼女は、高嶺の花だった。天上を舞う天使だった。
誰からも愛され、誰からも求められ、俺などとは違う世界を生きている存在だった。
けれど今、その彼女が地上へ堕ちてこようとしている。
高嶺の花が、道端に咲く名もなき野花へ。
天上の天使が、翼をもがれ、二度と飛ぶことのできないただの人間へ。
今まさに、そうなろうとしていた。
本来なら、喜ぶべきではないのだろう。
どうにかして手を差し伸べ、再び飛べるようにしてやるべきなのだろう。
だが、俺は喜んでしまった。
差し伸べるべき手で彼女の脚を掴み、そのまま地上へ引きずり堕としてしまいたい。
自分と同じ高さまで堕とし、二度と空へ戻れないよう、地面へ叩きつけてしまいたい。
そんなことを、思ってしまった。
そして、その衝動を自覚した瞬間。
思いもよらない言葉が、俺の口からこぼれ落ちていた。
「なぁ。まだ積もる話も、お互いにあるだろうし……家、来ないか?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「お兄さんの家なんて、久しぶりです!」
「最後に来たのは……3⋯いや、5年くらい前だっけか?」
「はい!」
「そうか……⋯おっ、着いたぞ」
鍵を開け、ドアノブを回す。
扉を開き、明かりを点けた。
先にユニコを部屋へ招き入れると、俺は静かに扉を閉め、鍵とドアチェーンをかけた。さらに念のため、足元にあったドアストッパーで扉をしっかりと固定する。
最後に靴を脱ぎ、俺も居間へと足を向けた。
「結構、片付いてますね。正直意外でした」
先んじて居間に入っていたユニコが、俺の顔を見るなりくすりと笑う。
「はは、あんまりまじまじと見ないでくれよ。恥ずかしいから。……それと、飲み物はアイスティーくらいしかないけど、いいかな?」
「はい! 大丈夫です!」
「じゃあ、淹れてくるよ」
そう言い残し、俺は台所へ向かった。
戸棚を開け、奥からローションと結束バンドを取り出す。そして──もうひとつ、
「これ、賞味期限が切れてるんだよなぁ……まぁ大丈夫か。薬効さえちゃんと出てくれれば、何も問題ない」
独りごちながら、俺は
途端、身体の奥底から恐ろしいほどの力が湧き上がってくるのを感じる。
「うぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」
全身の血が激しく巡り、筋繊維の一本一本が膨張していくような感覚。
「凄い……凄いな、これ。身体の中から力が溢れてくる。具体的に言えば……+1/+1されているような感覚だ!」
これなら──行ける。
薬によってもたらされた確固たる自信と圧倒的な全能感。俺はそれを胸に抱き、居間へと引き返した。
「お待たせ」
「はい! お待たせされました! ……あれ? 飲み物はどうしたんですか?」
「あぁ、別に必要ないかなと思ってさ」
「? それって、どういう……」
ユニコがキョトンとした顔で首をかしげる。
ユニコォ⋯⋯お前ホント可愛いなぁ⋯⋯。
「こういう……ことだよっ!」
「っ!?」
俺は早足で距離を詰め、そのまま彼女を畳の上へ押し倒した。
「なっ……なにするんですか、いきなり! っ……力、強い……!」
突如張り倒されたことに抗議の声を上げ、ユニコは俺の胸を押しのけようと抵抗する。
だが、その抵抗は虚しく徒労に終わった。
なにせ、今の俺は「3/3」なのだ。
「2/2」に過ぎない彼女が敵わないのは、当然の道理であった。
己の圧倒的な力で彼女を完璧に制圧しているという事実に、俺の胸はますます歪んだ興奮で満たされていく。
だが、いつまでも暴れられては困る。これから行う「儀式」の邪魔にもなる。仕方なく、俺は強硬策に出ることにした。
──ユニコが悪いんだからな。
「暴れんなよ……暴れんなっ!」
バチンッ、と鈍い音を立てて彼女の柔らかい頬を引っぱたき、そのまま勢い任せに腹部へ一撃を食らわせる。
「くっ……ぁ……っ!」
慕っていた「お兄さん」から突如振るわれた明確な暴力。そして殴られた激痛と怯えによって、ユニコはおとなしくなった。
その怯えた様子が俺の加虐心を強く刺激し、もう一発殴りつけてやりたい衝動に駆られる。だが本来の目的を思い出し、一先ずこれで満足するかと欲望を押し殺すと、俺は結束バンドを取り出し、彼女の両手の親指同士を固く縛り上げた。
「どうして……どうして、こんなことを……っ」
拘束の最中、涙目でそんな問いを投げかけられた。せっかくなので、答えてやることにする。
「ずっと、こうしてやりたいと思っていたから……かな」
「ずっと……?」
「そう。ずっとだ。ずっと、ずっと昔から、君をこうしてやりたくて仕方がなかった。何の穢れも知らない、天上の天使。まさにそんな君を地上へ引きずり堕とし、汚し、穢し、嬲る。……それがしたくて、たまらなかったんだ」
そう語ってやると、ユニコは完全に言葉を失ってしまった。
理解不能な化け物を見るような──そんな冷えた瞳で、俺のことを見つめていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
無事に拘束が完了し、待ちに待ったお楽しみの時間が訪れる。
まずは彼女の衣服に手をかけ、力任せに引き裂いていく。布地が破れる甲高い音と共に、白磁のように美しい彼女の肌が露わになっていく。
「やめて……やめてください……っ!」
必死に懇願されるが、もちろん聞き入れる気など毛頭ない。
だが拘束しているとはいえ、これ以上暴れられても面倒だ。俺は宥めるように彼女の腹部を優しく撫でてやった。
それで俺の真意が伝わったのだろう。彼女は顔を青ざめさせ、ボロボロと大粒の涙をこぼした。その瞳は涙だけでなく、激しい痛みと絶望的な恐怖によって濡れている。
その姿に、俺はたまらない興奮を覚えた。
撫でる手を止め、つい衝動的に彼女の頬を軽くはたく。すると、ユニコの細い身体が小刻みに震え始めた。
その可憐な反応に可笑しさと愛おしさを感じ、俺は思わずクスリと漏らしてしまう。
あぁ……本当に、なんて可愛いのだろうか。
破り捨てられた服の下から、生まれたままの姿が完全に露わとなる。
シミひとつない白くきめ細やかな肌。細くしなやかに伸びる四肢。未発達な胸と、そこに鎮座する桜色の蕾のごとき乳首が、荒い呼吸に合わせて上下していた。
首筋には恐怖からか、あるいは緊張からだろうか。うっすらと汗が浮き出ており、辛抱たまらなくなった俺はその汗を舐め回す。
腰は思っていたよりもずっと細く、自分が彼女を追い詰めていることなど棚に上げて、思わず心配になってしまったほどだ。
まだ幼い彼女の秘所はぴっちりと閉じられている。これから、その前人未到の未成熟な花畑を蹂躙し、蹴散らすのだと考えると、股ぐらの肉棒がより一層猛烈にいきり立つ。
「いや……いやぁ……っ」
ユニコは悲痛な声を漏らしながら、さらに涙を零す。俺はその涙を一滴、舌で舐めとった。
少し苦く、そして仄かに甘いような……そんな味がした。
──行為の最中に叫ばれても耳障りだな。
そう思い直した俺は、引き裂いた彼女の衣服をさらに細かく破き、手頃な大きさに丸めてその小さな口の中へ押し込んだ。
そして自身のズボンを下ろし、興奮で完全に勃起した肉棒を露出させる。
いよいよこれから何をされるのかを察したのだろう。ユニコはさらに顔を蒼白にさせ、全身をガタガタと震わせた。
俺はローションを取り出すと、彼女の秘所にたっぷりと塗りつけ、自身の肉棒にもくまなく塗り広げる。乾いた状態のまま突っ込んでは、俺自身にも激痛が走るからな。
一通りの準備を終え、俺は彼女の秘所に肉棒の先端を押し当てた。
ユニコは懇願するように首を左右に振る。だが俺はそれを冷酷に無視し、一息に腰を沈めた。
案の定、膣内は苦しいほど狭くキツい。
それでも極わずかな隙間へ無理やり肉頭をねじ込み、ローションの滑りに助けられながら、少しずつ、少しずつ奥へと押し進めていく。
やがて亀頭が膣奥の最深部に達した。俺は小さな達成感を覚え、深く息を吐き出す。
しばらくそのキツく締め付ける感覚を味わった後、俺は静かに腰を動かし始めた。
「んーっ! ん、んーっ! むぐっ、んーっ!」
口に詰め物をされたユニコから、涙混じりの悲鳴が漏れ聞こえる。きっと「痛い」とか「やめて」と必死に乞うているのだろうが……当然、止めるわけがない。
膣内は吸い付くように狭く、肉棒全体が凄まじい力で締め付けられていた。俺はさらに力を込め、前後に激しく腰を動かしていく。何度も、何度も突き入れる。
すると突然、俺の腰や太ももに暖かい液体が伝う感覚がした。
それを疑問に思い、視線を下に向けると──なんと、彼女は激痛と恐怖のあまり失禁してしまっていたのだ。
「うん? お漏らししちゃったのか……これは……悪い子だなぁ。少し、お仕置きが必要みたいだなぁっ!」
俺は平手で数十回、さらに拳を作って数回、彼女の頬を容赦なく殴りつけた。
「ふぐっ……むぐ、んぐ、んぐ……っ」
「まぁだ反省してないみたいだなぁ? 謝るときは、ごめんなさいだろう?」
反省の色が見えないと感じた俺は、彼女の細く美しい人差し指をむんずと掴むと、思いっきり関節の逆方向へと折り曲げた。
「ッ~~~~~~~!?!?!?」
詰め物を通り越し、喉の奥から凄惨な悲鳴が響き渡る。
その悲鳴がひどく心地よかった。だが、いつまでも騒がれていては興が削げるため、俺は優しく諭すように話しかける。
「うるさいなぁ、静かにしなよ。……それより、早く謝らないと。次は⋯⋯中指かな?」
俺が指に手をかけると、ユニコは必死に首を縦に振った。口の詰め物を自ら吐き出し、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら叫ぶ。
「あっ、ああ……! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……! もう……痛くしないで……ごめんなさいっ!」
「ハハッ! よくできました。ユニコは偉いねぇ可愛いねぇ……それじゃぁ続き、しよっか」
俺は彼女の頭を優しく撫でてやると、再び腰の動きを再開させた。
激しく突き上げていると、やがて彼女の膣内が次第に熱を帯び、愛液が分泌され始めた。肉棒を絞り上げるような締め付けが強まっていく。
「なんだぁ? 無理やり犯されて、殴られて、終いには指まで折られたのに……感じてるのか? とんだマゾ豚だな! ……いや馬か。ユニコーンだし」
俺は彼女の細い腰を鷲掴みにし、獣のように勢いよく腰を振った。狭い膣奥へ、肉棒を何度も深く叩きつける。
打ちつけ合う腰と腰の音が部屋に響き渡り、結合部からは泡立った愛液が飛び散った。
「んっ……やっ、あっ、んっ! はぁ、ああっ、ふぁ、んっ……!」
気がつけば、彼女の口から甘い吐息混じりの声が漏れ出ていた。
その声を聞いた瞬間、俺の胸にわずかな物足りなさと、激しい怒りが湧き上がった。
俺は彼女を虐げ、汚したかったのだ。快楽を感じさせたくてやっているわけではない。
衝動に突き動かされるまま、俺は彼女の細い首筋に手を伸ばし、そのまま強く力を込めた。
「カハッ……っ、ゴホッ……!」
苦しげに空気を求める音が漏れる。
ユニコの顔は赤く染まり、口をパクパクと開閉させて酸素を求めた。その姿はまるで、水面で餌を求める鯉のようだ。
俺はその惨めな姿に、哀れみと同時に凄まじい満足感を覚える。
首を絞められたことで彼女の膣は狂ったように締め付けられ、このままでは俺の肉棒が鬱血して壊死してしまうのではないかと思うほどだった。
命を賭したその奉仕に免じ、俺は一旦首から手を放してやる。
変色していた彼女の顔に朱が戻り、荒い息を吐きながら、どこか安心したような表情を浮かべた。
──その「安心した顔」に、俺は再び腹が立った。
頬を強めに殴りつけ、再びその細首を締め上げる。
途端に顔は不健康な色に変わり、口をせわしなくパクつかせ始めた。
このままもっと強く絞めたら、一体どうなるのだろうか?
ふと湧き出た純粋な好奇心に突き動かされ、俺は腕の力をさらに強めた。
ユニコの顔は真っ青に変色し、やがて口から白い泡を吹き始める。その様子が可笑しくて、思わず笑いがこぼれた。
膣の締め付けも劇的だった。先ほどとは比べものにならないほどの激しい圧迫が肉棒を襲う。腰の奥から炎が吹き出すような熱を感じ、射精の瞬間が近いことを悟った。
湧き上がる快楽の波に背中を押され、俺はラストスパートをかけるべく、激しく腰を叩きつける。
「イクぞ、イクぞ、イクぞ、イクぞ……イクぞっ!」
絶大な快楽が電撃のように全身を駆け巡ると同時に、俺の肉棒は膣内で脈打ち、大量の精子を彼女の奥深くへ解き放った。
そして、絶頂の瞬間。
思わず腕に力がこもりすぎてしまったのだろう。
手元から、ゴキリ、と嫌に心地よい音が聞こえた。
思わず「しまった」と思ったが、もう遅かった。
ユニコは脱力したまま、二度三度ピクリピクリと痙攣をし、そしてそのまま動かなくなった。
「あーあ……壊れちゃった……」
俺は深いため息をつき、彼女と過ごした輝かしい過去に思いを馳せる。
そして、その美しい思い出に浸りながら、かつてユニコだった「それ」に向かって、静かに再び挿入した。
その中は──まだ、温かかった。