園田智代子さん、こっそりシャニPと付き合ってて中出ししてもらう 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
原作:アイドルマスターシャイニーカラーズ
タグ:R-18 アイドルマスターシャイニーカラーズ 園田智代子 Pドル
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「結局、私みたいな子とこう(制服プレイ、パイズリ、独占欲ほのめかしながらの膣内射精など)したいんですよね」って話です。
ご参考→https://skeb.jp/@freege_affected/works/81
これ https://h.syosetu.org/novel/325378/ もシャニP×智代子ズブズブえっちですがちょっと毛色が違います。
「やぁん!? プロデューサーさん揉むとこ違います~っ!」
「紛らわしいと思って……ぁいたっ! 違う、合図が紛らわしいと思ってただけだよ」
「語弊のある言い方しましたね、わざと。私が早とちりしてヘソを曲げちゃったらどうするんですか。えいっ、えいっ」
アイドル・園田智代子は担当プロデューサーに背中から抱きしめられ、ベストとブラウスごしに腹部を揉まれながら、それを振り払うかのように肘打ちしつつ肩や腰をひねった。文字通り〝ヘソを曲げ〟たつもりらしかった。膝丈のフレアスカートの裾が振られて、プロデューサーの脚をスラックス越しにくすぐった。
「早とちりって言ったら、俺がさっき早とちりしてたらどうしようかと思ったよ」
「さっきですか……〝プロデューサーさん、私、ちょっと食べすぎちゃったみたいで〟……プロデューサーさんの反応、見ものだったなぁ」
少し遅い時間で、他のアイドルや事務員たちがすでに帰宅していた。二人が283プロの執務兼談話スペースで、ビジネスパートナーとしては濃厚すぎるスキンシップをとっていても、誰からも注意を受けない。
その少し前、他のアイドルや事務員たちがまだ事務所にいたとき、智代子はプロデューサーの耳元で〝プロデューサーさん、私、ちょっと食べすぎちゃったみたいで〟とささやいた。それが二人の間だけで通じる〝今日セックスしたい〟の合図だった。
「本当に食べすぎちゃったときもそう言ってないか?」
「さぁ、どうでしょう? ほらほら、チェックしないと私の体がむちむちってなっちゃってるかもですよ~」
「チェックいたしますとも……これがプロデューサーの仕事と言うべきか怪しいが」
そして智代子はダイエットを兼ねた居残り練習をする、と――『プロデューサーさんに見ててもらわないと怠けたり挫けたりしちゃいそうでさ……』と――ユニットの他メンバーに告げた。
この日より前、合図を使いはじめた当初はメンバーのうち夏葉や樹里も付き合おうかと言ってきたが――『終わったあと私を送らせたらさすがに聖蹟桜ヶ丘まで戻るのに無理がある時間だし、まぁ、つまり残業も程々にしなさ~いって言いやすくするためってのが本当のところでさぁ』――そのうち智代子に全て任せるようになった。
「んふ~っ、やばいですねこれ」
「そんなにやばいかな……さっきと同じ手など食わないぞっ」
「くっ……お腹じゃなくて気分の話ですよ、かたやスタイル維持のため遅い時間に汗を流しているはずで、こなた私に付きあって残業しているはずが、実は二人でこっそり……罪悪感がですね、うわうわ」
この日のころ、プロデューサーがアイドルユニット・放課後クライマックスガールズを結成させて二度目の春を迎えていた。それまでに、彼が放って置くと過労死ラインを超えかねないことを彼女らは理解していた。さらに、過労に釘を差すのはユニット内では智代子の役目、という不文律ができていた。
それに便乗するつもりで智代子が例の合図を考えつき、今に至る。
「智代子はそれも楽しんでそうに見えるが」
「プロデューサーさんこそ。楽しめるぐらいひねくれてるでしょ」
「俺も体をひねったほうがいいかな?」
「あなたのワーカホリックって、純粋なモチベもあるんでしょうけど、自己犠牲に酔ってるふしを感じますし」
「いけないかな」
智代子は、体を好きに揉ませていたプロデューサーの手を、いきなりぎゅっと掴んだ。
「私には、いけないって言う資格があると思います」
「その心は」
「……ちょっとかっこいいかもぐらいに思ってた男の人から、半年も尽くされたら少しぐらいドキッとしますし……その流れが一年も続いたら体を許しちゃうなんて、普通の女の子ならありがちですよ~。覚えがあるでしょう?」
「ノーコメントで」
智代子の身長149センチに対し、プロデューサーの身長が頭二つほど高い。こうして立ったままくっついているとお互い顔が見えにくい。それでも彼の指や腕の反応から、今ドキッとしたんだな、と智代子は彼の顔を見もせずに信じられる。
「プロデューサーさんは、女の子から尽くされたり好きって言われたりしたら、逆に冷めちゃうタイプ? 私が言うのもなんですが、普通っぽくないですね~」
智代子が思った通りのタイミングで、思ったよりも少し強く彼から抱きしめられた。着衣のままなのに、もう体がつながってセックスを始めている気分になっていた。
「んふふ……あーあ、着替えはジャージがあるからいいか、とか思ってる手つきだ~」
「まさか。ジャージ姿の智代子を家まで送ってけってか」
智代子は上下どちらも中間色の春物の半袖ブラウスにフレアスカートの私服姿だった。カジュアルながら、二人が出会った時の智代子よりフェミニンできれいめに寄せたコーディネートだった。抱きしめられたり体をひねったりすれば、当然しわが寄っていた。
「こっち着て汗を流したってバレちゃいますねぇ……でもジャージは、なしですよ~、かわいい格好でえっちしたいですっ」
「ちょこ先輩は裸が一番かわいいと思います」
「そんなわけないでしょう、なんたって私はクラスに一人はいるらしいごく普通の女の子らしいですからねぇ」
「俺が言うのも何だが言葉の綾だろ、居てたまるか」
プロデューサーと肉体関係を持つようになってから、智代子は自分を普通の女の子と称する場面が増えた。
もともと智代子はそう自認していた。アイドルデビューにあたって〝クラスに一人はいるごく普通の女の子。明るく親しみやすい性格で、甘いものが大好き。名前にちなんで、チョコ好きアイドルを売りにしている〟と資料に書いたし、普通の女の子らしい可愛らしさと親近感を意識して武器にしていた。
しかし彼と二人きりのとき、それ以上の含みを持たせながら、自分を普通の女の子と称する。
「まぁ、ご安心くださいプロデューサー殿。この園田智代子に策がございます」
「前にツイスタで武士っぽいって言われたの気にしてるのかな」
「特別な着替えが、ございます」
「なんとっ、園田殿の神算鬼謀よ」
「しかしその策が成るには、プロデューサー殿のお力添えが必要で……やっぱり普通に」
「俺の協力、か」
プロデューサーはここで、〝もう私とどうセックスするかしか頭にないんでしょ〟などと智代子にからかわれるのは覚悟の上で、漫然と聞き返した。
「そうです。もうね、私ったら、プロデューサーさんと今日えっちするために家で服を準備してくるぐらい、ムラムラしてしまっているんですけれども」
「……けれども?」
からかわれてもしょうがないと半ば開き直っていた。
彼の鼻腔はさっきからずっと智代子の髪の甘ったるい匂いを嗅がされ続けている。服越しとはいえ、バストやヒップやウエストの柔らかさを堪能している。こうして彼自身の腕の中に収まってくれていて軽口や猥談に付き合ってくれている智代子の態度も〝早く押し倒して襲ってください〟とささやかれているも同然に思える。
〝私、ちょっと食べすぎ〟と聞かされた時点でそうなると予感し、そのまま智代子に流されている。
「それ以上にプロデューサーさんをからかって遊びたくてたまらないんです」
「最近、二人きりでしゃべる時間も取れなかったもんなぁ」
「毎日のように顔を合わせてるからかえって寂しいのかも……ああ、プロデューサーとアイドルなんだなぁって感じがして……そのおかげで燃える気もしますけどね……んっ」
智代子の気分を探るため、彼が黙って軽く服越しのバストトップを指先でくすぐる。
「どうし……ッ!? え、ええと、まだ……じゃない……こほんっ! おっほん!」
「お話を邪魔してごめんな」
智代子に手首を掴まれる。そのまま引き剥がされるかと思えば、智代子が黙って何度も力を込めて、彼の手をあちこち弄ぶ。
「……よし、決めました」
「どうからかうかは決めてなかったんだな」
「お互いのえっちなところを言い合って私をたまらなくさせたらいいですよっ……ほら、得意でしょ口説き! よっ待ってました!」
ここでは照れくさくなるんだ、セックスしたい合図が出せるのに……とプロデューサーは口に出しかけ、どうにか押し留めた。
「ええ、正直に言いますとも……プロデューサーさんの手が、あまりにえっちで、思いついたんですよ、さっきの」
「まずは智代子のお手本、拝聴いたしますとも」
「えープロデューサーさんのが早く聞きたいのにぃ……ま、いいですよ、私が言い出しっぺですからね」
智代子が、彼の手の甲に自分の手のひらを重ねかける。身長差相応に手の大きさも差がある。智代子が両手を使えば、どうにか彼の片手を覆える具合である。
「全然気にしてないつもりなんですよ、男の人の手とか。お父さんや弟とつないでたのなんて小さいころだし、同級生の男の子ってそんなに……あとアイドルになってからは握手会で妙に慣れちゃったり……でも、プロデューサーさんは、違うんです」
彼の爪が無難に短く切られ滑らかにやすりがけされていた。その爪を一本いっぽん、智代子が指先でなぞる。さらに指先でつついてぴょこぴょこ――(いつでも女の肌に触れられる、って感じですね?)――意味ありげに爪どうしをくっつける。
「プロデューサーさんの普通の動き、例えばカタカタってパソコン打ってる時とか、資料をぺらってめくったときとか……私のおっぱいもんでたときの形と似てるな、とか、あのぐらい曲がった形であそこをかき回されちゃったらどうしよう、とか思っちゃうんです」
彼の前腕がびくりと反応する。
「ここも、ダメ」
待ってました、とばかりに智代子の手がワイシャツごしに彼の前腕へ指を絡ませる。
「今はまだですけど、夏はプロデューサーさんもシャツをまくりますよね」
「肘ぐらいまでは」
「ダメ」
「えっ」
「手を動かすと、前腕の形が変わります。ほら、動かして見て」
智代子が促して、彼の指のうち、まず親指だけ、次に親指以外の四本を曲げさせる。手首も曲げさせたり、外転、内転させる。
「ね? 手首の小指側にぴょこって骨が出たり、内肘側に筋が浮いたり」
「確か、小指側に出る突起は尺骨の端っこで、内肘側の筋は……ええと」
「えっち! 他の人に見せちゃダメ」
彼は一瞬だけ冗談だと思った。智代子が笑っているのでは、と首を屈めて彼女の表情を窺おうとして、ある角度で止まる。
顔を正面から見るまでもなく、彼女の片方の目元や頬や唇の端だけで、本気で言っていると理解する。
「腕のこっち側も、絶対ダメ。私、わかるんです。こんなのでぎゅーってされたら女の子は……いや、ぎゅーってされるって想像させられただけで、ダメ」
「そんなぁ、俺は智代子に腕枕までしちゃったこともあるのに」
「だから私は自信を持って言えるんです、ダメ」
智代子がいきなり首を傾げ、彼はどきりとさせられる。もしこちらを向こうとした彼女と目が合って見つめられたら、口説くより前に押し倒してしまうかもしれない。
それを知ってか知らでか、智代子は彼の胸板に頬をくっつける。
「ぎゅーってされたら、といったらこっちも外せません。胸板です」
「俺、汗臭くないだろうか」
「ごつごつしてて分厚くて、でも、どきどきしてるの、伝わってきます。あざとい!」
「ここまで近かったら、眠っていても拍動が伝わりそうだよ」
「私はプロデューサーさんがすぅすぅ眠ってる時のリズムも知ってます、ふふふ」
ワイシャツの合わせ目を意味ありげに指さしたかと思えば、手のひらを彼の胸筋に添える。
「胸板と肋骨の間の、アンダーバスト? って感じのところにべこんって段差があると、その分、ああ分厚いんだなあ、って思います」
「あとで俺も智代子を同じぐらい照れくさくさせてやればいいのかな」
「言われ慣れてないんですか」
彼は胸板に智代子が頬を寄せながらしゃべってくるせいで、生理的な意味でもくすぐったくなる。
「どっしりしているようで、私とえっちするとき興奮して、その動きも大きい。私のせいで息が上がっちゃって、とかわかりやすい……ああ、今どんな顔をしているのか見たいっ」
「悶えるほどか?」
当然、智代子の女体も服越しにムギュムギュ押しつけられ、よりダイレクトに彼の性欲を煽る。
「……プロデューサーさんの固くて大きいところといえば、こっちは……ちょっと恥ずかしいなぁ」
「これじゃ、もう智代子には敵わないよ。こっちに血を取られちゃってさ」
スラックスごしの勃起も智代子の腰あたりに擦れて、彼の反応に智代子がくすくす笑う。
「普通に……正常位、って言いましたっけ……それでえっちするとき、ぐいぐいって、のしかかってもらったほうがいいです。腕も胸板も堪能できるし。眩しいのは玉に瑕です。寝っ転がってると天井の明かりが見えたり隠れたり、目にチカチカして気が散ります。消してくれたらいいのに」
「智代子のことを見ていたいんだ」
「体を見るだけなら他の時だってできます~」
彼も興奮しつつ、そのそばで微笑が込み上げてくる。
智代子は今こそこうしてセックスについていろいろ講釈してくれているが、ここからしっかり前戯を重ねてやれば、声が曇り、愛液をじわじわ溢れさせ、恥じらいつつ両脚を開く。約束したかのように毎回そうなる。
「それに、正常位でプロデューサーさんから私が見えたって、私からしたら逆光ですよ。自分ばっかり見てずるいっ」
「……暗くしたほうがいいかな」
「そうは言ってません~」
彼の中にこれまで智代子とした経験が湧きあがる。正常位で彼女を抱いている時に彼女の体を覆い隠すようにしてやると、膣内は強く執拗に収縮してペニスを絞ろうとするし、同時に手足をこちらの肩や腰に嬉々として絡めてくる。こうなるとつい応じて激しく抜き差ししてしまう。そうしても彼女がぴったりしがみついてくれて、そのまま最後まで達する。あとで背中につけられた引っかき傷に気づかないままシャツを着ようとして――『血じみ付いちゃいますよ!?』――その小さい体のどこにそんな力があるのか、と驚かされたこともある。
「プロデューサーさんはあんまり気になりませんか。私が上になることもありますよね」
「胸がゆさゆさ揺れるのにばっかり気を取られてしまう、と正直に言おうか」
「こ~ら~っ、それは開き直りって言うんですよっ」
騎乗位は、慣れてきたころ一度だけ背面を試した以外全て対面でしている。
「私から見ると、プロデューサーさんが気持ちよくなってるの、恥ずかしいぐらいわかっちゃうんですよ」
「前は、本当に気持ちいいですか……なんて聞かれたこともあったけど」
「そりゃあ、苦しいのかなぁって思ったこともありましたけど、もう今はわかっちゃってるんですもの」
智代子が彼の体の上に乗っていると、気分まで彼の上位だと感じられるらしい。これも彼は智代子とした経験から何となく察している。
「眉間にしわを寄せて、必死に射精を我慢してるの。日頃頼りにしてる人が、私の下でそんな情けない顔してるの、ちょっとおかしくなっちゃう」
「そこで智代子が笑うと、中が急にきゅって引き締まってさぁ」
「で、プロデューサーさん、歯を食いしばって声をこらえますよね。あんまりあからさまです。どれくらいで声が漏れちゃうか、私の中で賭けをしてるんです」
〝胸がゆさゆさ揺れるのにばっかり気を取られてしまう〟と彼に告白されるまでもなく、智代子もそれを理解していて、膣内とともにバストを使って主導権を握ってくる。騎乗位でパンパン激しめに動くとき、左右の二の腕でバストを横から軽く挟んで、縦にバストをぶるんぶるんと揺らして見せる。ほかには149センチの背丈ながら懸命に前のめりになって――ぱふぱふ、って言うんでしたっけ?――彼の顔にバストをくっつけようとしてくる。
「あと、もうダメ出しちゃうってとき……担当アイドルにこんなことされて、もう逃げられないって顔、してますよ」
「どんな顔なんだろうか……」
「それは私だけが知ってますっ。あと、上で焦らしてわざとゆっくり動くと、プロデューサーさん、もっと動いてって顔して……普段の頼もしい姿はどこいったんですか~? って笑っちゃいそうになります」
「実際よく笑ってると思うぞ」
言葉だけでなくプロデューサーの記憶でも、騎乗位している智代子は他の体位と比べてよく笑っていた。
「そりゃあ笑いますよ~。ふだんみんなに頼りにされてるプロデューサーさんが、私に馬乗りにされておちんちんいじられて〝くっ……!〟とか呻いてるんですもの」
「くっ……!」
「今のはちょっと違います」
「お耳汚ししました」
バストで彼の視線を釘付けにしながら膣肉とペニスを通して彼の感覚をも支配する。そういう感覚が格別らしい。
「ただ、ぎゅ~ってしにくいのとか、キスしにくいのは惜しいかなぁ。プロデューサーさんがちょっと分身してくれたらいいのに」
「俺は忍者かよ……そう考えると、こうやって後ろからってのは」
「顔も見えないし、奥にちょっぴり入りすぎる気がしますし」
後背位はそこまで好かないか、とついでに聞いてみると、彼の思った数倍ほど智代子が饒舌にしゃべりだす。
「後ろからじゃプロデューサーさんの顔が見えなくて、気分が……あと覆いかぶさられると、体がすっかりプロデューサーさんの重みでぎゅうぎゅう押されて、逃げ場がなさすぎて怖いぐらいです」
「智代子はバックがあまりお好きではない?」
「ん~怖いって言ってもあのゾクゾクする感じが、独特の……強いて言うならお化け屋敷とかホラー映画みたいに……こほんっ」
「俺も智代子の顔が見られないのは惜しいと思うね。枕に突っ伏しちゃうし」
「おかげでどんな顔をしちゃってるか気にしなくて済みますけど……あと、お尻とかお腹とか掴まれるのっ」
「くすぐったい?」
「プロデューサーさんの手が固くてごつごつしてるぶん、何だか私のそこがすごくむっちりしちゃってるって気分になるんですっ」
「触り心地はすごくいいよ」
「あと! 後ろからするプロデューサーさんってちょっと野蛮です! 触り方がムギュムギュって強引なのもそうだし、パンパンってすっかり自分のペースでやってくれちゃう!」
「……やっぱりあまりお好きではない?」
いきなり智代子が言葉を失う。といっても、うーんうーん、むにゃむにゃ、と言葉になっていない声で小さく唸り続けているので静かでもない。
「俺に聞かせてくれたお手本で、もう気分がたまらなくなってきちゃったかな」
「ここからはプロデューサーさんの番ですっ、待ってましたぁ~っ」
「口だけではちょっと難しいけれど、智代子のリクエストだ。がんばってみるか」
「どの口でそんなことを……んひゅうっ!?」
焦らされたプロデューサーに、いたずら心が湧く。
「……ちょっと近づいただけのつもりだったんだが」
「みっ耳は、ちょっと、ねぇっ!? 首もっ」
「智代子、なぁ智代子」
「はぅうぅ……」
智代子に手と腕を拘束されっぱなしなので、彼は首を傾げ背中を屈めて、智代子の耳元でささやいたり、彼女の後ろ髪やうなじの近くで湿った吐息を浴びせてやる。
智代子が彼の手や腕について評したのに負けず劣らず、こちらの刺激にも敏感らしいと彼は思っている。例えば以前、彼女に寝バックしている途中に腰を止めて息を整えていたとき、自分の呼吸のリズムに合わせて智代子が膣内をきゅうきゅう締めてきたこともあった。そのとき智代子が顔を埋めていた枕を事後に見るといつもよりも濡れてぐしょぐしょしていた。
「言い回しも智代子にとって大事なんだろう……けれど、こうやって、近いところで、低い声で、ってのも大事なんだよな」
「やぁ、やらぁっ、もうちょっとおしゃべりしてたいですぅ~……っひゅ……!」
智代子の拘束を引っ張るように強引に手を動かして、彼女のバストトップに指先を迫らせる。
「智代子?」
「っん……手は、動かしちゃ、ダメ、反則ですって……」
「いじられちゃうかと思った? 先っぽ」
「……知りませんっ」
智代子にそっぽを向かれる。後ろ髪の合間に真っ赤に染まった耳たぶが見える。そこにかぶりつきたくなるのを我慢したら、喉から妙な音が鳴った。それを聞いたらしき智代子の首筋や鎖骨近くの肌がぺこんと反応する。
「まだ服を着てるしブラも着けてるから、見えないけど、わかるんだ」
「く、ふふっ……透視できちゃうんですか、プロデューサーさんったら」
「見えないけど、そこに指先が近づくと、智代子が反応して、教えてくれる」
智代子の乳首は、可愛らしい顔立ちや大きなバストに比べると〝普通〟である。色は彼女の唇より少し薄い赤である。大きさも普通で――『プロデューサーさんに何度もされてるうちに……ぽってり、ぷっくりしてきちゃった気がするんですけど……』――普通より目立つと思う人もいるかもしれないが、それを判定しうるのはおそらく彼女自身とプロデューサーのみ。放クラのメンバーでもじっくり観察した経験はなさそうだった。
「それに、俺もここは特別だと思うんだ」
「……その心は?」
「俺はプロデューサーとして、アイドル・園田智代子の体をスチールやムービーで切り売りしているわけだが」
「生々しい言い方をしますね」
「ここは売れない、売らない。ご家族に見せられる仕事だけだ」
「乳首とかあそこじゃなければセーフってのもどうなんだろう、と思うこともありますが」
「そういう約束だからな……プロデューサーとアイドルでこうしてて、約束も何も、と思うこともあるが」
プロデューサーがそう言って聞かせた通り、智代子もそこを〝特別〟と感じているらしい。彼の指先がさらに迫ろうとすると、ついに彼の手を離して胸を隠すように両腕を前にクロスさせる。豊満なバストが細い腕でカバーしきれずムニュムニュとはみ出て、ゆったりしていた着衣が智代子の煽情的なシルエットに張りつく。
「んぁっ……!?」
「触ってないぞ」
「わかって、ますっ……」
どうやら乳首も腕のカバーからはみ出ていたらしい。解放された彼の指先が再びそこを窺う素振りを見せた瞬間、智代子が甲高い声とともに背中を反らせてしまう。
「弾みで触っちゃったのは、ルール違反にしないでほしいな」
「んっ、ふぁ……っわ、わかりました、よぅ……でもっ、今ちょっと、手ぇ、動かさないで、お願い」
「智代子はえっちだなぁ」
衣擦れと、智代子の籠もりぎみの吐息が折り重なって聞こえる。プロデューサーが彼女の手と腕に自分のそれらを絡ませると、彼女の重心が大げさにぐらつくのを感じ取れる。
「んあッ……ん、ふ……っ手ぇ、どけてくださいよぉ」
明らかに、プロデューサーの腕に智代子のそこを擦りつけている。フェミニンコーデがすっかりしわくちゃになっていた。
一瞬だけ、普段の智代子のように――〝あーあ、着替えはジャージがあるからいいか、とか思ってる〟――頬を膨らませて可愛らしく睨まれたらどうしよう、と心配する。
「智代子……?」
「あ、ダメ……これ、すっごく……っ」
衣擦れごとに、触ってはいけないというルールがどんどん有耶無耶になる。やがてプロデューサーがバストを揉んでいるのか、智代子が揉ませているのも曖昧になる。
智代子は自分でやっているくせに、いかにも焦れったげに喉奥で声を鳴らし、上半身どころか下半身までゆらゆらさせている。だらしなく不格好な動きに、彼が支えたままでいてくれるという彼女の信頼が透けていて、彼をますます昂らせる。
「いじってほしい?」
「プロデューサーさんの、手が、えっちなせいですぅっ……うぅう、直接でもないのにぃ」
「ブラごしでも触ってたら乳首がわかるようにならないかな」
「ふ、あっ、あぅ……そんなの、さすがにわからない……ですよ、ね?」
「わかるようになっちゃったら、どうしよう」
プロデューサーはつい職業病を催す。智代子の乳首や乳輪が、この着衣ごしにもわかるほどになってしまったらどうするか。衣装への影響を最小限にしなければならない。ニプレスでも特注にするのか。そんな注文があるのか。
「……そ、そこっ……んっ、んくっ、きもち……よくないけどっ、くせに、なるっ」
「立ったままだと辛い? 座ろうか」
「座ったら……まだ、ダメぇ……うぅうぅ」
智代子が肩やヒップもびくびくしているのが彼の胴体に伝わる。こっちが少し腰を落とせば尻コキのようなものだ、と彼の思考もだらしない方向に偏ってくる。
「智代子、触ってほしいのか?」
「っ……っうぅー……そんなんで、ほしい、って言うと思います~? 言ったら、私、おっぱいいじられてその気になっちゃう女の子じゃないですかぁ……ん、ダメ、んっ、はぅ、んっ……んぅうっ……!」
いじられる前から十分その気だったろう、と思いながら、彼は黙って智代子のバストをそれぞれの手のひらで包む。
ほんの少し指を曲げる。
「んひっ」
「ああ、ごめん、ちょっと力が」
思ったより智代子がぐらついて、愛撫を忘れ咄嗟に本気で抱きとめる。
「も、うっ……えっち、触っちゃ、だ……めぇっ、へんになっちゃう……んぅ……!」
「ダメって、どんな感じで?」
「は、あ、はひゅっ!?」
指先を改めて乳首に迫らせる動きだけで、腰と膝がガクガクと震えて崩れ落ちかけている。太腿もふくらはぎもムズムズして、靴下ごしにもつま先が悶えているように見える。
もう普通の着衣では、彼を前にした智代子の発情を隠せない。
「ダメ、ダメ……乳首、触られるかもって、プロデューサーさんにぃ……胸だけじゃなくて、頭がぽーっとして、あそこもきゅーってなって」
「もう脱いじゃおうか。俺も智代子の〝特別な着替え〟とやらが待ち遠しいよ」
「……そうですね、そういう話でしたね」
「おっぱい気持ちよすぎて忘れちゃった?」
「そんなわけ……! き、気持ちいぃ、ですっ、けどっ」
「えいっ」
「ひぃっ……♥ な、なんだぁ、声だけ……うぅうぅ~っ!」
「智代子のそういうところがえっち」
「プロデューサーさんがいじわるな男になっちゃったっ!」
「智代子、こういう悪い男に引っかかっちゃダメだぞ」
「ここで自虐したら私にも刺さっちゃうじゃないですかぁ~! っああっ♥」
「ごめん、また力が」
智代子の羞恥と意地とが、期待と興奮とに引きずり降ろされるように、彼女がへなへなと腰を抜かす。
間が悪いのか良いのか、腰が落ちていく拍子にスカートがめくれ上がって、智代子の下着が丸見えになってしまった。
「……これは、その……」
「着替えだけじゃなく、これも特別って感じがするね、智代子」
「そりゃあ、こっちのほうも準備しますよっ、褒めてくださいっ」
プロデューサーが一呼吸置いてから必要以上におどけてみせて、智代子もどうにか言葉を見つけた。今までのふざけ半分に対し、見えた下着がいきなり純粋に淫靡で、二人ともそれに一瞬飲まれていた。
「そう、そう、智代子はアンダーヘアもえっちだと思ってたんだよ」
「えっちじゃないアンダーヘアって逆になんですか」
智代子の下着は、色が白で穿きこみ丈がヘソの少し下までというところだけが大人しかった。
大部分が透かしの入ったレースで、プロデューサーが言う通りアンダーヘアがしっかり透けて見える。クロッチ部分は綿らしき生地でガードしているが、それも愛液をたっぷり吸ってしっとり色を変えている。これを選んだときの智代子が、もう散々に濡らされるつもりでいたと暴露していた。
「こっちも、見た目より……見た目は可愛らしいぐらいなんだが……反応がえっちだ」
「あっ、あっ、あっ」
乳首に直に触れるより先に、下着の中にするりと彼の手が滑りこんで、しっとりした恥丘の肌やぺったりした陰毛を撫でる。驚きと同時に智代子は〝反応〟してしまう。
「ここをくしゅくしゅっていじると、えっちだ」
「そこ、気持ちいい場所じゃないのに……っ」
撫でるたび、智代子が声を甲高く跳ねさせる。ふかふかしていた恥丘や下腹部がきゅうきゅう緊張して触り心地がほとんど別物に変わる。
「……見せちゃいけないところだと、特別に感じる?」
「はぅあッ……♥ い、言わない、でぇ……っ」
言葉と裏腹に、膣口が濡れそぼったクロッチごしにひくひく震える。へなへなと抜けたはずの腰が、彼の手を迎えるように浮いては沈む。
「もう〝たまらない〟かな、智代子」
「そこ、くしゅくしゅされてると、頭の中までされてるみたい、でっ」
智代子の両腿が閉じようとして、彼の腕や肩に止められ閉じきれず止まる。膝が曲がって彼の胴体に引っかかる。
「ここで気持ちよくなるの、恥ずかしいかな」
「だって、そんなの、普通じゃ……っんんっ……えぅ、うううーっ……!」
一度、智代子が陰毛愛撫を止めようと手を出してくるが、やがてその手を上げて口を押さえる。声が曇る。
「たまらなくなってくれるまで、いじってしまおうか」
智代子の膝がプロデューサーの腕を擦りながらカクカクと震える。履いていたスリッパが床に投げ出され、靴下が傷みそうな勢いで足先を悶えさせる。
「ぇふ、ぇう、あ、うっ……! ふーっ……ふーっ……♥」
抜けたはずの腰がもう何度か浮いて沈んだあと、智代子は火照った吐息のまま彼に腕も絡めた。
※
「なるほど、これは特別な着替えだ」
「……この間まで当たり前に着ていたのに、今は何だか恥ずかしいです~」
「でも着てくれるんだね、智代子」
「あれ以上あの服がクシャクシャになったら帰れなくなっちゃいますし」
智代子がいったん執務兼談話スペースから離れて、戻ってきて披露した〝特別な着替え〟は、紺色のブレザーに白いブラウス、ライトベージュのベストにチェックのプリーツスカートとスクールソックスで、つまりは彼女が通っていた高校の制服だった。
「前に、つい制服のまましようとしてダメだったとき、覚えてるよ」
「プロデューサーさんとえっちした服、学校に着てくなんて、考えただけで、なんか、ダメです」
「ただ、晴れて卒業したので解禁、と」
「そんなに制服でしたかったんですか?」
「率直に言って、見てるだけでドキドキしてしょうがない」
ついこの間まで、智代子は高校の制服で事務所に出入りすることもあった。ついそのまま及びそうになった時もあったが、智代子がどうしても許してやらなかった。
「プロデューサーさん、前から私のことをそうやって……こうしてたら、普通の女子高生ですよ、私だって」
「俺が学ランやブレザー着たらただのコスプレだよ」
「プロデューサーさんも昔は男子高校生だったんですよねぇ。高校生だったころ、クラスに私みたいな女の子がいて、その子とこうしたかったんですか?」
「……もちろんできなかったぞ」
智代子は羞恥心から気をそらすため、目前のプロデューサーを想像の中で背広から学ランに着替えさせる。何だかなじまない。身長が190センチほどある彼が、学ラン姿で休み時間に教室で男子生徒どうしでふざけあってるようすを想像する。違和感がある。女子のクラスメイトからすると、大柄な男性がそんな普通の男子高校生らしい振る舞いをしていたら、中肉中背よりかえって怖いかもしれない。
「まぁ、私は今のプロデューサーさんが好きですから」
「今さらなんだが、まさか今日帰る時、俺が背広を着て制服姿の智代子を送っていくのか?」
「職質食らっちゃいそうですね♥」
「何か楽しげな要素あったか?」
シャツとスラックス姿で智代子を眺めているプロデューサーの腕に、智代子は自分の腕を絡め、できるだけいかがわしい表情でしなだれかかる。仕事中は他人の目を気にして少しもいちゃつけない――この人が、私の、プロデューサーさんですっ――警官の前であれば、彼をかばうふりで少し過剰にいちゃついても見逃してもらえるだろうか。
「座って、膝の上、乗せてください」
心得た彼がソファに座り、少し照れくさげに両腕を広げる。智代子は今日初めて彼から見上げられ、心臓の下をムズムズくすぐられた心地になる。
浮ついた足取りで一歩二歩近づいて、身を屈めて、彼の膝上に体重を預ける。太腿や膝で彼の脚を挟む。
「ちゅっ……私たち、キスするにはこれがちょうどいいですね、やっぱり」
「制服姿の智代子とこうしてるだけで、やばいほど興奮する」
「キスしてる間、服は見えてないはずですが~?」
智代子が彼の膝に体重を預けながら自分の太腿を広げ、制服のスカートがさらにふわりと広がる。プロデューサーが智代子の後ろ髪の匂いを嗅いでいると、めくれあがったスカートからヒップと下着がはみ出しているのが見えた。
「髪もいいですけど、また、キスしたいです」
改めて両腕を彼の首に回し、顔を近づける。
吐息を交じり合わせたあと、改めて柔らかい唇を軽く重ねる。触れるだけの口づけを、仕掛けて、離す。触れ合う場所と面積を変えながら繰り返す。
「んんっ……ちょっと、おしゃべりが長かったかも」
「智代子ってさ」
「何でしょう?」
「匂いは桃とか葡萄だな、チョコじゃない」
「もうっ」
智代子が頬を膨らませてから、プロデューサーの唇を奪う。舌先で唇の間をこじ開け、にちゃ、と粘った水音が鳴る。
彼の手が彼女の細い腰を支える。重ね着の制服越しに指の固さが伝わる。
「ん……もうちょっと、ぎゅってして」
智代子が目を細め、唇を重ね直す。今度は少し長く、押しつけるように。舌先がそっと触れる。彼の舌がためらいがちに動き、彼女が応える。粘膜が絡み合って火照ってくる。
「プロデューサーさんのキスは、甘酸っぱい、です」
「智代子がそう感じてくれてるんだよ」
智代子の指がワイシャツの背中を掴んで、さっきの仕返しとばかりにしわを増やす。着衣を乱し合っていると、いよいよセックスという実感が高まってきてたまらなくなる。
「……んっ……」
智代子の吐息が乱れ、背中がわずかに反る。胸が彼の胸板に押しつけられる。
「……飲ませて」
舌の動きが深くなる。彼の唾液を引きずり出して、飲みこんで、智代子の喉が奥で小さく鳴る。腰がもぞもぞズレてスカートの裾がめくれ、彼のスラックスに太腿が密着する。
「ぴちゃ、れぢゅ、れぢゅ……ん、く、ん、んっう……♥」
もっと積極的に出てもいいらしい、とプロデューサーが思ったらしく、彼の片手が彼女の後頭部を撫でてから、手のひらと指をいっぱいに使って押さえてくる。
「んふ、はうぅ……ちゅっ、ちゅう……んっ♥」
頭が痺れる。
一瞬ふらついたあと、智代子もプロデューサーの肩と首に腕を絡め直す。腰を浮かせながら、太腿や膝で彼の脚を挟み直す。
舌がさらに深く侵入する。彼女の舌が絡みつき、ぬちゅぬちぬゅこすり合わせ、退いて、再び触れる。口内が熱く湿って、唇の間から飲みきれない唾液が一筋二筋と溢れてくる。
「ぢゅ、ちゅう、んぷ……んぷ、ふぁ……キスだけで、ぐちゃぐちゃに、なっちゃいますね……?」
言葉が熱を帯びる。目を閉じたまま、また唇を何度も重ねる。歯列をなぞる。舌を絡める。浅く、深く、お互い好きなようにリズムを変えて、変えられた側が舌で追いかける。
プロデューサーの手が智代子の背中を撫でる。背骨がしなって肩甲骨がびくりと動く。彼にも伝わってくれただろう。
「……脱がせて、プロデューサーさん」
「いいのか……?」
「あなたのために着たんです、あなたに脱がせてほしいです」
ディープキスの応酬が終わったそばから、今度は指を絡ませあう。どちらともなく手を上にもたげる。
両腕を高く掲げたままの智代子が笑って、彼の手を促す。
「脱がせられちゃうって、いよいよだなぁって感じで……本当にプロデューサーさんって、高校時代にこういう経験なかったんです?」
「バカなことばっかりやってた覚えがあるよ」
「そうなんです? 高校時代は勉強とか部活ばっかりしてたタイプかと」
「そんな真面目に見えるかな」
「今が仕事人間だし……」
ジャケットもベストもブラウスも脱いで、脱ぎ捨てるに近い勢いで畳んでそばのテーブルに置く。
「スカート、履いたままにしておきましょう」
「……確かに、そのほうが制服でしてる気分がするが」
「あと、さっきいっぱいくしゅくしゅしてくれましたけど」
「またああいうことしたければ、スカートめくってみろってことか」
智代子が、ぺろりと舌先で唇の端を舐めてみせながらプロデューサーの膝を下りた。それだけで彼のスラックスの内側が反応してしまった。
「じゃあ、プロデューサーさんも脱ぎ脱ぎしましょうねっ」
「……お姉ちゃんって感じがする」
「そりゃあ、弟だっていますもの……って、今はうちのことを思い出させるんじゃありません~っ」
ソファに座ったプロデューサーの前で、フロアに膝をついた智代子が促して、彼がスラックスと下着を脱ぐ。
「ふふ、触ってないのに、ちょっとおっきくなってる」
「うあ……っ!」
普段チョコ菓子の粒をつまむのがよく似合う白く小さな手と、桜貝のような爪とが、今はペニスを根本から掴み、舌先に引き寄せる。挨拶代わりとばかりに鈴口をチロチロねぶってやると、彼が思わず声を漏らす。
「もっとムクムクしちゃってくださいっ」
「智代子、いやらしい……こんなエロい子だったなんて」
「だって……人から好きになってもらいたいなら徹底的に、です。それがわかったんです」
ペニスがさらに勃起して猛々しくなるのと逆に、智代子の目元や頬が柔らかく緩む。
「どうです? おっぱい大好きプロデューサーさんにはこっちもあげちゃいましょうか。最近、Fでもちょっときついかなぁって感じで……確かめてみてくださいっ」
ブラをずらし、乳房でペニスを挟んで、笑いながら左右から圧迫する。わざわざ床に膝をついてまで足元に陣取ったのはこれが目的か、と彼に再認識させる。
キスも絡めつつパイズリ。
「んちゅっ、ちゅううーっ……じゅるっ……ふふ、ピクピクしてるっ」
間髪容れず上目遣いと挑発の言葉を投げつける。彼が声を殺しながら鼻息を荒くして、ペニスがピクンと跳ねて応じてくれる。
唇をぱっくり開けて亀頭にかぶりつく。頬を窄めて口粘膜を目一杯密着させて吸いあげる。
「うああおっ……!? 気持ち、良すぎる……!」
もともと売り物になるほど可愛らしい顔を惜しみなく歪めてフェラチオ顔を見せつける。乳房もパイズリでムギュムギュ押しつけて柔らかさを強調する。追い打ちに腰や太腿をくねらせスカートを揺らす。おまけにスクールソックスを履いたままのつま先と足裏でもくいくい挑発する。やりたい盛りの男子高校生だったら見落とすだろうが、彼なら全て見てくれるだろう。
「なぁに、もっと深く咥えてほしいんですか? こんなにおっきぃのに、わがままですねぇ」
ほんの一息愛撫を止めて、言葉にできなくてもやってほしいことは通じます、と見せつけながらディープスロートに転じる。
「はっ、はっ……んんん、ぶぉうふっ!」
息をしっかり吸いこんでから、むせるのも承知で一気に深くまで咥える。
「うぶふ、ぁはッ……むごぅぉっ……ほっ、ほっ、ぉほっ……!」
「ち、智代子っ」
可愛らしい顔を歪めてフェラチオするギャップで責めたら、次は可愛らしい声でえずくギャップで責める。いくら大好きなプロデューサーのものでも、先走りに塗れ勃起したペニスを喉奥まで突っこめば吐き気がする。よだれどころか涙や鼻水まで出てしまう。
可愛くなくなってしまっている、と一瞬ためらう。やるなら徹底的に、と言い聞かせてためらいを捨てる。
「ゔっ、むうゔ……今、普通で、いるつもりなんか、ないんですっ、私は」
眉尻が下げる。額からの脂汗が目に垂れてしみる。呼吸を整えるのもそこそこに唾液を上塗りし、再び飲みこむ。
「ぉん゙っ、んむ゙っ、ん……っ!!」
彼を見上げつつ、鼻をすぅはぁさせて頬をまた窄め、ペニスをねっとりと包む。さらに首や肩まで使って、ぐっちゅぬっちゅと大きなストロークのディープスロートを見舞う。
「ぅあっ、ああっ!?」
プロデューサーの悲鳴じみた叫びが、智代子を口からだけでなく耳からも痺れさせる。深く咥えたまま舌先を伸ばして陰嚢まで迫る。
「んぶゅゔぉぅ……ぢゅ、れぅ、むぢゅっ、んんぐ、ぁぷ……っ!」
「う、ぉあっ……! 智代子、出る、出るから……ッ!」
彼が降参してタップしてくる手を握って、止める。ペニスも両膝もがくんと跳ねて、びゅるっ、びゅるっ、と精液が噴き出す。
「あ、うぁ……!」
あまりに生臭くむせそうになるが、舌と頬裏とで唾液を絡めて薄めつつ、追い打ちでじゅるじゅる音を鳴らす。白く泡立った体液が口の端からこぼれ、ペニスの根本や彼の下半身を汚す。陰毛も汚れていく。
ようやくやり返した気分になってきて、口中に残った精液を舐め取って飲み下しつつ笑う。
「ぇゔっ、ぉ、んぐっ……っふ、ふ、ふうっ、どうですかっ」
「……やばい」
そのままプリーツスカートの端をつまんで持ち上げる。濡れた内腿と下着が丸見えになる。ふざけたカーテシーもあったもので、射精直後の脱力した彼も笑う。
「人から好きになってもらいたいなら徹底的に、です。誰かさんのおかげで、人から好きになってもらうプロですからね、私も」
立ち上がって、精液臭混じりのため息を彼の鼻先にわざと吐きかけると、彼の腕で膝上まで引きずりこまれた。
「結局、私みたいな子とこうしたいんですよね」
「……あ、智代子、ゴムが」
「何だ、忘れてると思ったのに」
「おい、ダメだ、生は」
「前みたいに子ども扱いしてみます? あーあ、私、もう高校は卒業しちゃったんだけどなー」
智代子はプリーツスカートをたくし上げ、愛液でずぶ濡れの下着を、プロデューサーのペニスの亀頭へぬるぬる押しつける。
「このままただの素股でも気持ちいいんでしょうけど」
「あっ、ぐっ……智代子、悪いっ、着けなきゃ」
「さっき、ぐぐってその腕で掴まれたとき、もうすっかり中出しされるつもりだったのになー」
「あ、あっ、っぅうっ……!」
「うわ~おちんちん敏感のよわよわですね、私のおっぱいのこと言えるんですか」
「智代子……!?」
今日一番の力を込めて、智代子はプロデューサーの肩と首に腕を絡め、顔を耳元まで近づけてささやく。
「それとも、ただ私のおまんこ使って気持ちよくなりたいってご気分ですか?」
「……無責任な大人だな、俺」
「女の人の中に出したことないんですか」
「……おい、何を言わせようとした智代子……待てっ」
下着をずらす。潤んだ割れ目をしっかり見られて、さすがに恥ずかしくなる。
羞恥も弾みにしてプロデューサーに迫る。
「ダメ、生は……あっ」
「私たち、ダメなんて、とっくに承知ですよねぇ、それじゃあ」
プロデューサーに対面座位でまたがる姿勢だと、近すぎてペニスも女陰も目視できない――『おっぱいがあって地味に難しいなと思うのが……鏡を使わないとあそこを目視しにくいことで……』とかつて彼に聞かせたこともあった――けれど、三日月のように上反りした大きなペニスの先端は、肌触りで探ればすぐだった。
「……ん゙、んン゙ッ……!? 出したばっかりなのに、おっきいし、かたぁい……♥」
「うあ、あ、ぉ……!」
ペニスが襞をかき分けてゆっくり入っていく。彼の震えも視線も体温も呼吸も、全て独り占めにして早くも有頂天になる。
「はうぅぅっ、んぅぅぅっ……あーっ、あっ、あははっ、プロデューサーさんの、えっち~っ!」
「……照れて済ませることじゃない、だろ……ぉおおッ!?」
挿れられたまま笑わされると、膣内がぎゅうぎゅう引き締まりすぎてしまう、と智代子は改めて学んだ。
「ねぇねぇプロデューサーさぁん、もう中に出しちゃいましょうよ~」
にちゃにちゃと水音がうるさくても確実に言葉が届くよう、耳元にキスする勢いでささやきを続ける。
「あああすご……締まって、中がうねって……!」
「んんんッ……反応がえっちなのはプロデューサーさんもです~っ」
プロデューサーからどう反応されても、ついうっかり、あるいは意図的にしっかり膣肉を引き締めてしまう。奥まで深くつながったまま腰をぬちぬちと小さく円を描いて揺らす。
「ほら、プロデューサーさんも、手、手ぇっ」
「智代子……!」
「こんな状態で、その腕でぎゅってされたら、私、イチコロですからっ!」
智代子が腰を沈めて膣肉でペニスをすっかり包んだまま、熱い粘膜をびくびく収縮させる。彼の息が荒くなるのを耳と肌で感じて膣肉が勝手に追い打ちして、ぐっと彼の肩に指を食いこませ押し留める。
膣内射精してもらわなければ堪えられないかもしれない。
「あるいは……プロデューサーさんに中出しをねだるアイドル失格の私を、ここから振り落としてみます?」
耳元に唇を寄せ、甘い吐息を吹きかける。声にならない彼の吐息が返ってきて、ますます勢いづく。
「そしたら、私は床に落ちた瞬間、ぺしゃんって潰れるんです。私も、プロデューサーさんのおかげで、弱々になっちゃったからっ」
今度は腰を前後に小さく揺する。またぬちゅ、ぬちゅ、と湿った音が響く。音は代わり映えしないが擦れるところが変わって、新鮮な快楽に手足の先から脳天まで痺れる。
愛液が溢れ、ズレた下着もくちゃくちゃのスカートも、普段なら談話に使われているソファもめちゃくちゃに濡らす。
「嫌ですよそんなの……ほら、プロデューサーさん、ぎゅってして、間違って落ちちゃわないように」
プロデューサーの腕が絡んでくれるのを待たず、智代子は上下に腰の動きを速める。パン、パン、と肉がぶつかる音が響いて制服のプリーツがはためく。
「ほら、ほらっ、ぎゅってしたら、私を止められるかも、ですよっ」
智代子の吐息が熱を帯びる。膣肉が擦れながら収縮を繰り返して、彼のペニスを否応なく射精へ向けて追いこむ。長く大きな竿がしなって奥にコツコツ当たる感触が彼女の下腹部を奥まで熱くする。
「そう、そう、近いんだからキスも……」
「智代子、ま、待って」
「パンパンしたままだと、歯がガチガチってなっちゃいますね……ぴちゃ、れぢゅ、れぢゅ……ん、く、ん、んっう……♥」
彼女は両腕で彼の首を抱き、唇を重ねる。舌を深く絡め、唾液を交わす。キスの合間に彼の呻きを飲み干す。
「んっ……ちゅ、ぷはっ……プロデューサーさんの顔、余裕なさすぎて笑っちゃいそう」
「余裕があるわけないだろ……」
「その分、本気って感じです」
智代子がより深く迎え入れるよう体重をかける。ペニスの先端が奥の壁を押し上げて、彼女の背筋が反る。
「あっ、あ……ここ、いつもよりぐりぐりくる……♥」
プロデューサーの胸板に智代子のバストがぶつかってムニュムニュ形を変える。肩幅、胸郭の幅は彼が圧倒的だが、バストのボリュームと弾力で彼が半ば押し負ける。
「これじゃあ、心臓のドキドキ、伝わりませんねぇ」
「……頸動脈でも触ってみるか?」
「まだ冗談は言えますか」
膣肉が彼を包んだまま、ゆるやかに締めては緩める。彼の反応を丹念に拾い集める。眉間のしわ、震える息、腕と指、そしてもちろん一番奥まで迎え入れているペニスも、残らず感じ取る。
「もっと聞かせて、プロデューサーさん」
「だから、中、は……っくッ……」
「ほら、それ、いいっ……だから対面座位が一番好きっ、プロデューサーさんが……んんひゃぅっ」
「む、ぐ……ふぁ、あぅ……!?」
「……うぇえ、ひたはんゃいまひらぁ」
舌を噛んだ拍子にも強く締めつけて、ひとしきり苦笑いで見つめ合う。
それから智代子は何も言わず、唐突に彼の首筋に顔を寄せる。
「これからは、どんな顔しちゃうかわからないから、見ないで」
腕で強く抱きつきながら、足、腰を縦横に使って膣肉でペニスをしごく。
「ふーッ、ひーッ……ふ、ふふふっ、赤ちゃん産むときってこんな感じですかねっ、ぁははっ♥」
「う、ぐ……く……ぅッ……ぁ、ぅ……ッ」
智代子は首筋に頬を押しつけたまま腰を激しく動かす。首筋でも彼の脈拍が感じられて、膣肉がペニスをしごく勢いもますます強くなる。
「もう、余裕、ありません、ね」
覚束ない呼吸で視界に白い星がちらつく。それでもペニスを咥えたまま腰を浅く上下させる。亀頭と子宮口とがコリコリと当たり、焼け付く快楽に膣がペニスを締めつけたままよじれる。
ここまでの刺激にはさすがに抗えない。
「ぁイク、イクっ……!!」
「まだ、まだ……もっと、出してっ」
どくどくと膣内射精するプロデューサーにのしかかりながら、足に力を込めて抜き差しのストロークを大きくする。ぐじゅ、ぬぢゅ、と水音が吐息ともみくちゃになって二人の耳に流れこむ。それも意識から消し飛びかねない快楽と衝動がセックスを促す。
「はうぅっくぅっ!? あ、あっあっああっ」
「あうっ、ふぁあっ、ああ……まだ、まだ、もっと……一回だけなんて、ダメぇっ……!」
もう何度かプロデューサーの精液を膣内で搾り取った智代子は、到底〝普通〟ではなかったが、それを知っているのは彼だけだった。
※
「おねだりされたからって中に出すなんて軽率じゃありません? チョロい人ですね」
「……それは、そうだな」
「不服ですか? あ、不服と言えば」
「いたっ!? こら、どこ抓ってるんだよっ」
「さっき、私のあそこの毛をチラッと見て笑いかけましたね! 何がそんなにおかしかったんですか~っ!」
「だって、石鹸みたいに泡立っててさ……そりゃあ、えっちに濡らしてからあれだけ激しく擦ってれば……なんて」
プロデューサーは智代子から耳元でぷりぷり説教されていたが、むしろ気分が浮ついてしょうがなかった。というのも、彼女が彼の膝に乗って抱きついたままだったし、精液を胎内にためたままだった。こんな相手からお説教されて何か悔い改めるなんて彼でなくとも無理な話だった。
「い、今っ、笑っちゃいそうなのをぎゅってしてごまかしましたね!?」
「そんなこたぁないよ、ないって」
「私の目を見て言ってください! あ、ぎゅっとしたままで」
「俺は背中にも目をつける必要がありそうだな」
むしろ彼は、智代子のお説教から、悔恨を薄れさせようという意図さえ感じた。
「もし笑ってたら、あなたの手を握って産婦人科まで引っ張っていきます。受付で、この人の赤ちゃんを産むんで来ました! って顔します」
「……俺はどんな顔をして付いていけばいいんだろうなぁ」
「そんなにおかしいですか……もうっ、だったら、これから女の人とこういう雰囲気になるたびに、おかしな私のことを思い出して笑ってしまえばいい」
「智代子の顔を見るたびに思い出しちゃったらどうしよう」
「……他に思い出すこともいっぱいあるでしょうが~っ」
首根っこを何度か抓りあったあと、不意に智代子が腕をほどいた。膝の上から下ろしていいかどうか、彼は迷って、その間に智代子が自分からするりと下りた。
「シャワーが済むまで私の顔を見ないでくださいね、ぐしゃぐしゃだから」
私もプロデューサーさんの顔、見ないであげますから――と、無言で続けられた気がした。
(おしまい)