※この作品はR-18です。

ANOTHER WORLD『レイヤー・ゼロ』   作:坂本太郎

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 徐 依依(シュー・イーイー)(2037年)
 イチギョウ ルリ(2037年)


第九話:虚数領域の共犯者(2037年)

(「……システム同期率、正常値へ復帰。虚数領域のバッファ、クリア」

 

深夜の情報管理センター。カタガキ・ナオミがチーフ室を去った後、徐依依は一人、隔離室のメインコンソールに向かっていました。彼女の任務は、先ほどナオミが強行した不完全なサルベージ実験のログを消去し、監査の目を欺くこと。

 

しかし、依依が端末のセーフティを外し、アルタラ深層のデータ残滓をスキャンした瞬間、コンソールに異常な熱量(パルス)が走りました。ホログラムディスプレイの向こうに現れたのは、ナオミが去った後もなお、真っ白な虚数領域に一人取り残されていた大人の姿の『イチギョウ・ルリ』でした。

 

ルリのデータは、さっきまでナオミと激しく交わっていた官能の記憶――彼の大人の愛液や精液のコードを色濃く残したまま、未だにトんじまった状態で震えていたのです)

 

「……あなたが、カタガキチーフが人生のすべてを賭けて愛している、一行瑠璃」

 

依依はコンソールを見つめながら、自らの眼鏡をゆっくりと外しました。知的な瞳の奥に、嫉妬と、そしてナオミの「本物の愛」に触れたいという倒錯した情欲がメラメラと燃え上がります。

彼女はためらうことなく、自身の精神をその虚数領域へとダイレクトにリンク(ダイブ)させました。

 

真っ白な空間。現実の衣服のまま現れた依依の前に、一物も纏わぬまま、ナオミの残滓にまみれてぐったりと横たわるルリの肉体(データ)がありました。

 

「……だれ、ですか……? カタガキ、くんは……?」

ルリが潤んだ瞳で見上げます。その目元には、ナオミが愛した泣きぼくろが妖しく光っていました。

 

「チーフならもういないわ。ずるいわね、一行さん。データの中にいるだけで、あの冷徹な男にあんなに狂おしく愛されるなんて……」

 

依依はゆっくりと近づくと、タイトスカートの裾を気にすることもなくルリの身体に跨り、その白い顎を冷酷に持ち上げました。

 

「あなたのそのお腹の奥には、まだチーフが注いだ熱いデータの残滓がたっぷりと残っている……。ねぇ、私にもその感覚、半分分けて頂戴」

 

「っ……な、にを……ひゃんっ!?」

 

依依は自らのオフィススーツのポケットから、ハッキング用の微振動コードを組み込んだ電脳リモコンローターを取り出し、ナオミの汁で濡れそぼっているルリの秘丘へと、容赦なく押し当てました。

女同士の、ナオミという一人の男の愛を共有し、奪い合うための背徳的な電脳レズビアンが、静かに幕を開けたのです――。

 

電脳空間は完全に静寂に包まれていた。先程までナオミとルリが激しく愛し合った熱気が、まだ白い床に残留したまま。依依は靴音を立てて近づき、ぐったりと横たわる全裸のルリを見下ろした。その肌はナオミとの行為の名残で艶やかに光り、特に秘所は白濁した粘液で汚れていた。ナオミの精液とルリ自身の愛液が混ざり合い、官能的な匂いを放っている。

 

「あなたのそのお腹の奥には、まだチーフが注いだ熱いデータの残滓がたっぷりと残っている……。ねぇ、私にもその感覚、半分分けて頂戴」

 

「っ……な、にを……ひゃんっ!?」

 

依依は躊躇なくナオミの精液がたっぷりと付着したルリの秘裂に指を這わせた。指先に絡みつく白濁液の感触に、依依の口角が歪む。

 

「ふふ……すごいわ。チーフの出したお汁が、クチュクチュって音を立ててるわよ。あなたの身体はまだチーフを感じてるのね」

 

「やっ……あ…違う……っ」

 

ルリは弱々しく抗うが、依依は構わず指を深く沈めた。内部は未だ熱く、ナオミの形を覚えているかのように収縮する。

 

「でも安心して。私がちゃんと上書きしてあげるから」

依依はポケットから電脳ローターを取り出すと、ルリの敏感な豆に直接押し当てた。

 

「ひあぁっ! やめ……っ! カタガキくんのじゃ……ないのに……っ!」

高周波振動がルリの神経回路を直撃し、ナオミの記憶を快感のノイズで塗り潰していく。

 

依依はルリの両手を床に押し付け、膝を割り開いた。タイトスカートの裾から覗く脚が、ルリの下半身を固定する。ルリの秘裂からは、ナオミの精液とルリ自身の愛液が混ざったものが溢れ出し、床に卑猥な水溜りを作っていく。

 

「ほら、見てご覧なさい。あなたのここ、チーフの匂いでいっぱいよ」

依依は自らの指先をルリの鼻先に突き付けた。ナオミの精液の匂いが漂うそれに、ルリは嫌悪と混乱の入り混じった表情を見せる。

 

「あ……っ! カタガキくん……っ! やめてぇ……!」

しかし依依のローターの出力が急上昇すると同時に、ルリの声が甲高い悲鳴へと変わる。

「ひいぃっ! あっ! やっ! そこ……壊れちゃ……うっ!」

ローターの激しい振動がルリの尿道や子宮を直接刺激し、そのたびにルリの体がビクンビクンと痙攣する。涙で滲む視界に、ナオミの記憶がかき消されていく。

 

「ダメよ……こんなの……おかし……いぃぃーーーっ!!」

ルリの叫びとともに、彼女の秘部からローションのようなぬるぬるとした電子の分泌物が大量に溢れ出た。電脳空間の床に広がる白濁は、もはや誰のものかも分からないほど混ざり合っている。

 

「そうよ……これが本当の快感。チーフに愛されるよりも、私に支配される方が気持ちいいでしょう?」

依依は冷酷に言い放つと、ルリの上に覆い被さった。眼鏡越しに見える瞳は狂おしいほど輝いている。

「女の指で、もっと鳴きなさい」

「ひぃ……っ! やだ……やだぁ……! カタガキくん……っ!!」

 

「……はぁ、はぁ、っ……。いや、あぁっ……! カタガキくんじゃないのに……頭が、壊れちゃうぅぅーーーっっ!!」

「ふふ……すごいわ、一行さん。チーフに愛された身体は、女の指先だけでもこんなに溺れてしまうのね……っ」

 

真っ白な電脳空間の床の上で、二人は激しいレズビアン行為の余韻に身をよじっていました。

依依のオフィスブラウスはルリの激しい抵抗と愛液によって汚れ、引き裂かれたストッキングの間から、お互いの秘部が交わしたドロドロの分泌液が白く糸を引いていました。

 

ルリは目元の泣きぼくろを涙で濡らしながら、依依の胸元でビクンビクンと激しく痙攣し、中潮を吹いた後の脱力感に白目を剥いていました。ナオミの残滓を依依の指によって奥深くから掻き出され、それを自身の快感へと書き換えられてしまった背徳感は、ルリの精神データを限界まで昂ぶらせていたのです。

 

依依はぐったりとしたルリの、まだピクピクと震えるおへその周りを愛おしそうに指先で撫で、クスクスと勝利の笑みを浮かべました。

 

「これで、あなたと私はカタガキチーフを共有する『共犯者』……。このデータの繋がりは、誰にも消せないわ」

 

「……う、ん……。カタガキくんには……内緒、だよ……っ」

 

ルリは恥ずかしさに耐えかねるように、依依の首筋にそっと顔を埋めました。

依依がリンクを解除し、精神を現実へと戻すと、隔離室のコンソールには「整合性チェック完了」の文字が静かに点滅していました。

 

徐依依は、自分の指先に残る電脳のぬくもりと、一行瑠璃という少女の圧倒的なメスとしての甘いデータの残滓を確かめながら、夜のセンターのなかで、妖しく、満ち足りた微笑みを浮かべるのでした。

 

(第九話・完)

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